JPH0622547A - 直流安定化回路 - Google Patents
直流安定化回路Info
- Publication number
- JPH0622547A JPH0622547A JP4176499A JP17649992A JPH0622547A JP H0622547 A JPH0622547 A JP H0622547A JP 4176499 A JP4176499 A JP 4176499A JP 17649992 A JP17649992 A JP 17649992A JP H0622547 A JPH0622547 A JP H0622547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- output
- input
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビデオ、テレビ等の電源装置に使用される直
流安定化回路を改良し、従来より電力損失の少ない小
型、軽量で経済的な電源装置を提供することである。 【構成】 電圧検出アンプ7は入力端子と出力端子の間
の電圧が設定された最低許容電圧を下廻った場合には入
力電圧上昇要求信号を出力する。定常設定電流検出アン
プ8は出力定常電流が設定値以上となったときには、入
力電圧上昇要求信号の出力を停止する。
流安定化回路を改良し、従来より電力損失の少ない小
型、軽量で経済的な電源装置を提供することである。 【構成】 電圧検出アンプ7は入力端子と出力端子の間
の電圧が設定された最低許容電圧を下廻った場合には入
力電圧上昇要求信号を出力する。定常設定電流検出アン
プ8は出力定常電流が設定値以上となったときには、入
力電圧上昇要求信号の出力を停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ、ビデオ等の映
像関連機器に使用され複数の負荷対象への出力電源を有
するスイッチング素子を用いた電源装置の構成部品とし
て使用される直流安定化回路に関するものである。
像関連機器に使用され複数の負荷対象への出力電源を有
するスイッチング素子を用いた電源装置の構成部品とし
て使用される直流安定化回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年テレビ、ビデオ等の映像関連機器に
使用される電源装置は、トランスフォーマ(変圧器)に
よる商用電源の低圧変換方式から、スイッチング素子に
より商用電源を整流した直流電圧をパルス化し、パルス
トランスフォーマによる低圧変換方式に移行している。
このスイッチング素子を用いた電源装置としては負荷対
象が複数の場合、これに対応した電源出力の数だけスイ
ッチング素子を設けたものもあるが、民生用機器として
は現在単一のスイッチング素子によるものが殆どであ
る。
使用される電源装置は、トランスフォーマ(変圧器)に
よる商用電源の低圧変換方式から、スイッチング素子に
より商用電源を整流した直流電圧をパルス化し、パルス
トランスフォーマによる低圧変換方式に移行している。
このスイッチング素子を用いた電源装置としては負荷対
象が複数の場合、これに対応した電源出力の数だけスイ
ッチング素子を設けたものもあるが、民生用機器として
は現在単一のスイッチング素子によるものが殆どであ
る。
【0003】以下負荷対象が複数ある従来のマルチ出力
の単一のスイッチング素子による電源装置について、そ
の構成作用の概要を説明する。なお以下の説明におい
て、電源装置を異にしても使用する部品又は回路がその
目的、機能を同じくする場合には、その図面符号は本発
明を含めて同一記号を使用した。
の単一のスイッチング素子による電源装置について、そ
の構成作用の概要を説明する。なお以下の説明におい
て、電源装置を異にしても使用する部品又は回路がその
目的、機能を同じくする場合には、その図面符号は本発
明を含めて同一記号を使用した。
【0004】図5は一般的な単一のスイッチング素子に
よるマルチ出力の電源装置のブロック回路図を示し、そ
の主要な構成作用は、 ・商用交流電源をプラグ24を介して入力し直流に交換
する整流回路51と、 ・整流回路51からの出力を受けこれのリップル分をな
くす平滑回路52と、 ・平滑回路52にて作られた高い直流電圧を、スイッチ
ング回路53をon−offすることにより、負荷対象
の数に対応して設けられた出力巻線端子54a,54
b,54cに1次側のエネルギーを取出し、それぞれ整
流回路55,56,57に供給するパルストランス54
と、 ・パルストランス54の出力を受けてそれぞれ対応する
