JPH06217371A - スペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオフ方式 - Google Patents
スペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオフ方式Info
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- JPH06217371A JPH06217371A JP5020814A JP2081493A JPH06217371A JP H06217371 A JPH06217371 A JP H06217371A JP 5020814 A JP5020814 A JP 5020814A JP 2081493 A JP2081493 A JP 2081493A JP H06217371 A JPH06217371 A JP H06217371A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スペクトル拡散通信システムにおいて1系統
の受信機システムを有する端末を用いたソフトハンドオ
フを提供することを目的とする。 【構成】 端末(29)の位置変化に伴って1つのセル
/スポットビーム(30)を介した通信の品質が劣化し
ている間は、セル/スポットビーム(30)に隣接する
少なくとも1つ以上のセル/スポットビーム例えばセル
/スポットビーム(33)および(34)を介しても共
通の拡散コード及び共通の周波数を用いて変調した情報
信号を予め定められた送信時刻オフセットに従って送信
する。従って、端末(29)において1系統の受信機に
よるダイバーシティ受信(4,5,6)が可能となる。
また、1つの端末のソフトハンドオフに必要な拡散コー
ドは1つであるため、拡散コードの有効利用も可能とな
る。
の受信機システムを有する端末を用いたソフトハンドオ
フを提供することを目的とする。 【構成】 端末(29)の位置変化に伴って1つのセル
/スポットビーム(30)を介した通信の品質が劣化し
ている間は、セル/スポットビーム(30)に隣接する
少なくとも1つ以上のセル/スポットビーム例えばセル
/スポットビーム(33)および(34)を介しても共
通の拡散コード及び共通の周波数を用いて変調した情報
信号を予め定められた送信時刻オフセットに従って送信
する。従って、端末(29)において1系統の受信機に
よるダイバーシティ受信(4,5,6)が可能となる。
また、1つの端末のソフトハンドオフに必要な拡散コー
ドは1つであるため、拡散コードの有効利用も可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散通信シ
ステム、例えば符号分割多元接続(CDMA)方式を採用す
るセルラー電話システム及びマルチスポットビーム衛星
通信システムに関する。特に、通信を担当するセル及び
スポットビームの切り替え(ハンドオフ)方式に関す
る。
ステム、例えば符号分割多元接続(CDMA)方式を採用す
るセルラー電話システム及びマルチスポットビーム衛星
通信システムに関する。特に、通信を担当するセル及び
スポットビームの切り替え(ハンドオフ)方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】セルラー電話システム及びマルチスポッ
トビーム衛星通信システムではサービスを行う地域はそ
れぞれセル及びスポットビームと呼ばれる領域に分割さ
れ、端末は少なくとも1つのセル及びスポットビームを
介して通信を行う。端末、セルまたはスポットビーム
(以下、セルまたはスポットビームを「セル/スポット
ビーム」のように記述する。)、及び各セル/スポット
ビームを担当する基地局/ゲートウェイ地球局の概念図
を図8に示す。
トビーム衛星通信システムではサービスを行う地域はそ
れぞれセル及びスポットビームと呼ばれる領域に分割さ
れ、端末は少なくとも1つのセル及びスポットビームを
介して通信を行う。端末、セルまたはスポットビーム
(以下、セルまたはスポットビームを「セル/スポット
ビーム」のように記述する。)、及び各セル/スポット
ビームを担当する基地局/ゲートウェイ地球局の概念図
を図8に示す。
【0003】同図において、29は端末、30は端末2
9が在圏しており、故にその通信を担当しているセル/
スポットビーム、31、32、33、34、35、36
はセル/スポットビーム30に隣接するセル/スポット
ビーム、37、38、39及び40はそれぞれセル/ス
ポットビーム31と32、29と33、34と35及び
36を担当する基地局/ゲートウェイ地球局である。
9が在圏しており、故にその通信を担当しているセル/
スポットビーム、31、32、33、34、35、36
はセル/スポットビーム30に隣接するセル/スポット
ビーム、37、38、39及び40はそれぞれセル/ス
ポットビーム31と32、29と33、34と35及び
36を担当する基地局/ゲートウェイ地球局である。
【0004】ここで、各セル/スポットビームとそれを
担当する基地局/ゲートウェイ地球局とは必ずしも1対
1には対応せず、1つの基地局/ゲートウェイ地球局が
複数のセル/スポットビームを担当することもある。端
末29は在圏しているセル/スポットビーム30内にお
けるその位置が変化する。セル/スポットビーム内にお
ける端末の位置変化は、端末自身の移動によって生じ
る。また、周回衛星を用いたマルチスポットビーム衛星
通信システムにおいては、端末が一所に留まっている場
合にも衛星が地球を周回するため1つのスポットビーム
内における端末の位置は相対的に変化することになる。
