JPH06229465A - 動力装置付ドーリを備えた多重連結車両のトランスミッション制御装置 - Google Patents

動力装置付ドーリを備えた多重連結車両のトランスミッション制御装置

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JPH06229465A
JPH06229465A JP29417093A JP29417093A JPH06229465A JP H06229465 A JPH06229465 A JP H06229465A JP 29417093 A JP29417093 A JP 29417093A JP 29417093 A JP29417093 A JP 29417093A JP H06229465 A JPH06229465 A JP H06229465A
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JP29417093A
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Masaaki Sasaki
正明 佐々木
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力装置付ドーリ2−3を用いた多重連結車
両のドーリ側トランスミッションのシフトを、低温時に
も確実に作動させること。 【構成】 トルコン付オートミッションを採用している
動力装置付ドーリ側のトランスミッションに対し、ギヤ
シフト指示信号パルスを発してシフト制御を行う動力装
置付ドーリを備えた多重連結車両のトランスミッション
制御装置において、前記ギヤシフト指示信号パルスを、
ギヤシフトのトライの回を重ねるほど、トライとトライ
との間隔が長くなるようにして発する。すると、トラン
スミッションの作動油の粘性が大となり動きが鈍くなっ
ている低温時でも、何回目かのトライの時には、次のト
ライのギヤシフト指示信号パルスが来る前にシフト作動
を終えることが出来、ギヤシフトを確実に行うことが出
来るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタにより牽引す
る多重連結車両に関するもので、特に車両間連結部に動
力装置付ドーリ(以下「パワードーリ」という)を用い
た多重連結車両の、トランスミッション制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタによって牽引される連結
した複数の車両(トレーラ)すなわち多重連結車両の、
車両と車両との間の連結に使用するドーリに関しては、
例えば特開昭58-85765号公報のような文献がある。これ
は動力装置の付いていないドーリの構造に関するもので
あるが、動力装置の付いたパワードーリを用いた多重連
結車両もある。
【0003】第2図は、そのような動力装置付ドーリを
備えた多重連結車両を示す図である。第2図において、
2−1はトラクタ、2−1aは駆動輪、2−2,2−
4,2−6はトレーラ、2−3はパワードーリ(動力装
置付ドーリ)、2−3aは駆動輪:2−3bは動力装置
である。パワードーリ2−3の動力装置2−3bにはエ
ンジンが搭載され、トラクタと同様、駆動力を発生する
ことが出来る。
【0004】そして、従来、パワードーリ側トランスミ
ッションとしてはトルコン付オートミッションを使用
し、どのギヤ段を使用するかは、負荷と車速によって決
まるように制御されていた。
【0005】このような動力装置付ドーリを備えた多重
連結車両のトランスミッション制御装置に関するものと
しては、出願人が先に提案した特願昭60-256242 号があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パワードーリ
側トランスミッションとしてはトルコン付オートミッシ
ョンを使用していたので、次のような問題点があった。
即ち、低温時にはトルコン付オートミッションの作動油
の粘性が大きくなり、油圧機構の作動が鈍くなるため、
ギヤシフト動作が遅くなったり不確実となったりするこ
とがあるという問題点があった。本発明は、このような
問題点を解決することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
め、本発明では、トラクタの運転状況を検出した信号
と、該トラクタに牽引される車両間に連結され、トラン
スミッションとしてトルコン付オートミッションを採用
している動力装置付ドーリの運転状況を検出した信号と
を基に、前記動力装置付ドーリ側のトランスミッション
に対し、ギヤシフト指示信号パルスを発してシフト制御
を行う動力装置付ドーリを備えた多重連結車両のトラン
スミッション制御装置において、前記ギヤシフト指示信
号パルスを、その立ち上がりの間隔がギヤシフトのトラ
イの回を重ねるほど長くなるようにして発する手段を具
えることとした。
