JPH06232692A - ディジタルフィルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置 - Google Patents
ディジタルフィルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置Info
- Publication number
- JPH06232692A JPH06232692A JP5034497A JP3449793A JPH06232692A JP H06232692 A JPH06232692 A JP H06232692A JP 5034497 A JP5034497 A JP 5034497A JP 3449793 A JP3449793 A JP 3449793A JP H06232692 A JPH06232692 A JP H06232692A
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- digital filter
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Abstract
ルタを集積回路化する際に、回路規模の減少を図る。 【構成】フィルタ係数が整数である前置フィルタで概略
の特性を得る。次に、この前置フィルタの特性を総合特
性が所望の特性を満足するように等化フィルタで等化す
る。このようにディジタルフィルタを設計すると、タッ
プ数が減少し、乗算器の数を減らせ、回路規模が減少さ
れる。
Description
の設計方法及びディジタルフィルタ装置に関するもの
で、特に、連立チェビシェフ特性のディジタルフィルタ
を集積回路化する際の回路規模の削減に係わる。
ィジタルフィルタを実現する場合、要求される仕様に従
ってフィルタを直接設計し、設計されたフィルタをハー
ドウェア化していた。このようにして実現されるディジ
タルフィルタのタップ数は、その仕様に基づいて設計さ
れた数となる。FIR型ディジタルフィルタは、各タッ
プ出力に係数を乗算し、これらを加算する構成とされ
る。このため、タップ数に対応した数の乗算器が必要で
ある。
れる仕様に従ってディジタルフィルタを直接設計する
と、タップ数が非常に大きくなる場合がある。この場
合、多数の乗算器が必要になる。ディジタルフィルタを
集積回路化する場合、乗算器の数が増加すると、非常に
大きな回路規模が要求される。
数を減少でき、回路規模の削減が図れるディジタルフィ
ルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置を提供する
ことにある。
は、フィルタ係数が整数である前置フィルタで概略の周
波数特性を得て、等化フィルタで前置フィルタの特性を
等化し、総合特性が所望の特性を満足するようにしたデ
ィジタルフィルタの設計方法である。
整数である前置フィルタで概略の周波数特性を得て、等
化フィルタで前置フィルタの特性を等化し、総合特性が
所望の特性を満足するようにして構成されたディジタル
フィルタ装置である。
ルタから概略の周波数特性を求め、総合特性が連立チェ
ビシェフ特性となるように、その特性を等化し、総合特
性として仕様を満足するフィルタを実現している。この
ように、整数近似の前置フィルタを掛けて概略の周波数
特性を求めてから、総合特性が仕様を満足するように等
化することで、タップ数が減少され、従来に比べて乗算
器の数を減少できる。
る。この発明では、先ず整数係数の前置フィルタで特性
を近似した後、総合特性が要求される仕様となるよう
に、整数係数の前置フィルタの特性を等化している。
ように、2つの伝達関数の掛算で表される。 H(Z)=F(Z)・G(Z) …(1)
は、係数対称のFIRフィルタで実現されるとする。伝
達関数F(Z)及びG(Z)を実現するフィルタのう
ち、一方の伝達関数G(Z)を実現するフィルタは、タ
ップ数がmであり、整数係数であるとする。他方の伝達
関数F(Z)を実現するフィルタは、タップ数がnであ
り、浮動小数点係数であるとする。以下、伝達関数G
(Z)を実現する整数係数のフィルタを前置フィルタ、
伝達関数F(Z)を実現する浮動小数点係数のフィルタ
を等化フィルタと呼ぶことにする。
であるから、
ィルタであるから、
場合、
の場合、
場合、
は(6)式)が与えられたとき、等化フィルタで、通過
域での誤差を等リップル、阻止域の最大誤差が所定の値
になるように等化する方法について説明する。
場合 na=(n+1)/2 nが偶数の場合 na=n/2
過域に対する方程式の数npに分ける。 ns+np=na+1 …(12)
作る。 ω1 (=ωp ),ω2 ,ω,…,ωnp(=0) を適当にとる。なお、ω1 =ωp は、通過域エッジの周
波数である。 F(ωi )・G(ωi )=1+(−1)i δ …(13) i=1,2,,np これは、dk (k=1,2,…,na)及びδに関する
連立一次方程式になる。ωi が決まればG(ωi )は定
数になる。
に作る。 ωnp+1(ω=s ),ωnp+2,…,ωnp+ns …(14) を適当にとる。
の誤差の大きさは、下式のようになる。
1,2,3,…,na)及びδのna+1個の変数の連
