JP2004007883A - 屋外用スイッチギヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】煩雑な作業を要さず、形状が大形にならず、構造が簡単で、雨水対策と日射対策を兼ねるようにする。
【解決手段】電気機器を収納する箱体1の前面開口縁部に軸支され、開口を開閉自在に閉塞する扉4と、扉4の上端部に固着された支持体6と、支持体6に固着され、扉4の閉塞状態で箱体1の天井板3上方に位置して遮熱板となり、扉4の開放状態で箱体1の前側上方に位置して雨除け板となる板体7とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】電気機器を収納する箱体1の前面開口縁部に軸支され、開口を開閉自在に閉塞する扉4と、扉4の上端部に固着された支持体6と、支持体6に固着され、扉4の閉塞状態で箱体1の天井板3上方に位置して遮熱板となり、扉4の開放状態で箱体1の前側上方に位置して雨除け板となる板体7とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱体に電気機器を収納する屋外用スイッチギヤに関し、さらに詳しくは1個の板体により遮熱板と雨除け板を兼用するようにした屋外用スイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の屋外用スイッチギヤは、電気機器を収納する箱体の前面側上方に雨除けが無いため、雨天時に前面の扉を開放すると、雨水が箱体内に侵入する恐れがある。そのため、雨天時に保守点検などで扉を開放する必要がある場合、雨水対策として箱体の前面側上部に別個にビニールシートなどの雨除けを設置している。
【0003】
また、雨除けとして、箱体の天井板を前方に延長したり、天井板の下方から前方へパネルを引き出すことが考えられている。
【0004】
一方、箱体内に電子機器など熱的に弱い機器を収納する場合、日射対策として箱体の天井板上方に遮熱板を固定して設け、上部を二重構造とし、箱体内部への受熱量伝播の低減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記雨水対策として、箱体の前面側上部にビニールシートなどを設置する場合、シートなどの取付け、取外しに煩雑な作業を要する。
【0006】
また、箱体の天井板を前方に延長する場合、形状が大形になり、輸送制限など寸法上の制約を生ずる。
【0007】
さらに、天井板の下方からパネルを前方へ引き出す場合、構造が複雑になり、高価になる。
【0008】
一方、日射対策として箱体内部への受熱量伝播の低減を図るため、雨水対策とは別に遮熱板を設けねばならぬという問題点がある。
【0009】
本発明は、前記の点に留意し、煩雑な作業を要さず、形状が大形にならず、構造が簡単で、雨水対策と日射対策を兼ねる屋外用スイッチギヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の屋外用スイッチギヤは、電気機器を収納する箱体の前面開口縁部に軸支され、前記開口を開閉自在に閉塞する扉と、前記扉の上端部に固着された支持体と、前記支持体に固着され、前記扉の閉塞状態で前記箱体の天井板上方に位置して遮熱板となり、前記扉の開放状態で前記箱体の前側上方に位置して雨除け板となる板体とを備えたものである。
【0011】
前記のように構成された本発明の屋外用スイッチギヤは、扉の上端部に支持体を介して板体が固着され、その板体が、扉の閉塞状態で箱体の天井板上方に位置して遮熱板となるため、箱体内部への受熱量伝播の低減を図ることができ、特別な日射対策を設ける必要がなく、かつ、板体が、扉の開放状態で箱体の前側上方に位置して雨除け板となるため、雨天時扉を開放して保守点検などを行う場合、雨水対策として特別な雨よけを設置する必要がなく、作業性が向上し、また、形状も大形にならず、輸送制限などの寸法上の制約に対して有利であり、さらに、雨天時以外でも、扉の開放による板体により、箱体前側の日射が遮られ、ディジタル表示機器など屋外では読み取りにくい機器の表示が読み取りやすくなる。
【0012】
つぎに、箱体の扉が左・右の2個の扉からなる場合、両扉にそれぞれ支持体を介して請求項1記載の板体を固着するのが望ましい(請求項2)。
