JPH06229658A - 温湿度調整庫 - Google Patents
温湿度調整庫Info
- Publication number
- JPH06229658A JPH06229658A JP16402692A JP16402692A JPH06229658A JP H06229658 A JPH06229658 A JP H06229658A JP 16402692 A JP16402692 A JP 16402692A JP 16402692 A JP16402692 A JP 16402692A JP H06229658 A JPH06229658 A JP H06229658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- humidity
- calibration
- temperature
- humidity sensor
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/04—Treating air flowing to refrigeration compartments
- F25D2317/041—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
- F25D2317/0413—Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by humidification
- F25D2317/04131—Control means therefor
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 容器22の飽和塩水溶液により標準湿度を発
生することのできる校正容器2を本体1に設け、本体1
の庫内湿度を検出する湿度センサ4を防水カプラ5Bか
ら外し、校正容器2の防水カプラ5Aに接続した時に出
力する物理量(例えば、電圧)を、温度センサ5Aが検
出する温度の時の標準湿度に変換して出力する校正プロ
グラムを、コントローラ3の制御部に設けた。 【効果】 メーカーのサービスセンターなどに持ちむ必
要がなくなった。校正容器が作る標準湿度により容易に
校正できるので、常に高い精度で湿度管理が行なえる。
また、従来より長くセンサを使用することができるの
で、センサ寿命が伸び経済的でもある。
生することのできる校正容器2を本体1に設け、本体1
の庫内湿度を検出する湿度センサ4を防水カプラ5Bか
ら外し、校正容器2の防水カプラ5Aに接続した時に出
力する物理量(例えば、電圧)を、温度センサ5Aが検
出する温度の時の標準湿度に変換して出力する校正プロ
グラムを、コントローラ3の制御部に設けた。 【効果】 メーカーのサービスセンターなどに持ちむ必
要がなくなった。校正容器が作る標準湿度により容易に
校正できるので、常に高い精度で湿度管理が行なえる。
また、従来より長くセンサを使用することができるの
で、センサ寿命が伸び経済的でもある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度・湿度(この発
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
明において温湿度という)を所要の状態に調節しながら
調理などの加工処理を行う装置、例えば、ドウコンディ
ショナーなどの温湿度調整庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温湿度調整庫としては、食品類を貯蔵す
るショーケースが実公昭54−1171号公報などによ
り開示されており、また、同様の温湿度調整機能を持つ
貯蔵庫が周知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・
発酵を1つの庫室内で行うようにした温湿度温調整庫
が、本願出願人の出願にかかる特開平3−279769
号公報などにより、開示されている。
るショーケースが実公昭54−1171号公報などによ
り開示されており、また、同様の温湿度調整機能を持つ
貯蔵庫が周知であるが、最近では、冷凍・冷蔵・解凍・
発酵を1つの庫室内で行うようにした温湿度温調整庫
が、本願出願人の出願にかかる特開平3−279769
号公報などにより、開示されている。
