JPH0622417A - 閉鎖配電盤 - Google Patents

閉鎖配電盤

Info

Publication number
JPH0622417A
JPH0622417A JP4179507A JP17950792A JPH0622417A JP H0622417 A JPH0622417 A JP H0622417A JP 4179507 A JP4179507 A JP 4179507A JP 17950792 A JP17950792 A JP 17950792A JP H0622417 A JPH0622417 A JP H0622417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
temperature
opening
heating element
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4179507A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Miyazaki
直幸 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4179507A priority Critical patent/JPH0622417A/ja
Publication of JPH0622417A publication Critical patent/JPH0622417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検作業を少なくして換気効率を上げ
る。また箱体内の温度を自動的に調整して電気機器の安
定した運転を維持する。 【構成】 吸気口25及び排気口29からなる換気口部
を有する箱体21内部に電気機器を収納する。この箱体
21の排気口29の近傍に、排気口29を通して上昇気
流を生じさせる発熱体32を設ける。また発熱体32を
箱体21内の空気の温度を感知する温度感知器33によ
り駆動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閉鎖配電盤に係り、特
に内部に収納した電気機器の運転によって盤内温度が上
昇したときに効率良く換気を行うようにした閉鎖配電盤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、主回路機器の遮断器、変圧器又
は制御回路機器の補助継電器の補助継電器、計器及び電
線等の電気用品を内部に収納してなる閉鎖配電盤は、運
転時電気機器や母線導体の発熱によって盤内温度が上昇
するので、所定温度以下に保持するために吸気口及び排
気口からなる換気口部を設けている。図9は異なる構成
の換気口部をそれぞれ備えた2個の閉鎖配電盤を併設し
た状態を示す斜視図であり、図10は図9のA−A線に
沿った断面図、図11は図9のB−B線に沿った断面図
である。
【0003】図9及び図10に示す一方の閉鎖配電盤
は、箱体1の扉1aの下部に開口部2を設けると共にこ
の開口部2に防塵用金網3を設けた吸気口4と、天井板
1bに開口部5を設けると共にこの開口部5に防塵用金
網6を設け、さらに開口部5の上部に隙間をもって換気
口用天井板7を設けた排気口8とからなる換気口部を備
えたものである。また図9及び図11に示す他方の閉鎖
配電盤は、箱体11の扉11aの上下部に鎧戸状の吸気
口12及び排気口14からなる換気口部を設けたもので
ある。
【0004】従って箱体1または11内に収納した図示
しない電気機器や母線導体が運転により発熱し盤内温度
が上昇すると、この上昇した箱体1,11内の空気は排
気口8または14から外部に排出され、これに対して吸
気口4または12から外部空気が流入し、電気機器や母
線導体を冷却し、所定温度以上に上昇するのを抑えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような換気口部では、換気効率が悪く、そのため排気
口8,14に図示しないファンを設けて換気効率を上げ
るようにしているが、ファンの故障率が高く、多数回の
保守点検作業が必要となる問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、保守点検作業を
少なくして換気効率を上げることができ、しかも箱体内
の温度を自動的に調整して電気機器の安定した運転を維
持することのできる閉鎖配電盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸気口及び排
気口からなる換気口部を有する箱体内部に電気機器を収
納した閉鎖配電盤において、前記排気口の近傍に、前記
排気口を通して上昇気流を生じさせる発熱体を設けたこ
とを特徴とする。
【0008】また発熱体を箱体内の空気の温度を感知す
る温度感知器により駆動するように構成したことを特徴
とする発熱体の発熱による上昇気流により換気を行うよ
うにしたものである。
【0009】