第1、第2、第3対象負荷61,62,63に直流を供
給する整流回路55,56,57及び平滑回路58,5
9,60と、 ・平滑回路58,59からの出力を受けて常に安定した
直流電力を第1、第2負荷対象に供給する直流安定化集
積回路65b,66bと、 ・パルストランス54に平滑回路52から供給された直
流電力をon−offしてパルス化するとともに、所要
エネルギーの電力を供給するスイッチング回路53と、 ・平滑回路58からの出力電圧Vaを一定に保つために
Vaを受け、必要に応じてスイッチング回路53の出力
を調整するための信号をスイッチング回路53に加えて
電圧Vaを一定にするスイッチング出力電圧安定化制御
回路64bと、 ・この制御回路64bを構成するスイッチングパルス制
御回路67、発振回路68、制御信号回路69、制御信
号送信回路70、比較回路71、基準電圧回路72、検
出基準電圧回路73、降下検出回路74の各回路とから
成っている。
よるマルチ出力の電源装置のブロック回路図を示し、そ
の主要な構成作用は、 ・商用交流電源をプラグ24を介して入力し直流に交換
する整流回路51と、 ・整流回路51からの出力を受けこれのリップル分をな
くす平滑回路52と、 ・平滑回路52にて作られた高い直流電圧を、スイッチ
ング回路53をon−offすることにより、負荷対象
の数に対応して設けられた出力巻線端子54a,54
b,54cに1次側のエネルギーを取出し、それぞれ整
流回路55,56,57に供給するパルストランス54
と、 ・パルストランス54の出力を受けてそれぞれ対応する
第1、第2、第3対象負荷61,62,63に直流を供
給する整流回路55,56,57及び平滑回路58,5
9,60と、 ・平滑回路58,59からの出力を受けて常に安定した
直流電力を第1、第2負荷対象に供給する直流安定化集
積回路65b,66bと、 ・パルストランス54に平滑回路52から供給された直
流電力をon−offしてパルス化するとともに、所要
エネルギーの電力を供給するスイッチング回路53と、 ・平滑回路58からの出力電圧Vaを一定に保つために
Vaを受け、必要に応じてスイッチング回路53の出力
を調整するための信号をスイッチング回路53に加えて
電圧Vaを一定にするスイッチング出力電圧安定化制御
回路64bと、 ・この制御回路64bを構成するスイッチングパルス制
御回路67、発振回路68、制御信号回路69、制御信
号送信回路70、比較回路71、基準電圧回路72、検
出基準電圧回路73、降下検出回路74の各回路とから
成っている。
【0005】又上記直流安定化集積回路65b,66b
としては図2に示す集積回路構成のものを使用してお
り、ツエナダイオード10の基準電圧Vref と出力電圧
の抵抗Rbに生ずる分割電圧とを比較する出力電圧誤差
検出アンプ1と、 ・基準電圧値Vref と分割電圧値との差に対応してパワ
ートランジスタ3の電流を増加させるドライバートラン
ジスター2と、 ・この集積回路の最大許容電流オーバの有無を検出する
出力電流検出アンプ4と、 ・出力電流を変えて電圧を調整するトランジスターとし
ては、NPN型に比較し入出力間電位差を小さくできる
PNP型のパワートランジスタ3と、 ・集積回路チップの温度をセンサーRth19により知
り、その温度が最大許容温度オーバーの有無を検出し、
ドライブトランジスタ2への入力信号をスイッチ6によ
りon−offすることによりパワートランジスター3
の機能をon−offする最大許容温度オーバ検出アン
プ5と、により構成されており、上記の構成とすること
により入出力電位差が小さく直流安定化集積回路部での
損失が少ないので比較的大きな電流のものを安全にパッ
ケージされ従来の電源装置として使用されていた。
としては図2に示す集積回路構成のものを使用してお
り、ツエナダイオード10の基準電圧Vref と出力電圧
の抵抗Rbに生ずる分割電圧とを比較する出力電圧誤差
検出アンプ1と、 ・基準電圧値Vref と分割電圧値との差に対応してパワ
ートランジスタ3の電流を増加させるドライバートラン
ジスター2と、 ・この集積回路の最大許容電流オーバの有無を検出する
出力電流検出アンプ4と、 ・出力電流を変えて電圧を調整するトランジスターとし
ては、NPN型に比較し入出力間電位差を小さくできる
PNP型のパワートランジスタ3と、 ・集積回路チップの温度をセンサーRth19により知
り、その温度が最大許容温度オーバーの有無を検出し、
ドライブトランジスタ2への入力信号をスイッチ6によ
りon−offすることによりパワートランジスター3