【0008】
【作用】一発目のギヤシフト指示信号パルスでシフトに
失敗した場合は、次々と該ギヤシフト指示信号パルスを
発してシフトを試みる(トライする)わけであるが、本
発明では該ギヤシフト指示信号パルスのパルス幅ないし
はパルス間隔を変えることにより、トライ(これはパル
スの立ち上がりで開始される)の間隔を回を追う毎に長
くする。例えば、2回目のパルスの立ち上がりから3回
目のパルスの立ち上がりまでの間隔は、1回目から2回
目までの間隔より長くする。
【0009】すると、トランスミッションの作動油の粘
性が大となり動きが鈍くなっている低温時でも、何回目
かのトライの時には、次のトライのギヤシフト指示信号
パルスが来る前にシフト作動を終えることが出来、ギヤ
シフトを確実に行うことが出来るようになる。
【0010】
【実施例】
(構成)第3図は、本発明に係わるシステム図である。
第3図中央部の上下に引かれている2点鎖線を境にし
て、左側はトラクタ側の部分を示し、右側はパワードー
リ側を示す。このシステムの概要は、トラクタ側,パワ
ードーリ側それぞれのエンジン,トランスミッション、
トラクタ側のアクセルペタル,クラッチ等に設置された
種々のセンサから得られる信号をコントロールユニット
1に集め、集められたそれらの信号を基にコントロール
ユニット1で所望の処理をし、各部署に対する制御信号
を発するというものである。第3図に於ける符号は、そ
れぞれ次のものを指す。 1:コントロールユニット 2:トラクタ側エンジン 3:トラクタ側トランスミッション 4:トラクタ側エンジンのインジェクションポンプ 6:トラクタ側エンジンの排気マニホールド 7:トラクタ側エンジンの排気ブレーキ 8:トラクタ側エンジンのフライホイール 11:トラクタ側排気ブレーキ用クラッチスイッチ 12:排気ブレーキ遅延リレー 13:トラクタ側排気ブレーキ用アクセルスイッチ 14:トラクタ側排気ブレーキスイッチ 18:トラクタ側アクセルペタル 18a :トラクタ側アクセルセンサ 19:トラクタ側クラッチペタル 19a :トラクタ側クラッチ完接スイッチ 19b :トラクタ側クラッチ完断スイッチ 23:トラクタ側エンジン回転センサ 24:トラクタ側ニュートラルスイッチ 25:トラクタ側バックアップランプスイッチ(バックギ
ヤスイッチ) 26:トラクタ側車速センサ 30:パワードーリ側エンジン 31:パワードーリ側エンジンのインジェクションポンプ 32:パワードーリ側エンジンの排気マニホールド 33:パワードーリ側エンジンの排気ブレーキ 37:エンジンストップアクチュエータ 37a :エンジンストップアクチュエータのソレノイドバ
ルブ 37b :エンジンストップアクチュエータのマグネチック
バルブ 38:ロードセンサ 39:ステップモータ 40:パワードーリ側エンジン回転センサ 41:パワードーリ側エンジンのフライホイール 42:パワードーリ側オートトランスミッション 44:リターダ作動用ソレノイドバルブ 45:ロックアップ作動用ソレノイドバルブ 46:トランスミッションシフト用アクチュエータ 46a :シフトアップ用ソレノイドバルブ 46b :シフトダウン用ソレノイドバルブ 46c :ポジションスイッチのハーネス 47a :補助ブレーキ切換スイッチ(リターダ用接点) 47b :補助ブレーキ切換スイッチ(排気ブレーキ用接
点) 83: 排気ブレーキ操作信号用ハーネス
【0011】(動作の概要)本発明では、トラクタ側か
ら、パワードーリ側トランスミッションのギヤシフトを
制御するものであるが、その制御を確実なものとするた
めには、ギヤシフト動作を直接司どっているところのア
クチュエータが確実に働いてくれることが不可欠であ
る。そのためにギヤシフトのさせ方についても改良を施
した。以下にそれを説明する。先ず最初に、ギヤシフト
の不確実性をもたらす原因を説明し、ついで、その克服
方法について説明する。
【0012】第4図はアクチュエータである。第4図に
おいて、46aはシフトアップ用ソレノイド,46bは
シフトダウン用ソレノイド,5−1はオイル切換バル
ブ,5−2はシフトアップ用油路,5−3はシフトダウ
ン用油路,5−4はシフター,5−5はシャフト,5−
6はレバー,5−7はアキュムレータ,5−8は取付用
ブラケット,5−9はポジションスイッチ信号取出口で
ある。シフトアップ用ソレノイド46aにギヤシフト指
示信号パルスが入ると、アキュムレータ5−7の方から
の油路を通ってオイル切換バルブ5−1に供給されてい
る作動油は、シフトアップ用油路5−2を通ってシフタ
ー5−4に供給される。するとシャフト5−5,レバー
5−6が動き、ギヤがシフトされる。その詳細動作を次
に説明する。
【0013】シフター5−4の内部は、第5図のように
なっている。第5図において、6−1はピストン,6−
2は作動爪,6−3はピストン戻しバネ,6−4はスト
ッパー,6−5は追歯,6−6はラチェットスライダ,
6−7は第4図のシフトアップ用油路5−2に通じる作