担当する基地局/ゲートウェイ地球局とは必ずしも1対
1には対応せず、1つの基地局/ゲートウェイ地球局が
複数のセル/スポットビームを担当することもある。端
末29は在圏しているセル/スポットビーム30内にお
けるその位置が変化する。セル/スポットビーム内にお
ける端末の位置変化は、端末自身の移動によって生じ
る。また、周回衛星を用いたマルチスポットビーム衛星
通信システムにおいては、端末が一所に留まっている場
合にも衛星が地球を周回するため1つのスポットビーム
内における端末の位置は相対的に変化することになる。
【0005】端末29がセル/スポットビーム30の縁
に位置している場合、セル/スポットビーム30を介す
る通信の品質はセル/スポットビーム30の中央におい
て得られるものに比べて劣る。また、端末29の位置は
その後セル/スポットビーム31〜36内へと変化する
可能性があり、この場合には通信を介するセル/スポッ
トビームを切り替えなくてはならない。スペクトラム拡
散通信システム、例えば符号分割多元接続(CDMA)方式
を採用するセルラー電話システムやマルチスポットビー
ム衛星通信システムでは、セル/スポットビームの切り
替えによる通信回線の瞬断を防ぐためソフトハンドオフ
技術が用いられる。
に位置している場合、セル/スポットビーム30を介す
る通信の品質はセル/スポットビーム30の中央におい
て得られるものに比べて劣る。また、端末29の位置は
その後セル/スポットビーム31〜36内へと変化する
可能性があり、この場合には通信を介するセル/スポッ
トビームを切り替えなくてはならない。スペクトラム拡
散通信システム、例えば符号分割多元接続(CDMA)方式
を採用するセルラー電話システムやマルチスポットビー
ム衛星通信システムでは、セル/スポットビームの切り
替えによる通信回線の瞬断を防ぐためソフトハンドオフ
技術が用いられる。
【0006】具体的には、セル/スポットビーム30を
介して通信を行っていた端末29の位置変化により通信
の品質が劣化している間、隣接のセル/スポットビーム
31〜36の少なくとも1つ、例えばセル/スポットビ
ーム33及び34からも同じ情報を送信し、端末29に
おいてこれらをダイバーシティ受信する。すなわち端末
の位置の変化に伴う通信の品質は、端末への情報を複数
のセル/スポットビームを介して一時的に同時送信する
ことで保たれる。
介して通信を行っていた端末29の位置変化により通信
の品質が劣化している間、隣接のセル/スポットビーム
31〜36の少なくとも1つ、例えばセル/スポットビ
ーム33及び34からも同じ情報を送信し、端末29に
おいてこれらをダイバーシティ受信する。すなわち端末
の位置の変化に伴う通信の品質は、端末への情報を複数
のセル/スポットビームを介して一時的に同時送信する
ことで保たれる。
【0007】ところで、複数のセル/スポットビームを
介して同時送信された情報信号を端末においてダイバー
シティ受信する際には、各信号が分離可能でなくてはな
らない。従来技術においては、各セル/スポットビーム
毎に拡散コードもしくは周波数の少なくともどちらか一
方が他のセル/スポットビームとは異なるものを用いる
ことで端末で受信される信号を分離可能としている。
介して同時送信された情報信号を端末においてダイバー
シティ受信する際には、各信号が分離可能でなくてはな
らない。従来技術においては、各セル/スポットビーム
毎に拡散コードもしくは周波数の少なくともどちらか一
方が他のセル/スポットビームとは異なるものを用いる
ことで端末で受信される信号を分離可能としている。
【0008】端末の受信機システム構成例を図7に示
す。同図中、1、1' 及び1" は異なる拡散コードに対
応した整合フィルタ、2、2' 及び2" は情報信号の1
シンボル時間に対応した遅延器、3、3' 及び3" は乗
算器、4及び5は各信号の到達時刻に対応した遅延器、
6は合成/切り替え器である。
す。同図中、1、1' 及び1" は異なる拡散コードに対
応した整合フィルタ、2、2' 及び2" は情報信号の1
シンボル時間に対応した遅延器、3、3' 及び3" は乗
算器、4及び5は各信号の到達時刻に対応した遅延器、
6は合成/切り替え器である。
【0009】図7に示された通り、端末においては整合
フィルタ、遅延器、乗算器より構成される受信機を、ダ
イバーシティ受信を行うために用いるセル/スポットビ
ームの数に対応した系統数(本例においては3系統)だ
け具備しなくてはならない。以上示すように、複数のセ
ル/スポットビームを介して互いに異なる拡散コードま
たは周波数を用いて情報信号を同時送信すると、端末に
おいては複数系統の受信機が必要となるため端末を小さ
く設計することが困難となる。
フィルタ、遅延器、乗算器より構成される受信機を、ダ
イバーシティ受信を行うために用いるセル/スポットビ
ームの数に対応した系統数(本例においては3系統)だ
け具備しなくてはならない。以上示すように、複数のセ
ル/スポットビームを介して互いに異なる拡散コードま
たは周波数を用いて情報信号を同時送信すると、端末に
おいては複数系統の受信機が必要となるため端末を小さ
く設計することが困難となる。
【0010】また、同時送信に際して各セル/スポット
ビーム毎に異なる拡散コードを用いる場合には、1つの
端末につき同時送信を行うセル/スポットビーム数に対
応する数の拡散コードが必要となるため、拡散コードの
有効利用いう観点からみて好ましくない。
ビーム毎に異なる拡散コードを用いる場合には、1つの
端末につき同時送信を行うセル/スポットビーム数に対
応する数の拡散コードが必要となるため、拡散コードの
