JPH0622472U

JPH0622472U - 折り畳み式テント・フレーム

Info

Publication number: JPH0622472U
Application number: JP5014892U
Authority: JP
Inventors: チュァンチン−パオ; リンユン−タイ
Original assignee: チュァンチン−パオ; リンユン−タイ
Priority date: 1992-06-24
Filing date: 1992-06-24
Publication date: 1994-03-25

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】単純な構造で組立て容易な折畳み式テントフ
レームを提供する。【構成】各フレ−ム・ユニットは、下方端が位置決め
ベ−ス１にネジで固定され、半径方向に立つ２つの主フ
レ−ム・ポ−ル２と、一方の端が主フレ−ムに接続さ
れ、もう一方の端が水平エキステンション・ポ−ル４０
１に接続されて、折り畳み式ヒンジにより、逆Ｕ字形フ
レ−ム・ユニットを形成することになる、垂直エキステ
ンション・ポ−ル２０１から構成されている。全てのフ
レ−ム・ユニットが、位置決めベ−ス１に組み立てられ
た後、２つの位置決めロ−プ６を各フレ−ム・ユニット
に挿入し、全てのフレ−ム・ユニットが互いに適正な間
隔をあけて、しっかり保持されるようにする。このテン
トに入り口を形成するために引っ張り上げられる最も外
側のフレ−ム・ユニットを支持するため、２つの支持ベ
−スが設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、折り畳み式テント・フレームに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

今日、多種類の折り畳み式テントが用いられ、市販されているが、一般に、少し複雑であるため、テント設営の未経験者では、なかなか円滑に設営することができない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、未経験者でも簡単に組み立てることができる、単純な構造の折り畳み式テント・フレームを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の折り畳み式テント・フレームは、２つのポール位置決めベースと、互いにアセンブルされる複数の逆Ｕ字形フレーム・ユニットから構成される。

【０００５】各ポール位置決めベースは、２つの平行な半円形アームと、各半円形アームの下の半円形スロットと、２つの壁面の間に位置する、半円形スロットの下の半円形グループを備えている。

【０００６】各逆Ｕ字形フレーム・ユニットは、それぞれ、２つの主フレーム・ポールと、主フレーム・ポールに接続された、２つの垂直エキステンション・ポールと、水平フレーム管と、水平フレーム管の両側部に接続された、２つの水平エキステンション・ポールから構成される。１つの主フレーム・ポールと１つの垂直エキステンション・ポールによって、各逆Ｕ字形フレーム・ユニットの平行な垂直部分の１つが形成され、水平フレーム管と２つの水平エキステンション・ポールによって、各フレーム・ユニットの水平部分が形成される。

【０００７】組み立て時、主フレーム・ポールは、その下方端がポール位置決めベースの半円形グループ内において半径方向に立ち、それぞれ、ボルトとナットによって２つの半円形アームの間にしっかりと締め付けられるようになっている。ボルトは、ポール位置決めベースの２つの半円形スロットを介して、さらに、各主フレーム・ポールの下方端部にあけられた側方の通し穴を介して挿入される。

【０００８】逆Ｕ字形のフレーム・ユニットの各平行部分における垂直エキステンション・ポールと、フレーム・ユニットの各水平部分における水平エキステンション・ポールを、ほぼ直角をなすように接合するため、折り畳み式ヒンジが設けられている。

【０００９】全ての逆Ｕ字形フレ−ム・ユニットを互いに間隔のあいた状態に保つため、全てのフレ−ム・ユニットを２つのポ−ル位置決めベ−スに組み立てた後、ロ−プを利用して、各垂直エキステンション・ポ−ル及び各水平エキステンション・ポ −ルの接合端に設けられた側方穴に挿入し、フレ−ム・ユニットの平行部分における各垂直エキステンション・ポ−ルの端部にある、中央突出部によってしっかりと保持する。

【００１０】入り口を形成するため、最も外側のフレ−ム・ユニットが、少数の隣接するフレ−ム・ユニットと共に、引っ張られて、テントの中央に向かって上方に旋回する場合、最も外側のフレ−ム・ユニットにおける２つの平行部分が落ちないように支持するため、さらに、ポ−ル支持ベ−スが設けられている。

