JPH0621893A - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH0621893A
JPH0621893A JP4196498A JP19649892A JPH0621893A JP H0621893 A JPH0621893 A JP H0621893A JP 4196498 A JP4196498 A JP 4196498A JP 19649892 A JP19649892 A JP 19649892A JP H0621893 A JPH0621893 A JP H0621893A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報の空間伝送に用いられるレーザ光の人等
への照射を防止することができる光空間伝送装置を提供
する。 【構成】 送信ユニット1から受信ユニット3に向け
て、情報伝送用のレーザ光LBに沿わせて障害物検出用
の赤外光RB1を出力し、その赤外光RB1を障害物M
が接近して遮ることにより、受信ユニット3における赤
外光RB1の受光強度が低下したときに、送信ユニット
1側でレーザ光LBの出力を停止させるようにした。 【効果】 レーザ光の光路を障害物が横切る場合、その
障害物がレーザ光の光路を遮る前に、障害物検出用の赤
外光の光路を遮った時点でレーザ光の出力が停止される
ので、人間等の障害物にレーザ光が照射されるのを防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像、音声等の情報を
空間伝送する装置に関し、特に、情報伝送用のレーザ光
の人等への照射を防止する光空間伝送装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオ再生装置とテレビとの間
で映像及び音声信号を伝送する際に、これらビデオ再生
装置やテレビの室内におけるレイアウトの自由度を向上
させるために、光を用いて情報の空間伝送を行う光空間
伝送装置が用いられることがある。ところで、情報伝送
用の光としてレーザ光を用いた光空間伝送装置において
は、レーザ光が人に対して照射されるのを防止するため
の対人安全装置が必要となる。
【0003】そこで従来は、特開昭57−84413
号,特開昭57−85014号の公報や、特開平2−2
90341号公報に、光伝送路中に介設されたフォトカ
プラを引抜いたり、光伝送装置内の基板を抜出したとき
に光信号の出力を停止させて、コネクタ部から光が漏れ
て人に照射されないようにする安全機構が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
はいずれも光ファイバ伝送路における対人安全機構であ
るため、コネクタを持たない光空間伝送路におけるレー
ザ光の対人安全装置には適用できないという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、情報の空間伝送に用いられるレーザ光の人等への
照射を防止することができる光空間伝送装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、所定の情報信号に基づいて変調された光ビ
ームを出力する送信ユニットと、前記光ビームを受光し
て復調する受信ユニットとを備える光空間伝送装置にお
いて、前記送信ユニット及び受信ユニットのいずれか一
方に設けられ、前記光ビームに沿って障害物検出用の赤
外光を出力する光源と、前記送信ユニット及び受信ユニ
ットのいずれか他方に設けられ、前記赤外光を受光して
該赤外光の受光強度を検出する受光強度検出手段と、該
受光強度検出手段の検出結果に基づいて前記光ビームを
出力又は停止させる制御手段とを設けたことを構成とす
る。
【0007】
【作用】本発明の光空間伝送装置によれば、光ビームに
沿って光源から出力される障害物検出用の赤外光の受光
強度を受光強度検出手段で検出することにより、該赤外
光を遮る障害物の有無が検出され、障害物が検出された
ときには制御手段により光ビームの出力が停止され、障
害物の除去が検出されたときには制御手段により光ビー
ムが再び出力される。これにより、光ビームを遮ろうと
する障害物があるときに、その障害物に光ビームが照射
される前に該光ビームの出力を停止させることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る光空間伝送
装置の送信ユニットを一部ブロックにて示す構成図、図
2は図1に示す発光ダイオ−ドの配設状態を示す説明
図、図3は本発明の一実施例に係る光空間伝送装置の受