【0013】
この場合、箱体前側上方を2個の板体により広い範囲に覆うことが可能となる。
【0014】
なお、2個の扉の場合でも片方の扉のみに板体を固着するようにしてもよいのは勿論である。
【0015】
つぎに、両扉の閉塞状態において、両扉の板体の少なくとも中央側部分の高さを異ならせるのが好ましい(請求項3)。
【0016】
この場合、左・右の板体全体の高さが異なっていてもよいし、閉塞状態における中央側部分のみの高さが異なっていてもよい。
【0017】
この高さの異なることにより、両扉の開閉にともなう両板体の移動時の干渉を防ぎ、板体を大きくでき、日射対策及び雨水対策をより確実に行うことができる。
【0018】
つぎに、両扉の開放状態において、両扉の板体の中央側部分が重なることが望ましい(請求項4)。
【0019】
この場合、両扉の開放状態で左・右の板体の中央側部分が上・下に重なっているため、箱体前側中央部分への雨水の落下を防ぐことができる。
【0020】
つぎに、両扉の開放状態において、両扉の板体が、中央側部分が高く外側部分が低く傾斜していることが好ましい(請求項5)。
【0021】
この場合、両板体に落下した雨水は、箱体前側の両側に流れ落ち、箱体前側の中央部分には流れ落ちず、箱体内への雨水の侵入が防止され、保守点検作業がより容易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の各形態を図1ないし図8を参照して説明する。各図において、同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
〔形態1〕
形態1を図1ないし図3を参照して説明する。1は基礎ベース2上に設置された屋外用スイッチギヤの箱体であり、電気機器、ディジタル表示機器などを収納している。3は箱体1の天井板、4は箱体1の左・右の扉であり、箱体1の前面開口の左縁部、右縁部に軸支され、開口を開閉自在に閉塞する。5は両扉4の把手である。
【0023】
6は断面L形横長2個の支持体であり、下片の下面が両扉4のそれぞれの上端面に当接し、両支持体6が両扉4の上端部に固着されている。
【0024】
7は平面がほぼ4分の1円の2個の板体であり、鋼板の他に、軽量化を目的としてアルミ材などからなり、半径が扉4の幅長さより若干長く、両板体7が両支持体6の縦片の上端部に固着され、両扉4の閉塞状態において、両板体7の一側が両扉4に平行に、他側が箱体1の側板1’に平行に位置し、板体7が天井板3に平行になり、後部が若干低く傾斜している。
【0025】
8は三角形の補強板であり、支持体6と板体7との間に複数個ずつ設けられ、補強板8の一側が支持体6の縦片に固着され、他側が板体7の下面に固着され、板体7支持の補強をしている。
【0026】
そして、各図の実線で示す両扉4の閉塞状態において、両板体7は箱体1の天井板3上方に位置し、日射を遮って箱体1内部への受熱量伝播の低減を図っている。
【0027】
つぎに、両扉4が開放状態になると、両扉4、両板体7は各図の2点鎖線で示す4’、7’の位置に移動し、両板体7’が箱体1の前側上方に位置し、雨天時の保守点検などに際し、両扉4を開放しても雨水が箱体1内に侵入することを防ぎ、雨水対策として特別の雨除けを設置する必要がなく、作業性が向上する。
【0028】
また、雨天時以外でも、板体7により箱体1前側の日射が遮られるため、ディジタル表示機器などの表示が読み取りやすくなる。
【0029】
なお、前記形態では扉4が左・右の2個の場合であるが、扉4が1個の場合であっても、本発明は同様の作用効果を有する。
【0030】
〔形態2〕
形態2を図4及び図5を参照して説明する。この形態は、両板体7が水平に位置し、左の板体7の位置が高く、右の板体7の位置が高く、両板体7はほぼ四角形で、右の板体7は一部の角部9が欠如しており、かつ、左の支持体6の中央側、即ち右側部分が欠如し、短くなっている。
【0031】
従って、両扉4の開放に際し、両板体7及び支持体6が干渉せず、板体7の面積を大きく、かつ、後方へ長くでき、両扉4の閉塞状態で、箱体1の天井板3上方を全て覆うことができ、日射対策をより完全に行うことができ、両扉4の開放状態で、箱体1の前側上方を広く覆って雨水対策をより確実に行うことができる。
