JPH06224574A - プリント基板の正面板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、分割プリント基板の一体化に
おける正面板を容易に取付け，取外しが出来る正面板構
造を提供することにある。 【構成】櫛形形状をしたプリント基板兼ガイドレールを
取付け、プリント基板を分割して実装後、ワンタッチで
取付け，取外しが出来る正面板構造とした。このプリン
ト基板兼ガイドレールは、プリント基板を実装後正面板
を取付け、一つのプリント基板として構成することが出
来、正面板に取付けた挿抜レバーによりユニット内から
抜き差しを可能とした。さらに櫛形形状の寸法を可変さ
せることにより、サイズの異なるプリント基板も混載実
装可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】プリント基板を１枚のプリント基
板として筐体に実装可能で、かつ、複数の基板に分割し
て取扱い可能な構造とする為の正面板構造に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来の正面板を実装する構造としては、
実開昭５９−１８０４８９に示すような構造であった。
この正面板の構造では、正面板がプリント基板に固定さ
れている為、分割プリント基板の保守時に邪魔となるこ
とや、挿抜時の力に対して強度的な配慮がされていない
という不具合が有った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、 (1).分割プリント基板を組み込んだのち、１枚のプリン
ト基板としての機能を持たせること。

【０００４】(2).分割プリント基板を簡単に保守するこ
とができること。

【０００５】(3).プリント基板の挿抜時の力に対して十
分な強度を有していること。

【０００６】以上の機能を有する正面板構造を提供する
ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記を達成するため櫛形
形状をしたプリント基板兼ガイドレールの前面にワンタ
ッチで取付け、取外しが可能な正面板とした。

【０００８】又、正面板形状をＬ形状とし、上下に挿抜
レバーを取付けることにより、強度を確保しながらプリ
ント基板の挿抜が容易に行なえる構造とした。

【０００９】

【作用】正面板の中心部に蝶番部を設け、中心部を固定
しているスライドを上部へ上げ、この部分で折り曲げら
れことにより、プリント基板兼ガイドレールから正面板
をワンタッチで取付け、取外すことが可能となった。
又、この正面板を取付けることにより、櫛形形状をした
プリント基板兼ガイドレールに取付けられたそれぞれの
分割基板が強度を有して１枚のプリント基板として構成
される。

【００１０】

【実施例】以下、本発明に係る正面板構造の一実施例を
図で説明する。図１は本発明の実施例を説明する図、図
２は本発明の正面板構造及び動作を説明する図である。

【００１１】図１において１は、箱型の筐体で、裏面に
バックワイヤボード２が取付けられており、バックワイ
ヤボード２には、コネクタ１１が実装されていてプリン
ト基板７には、コネクタ４が実装されている。

【００１２】筐体１の上下に設けられたガイドレール３
にプリント基板７を挿入することによりコネクタ１１と
コネクタ４が勘合する。

【００１３】プリント基板兼ガイドレール１０はプリン
ト基板部９と櫛形のガイドレール部８からなっており、
前記プリント基板７と同様にガイドレールに実装され
る。又、櫛形ガイドレール部８には分割プリント基板６
が実装され、前面に正面板５が取付けられている。

【００１４】図２において、正面板５は正面板上部５
ａ、スライド部５ｂ、正面板下部５ｃプリント基板挿抜
レバー５ｄを組合せて正面板５を構成している。

【００１５】櫛形ガイドレール部８にはピン８ａを圧入
しており正面板上部５ａ、正面板下部５ｃのＵ溝部がそ
れぞれ櫛形ガイドレール部８のピン８ａに装着される構
造としている。又、櫛形ガイドレール部８端部と正面板
５が嵌合して組立られることにより、分割プリント基板
６の一部が未実装の場合でも１枚の基板として構成する
ことができ、櫛形形状をしたガイドレールの振れを押さ
えることも出来る固定構造である。又、一枚の基板は正
面板上下に取付けたプリント基板挿抜レバー５ｄにより
ユニット内から抜き差しが可能である。

【００１６】分割プリント基板６を抜き差しする時は、
正面板のスライド部５ｂを上部へスライドさせ、正面板
５の中央部をユニット前面に引き出すことにより、正面
板上部５ａ及び正面板下部５ｃのＵ溝部が櫛形ガイドレ
ール部８のピン８ａより抜ける構造となっていてスムー
ズに取り出すことが出来、分割プリント基板６の挿抜，
保守を行うことが可能となる。

【００１７】

【発明の効果】正面板をワンタッチで取付け，取外しが
可能な構造としたことにより、ユニット内にプリント基
板が実装状態で、工具を使用せずワンタッチで正面板を
取外し、個々の分割基板の保守が可能となった。これに
より装置の保守条件を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を説明する図である。

【図２】本発明の正面板構造及び動作を説明する図であ
る。

【符号の説明】

１…筐体、２…バックワイヤボード、３…ガイドレー
ル、４…コネクタ、５…正面板、６…分割プリント基
板、７…プリント基板、８…櫛形ガイドレール部、９…
プリント基板部、１０…プリント基板兼ガイドレール、
１１…コネクタ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 良博 横浜市戸塚区戸塚町216番地株式会社日立 製作所情報通信事業部内 (72)発明者 二見 雅彦 横浜市戸塚区戸塚町216番地株式会社日立 製作所情報通信事業部内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】箱型筐体の裏面にバックワイヤリングボー
   ドが取付けられ、前記バックワイヤリングボードに併設
   されたコネクタのそれぞれに、プリント基板が筐体のガ
   イドレールにより並列に所定の位置に挿入されて成る装
   置において、櫛形形状をしたプリント基板兼ガイドレー
   ルを取付けてプリント基板を分割して実装した後、それ
   らを固定支持するためワンタッチで取付け、取外しする
   ことを特徴とするプリント基板の正面板。
2. 【請求項２】請求項１において、正面板中心部に蝶番部
   を設け、この部分を固定支持しているスライド部を上部
   へ押し上げて回転させることを特徴とするプリント基板
   の正面板。
3. 【請求項３】請求項１又は２の正面板の上下に挿抜レバ
   ーを取付けたことを特徴とするプリント基板の正面板。