【作用】箱体内の空気が所定温度に上昇したときに、発
熱体を発熱させることにより排気口を通して上昇気流が
生じ、効率良く換気を行うことができる。この場合、温
度感知器が箱体内の温度を感知して発熱体に電源を入れ
発熱させることにより、箱体内の温度を自動的に調整し
て電気機器の安定した運転を維持することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例を示す斜視図であり、
図2は図1のC−C線に沿った断面図である。また図3
は図1の閉鎖配電盤の動作状態を示す斜視図、図4は図
3のD−D線断面図である。図1及び図2に示す閉鎖配
電盤は、箱体21の内部に図示しない母線導体を収納す
ると共に、この母線導体に接続される図示しない複数の
遮断器を含む電気機器を収納し、複数のフィーダーを形
成している。
【0011】また箱体21の前面には扉21aが設けら
れており、この扉21の下部に設けられた吸気口25
と、箱体21の天井部に設けられた排気口29とから換
気口部が構成されている。吸気口25は、扉21aの下
部に開口部23を設けると共にこの開口部23に防塵用
金網24を設けて構成され、排気口29は、天井板21
bに設けた開口部26に図示しない防塵用金網を設けて
構成され、またこの開口部26を覆うようにヒンジによ
り開閉自在に構成された遮へい板27が設けられると共
にこの遮へい板27を開閉させる駆動部材30が設けら
れ、さらに開口部23近傍の遮へい板27の下方に換気
用の発熱体32がそれぞれ設けられている。この開口部
26は、周縁部を外側に向けて突出させ、遮へい板27
も周縁部を内側に向けて折り曲げて蓋状とし、排気口2
9から塵埃の侵入や落下物が箱体21内に落ち込まない
ように構成されている。
【0012】駆動部材30は、形状記憶合金から形成さ
れ、常温ではくの字状に屈曲して遮へい板27を開口部
26が閉鎖される状態に保持し、箱体21内の温度が上
昇したときには、直線状に伸びて遮へい板27を持ち上
げ開口部26が開口された状態に保持するように形状変
化をするものであり、一方の端部を箱体21の内側面に
設けた支え板31に取付け、他方の端部を遮へい板27
の内側面に連結した構成としている。なお、駆動部材3
0は、遮へい板27のヒンジ側に配設する。また箱体2
1の内部には、箱体21内の温度を感知する温度感知器
33が設けられている。
【0013】次に上記のように構成された実施例の作用
を説明する。箱体21内に収納された電気機器が一部の
み運転中もしくは全てのフィーダが停止中の場合は、電
気機器から発生する熱量が少ないので、箱体21内の温
度が低く、このため温度感知器33の動作による発熱体
32の発熱はなく、また駆動部材30も不動作状態で開
口部26が閉じられている。従って、換気は行われず、
塵埃は箱体21内に侵入しない。ところが箱体21内に
収納された電気機器が全て運転中または全てのフィーダ
が運転中もしくはそれと同等の状態の場合には、電気機
器から発生する熱量が多いので、箱体21内の温度が上
昇し、これを温度感知器33が感知して発熱体32に電
源を入れる。またこの温度上昇を駆動部材30が感知
し、図3及び図4に示すように形状変化を起こして直線
状に伸び、遮へい板27を回転させて開口部26を開
く。従って温度上昇した箱体21内の空気は、発熱体3
2の発熱により上昇気流が生じて開口部26を通して外
部に効率よく排出され、これに対応して吸気口25から
外部空気が流入し、箱体21内の換気が行われることに
なる。そしてこの換気によって箱体21内の温度が低下
すると、これを温度感知器33が感知し発熱体32の電
源を切ることにより温度が低下し、また駆動部材30は
再び元のくの字状に屈曲し、遮へい板27を引き戻して
開口部26を閉じる。
【0014】このようにして箱体21内の換気を、発熱
体32の発熱による上昇気流を利用して効率的に行うこ
とができ、また温度感知器33により発熱体32の電源
を入り切りするので、ファンを駆動する場合よりも故障
率が低くなり、保守点検作業が少なくてすむ。さらに温
度によって変形する形状記憶合金からなる駆動部材30
により遮へい板27を開閉するので、この遮へい板27
の自動開閉と発熱体32の上昇気流との組合せにより、
換気量を自動的に調整でき、しかも換気によって外部か
ら侵入する塵埃の量を可及的に少なくすることができ
て、電気機器の安定した運転を維持することができる。
【0015】なお上記した実施例では、排気口29の遮
へい板27を回転させて開くことにより換気を行うよう
にしたが、遮へい板を水平面内で移動させて開口部を開
き換気を行うようにしてもよい。
【0016】即ち、図5及び図6に要部を示す閉鎖配電
盤は、このような構成としたもので、天井板21bに複
数のスリット状の開口部21cを設け、この開口部21
cの上方に隙間をもって取付けた天井板34と、開口部
21c下面を水平移動し、開口部21cと同形状とし且
つ同ピッチで配列された開口部35aを設けた遮へい板
35と、この遮へい板35を水平移動させる駆動部材3