【0032】
〔形態3〕
形態3を図6及び図7を参照して説明する。この形態は、両板体7が水平に位置し、両箱体7の高さが同一であるが、両板体7はほぼ四角形で、左の板体7の右側部が一段と高く折曲されており、右の板体7の一部の角部9が欠如しており、左の支持体6の右側部が欠如し、かつ、両扉4の閉塞状態で、左の板体7が右方へ長く、両板体7の中央側部分が上下に重なり、両板体7の後部が形態2に比し長くなっている。
【0033】
従って、両扉4の開放時、両板体7、支持体6が干渉せず、両扉4の閉塞状態で両板体7が重なっているため、開放状態で両板体7の箱体1前側を覆う長さが前後方向に長くなり、かつ、両板体7の後部が長くなっているため、開放状態で両板体7の中央部分が重なり、箱体1前側中央部分への雨水の落下が防止できる。
【0034】
〔形態4〕
形態4を図8を参照して説明する。この形態は、板体7が扉4の閉塞状態で前部が低く後部が高く傾斜し、両扉4の開放状態で両板体7が、中央部分が高く外側部分が低く傾斜し、両板体7に落下した雨水は、箱体1前側の両側に流れ落ち、箱体1前側の中央部分には流れ落ちず、箱体1内への雨水の浸入が防止され、保守点検作業がより容易になる。
【0035】
また、扉4の閉塞状態で板体7の前部に上方への折曲片10を形成することにより、扉4の閉塞状態で板体7への雨水は、箱体1の前側に流れ落ちることはない。
【0036】
さらに、扉4の閉塞状態で板体7前部の外側部を若干低く傾斜するようにすれば、扉4の閉塞及び開放状態で、板体7への雨水は箱体1前側の外側部に流れ落ちる。
この形態4は、前記各形態にも適用し得るのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
扉4の上端部に支持体6を介して板体7が固着され、その板体7が、扉4の閉塞状態で箱体1の天井板3上方に位置して遮熱板となるため、箱体1内部への受熱量伝播の低減を図ることができ、特別な日射対策を設ける必要がなく、かつ、板体7が、扉4の開放状態で箱体1の前側上方に位置して雨除け板となるため、雨天時扉4を開放して保守点検などを行う場合、雨水対策として特別な雨よけを設置する必要がなく、作業性が向上し、また、形状も大形にならず、輸送制限などの寸法上の制約に対して有利であり、さらに、雨天時以外でも、扉4の開放による板体7により、箱体1前側の日射が遮られ、ディジタル表示機器など屋外では読み取りにくい機器の表示が読み取りやすくなる。
【0038】
また、箱体1の扉4が左・右の2個の扉4からなる場合、両扉4にそれぞれ支持体6を介して前記板体7を固着するのが望ましく、この場合、箱体1前側上方を2個の板体7により広い範囲に覆うことが可能となる。
【0039】
つぎに、両扉4の閉塞状態において、両扉4の板体7の少なくとも中央側部分の高さを異ならせるのが好ましく、この高さの異なることにより、両扉4の開閉にともなう両板体7の移動時の干渉を防ぎ、板体7を大きくでき、日射対策及び雨水対策をより確実に行うことができる。
【0040】
また、両扉4の開放状態において、両扉4の板体7の中央側部分が重なることが望ましく、この場合、両扉4の開放状態で左・右の板体7の中央側部分が上・下に重なっているため、箱体前側中央部分への雨水の落下を防ぐことができる。
【0041】
つぎに、両扉4の開放状態において、両扉4の板体7が、中央側部分が高く外側部分が低く傾斜していることが好ましく、この場合、両板体7に落下した雨水は、箱体1前側の両側に流れ落ち、箱体1内への雨水の侵入をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の平面図である。
【図5】図4の一部の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態3の平面図である。
【図7】図6の一部の正面図である。
【図8】本発明の実施の形態4の右側面図である。
【符号の説明】
1 箱体
3 天井板
4 扉
6 支持体
7 板体