【0003】湿度センサが検出する庫内の相対湿度(以
下、単に湿度と記す)に基づいて、加湿/除湿などして
庫内を所望の湿度に制御する温湿度調整庫においては、
湿度センサ自体に経年変化による特性のズレが発生して
高精度な湿度制御が困難となるため、定期的に校正する
必要がある。
下、単に湿度と記す)に基づいて、加湿/除湿などして
庫内を所望の湿度に制御する温湿度調整庫においては、
湿度センサ自体に経年変化による特性のズレが発生して
高精度な湿度制御が困難となるため、定期的に校正する
必要がある。
【0004】校正要領の一例を挙げると、温湿度調整庫
から外した湿度センサを校正容器内に取り付けて密閉
し、校正容器内の湿度が安定するのを待って校正を開始
する。湿度センサに校正用の摘み(ボリューム)が有る
ものではその摘みを回して校正し、摘みの無いものでは
センサ出力値を湿度に変換するためのプログラムを変更
することにより校正する。
から外した湿度センサを校正容器内に取り付けて密閉
し、校正容器内の湿度が安定するのを待って校正を開始
する。湿度センサに校正用の摘み(ボリューム)が有る
ものではその摘みを回して校正し、摘みの無いものでは
センサ出力値を湿度に変換するためのプログラムを変更
することにより校正する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の温湿度
調整庫は湿度センサの校正手段を備えていないため、別
置の校正容器(通常、メーカーのサービスセンターなど
にあって、サービスマンが取り扱う)により校正されて
いる。このため、校正に時間が掛かると云った問題点が
あり、この点の解決が課題となっていた。
調整庫は湿度センサの校正手段を備えていないため、別
置の校正容器(通常、メーカーのサービスセンターなど
にあって、サービスマンが取り扱う)により校正されて
いる。このため、校正に時間が掛かると云った問題点が
あり、この点の解決が課題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、温度センサ
および湿度センサの出力に基づいて、冷却・加熱・加湿
などして庫内の温湿度を調整する温湿度調整庫であっ
て、標準湿度の発生が可能な校正容器を具備したことを
特徴とする温湿度調整庫と、
術の課題を解決するためになされたもので、温度センサ
および湿度センサの出力に基づいて、冷却・加熱・加湿
などして庫内の温湿度を調整する温湿度調整庫であっ
て、標準湿度の発生が可能な校正容器を具備したことを
特徴とする温湿度調整庫と、
【0007】湿度センサの出力を湿度に変換出力する演
算プログラムに、標準湿度に保たれた校正容器内に設置
した湿度センサの出力を、この時の標準湿度に対応する
標準出力に補正して採用する、校正プログラムを設けた
前記温湿度調整庫と、
算プログラムに、標準湿度に保たれた校正容器内に設置
した湿度センサの出力を、この時の標準湿度に対応する
標準出力に補正して採用する、校正プログラムを設けた
前記温湿度調整庫と、
【0008】温度センサおよび湿度センサの出力に基づ
いて、冷却・加熱・加湿などして庫内の温湿度を調整す
る温湿度調整庫であって、湿度センサ用接続端子を少な
くとも2個具備すると共に、一方の端子に庫内測定用湿
度センサを常時接続し、他方の端子に校正用湿度センサ
を校正時にのみ接続し、前記庫内測定用湿度センサの出
力を、前記校正用湿度センサの出力レベルまで補正する
校正プログラムを具備したことを特徴とする温湿度調整
庫と、を提供することにより、上記従来技術の課題を解
決するものである。
いて、冷却・加熱・加湿などして庫内の温湿度を調整す
る温湿度調整庫であって、湿度センサ用接続端子を少な
くとも2個具備すると共に、一方の端子に庫内測定用湿
度センサを常時接続し、他方の端子に校正用湿度センサ
を校正時にのみ接続し、前記庫内測定用湿度センサの出
力を、前記校正用湿度センサの出力レベルまで補正する
校正プログラムを具備したことを特徴とする温湿度調整
庫と、を提供することにより、上記従来技術の課題を解
決するものである。
【0009】
【作用】請求項1および2の温湿度調整庫においては、
校正容器の標準湿度雰囲気に設置した湿度センサが出力
する物理量を、この時の標準湿度に対応する物理量に補
正して湿度を算出するため、長期間の使用により特性に
ズレが生じることがあってもその都度補正することが可
