JPH06218681A - 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム - Google Patents

織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム

Info

Publication number
JPH06218681A
JPH06218681A JP2592393A JP2592393A JPH06218681A JP H06218681 A JPH06218681 A JP H06218681A JP 2592393 A JP2592393 A JP 2592393A JP 2592393 A JP2592393 A JP 2592393A JP H06218681 A JPH06218681 A JP H06218681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
yarn feeder
sensor
yarn
yarn feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2592393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Urasaki
辰幸 浦崎
Kazuya Ikeda
和弥 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP2592393A priority Critical patent/JPH06218681A/ja
Publication of JPH06218681A publication Critical patent/JPH06218681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
    • B65H67/064Supplying or transporting cross-wound packages, also combined with transporting the empty core
    • B65H67/065Manipulators with gripping or holding means for transferring the packages from one station to another, e.g. from a conveyor to a creel trolley
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給糸体の供給部と受取部との間でロボットハ
ンドに支持された給糸体移載作業ユニットにより給糸体
を自動的に順次移載するシステムにおいて、給糸体位置
の認識作業に要する時間を短縮して、織布準備作業全体
の作業効率を向上すること。 【構成】 パレットCの位置を代表する少なくとも2個
の選択された検知対象の位置をセンサー31により検知
して検知位置信号DSを出力し、センサー31から受け
た検知位置信号DSとパレット上に積載される各給糸体
の位置関係を示す基準位置信号RSとから演算器51に
よりパレットC上の各給糸体Aの登録位置を算出して登
録位置信号TSを出力し、この登録位置信号TSに基づ
いて制御機構が給糸体移載作業ユニット20を各給糸体
Aの登録位置に順次移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は織布準備工程における
給糸体移載ロボットシステムに関するものであり、さら
に詳細には供給部と受取部との間でロボットハンドに支
持された給糸体移載作業ユニットにより給糸体を自動的
に順次移載するシステムにおけるパレット上の給糸体の
位置認識技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】織布準備工程においては、パレット上に
配列載置された給糸体を順次ロボットハンドの給糸体移
載作業ユニットにより捕捉して供給部と受取部との間で
移載することが行なわれるが、このように給糸体を配列
載置したパレットは多段に積み重ねられていることが多
い。パレット上の給糸体は通常、パレットの凸部と給糸
体の紙管とが嵌合した状態で、載置されている。ところ
がこの嵌合には若干の遊びが有るが故に、多段のパレッ
トをフォークリフトなどで搬送する際またはパレットス
テーションに載置する際に、各段のパレットが基準配列
(この配列にあってはパレット上の給糸体がそれぞれ所
定の基準位置にある)からズレて変動することがある。
すなわちパレットの多段積載の場合にはパレット位置に
ついてパレット間変動が有る。パレットが基準配列から
ズレていると、当然のことながらその上に配列載置され
ている給糸体は基準位置からズレることになる。
【0003】ところがロボットハンドによって支持され
た給糸体移載作業ユニットが給糸体捕捉のために移動さ
れるべき位置は初期設定によって固定されている。した
がって上記のようにパレット上の給糸体が基準位置から
ズレていると、給糸体移載作業ユニットが給糸体を正確
に捕捉することが困難となり、ときには給糸体を損傷す
ることにもなる。
【0004】かかる不都合を回避すべく例えば特開平3
−73763号および特開平3−260132号などに
は視覚センサーを用いることが提案されている。すなわ
ちロボットハンドの給糸体移載作業ユニットによる給糸
体の捕捉作業毎に視覚センサーにより個々の給糸体の位
置を認識して、この認識された位置に給糸体移載作業ユ
ニットを移動している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれら先願技術
の場合には、給糸体の捕捉移載毎に給糸体の位置を認識
するシステムによっているので、給糸体移載の作業時間
が全体として増大し、準備工程の作業効率が大幅に低下
するという問題がある。
【0006】この発明の目的は、供給部と受取部との間
でロボットハンドに支持された給糸体移載作業ユニット
により給糸体を自動的に順次移載するシステムにおい
て、給糸体位置の認識作業に要する時間を短縮して、織
布準備作業全体の作業効率を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、パレットの位置を代表する少なくとも2個の選択
された検知対象の位置をセンサーにより検知して検知位
置信号を出力し、センサーから受けた検知位置信号とパ
レット上に積載される各給糸体の位置関係を示す基準位
置信号とから演算器によりパレット上の各給糸体への登
録位置を算出して登録位置信号を出力し、この登録位置
信号に基づいて制御機構が給糸体移載作業ユニットを各
給糸体の登録位置に順次移動させることを要旨とするも
のである。なお、この発明は、供給部が、すでに給糸体
が積載されたパレットが配置されたパレットステーショ
ンであって、この供給部からクリール等の受取部へ給糸
体を移載する形態と、逆に、受取部が、いまだ給糸体が
積載されていないパレットが配置されるパレットステー
ションであって、他の供給部からこの受取部へ給糸体
(使用済みの空の給糸体を含む)を積載する形態との、
両者に適用できるものである。そこで、この明細書中の
『登録位置』とは、便宜上、前者の形態においては、給
糸体移載作業ユニットがパレット上に積載された給糸体
を捕捉する位置を意味するものとし、また、後者の形態
においては、給糸体作業ユニットがパレット上へ給糸体
を積載する位置を意味するものとして使用する。
【0008】
【作用】センサーが検知した最少2個の検知位置信号に
応じて、制御機構が給糸体移載作業ユニットを各給糸体
の登録位置に順次移動させる。
【0009】
【実施例】図1に示すのはこの発明のロボットシステム
の一例である。ロボット10は基台11を有しており、
この基台11上に架設された本体12は水平方向に旋回
することができるように設定されている。この本体12
には上下前後方向に移動可能にロボットアーム13が架
設されており、その先端にはアームカプラー14が設け
られている。したがってアームカプラー14は三次元方
向に移動することが可能である。供給部としてのパレッ
トステーションには、給糸体Aが積載されたパレットC
が配置され、ロボット10は、各給糸体Aを捕捉して図
示しないクリール等の受取部へ順次移載することができ
る。
【0010】ロボットアーム13は給糸体移載作業ユニ
ット20を支持するものであり、図示の例ではアームカ
プラー14および作業ユニット20のユニットカプラー
24を介して、給糸体移載作業ユニット20に連結され
ている。カプラーとしては連結手段として公知のプレー
トまたはチャックなどが適宜用いられる。なお、作業用
ユニット20は、ブラケットを介して給糸体捕捉用のチ
ャック22とその前方に視覚センサー31が架設されて
いる。チャック22は、一対の開閉ハンドからなり、ハ
ンドを閉じた状態でチーズAの紙管の内面に進出し、そ
の後にハンドを開くことにより紙管の内面からチーズA
を捕捉することができるものである。このような形態の
チャックに代えて、その他公知のチャックを採用するこ
ともできる。また、この例では給糸体移載作業ユニット
20はセンサーとして検知対象の形状を認識することが
可能な視覚センサー31を具えているが、後述のタッチ
センサーなどを用いてもよい。またこの例では給糸体A
としてチーズが示されているが、この発明が、パレット
上に所定の位置関係で配列載置されているものであれ
ば、パーン、コーンなどにも同様に応用できることはい
うまでもない。
【0011】図2に示すのは上記の給糸体移載作業ユニ
ット20を各給糸体Aの適正な捕捉位置に移動するべ
く、ロボット10を制御する制御系の一例である。この
制御系50は視覚センサー31に接続された演算器51
を有しており、この演算器51には視覚センサー31か
らの検知位置信号DSが入力される。検知対象としてパ
レット上のチーズを選択した場合には、視覚センサー3
1は、制御系の座標軸上で、例えは図3中実線で示す円
形の映像を認識することができる。この円形は、チーズ
Aの紙管部分を上方から撮影した映像である。紙管部分
に代えて、チーズAの糸層外周を撮影するものとしても
よい。視覚センサー31は、この円形の例えば中心点を
算出し、これを検知位置信号DSとして出力することが
できる。ちなみに、図3中点線で示す円形は、ズレが存
在しないときのチーズAの紙管部分の映像である。演算
器51にはさらに基準位置信号設定器52から基準位置
信号RSが入力される。この基準位置信号RSは、パレ
ット上の全ての給糸体の相対的な位置関係を示す信号で
ある。
【0012】演算器51はこの検知位置信号DSと基準
位置信号RSとから、チーズ(検知対象)に対する給糸
体移載作業ユニット20、ひいてはチャック22の適正
な捕捉位置を示す捕捉位置信号TSを算出して出力す
る。ここで捕捉位置および捕捉位置信号は、それぞれ、
この発明でいうところの登録位置および登録位置信号に
相当するものである。ここで演算器51に入力される検
知位置信号DSの数は、選択された検知対象の数に等し
い。しかしこれらから算出される捕捉位置信号TSの数
はパレット上のチーズ(検知対象)全体の数に等しいも
のである。すなわち選択された代表的な検知対象の位置
のみを認識することにより、パレット上の全てのチーズ
の位置を推定しているのである。
【0013】このような推定は次のような理由から可能
なのである。検知対象のチーズはパレット上の予め定め
られた所定位置に一定の相対的な位置関係を有して配列
載置されているものであり、ランダムな位置に載置され
ているものではない。したがって一部の、すなわち少な
くとも2個のチーズの位置が認識できれば、その認識に
基づいておのずと全てのチーズの位置が推定できるので
ある。また検知対象をチーズに代えてパレットの一部の
部位の位置とすることもでき、この位置が認識できれ
ば、その認識に基づいておのずと全てのチーズの位置が
推定できるのである。全てのチーズの位置が推定できれ
ば、それに基づいてそれらのチーズに対する適正な捕捉
位置も推定できるのである。この発明はこの点に着目し
て完成されたものである。
【0014】演算器51からの捕捉位置信号は制御機構
53に入力され、制御機構はこの捕捉位置信号に基づい
てロボットハンドを動かして、その給糸体移載作業ユニ
ット20、ひいてはチャック22をチーズ(検知対象)
の適正捕捉位置に移動するのである。
【0015】給糸体移載作業ユニット20のセンサー3
1としては視覚センサーの他にもタッチセンサー、近接
スイッチまたは距離センサーなどを用いることができ
る。
【0016】また検知対象の位置を認識するに際して
は、必ずしも検知対象全体の形を認識する必要はない。
検知対象が給糸体の場合、その紙管部分または検知対象
の糸層外周などを認識できればよい。
【0017】さらに検知対象としてパレットの一部の部
位の位置を認識するに際しては、パレットの端面、パレ
ットの角部、パレットに予め付した目印(着色マークや
凸起など)またはパレットに本来複数個形成されている
給糸体の紙管部分を嵌合する凸部分などを認識できれば
よい。このように、検知対象を給糸体ではなくパレット
の一部の部位の位置とする実施例は、この発明を上述の
形態に適用した場合の他、逆に、この発明を、受取部
が、いまだ給糸体が積載されていないパレットが配置さ
れるパレットステーションであって、他の供給部からこ
の受取部へ給糸体(使用済みの空の給糸体を含む)を移
載する形態に適用するときにも、有効に採用できるもの
である。
【0018】つぎに上記のような構成のこの発明のロボ
ットシステムの給糸体位置認識作業の数例を説明する。
図4に示すのは視覚センサーを用いての認識作業の一例
である。12個のチーズ(給糸体)A11〜A34がパ
レットC上に行列状に配列載置されている。まずロボッ
トハンド13により視覚センサー31を第1行第1列の
チーズA11の紙管に対向する所定位置に移動させる。
ついでセンサー31によりその紙管の中心位置を検知す
る。ついでロボットハンド13によりセンサー31を行
列の対角線に沿って移動させ、第3行第4列のチーズA
34の紙管に対向する位置に持ってくる。ここでその紙
管の中心位置を検知する。かくしてセンサー31から出
力された2個の検知位置信号DSは演算器51において
基準位置信号RSと照合され、この照合により全チーズ
A11〜A34の実際の位置が算出され、それぞれに対
応する捕捉位置信号TSが制御機構53に出力されるの
である。ここで、基準位置信号RSは、パレット上の1
2個のチーズの行列配置に対応して、各チーズの相対的
な位置関係を示す信号である。具体的には、各チーズの
間隔を示す信号として設定される。これに代えて、各チ
ーズが本来位置すべき、ロボットの制御系の座標軸上の
絶対位置信号として設定してもよい。各チーズの絶対位
置が与えられれば、各チーズの間隔を算出することがで
きるからである。設定作業は作業員が直接入力して行な
うか、又は、ロボットに移動工程の位置を記憶させるた
めのいわゆるティーチング機能によって各チーズの絶対
位置を記憶させて行うようにしてもよい。
【0019】上記の認識作業においては、視覚センサー
に代えてタッチセンサーなどの他のセンサーを用いるこ
ともできる。しかし紙管ではなく例えば給糸体の糸層外
周などを検知する場合には、視覚センサーによった方が
給糸体の損傷を回避できるという利点がある。
【0020】なお上記の例ではパレット上の給糸体が行
列状に配列されているが、必ずしも行列状でなくとも、
ある一定の関係(例えば千鳥状配列)のもとに配列され
ていれば、このように対角線上の2個の給糸体の位置を
認識することにより全ての給糸体の位置を推定すること
ができる。例えば千鳥状配列ならば、基準位置信号RS
としては、この配列に対応した各給糸体の相対的な位置
関係を示す信号が設定されることになる。検出対象の2
個の給糸体は、必ずしも対角線上のものに限らず、他の
任意の給糸体であってもよい。しかし、センサー31の
検出誤差を考慮すれば、間隔が最長の対角線上の給糸体
を選択するのが好ましい。センサーの移動は必ずしもロ
ボットハンドによらなくとも、ロボットハンド以外の専
用の駆動機構を用いてもよい。
【0021】つぎにこの発明のロボットシステムの給糸
体位置認識作業の他の例を図5により説明する。この例
では位置検知型タッチセンサー31を用いて認識作業を
行なっている。このタッチセンサー31は、接触を感知
するリミットスイッチ等を含んで構成され、上記の例と
同様、ロボットハンド13に架設される。まず、ロボッ
トハンド13により、タッチセンサー31をパレット上
の行列配列の一遇の給糸体A11に向けて移動させる。
その後センサー31が給糸体A11に接触した時点のロ
ボットハンド13の位置を検知する。この位置は、ロボ
ットの制御系の座標軸の位置として検知される。ついで
ロボットハンド13により、タッチセンサー31を給糸
体A31、A34に向けて順次移動させ、同様にして、
センサー31が給糸体A31,A34に接触したそれぞ
れの時点のロボットハンド13の位置を検知する。な
お、センサー31の移動をロボットハンドによらずに専
用の駆動機構を用いて行う場合には、3個のタッチセン
サー31を用いて、同時に各給糸体の位置を検知しても
よい。かくしてセンサー31から出力された3個の検知
位置信号は演算器51において基準位置信号と照合さ
れ、この照合により全チーズA11〜A34の位置が算
出され、それぞれに対応する捕捉位置信号TSが制御機
構53に出力されるのである。
【0022】もっともこのようにセンサーとして位置検
知型タッチセンサーを用いた場合には、図4に示す視覚
センサーの場合と異なり、3個の給糸体について位置認
識をする必要がある。なお、上記の例において、接触を
感知するリミットスイッチ等のタッチセンサーに代え
て、給糸体との距離が一定距離になったことを感知する
ことができる近接スイッチを使用してもよい。
【0023】さて図4および図5に示す給糸体位置認識
作業の場合には給糸体そのものの位置をセンサーによっ
て認識している。しかし図6に示す例の場合には、傾斜
検知型タッチセンサーを用いてパレットの傾斜を検知し
ている。この場合のタッチセンサー31はタッチバーの
形状をしており、流体圧シリンダー32の出力軸の先端
に水平方向に回動可能に軸承されている。2個のセンサ
ー31が用いられており、これらの各センサーはタッチ
バーが2個の給糸体に当接したときに、各給糸体に接触
することができるように離間配置される。タッチバーの
軸承部分には、流体圧シリンダー32の出力軸に対する
タッチバーの傾斜角を検出することができる傾斜角セン
サーが設けられる。このセンサーとしては、例えばエン
コーダまたはポテンショメータ等が採用できる。さら
に、流体圧シリンダー32には、その出力軸の進出量を
検知することができる進出量センサーが設けられる。こ
のセンサーとしては、リニアエンコーダ、リニアマグネ
ットスケール等が採用できる。
【0024】すなわちこの場合には、互いにパレットC
の直行方向に向けて配置された2つ流体圧シリンダー3
2を用い、各タッチバーをそれぞれ2個の給糸体に向け
て進出移動させる。その後、各タッチバーにおいて、2
個のタッチセンサー31がともに給糸体に接触した時点
の流体圧シリンダー32の進出量およびタッチバーの傾
斜角を、それぞれ読み取る。これらの検知位置信号か
ら、パレットCの実際の位置が把握できることになる。
【0025】この例では、2組の傾斜検知型タッチセン
サーを用いたが、そのうち1組を、前記の位置検知型タ
ッチセンサーに代えても、パレットCの実際位置を把握
することができる。なお、タッチバーは、給糸体に当接
させるのに代えて、パレットCの端面に当接させるよう
にしてもよく、この場合は、タッチバーには1個のタッ
チセンサー31を設ければ足りる。
【0026】さらに図7に示すのはセンサーとして距離
センサー31を用いた例である。この場合にはセンサー
と給糸体との間の距離Dが検知されるのである。原理的
には図4および図5に示す視覚センサーおよび位置検知
型タッチセンサーの場合と同様である。この場合も、一
つの距離センサー31をロボットハンド13により移動
させるようにしてもよいし、複数の距離センサー31を
固定配置しておいてもよい。以上の説明は、この発明
を、供給部が、すでに給糸体が積載されたパレットが配
置されたパレットステーションであって、この供給部か
らクリール等の受取部へ給糸体を移載する形態に適用し
たものである。しかし、この発明は、これとは逆に、受
取部が、いまだ給糸体が積載されていないパレットが配
置されるパレットステーションであって、他の供給部か
らこの受取部へ給糸体(使用済みの空の給糸体を含む)
を移載する形態にも適用できるものである。他の供給部
としては、例えば、パレットに積載すべき給糸体を製造
する工程部や、使用済みの空の給糸体を搭載したクリー
ル等がある。この形態においても、給糸体をパレットに
積載すべき積載位置は、以上の説明と同様にして演算器
51により算出することができるものである。もちろ
ん、この場合のセンサーの検知対象は、給糸体ではなく
給糸体が積載されるべきパレットの一部の部位となる。
すなわち、演算器51は、センサーからの検知位置信号
とパレット上に積載される各給糸体の位置関係を示す基
準位置信号とからパレット上の各給糸体の積載位置を算
出して積載位置信号を出力することができる。ここで、
積載位置および積載位置信号は。それぞれ、この発明で
いうところの登録位置および登録位置信号に相当するも
のである。
【0027】
【発明の効果】パレット上に配列されているまたは配列
されることになる給糸体の個数のいかんに拘わらず、制
御機構が給糸体移載作業ユニットを各給糸体の適正捕捉
位置または適正積載位置に順次移動するのに必要とされ
るセンサーの検知回数は最少2回で充分である。したが
って、従来のように捕捉積載作業毎に検知を行なう場合
に比べて、給糸体の位置認識作業時間が大幅に短縮さ
れ、ひいては準備作業全体の作業効率が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロボットシステムの一例を示す斜視
図である。
【図2】それに用いられる制御系の一例を示すブロック
線図である。
【図3】この発明のロボットシステムにおける給糸体の
基準位置と検知位置との関係を示す説明平面図である。
【図4】この発明のロボットシステムによる給糸体位置
認識作業の一例を示す平面図である。
【図5】この発明のロボットシステムによる給糸体位置
認識作業の他の例を示す平面図である。
【図6】この発明のロボットシステムによる給糸体位置
認識作業の他の例を示す平面図である。
【図7】この発明のロボットシステムによる給糸体位置
認識作業の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ロボット 13 ロボットハンド 20 給糸体移載作業ユニット 22 チャック 31 センサー 50 制御系 51 演算器 52 基準位置信号設定器 53 制御機構 DS 検知位置信号 RS 基準位置信号 TS 登録位置信号 A 給糸体 C パレット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給部と受取部との間でロボットハンドに
    支持された給糸体移載作業ユニットにより給糸体を自動
    的に順次移載する基本構成であって、パレットの位置を
    代表する少なくとも2個の選択された検知対象の位置を
    検知して検知位置信号を出力するセンサーと、センサー
    から受けた検知位置信号とパレット上に積載される各給
    糸体の位置関係を示す基準位置信号とからパレット上の
    各給糸体の登録位置を算出して登録位置信号を出力する
    演算器と、登録位置信号を受けて給糸体移載作業ユニッ
    トを各給糸体の登録位置に順次移動させる制御機構とを
    含んでなることを特徴とする織布準備工程における給糸
    体移載ロボットシステム。
  2. 【請求項2】前記の検知対象がパレット上の給糸体であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のロボットシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記の検知対象がパレットの部位であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  4. 【請求項4】前記の供給部がパレットステーションであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のロボットシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記の受取部がパレットステーションであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のロボットシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記のセンサーが視覚センサーであること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  7. 【請求項7】前記のセンサーがタッチセンサーであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
JP2592393A 1993-01-22 1993-01-22 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム Pending JPH06218681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2592393A JPH06218681A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2592393A JPH06218681A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06218681A true JPH06218681A (ja) 1994-08-09

Family

ID=12179305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2592393A Pending JPH06218681A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06218681A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007768A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Juki Corp 部品吸着方法及び装置
CN102583113A (zh) * 2012-03-08 2012-07-18 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 纱盘转运设备
CN105600427A (zh) * 2016-02-02 2016-05-25 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 筒子纱夹持装置
EP3578344A1 (en) * 2017-06-20 2019-12-11 Fameccanica.Data S.p.A. A method for automatically loading reels into an unwinding assembly

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007768A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Juki Corp 部品吸着方法及び装置
JP4664752B2 (ja) * 2005-06-30 2011-04-06 Juki株式会社 部品吸着方法及び装置
CN102583113A (zh) * 2012-03-08 2012-07-18 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 纱盘转运设备
CN105600427A (zh) * 2016-02-02 2016-05-25 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 筒子纱夹持装置
EP3578344A1 (en) * 2017-06-20 2019-12-11 Fameccanica.Data S.p.A. A method for automatically loading reels into an unwinding assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5187958A (en) Method of positioning a metal sheet for a sheetmetal working machine
US4971515A (en) Apparatus for moving individual sheets from a stack of sheets
US20060072988A1 (en) Transfer robot system
US4447697A (en) Weld gun repositioning system for programmable manipulator
US20040162639A1 (en) Workpiece conveying apparatus
JPS6216819A (ja) 金属板の精密折りたたみ方法および装置
CN1051493C (zh) 操纵方法和利用该方法的机械手
US4827757A (en) Robotized handling device and sheet metal bending system featuring the same
EP3676058B1 (en) Gripper for spools
US5392630A (en) Unit and method for feeding semifinished parts on to a forming machine, particularly a press
CN114131615A (zh) 基于视觉引导的机器人拆码垛系统及其拆垛和码垛方法
JPH06218681A (ja) 織布準備工程における給糸体移載ロボットシステム
JP4303411B2 (ja) トラッキング方法、及びトラッキングシステム
SK20994A3 (en) Method and device for ascertain a number of things on palette and their unloading
JP2001019165A (ja) ワークピッキング装置
JPS63120088A (ja) 無人搬送車搭載ロボツトの位置補正方法
CA2435226A1 (en) A manufacturing cell and a transfer and manipulating apparatus for work pieces
JP4056662B2 (ja) 外観検査装置
US20230303354A1 (en) Mobile reel transport device for component reel packaging system
JPS6161955B2 (ja)
EP1847491A1 (en) Detection and control system for large fruit crates, and method therefor
JP7213010B2 (ja) ロボットシステム及び搬送されているワークに対して作業を行う方法
GB2112961A (en) Corner angle portion detecting apparatus
JPH08224665A (ja) 全周自動加工装置
USRE34569E (en) Robotized handling device and sheet metal bending system featuring the same