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱体に電気機器を収納する屋外用スイッチギヤに関し、さらに詳しくは1個の板体により遮熱板と雨除け板を兼用するようにした屋外用スイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の屋外用スイッチギヤは、電気機器を収納する箱体の前面側上方に雨除けが無いため、雨天時に前面の扉を開放すると、雨水が箱体内に侵入する恐れがある。そのため、雨天時に保守点検などで扉を開放する必要がある場合、雨水対策として箱体の前面側上部に別個にビニールシートなどの雨除けを設置している。
【0003】
また、雨除けとして、箱体の天井板を前方に延長したり、天井板の下方から前方へパネルを引き出すことが考えられている。
【0004】
一方、箱体内に電子機器など熱的に弱い機器を収納する場合、日射対策として箱体の天井板上方に遮熱板を固定して設け、上部を二重構造とし、箱体内部への受熱量伝播の低減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記雨水対策として、箱体の前面側上部にビニールシートなどを設置する場合、シートなどの取付け、取外しに煩雑な作業を要する。
【0006】
また、箱体の天井板を前方に延長する場合、形状が大形になり、輸送制限など寸法上の制約を生ずる。
【0007】
さらに、天井板の下方からパネルを前方へ引き出す場合、構造が複雑になり、高価になる。
【0008】
一方、日射対策として箱体内部への受熱量伝播の低減を図るため、雨水対策とは別に遮熱板を設けねばならぬという問題点がある。
【0009】
本発明は、前記の点に留意し、煩雑な作業を要さず、形状が大形にならず、構造が簡単で、雨水対策と日射対策を兼ねる屋外用スイッチギヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の屋外用スイッチギヤは、電気機器を収納する箱体の前面開口縁部に軸支され、前記開口を開閉自在に閉塞する扉と、前記扉の上端部に固着された支持体と、前記支持体に固着され、前記扉の閉塞状態で前記箱体の天井板上方に位置して遮熱板となり、前記扉の開放状態で前記箱体の前側上方に位置して雨除け板となる板体とを備えたものである。
【0011】
前記のように構成された本発明の屋外用スイッチギヤは、扉の上端部に支持体を介して板体が固着され、その板体が、扉の閉塞状態で箱体の天井板上方に位置して遮熱板となるため、箱体内部への受熱量伝播の低減を図ることができ、特別な日射対策を設ける必要がなく、かつ、板体が、扉の開放状態で箱体の前側上方に位置して雨除け板となるため、雨天時扉を開放して保守点検などを行う場合、雨水対策として特別な雨よけを設置する必要がなく、作業性が向上し、また、形状も大形にならず、輸送制限などの寸法上の制約に対して有利であり、さらに、雨天時以外でも、扉の開放による板体により、箱体前側の日射が遮られ、ディジタル表示機器など屋外では読み取りにくい機器の表示が読み取りやすくなる。
【0012】
つぎに、箱体の扉が左・右の2個の扉からなる場合、両扉にそれぞれ支持体を介して請求項1記載の板体を固着するのが望ましい(請求項2)。
【0013】
この場合、箱体前側上方を2個の板体により広い範囲に覆うことが可能となる。
【0014】
なお、2個の扉の場合でも片方の扉のみに板体を固着するようにしてもよいのは勿論である。
【0015】
つぎに、両扉の閉塞状態において、両扉の板体の少なくとも中央側部分の高さを異ならせるのが好ましい(請求項3)。
【0016】
この場合、左・右の板体全体の高さが異なっていてもよいし、閉塞状態における中央側部分のみの高さが異なっていてもよい。
【0017】
この高さの異なることにより、両扉の開閉にともなう両板体の移動時の干渉を防ぎ、板体を大きくでき、日射対策及び雨水対策をより確実に行うことができる。
【0018】
つぎに、両扉の開放状態において、両扉の板体の中央側部分が重なることが望ましい(請求項4)。
【0019】
この場合、両扉の開放状態で左・右の板体の中央側部分が上・下に重なっているため、箱体前側中央部分への雨水の落下を防ぐことができる。
【0020】
つぎに、両扉の開放状態において、両扉の板体が、中央側部分が高く外側部分が低く傾斜していることが好ましい(請求項5)。
【0021】