の機能をon−offする最大許容温度オーバ検出アン
プ5と、により構成されており、上記の構成とすること
により入出力電位差が小さく直流安定化集積回路部での
損失が少ないので比較的大きな電流のものを安全にパッ
ケージされ従来の電源装置として使用されていた。
【0006】しかしながら、上記図2の直流安定化集積
回路(図5の65b,66b)及びこれを使用した図5
の電源装置においては、負荷対象の種類によっては安定
回路65b,66bからの供給電圧の変動幅が大きく最
悪負荷モードでも常に直流安定化集積回路の出力が最低
安定供給電圧以上に保つようにすると、直流安定化回路
の入出力間電圧差が大きくなり電力損失が大きくなると
いう問題があった。
回路(図5の65b,66b)及びこれを使用した図5
の電源装置においては、負荷対象の種類によっては安定
回路65b,66bからの供給電圧の変動幅が大きく最
悪負荷モードでも常に直流安定化集積回路の出力が最低
安定供給電圧以上に保つようにすると、直流安定化回路
の入出力間電圧差が大きくなり電力損失が大きくなると
いう問題があった。
【0007】これが解決の手段として、本発明の出願者
がさきに「特願平2−255917電源装置」を提案し
ており、その構成は図2の直流安定化集積回路を使用し
た図6のブロック回路図により成っている。
がさきに「特願平2−255917電源装置」を提案し
ており、その構成は図2の直流安定化集積回路を使用し
た図6のブロック回路図により成っている。
【0008】上記図6の電源装置においては、直流安定
化集積回路として図2に示す直流安定化回路を使用して
いるが、前述の従来、一般的に使用された図5の電源装
置のスイッチング出力電圧安定化用の制御回路64の中
に新たにモータ等負荷変動の著しい第2負荷対象62用
として平滑回路59から直流安定化集積回路66bへの
出力電圧Vbの降下検出回路74及び検出基準電圧回路
73を設けて電圧不足検出回路を構成し電圧帰還ループ
となし、第2負荷対象62への供給電圧Ebを一定に保
てるよう、直流安定化回路66bへの入力電圧Vbを直
流安定化集積回路66bが安定して出力できる最低の電
圧より少し高い電圧以上に保つようにしたものである。
化集積回路として図2に示す直流安定化回路を使用して
いるが、前述の従来、一般的に使用された図5の電源装
置のスイッチング出力電圧安定化用の制御回路64の中
に新たにモータ等負荷変動の著しい第2負荷対象62用
として平滑回路59から直流安定化集積回路66bへの
出力電圧Vbの降下検出回路74及び検出基準電圧回路
73を設けて電圧不足検出回路を構成し電圧帰還ループ
となし、第2負荷対象62への供給電圧Ebを一定に保
てるよう、直流安定化回路66bへの入力電圧Vbを直
流安定化集積回路66bが安定して出力できる最低の電
圧より少し高い電圧以上に保つようにしたものである。
【0009】上記の構成とすることにより、図6におい
ては一般的な負荷モードでは直流安定化集積回路66b
への入出力間電圧差を小さくし、最悪負荷モード時にの
み供給電圧Vbを高くするようにすることにより電力損
失を少くするようにしたものである。
ては一般的な負荷モードでは直流安定化集積回路66b
への入出力間電圧差を小さくし、最悪負荷モード時にの
み供給電圧Vbを高くするようにすることにより電力損
失を少くするようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電源装置においては、最悪の負荷モードでも安定供
給可能な最低電圧を保つために、スイッチング回路53
とスイッチング出力安定化制御回路64bより成るスイ
ッチング部に出力電圧を高くするように要求されるの
で、直流安定化集積回路の最低入力出力電圧間に小さな
素子が多用されるようになっている。又直流安定化集積
回路の外部に電圧不足検出回路を設けると、スイッチン
グ出力安定化制御回路64bの制御信号送信回路70,
比較回路71,基準電圧回路72,電圧降下検出回路7
4,検出基準電圧回路73と直流安定化集積回路65
b,66bの各種部品のバラツキを考慮し直流安定化集
積回路65b,66bの出力安定供給に必要な最低入力
電圧に対して十分に高い比較電圧(Va),電圧降下検
出電圧(Vb)の設定となり、低入出力間電位差の直流
安定化集積回路の特性が生かせず、ひいては小型、軽
量、信頼性、寿命等のスイッチング素子の特性が生かせ
なくなるという問題点がある。
来の電源装置においては、最悪の負荷モードでも安定供
給可能な最低電圧を保つために、スイッチング回路53
