JPH06231553A - ヘッド位置決め制御装置 - Google Patents

ヘッド位置決め制御装置

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JPH06231553A
JPH06231553A JP1654493A JP1654493A JPH06231553A JP H06231553 A JPH06231553 A JP H06231553A JP 1654493 A JP1654493 A JP 1654493A JP 1654493 A JP1654493 A JP 1654493A JP H06231553 A JPH06231553 A JP H06231553A
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JP
Japan
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head
fine movement
feedforward
movement actuator
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JP1654493A
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Susumu Hasegawa
進 長谷川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド位置決め制御装置に関し、セクタサー
ボ方式のディスク装置で位置決め精度の向上が可能なヘ
ッド位置決め制御装置の提供を目的とする。 【構成】 データヘッド1を有するアーム2を備えたV
CM3を駆動する粗位置決め制御系4と、微動アクチュ
エータ5を駆動する微小位置決め制御系6の二重サーボ
系を持つ磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御装置
を、微動アクチュエータ制御回路7に並列な微動アクチ
ュエータ5のフィードフォワード制御手段11と、スピン
ドル回転同期外乱データを記憶する外乱データ記憶手段
12と、外乱データ記憶手段12に記憶されたデータに応じ
てフィードフォワード量を演算するフィードフォワード
信号発生手段13と、出力切換手段14とから構成し、微動
アクチュエータ5を外乱判定モード時に微動アクチュエ
ータ制御回路7で駆動し、制御モード時にフィードフォ
ワード制御手段11で駆動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体面上の一部にデ
ータヘッドの位置決め情報(セクターサーボ情報)を有
し、なおかつデータヘッドがそれぞれ微動可能な機構を
有する磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御方式に関
する。磁気ディスク装置の高記録密度化の流れに伴い、
磁気ディスク上のデータトラック幅は現在の10〜15
μmのレベルから5〜8μmまで狭まり、更に、現状の
光ディスク装置と同等となる1〜2μmのレベルまで近
い将来において狭まることが予想される。これに対し、
データヘッドの位置決め精度を現状の±0.5μmのレ
ベルから、更に上げるには、閉ループ系のサーボ帯域を
現状の400〜600Hz付近から一気に1kHz以上
に上げる必要がある。
【0002】一方、現在の複数データヘッドを含むアク
チュエータ全体を一度にVCM(ボイスコイルモータ)
で駆動する方式において、前述のサーボ帯域を1kHz
以上に上げると、アクチュエータの共振点の影響により
閉ループ系が発振してしまい、高い位置決め精度が達成
できない。そこで、各データヘッドに微動機構を設け、
現在光ディスク装置で行われているような二重サーボ系
を構成することにより、高剛性軽量の微動アクチュエー
タのサーボ帯域を上げたヘッド位置決め制御装置が望ま
れている。
【0003】
【従来の技術】図9は磁気ディスク装置における従来の
二重サーボ系の構成の概略を示すものであり、図におい
て、1はデータヘッド、2は揺動アーム、3はアーム2
を駆動するボイスコイルモータ、5はアーム2に取り付
けられた微動アクチュエータである。ボイスコイルモー
タ3は、データヘッド1から読み出されたトラック情報
により、粗位置決め制御系4によって駆動される。ま
た、データヘッド1から読み出されたトラック情報は、
この粗位置決め制御系4に並列に設けられた微小位置決
め制御系7に入力され、この微小位置決め制御系7によ
