JPH06231050A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH06231050A
JPH06231050A JP5040528A JP4052893A JPH06231050A JP H06231050 A JPH06231050 A JP H06231050A JP 5040528 A JP5040528 A JP 5040528A JP 4052893 A JP4052893 A JP 4052893A JP H06231050 A JPH06231050 A JP H06231050A
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memory
signal
data
error
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JP5040528A
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Masayoshi Suzuki
政義 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリエラーを検出すると共に、そのメモリ
エラーが発生したデータの種類をも識別し得るメモリ装
置を提供する。 【構成】 パリティチェッカ/ジェネレータ104は、
データをメモリ部100に記憶する際にパリティビット
を生成してデータと共に記憶し、これらデータとパリテ
ィビットが読出された際に、パリティビットを用いてバ
リティチェックを行うことにより、メモリ部100のデ
ータ部100aに記憶されたデータが読出された際に、
当該データのメモリエラーを検出する。この際、エラー
信号発生回路105は、1つのメモリアドレス空間に対
して異なるアドレス空間で前記メモリをアクセスされる
ので、そのアクセス状況に応じて、メモリエラーに係る
データの種類を判別し、メモリエラーに係るデータの種
類に応じたメモリエラー通知信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ装置に関し、特
に使用中に発生したメモリエラーに適切に対処するのに
好適なメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、及び各種のマイコン応用
機器、或いはこれらの周辺機器としての表示装置、印刷
装置等では、CPUが直接アクセス可能な大容量のダイ
ナミックRAM(以下、DRAMという)、スタティッ
クRAM(以下、SRAM)等により構成されたメモリ
装置を備えている。
【0003】このようなメモリ、特に大容量のメモリ
は、たとえ故障要因を排除して完全に製造・組立を行っ
たとしても、使用中に故障してメモリエラーが発生する
ことがある。この使用中のメモリエラーの要因として
は、静電気によるデバイスの破壊、CMOSデバイス特
有のラッチアップ(latch−up)、およびソフト
エラー(soft error)等がある。
【0004】このうち、ラッチアップは、MOS構造上
発生する寄生pnpトランジスタとnpnトランジスタ
の組合わせによるサイリスタ現象であり、最大規格を超
えたサージ、電源リプル、雑音、電源起動時の電源立上
がり時間の差などによって引き起こされる。また、ソフ
トエラーは、パッケージ材料中などに微量に含まれるウ
ランやトリウムの放射線崩壊により放出されるα線がデ
バイス中に侵入し、Siとの相互作用で発生した電子・
正孔対がメモリセル、データ線、センスアンプなどで雑
音となって一過性のエラーを起こすものである。
【0005】そこで、このような使用中に発生するメモ
リエラーに対処すべく、メモリエラーを検出する検出回
路を備えたメモリ装置も知られている。
【0006】図5は、従来のメモリエラー検出回路を備
えたメモリ装置の概略構成を示すブロック図である。こ
のメモリ装置は、メモリ部100、デコーダ回路10
1、メモリ制御回路102、セレクタ回路103、およ
びパリティチェッカ/ジェネレータ104を有してい
る。
【0007】メモリ部100は、8個の4MビットのD
RAMで構成されたデータ部100aと、1個の4Mビ
ットのDRAMで構成されたパリティ部100bとによ
り構成されている。デコーダ回路101は、24ビット
のアドレスバスABを介して図示省略したCPUから出
力される24ビットのアドレス信号A00〜A23のう
ちの上位2ビットの信号A22、A23をデコードし、
そのデコード結果をメモリ部100を選択するためのチ
ップセレクト信号CS(Chip Select)とし
てメモリ制御回路102に出力する。
【0008】メモリ制御回路102は、デコーダ回路1
01からのチップセレクト信号CSと、CPUから出力
される制御信号Sとに基づいて、メモリ部100を制御
するための/RAS(Row Adres Strob
e:行アドレス・ストローブ))信号、/CAS(Co
