JPH0622818A - 抗菌性歯ブラシ - Google Patents
抗菌性歯ブラシInfo
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- JPH0622818A JPH0622818A JP12502491A JP12502491A JPH0622818A JP H0622818 A JPH0622818 A JP H0622818A JP 12502491 A JP12502491 A JP 12502491A JP 12502491 A JP12502491 A JP 12502491A JP H0622818 A JPH0622818 A JP H0622818A
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- Japan
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- filaments
- toothbrush
- filament
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46D—MANUFACTURE OF BRUSHES
- A46D1/00—Bristles; Selection of materials for bristles
- A46D1/006—Antimicrobial, disinfectant bristles, handle, bristle-carrier or packaging
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A46—BRUSHWARE
- A46D—MANUFACTURE OF BRUSHES
- A46D1/00—Bristles; Selection of materials for bristles
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- Brushes (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗菌効果が長期間維持され、かつ容易にフィ
ラメントの劣化が少ない抗菌性歯ブラシを提供する。 【構成】歯ブラシのフィラメント、又はフィラメントと
ハンドルを、含水量1.0%以下、粒径10μm以下の酸化亜
鉛 0.5〜20重量%を含有する合成樹脂によって形成す
る。 【効果】 歯ブラシのフィラメントおよびハンドルに含
有される酸化亜鉛により優れた抗菌効果が発揮され、こ
の抗菌効果が長期間維持される。またフィラメントの劣
化も少ない。
ラメントの劣化が少ない抗菌性歯ブラシを提供する。 【構成】歯ブラシのフィラメント、又はフィラメントと
ハンドルを、含水量1.0%以下、粒径10μm以下の酸化亜
鉛 0.5〜20重量%を含有する合成樹脂によって形成す
る。 【効果】 歯ブラシのフィラメントおよびハンドルに含
有される酸化亜鉛により優れた抗菌効果が発揮され、こ
の抗菌効果が長期間維持される。またフィラメントの劣
化も少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌効果が長期間維持
され、かつ容易にフィラメントの劣化が少ない抗菌性歯
ブラシに関する。
され、かつ容易にフィラメントの劣化が少ない抗菌性歯
ブラシに関する。
【0002】
【従来技術】歯ブラシは口腔内で用いられるため清潔で
あることが求められるが、一般家庭においては特別な殺
菌処理を行なわずに保管し、使用しているのが現状であ
る。例えば、歯ブラシを使用後、湿った状態で洗面キャ
ビネットや携帯用ケースに歯ブラシを収納すると乾燥が
不十分になり雑菌、例えば黴が繁殖するようになる。そ
こで最近、歯ブラシのフィラメント表面に抗菌性材料を
コーティングした抗菌性歯ブラシが開発されている(特
開平2-239808号)が、このような歯ブラシは表面の抗菌
性材料が毎日のブラッシングにより剥離してしまい、極
めて短期間の使用で抗菌性を失い耐久性がない。例え
ば、歯磨剤を付けないでブラッシングしたとき、フィラ
メント表面に抗菌剤をコーティングした歯ブラシは8日
間で抗菌剤が物理的、機械的な力によって消失し、また
歯磨剤を付けたときは5日以内で抗菌剤が消失してしま
う。また上記歯ブラシは製造上コーティング処理が煩雑
でありコスト高になり易い。抗菌性材料をコーティング
する方法に代えて、抗菌性金属を担持したゼオライト等
を含有した合成樹脂によってフィラメント等を形成した
抗菌性歯ブラシも知られているが(特開平2-283312号)、
これらは短期間の使用でもフィラメントの広がり(スプ
レイング)が著しく、実用上大きな問題となっている。
