JPH06221340A - 回転モーメントを伝達するための継手部材及び該継手部材を製造するための方法 - Google Patents

回転モーメントを伝達するための継手部材及び該継手部材を製造するための方法

Info

Publication number
JPH06221340A
JPH06221340A JP5321776A JP32177693A JPH06221340A JP H06221340 A JPH06221340 A JP H06221340A JP 5321776 A JP5321776 A JP 5321776A JP 32177693 A JP32177693 A JP 32177693A JP H06221340 A JPH06221340 A JP H06221340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic material
region
joint member
reinforcing
reinforcing insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5321776A
Other languages
English (en)
Inventor
Sylvia Monsheimer
モンスハイマー ジルヴィア
Matthias Hartmann
ハルトマン マティアス
Christian Baron
バロン クリスティアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huels AG, Chemische Werke Huels AG filed Critical Huels AG
Publication of JPH06221340A publication Critical patent/JPH06221340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/64Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
    • F16D3/68Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/78Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic disc or flat ring, arranged perpendicular to the axis of the coupling parts, different sets of spots of the disc or ring being attached to each coupling part, e.g. Hardy couplings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転モーメントを伝達するための継手部材及
び該部材を製造するための方法において、該部材が適切
なコストで製造可能に、かつ諸要求が可能な限り良好に
充たされうるようにする。 【構成】 そのため領域(3)が弾性的な材料(6)か
ら成り、その際3つの領域には夫々少くとも1つの補強
体(5)が、また別の3つの領域には夫々少くとも2つ
の補強体(4)が含まれており、これらの補強装入体
(4,5)は弾性的な材料(6)に不動に結合されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転モーメントを発生
する部分から回転モーメントを受容する部分へと回転モ
ーメントを伝達する、回転弾性的なディスク状の継手部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】この継手部材は、例へば中間リング継手
内の中間リングとして役立っている。この種の継手は中
心部に、剛性的な継手に比較して高い弾性を有してい
て、回転モーメントの衝撃を減少せしめ、かつ振動及び
振動波の移動を減少せしめている。中間リングは、入力
フランジ及び出力フランジに結合されているか又はこれ
らのフランジに中間リング内で起立する爪を介して係合
している。
【0003】本発明は、この種の継手部材を経済的に製
造しかつその使用特性を改善することを目的にしてい
る。
【0004】ドイツ国特許第2705598号明細書に
よれば軸継手のための弾性的な継手ディスクが公知であ
り、そのスリーブは、対状に糸巻きによって巻き掛けら
れてこれらと一緒に弾性材料内に埋め込まれている。数
個のスリーブは、外方スリーブと、これに―周方向でみ
て―偏心的に配置された内方スリーブとから成ってい
る。中間室は―完全に又は部分的に―エラストマ材料に
よって充填されている。外方スリーブと内方スリーブと
の間には中間スリーブを配置することもできる。糸巻き
は先づ所定の回転角度で滑車上に負荷せしめられる。こ
れによって回転角度と共に比較的急激に上昇する継手デ