能であり、高精度の湿度管理が可能である。
校正容器の標準湿度雰囲気に設置した湿度センサが出力
する物理量を、この時の標準湿度に対応する物理量に補
正して湿度を算出するため、長期間の使用により特性に
ズレが生じることがあってもその都度補正することが可
能であり、高精度の湿度管理が可能である。
【0010】請求項3の温湿度調整庫においては、庫内
に設置した校正用湿度センサでもって庫内測定用湿度セ
ンサを取り外すことなく校正することができるので、湿
度管理中でも校正できる。
に設置した校正用湿度センサでもって庫内測定用湿度セ
ンサを取り外すことなく校正することができるので、湿
度管理中でも校正できる。
【0011】
(実施例1)図1〜図3により、請求項1または2に係
わる第1の実施例を説明する。
わる第1の実施例を説明する。
【0012】図1において、本発明になる温湿度調整庫
の本体1は断熱材を主体に構成してあり、この上部に校
正容器2とコントローラ3とを設置してある。
の本体1は断熱材を主体に構成してあり、この上部に校
正容器2とコントローラ3とを設置してある。
【0013】校正容器2は、本体部21の底に飽和塩水
溶液(例えば、NaCl水溶液)が入った容器22を有
し、蓋23によって容易に開閉することができるように
なっている。また、本体部21と蓋23との間にはシー
ル材(例えば、ゴムパッキンなど)24を配置し、パッ
チン錠25によって気密性が保たれるようになってい
る。
溶液(例えば、NaCl水溶液)が入った容器22を有
し、蓋23によって容易に開閉することができるように
なっている。また、本体部21と蓋23との間にはシー
ル材(例えば、ゴムパッキンなど)24を配置し、パッ
チン錠25によって気密性が保たれるようになってい
る。
【0014】校正容器2の内部には、湿度センサ4を接
続する防水カプラ5Aと温度センサ6Aとを設けてあ
り、湿度センサ4、温度センサ6Aが出力する物理量、
例えば電圧がコントローラ3に入力できるように接続し
てある。
続する防水カプラ5Aと温度センサ6Aとを設けてあ
り、湿度センサ4、温度センサ6Aが出力する物理量、
例えば電圧がコントローラ3に入力できるように接続し
てある。
【0015】また、コントローラ3には、本体1の内部
に設置した湿度センサ4を接続するための防水カプラ5
Bと温度センサ6Bとが接続し、前記校正容器2の防水
カプラ5Aに接続した時の湿度センサ4の出力を自動的
に校正するためのスイッチ31を設けてある。さらに、
前記接続状態の湿度センサ4が出力する湿度および温度
センサ6Aが検出する温度から演算により求めた標準湿
度とを表示する表示部32と、温度センサ6Aおよび6
Bが出力する温度を表示する表示部33とを設けてあ
る。
に設置した湿度センサ4を接続するための防水カプラ5
Bと温度センサ6Bとが接続し、前記校正容器2の防水
カプラ5Aに接続した時の湿度センサ4の出力を自動的
に校正するためのスイッチ31を設けてある。さらに、
前記接続状態の湿度センサ4が出力する湿度および温度
センサ6Aが検出する温度から演算により求めた標準湿
度とを表示する表示部32と、温度センサ6Aおよび6
Bが出力する温度を表示する表示部33とを設けてあ
る。
【0016】本発明の温湿度調整庫に使用する湿度セン
サ4としては、各種タイプの物が使用できるが、例え
ば、水分子の吸着によってインピーダンスが変化する有
機高分子膜などの湿度センサを使用する場合には、セン
サが正常に動作すれば、雰囲気の湿度と湿度センサが出
力する電圧には図2に示したようにリニアな相関がある
ため、温湿度調整庫の製造時に、湿度センサ4が出力す
る電圧Vから、この時の湿度RH(%)を変換出力する
演算プログラムとして、コントローラ3の制御部(図示
せず)に湿度RH=100Vなる演算式を書き込んでお
けば、湿度センサ4の出力電圧Vから湿度RHを正確に
変換して出力することができる。
サ4としては、各種タイプの物が使用できるが、例え
ば、水分子の吸着によってインピーダンスが変化する有
機高分子膜などの湿度センサを使用する場合には、セン
サが正常に動作すれば、雰囲気の湿度と湿度センサが出
力する電圧には図2に示したようにリニアな相関がある
ため、温湿度調整庫の製造時に、湿度センサ4が出力す
る電圧Vから、この時の湿度RH(%)を変換出力する
演算プログラムとして、コントローラ3の制御部(図示