lum Adres Strobe:列アドレス・スト
ローブ)信号、/WE(Write Enable:書
込許可)信号や、セレクタ回路103、パリティチェッ
カ/ジェネレータ104を制御するための制御信号を対
応する回路に出力する。
【0009】セレクタ回路103には、CPUから出力
される24ビットのアドレス信号A00〜A23のうち
のデコーダ回路101に入力された残りの22ビットの
信号A00〜A21(行、列アドレス信号)が入力され
る。そこで、セレクタ回路103は、メモリ制御回路1
02からの制御信号に基づいて、入力に係るアドレス信
号A00〜A21(行、列アドレス信号)を、アドレス
信号A00〜A10(11ビットの行アドレス信号)
と、アドレス信号A11〜A21(11ビットの列アド
レス信号)とに分け、11ビットのアドレスバスabを
介してメモリ部100に出力する。
【0010】パリティチェッカ/ジェネレータ104に
は、8ビットのデータバスDBを介して、CPUからの
8ビットのデータが入力される。そこで、パリティチェ
ッカ/ジェネレータ104は、メモリ制御回路102か
らの制御信号に基づいて、入力データのパリティチェッ
ク、或いはパリティチェック用のパリティビットの生成
を行うと共に、パリティチェックを行った結果、入力デ
ータからパリティエラー(メモリエラーと同義語)を検
出したときは、CPUに対してパリティエラー信号PE
Rを出力する。
【0011】図6は、図5におけるデコーダ回路10
1、およびメモリ制御回路102の詳細な回路構成を示
す回路図である。図示したように、デコーダ回路101
は、NORケード101aにより構成され、このNOR
ケード101aには、上記2ビットのアドレス信号A2
2、A23が入力されるよう構成されている。このNO
Rケード101aの出力信号は、メモリ部100を選択
するためのチップセレクト信号CSとして、メモリ制御
回路102に出力される。
【0012】メモリ制御回路102は、4つのNAND
ゲート102a〜102dにより構成され、これら各N
ANDゲート102a〜102dの一方の入力端子に
は、デコーダ回路101からのチップセレクト信号CS
が入力されるよう構成されている。また、NANDゲー
ト102a、102b、102c、102dの他方の入
力端子には、それぞれ、CPUからの制御信号Sのう
ち、RAS(行アドレス・ストローブ)信号、CAS
(列アドレス・ストローブ)信号、WE(書込許可)信
号、COL(列切換)信号が入力される。そして、NA
NDゲート102a、102b、102cの出力信号/
RAS信号、/CAS信号、/WE信号は、メモリ部1
00に入力される。NANDゲート102dの出力信号
/COL信号は、セレクタ回路103に供給される。な
お、NANDゲート102cの出力信号/WE信号は、
パリティチェッカ/ジェネレータ104にも供給され
る。
【0013】このような構成において、メモリ部100
にデータを書込む場合、CPUは、メモリ部100の書
込みアドレス信号をアドレスバスABに送出し、書込対
象のデータ信号をデータバスDBに送出し、WE(書込
許可)信号を“H”レベルにし、NANDゲート102
cの出力信号である/WE(“L”レベル)信号をアク
ティブにする。この場合、CPUは、デコーダ回路10
1のNORゲート101aの出力信号、すなわちチップ
セレクト信号CSが“H”レベルとなるように、上位2
ビットの信号A22、A23が共に“L”レベルの書込
みアドレス信号を送出する。
【0014】次に、CPUは、RAS(行アドレス・ス
トローブ)信号を“H”レベルにして、NANDゲート
102aの出力信号である/RAS(“L”レベル)信
号をアクティブにして、メモリ部100の行アドレス指
定を行う{このとき、COL(列切換)信号は“L”レ
ベルとなっている}。そして、COL(列切換)信号を
“H”レベルにして、セレクタ回路103が列アドレス
をセレクトするように切換え、CAS(列アドレス・ス
トローブ)信号を“H”レベルにして、NANDゲート
102bの出力信号である/RAS(“L”レベル)信
号をアクティブにして、列アドレス指定を行う。このよ
うにして、ローアクティブの/WE(書込許可)信号が
入力され、行、列アドレス指定がなされると、メモリ部
100のデータ部100aには、データバスDBからの
データが指定アドレスに書き込まれる。
【0015】この際、パリティチェッカ/ジェネレータ
104は、NANDゲート102cから出力されたロー
アクティブの/WE(書込許可)信号に基づいて、パリ
ティジェネレータとして作動し、データバスDBを介し
て入力された各データに基づいて、それぞれパリティビ
ットを生成する。そして、これらパリティビットをパリ
ティ部100bの同一アドレスに書込む。すなわち、デ
ータ部100aに書込まれた対応するデータの書込アド
レスと同一のパリティ部100b上のアドレスに、パリ
ティビットを書込む。
【0016】次に、メモリ部100からデータを読出す