って微動アクチュエータ5が駆動される。
【0004】ここで、微動アクチュエータ5としては、
電圧変位素子であるピエゾ(PZT)アクチュエータが
一般に使われることが多い。そして、データヘッド1は
ボイスコイルモータ3によって粗位置決めがなされた後
に、ボイスコイルモータ3とは独立に動くことができる
微動アクチュエータ5により微小位置決めされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な二
重サーボ系においては、微動側であるデータヘッドのト
ラック中心からの位置誤差を得るためのサーボ情報は、
データディスク面に予めほぼ連続して記録されているこ
とが前提となっている。この理由は、サーボ位置情報が
離散的にしか得られない場合にはサーボ情報読み取りの
時間遅れ(系の位相遅れ)が生じ、それによって実現さ
れるサーボ帯域に限界が生ずるからである。
【0006】しかしながら、磁気ディスク装置によって
は、例えば、セクタサーボ方式の磁気ディスク装置のよ
うに、サーボ情報がディスク面を等分割した各セクタの
一部にしか書かれていない場合がある。このような場合
は、前述の理由によりサーボ面サーボよりデータ量が少
ないことからサーボ帯域を上げることができず、位置決
め精度を悪化させる主たる要因である低域外乱(スピン
ドル回転周波数に同期)を十分に抑制することはできな
い恐れがある。
【0007】そこで、本発明は、セクタサーボ方式の磁
気ディスク装置のように、サーボ情報がディスク面を等
分割した各セクタの一部にしか書かれていない場合にお
いても、位置決め精度を悪化させる主たる要因である低
域外乱を十分に抑制することができ、ヘッドの位置決め
精度を向上させることが可能なヘッド位置決め制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のヘッド位置決め制御装置の第1の形態の構成が図1
に示される。図1に示すように、本発明の第1の形態で
は、データヘッド1を先端部に有するアーム2が少なく
とも1つ取り付けられたボイスコイルモータ3を備え、
このボイスコイルモータ3を駆動してデータヘッド1の
閉ループ制御を行う粗位置決め制御系4、および、ボイ
スコイルモータ3の動きとは独立にデータヘッド1を微
動させることができる微動アクチュエータ5をアームあ
るいはヘッド支持ばね部に備え、データヘッド1のトラ
ック中心からの位置誤差を、データ面に部分的に記録さ
れたサーボ情報により検出して微動アクチュエータ5を
駆動する微動アクチュエータ制御回路7を備えた微小位
置決め制御系6、の二重サーボ系を備える磁気ディスク
装置におけるヘッド位置決め制御装置において、微小位
置決め制御系6に、微動アクチュエータ制御回路7に並
列に設けられた微動アクチュエータ5のフィードフォワ
ード制御手段11と、このフィードフォワード制御手段
11に設けられ、外乱判定モード時にディスクの所定回
数の回転から得られたディスク偏心及び熱膨張に起因す
るスピンドル回転同期外乱データを記憶する外乱データ
記憶手段12と、フィードフォワード制御装置11に設
けられ、外乱データ記憶手段12に記憶されたデータに
応じてフィードフォワード量を演算するフィードフォワ
ード信号発生手段13と、外乱判定モード時に微動アク
チュエータ制御回路7を微動アクチュエータ5に接続
し、制御モード時にフィードフォワード制御手段11の
出力を微動アクチュエータ5に接続する出力切換手段1
4とを備え、微動アクチュエータ5の制御をフィードフ
ォワード制御手段11によって行うことを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明の第2の形態のヘッド位置決
め制御装置では、出力切換手段14の代わりに、外乱判
定モード時に微動アクチュエータ制御回路7とフィード
フォワード制御手段11の出力を加算して微動アクチュ
エータ5に出力する出力加算手段15が備えられ、微小
位置決め制御系6にフィードフォワード制御を付加する
ことによって微動アクチュエータ5の駆動を行うことを
特徴としている。
【0010】スピンドル回転同期外乱は、フィードフォ
ワード制御手段11を切り離した状態で各セクタ毎のデ
ータヘッド位置誤差の平均値として計算し、外乱データ
記憶手段12に記憶するようにしても良い。また、フィ
ードフォワード信号発生手段13は、外乱データ記憶手
段12に記憶したデータに一定ゲインを乗算して各セク
タ毎にフィードフォワード量を出力しても良い。更に、