あることが求められるが、一般家庭においては特別な殺
菌処理を行なわずに保管し、使用しているのが現状であ
る。例えば、歯ブラシを使用後、湿った状態で洗面キャ
ビネットや携帯用ケースに歯ブラシを収納すると乾燥が
不十分になり雑菌、例えば黴が繁殖するようになる。そ
こで最近、歯ブラシのフィラメント表面に抗菌性材料を
コーティングした抗菌性歯ブラシが開発されている(特
開平2-239808号)が、このような歯ブラシは表面の抗菌
性材料が毎日のブラッシングにより剥離してしまい、極
めて短期間の使用で抗菌性を失い耐久性がない。例え
ば、歯磨剤を付けないでブラッシングしたとき、フィラ
メント表面に抗菌剤をコーティングした歯ブラシは8日
間で抗菌剤が物理的、機械的な力によって消失し、また
歯磨剤を付けたときは5日以内で抗菌剤が消失してしま
う。また上記歯ブラシは製造上コーティング処理が煩雑
でありコスト高になり易い。抗菌性材料をコーティング
する方法に代えて、抗菌性金属を担持したゼオライト等
を含有した合成樹脂によってフィラメント等を形成した
抗菌性歯ブラシも知られているが(特開平2-283312号)、
これらは短期間の使用でもフィラメントの広がり(スプ
レイング)が著しく、実用上大きな問題となっている。
【0003】
【発明の解決課題】以上のように従来の抗菌性歯ブラシ
は抗菌効果の持続性およびフィラメントの耐久性に問題
があった。本発明は従来の上記課題を解決した抗菌性歯
ブラシを提供することを目的とする。
は抗菌効果の持続性およびフィラメントの耐久性に問題
があった。本発明は従来の上記課題を解決した抗菌性歯
ブラシを提供することを目的とする。
【0004】
【課題の解決手段:発明の構成】本発明は、歯ブラシの
フィラメント、又はフィラメントとハンドルが、含水量
1.0%以下、粒径10μm以下の酸化亜鉛 0.5〜20重量%を
含有する合成樹脂によって構成されていることを特徴と
する抗菌性歯ブラシを提供する。更に、好ましくは、歯
ブラシのフィラメント、又はフィラメントとハンドル
が、含水量0.5%以ー下、粒径0.005〜0.1μmの酸化亜鉛
を含有する合成樹脂によって構成されているー抗菌性歯
ブラシを提供する。
フィラメント、又はフィラメントとハンドルが、含水量
1.0%以下、粒径10μm以下の酸化亜鉛 0.5〜20重量%を
含有する合成樹脂によって構成されていることを特徴と
する抗菌性歯ブラシを提供する。更に、好ましくは、歯
ブラシのフィラメント、又はフィラメントとハンドル
が、含水量0.5%以ー下、粒径0.005〜0.1μmの酸化亜鉛
を含有する合成樹脂によって構成されているー抗菌性歯
ブラシを提供する。
【0005】酸化亜鉛は防腐作用を有し、創傷部や潰瘍
部に塗布すると細菌の繁殖を抑制する効果のあることが
知られている。本発明は含水量 1.0%以下、粒径0.005
〜10ーμmの酸化亜鉛を抗菌性材料として用いる。酸化亜
鉛を含有する合成樹脂により歯ブラシのフィラメントを
製造する場合、酸化亜鉛に含まれる水分の量によって、
スプレイングの程度が異なる。一例として、酸化亜鉛を
含有しないフィラメントのスプレイング率 (使用前のフ
ィラメント占有面積に対する使用後の占有面積比)は通
常110%程度であるのに対して、含水量 0.5%、1.3 %
の酸化亜鉛を含有する合成樹脂からなるフィラメントの
スプレイング率はおのおの約130%、約200%であり、含
水量によって大きな相違が認められる。含水量が 1.0%
を越えるとフィラメントが約2倍程度に広がってしまい
使用に適さない。含水量が 0.5%以下のときにはフィラ
メンの広がりは僅かである。また酸化亜鉛の含水量は合
成樹脂表面に発生する銀条(silver streaking)にも影響
を及ぼす。一例として、含水量が1.3%、1.0%、0.5%
の酸化亜鉛を各々含有する合成樹脂を用いて成形した歯
ブラシのハンドル部分について銀条の発生を検査したと
ころ、0.5% のものには銀条が見られないが、1.3%、
1.0%のものには銀条が観察された。従って酸化亜鉛の
含水量は1.0%以下が適当であり、0.5%以下が好まし
い。なお上記含水量は酸化亜鉛の結晶中に取込まれた水
分量を云い、この水分は単に200〜250℃程度の通常の乾
燥では除去できない。
部に塗布すると細菌の繁殖を抑制する効果のあることが
知られている。本発明は含水量 1.0%以下、粒径0.005
〜10ーμmの酸化亜鉛を抗菌性材料として用いる。酸化亜
鉛を含有する合成樹脂により歯ブラシのフィラメントを
製造する場合、酸化亜鉛に含まれる水分の量によって、
スプレイングの程度が異なる。一例として、酸化亜鉛を
含有しないフィラメントのスプレイング率 (使用前のフ
ィラメント占有面積に対する使用後の占有面積比)は通