有効利用いう観点からみて好ましくない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するためになされたもので、複数のセ
ル/スポットビームを介し同じ拡散コード、同じ周波数
を用いて情報信号を同時送信し、セル/スポットビーム
のソフトハンドオフを1系統の受信機のみを有する端末
を用いて提供することを目的とする。
術の問題点を解決するためになされたもので、複数のセ
ル/スポットビームを介し同じ拡散コード、同じ周波数
を用いて情報信号を同時送信し、セル/スポットビーム
のソフトハンドオフを1系統の受信機のみを有する端末
を用いて提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、端末の
位置変化に伴って1つのセル/スポットビームを介した
通信の品質が劣化した際に、それまで通信を介していた
セル/スポットビームにおいて用いられているものと同
じ拡散コード及び同じ周波数を用いて拡散変調した情報
信号を、それまで通信を担当していたセルに隣接する少
なくとも1つのセルから予め定められた送信時刻オフセ
ットに従って送信し、端末においては複数のセル/スポ
ットビームを介して同時送信された情報信号を1系統の
受信機によりダイバーシティ受信し、その出力である情
報信号を得ることにある。
位置変化に伴って1つのセル/スポットビームを介した
通信の品質が劣化した際に、それまで通信を介していた
セル/スポットビームにおいて用いられているものと同
じ拡散コード及び同じ周波数を用いて拡散変調した情報
信号を、それまで通信を担当していたセルに隣接する少
なくとも1つのセルから予め定められた送信時刻オフセ
ットに従って送信し、端末においては複数のセル/スポ
ットビームを介して同時送信された情報信号を1系統の
受信機によりダイバーシティ受信し、その出力である情
報信号を得ることにある。
【0013】
【作用】本発明は、上述のように、1系統のみの受信機
を有する端末によるソフトハンドオフが可能となるた
め、端末のハードウェア規模の縮小化が図れる。また、
同時送信に用いるセル/スポットビームを介して送信さ
れる情報信号は同じ拡散コードを用いるので拡散コード
の有効利用にもつながる。
を有する端末によるソフトハンドオフが可能となるた
め、端末のハードウェア規模の縮小化が図れる。また、
同時送信に用いるセル/スポットビームを介して送信さ
れる情報信号は同じ拡散コードを用いるので拡散コード
の有効利用にもつながる。
【0014】
【実施例1】本発明の第1の実施例を図面につき説明す
る。
る。
【0015】本実施例において、情報信号は差動符号化
されているものとする。
されているものとする。
【0016】本発明を用いた端末の受信機システムの構
成例を図1に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、4及び5は各セルにおける送信時刻オフセット
を基に生じる到着時刻差に対応した遅延器、6は合成/
切り替え器である。図1における乗算器3の出力例を図
2に示す。同図中、7及び8は変調信号の到着時刻差、
9は情報信号の1シンボル時間、10、11、12、1
3、14及び15は検波された情報信号である。また、
本発明を用いたセル/スポットビームを介して送信する
変調信号の送信時刻オフセット例を図3に示す。同図に
おいて、7' および8' はセル/スポットビームを介し
て送信する変調信号の送信時刻オフセット、11' 、1
2' 、13' 、14' 、15' はセル/スポットビーム
を介して変調信号を送信する時刻を示している。
成例を図1に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、4及び5は各セルにおける送信時刻オフセット
を基に生じる到着時刻差に対応した遅延器、6は合成/
切り替え器である。図1における乗算器3の出力例を図
2に示す。同図中、7及び8は変調信号の到着時刻差、
9は情報信号の1シンボル時間、10、11、12、1
3、14及び15は検波された情報信号である。また、
本発明を用いたセル/スポットビームを介して送信する
変調信号の送信時刻オフセット例を図3に示す。同図に
おいて、7' および8' はセル/スポットビームを介し
て送信する変調信号の送信時刻オフセット、11' 、1
2' 、13' 、14' 、15' はセル/スポットビーム
を介して変調信号を送信する時刻を示している。
【0017】図8における端末29はある拡散コードで
変調された情報をセル/スポットビーム30を介して通
信している。端末29の位置がセル/スポットビーム3
0の縁に変化した場合、端末29及び基地局/ゲートウ
ェイ地球局38は例えば受信信号強度が小さくなること
で通信の品質が劣化したことを知る。通信品質の劣化に
より、端末29もしくは基地局/ゲートウェイ地球局3
8はハンドオフを要求する制御信号を送信する。ハンド
オフ要求制御信号に従って、現在端末29が在圏するセ
ル/スポットビーム30に隣接するセル/スポットビー
ム31〜36のうちの少なくとも1つのセル/スポット
ビームを介して同じ情報信号が同時送信される。
変調された情報をセル/スポットビーム30を介して通
信している。端末29の位置がセル/スポットビーム3
0の縁に変化した場合、端末29及び基地局/ゲートウ
ェイ地球局38は例えば受信信号強度が小さくなること
で通信の品質が劣化したことを知る。通信品質の劣化に
より、端末29もしくは基地局/ゲートウェイ地球局3
8はハンドオフを要求する制御信号を送信する。ハンド
オフ要求制御信号に従って、現在端末29が在圏するセ
ル/スポットビーム30に隣接するセル/スポットビー
ム31〜36のうちの少なくとも1つのセル/スポット