フィードフォワード信号発生手段13は、外乱データ記
憶手段12に記憶したデータに一定ゲインを乗算し、ロ
ーパスフィルタを通して各セクタ毎にフィードフォワー
ド量を出力するように構成しても良い。
【0011】なお、本発明は、磁気ディスク装置にサー
ボディスクが設けられ、粗位置決め制御系7がこのサー
ボディスクのサーボトラックにサーボヘッドを位置決め
制御し、微小位置決め制御系6が、データディスクのデ
ータトラックにデータヘッド1を位置決め制御するもの
にも適用できる。
【0012】
【作用】本発明のヘッド位置決め制御装置によれば、ス
ピンドル回転同期外乱が周期的であり、予め測定可能で
あることを利用しているので、微動アクチュエータ制御
系のフィードバック系のサーボ帯域が十分とれない場合
においても、スピンドル回転同期外乱抑制信号をフィー
ドフォワード信号として微動アクチュエータ系に加える
ことにより、データヘッドの位置決め精度が向上する。
そして、スピンドル回転同期外乱の検出は、各セクタに
おいてそれぞれ過去数回分のデータヘッドの位置決め誤
差を記憶し、それらを平均処理することにより行うこと
ができ、周期的外乱量が決定できる。また、一度この処
理で決定された周期的外乱を用いたフィードフォワード
信号を微動アクチュエータ駆動回路に、各セクタ毎に加
えることによってスピンドル回転同期周波数のゲインを
等価的に上げることができ、外乱抑制効果が得られる。
【0013】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明のヘッド位置決め制御装置の
一実施例の構成を示すものである。図において、1はデ
ータヘッド、2は揺動アーム、3はアーム2を駆動する
ボイスコイルモータ、5はアーム2に取り付けられた微
動アクチュエータである。微動アクチュエータ5として
は、電圧変位素子であるピエゾ(PZT)アクチュエー
タがこの実施例では使用されている。
【0014】ボイスコイルモータ3は、データヘッド1
から読み出されたトラック情報を基にして粗位置決め制
御系4によって駆動され、微動アクチュエータ5は同じ
くデータヘッド1から読み出されたトラック情報によ
り、この粗位置決め制御系4に並列に設けられた微小位
置決め制御系6によって駆動される。この結果、データ
ヘッド1はボイスコイルモータ3によって粗位置決めが
なされた後に、ボイスコイルモータ3とは独立に動くこ
とができる微動アクチュエータ5により微小位置決めさ
れる。
【0015】一方、この様な二重サーボ系における微動
側であるデータヘッドのトラック中心からの位置誤差を
得るためのサーボ情報は、データディスク面に予めほぼ
連続して記録されていることが前提となっており、この
条件はサーボディスクを備えた磁気ディスク装置では実
現可能であるが、セクタサーボ方式の磁気ディスク装置
のように、サーボ情報がディスク面を等分割した各セク
タの一部にしか書かれていない場合には、データ量が少
ないことから困難であった。
【0016】そこで、この実施例では、微小位置決め制
御系6内に設けられている微動アクチュエータ制御回路
7に並列にフィードフォワード制御回路20が設けられ
ている。このフィードフォワード制御回路20にはメモ
リ21とフィードフォワード(F/F)信号発生器22
とがあり、メモリ21の入力側と出力側にはそれぞれオ
ンオフスイッチSW1,SW2がある。そして、このフ
ィードフォワード制御回路20の入力側は微動アクチュ
エータ制御回路7の入力側に接続されているが、出力側
は切換スイッチSW3によって何れか一方の出力が微動
アクチュエータ5に入力されるように切り換えられるよ
うになっている。
【0017】次に、以上のように構成されたヘッド位置
決め制御装置の動作について説明する。この実施例のヘ
ッド位置決め制御装置には、位置決め誤差読み取りモー
ドとフィードフォワード制御モードがあり、位置決め誤
差読み取りモードの状態を図2に、フィードフォワード
制御モードの状態を図3に示す。図2の位置決め誤差読
み取りモードでは、スイッチSW1がオン、スイッチS
W2がオフしており、スイッチSW3は微動アクチュエ
ータ制御回路7の出力側に接続されている。この状態で
はディスク装置の外乱判定が行われ、ディスクの所定回
数の回転から得られたディスク偏心及び熱膨張に起因す
るスピンドル回転同期外乱データがメモリ21に格納さ
れる。
【0018】図4にこのディスク偏心及び熱膨張に起因
するスピンドル回転同期外乱データ、すなわち、各セク
タ毎のデータヘッドの位置決め誤差の一例を示す。そし
て、このような各セクタ毎のデータヘッド位置決め誤差
