JPH062261A - 筒状編み地の連続フィックス処理法 - Google Patents

筒状編み地の連続フィックス処理法

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JPH062261A
JPH062261A JP20287992A JP20287992A JPH062261A JP H062261 A JPH062261 A JP H062261A JP 20287992 A JP20287992 A JP 20287992A JP 20287992 A JP20287992 A JP 20287992A JP H062261 A JPH062261 A JP H062261A
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JP
Japan
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knitted fabric
squeezing
cylindrical knitted
fixing
tank
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JP20287992A
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Kenji Watanabe
健二 渡辺
Hitoshi Fujishima
均 藤島
Katsuhiko Okuda
勝彦 奥田
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 染色後の筒状編み地に連続的にフィックス処
理する方法の提供に関する。 【構成】 湿潤された筒状編み地を連続的に処理するフ
ィックス処理法であり、フィックス処理浴中における生
地移行を送り出しと押し戻しを間欠的に行うもみ作用を
加えながら行い、かかる処理浴への生地の出し入れに際
しては、少なくともその絞り率を同じとするか、もしく
は入り側の絞り率を高く設定して行うことを特徴とする
筒状編み地の連続フィックス処理法。かかる方法により
筒状編地の連続的フィックス処理を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状編地の連続フィッ
クス処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、染色後の被染物に対しては、染色
堅牢度を向上させる目的においてフィックス剤によるフ
ィックス処理が行われている。かかるフィックス処理は
通常バッチ式で行われ、例えば、ウインス式染色機を用
いた場合、染色が終了した後、同装置内で湯洗、水洗等
を行ない、その後フィックス処理が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる方法によると一
つの処理装置内で、しかも長時間の処理を要するため、
処理量に限りがあり、また、近時の処理の短時間化、多
回転化に対応できないという問題を生じた。一方、フィ
ックス処理自体にも比較的時間を要し、これもバッチ式
から脱却できない一因となっている。本発明は、かかる
点、連続処理を可能とした新規なフィックス処理法を提
供したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明は、湿
潤された筒状編み地を連続的に処理するフィックス処理
法であり、フィックス処理浴中における生地移行を送り
出しと押し戻しを間欠的に行うもみ作用を加えながら行
い、かかる処理浴への生地の出し入れに際しては、少な
くともその絞り率を同じとするか、もしくは入り側の絞
り率を高く設定したことに特徴を有する連続式フィック
ス処理法の提供に関する。
【0005】
【作用】本発明は、フィックス処理浴中における生地移
行を送り出しと押し戻しを間欠的に行い、これによるも
み作用を加えながら行うため、湿潤した処理液、例え
ば、水洗により残留した水とフィックス剤との置換が短
時間に、しかも均一に行なえ、加えて、浴への出入り際
しては、その絞り率を出と入りをほぼ同じとするか、も
しくは入り側の絞り率を高く設定することにより処理浴
の濃度が一定化し、或は、その濃度コントロールが容易
となるため連続処理が可能となる。前記したもみ作用に
は、例えば本出願人が特公昭63−14107号公報に
おいて開示したカムシェーカによる方法を例示でき、生
地送りと戻しとを間欠的かつ繰り返して行い、戻し量に
対し送り量を多くすることにより連続移行を可能とす
る。
【0006】尚、本発明に係るフィックス処理は、その
前工程の湯洗、水洗工程、或は、後工程の水洗、柔軟処
理等と連結して連続的に行うことができ、また、処理浴
への生地供給、送り出しは、エアー封入等の拡布手段を
用いて行えば、しわ、折れ等の発生がなく、処理の均一
化、短時間化が可能となる。一方、前記した浴のフィッ
クス剤の濃度、不足量の調整は経時的な濃度勾配、消費
量のデータをもとに必要であれば従来より公知の方法に
よって行えばよい。
【0007】
【実施例】以下、実施例挙げて説明する。図1は、本発
明実施態様を例示し、装置構成、生地移行を示した。か