ビームを介して同じ情報信号が同時送信される。
【0018】例えばセル/スポットビーム33及びセル
/スポットビーム34を介して同時送信が行われるとす
ると、セル/スポットビーム33及び34を介して端末
29向きの情報信号は以下のようにして送信される。セ
ル/スポットビーム33及び34をそれぞれ担当する基
地局/ゲートウェイ地球局38及び39のうち、端末2
9向きの信号回線が接続されていない基地局/ゲートウ
ェイ地球局39に対して信号回線が接続される。さらに
基地局/ゲートウェイ地球局39には、セル/スポット
ビーム30を介した通信において用いられているものと
同じ拡散コード及び同じ周波数が割り当てられる。基地
局/ゲートウェイ地球局38及び39は割り当てられた
拡散コード、周波数及び予め割り当てられている図3に
おける送信時刻オフセット△1'及び△2'に従って情報信
号を変調し、時刻11' および12' さらに14' およ
び15' において送信する。
/スポットビーム34を介して同時送信が行われるとす
ると、セル/スポットビーム33及び34を介して端末
29向きの情報信号は以下のようにして送信される。セ
ル/スポットビーム33及び34をそれぞれ担当する基
地局/ゲートウェイ地球局38及び39のうち、端末2
9向きの信号回線が接続されていない基地局/ゲートウ
ェイ地球局39に対して信号回線が接続される。さらに
基地局/ゲートウェイ地球局39には、セル/スポット
ビーム30を介した通信において用いられているものと
同じ拡散コード及び同じ周波数が割り当てられる。基地
局/ゲートウェイ地球局38及び39は割り当てられた
拡散コード、周波数及び予め割り当てられている図3に
おける送信時刻オフセット△1'及び△2'に従って情報信
号を変調し、時刻11' および12' さらに14' およ
び15' において送信する。
【0019】送信時刻オフセットは、すべてのセル/ス
ポットビームにつき、これに隣接するすべてのセルに対
して予め定められている。但し、各送信時刻オフセット
の値はセル/スポットビーム内でマルチパス等により生
じる遅延広がりも大きな値に設定する。さて、端末29
は、セル/スポットビーム30、33及び34を通じて
同時送信された情報信号を受信する。
ポットビームにつき、これに隣接するすべてのセルに対
して予め定められている。但し、各送信時刻オフセット
の値はセル/スポットビーム内でマルチパス等により生
じる遅延広がりも大きな値に設定する。さて、端末29
は、セル/スポットビーム30、33及び34を通じて
同時送信された情報信号を受信する。
【0020】これらの情報変調信号は同じ拡散コード及
び同じ周波数で変調されているので、1つの整合フィル
タ1によって相関を取り、さらに1つの遅延器2及び乗
算器3によって検波を行うことが可能である。乗算器3
の出力は、セル/スポットビーム33を介して送信さ
れ、セル/スポットビーム30を介して得られる出力1
0及び13から到着時刻差△1 だけ遅延した出力11及
び14、さらにはセル/スポットビーム34を介して送
信され、出力10及び13から到着時刻差△2 だけ遅延
した出力12及び15の合成信号として得られる。
び同じ周波数で変調されているので、1つの整合フィル
タ1によって相関を取り、さらに1つの遅延器2及び乗
算器3によって検波を行うことが可能である。乗算器3
の出力は、セル/スポットビーム33を介して送信さ
れ、セル/スポットビーム30を介して得られる出力1
0及び13から到着時刻差△1 だけ遅延した出力11及
び14、さらにはセル/スポットビーム34を介して送
信され、出力10及び13から到着時刻差△2 だけ遅延
した出力12及び15の合成信号として得られる。
【0021】また、端末において情報信号を出力するま
での過程で雑音が混入することが考えられる。図2にお
いて△1 及び△2 はそれぞれセル/スポットビームによ
って異なる送信時刻オフセット△1'及び△2'に対応した
到着時刻差である。到着時刻差△1 及び△2 は送信時刻
オフセット△1'及び△2'の値とは一致しないが、各セル
毎に配備されたアンテナと端末の距離が等しく、かつセ
ル/スポットビーム内におけるマルチパスフェージング
の影響が低い場合、例えばマルチスポットビーム衛星通
信システムの場合には、到着時刻差△1 及び△2 は送信
時刻オフセット△1'及び△2'から容易に推定できる。
での過程で雑音が混入することが考えられる。図2にお
いて△1 及び△2 はそれぞれセル/スポットビームによ
って異なる送信時刻オフセット△1'及び△2'に対応した
到着時刻差である。到着時刻差△1 及び△2 は送信時刻
オフセット△1'及び△2'の値とは一致しないが、各セル
毎に配備されたアンテナと端末の距離が等しく、かつセ
ル/スポットビーム内におけるマルチパスフェージング
の影響が低い場合、例えばマルチスポットビーム衛星通
信システムの場合には、到着時刻差△1 及び△2 は送信
時刻オフセット△1'及び△2'から容易に推定できる。
【0022】さて、さらに乗算器3の出力は到着時刻差
にそれぞれ対応する遅延器4及び5を有する枝にも分配
される。遅延器4及び5を有する各枝ではそれぞれ到着
時刻差△1 、△2 をもって情報信号が抽出され合成/切
り替え器6において乗算器3の出力と共に合成される。
得られた情報信号出力は1つのセル/スポットビームを
介して得られる出力と比べ対雑音比が十分に改善された
信号となる。
にそれぞれ対応する遅延器4及び5を有する枝にも分配
される。遅延器4及び5を有する各枝ではそれぞれ到着
時刻差△1 、△2 をもって情報信号が抽出され合成/切
り替え器6において乗算器3の出力と共に合成される。