常110%程度であるのに対して、含水量 0.5%、1.3 %
の酸化亜鉛を含有する合成樹脂からなるフィラメントの
スプレイング率はおのおの約130%、約200%であり、含
水量によって大きな相違が認められる。含水量が 1.0%
を越えるとフィラメントが約2倍程度に広がってしまい
使用に適さない。含水量が 0.5%以下のときにはフィラ
メンの広がりは僅かである。また酸化亜鉛の含水量は合
成樹脂表面に発生する銀条(silver streaking)にも影響
を及ぼす。一例として、含水量が1.3%、1.0%、0.5%
の酸化亜鉛を各々含有する合成樹脂を用いて成形した歯
ブラシのハンドル部分について銀条の発生を検査したと
ころ、0.5% のものには銀条が見られないが、1.3%、
1.0%のものには銀条が観察された。従って酸化亜鉛の
含水量は1.0%以下が適当であり、0.5%以下が好まし
い。なお上記含水量は酸化亜鉛の結晶中に取込まれた水
分量を云い、この水分は単に200〜250℃程度の通常の乾
燥では除去できない。
【0006】酸化亜鉛の粒径は小さいほど表面積が大き
いので抗菌性を発揮し易い。粒径が10μmを越えるとフ
ィラメントやハンドルを製造した場合に表面がザラ付く
ようーになり使用時の感触が低下する。また粒径が0.005
μmより小さくても概ね抗菌性の効果は変わらず、むし
ろコスト高になり、また樹脂に混練した際の分散性が低
下する場合がある。従って酸化亜鉛の粒径は10μm以下
が好ましく、0.005〜0.1μmがより好ましい。
いので抗菌性を発揮し易い。粒径が10μmを越えるとフ
ィラメントやハンドルを製造した場合に表面がザラ付く
ようーになり使用時の感触が低下する。また粒径が0.005
μmより小さくても概ね抗菌性の効果は変わらず、むし
ろコスト高になり、また樹脂に混練した際の分散性が低
下する場合がある。従って酸化亜鉛の粒径は10μm以下
が好ましく、0.005〜0.1μmがより好ましい。
【0007】合成樹脂中の酸化亜鉛含有量は歯ブラシの
部分によって最適量が異なり、フィラメントでは0.5〜
5.0重量%が好ましく、ハンドルでは 5.0〜20重量%が
好ましい。フィラメント中の酸化亜鉛含有量が 0.5%未
満であると十分な抗菌効果が得られず、5.0重量%を越
えると適度な太さ(5〜15ミル)のフィラメントを得るこ
とが困難になり、時としてフィラメント表面に割れを生
じる。ハンドル部分は太いので酸化亜鉛含有量が 5.0重
量%未満であると十分な抗菌効果が得られない。また含
有量が20重量%を越えると成形性に劣り、かつ表面がザ
ラ付くようになるので好ましくない。
部分によって最適量が異なり、フィラメントでは0.5〜
5.0重量%が好ましく、ハンドルでは 5.0〜20重量%が
好ましい。フィラメント中の酸化亜鉛含有量が 0.5%未
満であると十分な抗菌効果が得られず、5.0重量%を越
えると適度な太さ(5〜15ミル)のフィラメントを得るこ
とが困難になり、時としてフィラメント表面に割れを生
じる。ハンドル部分は太いので酸化亜鉛含有量が 5.0重
量%未満であると十分な抗菌効果が得られない。また含
有量が20重量%を越えると成形性に劣り、かつ表面がザ
ラ付くようになるので好ましくない。
【0008】酸化亜鉛粉末を含有する合成樹脂の種類は
特に限定されない。ポリブチレンテレフタレート樹脂(P
BT)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリプロピレン樹脂(PP) な
どを適宜用いることができる。酸化亜鉛粉末をこれら樹
脂に混入する手段も制限されない。通常、これら樹脂に
所定量の酸化亜鉛粉末を添加し混練した後に押出成形等
によりフィラメント状に紡糸し又はハンドルの形状に成
形加工される。
特に限定されない。ポリブチレンテレフタレート樹脂(P
BT)、ポリアミド樹脂(PA)、ポリプロピレン樹脂(PP) な
どを適宜用いることができる。酸化亜鉛粉末をこれら樹
脂に混入する手段も制限されない。通常、これら樹脂に
所定量の酸化亜鉛粉末を添加し混練した後に押出成形等
によりフィラメント状に紡糸し又はハンドルの形状に成
形加工される。
【0009】
【試験例1】含水量が0.2〜1.3%、平均粒径0.05μmの
酸化亜鉛粉末をPBT樹脂に 2重量%均一に分散して得た
フィラメントを植毛した歯ブラシを用い、表1の使用条
件に従ってフィラメントの耐久性(スプレイング率)を調
べた。この結果を表2に示す。なお酸化亜鉛を含有しな
いフィラメントの結果も併せて表2に示した。この結果
から明らかなように含水量が1.0%を越えるものはスプ
レイング率が大きい。
酸化亜鉛粉末をPBT樹脂に 2重量%均一に分散して得た
フィラメントを植毛した歯ブラシを用い、表1の使用条