6で構成されている。ここで、遮へい板35は、開口部
21cの下面両側に設けた移動用ガイド37に案内され
ている。また駆動部材36は、形状記憶合金から形成さ
れ、常温ではくの字状に屈曲しており、箱体21内の温
度が上昇したときに直線状に伸びるように形状変化する
ものであり、その一方の端部を天井板21bの内側面に
設けた支え板43に取付け、他方の端部を遮へい板35
に連結した構成としたものである。
【0017】従って箱体21内の内温度が低い場合に
は、駆動部材36は不動作状態で、図5及び図6に示す
ように開口部21cが遮へい板35で遮へいされて排気
口38を閉じ、換気されず外部から塵埃が箱体21内に
侵入しない。
【0018】ところが、箱体21内温度が上昇すると、
これを温度感知器33が感知して発熱体32を発熱する
一方、この温度上昇を駆動部材36が感知して図7及び
図8に示すように形状変化を起して直線状に伸び遮へい
板35を水平に移動させる。この移動により、開口部2
1cと遮へい板35の開口部35aが重なり、排気口3
8が開く。従って温度上昇した箱体21内の空気は、排
気口38から発熱体32の発熱による上昇気流により外
部に排出され、これに対応して吸気口から外部空気が流
入し、箱体21内の換気を行う。この換気によって箱体
21内の温度が低下すると、温度感知器33が感知し発
熱体32の電源を切る。これにより温度が低下する一
方、駆動部材36は再び元のくの字状に屈曲し、遮へい
板35を引き戻して排気口38を閉じ、換気を止める。
【0019】以上の各実施例では、遮へい板を移動させ
る駆動部材として、常温ではくの字状に屈曲しており、
所定温度で直線状に伸びるように形状変化するものを用
いたが、この代りに、形状記憶合金によりねじりばね状
に形成したものとコイル状のバイアスばねを組合せて駆
動部材を構成してもよい。この構成では、箱体内温度が
所定温度に上昇すると、ねじりばねの作用で遮へい板を
回転もしくは水平移動させ、開口部を開いて換気を行
う。この換気により箱体内温度が低下すると、バイアス
ばねの作用で遮へい板を元の位置に引き戻し、開口部を
閉じることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
熱体の上昇気流を利用し、また箱体内の温度を感知する
温度感知器によりその発熱体を制御するようにしたの
で、発熱体の発熱により生じる上昇気流により効率的に
換気を行うことができ、しかも自動的に換気できて電気
機器の安定した運転を維持し、保守点検作業も容易とな
る閉鎖配電盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による閉鎖配電盤の一実施例を示
す斜視図
【図2】図1のC−C線に沿った断面図
【図3】図1に示す閉鎖配電盤の動作状態を示す斜視図
【図4】図3のD−D線に沿った断面図
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す断面図
【図6】図5の要部を示す斜視図
【図7】図5の動作状態を示す断面図
【図8】図7の要部を示す斜視図
【図9】異なる構成の換気口部を備えたものを併設した
従来の閉鎖配電盤を示す斜視図
【図10】図9のA−A線に沿った断面図
【図11】図9のB−B線に沿った断面図
【符号の説明】
21は箱体、25は吸気口、27,35は遮へい板、2
9,38は排気口、30,36は駆動部材、32は発熱
体,33は温度感知器を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口及び排気口からなる換気口部を有
    する箱体内部に電気機器を収納した閉鎖配電盤におい
    て、前記排気口の近傍に、前記排気口を通して上昇気流
    を生じさせる発熱体を設けたことを特徴とする閉鎖配電
    盤。
  2. 【請求項2】 発熱体を箱体内の空気の温度を感知する
    温度感知器により駆動するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の閉鎖配電盤。
JP4179507A 1992-07-07 1992-07-07 閉鎖配電盤 Pending JPH0622417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179507A JPH0622417A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 閉鎖配電盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179507A JPH0622417A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 閉鎖配電盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622417A true JPH0622417A (ja) 1994-01-28