ィスクの回転剛性が達成される。継手ディスクの、回転
方向で大きさの異なる回転剛性は―糸巻きが対象的に配
置された場合―費用の嵩むむ付加的な構造部材によって
達成される。糸巻きは手動で挿入される。スリーブが丸
いためエラストマ材料は不均一に負荷せしめられ、これ
によって継手ディスクの寿命が短くなる。
【0005】ドイツ国特許第4204973号明細書に
は継手ディスクが開示されており、該継手ディスクは、
同軸的な2つの軸フランジの間に挿入可能であり、かつ
両軸フランジに固定するため同心的に配置されたスリー
ブを有している。その際スリーブは弾性材料によって互
いに結合されている。スリーブもまたスリーブを結合し
ている弾性材料も共に、エラストマ材料内に埋め込まれ
ている。この継手ディスク7は、スリーブ及びその他の
別の部分を受容している、弾性的な手段有利にはプラス
チックから成る、直接結合部の形状を成した基本骨格を
有しており、該基本骨格は、引き続いてゴムと共に射出
成形され、その後で加硫される。射出成形の後にはプラ
スチックによって完全に閉鎖されたスリーブ結合部が形
成され、前記基本骨格は総ての部分と共に完成された継
手ディスク内に保持されて残っている。これとは対照的
に基本骨格が、加硫されたゴムによって互いに結合され
ている、スリーブを備えて前以って完成された複数のセ
グメントから組み立てられていても宜い。
【0006】プラスチック及びゴムから成る非粘着接続
性の結合部は文献によって公知である。その場合表面処
理のような中間ステップ又は粘着接続剤の塗着は不必要
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、継手
部材を改良して、該部材が適切なコストで製造可能であ
り、かつ諸要求が可能な限り良好に充たされうるように
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、回転モーメ
ントを伝達するための継手部材であって、回転モーメン
トを導入するための少くとも2つの室と回転モーメント
を導出するための少くとも2つの室とから成り、これら
の室の間には全部で少くとも4つの領域が位置してお
り、該領域を貫通して回転モーメントが伝達される形式
のものであり、その際、該領域が弾性的な材料から成
り、その際少くとも2つの領域には夫々少くとも1つの
補強挿入体が含まれており、該補強挿入体は弾性的な材
料に不動に結合されていることによって、上記課題を解
決することができた。
【0009】
【発明の効果】弾性材料から成る4つの領域にあって
は、2つの領域が少くとも1つの補強挿入体と共に互い
に向い合って位置している。
【0010】弾性材料から成る各領域は、複数の補強挿
入体を有していてよく、この補強挿入体は、金属(鉄又
は非鉄金属)から、又はポリアミド、ポリオレフィン、
特殊なポリフェニールエーテルのような熱可塑性プラス
チックから、又は例へばガラス繊維を備えたエポキシ樹
脂のような繊維強化材料から、又はガラス繊維、炭素繊
維又はアラミド繊維及び上述の熱可塑材から成る熱可塑
性の礎質から成る繊維強化材料から、成っている。
【0011】弾性材料としては、例へばブタジエンスチ
レンゴム(SBR)、イゾブレンゴム(IR)、エチレ
ンプロピレンジエンタポリマ(EPDM)、ブチルゴム
(IIR)、ブタジェンアクリロニトリルゴム(NB
R)、エチレンプロピレンコポリマ(EPM)のような
加硫された天然ゴム又は合成ゴム、及び上述のゴムから
成る混合物、又は例へばポリエチレンブロックコポリマ
のような熱可塑性エラストマが適合している。
【0012】特に適合しているのは、ポリフェニールエ
ーテルとSBRとの組合せ並びにポリアミドと非粘着接
続的な結合部を実現しているカルボキシル化されたNB
R又はEPMとの組合せである(ヨーロッパ特許第01
96407号、第0315749号、第0344427
号及び第0422358号各明細書参照)。
【0013】補強挿入体は、有利には半径方向に配置さ
れた条片であって宜く、又は補強された網目組織の形状
を成していて宜い。この補強挿入体は―夫々回転モーメ
ントの方向に応じて―エラストマ材料から成る領域に異
なったように分配されている。補強挿入体の寸法は、伝
達される回転モーメントの方向において一定であるか、
又は継手部材の半径の増加に伴ってより大きくなってお
り、室の形状に適合するようになっている。補強挿入体
の横断面に対する弾性材料の横断面の比率は、周方向に
延びる断面内で1対10から10対1まで、有利には1
対3から3対1までである。
【0014】継手部材の特別な実施例にあっては、例へ
ば60%の天然ゴムと40%のブタジエンスチレンゴム
並びに充填材及び補助材とから成る弾性材料から成って
いる領域を有しており、その際3つのこの領域は、夫々
弾性材料から成る4つの層と条片状の3つの補強挿入体
とを有し、ひいては交互に別の3つの領域が、夫々弾性
材料から成る3つの層と条片状の2つの補強挿入体とを