立一次方程式として解く。
して(13)式を作成する。
差の大きいほうからns個の周波数を ωnp+1〜ωnp+ns として、その誤差の符号が変わらないように、(16)
式を作成する。
大誤差はdsとなり、通過域は等リップルとすることが
できる。図1は、以上の設計方法をフローチャートで示
したものである。
を満たすディジタルフィルタを設計するとする。
ルタを連立チェビシェフ特性となるように直接設計した
場合の周波数特性を示すものである。図2において、横
軸は周波数、縦軸はゲインを示す。この時、タップ数は
27であり、通過域でのリップルは±0.084dB、
阻止域でのリップルは−42dBである。
において、先ず伝達関数G1の前置フィルタの係数とし
て、1,0,−3,0,10,16,10,0,−3,
0,1を与える。図3は、この伝達関数G1の前置フィ
ルタの周波数特性を示すものである。
を、伝達関数F1の等化フィルタにより等化する。図4
は、伝達関数G1の整数係数のフィルタを伝達関数F1
のフィルタで等化したときの総合周波数特性を示すもの
である。このとき、伝達関数F1のフィルタのタップ数
は20になる。直接設計したフィルタは上述のようにタ
ップ数が27であるから、タップ数が減少する。この総
合特性での通過域でのリップルは±0.076dB、阻
止域でのリップルは−40dBとなる。
ィルタを用いるとする。
る。次にこの伝達関数G2の前置フィルタを伝達関数F
2のイコライザで等化する。図6は、この時の総合周波
数特性を示すものである。このフィルタのタップ数は1
7であり、通過域でのリップルは±0.099dB、阻
止域でのリップルは−40dBである。図7は、総合周
波数特性の通過域の特性を示す。図7から、通過域では
チェビシェフ近似されていることが分かる。
る整数係数の前置フィルタから概略の周波数特性を求
め、総合特性が連立チェビシェフ特性となるように、そ
の特性を等化し、総合特性として仕様を満足するフィル
タを実現している。このように、整数近似の前置フィル
タを掛けて概略の周波数特性を求めてから、総合特性が
仕様を満足するように等化することで、タップ数が減少
し、従来に比べて乗算器の数を減少できる。
ートである。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルタ係数が整数である前置フィルタ
で概略の特性を得て、上記前置フィルタの特性を総合特
性が所望の特性を満足するように等化フィルタで等化す
るようにしたディジタルフィルタの設計方法。 - 【請求項2】 フィルタ係数が整数である前置フィルタ
で概略の特性を得て、上記前置フィルタの特性を総合特
性が所望の特性を満足するように等化フィルタで等化す
るようにしたて構成されたディジタルフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034497A JPH06232692A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ディジタルフィルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034497A JPH06232692A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ディジタルフィルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232692A true JPH06232692A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12415894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5034497A Pending JPH06232692A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ディジタルフィルタの設計方法及びディジタルフィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06232692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3919636A1 (de) * | 1988-06-16 | 1989-12-28 | Tdk Corp | Geraet zur montage elektronischer komponenten |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5034497A patent/JPH06232692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3919636A1 (de) * | 1988-06-16 | 1989-12-28 | Tdk Corp | Geraet zur montage elektronischer komponenten |
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