とスイッチング出力安定化制御回路64bより成るスイ
ッチング部に出力電圧を高くするように要求されるの
で、直流安定化集積回路の最低入力出力電圧間に小さな
素子が多用されるようになっている。又直流安定化集積
回路の外部に電圧不足検出回路を設けると、スイッチン
グ出力安定化制御回路64bの制御信号送信回路70,
比較回路71,基準電圧回路72,電圧降下検出回路7
4,検出基準電圧回路73と直流安定化集積回路65
b,66bの各種部品のバラツキを考慮し直流安定化集
積回路65b,66bの出力安定供給に必要な最低入力
電圧に対して十分に高い比較電圧(Va),電圧降下検
出電圧(Vb)の設定となり、低入出力間電位差の直流
安定化集積回路の特性が生かせず、ひいては小型、軽
量、信頼性、寿命等のスイッチング素子の特性が生かせ
なくなるという問題点がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は映像用機器の電
源装置に使用される直流安定化集積回路において、この
直流安定化集積回路の入力電圧を検出し、検出された電
圧が設計の最低許容電圧を下廻った場合には入力電圧上
昇要求信号を前記電源装置のスイッチング出力安定制御
回路に出力する手段と、この安定化回路の出力定常電流
が設定値以上となったときに、入力電圧上昇要求信号の
出力を停止するための定常設定電流検出手段とを、従来
の直流安定化回路に新たに設けることにより、前記課題
を解決するものである。
源装置に使用される直流安定化集積回路において、この
直流安定化集積回路の入力電圧を検出し、検出された電
圧が設計の最低許容電圧を下廻った場合には入力電圧上
昇要求信号を前記電源装置のスイッチング出力安定制御
回路に出力する手段と、この安定化回路の出力定常電流
が設定値以上となったときに、入力電圧上昇要求信号の
出力を停止するための定常設定電流検出手段とを、従来
の直流安定化回路に新たに設けることにより、前記課題
を解決するものである。
【0012】
【作用】上述の構成とすることにより、電源装置の複数
の各負荷対象に対し、その負荷の大きな変動に対応し常
に安定した電源電圧を供給するとともに、電源装置が常
に最低許容電圧で使用する割合を高めて電力損失を減少
するとともに、小型、軽量の経済的な電源装置とするこ
とができる。
の各負荷対象に対し、その負荷の大きな変動に対応し常
に安定した電源電圧を供給するとともに、電源装置が常
に最低許容電圧で使用する割合を高めて電力損失を減少
するとともに、小型、軽量の経済的な電源装置とするこ
とができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。図1
は本発明の直流安定化回路の回路図、図3は図1の直流
安定化集積回路を使用した電源装置のブロック回路図で
ある。
は本発明の直流安定化回路の回路図、図3は図1の直流
安定化集積回路を使用した電源装置のブロック回路図で
ある。
【0014】図1において使用される回路素子で、従来
技術の項で説明した図2に記載の回路素子と図面符号を
同じくするものはその機能が同じであるので説明を省略
し、新しく付加された回路素子、部材について説明す
る。
技術の項で説明した図2に記載の回路素子と図面符号を
同じくするものはその機能が同じであるので説明を省略
し、新しく付加された回路素子、部材について説明す
る。
【0015】最低入力電圧検出手段の主要部である最低
入力電圧検出アンプ7は入力端子11とパワートラジス
タ3の出力端子又は直流安定化集積回路の出力端子12
とを入力側として設けられ、入力端子11からの入力電
圧Vbと、パワートランジスタ3の出力電圧又は出力端
子12の出力電圧Ebとの電位差を増幅検出し、その電
位差が最低許容入出力間電圧以下になると、電源装置の
スイッチング部にパルストランス54への一次側供給電
圧を上げるように電圧上昇要求信号をスイッチ9を介し
て電圧上昇要求信号端子14から出す。
入力電圧検出アンプ7は入力端子11とパワートラジス
タ3の出力端子又は直流安定化集積回路の出力端子12
とを入力側として設けられ、入力端子11からの入力電
圧Vbと、パワートランジスタ3の出力電圧又は出力端
子12の出力電圧Ebとの電位差を増幅検出し、その電
位差が最低許容入出力間電圧以下になると、電源装置の
スイッチング部にパルストランス54への一次側供給電
圧を上げるように電圧上昇要求信号をスイッチ9を介し
て電圧上昇要求信号端子14から出す。
【0016】又、定常設定電流検出手段の主要部の定常
設定電流検出アンプ8は、前記従来技術で記載した抵抗