この場合、両板体に落下した雨水は、箱体前側の両側に流れ落ち、箱体前側の中央部分には流れ落ちず、箱体内への雨水の侵入が防止され、保守点検作業がより容易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の各形態を図1ないし図8を参照して説明する。各図において、同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
〔形態1〕
形態1を図1ないし図3を参照して説明する。1は基礎ベース2上に設置された屋外用スイッチギヤの箱体であり、電気機器、ディジタル表示機器などを収納している。3は箱体1の天井板、4は箱体1の左・右の扉であり、箱体1の前面開口の左縁部、右縁部に軸支され、開口を開閉自在に閉塞する。5は両扉4の把手である。
【0023】
6は断面L形横長2個の支持体であり、下片の下面が両扉4のそれぞれの上端面に当接し、両支持体6が両扉4の上端部に固着されている。
【0024】
7は平面がほぼ4分の1円の2個の板体であり、鋼板の他に、軽量化を目的としてアルミ材などからなり、半径が扉4の幅長さより若干長く、両板体7が両支持体6の縦片の上端部に固着され、両扉4の閉塞状態において、両板体7の一側が両扉4に平行に、他側が箱体1の側板1’に平行に位置し、板体7が天井板3に平行になり、後部が若干低く傾斜している。
【0025】
8は三角形の補強板であり、支持体6と板体7との間に複数個ずつ設けられ、補強板8の一側が支持体6の縦片に固着され、他側が板体7の下面に固着され、板体7支持の補強をしている。
【0026】
そして、各図の実線で示す両扉4の閉塞状態において、両板体7は箱体1の天井板3上方に位置し、日射を遮って箱体1内部への受熱量伝播の低減を図っている。
【0027】
つぎに、両扉4が開放状態になると、両扉4、両板体7は各図の2点鎖線で示す4’、7’の位置に移動し、両板体7’が箱体1の前側上方に位置し、雨天時の保守点検などに際し、両扉4を開放しても雨水が箱体1内に侵入することを防ぎ、雨水対策として特別の雨除けを設置する必要がなく、作業性が向上する。
【0028】
また、雨天時以外でも、板体7により箱体1前側の日射が遮られるため、ディジタル表示機器などの表示が読み取りやすくなる。
【0029】
なお、前記形態では扉4が左・右の2個の場合であるが、扉4が1個の場合であっても、本発明は同様の作用効果を有する。
【0030】
〔形態2〕
形態2を図4及び図5を参照して説明する。この形態は、両板体7が水平に位置し、左の板体7の位置が高く、右の板体7の位置が高く、両板体7はほぼ四角形で、右の板体7は一部の角部9が欠如しており、かつ、左の支持体6の中央側、即ち右側部分が欠如し、短くなっている。
【0031】
従って、両扉4の開放に際し、両板体7及び支持体6が干渉せず、板体7の面積を大きく、かつ、後方へ長くでき、両扉4の閉塞状態で、箱体1の天井板3上方を全て覆うことができ、日射対策をより完全に行うことができ、両扉4の開放状態で、箱体1の前側上方を広く覆って雨水対策をより確実に行うことができる。
【0032】
〔形態3〕
形態3を図6及び図7を参照して説明する。この形態は、両板体7が水平に位置し、両箱体7の高さが同一であるが、両板体7はほぼ四角形で、左の板体7の右側部が一段と高く折曲されており、右の板体7の一部の角部9が欠如しており、左の支持体6の右側部が欠如し、かつ、両扉4の閉塞状態で、左の板体7が右方へ長く、両板体7の中央側部分が上下に重なり、両板体7の後部が形態2に比し長くなっている。
【0033】
従って、両扉4の開放時、両板体7、支持体6が干渉せず、両扉4の閉塞状態で両板体7が重なっているため、開放状態で両板体7の箱体1前側を覆う長さが前後方向に長くなり、かつ、両板体7の後部が長くなっているため、開放状態で両板体7の中央部分が重なり、箱体1前側中央部分への雨水の落下が防止できる。
【0034】
〔形態4〕
形態4を図8を参照して説明する。この形態は、板体7が扉4の閉塞状態で前部が低く後部が高く傾斜し、両扉4の開放状態で両板体7が、中央部分が高く外側部分が低く傾斜し、両板体7に落下した雨水は、箱体1前側の両側に流れ落ち、箱体1前側の中央部分には流れ落ちず、箱体1内への雨水の浸入が防止され、保守点検作業がより容易になる。