は、各セクタ毎の値として図5に示すような配列で示さ
れるデータ群としてメモリ21に記憶される。この実施
例では、ディスクの1周に20のセクタがあり、ディス
クの5回転分の各セクタのデータが記憶され、その平均
値が演算されて周期的外乱量が決定される。
【0019】このようにして周期的外乱量が決定される
と図3に示すフィードフォワード制御モードに移る。こ
のフィードフォワード制御モードでは、スイッチSW1
がオフ、スイッチSW2がオンしており、スイッチSW
3の接続が微動アクチュエータ制御回路7の出力側から
フィードフォワード制御回路20側に切り換えられる。
この状態では演算されたディスク装置の周期的外乱量を
基にしてフィードフォワード信号が作られ、このフィー
ドフォワード信号が微動アクチュエータ5に加えられ
る。
【0020】図6(a) ,(b) はフィードフォワード信号
発生器22の構成例を示すものである。図6(a) に示す
フィードフォワード信号発生器22は、平均処理回路2
21、ゲイン乗算器223、およびディジタル/アナロ
グ(D/A)変換器224から構成されており、メモリ
21からのデータP(n、m)は平均処理回路221に
よって平均値A(n,m)となる。そして、この平均値
A(n,m)にはゲイン乗算器223において一定ゲイ
ンが乗算され、D/A変換器224でディジタル信号に
変換されてF/F信号となり、微動アクチュエータ5に
印加される。図6(b) に示すフィードフォワード信号発
生器22の構成は、図6(a) の平均処理回路221とゲ
イン乗算器223との間にローパスフィルタ222が設
けられている点が異なるのみである。このローパスフィ
ルタ222は復調信号にノイズ成分が多い時、ノイズ成
分をカットするために有効である。
【0021】以上のように構成された実施例のヘッド位
置決め制御装置によれば、スピンドル回転同期外乱が周
期的で予め測定可能であることを利用し、各セクタにお
いてそれぞれ過去数回分のデータヘッドの位置決め誤差
を記憶してそれらを平均処理することによスピンドル回
転同期外乱の検出を行うことができ、周期的外乱量が決
定できるいるので、微動位置決め制御系6のフィードバ
ックのサーボ帯域が十分とれない場合においても、スピ
ンドル回転同期外乱抑制信号をフィードフォワード信号
として微動アクチュエータ5に加えることにより、デー
タヘッドの位置決め精度が向上する。
【0022】図7は本発明のヘッド位置決め制御装置の
別の実施例の構成を示すものであり、図2で説明した実
施例と同じ構成部材には同じ符号を付してある。従っ
て、図7において、1はデータヘッド、2は揺動アー
ム、3はアーム2を駆動するボイスコイルモータ、4は
粗位置決め制御系、5はアーム2に取り付けられた微動
アクチュエータ、6は微小位置決め制御系、7は微小位
置決め制御系、20はフィードフォワード制御回路、2
1はメモリ、22はフィードフォワード(F/F)信号
発生器22とがあり、SW1,SW2はオンオフスイッ
チである。
【0023】この実施例のヘッド位置決め制御装置が図
2の実施例と異なる点は、図2の実施例では微動アクチ
ュエータ制御回路7とフィードフォワード制御回路20
の出力側が切換スイッチSW3によって切り換えられる
ようになっていたが、この実施例では微動アクチュエー
タ制御回路7の出力(閉ループPZT制御回路の出力)
にフィードフォワード制御回路20の出力が付加される
点である。
【0024】この実施例のヘッド位置決め制御装置にお
いても、位置決め誤差読み取りモードでは、実線で示す
ようにスイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフし
ており、ディスク装置の外乱判定が行われ、ディスクの
所定回数の回転から得られたディスク偏心及び熱膨張に
起因するスピンドル回転同期外乱データがメモリ21に
記憶される。そして、記憶されたディスクの複数回転分
の各セクタのデータの平均値が演算されて周期的外乱量
が決定される。
【0025】このようにして周期的外乱量が決定される
とフィードフォワード制御モードに移り、点線で示すよ
うにスイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオンして
微動アクチュエータ制御回路7の出力にフィードフォワ
ード制御回路20のフィードフォワード信号発生器22
からのフィードフォワード信号が加えられる。そして、
各セクタにおいてそれぞれ過去数回分のデータヘッドの
位置決め誤差を記憶し、それらを平均処理することによ