信ユニットを一部ブロックにて示す構成図、図4は図3
に示すレーザ光用と赤外光用の集束レンズ及び光検出器
の配設状態を示す説明図である。
【0009】図1に示す送信ユニット1では、例えば映
像信号等のアナログ信号は周波数予変調部(PFM−M
D)11を経由し、音声信号等のデジタル信号は符号化
部(CMI−CODEC)12を経由して、電気−光変
換部(E/O)13のレーザドライバ(LD driv
er)131に送られる。
【0010】レーザドライバ131は、周波数予変調部
11或は符号化部12から送られる信号に基づいて、レ
ーザダイオード132から出力されるレーザ光LBを変
調し、この変調されたレーザ光LBは、コリメートレン
ズ14により平行な光束(光ビーム)に整形されて空間
に送出される。
【0011】また、レーザダイオード132から出力さ
れるレーザ光LBは光検出素子133にて受光され、そ
の受光量、つまりレーザパワーに応じた信号が光検出素
子133からオートパワーコントローラ(APC)13
4に入力される。そして、オートパワーコントローラ1
34は、光検出素子133からの信号に基づいて、レー
ザダイオード132から出力されるレーザ光LBのレー
ザパワーを安定させるようレーザドライバ131を通じ
てフィードバック制御を行う。
【0012】コリメートレンズ14を通過したレーザ光
LBの光軸線上には、図2に示すように発光ダイオ−ド
(LED)15が配設されている。この発光ダイオ−ド
15は、図1に示すようにIM変調器16で変調された
レーザドライバ131からの信号により駆動されるもの
で、レーザ光LBと同じ向きに障害物検出用の赤外光R
B1を適度の広がり角を持たせて発光する。このため、
発光ダイオ−ド15の周囲を通過したレーザ光LBは断
面が略ドーナツ状のビーム光となり、さらにその回り
が、発光ダイオ−ド15から発光された障害物検出用の
赤外光RB1によって囲まれた形となる。
【0013】また、図1中の符号17は、後述する受信
ユニット3の発光ダイオ−ド(LED)31から送出さ
れる、レーザ光LBの出力制御用の赤外光RB2が照射
される光検出素子であり、18は光検出素子17の出力
を増幅するアンプ(IV)である。さらに、図1中の符
号19は、アンプ18で増幅された光検出素子17の出
力レベルに基づいて、レーザ光LBの光路を遮ろうとす
る障害物の有無を検出する保安回路である。
【0014】この保安回路19は、アンプ18で増幅さ
れた光検出素子17の出力レベルが所定値を上回ったと
きに、レーザ光LBの光路を遮ろうとする障害物がある
ものとしてオートパワーコントローラ134に作用し、
レーザドライバ131を通じてレーザダイオード132
からのレーザ光LBの出力を停止させる。
【0015】一方、図3に示す受信ユニット3にあって
は、送信ユニット1からの断面略円環状のレーザ光LB
が、その光路上に配設され焦点距離がf1であるレーザ
光用収束レンズ32を介して、第1光電変換部(O/
E:1)33の光検出素子331に入射される(図4参
照)。レーザ光LBの入射に伴い光検出素子331から
出力される信号は、アンプ(IV)332で増幅されて
オートゲインコントローラ(AGC)333に入力さ
れ、ここで信号レベルが一定に調整される。
【0016】さらにその後、バンドパスフィルタ(BP
F)334で所定の周波数帯域以外の周波数成分がカッ
トされ、一部が比較器38に出力されると共に、残りの
一部のうち映像信号等のアナログ信号成分が周波数復調
部(PFM−DEM)34を経由し、音声信号等のデジ
タル信号成分は復号化部(CMI−CODEC)35を
経由して、それぞれテレビのような外部装置に出力され
る。
【0017】また、図3に示す及び受信ユニット3で
は、送信ユニット1からのレーザ光LBを囲むように送
出された障害物検出用の赤外光RB1が、その光路上に
レーザ光用収束レンズ32を囲むようにドーナツ状に配
設され、焦点距離がレーザ光用収束レンズ32の焦点距
離f1よりも長い焦点距離f2を有する赤外光用収束レ
ンズ36を介して、第2光電変換部(O/E:2)37
の光検出素子371に入射される(図4参照)。
【0018】障害物検出用の赤外光RB1の入射に伴い
光検出素子371から出力される信号は、アンプ(I
V)372で増幅されてオートゲインコントローラ(A
GC)373に入力され、ここで、第1光電変換部33
のオートゲインコントローラ333に連動して信号レベ
ルが一定に調整される。さらにその後、バンドパスフィ
ルタ(BPF)374で所定の周波数帯域以外の周波数
成分がカットされて比較器38に出力される。
【0019】比較器38では、第1光電変換部33のバ