ときは、CPUは、“L”レベルのWE信号を供給し
て、NANDゲート102cの出力信号である/WE信
号を“H”レベルにすることにより、パリティチェッカ
/ジェネレータ104をパリティチェッカとして作動さ
せる。そして、CPUは、書込時と同様に行、列アドレ
スを指定し、データ部100aに書込まれているデータ
を読出して、データバスDBを介して取込む。この際、
データはパリティチェッカ/ジェネレータ104にも供
給される。さらに、前記行、列アドレスの指定により、
対応するパリティビットもパリティ部100bから読出
されて、パリティチェッカ/ジェネレータ104に供給
される。そこで、パリティチェッカ/ジェネレータ10
4は、各読出データについて、対応するパリティビット
によりパリティチェックを行い、データが破壊され、パ
リティエラーが発生している場合には、パリティエラー
信号PERを“H”レベルにして、CPUにパリティエ
ラーの発生を通知する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のDR
AMによるメモリ装置が、例えばレーザビームプリンタ
に内蔵されているとすると、例えば図7に示したよう
に、アドレス000000H 〜0FFFFFH の領域
(空間)にはプログラム(ワークエリアを含む)、アド
レス100000H 〜1FFFFFH の領域にはホスト
コンピュータからの入力データ、アドレス200000
H 〜3FFFFFH の領域にはプリンタ印字機構部に出
力するビットイメージデータ(ドットパターンデータ)
を記憶する。なお、アドレス400000H 〜FFFF
FFH の領域は、DRAM以外の他のメモリに対応する
メモリ空間である(H は16進数を示す)。また、これ
らの各種データの記憶領域は固定されているものではな
く、装置の構成、ユーザーの使用状況等に応じて変更さ
れる場合もある。
【0018】このようなメモリ装置において、各データ
領域でラッチアップ、ソフトエラー等のメモリエラーが
発生した場合を考察すると、プログラム記憶領域でメモ
リエラーが発生した場合は、CPUの誤動作、暴走等の
致命的な障害となる危険性があり、エラー検出時に直ち
にCPUに対してストップ、リセット等の処理を行う必
要がある。
【0019】また、入力データ記憶領域でメモリエラー
が発生した場合は、この領域には文字コード等のコード
情報が記憶されており、いわゆる文字化け等により誤っ
た印字がなされる恐れがあるため、ホストコンピュータ
に対して、データの再送を指示する等の処理を行う必要
がある。しかし、この場合の処理は、プログラム記憶領
域でのメモリエラーの場合に比べればそれほどせ緊急を
要するものではなく、割込みによる例外的な処理でも対
処できるものである。
【0020】さらに、ビットイメージデータ領域でメモ
リエラーが発生した場合は、上記の2つの領域の場合ほ
ど障害のレベルは高くなく、特に高解像度のレーザービ
ームプリンタにおいては、1ドットエラー当たりの印字
文字に対する影響度が低く、必ずしも通常の印字処理を
中断する必要はない。
【0021】このように、同じメモリエラーであって
も、その発生領域によって対応すべき処理に大きな違い
があるが、従来は、上記のように、メモリ全体として見
た場合のメモリエラー発生は検出できるが、メモリエラ
ーが発生した領域までは検出できないため、メモリエラ
ーが発生した領域、すなわちメモリエラーが発生したデ
ータの種類に応じた適切な処理を行うことができないと
いう問題があった。
【0022】本発明は、このような事情の下になされた
もので、その目的は、メモリエラーを検出すると共に、
そのメモリエラーが発生したデータの種類をも識別し得
るメモリ装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるメモリ装置は、メモリに記憶されたデ
ータが読出された際に、当該データのメモリエラーを検
出する検出手段と、前記検出手段にて検出されたメモリ
エラーに係るデータの種類を判別する判別手段と、前記
判別手段にて判別されたメモリエラーに係るデータの種
類に応じたメモリエラー通知信号を発生する信号発生手
段とを備えている。
【0024】
【作用】検出手段は、例えば、データをメモリに記憶す
る際にパリティビットを生成してデータと共に記憶し、
これらデータとパリティビットが読出された際に、パリ
ティビットを用いてパリティチェックを行う等の手法に
より、メモリに記憶されたデータが読出された際に、当
該データのメモリエラーを検出する。
【0025】そして、判別手段は、例えば、1つのメモ
リアドレス空間に対して異なるアドレス空間で前記メモ
リをアクセスする等して、メモリエラーに係るデータの
種類を判別する。すると、信号発生手段は、判別された
メモリエラーに係るデータの種類に応じたメモリエラー
通知信号を発生するので、メモリエラーの発生したデー
タの種類に応じた最適なフェールセーフ処理を行うこと