せず)に湿度RH=100Vなる演算式を書き込んでお
けば、湿度センサ4の出力電圧Vから湿度RHを正確に
変換して出力することができる。
【0017】しかし、湿度センサ4は長時間使用すると
次第に性能が劣化し、図2に示した相関関係から次第に
ズレが生じるようになる。このため、コントローラ3の
制御部に、スイッチ31が押されると、防水カプラ5A
に接続した湿度センサ4が出力する電圧を、温度センサ
6Aが検出する温度から求めたこの時の標準湿度に対応
する標準出力電圧に補正して出力させる、校正プログラ
ムを設けてある。
次第に性能が劣化し、図2に示した相関関係から次第に
ズレが生じるようになる。このため、コントローラ3の
制御部に、スイッチ31が押されると、防水カプラ5A
に接続した湿度センサ4が出力する電圧を、温度センサ
6Aが検出する温度から求めたこの時の標準湿度に対応
する標準出力電圧に補正して出力させる、校正プログラ
ムを設けてある。
【0018】具体的に説明すると、防湿カプラ5Bに接
続して本体1の庫内湿度の検出に用いていた湿度センサ
4を、例えば1ヶ月毎に取り外して校正容器2の防水カ
プラ5Aに接続し、パッチン錠25によって密閉する。
続して本体1の庫内湿度の検出に用いていた湿度センサ
4を、例えば1ヶ月毎に取り外して校正容器2の防水カ
プラ5Aに接続し、パッチン錠25によって密閉する。
【0019】校正容器2の容器22には、前記したよう
に飽和NaClの水溶液が入っており、温度センサ6A
が検出する雰囲気温度が例えば20℃であると、この時
の飽和NaCl水溶液と校正容器2内の水蒸気が平衡状
態になった時の湿度は、表1に示したように75.5%
と高湿度であるから、防水カプラ5Aに接続した湿度セ
ンサ4が検出する湿度は図3に示したように時間の経過
と共に上昇するが、上昇カーブは次第に緩やかになって
ある値に漸近する。
に飽和NaClの水溶液が入っており、温度センサ6A
が検出する雰囲気温度が例えば20℃であると、この時
の飽和NaCl水溶液と校正容器2内の水蒸気が平衡状
態になった時の湿度は、表1に示したように75.5%
と高湿度であるから、防水カプラ5Aに接続した湿度セ
ンサ4が検出する湿度は図3に示したように時間の経過
と共に上昇するが、上昇カーブは次第に緩やかになって
ある値に漸近する。
【0020】
【表1】
【0021】この漸近値が例えば70%であったとする
と、湿度センサ4は実際より5.5%だけ低い湿度を出
力していることになって好ましくないので、スイッチ3
1を押すと、コントローラ3の制御部では、湿度センサ
4が出力する0.7V(湿度70%に相当)を、温度セ
ンサ6Aが出力する温度20℃からこの時の標準湿度が
75.5%であり、標準電圧は0.755Vであること
をメモリーから読み出して来て、0.7Vを0.755
Vに補正し、これで元の演算プログラム(湿度RH=1
00V)を、湿度RH=100(V+0.055)と書
き直し、湿度センサ4が0.7Vを出力した時に、丁度
20℃の標準湿度75.5%を変換出力するように校正
するプログラムを設ける。
と、湿度センサ4は実際より5.5%だけ低い湿度を出
力していることになって好ましくないので、スイッチ3
1を押すと、コントローラ3の制御部では、湿度センサ
4が出力する0.7V(湿度70%に相当)を、温度セ
ンサ6Aが出力する温度20℃からこの時の標準湿度が
75.5%であり、標準電圧は0.755Vであること
をメモリーから読み出して来て、0.7Vを0.755
Vに補正し、これで元の演算プログラム(湿度RH=1
00V)を、湿度RH=100(V+0.055)と書
き直し、湿度センサ4が0.7Vを出力した時に、丁度
20℃の標準湿度75.5%を変換出力するように校正
するプログラムを設ける。
【0022】このように湿度センサ4を定期的に校正す
ることにより、精度の高い湿度管理が可能となるばかり
でなく、センサ寿命を伸ばすことができる。
ることにより、精度の高い湿度管理が可能となるばかり
でなく、センサ寿命を伸ばすことができる。
【0023】なお、校正容器2は、NaClの飽和水溶
液の代わりにK2 SO4 やLiClなどの飽和水溶液を
容器22に入れて標準湿度を作ることもできるので、コ
ントローラ3の制御部には容器22に入れる水溶液の種
類毎に、表1に示した温度と標準湿度との関係式を入力
