JPH0622325U - キュロット留め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案によるキュロット留め具は、トイレ使用
時に、スボン類、とりわけキュロットが汚れるのを防ぐ
ためのものである。 【構成】伸縮性のあるバンドにマジックテープ（登録商
標）を取り付け、トイレ使用前にズボンのすそのあたり
に巻いて固定し、トイレ使用後にはずす。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ズボン類、とりわけキュロットを着用してトイレを使用する場合、 着衣がずり落ちて汚れるのを防ぐために、トイレ使用前に巻き、使用後にはずす 留め具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

女性がトイレを使用する場合、スカートはウエストを固定した状態でまくり上 げ、ズボンは降ろしても足首のあたりで止まっている。しかし、近年急増してい るキュロットのようなすその広いズボンでは、トイレ使用時、特に下着を降ろす 時や上げる時に、ズボンが下にずり落ちるため、着衣を汚さぬよう手でたくし上 げたり、足で押さえたりしなければならなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような事情に鑑みてなされたものである。トイレ使用時に、着 衣のすそのあたりを固定するバンドを用いることによって、着衣を汚す心配や、 手でたくし上げたり、足で押さえたりする不便さを解消することができる。また 、立ったままの状態でバンドに足をくぐらせるのは容易ではないので、着衣の上 からバンドを巻いて留められるようにしている。外出時に、トイレの前で順番を 待つ場合には、あらかじめ留めておけば、時間もかからない。まるめればかさば らないので、ポケットやバッグなどに入れて、手軽に持ち運ぶことができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために、本考案の留め具は、伸縮性のあるバンドを用い 、キュロットパンツ、スラックスなどの長いズボンをはいた右足と左足の各周囲 に巻いて、マジックテープの箇所で調節し留める。ショートキュロット、ショー トパンツなどの短いズボンの場合には、２本の留め具をマジックテープの箇所で つなげた後、太もも全体に巻いて留める。

【０００５】

【作用】

留め具を着衣の上から巻いてマジックテープで留めることによって、スカート におけるウエスト、ズボンにおける足首のようなトイレ使用時の着衣の固定箇所 を作り出し、主にキュロットのようなすその広いズボンでのトイレ使用を安全か つ簡便にする。

【０００６】

【実施例】

【図１】は留め具の表、

【図２】は留め具の裏である。

【図３】はそれを輪に して留めたものである。

【図４】は、実際に着衣の上から足に巻いて留めた状態 である。

【図５】は、留め具を２本つなげて輪にして留めたものである。

【図６
▲】は、実際に着衣の上から両太もも全体に巻いて留めた状態である。

【０００７】

【考案の効果】

今まで盲点となっていたキュロットでのトイレ使用に役立ち、キュロットの需 要をも増やす。また、男性のズボンを含むその他のズボン類でのトイレ使用にも 、幅広く利用できる。ファッション性のあるものであれば、トイレ使用時以外に つけることも可能である。その他の用途として、ブーツをはく時にズボンのすそ に巻いたり、アームバンドの代わりに用いたり、本や物を束ねたりすることがで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】と

【図２】は、キュロット留め具の表と裏である。

【図３】と

【図４】は、長いズボンでの使用例である。

【図５】と

【図６】は、短いズボンでの使用例である。 図における１は、伸縮性のあるバンドである。２と３は
マジックテープで、２は長く、３は短めで、輪の太さを
調節することができる。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】キュロットパンツ、スラックスなどの長い
   ズボンを着用して、和式又は洋式トイレを使用する際、
   すそが床、便器に触れないように、片足ずつ留めるキュ
   ロット留め具。
2. 【請求頂２】ショートキュロット、ショートパンツなど
   の短いズボンを着用して、和式又は洋式トイレを使用す
   る際、すそが床、便器に触れないように、上記の２本の
   キュロット留め具を１本につなぎ、両太もも全体を留め
   る留め具。