が可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
しながら説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例によるメモリ装
置の概略構成を示すブロック図である。本メモリ装置
は、図5に示した従来のメモリ装置と同一の構成要素が
多数含まれており、同一の構成要素については、同一の
符号で示してある。これら同一の構成要素は、従来技術
の項で詳細に説明したので、ここでは詳細な説明を省略
し、異なる構成要素を主として説明する。
【0028】すなわち、本メモリ装置は、エラー信号発
生回路105を備えている点と、デコーダ回路101A
の構成の点で、従来のメモリ装置と異なっている。
【0029】本メモリ装置のデコーダ回路101Aは、
従来と同様にメモリ制御回路102にメモリ部100を
選択するためのチップセレクト信号CSを供給する他、
エラー信号発生回路105に対して、後で詳細に説明す
る選択信号SEL0、SEL1、SEL2を供給する。
【0030】また、本メモリ装置に新たに設けられたエ
ラー信号発生回路105は、パリティチェッカ/ジェネ
レータ104から供給されたパリティエラー信号PER
と、上記デコーダ回路101Aから供給された選択信号
SEL0、SEL1、SEL2に基づいて、3種類のメ
モリエラー通知信号PER0、PER1、PER2を発
生し、CPUへ通知するよう構成されている。
【0031】図2は、本メモリ装置のデコーダ回路10
1Aの詳細な回路構成を示す回路図であり、2つのNO
Tゲート101a、101bと、3つのANDゲート1
01c、101d、101eと、1つのORゲート10
1fとにより構成されている。そして、NOTゲート1
01aには、CPUからの24ビットのアドレス信号A
00〜A23のうち最上位ビットのアドレス信号A23
が、NOTゲート101bには、次位ビットのアドレス
信号A22がそれぞれ入力されるよう構成されている。
そして、NOTゲート101aの出力信号は、ANDゲ
ート101c、101dに供給され、NOTゲート10
1bの出力信号は、ANDゲート101a、101cに
供給されるよう構成されている。
【0032】ANDゲート101cには、上記のよう
に、2つのNOTゲート101a、101bの出力信号
が入力され、その出力信号は、上記選択信号SEL0と
してエラー信号発生回路105に供給されると共に、O
Rゲート101fにも供給されるよう構成されている。
また、ANDゲート101dの一方の入力端子には、上
記のようにNOTゲート101aの出力信号が入力さ
れ、他方の入力端子には、上記アドレス信号A22が入
力され、その出力信号は、上記選択信号SEL1として
エラー信号発生回路105に供給されると共に、ORゲ
ート101fにも供給されるよう構成されている。ま
た、ANDゲート101eの一方の入力端子には、上記
のようにNOTゲート101bの出力信号が入力され、
他方の入力端子には、上記アドレス信号A23が入力さ
れ、その出力信号は、上記選択信号SEL2としてエラ
ー信号発生回路105に供給されると共に、ORゲート
101fにも供給されるよう構成されている。そして、
上記のように、ORゲート101fには、ANDゲート
101c、101d、101eの出力信号が入力され、
その出力信号は、上記チップセレクト信号CSとしてメ
モリ制御回路102に供給されるよう構成されている。
【0033】このデコーダ回路101Aにおいて、アド
レス信号A22、A23が双方とも“L”レベルの場
合、NOTゲート101a、101bの出力信号は双方
とも“H”レベルとなり、これら“H”レベルの2つの
信号がANDゲート101cに入力されるので、AND
ゲート101cの出力信号である選択信号SEL0は
“H”レベルとなると共に、ORゲート101fの出力
信号であるチップセレクト信号CSも“H”レベルとな
る。
【0034】また、アドレス信号A23、A22がそれ
ぞれ“L”レベル、“H”レベルの場合、ANDゲート
101dへの2つの入力信号は共に“H”レベルとなる
ので、ANDゲート101dの出力信号である選択信号
SEL1は“H”レベルとなると共に、ORゲート10
1fの出力信号であるチップセレクト信号CSも“H”
レベルとなる。
【0035】また、アドレス信号A23、A22がそれ
ぞれ“H”レベル、“L”レベルの場合、ANDゲート
101eへの2つの入力信号は共に“H”レベルとなる
ので、ANDゲート101eの出力信号である選択信号
SEL2は“H”レベルとなると共に、ORゲート10
1fの出力信号であるチップセレクト信号CSも“H”
レベルとなる。
【0036】なお、図4(a)に示したメモリ部100
(DRAM)の4Mバイト(000000H 〜3FFF
FFH )の実空間は、図4(b)に示したように、00
0000H 〜3FFFFFH (DRAM空間1)、40
0000H 〜7FFFFFH(DRAM空間2)、80