して適宜選択できるように構成することもできる。
液の代わりにK2 SO4 やLiClなどの飽和水溶液を
容器22に入れて標準湿度を作ることもできるので、コ
ントローラ3の制御部には容器22に入れる水溶液の種
類毎に、表1に示した温度と標準湿度との関係式を入力
して適宜選択できるように構成することもできる。
【0024】また、異なる標準湿度が得られる前記校正
容器2を複数個設置し、それぞれの校正容器によって特
性のズレを確認し、例えば最少自乗法などの数学的処理
によって校正することもできる。
容器2を複数個設置し、それぞれの校正容器によって特
性のズレを確認し、例えば最少自乗法などの数学的処理
によって校正することもできる。
【0025】また、校正容器2は、密閉構造で容易に開
閉できれば良いので、図1に示した構造に限定されるも
のではない。
閉できれば良いので、図1に示した構造に限定されるも
のではない。
【0026】また、湿度センサ4を校正容器2の防水カ
プラ5Aに接続して校正する際の湿度上昇カーブを、校
正の初期の段階でプログラム上で予想し、推論により特
性のズレを短時間に求めて校正することもできる。
プラ5Aに接続して校正する際の湿度上昇カーブを、校
正の初期の段階でプログラム上で予想し、推論により特
性のズレを短時間に求めて校正することもできる。
【0027】(実施例2)図4は請求項3に係わる第2
の実施例を示し、コントローラ3に接続した防水カプラ
5A、5Bを本体1の内部に近接して設置し、庫内測定
用湿度センサ4A、校正用湿度センサ4Bがそれぞれに
接続できるようになっている。
の実施例を示し、コントローラ3に接続した防水カプラ
5A、5Bを本体1の内部に近接して設置し、庫内測定
用湿度センサ4A、校正用湿度センサ4Bがそれぞれに
接続できるようになっている。
【0028】ここに示したコントローラ3、防水カプラ
5A、5Bも、実施例1に示したものと同様の機能を持
つものである。
5A、5Bも、実施例1に示したものと同様の機能を持
つものである。
【0029】庫内測定用湿度センサ4Aは、防水カプラ
5Aに常時接続して庫内の湿度を検出するために使用さ
れ、校正用湿度センサ4Bは例えばシリカゲルなどの乾
燥剤71が入った保管容器7の中に保管しておき、庫内
測定用湿度センサ4Aを校正する時にのみ防水カプラ5
Bに接続して用いられる。
5Aに常時接続して庫内の湿度を検出するために使用さ
れ、校正用湿度センサ4Bは例えばシリカゲルなどの乾
燥剤71が入った保管容器7の中に保管しておき、庫内
測定用湿度センサ4Aを校正する時にのみ防水カプラ5
Bに接続して用いられる。
【0030】庫内測定用湿度センサ4Aが出力する物理
量、例えば電圧は前記したように長期使用によって初期
の出力値からズレてくるので、定期的(例えば、1ヶ月
毎)に校正用湿度センサ4Bを防水カプラ5Bに接続
し、庫内測定用湿度センサ4Aが出力する電圧を、校正
用湿度センサ4Bが出力する電圧に補正し、出力電圧か
ら湿度に変換する演算プログラムを書き替え校正する。
量、例えば電圧は前記したように長期使用によって初期
の出力値からズレてくるので、定期的(例えば、1ヶ月
毎)に校正用湿度センサ4Bを防水カプラ5Bに接続
し、庫内測定用湿度センサ4Aが出力する電圧を、校正
用湿度センサ4Bが出力する電圧に補正し、出力電圧か
ら湿度に変換する演算プログラムを書き替え校正する。
【0031】庫内測定用湿度センサ4Aの一校正例を説
明すると、防水カプラ5Bに接続した校正用湿度センサ
4Bが、例えば0.64Vを出力し、庫内湿度が64%
であると表示している時、これまで庫内湿度の検出に用
いていた庫内測定用湿度センサ4Aが例えば0.61V
を出力して湿度61%を表示した時に、スイッチ31を
押すとコントローラ3の制御部では、庫内測定用湿度セ
ンサ4Aが出力する0.61Vを、校正用湿度センサ4
Bが出力する0.64Vに補正し、これで元の演算プロ
グラム(湿度RH=100V)を、湿度RH=100
(V+0.03)と書き直し、庫内測定用湿度センサ4
Aが0.61Vを出力した時に、湿度64%が変換出力
される校正するプログラムを設けてある。
明すると、防水カプラ5Bに接続した校正用湿度センサ
4Bが、例えば0.64Vを出力し、庫内湿度が64%
であると表示している時、これまで庫内湿度の検出に用
いていた庫内測定用湿度センサ4Aが例えば0.61V