Riを流れる電流の最大許容電流オーバーの有無を検出
する出力電流検出アンプ4の出力側と、定常電流設定端
子15間に設けられ、その出力側はスイッチ9に接続す
るか、或いは出力カットタイプの場合はパワートランジ
スタ3のドライバートランジスタ2への出力電圧誤差検
出アンプ1の出力信号をカットするためのスイッチ6に
接続されている。
設定電流検出アンプ8は、前記従来技術で記載した抵抗
Riを流れる電流の最大許容電流オーバーの有無を検出
する出力電流検出アンプ4の出力側と、定常電流設定端
子15間に設けられ、その出力側はスイッチ9に接続す
るか、或いは出力カットタイプの場合はパワートランジ
スタ3のドライバートランジスタ2への出力電圧誤差検
出アンプ1の出力信号をカットするためのスイッチ6に
接続されている。
【0017】又、定常電流設定端子15には抵抗21に
並列にコンデンサ22を接続して、瞬時の電流オーバー
には定常設定電流出力アンプ8は作動せず、ある程度以
上の長さの時間を継続して流れた設定電流値以上の大き
さの電流に対してのみ出力する。
並列にコンデンサ22を接続して、瞬時の電流オーバー
には定常設定電流出力アンプ8は作動せず、ある程度以
上の長さの時間を継続して流れた設定電流値以上の大き
さの電流に対してのみ出力する。
【0018】定常電流設定端子15を流れる電流が定常
設定電流以上であることを前記定常電流検出アンプ8が
検出した時は前記定常電流検出アンプ8の出力信号によ
りスイッチ9を開き、最低入力電圧検出アンプ7からの
出力信号をカットし、電圧上昇要求信号端子14からの
電圧上昇要求信号の発生を停止する。また上記の出力カ
ットタイプの場合には、パワートランジスタ3のドライ
バートランジスタ2への出力電圧誤差検出アンプ1から
の出力をスイッチ6でカットし、直流安定化回路からの
出力を停止する。
設定電流以上であることを前記定常電流検出アンプ8が
検出した時は前記定常電流検出アンプ8の出力信号によ
りスイッチ9を開き、最低入力電圧検出アンプ7からの
出力信号をカットし、電圧上昇要求信号端子14からの
電圧上昇要求信号の発生を停止する。また上記の出力カ
ットタイプの場合には、パワートランジスタ3のドライ
バートランジスタ2への出力電圧誤差検出アンプ1から
の出力をスイッチ6でカットし、直流安定化回路からの
出力を停止する。
【0019】次に図3は図1の直流安定化回路を使用し
た電源装置のブロック回路図であり、従来技術の電源装
置を示す図5の電圧降下検出回路74および検出基準電
圧回路73から成る電圧不足検出回路の機能が本発明の
直流安定化集積回路の内部に取込まれているので図3に
おいてはこれが不要となりカットされている。
た電源装置のブロック回路図であり、従来技術の電源装
置を示す図5の電圧降下検出回路74および検出基準電
圧回路73から成る電圧不足検出回路の機能が本発明の
直流安定化集積回路の内部に取込まれているので図3に
おいてはこれが不要となりカットされている。
【0020】上述の構成とすることにより電源装置の負
荷対象のうち、モータ等の間歇的に大電力を消費する第
2負荷対象の負荷が増大し、消費電力の増加により直流
安定化集積回路66aの入力電圧Vbが低下して、入力
電圧が最低許容電圧を下廻った場合には、直流安定化集
積回路内に設けられたアンプ7を主要素子とする最低入
力電圧検出手段の電圧上昇要求信号端子14から、電圧
上昇要求信号が外部のスイッチング出力電圧安定化制御
回路64内の制御信号送信回路70に出力される。
荷対象のうち、モータ等の間歇的に大電力を消費する第
2負荷対象の負荷が増大し、消費電力の増加により直流
安定化集積回路66aの入力電圧Vbが低下して、入力
電圧が最低許容電圧を下廻った場合には、直流安定化集
積回路内に設けられたアンプ7を主要素子とする最低入
力電圧検出手段の電圧上昇要求信号端子14から、電圧
上昇要求信号が外部のスイッチング出力電圧安定化制御
回路64内の制御信号送信回路70に出力される。
【0021】制御信号送信回路70は上記電圧上昇要求
信号を受け、これを赤外線等の光信号を制御信号として
制御信号受信回路69に出力し、制御信号受信回路69
で電気信号に変換される。又制御信号受信回路69はノ
コギリ波を出力する発信回路68及びスイッチングパル
ス制御回路67に接続されており、発信回路68は制御
信号受信回路69からの制御信号でノコギリ波の発振周
波数を増加させスイッチングパルス制御回路67に送信
する。
信号を受け、これを赤外線等の光信号を制御信号として
制御信号受信回路69に出力し、制御信号受信回路69