0000H 〜BFFFFFH (DRAM空間3)のよう
に、3つの異なるアドレス空間に配置される。すなわ
ち、メモリ部100を構成するDRAMに対して、3つ
の異なるアドレスでアクセスすることができる。また、
デコータ回路101Aの出力信号SEL0〜SEL2
は、各DRAM(アドレス)空間1、2、3に対応して
おり、対応するアドレス空間がアクセスされた場合にそ
れぞれ“H”レベルとなる。
【0037】図3は、エラー信号発生回路105の詳細
な回路構成を示す回路図であり、3つのANDゲート1
05a、105b、105cにより構成されている。そ
して、これらANDゲート105a、105b、105
cの一方の入力端子には、パリティチェッカ/ジェネレ
ータ104からのパリティエラー信号PERが共通に入
力され、他方の入力端子には、それぞれ、デコーダ回路
101Aからの選択信号SEL0、SEL1、SEL2
が入力されるよう構成されている。
【0038】従って、ANDゲート105a、105
b、105cは、パリティエラー信号PERが“H”レ
ベルの場合にのみ、入力された選択信号SEL0、SE
L1、SEL2の信号レベルを忠実に出力する。すなわ
ち、選択信号SEL0、SEL1、SEL2の信号レベ
ルが“H”レベルであれば“H”レベルを、信号レベル
が“L”レベルであれば“L”レベルを出力する。
【0039】次に、本メモリ装置のアクセス動作を説明
する。
【0040】CPUは、メモリ部100(DRAM)に
格納するデータの種類別(メモリエラー発生時の処理の
仕方別)に、メモリのアドレス空間を区別してアクセス
する。例えば、従来例の項で例示した図7のようなメモ
リマップの場合、図4(c)のように配置するようにア
クセスする。すなわち、CPUは、プログラム領域をア
クセスする場合はDRAM空間1を、入力データ領域を
アクセスする場合はDRAM空間2を、ビットイメージ
データ領域をアクセスする場合はDRAM空間3を、そ
れぞれアドレスとして指定する。なお、実際には、プロ
グラムの場合はアドレス000000H 〜0FFFFF
H 番地、入力データの場合はアドレス500000H 〜
5FFFFFH 番地、ビットイメージデータの場合はア
ドレスA00000H 〜BFFFFFH 番地としてアク
セスする。
【0041】次に、メモリエラーが発生した場合につい
て説明する。まず、プログラム領域でメモリエラーが発
した場合について説明すると、CPUがプログラム領域
内のプログラムを読出す場合、上述のように、CPUが
出力するアドレスは000000H 〜0FFFFFH 番
地であり、アドレス信号の上位2ビットA23、A22
は、共に“0”となる。従って、デコーダ回路101A
から出力される3つの選択信号SEL0〜3のうちSE
L0のみが“H”レベルとなり、他の2つの選択信号S
EL1、2は“L”レベルとなる。
【0042】一方、パリティチェッカ/ジェネレータ1
04は、メモリ部100から読出されたデータ、パリテ
ィビットによりパリティチェックを行い、パリティエラ
ーがのテセータがあったときは、パリティエラー信号P
ERを“H”レベルにする。
【0043】このように、パリティエラー信号PERが
“H”レベルになると、エラー信号発生回路105で
は、上記のように選択信号SEL0のみが“H”レベル
となっているので、ANDゲート105aの出力信号
(メモリエラー通知信号)PER0のみが“H”レベル
となり、ANDゲート105b、105caの出力信号
PER1、PER2は“L”レベルのまま変化しない。
従って、プログラム領域でメモリエラーが発生した場合
には、CPUに対するメモリエラー通知信号PER0〜
PER2のうちPER0のみが“H”レベルとなるの
で、CPUは、プログラム領域でメモリエラーが発生し
たことを認識できる。
【0044】また、入力データ領域でメモリエラーが発
生した場合には、CPUが出力するアドレスは5000
00H 〜5FFFFFH 番地であり、アドレス信号の上
位2ビットA23、A22は、それぞれ“1”、“0”
となり、デコーダ回路101Aから出力される3つの選
択信号SEL0〜3のうちSEL1のみが“H”レベル
となるので、エラー信号発生回路105では、ANDゲ
ート105bの出力信号(メモリエラー通知信号)PE
R1のみが“H”レベルとなり、CPUは、入力データ
領域でメモリエラーが発生したことを認識できる。
【0045】また、ビットイメージデータ領域でメモリ
エラーが発生した場合には、CPUが出力するアドレス
はA00000H 〜BFFFFFH 番地であり、アドレ
ス信号の上位2ビットA23、A22は、それぞれ
“0”、“1”となり、デコーダ回路101Aから出力
される3つの選択信号SEL0〜3のうちSEL2のみ
が“H”レベルとなるので、エラー信号発生回路105
では、ANDゲート105cの出力信号(メモリエラー
通知信号)PER2のみが“H”レベルとなり、CPU
は、ビットイメージデータ領域でメモリエラーが発生し
たことを認識できる。