得られた情報信号出力は1つのセル/スポットビームを
介して得られる出力と比べ対雑音比が十分に改善された
信号となる。
【0023】以上示すように、スペクトル拡散通信シス
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行える。また
端末において必要な受信機は1系統だけである。
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行える。また
端末において必要な受信機は1系統だけである。
【0024】
【実施例2】本発明の第2の実施例を図面につき説明す
る。
る。
【0025】本実施例において情報信号は差動符号化さ
れているものとする。
れているものとする。
【0026】本発明を用いた端末の受信機システムの構
成例を図4に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、4及び5は各セルにおける送信時刻オフセット
を基に生じる到着時刻差に対応した遅延器、6は合成/
切り替え器、16、17及び18は信号強度判定器、1
9は信号強度の参照しきい値、20は信号強度に応じて
合成/切り替え器6の出力を制御する装置である。
成例を図4に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、4及び5は各セルにおける送信時刻オフセット
を基に生じる到着時刻差に対応した遅延器、6は合成/
切り替え器、16、17及び18は信号強度判定器、1
9は信号強度の参照しきい値、20は信号強度に応じて
合成/切り替え器6の出力を制御する装置である。
【0027】また、図4の乗算器3より得られる出力例
を図3に示す。同図中、7及び8は変調信号の到着時間
差、9は情報信号の1シンボル時間、10、11、1
2、13、14及び15は情報信号である。また、本発
明を用いたセル/スポットビームを介して送信する変調
信号の送信時刻オフセット例を図3に示す。同図におい
て、7' および8' はセル/スポットビームを介して送
信する変調信号の送信時刻オフセット、11' 、12'
、13' 、14' 、15' はセル/スポットビームを
介して変調信号を送信する時刻を示している。
を図3に示す。同図中、7及び8は変調信号の到着時間
差、9は情報信号の1シンボル時間、10、11、1
2、13、14及び15は情報信号である。また、本発
明を用いたセル/スポットビームを介して送信する変調
信号の送信時刻オフセット例を図3に示す。同図におい
て、7' および8' はセル/スポットビームを介して送
信する変調信号の送信時刻オフセット、11' 、12'
、13' 、14' 、15' はセル/スポットビームを
介して変調信号を送信する時刻を示している。
【0028】端末29のセル30/スポットビーム内に
おける位置変化に伴い、実施例1の場合と同様に、セル
/スポットビーム33及び34を介して同一の拡散コー
ド、同一の周波数で変調された情報信号が予め定められ
たオフセット7' および8'に従って送信され、端末2
9においては、セル/スポットビーム30、33及び3
4を介して送信された信号はそれぞれ到着時刻差0、△
1 及び△2 をもって受信されるものとする。
おける位置変化に伴い、実施例1の場合と同様に、セル
/スポットビーム33及び34を介して同一の拡散コー
ド、同一の周波数で変調された情報信号が予め定められ
たオフセット7' および8'に従って送信され、端末2
9においては、セル/スポットビーム30、33及び3
4を介して送信された信号はそれぞれ到着時刻差0、△
1 及び△2 をもって受信されるものとする。
【0029】乗算器3の出力は到着時刻差にそれぞれ対
応する遅延器4及び5を有する枝にも分配される。乗算
器3の出力、遅延器4及び5を有する各枝においてそれ
ぞれ到着時刻差△1 、△2 をもって抽出された出力は、
信号強度が信号強度判定器16、17及び18において
判定され制御装置20に入力される。乗算器3出力及び
遅延器を介した出力はしきい値19を満足する場合に合
成/切り替え器6において合成される。
応する遅延器4及び5を有する枝にも分配される。乗算
器3の出力、遅延器4及び5を有する各枝においてそれ
ぞれ到着時刻差△1 、△2 をもって抽出された出力は、
信号強度が信号強度判定器16、17及び18において
判定され制御装置20に入力される。乗算器3出力及び
遅延器を介した出力はしきい値19を満足する場合に合
成/切り替え器6において合成される。
【0030】本実施例で示した受信機システムでは、セ
ル/スポットビーム30、33及び34を介して得られ
た情報信号の全ての強度が小さい場合を除き、しきい値
以上の強度をもたない情報信号については合成/切り替
え器6には入力されない。実施例1おける受信機システ
ムでは受信した情報信号の信号強度の大小に関わらずす
べての信号を合成する、すなわち強度の小さい情報信号
についても合成の対象となるため、結果として得られる
情報信号における信号対雑音比がそれほど改善されない
可能性もある。
ル/スポットビーム30、33及び34を介して得られ
た情報信号の全ての強度が小さい場合を除き、しきい値
以上の強度をもたない情報信号については合成/切り替
え器6には入力されない。実施例1おける受信機システ
ムでは受信した情報信号の信号強度の大小に関わらずす
べての信号を合成する、すなわち強度の小さい情報信号
についても合成の対象となるため、結果として得られる
情報信号における信号対雑音比がそれほど改善されない
可能性もある。
【0031】本実施例における受信機システムでは信号
強度の大きいものについてのみ合成するので、実施例1