Family

ID=16067021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4179507A Pending JPH0622417A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 閉鎖配電盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622417A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129550A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤンマー株式会社 発電装置
CN106998594A (zh) * 2016-01-22 2017-08-01 珠海格力电器股份有限公司 一种电热元件通电防护装置
CN112702853A (zh) * 2019-10-22 2021-04-23 Abb股份公司 低压和中压电器外壳
CN112702854A (zh) * 2019-10-22 2021-04-23 Abb股份公司 低压和中压电气外壳

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129550A1 (ja) * 2012-03-02 2013-09-06 ヤンマー株式会社 発電装置
JP2013181509A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Yanmar Co Ltd 発電装置
CN106998594A (zh) * 2016-01-22 2017-08-01 珠海格力电器股份有限公司 一种电热元件通电防护装置
CN106998594B (zh) * 2016-01-22 2020-08-04 珠海格力电器股份有限公司 一种电热元件通电防护装置
CN112702853A (zh) * 2019-10-22 2021-04-23 Abb股份公司 低压和中压电器外壳
CN112702854A (zh) * 2019-10-22 2021-04-23 Abb股份公司 低压和中压电气外壳
EP3813209A1 (en) * 2019-10-22 2021-04-28 ABB S.p.A. Low and medium voltage electrical enclosure with shape memory alloy-based pressure relief
EP3813208A1 (en) * 2019-10-22 2021-04-28 ABB S.p.A. Low and medium voltage electrical enclosure with shape memory alloy-based cooling system
US11621545B2 (en) 2019-10-22 2023-04-04 Abb S.P.A. Low and medium voltage electrical enclosure
US11652336B2 (en) 2019-10-22 2023-05-16 Abb S.P.A. Low and medium voltage electrical enclosure
CN112702854B (zh) * 2019-10-22 2024-02-27 Abb股份公司 低压和中压电气外壳
CN112702853B (zh) * 2019-10-22 2024-03-22 Abb股份公司 低压和中压电器外壳

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3962608A (en) Apparatus for holding and cooling electronic circuit boards in remote-controlled typewriters
JPH10288343A (ja) 電子レンジ
JPH0622417A (ja) 閉鎖配電盤
CN211239027U (zh) 散热型三相塑壳断路器负载调相开关箱
JPH03206688A (ja) 電子機器の配置構造
CN205753032U (zh) 一种通风除湿型开关柜
CN219086511U (zh) 一种户外用防进水的配电箱
CN207368521U (zh) 一种防雨、透风、降噪的配电柜装置
CN107257094A (zh) 计量箱的通风结构及采用该通风结构的计量箱
JP7060838B2 (ja) 空気調和機の室外機
CN217115186U (zh) 一种具有仪表防潮功能的控制柜
JPH0698427A (ja) 屋外形閉鎖配電盤
CN215452208U (zh) 一种智能型配电箱
CN209730585U (zh) 一种低压户外配电箱
JP2004007883A (ja) 屋外用スイッチギヤ
CN211580449U (zh) 一种可增大容积的服务器机柜
CN210986685U (zh) 一种便于散热的电梯机房电源箱结构
CN215989903U (zh) 一种机电工程用控制柜
CN216773975U (zh) 一种电气工程配电箱
CN220292500U (zh) 一种通风屏蔽箱
CN210469968U (zh) 一种电控柜
CN211605774U (zh) 一种动力配电柜
CN212958854U (zh) 防雨型燃气发电机组
CN210577208U (zh) 一种配电箱门体加强结构
CN212676699U (zh) 一种耐高温防火的配电箱