を出力して湿度61%を表示した時に、スイッチ31を
押すとコントローラ3の制御部では、庫内測定用湿度セ
ンサ4Aが出力する0.61Vを、校正用湿度センサ4
Bが出力する0.64Vに補正し、これで元の演算プロ
グラム(湿度RH=100V)を、湿度RH=100
(V+0.03)と書き直し、庫内測定用湿度センサ4
Aが0.61Vを出力した時に、湿度64%が変換出力
される校正するプログラムを設けてある。
【0032】なお、湿度を得るために湿度センサが出力
する物理量としては、実施例に示した電圧の他に、長
さ、体積、角度、圧力、電流、磁界などであっても良
い。
する物理量としては、実施例に示した電圧の他に、長
さ、体積、角度、圧力、電流、磁界などであっても良
い。
【0033】また、上記何れの実施例においても本体1
の構造および機能については説明しなかったが、庫内の
温湿度が調節できるように、本願出願人が特願平3−3
13399号公報、特願平3−324035号公報によ
り提案した温湿度調整庫と同様に、加熱装置、加湿装
置、除湿装置などを具備しているものである。
の構造および機能については説明しなかったが、庫内の
温湿度が調節できるように、本願出願人が特願平3−3
13399号公報、特願平3−324035号公報によ
り提案した温湿度調整庫と同様に、加熱装置、加湿装
置、除湿装置などを具備しているものである。
【0034】また、制御部に計時回路を設けて湿度セン
サの使用時間を計測し、校正時期を表示する構成とする
こともできる。
サの使用時間を計測し、校正時期を表示する構成とする
こともできる。
【0035】また、上記実施例に示した校正プログラム
は一例であって、他の数学的処理、例えば湿度に変換し
た後に補正するプログラムとすることなども可能であ
る。
は一例であって、他の数学的処理、例えば湿度に変換し
た後に補正するプログラムとすることなども可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、従来のようにメー
カーのサービスセンターなどに持ち込んで校正する必要
がなくなっただけでなく、請求項1、2の温湿度調整庫
においては、校正容器の標準湿度雰囲気に設置した湿度
センサが出力する電圧などの物理量を、この時の標準湿
度に対応する物理量に補正して湿度を算出するため、長
期間の使用により特性にズレが生じることがあってもそ
の都度容易に補正することが可能であり、高精度の湿度
管理が可能になった。また、従来より長くセンサを使用
することができるので、センサ寿命が伸び経済的でもあ
る。
カーのサービスセンターなどに持ち込んで校正する必要
がなくなっただけでなく、請求項1、2の温湿度調整庫
においては、校正容器の標準湿度雰囲気に設置した湿度
センサが出力する電圧などの物理量を、この時の標準湿
度に対応する物理量に補正して湿度を算出するため、長
期間の使用により特性にズレが生じることがあってもそ
の都度容易に補正することが可能であり、高精度の湿度
管理が可能になった。また、従来より長くセンサを使用
することができるので、センサ寿命が伸び経済的でもあ
る。
【0037】また、請求項3の温湿度調整庫において
は、庫内に設置した校正用湿度センサでもって庫内測定
用湿度センサを取り外すことなく校正することができる
ので、湿度管理中でも校正できると云ったメリットがあ
る。
は、庫内に設置した校正用湿度センサでもって庫内測定
用湿度センサを取り外すことなく校正することができる
ので、湿度管理中でも校正できると云ったメリットがあ
る。
【図1】一実施例を示す説明図。
【図2】湿度センサの出力電圧と湿度との関係図。
【図3】飽和塩水溶液の温度と湿度との関係図。
【図4】湿度センサの校正要領を示す説明図。
1 (温湿度調整庫)本体 2 校正容器 21 本体部 22 容器 23 蓋 24 シール材 25 パッチン錠 3 コントローラ 31 スイッチ 32、33 表示部 4 湿度センサ 4A 庫内測定用湿度センサ 4B 校正用湿度センサ 5A、5B 防水カプラ 6A、6B 温度センサ 7 保管容器 71 乾燥剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久米 角治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 温度センサおよび湿度センサの出力に基