有しており、また補強挿入体は、ポリフェニールエーテ
ルから成って弾性材料に不動に結合されている。
【0015】室は、殆んど任意に成形された横断面を有
しており、かつ場合によっては例へば金属又はプラスチ
ックからなる薄肉状のスリーブによってそれ自体の横断
面形状を形成しており、該横断面は弾性材料に不動に結
合されている。
【0016】室内では爪状の突起部がフランジに係合し
ており、該フランジから回転モーメントが導入され乃至
は該フランジから回転モーメントが導出される。更に室
内には、継手部材の製造の際継手部材をフランジに交互
に固定するのに役立つスリーブを組み込むことができ
る。三角形状の室は、例へば金属又はプラスチックから
成る正確に成形された本体を有し、該本体は弾性材料か
ら成る領域に不動に結合されており、また該本体は継手
部材をフランジに交互に固定するのに役立つ孔を有して
いる。
【0017】回転モーメントを導入するための室と回転
モーメントを導出するための室とは交互に位置してい
る。継手部材内の室の数は常に偶数であり、各継手部材
は全部で少くとも4つの室を有している。各室の間の角
度は―周方向で測定して―4つの室の場合には夫々90
°である。負荷された場合にはこの角度は、弾性材料か
ら成る負荷領域を介して約12°になるまで小さくな
る。
【0018】本発明の継手部材の場合弾性材料から成る
領域を貫通して回転モーメントが伝達される弾性材料か
ら成る領域は、周方向におけるこの領域がほぼ一定の肉
厚を有しかつその間に位置する室がほぼ三角形の横断面
を有している場合周方向における圧力だけを必要とす
る。弾性材料を備えたこの領域の肉厚は、継手部材の半
径の増加に伴ってより小さくなっている。半径方向の力
の成分は外方に向って小さくなっており又は全く存在し
ていない。
【0019】弾性材料から成る領域の形状と、弾性材料
の特性と、補強挿入体の形状、大きさ及び選択とが、継
手部材の特性曲線に影響を与えており、そのため室内に
おける特殊な構造は使用することができない。
【0020】補強挿入体はほぼ半径方向に配置されてい
て、多種多様に成形可能である。簡単な条片もまた補強
された網目組織も共に適合可能である。補強挿入体は、
外方に向ってより広幅になっていても宜く、この幅は継
手部材の半径と共に直線状に増加していても、又は非直
線状に増加していても宜い。補強挿入体の形状は、回転
モーメントを導入及び導出するための室の形状に適合し
ている。補強挿入体の高さは、継手部材の高さよりも小
さいか、等しいか又は大きくても宜い。他方では補強挿
入体は弾性材料によって完全に取り囲まれている。
【0021】補強挿入体の表面は、平滑であってもざら
ざらになっていても又はリブが付けられていても宜い。
平滑でない表面の場合には、弾性材料に対する結合面が
平滑な表面の場合よりもより大きくなっている。
【0022】直ちに使用可能な継手部材の個々の補強挿
入体は、弾性材料から成る領域が1つより多い補強挿入
体を有している場合、弾性材料を介してのみ互いに結合
されている。
【0023】補強挿入体の数は、室の一方の側部に位置
する弾性材料から成る領域における数と、この室の他方
の側部に位置する弾性材料から成る領域における数とは
異なっている。つまり継手部材は、回転モーメントの両
方向に対して異なった特性曲線を有している。
【0024】弾性材料から成る領域にあては、断面を透
し孔、中空室又は孔によって弱めることができるか、又
は弾性材料の特性を結合又は非結合の充填材によって変
えることもできる。
【0025】回転モーメントの作用下における弾性材料
から成る領域の変形能は、幅の増加と共に及び又は弾性
材料から成る領域内の補強挿入体の数の増加と共に小さ
くなっている。弾性材料から成る領域を複数の層に分配
することによって使用される材料の特性を極めて均一に
利用することができる。条片状の補強挿入体には主とし
て引張力が負荷され、網目組織状の補強挿入体には主に
引張力及び圧縮力が負荷され、弾性材料には主として圧
縮力及び剪断力が負荷される。
【0026】継手部材のために必要である補強挿入体は
総て、有利には射出成形法で、これを先づ1体状に製作
する。補強挿入体は当初結合ブリッジによって纒めて保
持されており、有利には湯道によって、つまり射出成形
型の分配通路内で固化した材料によって纒めて保持され
ている。この1体状の本体を型内に簡単かつ正確に位置
せしめ、続いてその内方で該本体を―室の切欠きの下方
で、又は例へば金属又はプラスチックから成る本体を回
転モーメントの導入及び導出のため室内に挿入して―弾
性材料によって射出成形する。弾性材料を加硫した後総
ての補強挿入体を弾性材料に不動に結合せしめる。次に
総ての結合ブリッジを除去する。多くの場合結合ブリッ
ジを折り取るだけで充分であり、更には目標破壊個所が
例へば夫々結合ブリッジと補強挿入体との間の移行位置
に設けられていると有利である。場合によっては結合ブ