動油出入口である。第5図の下半分は図示してないが、
上半分と同様の構成であるが、ただ左右の向きが逆にし
てある。
【0014】今、シフトアップせよとのギヤシフト指示
信号パルスが出され、作動油出入口6−7から作動油が
入って来ると、ピストン6−1は左方に移動する。する
と、作動爪6−2がラチェットスライダ6−6の追歯6
−5と係合し、ラチェットスライダ6−6を左方に移動
させる。それによって、シャフト5−5が左方に移動
し、ギヤ段を所望のものにシフトさせる。作動油の供給
が止まれば、ピストン6−1はピストン戻しバネ6−3
により、元の位置へ戻される。
【0015】このような動作をするシフターにおいて、
低温等で作動油の粘性が大になると、ピストン6−1を
元に戻すのに時間がかかる。従って、このような状態の
時に、前段シフトのギヤシフト指示信号パルスに続いて
次段へシフトせよとのギヤシフト指示信号パルスが来た
場合、第6図(イ)に示すように、前段のパルスで第1
の歯7−1に係合して左方に移動していた作動爪6−2
が元へ戻り切って第2の歯7−2に係合する前に、次段
のパルスによって再び作動爪6−2は左方へ移動せしめ
られることになる。つまり、次段のパルスに応じたシフ
ト動作は失敗に終わる。
【0016】従って、次段へシフトせよとのギヤシフト
指示信号パルスが再び来るが、作動爪6−2が充分戻り
切る時間よりも短い間隔で来たのでは、同じ結果に終わ
り、結局、シフト動作の確実性が確保されない。シフト
動作を確実にするのには、最初のトライに失敗しても2
回目あるいは3回目のトライの時には、第6図(ロ)に
示すように、作動爪6−2が充分元へ戻り、第2の歯7
−2と確実に係合してから左方へ移動するようにする必
要がある。
【0017】そこで本発明では、作動爪6−2が元へ戻
るに充分な時間を確保するため、2回目,3回目とトラ
イの回を重ねるほどトライとトライとの間隔が大になる
ようにするため、ギアシフト指示信号パルスのパルス幅
またはパルス間隔を変えるようにした。第1図にその1
例を示す。この例では、パルス間隔を変えている。
【0018】第1図に示すギヤシフト指示信号パルスで
は、パルス幅T0 は一定とし、パルス間隔T1,2,3
は、シフト動作に失敗して2回目,3回目と回を重ねて
出すパルスになる程大にした。第1図中に示す数値はい
ずれも1例である。このようにすると、第1回目のトラ
イでシフトに失敗しても、第2回目のトライ迄には前回
よりも充分な間隔があるから、作動爪6−2も元へ戻
り、係合が確実に行われる。
【0019】なお、3回目にてもなお失敗ということで
あれば、それはもはや作動油の粘性が原因とは考えられ
ないから、何らかの故障が発生していると判定する。1
回で成功の場合、2回目,3回目のトライのためのギヤ
シフト指示信号パルスを発しないようにすることは、言
うまでもない。成功したかどうか、つまり、所望のギヤ
段にシフトしたかどうかは、ポジションスイッチからの
信号によって知ることができる。
【0020】以上は動作の概要であるが、次にコントロ
ールユニット1で行わせる動作の詳細を、具体的数値例
を交えつつフローチャートを用いて説明する。
【0021】(動作の詳細とフローチャート) トランスミッションシフト用プログラム(第7図ないし
第11図参照) 1) P2001でT/Mシフトソレノイドが故障しているか
どうかを、故障フラグがONかどうかで判断する(故障
判定プログラムは第10図に示すが詳細省略)。故障フ
ラグがONであればP2035(第8図)でシフトアップ用
ソレノイド46aとシフトダウン用ソレノイド46bの両方
をOFFにする。
【0022】T/Mシフト用ソレノイド故障フラグがO
Nでなければ,P2002にてT/Mギヤ位置スイッチ故障
フラグがONかどうかを判断する。このフラグはスイッ
チが同時に2個以上ONの場合と全スイッチが同時にO
FFであるとONになる。(故障判定プログラムは第1
1図に示すが詳細は省略)
【0023】2) T/Mギヤ位置スイッチ故障フラグが
ONの時は,ギヤ位置が不明でも確実にニュートラル位
置にするため,5回シフトダウン指示を出力した後4回
シフトアップ指示を出す処理を行う。これはシフト位置
がR,N,4,3,2,1となっており,最初どの位置
にあっても,5回シフトダウンすれば1速になり,それ
から4回シフトアップすればNになるからである。
【0024】P2100(第9図)にてT/Mギヤ位置故障
時の制御を行うためのフラグ類を初期セットしているか
どうか判定する。セットされていなければ最初の制御サ
イクルでP2120へ進みファイルの初期セットを行い, 故
障時の制御を行うようにする。
【0025】P2101にてシフト指示状態にあるかどうか
を判定するトランスミッション(以下T/Mと記す)シ
フト用ソレノイド制御フラグがON かどうかを判断す
る。ONでなければP2102にて1速にシフトするまでシフ
ト制御したかどうかを判定するT/Mダウンカウンタの