【００１１】

【実施例】

本考案の折り畳み式テント・フレ−ムは、図１に示すように、２つのポ−ル位置決めベ−ス１と、主コンポ−ネントとしての複数の逆Ｕ字形フレ−ム・ユニットから構成されている。

【００１２】ポ−ル位置決めベ−ス１は、一方の側からもう一方の側に延びる２つの平行な半円形ア−ム１１と、各ア−ム１１の下の半円形スロット１１１と、スロット１１１の下の２つの壁面間における半円形のグル−プ１２を備えた、ほぼ逆Ｔ字形をしている。

【００１３】各逆Ｕ字形フレ−ム・ユニットは、２つの主フレ−ム・ポ−ル２と、２つの垂直エキステンション・ポ−ル２０１と、１つのフレ−ム管と、２つの水平エキステンション・ポ−ル４０１を組み合わせたものから構成される。各主フレ−ム・ポ−ル２は、ポ−ル位置決めベ−ス１の半円形スロット１１１にボルト３を挿通して蝶形ナット３３で締め付けるための、下方端部の側方通し穴２１を備えており、さらに、主フレ−ム・ポ−ルをポ−ル位置決めベ−ス１にしっかり保持するため、２つのワッシャ３１と２つのリング３２が、ボルト３と蝶形ナット３３によって締め付けられている。

【００１４】図２及び図３に示すように、ポ−ル位置決めベ−ス１に主フレ−ム・ポ−ル２を組立てる際には、まず、ポ−ル位置決めベ−ス１のグル−プ１２に、適当な数の主フレ−ム・ポ−ル２の下方端を立て、次に、ボルト３を、まず、スロット１１１の一方に挿入し、それから、側方通し穴２１に通し、さらに、もう一方のスロット１１１に通して、最後に、蝶形ナット３３で締め付け、ワッシャ３１とリング３２に助けられて、フレ−ム・ポ−ルをしっかりと固定する。主フレ−ム・ポ−ル２は、垂直エキステンション・ポ−ル２０１の一方の端部に接続されており、この垂直エキステンション・ポ−ルのもう一方の端部は、ほぼ直角をなすように水平エキステンション・ポ−ル４０１に接続されており、水平エキステンション・ポ−ル４０１は、水平フレ−ム管４の一方の端部にも接続されており、ガイド・ロ−プ５がいくつかのエキステンション・ポ−ルにきちんと縛り付けられ、中間フレ−ム・ユニットのエキステンション・ポ−ルに固定された綱車４１に接続されている。フレ−ム・ユニットを互いに等間隔に離して位置決めするため、２つの位置決めロ−プ６も設けられている。

【００１５】折り畳み式テント・フレ−ムにおける上述のポ−ル位置決めベ−ス１及び主フレ−ム・ポ−ルは、本考案が改良を意図したものではない。本考案の改良は、位置決め部材２２及び折り畳み式ヒンジ２３である。

【００１６】矩形穴２１の少し上において、主フレ−ム・ポ−ル２の外側表面まわりに、２つの向かい合った側面に対して突き出して、両方の半円形ア−ム１１の上部表面に接触し、主フレ−ム・ポ−ル２がポ−ル位置決めベ−ス１に組立てられた後、主フレ−ム・ポ−ル２をその位置に安定した状態に保持するための２つの側部部品を備えた、位置決め部材２２が設けられている。

【００１７】図５及び図６に示す折り畳み式ヒンジ２３は、垂直エキステンション・ポ−ル２０１と水平エキステンション・ポ−ル４０１をほぼ直角をなすように接続し、逆Ｕ字形のフレ−ム・ユニットの水平部分と、該フレ−ム・ユニットの平行な２つの垂直部分を互いに組立てると、完全なフレ−ム・ユニットを形成することができるようになっている。折り畳み式ヒンジ２２は、各水平エキステンション・ポ−ル４０１の一方の端部に固定された丸い突出部２３２を備えており、突出部２３２には、ピン穴２３１があいている。ヒンジ２３にも、各垂直エキステンション・ポ−ル２０１の一方の端部に形成された丸い突出部２３４を備えており、突出部２３４には、ピン穴２３３と、突出部２３２をはめるための中央開口部が設けられており、ピン穴２３３及び２３１にピンを通すと、ヒンジ２３を移動可能に結合することができる。水平エキステンション・ポ−ル４０１は、また、端部に穴２４を備え、穴２４の両側には半円形ノッチ２５を備えている。垂直エキステンション・ポ−ル２０１は、その端部の両側に半円形のノッチ２６１、端部表面に突出部２６、及び、突出部２６には、ロ−プ６を通して、フレ−ム・ユニットを適正な間隔をあけた状態に保持するための半円形の穴２６２を備えている。