件に従ってフィラメントの耐久性(スプレイング率)を調
べた。この結果を表2に示す。なお酸化亜鉛を含有しな
いフィラメントの結果も併せて表2に示した。この結果
から明らかなように含水量が1.0%を越えるものはスプ
レイング率が大きい。
【0010】
【表1】 ───────────────────────────────── (1)試験方法: 歯ブラシのヘッド部分を植毛面が水平になるように固定し、 植毛毛先面積(S1)を測定する。次に毛先がガラス面に対して直角に保持し、 植毛面をガラス面に押しつけて溶液を循環しながらガラス面を水平に振動さ せる。振動後の植毛毛先面積(S2)を測定し、S2/S1比を求める。 (2)試験条件: 振動幅 10.6cm、 速度 30回/分、 押圧荷重 500g 溶液 水または温水 ─────────────────────────────────
【0011】
【表2】 ────────────────────────────────── 酸化亜鉛含水量 フィラメント形状 スフ゜レインク゛率(V) スフ゜レインク゛率(H) 銀条個数 1.3 % 不良 200% 190% 30〜20 1.0 % 可 170% 170% 11〜10 0.8 % 良好 130% 140% − 0.2 % 良好 130% 130% − 0 % 良好 110% 115% − ────────────────────────────────── (注) 1.酸化亜鉛の含水量は示差熱分析による。 2.(V)は垂直方向、(H)は水平方向のスフ゜レインク゛率である。
【0012】
【試験例2】含水量が0.2〜1.3%、平均粒径0.05μmの
酸化亜鉛粉末をPP樹脂に2重量%均一に分散して得た合
成樹脂を用いて歯ブラシのハンドル部分を成形し、銀条
の発生を観察した。この結果を表2に併せて示す。この
結果から明らかなように含水量が1.0%を越えるものは
銀条が発生し易い。
酸化亜鉛粉末をPP樹脂に2重量%均一に分散して得た合
成樹脂を用いて歯ブラシのハンドル部分を成形し、銀条
の発生を観察した。この結果を表2に併せて示す。この
結果から明らかなように含水量が1.0%を越えるものは
銀条が発生し易い。
【0013】
【試験例3】一定の含水量0.2%で、粒径が表3に示す
A,B,C,Dの酸化亜鉛を均一に分散させた PBT樹脂を用い
てフィラメントを製造した。このフィラメントを細く切
断して0.5gを減菌試験管にとり、通常使用濃度の 1/100
の濃度に調製した培地を9.5g添加し、さらに菌懸濁液
(Staphylococus aureus ATCC6538 / Escherichia coli
ATCC15221)を0.1ml加えて攪拌した。攪拌後所定時間経
過後に培地の一部を取出して生菌数(cfu/ml)を測定し
た。この結果を表4および表5に示す。なお酸化亜鉛を
含有しない場合(試料E) の結果を併せて示した。この結
果から明らかなように大きな粒径を含む酸化亜鉛では必
要な抗菌効果を示さない。
A,B,C,Dの酸化亜鉛を均一に分散させた PBT樹脂を用い
てフィラメントを製造した。このフィラメントを細く切
断して0.5gを減菌試験管にとり、通常使用濃度の 1/100
の濃度に調製した培地を9.5g添加し、さらに菌懸濁液
(Staphylococus aureus ATCC6538 / Escherichia coli
ATCC15221)を0.1ml加えて攪拌した。攪拌後所定時間経
過後に培地の一部を取出して生菌数(cfu/ml)を測定し
た。この結果を表4および表5に示す。なお酸化亜鉛を
含有しない場合(試料E) の結果を併せて示した。この結
果から明らかなように大きな粒径を含む酸化亜鉛では必
要な抗菌効果を示さない。
【0014】
【表3】 ────────────────────────── 酸化亜鉛 最小粒径(μ) 最大粒径(μ) 平均粒径(μ) A 0.005 0.032 0.011 B 0.028 0.19 0.053 C 0.036 0.5 0.077 D 5.3 36.0 17.6 ──────────────────────────
【0015】
【表4】 ────────────────────────────────── 試料 初期 2hr 6hr 24hr 48hr 72hr A 1.0×104 0 0 0 0 0 B 1.0×104 1×102 1×102 2.1×103 5.5×103 5.6×103 C 1.0×104 6.7×103 2.8×103 4.0×102 5 3×103 D 1.0×104 8.3×103 3.8×103 1.2×103 3×104 7.7×104 E 1.0×104 1.4×104 2.7×104 1.4×107 4.3×107 1.7×107 ────────────────────────────────── (注)Staphylococus aureus ATCC6538 を用いた場合の生菌数(cfu/ml)