値が5かどうかを判断する。5になっていなければ,確
実に1速にシフトダウンするためにP2110にてT/Mシ
フトダウンソレノイドをONにして,P2111にてT/M
シフトダウンカウンタに1を加える。次にP2106にてT
/Mシフト用ソレノイドへの通電時間と休止時間を設定
する,T/Mシフト用ソレノイドON・OFFタイマ初
期セットを行う。
【0026】P2101にてT/Mシフト用ソレノイド制御
フラグがONであれば,P2130にてT/Mシフト用ソレ
ノイドへの通電時間(ON)が400ms 経過したかを判定
する。通電時間が短い時はP2133にてT/Mシフト用ソ
レノイドのON状態を維持する。P2130にてON時間が
400ms 経過すれば,次のシフト指示を出すまで600msの
OFF時間を設定する。P2131にてOFF時間が600ms
未満であれば(第8図) のP2035にてT/Mシフト用ソ
レノイドをOFFにする。P2131にてOFFタイマが60
0ms になれば,P2132にてT/Mシフト用ソレノイド制
御フラグをリセットにする。
【0027】P2102にてT/Mダウンシフトカウンタが
5になり,1速に確実にシフト判断されるとP2103にて
シフトアップした回数をカウントして確実にNにシフト
アップさせるため,T/Mシフトアップカウンタが4か
どうかを判定する。4未満であればP2104にてT/Mア
ップシフト用ソレノイドをONにする。P2105にてT/
Mアップシフトカウンタに1を加える。
【0028】P2103にてT/Mアップシフトカウンタが
4になり,確実にN位置にシフトされたと判断されると
(第8図)のP2035にてT/Mシフト用ソレノイドをO
FFにしてシフト制御を完了する。
【0029】3) P2002(第7図)にてT/Mギヤ位置
スイッチが故障していなければ,P2003にてトランスミ
ッションのシフト制御中かどうかを判断するT/Mシフ
ト用ソレノイド制御フラグが、ONかどうか判断する。
ONでなければ,P2004にてアップ側へのシフトが必要
かP2005にてダウン側へのシフトが必要かどうかをトラ
クタ側トランスミッションギヤ段とパワードーリ側トラ
ンスミッションギヤ段から判断する。どちらへのシフト
も必要なければ,P2035(第8図)にてT/Mシフト用
ソレノイドをOFFにしておく。どちらかの方向へのシ
フトが必要であれば,P2006にて,T/Mシフト用ソレ
ノイド制御フラグを,アップダウンに応じてセットす
る。
【0030】4) P2007(第8図)にて故障回数が0か
どうかを判定する。故障回数とはシフト指示を出しても
次段へシフトしなかった回数(つまりシフト失敗回数)
である。0であれば前段のシフト指示が終了してから休
止時間が300ms 経過したかどうかをP2030にて判断する
(第1図のa)。シフトの休止時間を設定するのはソレ
ノイドをONするごとに1段づつシフトするという油圧
回路の特性による。300ms 経過しない時はP2031にてT
/Mがシフトしたかどうかを判定し,シフトしなけれ
ば,P2035にてT/Mシフト用ソレノイドOFFを継続
する。
【0031】P2030にてOFFタイマ300ms になるとP
2011へ進み,T/Mが次段へシフトしたかどうかギヤ位
置スイッチにより判定し,シフトしていなければP2012
にて故障回数を1回カウントする。P2013にてアップ側
にシフトかまたP2014にてダウン側へシフトかを判定
し,アップ側へシフトの場合にはP2018にてT/Mアッ
プシフト用ソレノイドをまたダウン側へシフトの場合に
はP2015にてT/Mダウンシフト用ソレノイドをそれぞ
れONにする。シフトする必要がなければP2035にてO
FFとする。次にP2016にてT/Mシフト用ON・OF
Fタイマをリセットする。
【0032】5) P2007にて故障回数が1以上であれ
ば,P2008にてシフト指示出力が400ms 継続したかどう
かをONタイマにて判定する。400ms より短ければ,P
2020にてT/Mが次の段へシフトしたかどうかをT/M
ギヤ位置スイッチで判定する。シフトしていなければP
2021にてT/Mシフト用ソレノイドのON状態を維持す
る。
【0033】ON時間が400ms より短くともP2020にて次
段へのシフトが完了されたと判定されると、P2032にて
T/Mシフト用ソレノイド制御フラグを状況に応じてリ
セットし,P2033にて故障回数をクリア(0)にし,P
2034にてT/Mシフト用ソレノイドをOFFとし,P20
16にてON・OFFタイマをリセットし,1回のシフト
制御を終わる。油温が高く作動油の粘性が低くて,トラ
ンスミッションシフト用アクチュエータ46の作動が速い
場合には,このようにしてすばやくシフト作動が行われ
る。
【0034】6) P2008にてONタイマが400ms カウン
トすれば,P2009にて故障回数が1かどうか判断し,1
であれば,P2017へ進み600ms 間OFFとする(第1図