ンドパスフィルタ334と、第2光電変換部37のバン
ドパスフィルタ374とから出力された、レーザ光LB
の受信強度に応じた信号のレベルと、障害物検出用の赤
外光RB1の受信強度に応じた信号とのレベルを比較
し、両信号のレベルが等しいか赤外光RB1の受信強度
に応じた信号のレベルの方が高いときには低レベルの信
号を出力する。一方、赤外光RB1の受信強度に応じた
信号のレベルの方が低いとき、つまり、障害物検出用の
赤外光RB1の受信強度の方がレーザ光LBの受信強度
よりも低いときには、比較器38は高レベルの信号を出
力する。
【0020】そして、比較器38から出力される低レベ
ルまたは高レベルの信号はIM変調器39に入力され、
ここで、レーザ光LBの出力制御用の赤外光RB2を送
出する発光ダイオ−ド31に入力される駆動信号が、前
記低レベルまたは高レベルの比較機出力により変調され
る。
【0021】尚、本実施例では、送信ユニット1の発光
ダイオ−ド15が光源に相当し、送信ユニット1のレー
ザドライバ131、オートパワーコントローラ134、
及び保安回路19と、受信ユニット3の発光ダイオ−ド
31及び比較器38とが制御手段に相当し、受信ユニッ
ト3の第2光電変換部37が受光強度検出手段に相当し
ている。
【0022】次に、上記構成による本実施例の光空間伝
送装置における、レーザ光LBの発光制御動作について
説明する。まず、送信ユニット1のレーザダイオード1
32から情報伝送用のレーザ光LBを出力するのに伴
い、発光ダイオ−ド15から障害物検出用の赤外光RB
1を出力させ、受信ユニット3の光検出素子331,3
71に入射されたレーザ光LB及び赤外光RB1の受光
強度に応じたレベルの信号を、第1光電変換部33のバ
ンドパスフィルタ334からの出力と、第2光電変換部
37のバンドパスフィルタ374からの出力とにより得
る。
【0023】ここで、図5(a)に示すように、レーザ
光LBと障害物検出用の赤外光RB1との光路上に障害
物がない状態では、第1及び第2光電変換部33,37
のバンドパスフィルタ334,374から出力される、
レーザ光LB及び障害物検出用の赤外光RB1の受光強
度に応じたレベルの信号が、第1光電変換部33のオー
トゲインコントローラ333と、これに連動する第2光
電変換部37のオートゲインコントローラ373とによ
り所定のレベル(本実施例では共に200mV)に調整
される。このように障害物がない状態では、図5
(b),(c)に示すように、バンドパスフィルタ37
4,334から出力される信号A,Bのレベルに差はな
く(A−B=200mV−200mV=0mV)、よっ
て、比較器38からは低レベルの信号が出力される。
【0024】そして、この低レベルの信号で変調され
た、受光強度の低い赤外光RB2が発光ダイオ−ド31
から送出され、送信ユニット1の光検出素子17にて受
光される。光検出素子17の出力はアンプ18で増幅さ
れて保安回路19に入力され、保安回路19は、この入
力された信号のレベルが所定値より低いことから、レー
ザ光LBと障害物検出用の赤外光RB1との光路上に障
害物がないことを検出し、レーザ光LBの出力を継続さ
せる。
【0025】また、図6(a)に示す煙Sのような、分
布密度が略均一な外乱がレーザ光LBと障害物検出用の
赤外光RB1との光路上にある状態では、図6(b),
(c)に示すように、バンドパスフィルタ374,33
4からの出力信号A,Bのレベルが共に低下し(本実施
例では共に100mV)、バンドパスフィルタ374,
334から出力される信号のレベルに差はない(A−B
=100mV−100mV=0mV)。よって、比較器
38からは低レベルの信号が出力され、以後は、図5に
示す場合と同様になる。
【0026】さらに、図7(a)に示す歩行者Mのよう
な移動障害物が、レーザ光LBと障害物検出用の赤外光
RB1との光路を横切る場合、その移動障害物Mはレー
ザ光LBよりも先に障害物検出用の赤外光RB1の光路
を遮る。すると、オートゲインコントローラ373によ
るレベル調整が第1光電変換部33のオートゲインコン
トローラ333に連動して行われることから、バンドパ
スフィルタ334からの出力信号Bのレベルはそのまま
(本実施例では200mV)であるが、バンドパスフィ
ルタ374からの出力信号Aのレベルは低下する(本実
施例では100mV)。よつて、図7(b),(c)に
示すように、バンドパスフィルタ374,334から出
力される信号A,Bのレベルに100mVの差が生じ
(B−A=200mV−100mV=100mV)、比
較器38の出力信号レベルが反動して高レベルとなる。