り決定されたスピンドル回転の周期的外乱を用いたフィ
ードフォワード信号が、微小アクチュエータ制御回路の
信号に各セクタ毎に加えられることによってスピンドル
回転同期周波数のゲインが等価的に上がり、外乱抑制効
果が得られる。
【0026】図8(a) は本発明のヘッド位置決め制御装
置をデータヘッドのみを備えたディスク装置に使用した
時のブロック回路図であり、図8(b) は本発明のヘッド
位置決め制御装置をデータヘッドとサーボヘッドとを備
えたディスク装置に使用した時のブロック回路図であ
る。図8(b) に示すように、本発明のヘッド位置決め制
御装置は、ピエゾアクチュエータ制御系の位置誤差信号
はデータヘッドから観測され、一方、VCM制御系の位
置誤差信号はサーボヘッドから観測されるディスク装置
においても有効に適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粗位置決め制御系及び密位置決め制御系からなる二重サ
ーボ制御系において閉ループフィードバック制御のみで
は除去できないディスク回転同期エラーを、セクタ毎に
記憶された位置決め誤差データの簡単な演算を用いて得
られるフィードフォワード信号を密位置決め制御系に加
えることで抑制でき、信頼性の高い高記録密度磁気ディ
スク装置が実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッド位置決め制御装置の構成を示す
原理構成図である。
【図2】本発明のヘッド位置決め制御装置の一実施例の
構成の位置決め誤差読み取りモード時を示す構成図であ
る。
【図3】本発明のヘッド位置決め制御装置の一実施例の
構成のフィードフォワード制御モード時を示す構成図で
ある。
【図4】ディスク装置におけるセクタとデータヘッド位
置決め誤差の一例を示す説明図である。
【図5】図2のメモリの構成とその記憶内容の一例を示
す図である。
【図6】(a) ,および(b) は図2のフィードフォワード
信号発生器の構成例を示すブロック回路図である。
【図7】本発明のヘッド位置決め制御装置の別の実施例
の構成を示す構成図である。
【図8】(a) はデータヘッドのみを使用するディスク装
置への本発明の適用を示すものであり、(b) はデータヘ
ッドとサーボヘッドとを使用するディスク装置への本発
明の適用を示すものである。
【図9】従来の二重サーボ系を備えたヘッド位置決め制
御装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1…データヘッド 2…アーム 3…ボイスコイルモータ(VCM) 4…粗位置決め制御系 5…微動アクチュエータ 6…微小位置決め制御系 7…微動アクチュエータ制御回路 11…フィードフォワード制御手段 12…外乱データ記憶手段 13…フィードフォワード信号発生手段 14…出力切換手段 15…出力加算手段 20…フィードフォワード制御回路 21…メモリ 22…F/F信号発生器 SW1〜SW3 スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データヘッド(1) を先端部に有するアー
    ム(2) が少なくとも1つ取り付けられたボイスコイルモ
    ータ(3) を備え、このボイスコイルモータ(3) を駆動し
    て前記データヘッド(1) の閉ループ制御を行う粗位置決
    め制御系(4)、および、前記ボイスコイルモータ(3) の
    動きとは独立に前記データヘッド(1)を微動させること
    ができる微動アクチュエータ(5) を前記アームあるいは
    ヘッド支持ばね部に備え、前記データヘッド(1) のトラ
    ック中心からの位置誤差を、データ面に部分的に記録さ
    れたサーボ情報により検出して前記微動アクチュエータ
    (5) を駆動する微動アクチュエータ制御回路(7) を備え
    た微小位置決め制御系(6) 、の二重サーボ系を備える磁
    気ディスク装置におけるヘッド位置決め制御装置におい
    て、前記微小位置決め制御系(6) に、 前記微動アクチュエータ制御回路(7) に並列に設けられ
    た前記微動アクチュエータ(5) のフィードフォワード制
    御手段(11)と、 このフィードフォワード制御手段(11)に設けられ、外乱
    判定モード時にディスクの所定回数の回転から得られた
    ディスク偏心及び熱膨張に起因するスピンドル回転同期
    外乱データを記憶する外乱データ記憶手段(12)と、 前記フィードフォワード制御装置(11)に設けられ、前記
