JPH06221291A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH06221291A
JPH06221291A JP2867593A JP2867593A JPH06221291A JP H06221291 A JPH06221291 A JP H06221291A JP 2867593 A JP2867593 A JP 2867593A JP 2867593 A JP2867593 A JP 2867593A JP H06221291 A JPH06221291 A JP H06221291A
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真 小林
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Yoshio Miyake
良男 三宅
Kouji Isemoto
耕司 伊勢本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主ポンプの吸込側にスラリー分離装置を設け
ることによって主ポンプを摩耗及び閉塞から保護するこ
とができるポンプ装置を提供する。 【構成】 液体を昇圧して圧送する主ポンプ1と、清浄
液吐出口と濃縮スラリー吐出口とを有し液体を清浄液と
濃縮スラリーとに分離するサイクロンセパレータ4とを
備え、主ポンプ1の吸込口にサイクロンセパレータ4の
清浄液吐出口を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプ装置に係り、特に
主ポンプと主ポンプの吸込側に設けられたスラリー分離
装置とを備えスラリー液を圧送するのに好適なポンプ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプをスラリーから保護するた
めの方法として次の2つの方法があった。 (1)ポンプの吸込側にストレーナ(又はフィルタ)を
設けてスラリーを取り除く。即ち、図5に示すように、
ポンプ30の吸込側にストレーナ31を設け、固液混合
液32を圧送する場合にストレーナ31によって固体粒
子を除去するようにしている。 (2)ポンプ本体の構造及び材料を工夫し、スラリー液
に対して強いポンプとする。即ち、ポンプ本体を耐摩耗
性材料を使用するとともに、異物が通過しやすいポンプ
構造とする。
【0003】一方、液体中のスラリーを連続的に分離す
るサイクロンセパレータは従来から知られている。従
来、図6に示すようにサイクロンセパレータ33は、ポ
ンプ30の吐出口に接続されて使用されている。固液混
合液32をポンプ30でサイクロンセパレータ33を介
して圧送し、サイクロンセパレータ33によって固体粒
子を分離し下側に排出するとともに固体粒子が取り除か
れた液はサイクロンセパレータ33の上方より分離され
て圧送されるようになっている。即ち、サイクロンセパ
レータ33は固液分離そのものが目的であり、ポンプ3
0の摩耗には配慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した(1)の方法
では、ストレーナがスラリーによって目詰まりを起こ
し、このストレーナのメンテナンスに手間がかかるとい
う問題点があった。またスラリー自体も圧送したい場合
にはストレーナが障害となってこの方式を採用できない
という問題点があった。
【0005】一方、上述した(2)の方法では、ポンプ
本体を耐摩耗性材料で製作するために、耐摩耗性材料の
使用によってコスト高になるという問題点があった。ま
た異物を通過させるため、ポンプ構造に制約が大きいと
いう問題点があった。
【0006】また、上述したように液体中のスラリーを
連続的に分離するサイクロンセパレータをポンプの吐出
口に設置するという方法では、スラリー液の固液分離は
できるが、ポンプの摩耗を避けることができないという
問題点があった。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、主ポンプの吸込側にスラリー分離装置を設けること
によって主ポンプを摩耗及び閉塞から保護することがで
きるポンプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明のポンプ装置は、液体を昇圧して圧送する
主ポンプと、清浄液吐出口と濃縮スラリー排出口とを有
し液体を清浄液と濃縮スラリーとに分離するスラリー分
離装置とを備え、前記主ポンプの吸込口に前記スラリー
分離装置の清浄液吐出口を接続したことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、スラリ
ー液はまずスラリー分離装置に入り、このスラリー分離
装置によって濃縮スラリーと清浄液とに分離され、清浄
液はポンプ吸込口から主ポンプに吸い込まれ、主ポンプ
によって昇圧して圧送される。従って、主ポンプ内にス
ラリー液が流入することがないため、主ポンプを摩耗及
び閉塞から保護することができるとともに、主ポンプに
スラリーに対して強い耐摩耗性材料等を使用しなくてす
む。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るポンプ装置の第1実施例
を図1を参照して説明する。図1において、符号1は主