のc)。P2009にて故障回数が2であれば,P2010に
て,1.2 s間OFFとする(第1図のe)。
【0035】7) OFF時間が所定の時間経過するとP
2011にてT/Mが次段へシフトしたかどうか判定する。
シフトしていなければ4)の後半と同じになる。シフトが
完了すれば,P2032にて制御フラグをリセット(OF
F)にしてP2033にて故障回数をクリア(0)にして,
P2034にてT/Mシフト用ソレノイドをOFFとして,
シフト操作を終わる。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、動力
装置付ドーリのトランスミッションへ送るギヤシフト指
示信号パルスを、ギヤシフトのトライの回を重ねるほ
ど、トライとトライとの間隔が長くなるようにして発す
る。そのため、トランスミッションの作動油の粘性が大
となり動きが鈍くなっている低温時でも、何回目かのト
ライの時には、次のトライのギヤシフト指示信号パルス
が来る前にシフト作動を終えることが出来、ギヤシフト
を確実に行うことが出来るようになる。なお、作動油の
温度が高い時に、ギヤシフトが速やかに行われること
は、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランスミッションシフト指示信号を示す図
【図2】 動力装置付ドーリを用いた多重連結車両
【図3】 本発明に係わるシステム図
【図4】 トランスミッションに於けるアクチュエータ
の構成図
【図5】 トランスミッションに於けるアクチュエータ
内のシフターの構造を示す図
【図6】 シフターの動作説明図
【図7】 トランスミッションシフト用プログラム(そ
の1)
【図8】 トランスミッションシフト用プログラム(そ
の2)
【図9】 トランスミッションシフト用プログラム(そ
の3)
【図10】トランスミッションシフト用ソレノイド故障
判定プログラム
【図11】トランスミッションギヤ位置スイッチ故障判
定プログラム
【符号の説明】
1…コントロールユニット,2…トラクタ側エンジン,
3…トラクタ側トランスミッション,30…パワードー
リ側エンジン,31…パワードーリ側エンジンのインジ
ェクションポンプ,38…ロードセンサ,39…ステッ
プモータ,42…パワードーリ側トランスミッション,
46…トランスミッションシフト用アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの運転状況を検出した信号と、
    該トラクタに牽引される車両間に連結され、トランスミ
    ッションとしてトルコン付オートミッションを採用して
    いる動力装置付ドーリの運転状況を検出した信号とを基
    に、前記動力装置付ドーリ側のトランスミッションに対
    し、ギヤシフト指示信号パルスを発してシフト制御を行
    う動力装置付ドーリを備えた多重連結車両のトランスミ
    ッション制御装置において、前記ギヤシフト指示信号パ
    ルスを、その立ち上がりの間隔がギヤシフトのトライの
    回を重ねるほど長くなるようにして発する手段を具えた
    ことを特徴とする動力装置付ドーリを備えた多重連結車
    両のトランスミッション制御装置。
JP29417093A 1993-10-28 1993-10-28 動力装置付ドーリを備えた多重連結車両のトランスミッション制御装置 Pending JPH06229465A (ja)

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JP28022086A Division JPH0645346B2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25 動力装置付ド−リを備えた多重連結車両のトランスミツシヨン制御装置

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JPH06229465A true JPH06229465A (ja) 1994-08-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154609A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hino Motors Ltd 連結車両、物流システムおよび連結車両の制御方法ならびにプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010154609A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Hino Motors Ltd 連結車両、物流システムおよび連結車両の制御方法ならびにプログラム

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