づいて、冷却・加熱・加湿などして庫内の温湿度を調整
する温湿度調整庫であって、標準湿度の発生が可能な校
正容器を具備したことを特徴とする温湿度調整庫。 - 【請求項2】 湿度センサの出力を湿度に変換出力する
演算プログラムに、標準湿度に保たれた校正容器内に設
置した湿度センサの出力を、この時の標準湿度に対応す
る標準出力に補正して採用する、校正プログラムを設け
た請求項1記載の温湿度調整庫。 - 【請求項3】 温度センサおよび湿度センサの出力に基
づいて、冷却・加熱・加湿などして庫内の温湿度を調整
する温湿度調整庫であって、湿度センサ用接続端子を少
なくとも2個具備すると共に、一方の端子に庫内測定用
湿度センサを常時接続し、他方の端子に校正用湿度セン
サを校正時にのみ接続し、前記庫内測定用湿度センサの
出力を、前記校正用湿度センサの出力レベルまで補正す
る校正プログラムを具備したことを特徴とする温湿度調
整庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16402692A JPH06229658A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 温湿度調整庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16402692A JPH06229658A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 温湿度調整庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229658A true JPH06229658A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=15785393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16402692A Pending JPH06229658A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 温湿度調整庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229658A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0716303A3 (en) * | 1994-12-06 | 1997-03-26 | Electronic Systems Spa | Device for calibrating a sensor for determining the moisture of sheet, tape or foil materials |
JP2006308232A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
JP2008180614A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Daikin Ind Ltd | センサー較正装置 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16402692A patent/JPH06229658A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0716303A3 (en) * | 1994-12-06 | 1997-03-26 | Electronic Systems Spa | Device for calibrating a sensor for determining the moisture of sheet, tape or foil materials |
JP2006308232A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
JP2008180614A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Daikin Ind Ltd | センサー較正装置 |
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