で電気信号に変換される。又制御信号受信回路69はノ
コギリ波を出力する発信回路68及びスイッチングパル
ス制御回路67に接続されており、発信回路68は制御
信号受信回路69からの制御信号でノコギリ波の発振周
波数を増加させスイッチングパルス制御回路67に送信
する。
【0022】スイッチングパルス制御回路67は発信回
路68から送信されたノコギリ波を方形波のスイッチン
グパルスに変換するとともに、制御信号受信回路69か
らの制御信号を受けてスイッチングパルスのパルス幅を
広くしてスイッチング回路53に送信する。
路68から送信されたノコギリ波を方形波のスイッチン
グパルスに変換するとともに、制御信号受信回路69か
らの制御信号を受けてスイッチングパルスのパルス幅を
広くしてスイッチング回路53に送信する。
【0023】スイッチング回路53はパルストランス5
4の1次側に接続されており、スイッチングパルス制御
回路67からのスイッチングパルス信号によりスイッチ
ング動作を行ない、平滑回路52からパルストランス5
4の1次側に入力する直流電源をon−offすること
により、2次側の巻線端子54a,54b,54cにパ
ルス電圧を誘起させる。
4の1次側に接続されており、スイッチングパルス制御
回路67からのスイッチングパルス信号によりスイッチ
ング動作を行ない、平滑回路52からパルストランス5
4の1次側に入力する直流電源をon−offすること
により、2次側の巻線端子54a,54b,54cにパ
ルス電圧を誘起させる。
【0024】又、上記スイッチングパルスのパルス幅が
パルストランス54の1次側コイルの昇圧および降圧の
周期を決定し、従って2次側コイルの出力巻線端子54
a,54b,54cに誘起する電圧を決定することにな
り、又パルス幅の拡大は直流安定回路65a,66aへ
の入力電圧Va,Vbを昇圧させることになる。
パルストランス54の1次側コイルの昇圧および降圧の
周期を決定し、従って2次側コイルの出力巻線端子54
a,54b,54cに誘起する電圧を決定することにな
り、又パルス幅の拡大は直流安定回路65a,66aへ
の入力電圧Va,Vbを昇圧させることになる。
【0025】従って、第2負荷対象の負荷が増大し、直
流安定回路66aからの出力電圧Ebが低下し、直流安
定化集積回路の入力端子と出力端子間の電圧が最低許容
電圧を下廻った場合には入力電圧上昇要求信号がスイッ
チング出力安定化回路64aの制御信号送信回路70に
送信されるので、スイッチング回路53からパルストラ
ンス54に出力されるパルス信号のパルス幅が大とな
り、パワートランス54の出力が上昇し直流安定化回路
への入力電圧が上昇しその出力の安定化が図れる。
流安定回路66aからの出力電圧Ebが低下し、直流安
定化集積回路の入力端子と出力端子間の電圧が最低許容
電圧を下廻った場合には入力電圧上昇要求信号がスイッ
チング出力安定化回路64aの制御信号送信回路70に
送信されるので、スイッチング回路53からパルストラ
ンス54に出力されるパルス信号のパルス幅が大とな
り、パワートランス54の出力が上昇し直流安定化回路
への入力電圧が上昇しその出力の安定化が図れる。
【0026】なお図4において図3の電源装置の作動に
伴なう電圧、電流の関係、および図5の電圧降下検出回
路74と検出基準電圧回路73に代えて、本発明の最低
入力電圧検出手段および定常設定電流検出手段とを直流
安定化集積回路に設けることによる損失削減分を示す。
伴なう電圧、電流の関係、および図5の電圧降下検出回
路74と検出基準電圧回路73に代えて、本発明の最低
入力電圧検出手段および定常設定電流検出手段とを直流
安定化集積回路に設けることによる損失削減分を示す。
【0027】なお以上述べた実施例は半導体を使用した
直流安定化集積回路としたが、一般のトランジスターや
その他の電子部品を使用した直流安定化回路としても良
い。又、直流安定化集積回路65aを66bと同様のも
のとし、比較回路71と基準電圧回路72を廃止し、制
御信号送信回路70に入力しても良い。
直流安定化集積回路としたが、一般のトランジスターや
その他の電子部品を使用した直流安定化回路としても良
い。又、直流安定化集積回路65aを66bと同様のも
のとし、比較回路71と基準電圧回路72を廃止し、制
御信号送信回路70に入力しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば常
に直流安定化集積回路を最低許容電圧で使用する割合を
高めて電力損失を少くすることができるとともに、負荷
が異常に増大し機器の設計値より大きくなった場合でも