に比べ信号対雑音比の高い情報信号を得ることになる。
強度の大きいものについてのみ合成するので、実施例1
に比べ信号対雑音比の高い情報信号を得ることになる。
【0032】以上示すように、スペクトル拡散通信シス
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行え、また端
末においては必要な受信機は1系統だけである。
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行え、また端
末においては必要な受信機は1系統だけである。
【0033】
【実施例3】本発明の第3の実施例を図面につき説明す
る。
る。
【0034】本実施例において情報信号は差動符号化さ
れているものとする。
れているものとする。
【0035】本発明を用いた端末の受信機システムの構
成例を図5に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、21はある定められた時間Tmに関する情報信号
積分器、22は信号強度判定器である。また、図5の乗
算器3より得られる出力例を図6に示す。同図中、7及
び8はセル/スポットビームによって異なる送信時刻オ
フセットに対応した変調信号の到着時間差、9は情報信
号の1シンボル時間、10、11、12、13、14及
び15はセルを介して最短距離で端末に到達した変調信
号より得られる情報信号、23、24、25、26、2
7及び28はマルチパス伝搬路を経て端末に到達した変
調信号より得られる情報信号である。
成例を図5に示す。同図において、1は整合フィルタ、
2は情報信号の1シンボル時間に対応した遅延器、3は
乗算器、21はある定められた時間Tmに関する情報信号
積分器、22は信号強度判定器である。また、図5の乗
算器3より得られる出力例を図6に示す。同図中、7及
び8はセル/スポットビームによって異なる送信時刻オ
フセットに対応した変調信号の到着時間差、9は情報信
号の1シンボル時間、10、11、12、13、14及
び15はセルを介して最短距離で端末に到達した変調信
号より得られる情報信号、23、24、25、26、2
7及び28はマルチパス伝搬路を経て端末に到達した変
調信号より得られる情報信号である。
【0036】また、本発明を用いたセル/スポットビー
ムを介して送信する変調信号の送信時刻オフセット例を
図3に示す。同図において、7' および8' はセル/ス
ポットビームを介して送信する変調信号の送信時刻オフ
セット、11' 、12' 、13' 、14' 、15' はセ
ル/スポットビームを介して変調信号を送信する時刻を
示している。
ムを介して送信する変調信号の送信時刻オフセット例を
図3に示す。同図において、7' および8' はセル/ス
ポットビームを介して送信する変調信号の送信時刻オフ
セット、11' 、12' 、13' 、14' 、15' はセ
ル/スポットビームを介して変調信号を送信する時刻を
示している。
【0037】端末29のセル/スポットビーム30内に
おける位置変化に伴い、実施例1及び2の場合と同様
に、セル/スポットビーム33及び34を介して情報信
号が送信され、端末29においては、セル/スポットビ
ーム33及び34を介して送信され最短経路を経て受信
された信号はそれぞれ到着時刻差△1 及び△2 をもって
受信されたものとする。
おける位置変化に伴い、実施例1及び2の場合と同様
に、セル/スポットビーム33及び34を介して情報信
号が送信され、端末29においては、セル/スポットビ
ーム33及び34を介して送信され最短経路を経て受信
された信号はそれぞれ到着時刻差△1 及び△2 をもって
受信されたものとする。
【0038】乗算器3の出力をある定められた時間Tm内
に到着するすべての信号について加算する積分器にも入
力される。積分器21においては、ある定められた時間
内に到着するすべての信号、つまりセル/スポットビー
ムを介して直接端末に到達するもの、1つのセル/スポ
ットビームから送信されいくつかの異なる伝搬路を経て
端末に到着する、いわゆるマルチパス伝搬に対応する信
号23、24、25、26、27及び28もすべて加算
される。
に到着するすべての信号について加算する積分器にも入
力される。積分器21においては、ある定められた時間
内に到着するすべての信号、つまりセル/スポットビー
ムを介して直接端末に到達するもの、1つのセル/スポ
ットビームから送信されいくつかの異なる伝搬路を経て
端末に到着する、いわゆるマルチパス伝搬に対応する信
号23、24、25、26、27及び28もすべて加算
される。
【0039】時間Tmの値は大きいほどその時間内に含ま
れる多くの信号を積分器21において加算できるが、同
時に信号のない区間の雑音についても加算することにな
るので値の設定には十分注意しなくてはならない。ここ
で、互いに異なるセル/スポットビーム及び各セル/ス
ポットビーム内におけるマルチパスを経て受信される情
報信号を分離、ダイバーシティ合成するために送信時刻
オフセットの値は1つのセル/スポットビームにおける
遅延広がりよりも大きく設定する必要はあるが、各信号
の到着時刻差は端末において送信時刻オフセットの値を
知っておく必要はない。
れる多くの信号を積分器21において加算できるが、同
時に信号のない区間の雑音についても加算することにな
るので値の設定には十分注意しなくてはならない。ここ
で、互いに異なるセル/スポットビーム及び各セル/ス
ポットビーム内におけるマルチパスを経て受信される情
報信号を分離、ダイバーシティ合成するために送信時刻
オフセットの値は1つのセル/スポットビームにおける
遅延広がりよりも大きく設定する必要はあるが、各信号
