JPH0622308Y2 - ハンドシヤワー - Google Patents

ハンドシヤワー

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JPH0622308Y2
JPH0622308Y2 JP1989128350U JP12835089U JPH0622308Y2 JP H0622308 Y2 JPH0622308 Y2 JP H0622308Y2 JP 1989128350 U JP1989128350 U JP 1989128350U JP 12835089 U JP12835089 U JP 12835089U JP H0622308 Y2 JPH0622308 Y2 JP H0622308Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はハンドシヤワー、詳しくは、その散水板が複
数個の合成樹脂製環状部材からなるハンドシヤワーに関
する。
〈従来の技術〉 従来、この種のハンドシヤワーとして、散水板が、複数
個の異径の合成樹脂製環状部材からなり、大径の合成樹
脂製環状部材の内周面に小径の合成樹脂製環状部材を嵌
め込み、一方の合成樹脂製環状部材の周面の平坦部と他
方の合成樹脂製環状部材の周面の平坦部との圧接により
シール性を確保するとともに、一方の合成樹脂製環状部
材の周面の溝部とこの溝部に対向する他方の合成樹脂製
環状部材の周面の平坦部とで散水孔を形成するよう構成
したハンドシヤワーが知られている(実公昭61−35
247号公報参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、このハンドシヤワーにおいては、シール性の確
保を、一方の合成樹脂製環状部材の周面の平坦部と他方
の合成樹脂製環状部材の周面の平坦部との圧接状態,換
言すれば面接触により達成していることから、十分なシ
ール性を確保するためには寸法精度の高い合成樹脂製環
状部材を成形する必要があり、また、シヤワーの繰返し
使用による頻繁な環境温度変化などにより、合成樹脂製
環状部材が変形し、良好な面接触状態を確保できにくく
なり、経時的にシール性が低下するという問題があるこ
とが見出された。
この考案は、上記問題点にかんがみ、比較的寸法精度が
低い合成樹脂製環状部材であつても十分なシール性を確
保することができ、しかも、経時的にも十分なシール性
を確保することができる散水板を備えたハンドシヤワー
を提供することを課題とする。
〈課題を解決するための手段〉 この課題を解決するために、この考案は、散水孔形成用
溝が周面に形成された複数個の異径の合成樹脂製環状部
材からなり、大径の合成樹脂製環状部材に小径の合成樹
脂製環状部材を嵌め込んで構成される散水板を、シヤワ
ー本体に装着してなるハンドシヤワーにおいて、装着時
に、前記大径の合成樹脂製環状部材の内周面と表面との
コーナー部位付近と、前記小径の合成樹脂製環状部材の
外周面と表面とのコーナー部位付近とが、前記散水孔形
成用溝が形成されているコーナー部位付近を除いて圧接
関係となり、かつ、前記大径の合成樹脂製環状部材の他
の部位と前記小径の合成樹脂製環状部材の他の部位と
が、表面に向かってその非接触面の間隔が小さく徐変す
る非接触関係となるよう、前記合成樹脂製環状部材のそ
れぞれを形成したことを特徴とする。
ここで、コーナー部位付近とは、実質的にシール機能を
発揮する部位を意味する。
〈実施例〉 以下、図面を参照しつつこの考案の一実施例を説明す
る。
第1,2図において、ハンドシヤワー1の散水板2は4
個の異径の合成樹脂製環状部材(以下、単に環状部材と
もいう。)21,22,23,24からなる。
最小径の環状部材21の内周面31は、散水板2をシヤ
ワー本体3に装着するために用いるネジ4が挿通される
ネジ挿通孔を形成し、一方、外周面41は、裏面51か
ら表面61に至る多数の小さな散水孔形成用溝71が形
成されている。
環状部材21よりも一回り径の大きな環状部材22は、
内周面32と表面62とのコーナー部位82における内
径が、環状部材21の外周面41と表面61とのコーナ
ー部位91における外径よりも、僅かに小さく形成され
ている。また、環状部材22の内周面32と裏面52と
のコーナー部位102における内径は、環状部材21の
外周面41と裏面51とのコーナー部位111における
外径よりも大きく形成されている。そして、環状部材2
2の内周面32の形状,および環状部材21の外周面4
1の形状は、散水板2をシヤワー本体3に装着した際
に、第1図に示すように、コーナー部位82とコーナー
部位91とが散水孔形成用溝71が形成されている部位
を除いて、圧接状態となり、内周面32の他の部位と外
周面41の他の部位とは、表面に向かってその非接触面
の間隔が小さく徐変する非接触状態になるように形成さ
れている。環状部材22の外周面42には、環状部材2
1の散水孔形成用溝71と同様に、散水孔形成用溝72
が形成されている。
環状部材22よりも一回り径の大きな環状部材23と環
状部材22との形状の相対的関係については、上述した
ような環状部材21と環状部材22との相対的関係と同
様である。また、環状部材23の外周面43には散水孔
形成用溝73が形成されている。
最大径の環状部材24と環状部材23との形状の相対的
関係についても、上述した環状部材21,22間の相対
的関係と同様である。また環状部材24の外周面44に
は散水孔形成用溝74が形成されている。
シヤワー本体3の散水板取付部5の内周面6と最大径の
環状部材24の外周面44との関係についても、環状部
材21,22間の相対的関係と同様である。
上記構成の各環状部材21,22,23,24からなる
散水板2をシヤワー本体3の散水板取付部5に取付ける
にあたつては、例えば、最大径の環状部材24を散水板
取付部5の内周面6にあてがい、次に環状部材23を環
状部材24の内周面34に、環状部材22を環状部材2
3の内周面33に、最小径の環状部材21を環状部材2
2の内周面32に、順次あてがい、ネジ4を環状部材2
1の内周面31で形成されるネジ挿通孔を介してシヤワ
ー本体3に螺着する。ここで、ネジ4がシヤワー本体3
に侵入してゆく過程において、ネジ4の押圧荷重を受
け、最小径の環状部材21のコーナー部位91がシヤワ
ー本体3側に移動するとき、環状部材21が環状部材2
2の内周面32に侵入して、環状部材21のコーナー部
位91と環状部材22のコーナー部位82とが圧接状態
となり、同様に、環状部材22のコーナー部位92と環
状部材23のコーナー部位83とが、環状部材23のコ
ーナー部位93と最大径の環状部材24のコーナー部位
84とが、環状部材24のコーナー部位94と散水板取
付部5の内周面6の上端(表面側)とが、それぞれ圧接
状態となり、その他の部位相互間は非接触状態となり、
散水板2の装着完了時において第1図に示すような状態
が実現される。
なお、上記実施例では、4個の環状部材21,22,2
3,24から散水板2を構成しているが、この考案にお
ける散水板2は3個,5個等の環状部材からなるもので
構成してもよい。また、散水孔形成用溝71,72,7
3,74は、環状部材21,22,23,24の外周面
41,42,43,44に形成されたものに限定される
ものではなく、内周面32,33,34、または、内周
面32,33,34と外周面41,42,43,44の
両方にもうけてもよい。さらに、散水孔形成用溝71,
72,73,74は少なくとも表面61,62,63,
64に至るよう形成されておれば足り、必ずしも裏面5
1,52,53,54から伸びて形成されていなくても
よい。
〈考案の作用・効果〉 以上説明したように、この考案は、散水板のシヤワー本
体への装着時に、大径の環状部材の表面と内周面とのコ
ーナー部位と、小径の環状部材の表面と外周面とのコー
ナー部位とが圧接状態となり、他の部位相互間では、非
接触状態となるよう散水板を構成した。
このため、大径の環状部材と小径の環状部材とは、表面
付近で線接触となり、個々の環状部材の成形の精度が比
較的低くても良好なシール性を確保でき、また、経時的
にも良好なシール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例ハンドシヤワーの散水板を
示すための第2図図示I−I線による断面図、 第2図は同ハンドシヤワーの要部平面図である。 1……ハンドシヤワー、 2……散水板、 3……シヤワー本体、 21,22,23,24……合成樹脂製環状部材、 31,32,33,34……内周面、 41,42,43,44……外周面、 61,62,63,64……表面、 71,72,73,74……散水孔形成用溝、 82,83,84……内周面と表面とのコーナー部位、 91,92,93,94……外周面と表面とのコーナー
部位。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】散水孔形成用溝が周面に形成された複数個
    の異径の合成樹脂製環状部材からなり、大径の合成樹脂
    製環状部材に小径の合成樹脂製環状部材を嵌め込んで構
    成される散水板を、シヤワー本体に装着してなるハンド
    シヤワーにおいて、 装着時に、前記大径の合成樹脂製環状部材の内周面と表
    面とのコーナー部位付近と、前記小径の合成樹脂製環状
    部材の外周面と表面とのコーナー部位付近とが、前記散
    水孔形成用溝が形成されているコーナー部位付近を除い
    て圧接関係となり、かつ、前記大径の合成樹脂製環状部
    材の他の部位と前記小径の合成樹脂製環状部材の他の部
    位とが、表面に向かってその非接触面の間隔が小さく徐
    変する非接触関係となるよう、前記合成樹脂製環状部材
    のそれぞれを形成したことを特徴とするハンドシヤワ
    ー。
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