電源のスイッチング部に対し過大な電力を要求するのを
防止できるので、電源装置のパーツの仕様を比較的安価
のものとすることができる。
に直流安定化集積回路を最低許容電圧で使用する割合を
高めて電力損失を少くすることができるとともに、負荷
が異常に増大し機器の設計値より大きくなった場合でも
電源のスイッチング部に対し過大な電力を要求するのを
防止できるので、電源装置のパーツの仕様を比較的安価
のものとすることができる。
【0029】さらに又、従来の電源装置から本発明の直
流安定化集積回路内に取り込むことにより、素子数の多
用を防ぐとともにスイッチング素子の特性を生かした、
小型、軽量で信頼性等の高い経済的なスイッチング素子
の電源装置を提供することができる。
流安定化集積回路内に取り込むことにより、素子数の多
用を防ぐとともにスイッチング素子の特性を生かした、
小型、軽量で信頼性等の高い経済的なスイッチング素子
の電源装置を提供することができる。
【図1】図1は本発明の直流安定化集積回路の実施例回
路図である。
路図である。
【図2】図2は従来の直流安定化集積回路の回路図であ
る。
る。
【図3】図3は図1の直流安定化集積回路を使用した電
源装置のブロック回路図である。
源装置のブロック回路図である。
【図4】図4は図1の直流安定化集積回路の動作電圧、
電流の関係を示す図である。
電流の関係を示す図である。
【図5】図5は従来一般に使用されている電源装置のブ
ロック回路図である。
ロック回路図である。
【図6】図6は「特願平2−255917」により出願
した電源装置のブロック回路図である。
した電源装置のブロック回路図である。
1 出力電圧誤差検出アンプ 2 ドライバートランジスタ 3 パワートランジスタ 4 出力電流検出アンプ 5 最大許容温度オーバー検出アンプ 7 最低入力電圧検出アンプ 8 定常設定電流検出アンプ 14 電圧上昇要求信号端子 15 定常電流設定端子 54 パルストランス 64a 図3のスイッチング出力安定化制御回路 67 スイッチングパルス制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 テレビ、ビデオ等映像関連機器用電源装
置の構成部品として使用される直流安定化回路におい
て、 この直流安定化回路の入力と出力との間の電圧を検出
し、検出された電圧が最低許容電圧を下廻った場合には
入力電圧上昇要求信号を出力するための最低入力電圧検
出手段と、 出力定常電流が設定値以上となったとき、入力電圧上昇
要求信号の出力を停止する手段と、を備えたことを特徴
とする直流安定化回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4176499A JPH0622547A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 直流安定化回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4176499A JPH0622547A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 直流安定化回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622547A true JPH0622547A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16014721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4176499A Pending JPH0622547A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 直流安定化回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622547A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125179A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Honda Motor Co Ltd | Dc−dcコンバータ |