【0016】
【表5】 ────────────────────────────────── 試料 初期 2hr 6hr 24hr 48hr 72hr A 6.5×103 0 0 0 0 0 B 6.5×103 5.3×103 3.6×103 4.1×102 0 0 C 6.5×103 6.4×103 5.4×103 2.8×102 0 0 D 6.5×103 6.3×103 7.2×103 3.6×104 5.2×105 6.0×105 E 6.5×103 9.9×104 5.2×104 1.1×108 1.1×108 8.3×107 ────────────────────────────────── (注) Escherichia coli ATCC15221 を用いた場合の生菌数(cfu/ml)
【0017】
【発明の効果】本発明の抗菌性歯ブラシは抗菌効果が長
期間維持され、かつフィラメントの劣化も少ない。
期間維持され、かつフィラメントの劣化も少ない。
Claims (2)
- 【請求項1】歯ブラシのフィラメント、又はフィラメン
トとハンドルが、含水量1.0%以下、粒径10μm以下の酸
化亜鉛 0.5〜20重量%を含有する合成樹脂によって構成
されていることを特徴とする抗菌性歯ブラシ。 - 【請求項2】上記酸化亜鉛の含水量が 0.5%以下、粒径
が 0.005〜0.1μmである請求項1の抗菌性歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125024A JP2561978B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 抗菌性歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3125024A JP2561978B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 抗菌性歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622818A true JPH0622818A (ja) | 1994-02-01 |
JP2561978B2 JP2561978B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14899969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3125024A Expired - Lifetime JP2561978B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 抗菌性歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561978B2 (ja) |
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JPWO2017014302A1 (ja) * | 2015-07-23 | 2018-05-10 | ライオン株式会社 | 歯間ブラシ |
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EP3524093A1 (en) | 2018-02-09 | 2019-08-14 | The Gillette Company LLC | A method for manufacturing an oral care implement |
EP3524091A1 (en) | 2018-02-09 | 2019-08-14 | The Gillette Company LLC | Manual oral care implement |
PL3616561T3 (pl) | 2018-09-03 | 2022-11-21 | The Gillette Company Llc | Główka do narzędzia do higieny jamy ustnej i zestaw zawierający taką główkę |
US11659922B2 (en) | 2018-09-03 | 2023-05-30 | The Gillette Company, LLC. | Head for an oral-care implement and a kit comprising such head |
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