    外乱データ記憶手段(12)に記憶されたデータに応じてフ
    ィードフォワード量を演算するフィードフォワード信号
    発生手段(13)と、 前記外乱判定モード時に前記微動アクチュエータ制御回
    路(7) を前記微動アクチュエータ(5) に接続し、制御モ
    ード時に前記フィードフォワード制御手段(11)の出力を
    前記微動アクチュエータ(5) に接続する出力切換手段(1
    4)とを備え、 前記微動アクチュエータ(5) の制御を前記フィードフォ
    ワード制御手段(11)によって行うことを特徴とするヘッ
    ド位置決め制御装置。
  2. 【請求項2】 データヘッド(1) を先端部に有するアー
    ム(2) が少なくとも1つ取り付けられたボイスコイルモ
    ータ(3) を備え、このボイスコイルモータ(3) を駆動し
    て前記データヘッド(1) の閉ループ制御を行う粗位置決
    め制御系(4)、および、前記ボイスコイルモータ(3) の
    動きとは独立に前記データヘッド(1)を微動させること
    ができる微動アクチュエータ(5) を前記アームあるいは
    ヘッド支持ばね部に備え、前記データヘッド(1) のトラ
    ック中心からの位置誤差を、データ面に部分的に記録さ
    れたサーボ情報により検出して前記微動アクチュエータ
    (5) を駆動する微動アクチュエータ制御回路(7) を備え
    た微小位置決め制御系(6) 、の二重サーボ系を備える磁
    気ディスク装置におけるヘッド位置決め制御装置におい
    て、前記微小位置決め制御系(6) に、 前記微動アクチュエータ制御回路(7) に並列に設けられ
    た前記微動アクチュエータ(5) のフィードフォワード制
    御手段(11)と、 このフィードフォワード制御手段(11)に設けられ、外乱
    判定モード時にディスクの所定回数の回転から得られた
    ディスク偏心及び熱膨張に起因するスピンドル回転同期
    外乱データを記憶する外乱データ記憶手段(12)と、 前記フィードフォワード制御装置(11)に設けられ、前記
    外乱データ記憶手段(12)に記憶されたデータに応じてフ
    ィードフォワード量を演算するフィードフォワード信号
    発生手段(13)と、 前記外乱判定モード時に前記微動アクチュエータ制御回
    路(7) と前記フィードフォワード制御手段(11)の出力を
    加算して前記微動アクチュエータ(5) に出力する出力加
    算手段(15)とを備え、 前記微小位置決め制御系(6) にフィードフォワード制御
    を付加することによって前記微動アクチュエータ(5) の
    駆動を行うことを特徴とするヘッド位置決め制御装置。
  3. 【請求項3】 前記スピンドル回転同期外乱を、前記フ
    ィードフォワード制御手段を切り離した状態で各セクタ
    毎のデータヘッド位置誤差の平均値として計算し、前記
    外乱データ記憶手段に記憶することを特徴とする請求項
    1または2に記載のヘッド位置決め制御装置。
  4. 【請求項4】 前記フィードフォワード信号発生手段
    が、前記外乱データ記憶手段に記憶したデータに一定ゲ
    インを乗算して各セクタ毎にフィードフォワード量を出
    力することを特徴とする請求項3に記載のヘッド位置決
    め制御装置。
  5. 【請求項5】 前記フィードフォワード信号発生手段
    が、前記外乱データ記憶手段に記憶したデータに一定ゲ
    インを乗算し、ローパスフィルタを通して各セクタ毎に
    フィードフォワード量を出力することを特徴とする請求
    項3に記載のヘッド位置決め制御装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ディスク装置にサーボディスク
    が設けられ、前記粗位置決め制御系はこのサーボディス
    クのサーボトラックにサーボヘッドを位置決め制御し、
    前記微小位置決め制御系は、データディスクのデータト
    ラックにデータヘッドを位置決め制御することを特徴と
    する請求項1から5の何れか1項に記載のヘッド位置決
    め制御装置。
JP1654493A 1993-02-03 1993-02-03 ヘッド位置決め制御装置 Withdrawn JPH06231553A (ja)

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