リッジ又はその残余を、公知の方法例へば研削によって
除去しても宜い。つまり全体の補強挿入体は、1つの継
手部材内で別々に分離され、最終的には弾性材料によっ
て纒めて保持されている。
【0027】射出成形型の溶湯分配器は種々の形状に成
形可能である。主湯道が継手部材の中心部に、又はリン
グ状の湯道が継手部材の外周部に位置していると好都合
である。しかし結合ブリッジは、継手部材の片方又は両
方の平らな面に位置していても差支えない。
【0028】補強挿入体は繊維強化プラスチックから成
っていて宜く、この異方性の材料特性は射出成形法で達
成することができる。条片状の補強挿入体及び端面側の
射出成形にあっては、繊維が条片のほぼ長手方向、つま
り後の主負荷方向に位置している。
【0029】本発明の継手部材及び本発明の製造方法は
次のような利点を有している。
【0030】(イ) 継手部材のために当初1体状に製
作された補強挿入体は、簡単な形式で手動又は自動的に
型内に挿入可能であり、その内方において弾性材料がそ
の周りに射出せしめられる。
【0031】(ロ) 糸巻付体の経費高の挿入を省くこ
とができる。
【0032】(ハ) 伝達されるべき回転モーメント
は、有利には引張力の少ない圧縮力によって弾性材料に
負荷されており、かつ―円筒状の室又はスリーブでない
場合には―公知の継手部材よりもより均一に負荷可能で
ある。
【0033】(ニ) 回転モーメントの両方向に対する
継手部材の異なった特性を簡単な形式で形成することが
でき、付加的な経費高の構造部材が不必要である。
【0034】(ホ) 継手部材の剛性を簡単な形式で広
範囲に亘って変えることができる。
【0035】(ヘ) 継手部材は、非粘着性接続状のプ
ラスチック―ゴム結合体又は金属―ゴム結合体として製
作可能であって、長い寿命を有している。
【0036】(ト) 回転モーメントを伝達する、弾性
材料から成る領域が、簡単な形式で回転モーメントの導
入及び導出のため所定の室の形状に適合しているか、又
はその内方に発生する力の最適な分配に対応できるよう
に成形されているかのどちらかになっている。
【0037】(チ) 当初1体状の補強挿入体を射出す
るための時間及び弾性材料の射出及び加硫のための時間
が極端に異なっていない場合には、継手部材は―部品数
が多くても―唯―の組合せ工具によって製作可能であ
る。
【0038】(リ) 継手部材のために射出成形法で先
づ1体状に製作された補強挿入体が、射出成形法の場合
にはどうしても必要である結合ブリッジによって纒めて
保持されている。
【0039】(ヌ) 補強挿入体の間の結合ブリッジは
殆んど出費なしで除去可能である。
【0040】(ル) スリーブの一時的な結合が互いに
不必要であって、基本骨格が存在していない。
【0041】
【実施例】次に本発明を図面に基いて詳細に説明する。
【0042】図1には、面取りされた縁部2a,2bを
備えた全部で6つの室(1)を有している、円筒リング
ディスクの形状を成した継手部材が斜視図で図示されて
いる。弾性材料から成る6つの領域(3)の内の3つの
領域が、夫々3つの補強挿入体4を有し、ひいては交互
に、その他の3つの領域が夫々2つの補強挿入体5を有
している。弾性材料6から成る領域は、その半径方向の
寸法が実用用一定の寸法を有している。
【0043】図2には、弾性材料によって射出される前
の、図1に対応する継手部材のための補強挿入体4,5
から成る1体状の部体が図示されている。全部で15個
の補強挿入体が、それによって製造されるべき継手部材
内に占める位置において、相対的に互いに別々に位置し
ている。補強挿入体は主湯道7に纒めて保持されてお
り、該主湯道7は、各補強挿入体の内方の狭側縁部材に
取り付けられている。
【0044】図3には補強挿入体4,5から分離された
主湯道7が図示されており、該主湯道7は、弾性材料が
周囲に射出されて補強挿入体と弾性材料とが不動に結合
された後に初めて分離せしめられる。
【0045】図4には6つの三角形状の補強挿入体8か
ら成る1体状の部体が図示されており、該補強挿入体8
は、それによって製造されるべき継手部材の占める位置
において主湯道9によって互いに纒められて保持されて
いる。各補強挿入体には円筒状の10個の切欠が設けら
れている。
【0046】図5には、補強された網目組織の形状を成
した4つの補強挿入体11から成る1体状の部体が、正
面図で図示されている。これらの補強挿入体11は、そ
れによって製造されるべき継手部材の占める位置におい
て外方に位置するリング状の湯道12によって相対的に
互いに保持されている。
【0047】図6には、図5に基く4つの補強挿入体1
1を備えた継手部材が正面図で図示されている。この場
合4つの室13は円筒状であって、例へば金属から成る
スリーブ14によって制限されている。4つのスリーブ
と4つの補強挿入体とは、弾性材料15によって不動に
結合されている。
【0048】図7には、図1に図示の部材に比較し得る
継手部材が斜視図で示されている。6つの室は、夫々1