【００１８】図４及び図６を参照すると、この折り畳み式テント・フレ−ムの組立て時には、まず、主フレ−ム・ポ−ル２をボ−ル位置決めベ−ス１のグル−プ１２に挿入し、ボルトと蝶形ナット３３をしっかりと締め付け、次に、全てのフレ−ム・ポ −ル２、エキステンション・ポ−ル２０１及び４０１、及び、フレ−ム管４をヒンジ２３を用いて、互いに接続する。次に、全てのフレ−ム・ユニットを適正に間隔をあけて配置し、位置決め部材２２によって安定させ、次に、各２つのエキステンション・ポ−ル２０１及び４０１の端部にあるノッチ２５、２６１及び穴２４及び２６２に、２つの位置決めロ−プ６を通し、２つの隣接するエキステンション・ポ−ルに挟まれたロ−プ６に適正な調整を施し、フレ−ム・ユニットの間隔が適正な距離になるようにする。垂直エキステンション・ポ−ル２０１の端部における突出部２６は、図６に示すように、エキステンション・ポ−ル４０１の端部にある穴２４の中に突き出し、２つの位置決めロ−プ６をしっかり固定するようになっている。

【００１９】テントを組み立てた後、テントの一方の側を所定の高さまで持ち上げて、入り口を形成する場合、テント内のユ−ザが、最も低い（または最も外側の）フレ− ムのエキステンション・ポ−ル２０１にもう一方の端が縛り付けられた、ガイド・ロ−プ５の端を保持し、ロ−プ５を引っ張って、前記フレ−ムのフレ−ム管４を強制的に引き上げ、次に、最も低いフレ−ムのすぐ隣のフレ−ムを引き上げ、・・・といった操作を繰り返して、適正な高さの入り口を形成し、次に、図７、図８、及び、図９に示すように２つの支持ベ−ス７を利用し、各支持ベ−ス７のベ−ス・プレ−ト７１における２つの平行な直立壁面７２間に旋回可能に接続される支持ロッド７５の上端部のフック７３によって、２つの向かい合ったフレ− ム・ポ−ル２を支持する。支持プレ−ト７１は、後側に地面に面した凹状キャビティを備えており、地面に設置した時、この凹状キャビティに空気を吸い出す処理を施して、真空にすることによって、支持ベ−ス７を地面に対し安定させることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
けるポ−ル位置決めベ−スと、主フレ−ム・ポ−ルの分
解透視図である。

【図２】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、主フレ−ム・ポ−ルと結合されたポ−ル位置決め
ベ−スの正面図である。

【図３】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、主フレ−ム・ポ−ルと結合されたポ−ル位置決め
ベ−スの側面図である。

【図４】完全に組み立てられた、本考案による折り畳み
式テント・フレ−ムの透視図である。

【図５】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、２つのエキステンション・ポ−ルに取り付けられ
た折り畳み式ヒンジの分解透視図である。

【図６】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、折り畳み式ヒンジに接続された２つのエキステン
ション・ポ−ルの側面図である。

【図７】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、最も外側のフレ−ム・ユニットを支持する支持ベ
−スの側面図である。

【図８】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
いて、最も外側のフレ−ム・ユニットを支持する支持ベ
−スの正面図である。

【図９】本考案による折り畳み式テント・フレ−ムにお
ける支持ベ−スの透視図である。

【符号の説明】

１ポ−ル位置決めベ−ス２主フレ−ム・ポ−ル３ボルト４水平フレ−ム管５ガイド・ロ−プ６位置決めロ−プ７支持ベ−ス１１半円形ア−ム１２半円形グル−プ２１側方通し穴２２位置決め部材２３折り畳み式ヒンジ２４穴２５半円形ノッチ２６突出部３１ワッシャ３２リング３３蝶形ナット４１綱車７１ベ−ス・プレ−ト７２壁面７３フック７４キャビティ７５支持ロッド１１１半円形スロット２０１垂直エキステンション・ポ−ル２３１ピン穴２３２突出部２３３ピン穴２３４突出部２６１ノッチ２６２半円形の穴４０１水平エキステンション・ポ−ル