ポンプであり、主ポンプ1の吸込側にはスラリー分離装
置を構成するサイクロンセパレータ4が配設されてい
る。即ち、主ポンプ1の吸込口に設置された吸込フラン
ジ2にはサイクロンセパレータ4の取付フランジ5が接
続されている。
【0011】前記サイクロンセパレータ4はサイクロン
円筒部6と、このサイクロン円筒部6から下方に延びる
円錐部7と、濃縮スラリー液の排出口である濃縮スラリ
ー排出口8と、上流上昇管9とを備えている。サイクロ
ン円筒部6には吸込口10が形成されており、この吸込
口10に吸込管11が接続されている。また、サイクロ
ンセパレータ4は脚12によって支持されている。一
方、主ポンプ1の吐出口1bには吐出フランジ3が設け
られ、この吐出フランジ3に吐出管13が固定されてい
る。
【0012】次に、前述のように構成されたポンプ装置
の作用を説明する。吸込口10よりサイクロンセパレー
タ4内に吸い込まれたスラリー液は、サイクロン円筒部
6の壁に近い部分を回転しながら円錐部7へ進み、液中
の粒子は遠心力により周壁部の方へ集められ円錐面に沿
って流下し濃縮スラリー排出口8から下流として連続的
に流出する。一方、粒子を分離した液は中心付近の上昇
渦部を上昇して上流上昇管9を通って上部円筒部6に入
り、これより吐出口を経て流出する。その後、清浄液は
ポンプ吸込口1aに流入した後、主ポンプ1によって昇
圧して圧送される。
【0013】従って、本実施例によれば、スラリー液は
サイクロンセパレータ4によって分離され、濃縮スラリ
ー液はサイクロンセパレータ4から外部へ排出され、清
浄液のみが主ポンプ1に流入する。そのため、主ポンプ
1をスラリー液から保護するために特別な材質や構造と
することがなく、コスト低減を図ることができる。
【0014】図2は本発明に係るポンプ装置の第2実施
例を示す説明図である。図2において、図1の構成部品
と同一の作用又は機能を有する構成部品は同一符号を付
し説明を省略する。図2に示す実施例は主ポンプ1の吸
込側にサイクロンセパレータ4を設置した構成は図1の
実施例と同様であるが、本実施例においては、更に主ポ
ンプ1の吐出側にエジェクタ15を設置している。即
ち、主ポンプ1の吐出口に設けられたエジェクタ15は
本体部16と、この本体部16から延びるディフューザ
17と、本体部16内に設けられたノズル18とを備
え、本体部16は導通管19によって濃縮スラリー吐出
口8に接続されている。
【0015】前述した構成からなるポンプ装置によれ
ば、スラリー液はサイクロンセパレータ4によって固液
分離された後、清浄液は主ポンプ1の吸込口1aより吸
い込まれて主ポンプ1によって昇圧され吐出口1bより
吐出される。そして吐出口1bより吐出された液体はノ
ズル18より噴出する。そして、この噴出部において負
圧が生ずるため、サイクロンセパレータ4によって分離
された濃縮スラリー液は導通管19を介してエジェクタ
15の本体部16内に吸い上げられる。そのため、ノズ
ル18より噴出された清浄液と導通管19を介して本体
部16内に流入した濃縮スラリーとがこの部分で混合さ
れてディフューザ17を介して吐出される。
【0016】従って、本実施例によれば、サイクロンセ
パレータ4とエジェクタ15とを組み合わせることによ
って、スラリー液を圧送することができ、また主ポンプ
1にはスラリー液が流入せずに清浄液のみが流入するた
め、ポンプをスラリー液からの摩耗及び閉塞から保護す
ることができる。
【0017】図3は本発明に係るポンプ装置の第3実施
例を示す説明図である。図3において、図1の構成部品
と同一の作用又は機能を有する構成部品は同一符号を付
し説明を省略する。本実施例においては、濃縮スラリー
を圧送するためにエジェクタの代わりにスラリーポンプ
20を設置している。即ち、吐出管13とサイクロンセ
パレータ4の濃縮スラリー排出口8とを接続する導通管
19の途中にスラリーポンプ20を設置することによ
り、濃縮スラリーを直接にスラリーポンプ20で吐出管
13に圧送するようにしている。
【0018】エジェクタは損失を伴うので高効率化のた
めには本実施例のようにスラリーポンプを使用する方が
よい。サイクロンセパレータから吐出される清浄液と濃
縮スラリー液の絶対量の比は一般に9:1から7:3程
度である。従ってスラリーポンプの出力は主ポンプの出
力よりも小さいものでよい。よってスラリーポンプにセ
ラミック等の高級材料を使用しても装置全体としてはコ
スト高になることはない。本実施例においても、図2に
示す第2実施例と同様な作用効果が得られる。
【0019】図4は本発明に係るポンプ装置の第4実施
例を示す説明図である。本実施例においても導通管19
にスラリーポンプ20を設置した点は同様であるが、導
通管19は吐出管13に接続されることなくそのまま開
口し、濃縮スラリー液は導通管19の吐出口から吐出さ
れるようになっている。即ち、主ポンプ1から吐出され
た清浄液は吐出管13によって所定場所に圧送され、濃
縮スラリーはスラリーポンプ20によって導通管19を
介して所定場所に圧送される。本実施例においても、第
2実施例及び第3実施例と同様な作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ラリー液はまずスラリー分離装置に入り、このスラリー
分離装置によって濃縮スラリーと清浄液とに分離され、