つの孔17を備えた夫々1つのほぼ三角形の金属の部体
16を有しており、この部体16は弾性材料6に不動に
結合されている。夫々3つの部体は孔の領域で交互に、
継手部材の平らな側部上で補強挿入体を備えた弾性領域
の上面を超えて突出している。継手部材は、回転モーメ
ントを導入及び導出するための両フランジと共に孔を貫
通して相互に螺着されている。
【0049】図7に相当する継手部材は次のような寸法
を有している。
【0050】 外径 120mm 内径 48mm ディスクの厚さ 40mm 弾性領域の幅 25mm ポリフェニールエーテルから成る補強 強挿入体の厚さは 3つの挿入体の領域で 2mm 2つの挿入体の領域で 3mm 弾性材料はNBRとSBRとの混合体から成っている。
【0051】室内の3つの金属部体16は鋼材から成っ
ている。この継手部材によって700Nmまでの回転モ
ーメントを伝達することができる。回転モーメントは3
つの補強挿入体を備えた弾性材料から成る領域を貫通し
て伝達されるが、回転モーメントが700Nmの場合に
は入力フランジと出力フランジとが8°だけ相互に回転
せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒リングディスクの形状を成した継手部材の
斜視図である。
【図2】図1の継手部材のための、補強挿入体から成る
1体状の本体の図である。
【図3】補強挿入体から分離された主湯道の図である。
【図4】6つの三角形状の補強挿入体から成る1体状の
部体の図である。
【図5】網目組織の形状を成した4つの補強挿入体から
成る1体状の部体の正面図である。
【図6】図5に基く4つの補強挿入体を備えた継手部材
の正面図である。
【図7】図1に図示の部材に比較可能な継手部材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 室 2a,2b 面取りされた縁部 3 領域 4,5 補強挿入体 6 弾性材料 7 主湯道 8 補強挿入体 9 主湯道 10 切欠き 11 補強挿入体 12 湯道 13 室 14 スリーブ 15 弾性材料 16 部体 17 孔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転モーメントを伝達するための継手部
    材であって、回転モーメントを導入するための少くとも
    2つの室と回転モーメントを導出するための少くとも2
    つの室とから成り、これらの室の間には全部で少くとも
    4つの領域が位置しており、該領域を貫通して回転モー
    メントが伝達される形式のもにおいて、 該領域が弾性
    的な材料から成り、その際少くとも2つの領域には夫々
    少くとも1つの補強挿入体が含まれており、該補強挿入
    体は弾性的な材料に不動に結合されていることを特徴と
    する、回転モーメントを伝達するための継手部材。
  2. 【請求項2】 弾性材料から成る前記領域が、複数の個
    々の部分から成る補強挿入体を有しており、該個々の部
    材は弾性材料に不動に結合されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の継手部材。
  3. 【請求項3】 弾性材料から成る前記領域が、金属又は
    ポリアミド、ポリオレフィン又はレジン系のようなプラ
    スチックから成る補強挿入体を有していることを特徴と
    する、請求項1又は2記載の継手部材。
  4. 【請求項4】 前記領域が、ポリフェニールエーテルか
    ら成る補強挿入体を備えた弾性材料から成っていること
    を特徴とする、請求項1から3までのいづれか1項記載
    の継手部材。
  5. 【請求項5】 前記領域が、加硫された天然ゴム及び又
    は合成ゴムのような弾性材料、又は熱可塑性のエラスト
    マから成っていることを特徴とする、請求項1から4ま
    でのいづれか1項記載の継手部材。
  6. 【請求項6】 (イ) 加硫されたブタジエンスチレン
    ゴム、EPDMゴム又は天然ゴムのような弾性材料から
    成る前記領域及びポリフェニールエーテルから成る補強
    挿入体を有しているか又は(ロ) 熱可塑性のエラスト
    マから成る前記領域及びポリアミド又はポリプロピレン
    から成る補強挿入体を有していることを特徴とする、請
    求項1から5までのいづれか1項記載の継手部材。
  7. 【請求項7】 前記領域が条片状の補強挿入体を備えた
    弾性材料から成っていることを特徴とする、請求項1か
    ら6までのいづれか1項記載の継手部材。
  8. 【請求項8】 前記領域が、補強された網目組織の形状
    を成した補強挿入体を備えている弾性材料から成ってい
    ることを特徴とする、請求1から7までのいづれか1項
    記載の継手部材。
  9. 【請求項9】 前記領域が―夫々回転モーメントの方向