【0027】そして、この高レベルの信号で変調され
た、発光強度の高い赤外光RB2が発光ダイオ−ド31
から送出され、送信ユニット1の光検出素子17にて受
光される。光検出素子17の出力はアンプ18で増幅さ
れて保安回路19に入力され、保安回路19は、この入
力された信号のレベルが所定値より高いことから、障害
物検出用の赤外光RB1の光路上に障害物があることを
検出し、オートパワーコントローラ134を介してレー
ザドライバ131によりレーザダイオード132からの
レーザ光LBの出力を停止させる。
【0028】このように、本実施例の光空間伝送装置で
は、レーザ光LBの光路に障害物が接近した場合、その
障害物がレーザ光LBの光路を遮る前に、障害物検出用
の赤外光RB1の光路を遮った時点でレーザ光LBの出
力が停止されるので、人間等の障害物にレーザ光LBが
照射されるのを防止することができる。そして障害物が
遠ざかって赤外光RB1を遮らなくなった場合には、図
5に示す場合に該当して、再びレーザ光LBの出力を回
復して伝送を行うことができる。
【0029】また、本実施例の光空間伝送装置では、受
信ユニット3の光検出素子331,371に入射された
レーザ光LB及び赤外光RB1の受光強度に応じたレベ
ルの信号を比較し、レーザ光LB及び赤外光RB1の受
光強度に差があるときにレーザ光LBの出力を停止させ
るものとしたので、煙Sのような外乱により誤ってレー
ザ光LBの出力が停止されることがないようにすること
ができる。
【0030】尚、本実施例では、光ビームLBに沿って
障害物検出用の赤外光RB1を出力する発光ダイオ−ド
15が送信ユニット1側に設けられ、赤外光RB1を受
光してその受光強度を検出する第2光電変換部37が受
信ユニット3側に設けられた構成について説明したが、
障害物検出用の赤外光を出力する光源を受信ユニット3
側に設け、障害物検出用の赤外光を受光してその受光強
度を検出する手段を送信ユニット1側に設けてもよい。
【0031】また、本実施例では、受信ユニット3の光
検出素子331,371に入射されたレーザ光LB及び
赤外光RB1の受光強度に応じたレベルの信号を比較
し、レーザ光LB及び赤外光RB1の受光強度に差があ
るときにレーザ光LBの出力を停止させるものとした
が、障害物検出用の赤外光RB1の受光強度のみを監視
し、該赤外光RB1の受光強度が減少したときにレーザ
光LBの出力を停止させるものとしてもよい。
【0032】また、赤外光RB1の受光強度をレーザ光
LBの発光制御にフィードバックするために、本実施例
では、受信ユニット3の発光ダイオード31から出力さ
れる出力制御用の赤外光RB2を用いたが、その他、無
線信号等の伝送手段を用いたフィードバック系を構築し
てもよい。
【0033】また、障害物検出用の赤外光を受光してそ
の受光強度を検出する手段を送信ユニット1側に設ける
場合には、その手段に保安回路19を有線接続してフィ
ードバック系を構築してもよい。
【0034】さらに、本実施例では、レーザ光LBの光
軸線上に障害物検出用の赤外光RB1を出力する発光ダ
イオード15を配設し、レーザ光LBの回りが障害物検
出用の赤外光RB1によって囲まれるようにしたが、例
えば図8(a)に示すように、送信ユニット1のレーザ
ダイオード132の周囲に、これから出力されるレーザ
光LBと同じ向きで障害物検出用の赤外光RB1を出力
する発光ダイオード15を複数配設してもよい。
【0035】また、これに対応して受信ユニット3側
も、図8(b)に示すように、レーザ光LBが入射され
る光検出素子331の周囲に、赤外光RB1が入射され
る光検出素子371を複数配設してもよい。そして、こ
のような構成とすれば図8(c)に示すように、受信ユ
ニット3側における赤外光用収束レンズ36(図4参
照)を省略することができる。
【0036】加えて、障害物検出用の赤外光RB1や出
力制御用の赤外光RB2を、送信ユニット1及び受信ユ
ニット3間のアラインメント(レーザ光LBの光軸のズ
レの補正)に用いられる赤外光と兼用するようにしても
よい。
【0037】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、光ビー
ムに沿って光源から出力される障害物検出用の赤外光の
受光強度を受光強度検出手段で検出することにより、赤
外光を遮る障害物の有無が検出され、障害物が検出され
たときには制御手段により光ビームの出力が停止され
る。これにより、光ビームを遮ろうとする障害物がある
ときに、その障害物に光ビームが照射される前に、該光
ビームの出力を停止させることができ、情報の空間伝送