清浄液はポンプ吸込口から主ポンプに吸い込まれ、主ポ
ンプによって昇圧して圧送される。従って、主ポンプ内
にスラリー液が流入することがないため、ポンプを摩耗
及び閉塞から保護することができるとともに、主ポンプ
にスラリーに対して強い耐摩耗性材料等を使用しなくて
すむ。しかも、本発明によれば、ストレーナ等によるポ
ンプ保護と異なり、清掃メンテナンスが不要で、連続使
用に耐えることができる。
【0021】また本発明によれば、主ポンプの吐出側に
エジェクタを設けることによってスラリー分離装置によ
って分離した濃縮スラリーを圧送することができる。
【0022】さらに本発明によれば、スラリー分離装置
の濃縮スラリー吐出口にスラリーポンプを設け、主ポン
プから吐出された液体とは分離した状態で濃縮スラリー
を圧送することができる。
【0023】また本発明によれば、主ポンプに加えてス
ラリーポンプを使用すると、押込み運転及び吸上げ運転
の両方に対して支障なくスラリー液を圧送することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポンプ装置の第1実施例を示す説
明図である。
【図2】本発明に係るポンプ装置の第2実施例を示す説
明図である。
【図3】本発明に係るポンプ装置の第3実施例を示す説
明図である。
【図4】本発明に係るポンプ装置の第4実施例を示す説
明図である。
【図5】従来のポンプ装置を示す説明図である。
【図6】従来のサイクロンセパレータの使用方法を説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 吸込フランジ 3 吐出フランジ 4 サイクロンセパレータ 5 取付フランジ 6 サイクロン円筒部 7 円錐部 8 濃縮スラリー排出口 9 上昇上流管 10 吸込口 13 吐出管 15 エジェクタ 16 本体部 17 ディフューザ 18 ノズル 19 導通管 20 スラリーポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊勢本 耕司 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を昇圧して圧送する主ポンプと、清
    浄液吐出口と濃縮スラリー排出口とを有し液体を清浄液
    と濃縮スラリーとに分離するスラリー分離装置とを備
    え、前記主ポンプの吸込口に前記スラリー分離装置の清
    浄液吐出口を接続したことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記主ポンプ吐出口と、前記スラリー分
    離装置の濃縮スラリー吐出口をバイパス配管によって接
    続すると共に、主ポンプの吐出流によって作用するエジ
    ェクタを設け、濃縮スラリーを上記エジェクタにて吸引
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記スラリー分離装置の濃縮スラリー排
    出口にスラリーポンプを設け、該スラリーポンプの吐出
    口を前記主ポンプの吐出口に接続することを特徴とする
    請求項1に記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記スラリー分離装置の濃縮スラリー排
    出口にスラリーポンプを設け、主ポンプから吐出された
    液体とは分離した状態で濃縮スラリーを昇圧・圧送する
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  5. 【請求項5】 前記スラリー分離装置がサイクロンセパ
    レータであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載のポンプ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237061A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Ikutoku Gakuen ポンプ装置およびサイクロン型異物除去装置
JP2017014909A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社荏原製作所 ポンプ装置
JP2017014910A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社荏原製作所 ポンプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237061A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Ikutoku Gakuen ポンプ装置およびサイクロン型異物除去装置
JP2017014909A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社荏原製作所 ポンプ装置
JP2017014910A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社荏原製作所 ポンプ装置

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