フロントページの続き (72)考案者チン−パオチュァンタイワン，タイナンシェン，マトウチェン，ユチェリ，ユチェ，ナンバー 120−18 (72)考案者ユン−タイリンタイワン，タイナンシェン，チアリチェン，ポアイストリート，ナンバー 135

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】下記の要件を具える折り畳み式テント・
フレ−ム。（イ）２つの主フレ−ム・ポ−ルの下方端を支持するた
めの２つのポ−ル位置決めベ−スは、それぞれ、一方の
側からもう一方の側に平行に延びる２つの半円形アーム
と、前記半円形アームのそれぞれの下に位置する、蝶形
ナットで締め付けるボルトを通すための半円形スロット
と、各主フレーム・ポールを立てるため、前記半円形ス
ロットの下の２つの平行な壁面の間に形成された半円形
のグループから成ること。（ロ）テント・フレームを形成し、テント用クロスまた
はキャンバスを支持するための、それぞれ、２つの主フ
レーム・ポールから成る、逆Ｕ字形の複数のフレーム・
ユニットは、前記主フレーム・ポールに接続される２つ
の垂直エキステンション・ポールと、水平フレーム管
と、フレーム管の両側に接続されて、前記各フレーム・
ユニットの水平部分を形成し、テント用クロスの屋根部
分を支持する２つの水平エキステンション・ポールを備
え、前記主フレーム・ポールと垂直エキステンション・
ポールが、前記各フレーム・ユニットの平行部分の一方
を形成し、前記各垂直エキステンション・ポールと各水
平エキステンション・ポールをほぼ直角に接続できるよ
うにするため、両方のエキステンション・ポールが、折
り畳み式ヒンジによって接続され、前記各主フレーム・
ポールの下部には側方通し穴が設けられていて、ポール
位置決めベースの前記半円形スロットに挿通させるボル
トを挿通させて蝶形ナットで締め付けられており、そし
て位置決め部材は、向かい合った両側にまで延びて、ポ
ール位置決めベースの前記２つの平行なアーム上部表面
としっかり当接するようになっていること。（ハ）複数の折り畳み式ヒンジは、それぞれ、中間の環
状突出部と２つの環状突出部を備え、前記中間の環状突
出部は、前記水平エキステンション・ポールの端部に取
り付けられ、前記２つの環状突出部は、前記垂直エキス
テンション・ポールの端部に取り付けられており、前記
両方の突出部に、両方の突出部を互いに結合するための
側方の穴、すなわち前記垂直エキステンション・ポール
と前記水平エキステンション・ポールの両方を互いに結
合するピンを通すための側方の穴が設けられているこ
と。（ニ）フレ−ム・ユニット相互の間隔を適正な間隔に保
持するための２本の位置決めロ−プは、各水平エキステ
ンション・ポール及び各垂直エキステンション・ポール
の両方の端部の半円形のノッチを通り、垂直エキステン
ション・ポールの端部の中央突出部を越えて延びること
によって、しっかり位置決めできるようになっているこ
と。
【請求項２】下記の要件を具える請求項１に記載の折
り畳み式テント・フレ−ム。（イ）テントの入り口を形成するため、前記フレーム・
ユニットの一部を引っ張って、上方へ振り動かす場合
に、前記フレーム・ユニットの２つの平行部分を支持す
るため、２つの支持ベースが設けられていること。（ロ）前記支持ベースが、それぞれ、主フレーム・ポー
ルを支持するためのフックを備えていること。（ハ）ベース・プレートが、地面と面した後方キャビテ
ィを備えていること。（ニ）前記ベースを地面に安定して据え付けることがで
きるようにするため、前記キャビティには、前記ベース
を地面に配置した後、空気を吸い出すことによって、真
空になるように処理が施されているということ。（ホ）ベース・プレートに２つの平行な壁面が設けられ
ており、前記２つの壁面の間に、支持ロッドが、旋回す
るようにピンで固定され、その上方端部はフックをなす
ように形成されていること。