    に応じて―該領域内で異なったように配分された補強挿
    入体を備えた弾性材料から成っていることを特徴とす
    る、請求項1から8までのいづれか1項記載の継手部
    材。
  10. 【請求項10】 前記領域が、複数の条片状又は網目組
    織状の補強挿入体を備えた弾性材料から成っていること
    を特徴とする、請求項1から9までのいづれか1項記載
    の継手部材。
  11. 【請求項11】 前記領域は、その寸法が伝達回転モー
    メントの方向で一定であるか又は半径の増加に伴ってよ
    り大きくなっている補強挿入体を備えた弾性材料から成
    っていることを特徴とする、請求項1から10までのい
    づれか1項記載の継手部材。
  12. 【請求項12】 前記領域が補強挿入体を備えた弾性材
    料から成り、周方向に延びる断面内で、補強挿入体の横
    断面に対する弾性材料の横断面の比率が1対10から1
    0対1までであることを特徴とする、請求項1から11
    までのいづれか1項記載の継手部材。
  13. 【請求項13】 前記領域が弾性材料及び補強挿入体か
    ら成り、弾性材料は、開口又は開孔を有しているか、又
    は中空室を有していることを特徴とする、請求項1から
    12までのいづれか1項記載の継手部材。
  14. 【請求項14】 継手部材であって、回転モーメントを
    導入するための3つの室と回転モーメントを導出するた
    めの3つの室とから成り、これらの室の間に全部で6つ
    の領域が位置しており、該領域を貫通して回転モーメン
    トが伝達される形式のものにおいて、 該領域が天然ゴムとブタジェンスチレンゴムとの加硫さ
    れた混合物から成る弾性材料から成っており、3つの領
    域が夫々、弾性材料から成る4つの層と条片状の3つの
    補強挿入体とを有しており、そのため交互に3つの領域
    が、弾性材料から成る夫々3つの層と条片状の2つの補
    強挿入体とを有しており、また補強挿入体は、ポリフェ
    ニールエーテルから成って弾性材料に不動に結合されて
    いることを特徴とする、請求項1記載の継手部材。
  15. 【請求項15】 継手部材を製造するための方法におい
    て、(イ) 継手部材のために設けられる総ての補強挿
    入体を1体の部体として製造し、(ロ) その際補強挿
    入体を先づ結合ブリッジによって纒めて保持し(ハ)
    次に1体状の部材を、回転モーメントを導入及び導出す
    る室を切欠いて弾性材料内に挿入するか又は回転モーメ
    ントを導入及び導出するための室内に1つの部体を挿入
    して弾性材料内に挿入し、弾性材料の加硫を行い、その
    際補強挿入体を弾性材料に不動に結合せしめ、(ニ)
    最後に各補強挿入体間の結合ブリッジを除去することを
    特徴とする、請求項1に記載の継手部材を製造するため
    の方法。
  16. 【請求項16】 継手部材のために設けられた総ての補
    強挿入体を1体状の部体として射出成形法で製造し、そ
    の際湯道を結合ブリッジとして利用することを特徴とす
    る、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 継手部材のために設けられた総ての補
    強挿入体を1体状の部体として射出成形法で製造し、そ
    の際結合ブリッジ内に目標破壊個所を設けることを特徴
    とする、請求項15又は16記載の方法。
JP5321776A 1992-12-22 1993-12-21 回転モーメントを伝達するための継手部材及び該継手部材を製造するための方法 Pending JPH06221340A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4243447A DE4243447A1 (de) 1992-12-22 1992-12-22 Kupplungselement zum Übertragen von Drehmomenten und Verfahren zu dessen Herstellung
DE4243447.5 1992-12-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06221340A true JPH06221340A (ja) 1994-08-09

Family

ID=6476089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5321776A Pending JPH06221340A (ja) 1992-12-22 1993-12-21 回転モーメントを伝達するための継手部材及び該継手部材を製造するための方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0606544A3 (ja)