の到着時刻差は端末において送信時刻オフセットの値を
知っておく必要はない。
【0040】さて、積分器21の出力及び乗算器3から
の出力は信号強度判定器22に入力され、乗算器3の直
接出力及び積分器21の出力のうち信号強度が大きいほ
うが選択・出力される。本実施例において示した受信機
システムは、マルチパスフェージングの影響の大きい場
合に有効である。
の出力は信号強度判定器22に入力され、乗算器3の直
接出力及び積分器21の出力のうち信号強度が大きいほ
うが選択・出力される。本実施例において示した受信機
システムは、マルチパスフェージングの影響の大きい場
合に有効である。
【0041】以上示すように、スペクトル拡散通信シス
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行え、また端
末においては必要な受信機は1系統だけである。
テムにおけるソフトハンドオフが、情報信号を同一の拡
散コード及び同一の周波数を用いて変調したものを複数
のセル/スポットビームを介して互いに異なる送信時刻
オフセットに従って送信することによって行え、また端
末においては必要な受信機は1系統だけである。
【0042】
【発明の効果】本発明では、複数のセル/スポットビー
ムを介して情報信号を同時送信する際に、同じ拡散コー
ド及び同じ周波数を用いて情報信号を変調したものを予
め定められた送信時刻オフセットに従って送信すること
により、1系統の受信機によるダイバーシティ受信を可
能としている。従って、端末のハードウェア縮小化、拡
散コードの有効利用が可能となる。
ムを介して情報信号を同時送信する際に、同じ拡散コー
ド及び同じ周波数を用いて情報信号を変調したものを予
め定められた送信時刻オフセットに従って送信すること
により、1系統の受信機によるダイバーシティ受信を可
能としている。従って、端末のハードウェア縮小化、拡
散コードの有効利用が可能となる。
【図1】本発明を適用した端末の受信機システムの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図2】本発明による端末の受信機システム構成例にお
ける遅延検波出力例を示す図である。
ける遅延検波出力例を示す図である。
【図3】本発明を適用した場合に複数のセル/スポット
ビームを介して情報信号を予め定められた時刻オフセッ
トに従って送信する概念図を示す図である。
ビームを介して情報信号を予め定められた時刻オフセッ
トに従って送信する概念図を示す図である。
【図4】本発明を適用した端末の受信機システムの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】本発明を適用した端末の受信機システムの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】本発明による端末の受信機システム構成例にお
ける遅延検波出力例を示す図である。
ける遅延検波出力例を示す図である。
【図7】スペクトル拡散通信システム/マルチスポット
ビーム衛星通信システムにおけるセル/スポットビー
ム、基地局/ゲートウェイ地球局の構成例を示す図であ
る。
ビーム衛星通信システムにおけるセル/スポットビー
ム、基地局/ゲートウェイ地球局の構成例を示す図であ
る。
【図8】従来技術による端末の受信システムの構成例を
示す図である。
示す図である。
1,1' ,1" 整合フィルタ 2,2' ,2" 遅延器 3,3' ,3" 乗算器 4,5 遅延器 6 合成/切り替え器 7,8 隣接セル/スポットビームより送信された変調
信号の到着時刻差 7' ,8' 隣接セル/スポットビームを介して変調信
号を送信する時刻オフセット 9 情報信号の1シンボル時間 10,11,12,13,14,15 セル/スポット
ビームを介して最短距離で端末に到達した変調信号より
得られる情報信号 10' ,11' ,12' ,13' ,14' ,15' セ
ル/スポットビームを介して変調信号を送信する時刻 16,17,18 信号強度判定器 19 参照しきい値 20 合成/切り替え器制御装置 21 ある定められた時間Tmに関する情報信号積分器 22 信号強度判定器 23,24,25,26,27,28 セル/スポット
ビームを介して送信され最短距離のものとは異なる伝搬
路を経て端末に到達した変調信号より得られる情報信号 29 端末及びその利用者 30,31,32,33,34,35,36 セル/ス
ポットビーム 37,38,39,40 基地局/ゲートウェイ地球局
信号の到着時刻差 7' ,8' 隣接セル/スポットビームを介して変調信
号を送信する時刻オフセット 9 情報信号の1シンボル時間 10,11,12,13,14,15 セル/スポット
ビームを介して最短距離で端末に到達した変調信号より
得られる情報信号 10' ,11' ,12' ,13' ,14' ,15' セ
ル/スポットビームを介して変調信号を送信する時刻 16,17,18 信号強度判定器 19 参照しきい値 20 合成/切り替え器制御装置 21 ある定められた時間Tmに関する情報信号積分器 22 信号強度判定器 23,24,25,26,27,28 セル/スポット
ビームを介して送信され最短距離のものとは異なる伝搬
路を経て端末に到達した変調信号より得られる情報信号 29 端末及びその利用者 30,31,32,33,34,35,36 セル/ス
ポットビーム 37,38,39,40 基地局/ゲートウェイ地球局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 109 A 7304−5K H04J 13/00 A 8949−5K (72)発明者 伊藤 泰彦 東京都新宿区西新宿2丁目3番2号国際電 信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 端末がセル内またはスポットビーム内で