【0035】
また、扉4の閉塞状態で板体7の前部に上方への折曲片10を形成することにより、扉4の閉塞状態で板体7への雨水は、箱体1の前側に流れ落ちることはない。
【0036】
さらに、扉4の閉塞状態で板体7前部の外側部を若干低く傾斜するようにすれば、扉4の閉塞及び開放状態で、板体7への雨水は箱体1前側の外側部に流れ落ちる。
この形態4は、前記各形態にも適用し得るのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
扉4の上端部に支持体6を介して板体7が固着され、その板体7が、扉4の閉塞状態で箱体1の天井板3上方に位置して遮熱板となるため、箱体1内部への受熱量伝播の低減を図ることができ、特別な日射対策を設ける必要がなく、かつ、板体7が、扉4の開放状態で箱体1の前側上方に位置して雨除け板となるため、雨天時扉4を開放して保守点検などを行う場合、雨水対策として特別な雨よけを設置する必要がなく、作業性が向上し、また、形状も大形にならず、輸送制限などの寸法上の制約に対して有利であり、さらに、雨天時以外でも、扉4の開放による板体7により、箱体1前側の日射が遮られ、ディジタル表示機器など屋外では読み取りにくい機器の表示が読み取りやすくなる。
【0038】
また、箱体1の扉4が左・右の2個の扉4からなる場合、両扉4にそれぞれ支持体6を介して前記板体7を固着するのが望ましく、この場合、箱体1前側上方を2個の板体7により広い範囲に覆うことが可能となる。
【0039】
つぎに、両扉4の閉塞状態において、両扉4の板体7の少なくとも中央側部分の高さを異ならせるのが好ましく、この高さの異なることにより、両扉4の開閉にともなう両板体7の移動時の干渉を防ぎ、板体7を大きくでき、日射対策及び雨水対策をより確実に行うことができる。
【0040】
また、両扉4の開放状態において、両扉4の板体7の中央側部分が重なることが望ましく、この場合、両扉4の開放状態で左・右の板体7の中央側部分が上・下に重なっているため、箱体前側中央部分への雨水の落下を防ぐことができる。
【0041】
つぎに、両扉4の開放状態において、両扉4の板体7が、中央側部分が高く外側部分が低く傾斜していることが好ましく、この場合、両板体7に落下した雨水は、箱体1前側の両側に流れ落ち、箱体1内への雨水の侵入をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態2の平面図である。
【図5】図4の一部の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態3の平面図である。
【図7】図6の一部の正面図である。
【図8】本発明の実施の形態4の右側面図である。
【符号の説明】
1 箱体
3 天井板
4 扉
6 支持体
7 板体
Claims (5)
- 電気機器を収納する箱体の前面開口縁部に軸支され、前記開口を開閉自在に閉塞する扉と、
前記扉の上端部に固着された支持体と、
前記支持体に固着され、前記扉の閉塞状態で前記箱体の天井板上方に位置して遮熱板となり、前記扉の開放状態で前記箱体の前側上方に位置して雨除け板となる板体と
を備えたことを特徴とする屋外用スイッチギヤ。 - 箱体の前面開口を左・右の2個の扉が閉塞し、前記両扉にそれぞれ支持体を介して板体が固着されたことを特徴とする請求項1記載の屋外用スイッチギヤ。
- 両扉の閉塞状態において、前記両扉の板体の少なくとも中央側部分の高さが異なることを特徴とする請求項2記載の屋外用スイッチギヤ。
- 両扉の開放状態において、前記両扉の板体の中央側部分が重なることを特徴とする請求項3記載の屋外用スイッチギヤ。
- 両扉の開放状態において、前記両扉の板体が、中央側部分が高く外側部分が低く傾斜していることを特徴とする請求項2、3または4記載の屋外用スイッチギヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2002
- 2002-05-31 JP JP2002158782A patent/JP2004007883A/ja active Pending
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