JP (1) JPH06221340A (ja)
KR (1) KR940015308A (ja)
DE (1) DE4243447A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8460113B2 (en) 2008-09-17 2013-06-11 SGF Sueddeutsche Gelenkscheilbenfabrik GmbH & Co., KG Elastic joint body

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19712302C2 (de) * 1997-03-24 2001-05-31 Robert Mayr Flexibles Kupplungselement
AT407664B (de) * 1999-08-10 2001-05-25 Ellergon Antriebstech Gmbh Drehelastische kupplung
US7878699B2 (en) 2004-08-07 2011-02-01 Zf Friedrichshafen Ag Drive for mixing drum with elastic element arranged between bearing incorporating drive system and base
DE102005027038A1 (de) * 2005-06-10 2006-12-14 Zf Friedrichshafen Ag Antrieb für eine Mischtrommel
DE102004038506A1 (de) 2004-08-07 2006-02-23 Zf Friedrichshafen Ag Getriebe, insbesondere zum Antrieb einer Trommel eines Fahrmischers
US7845843B2 (en) 2005-06-10 2010-12-07 Zf Friedrichshafen Ag Compensation device for compensating the angular discrepancy of a mixing drum
DE102008022475A1 (de) 2008-05-07 2009-11-12 SGF SüDDEUTSCHE GELENKSCHEIBENFABRIK GMBH & CO. KG Elastischer Gelenkkörper für eine Wellenanordnung
DE202008016135U1 (de) 2008-05-07 2009-03-26 SGF SüDDEUTSCHE GELENKSCHEIBENFABRIK GMBH & CO. KG Elastischer Gelenkkörper für eine Wellenanordnung
US20110130209A1 (en) * 2009-11-30 2011-06-02 Reliance Electric Technologies, Llc Flexible Coupling Assembly with Embedded Torque Transmitting Elements
DE102011008622B4 (de) * 2011-01-11 2016-05-12 Gkn Stromag Ag Verwendung eines ringförmigen Elastomerkörpers für eine hochelastische Wellenkupplung und hochelastische Wellenkupplung
FR2973852A1 (fr) * 2011-04-11 2012-10-12 Peugeot Citroen Automobiles Sa Accouplement mecanique souple permettant de transmettre un couple entre deux arbres non colineaires
DE202011108594U1 (de) * 2011-12-02 2012-01-16 SGF SüDDEUTSCHE GELENKSCHEIBENFABRIK GMBH & CO. KG Elastischer Gelenkkörper
GB201209060D0 (en) * 2012-05-23 2012-07-04 Renold Plc A flexible coupling
CN110005720A (zh) * 2019-04-03 2019-07-12 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种用于连接器的弹性环

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR975676A (fr) * 1948-02-13 1951-03-08 Gomma Antivibranti Applic Accouplement élastique flexible pour transmissions