かる図において、フィックス処理される筒状編み地1は
水洗槽2を経てフィックス処理槽3に移行され、更に、
図示しないが後工程の例えば、柔軟処理槽等に送られ
る。かかる過程において、水洗槽2より引き出された筒
状編み地1はエアー封入による拡布4が行なわれ、拡布
状態で絞りローラ5に送られ、ガイドローラ6を経てフ
ィックス処理槽3に移送されてカムシェーカ7による処
理を受ける。
【0008】かかるカムシェーカ7は前記した本出願人
による特公昭63−14107号公報において開示した
機構より成り、編み地の進行方向に対面し、水平に掛け
渡されたシャフト10を支点として図示点線のように前
後に揺動する機構より成る。かかる揺動により筒状編み
地1は二つのエッジ部11、12により前方への送り出
しと、後方への押し戻しを繰り返し受けることによるも
み作用を受け、戻し量に対する送り量を多く設定したこ
とにより、順次前方へ移行される。尚、かかるカムシェ
ーカ7による作用は拡布状態で行われ、また、繰り返し
のもみ作用を受けるため前工程で吸収された水と、本処
理槽内のフィックス剤との置換が短時間の内に、しかも
均一に行える特徴を有する。かかる槽内を移行した編み
地は、エアー封入による拡布8を行った後、絞りローラ
9を経て次工程へと送られる。
【0009】かかる処理において、搬入側絞りローラ5
と、搬出側絞りローラ9の絞り率は同じとして液消費量
を一定化し、或は、搬入側絞りローラ5の絞り率を高く
して水分の持ち込みによる濃度低下を抑制する。尚、フ
ィックス処理槽3内での処理時間を考慮し、絞りローラ
5の速度に対し絞りローラ9の速度を遅くして滞留量を
多くし、或は、予め所要量の生地を滞留させた後、両絞
りローラの速度を同じとして運転してもよい。
【0010】本発明のより具体例として、反応性染料を
用い、浸染法にて染色し、水洗後の綿100%の筒状編
地に対し、その濃度を0.5%に調整したポリエチレン
−ポリアミン系フィックス剤浴中で30r.p.mで回
転するカムシェーカの作用を加え、3分間滞留させる連
続処理法を例示できる。尚、この際における両絞りロー
ラの絞り率は夫々100%とした。かかる具体例はこれ
に限定されるものではなく、本発明の要件を満足できれ
ば他の条件によることもできる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はフィック
ス処理の連続化を可能としたため生産性の向上、処理時
間の短縮、生産効率の向上、前後装置の多回転化等、多
大の効果発現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を例示した側面図。
【符号の説明】
1 筒状編み地 2 水洗槽 3 フィックス処理槽 5 絞りローラ 7 カムシェーカ 9 絞りローラ 10 シャフト 11 エッジ部 12 エッジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿潤された筒状編み地を連続的に処理す
    るフィックス処理法であり、フィックス処理浴中におけ
    る生地移行を送り出しと押し戻しを間欠的に行うもみ作
    用を加えながら行い、かかる処理浴への生地の出し入れ
    に際しては、少なくともその絞り率を同じとするか、も
    しくは入り側の絞り率を高く設定して行うことを特徴と
    する筒状編み地の連続フィックス処理法。
JP4202879A 1992-06-19 1992-06-19 筒状編み地の連続フィックス処理法 Expired - Lifetime JP2548662B2 (ja)

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JPH062261A true JPH062261A (ja) 1994-01-11
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108085897A (zh) * 2017-12-21 2018-05-29 高密市富源印染有限公司 筒状针织物的松式连续化水洗装置及连续化水洗设备
US10908327B2 (en) 2015-11-17 2021-02-02 Konica Minolta, Inc. Optical reflection film and optical reflector
CN111893690B (zh) * 2020-08-05 2021-08-03 湖州五兴达丝绸整理有限公司 一种布料定型机的振动式冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108085897A (zh) * 2017-12-21 2018-05-29 高密市富源印染有限公司 筒状针织物的松式连续化水洗装置及连续化水洗设备
CN111893690B (zh) * 2020-08-05 2021-08-03 湖州五兴达丝绸整理有限公司 一种布料定型机的振动式冷却装置

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JP2548662B2 (ja) 1996-10-30

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