US10408159B2 (en) | 2016-08-29 | 2019-09-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cylinder block of internal combustion engine and cylinder block manufacturing method |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4176499A patent/JPH0622547A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125179A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Honda Motor Co Ltd | Dc−dcコンバータ |
US10408159B2 (en) | 2016-08-29 | 2019-09-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Cylinder block of internal combustion engine and cylinder block manufacturing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7394669B2 (en) | Switching mode power supplies | |
US4680688A (en) | DC/DC converter | |
US7759922B2 (en) | Method and apparatus to provide temporary peak power from a switching regulator | |
TWI414142B (zh) | 電源供應控制方法及其系統 | |
US6972971B2 (en) | Pulse width modulation signal generator and switching mode power supply including the same | |
KR20000065901A (ko) | 버스트 모드 스위칭 모드 파워 서플라이 | |
US6023178A (en) | Pulse width control IC circuit and switching power supply unit | |
EP2164160B1 (en) | Voltage reduction detection circuit and switching power supply system | |
US5917714A (en) | Switching power supply with input voltage reduction detection | |
US5005112A (en) | Regulated D.C.-D.C. power converter having multiple D.C. outputs | |
US10819220B2 (en) | Display device and over-voltage protection method | |
US6532159B2 (en) | Switching power supply unit | |
US4931918A (en) | Ringing choke converter | |
JPH0622547A (ja) | 直流安定化回路 | |
US6611436B2 (en) | Switching power supply unit having a regulator circuit and electronic apparatus using the same | |
US5572413A (en) | Primary control type switching power supply circuit | |
JP3500791B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH09265328A (ja) | アクティブダミー回路 | |
JPH07288976A (ja) | 多出力コンバータ | |
JPS60226772A (ja) | スイツチング電源 | |
KR100577435B1 (ko) | 스위칭 모드 전원 공급장치의 전원 안정화회로 | |
KR0134331Y1 (ko) | 다출력 스위칭 모드 전원공급회로의 출력안정화회로 | |
JPH04133661A (ja) | 電源装置 | |
KR960005484B1 (ko) | 티브이의 대기 전원 공급 회로 | |
JP2000322133A (ja) | スイッチング電源回路 |