FR2128915A5 (ja) * 1971-03-08 1972-10-27 Kleber Colombes
GB2008718B (en) * 1977-11-19 1982-06-30 Dunlop Ltd Resilient coupling
EP0196407B1 (de) * 1985-03-04 1991-01-02 Hüls Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung eines festen Verbundes zwischen Formmassen auf Basis von Polyphenylenethern einerseits und Doppelbindungen enthaltenden, mit Schwefel vulkanisierbaren Kautschuken andererseits
FR2661720B1 (fr) * 1990-05-04 1995-04-28 Hutchinson Dispositif d'accouplement elastique amorti entre deux parties tournantes coaxiales.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8460113B2 (en) 2008-09-17 2013-06-11 SGF Sueddeutsche Gelenkscheilbenfabrik GmbH & Co., KG Elastic joint body

Also Published As

Publication number Publication date
EP0606544A3 (de) 1994-10-12
DE4243447A1 (de) 1994-06-23
KR940015308A (ko) 1994-07-20
EP0606544A2 (de) 1994-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06221340A (ja) 回転モーメントを伝達するための継手部材及び該継手部材を製造するための方法
US5529743A (en) Methods for the manufacture of clean air ducts
MXPA02008959A (es) Obturador expandible previamente formado.
CA1143263A (en) Tire and method of reinforcement
US20010010109A1 (en) Spring element, especially for apparatus for raising and lowering windowpanes of motor vehicles
RU2413097C1 (ru) Крепежное устройство
EP3084247B1 (en) Winged elastomeric coupling and clamp ring
EP1025371B1 (en) Elastomeric coupling with composite shoe
CA2199361C (en) Method for manufacturing flexible disks
US5073321A (en) Method of making polymer seals
WO2020077264A1 (en) Hydro-pneumatic pressure vessel and diaphragm assembly method
US7347236B2 (en) Support for a tire tread
JP3268584B2 (ja) 管継手およびその製造方法
EP0555808B1 (en) Wheel and method of forming a wheel
JP2003343488A (ja) 送風機用羽根車
US6676788B1 (en) Tire building bladder
US4857389A (en) Composition and method of making polymer seals
JP2006029450A (ja) 弾性継手
JP3242447B2 (ja) 管継手の製造方法
EP1177091B1 (en) Tire building bladder
JPH07208494A (ja) トルク伝達用弾性クラッチ部材
EP0781933A2 (en) A flexible coupling with an inner reinforcement
JP2004084852A (ja) 積層ゴム構造体
CA3108594A1 (en) Flexible flywheel coupling
JPS6340653Y2 (ja)