【0046】このように、1つのメモリアドレス空間に
対して異なる複数のアドレス空間でアクセス可能とし、
メモリエラー発生の際、アクセスされたアドレス空間毎
に、すなわちデータの種類別に異なるメモリエラー通知
信号がエラー信号発生回路105から入力されるので、
CPUは、メモリエラーが発生したデータの種類に応じ
た最適なフェールセーフ処理を行うことが可能となる。
【0047】なお、メモリエラーが発生しなかった場合
は、パリティチェッカ/ジェネレータ104からのパリ
ティエラー信号PERは、“L”レベルのままであるた
め、エラー信号発生回路105から出力されるメモリエ
ラー通知信号PER0〜PER2は全て“L”レベルと
なる。また、メモリテスト等でメモリの全領域について
1つのメモリエラー通知信号を得る必要がある場合に
は、アクセスするメモリのアドレス空間を1つにすれば
よい。
【0048】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、例えば、1つのメモリアドレス空間に対して異な
る複数のアドレス空間でアクセス可能とすることによ
り、メモリエラーの発生したデータの種類を識別せず、
単純に1つのメモリアドレス空間内のアドレスだけでメ
モリエラーの発生したデータの種類を識別する等、他の
方法で識別してもよい。また、メモリエラー検出は、パ
リティ以外のハミング符号系SED−DEDコード(1
ビットエラー訂正、2ビットエラー検出)等により行っ
てもよい。また、CPUへのエラー通知信号は、1つの
領域のエラー通知信号を排他的に出力することなく、複
数領域のエラー通知信号を同時に出力することも可能で
ある。さらに、DRAM以外のSRAM等のメモリに適
用してもよく、さらにメモリは単一のメモリブロックに
限らず、複数ブロックにより構成されていてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のメ
モリ装置によれば、メモリエラーを検出すると共に、そ
のメモリエラーが発生したデータの種類をも識別できる
ので、発生したメモリエラーに対して適切な処理を行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメモリ装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1におけるデコーダ回路の詳細な構成を示す
回路図である。
【図3】図1におけるエラー信号発生回路の詳細な構成
を示す回路図である。
【図4】図1におけるメモリ部のメモリマップを示す図
である。
【図5】従来のメモリ装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図6】図5におけるメモリ制御回路の詳細な構成を示
す回路図である。
【図7】図5におけるメモリ部のメモリマップを示す図
である。
【符号の説明】
100:メモリ部 100a:データ部 100b:パリティ部 101A:デコーダ回路 102:メモリ制御回路 103:セレクタ回路 104:パリティチェッカ/ジェネレータ 105:エラー信号発生回路 PER:パリティエラー信号 PER0〜2:メモリエラー通知信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに記憶されたデータが読出された
    際に、当該データのメモリエラーを検出する検出手段
    と、 前記検出手段にて検出されたメモリエラーに係るデータ
    の種類を判別する判別手段と、 前記判別手段にて判別されたメモリエラーに係るデータ
    の種類に応じたメモリエラー通知信号を発生する信号発
    生手段とを備えたことを特徴とするメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、1つのメモリアドレス
    空間に対して異なるアドレス空間で前記メモリをアクセ
    スすることによりメモリエラーに係るデータの種類を判
    別することを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
JP5040528A 1993-02-04 1993-02-04 メモリ装置 Pending JPH06231050A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435783B1 (ko) * 2000-07-31 2004-06-12 엘지전자 주식회사 운영 체계에서 사용자 메모리 유효성 검증 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435783B1 (ko) * 2000-07-31 2004-06-12 엘지전자 주식회사 운영 체계에서 사용자 메모리 유효성 검증 방법

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