に用いられるレーザ光の人等への照射を防止することが
できる。
【0038】また、送信ユニット及び受信ユニット間の
レーザ光と障害物検出用の赤外光との光路上に煙Sのよ
うな分布密度が略均一な外乱が流れ込んだ場合でも、情
報の空間伝送の誤動作の確率を非常に少なくすることが
できる。さらに、レーザ光の回りを赤外光で囲むため、
例えば、デンタルミラーのような小さいがレーザ光を反
射して危険な物体までくまなく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光空間伝送装置の送信
ユニットを一部ブロックにて示す構成図である。
【図2】図1に示す発光ダイオード15の配設状態を示
す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る光空間伝送装置の受信
ユニットを一部ブロックにて示す構成図である。
【図4】図3に示すレーザ光用と赤外光用の集束レンズ
及び光検出器の配設状態を示す説明図である。
【図5】図1及び図3に示す送信ユニット及び受信ユニ
ット間の空間状態とレーザ光及び障害物検出用の赤外光
の受信強度との関係を示す図であり、図5(a)は障害
物がない状態を示す説明図、図5(b)はバンドパスフ
ィルタ374からの赤外光RB1の検出信号Aを示す波
形図、図5(c)はバンドパスフィルタ334からのレ
ーザ光LBの検出信号Bを示す波形図である。
【図6】図1及び図3に示す送信ユニット及び受信ユニ
ット間の空間状態とレーザ光及び障害物検出用の赤外光
の受信強度との関係を示す図であり、図6(a)は分布
密度が略均一な外乱がある状態を示す説明図、図6
(b)はバンドパスフィルタ374からの信号Aを示す
波形図、図6(c)はバンドパスフィルタ334からの
信号Bを示す波形図である。
【図7】図1及び図3に示す送信ユニット及び受信ユニ
ット間の空間状態とレーザ光及び障害物検出用の赤外光
の受信強度との関係を示す図であり、図7(a)は移動
障害物が接近した状態を示す説明図、図7(b)はバン
ドパスフィルタ374からの信号Aを示す波形図、図7
(c)はバンドパスフィルタ334からの信号Bを示す
波形図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る光空間伝送装置の要
部を示す図であり、図8(a)はこの実施例に係る送信
ユニットの要部を示す正面図、図8(b)はこの実施例
に係る受信ユニットの要部を示す正面図、図8(c)は
図8(a)及び図8(b)に示す送信ユニット及び受信
ユニット間のレーザ光の伝送状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 送信ユニット 3 受信ユニット 11 周波数予変調部 12 符号化部 13 電気−光変換部 14 コリメートレンズ 15 発光ダイオード(光源) 16 IM変調器 17 光検出素子 18 アンプ 19 保安回路(制御手段) 31 発光ダイオード(制御手段) 32 レーザ光用収束レンズ 33 第1光電変換部 34 周波数復調部 35 複合化部 36 赤外光用収束レンズ 37 第2光電変換部(受光強度検出手段) 38 比較機(制御手段) 39 IM変調器 131 レーザドライバ(制御手段) 132 レーザダイオード 133 光検出素子 134 オートパワーコントローラ(制御手段) 331,371 光検出素子 332,372 アンプ 333,373 オートゲインコントローラ 334,374 バンドパスフィルタ LB レーザ光(光ビーム) RB1,RB2 赤外光 f1,f2 焦点距離 S 煙 M 歩行者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報信号に基づいて変調された光
    ビームを出力する送信ユニットと、前記光ビームを受光
    して復調する受信ユニットとを備える光空間伝送装置に
    おいて、 前記送信ユニット及び受信ユニットのいずれか一方に設
    けられ、前記光ビームに沿って障害物検出用の赤外光を
    出力する光源と、 前記送信ユニット及び受信ユニットのいずれか他方に設
    けられ、前記赤外光を受光して該赤外光の受光強度を検
    出する受光強度検出手段と、 該受光強度検出手段の検出結果に基づいて前記光ビーム
    を出力又は停止させる制御手段と、 を設けたことを特徴とする光空間伝送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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