割り当てられた拡散コードを用いて情報信号の通信を行
うスペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオ
フ方式であって、 セルまたはスポットビームと端末の相対的な位置変化に
よって生じる通信を介するセルまたはスポットビームの
切り替えに際して、該セルに隣接する少なくとも1つの
セルまたは該スポットビームに隣接する少なくとも1つ
のスポットビームを介して同一の情報信号を送信し、 端末においては該セル及び隣接する少なくとも1つのセ
ルまたは該スポットビーム及び隣接する少なくとも1つ
のスポットビームを介して情報信号を受信することで通
信を担当するセルあるいはスポットビームの切り替えを
行うソフトハンドオフ方式において、 該セルに隣接する少なくとも1つのセルまたは該スポッ
トビームに隣接する少なくとも1つのスポットビームを
介して送信する情報信号は、該セルまたは該スポットビ
ームを介して送信されるものと同じ拡散コード及び同じ
周波数で変調され、かつ予め定められた送信時刻オフセ
ットに従って送信され、 該端末においては、該セル及び隣接する少なくとも1つ
のセルまたは該スポットビーム及び隣接する少なくとも
1つのスポットビームを介して送信される情報信号を1
系統の受信機により受信することを特徴とするソフトハ
ンドオフ方式。 - 【請求項2】 請求項1に記載のソフトハンドオフにお
いて、予め隣接セルまたは隣接スポットビームに割り当
てられるものとして定められた送信時刻オフセットより
も長く定められたある時間内に端末に到達したすべての
情報信号を合成することを特徴とするソフトハンドオフ
方式。 - 【請求項3】 請求項1に記載のソフトハンドオフにお
いて、予め隣接セルまたは隣接スポットビームに割り当
てられるものとして定められた送信時刻オフセットより
も長く定められたある時間内に到達した情報信号のうち
のいくつかを合成することを特徴とするソフトハンドオ
フ方式。 - 【請求項4】 請求項1に記載のソフトハンドオフにお
いて、予め隣接セルまたは隣接スポットビームに割り当
てられるものとして定められた送信時刻オフセットより
も長く定められたある時間内に到達した情報信号の1つ
を抽出することを特徴とするソフトハンドオフ方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020814A JP2924536B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | スペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオフ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020814A JP2924536B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | スペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオフ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217371A true JPH06217371A (ja) | 1994-08-05 |
JP2924536B2 JP2924536B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12037512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5020814A Expired - Fee Related JP2924536B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | スペクトル拡散通信システムにおけるソフトハンドオフ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924536B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6628630B1 (en) | 1997-04-15 | 2003-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Spread spectrum communication method |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP5020814A patent/JP2924536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6628630B1 (en) | 1997-04-15 | 2003-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Spread spectrum communication method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2924536B2 (ja) | 1999-07-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990406 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |