JPH0621686B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH0621686B2
JPH0621686B2 JP63085167A JP8516788A JPH0621686B2 JP H0621686 B2 JPH0621686 B2 JP H0621686B2 JP 63085167 A JP63085167 A JP 63085167A JP 8516788 A JP8516788 A JP 8516788A JP H0621686 B2 JPH0621686 B2 JP H0621686B2
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heat exchanger
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combustion
burner
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秀幸 神野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湯沸器、給湯暖房器その他の給湯器具に適用さ
れる給湯装置に関する。
(従来の技術) 燃焼筐内部にフィン付通水パイプを有する熱交換器と、
その下方に位置して該熱交換器を加熱するバーナとを配
設した給湯装置では、燃焼ガス中に含まれる水蒸気によ
り排気通路等にドレンが生じたり、この水蒸気が湯気と
なって白煙が生じるという不具合があった。このような
不具合を解消しようとするものとして、例えば特開昭5
8−123020号公報により、燃焼筐の外周面を外筒
体で覆い、該燃焼筐と外筒体との間の空間を通過する空
気を燃焼筐から排出される燃焼ガスに混合させ、燃焼筐
の下流に連なる排気通路にドレンや白煙が生じないよう
にしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ドレンは排気通路のみならず燃焼筐内に配設された熱交
換器にも生じる。しかしながら、上記従来装置では燃焼
筐の出口部分で燃焼ガスに対して空気を混合させるた
め、熱交換器に生じるドレンを防止することができず、
熱交換器が腐蝕されたり、熱交換器に生じたドレンがバ
ーナに滴下してバーナの寿命を短くするという不具合を
解消することができない。尚、燃焼筐の途中に穴を開
け、この穴から空気を強制的に燃焼筐内に噴出させ燃焼
筐内部で燃焼ガスに空気を混合させることも考えられる
が、このような構成では燃焼筐の周壁近傍部分のみで中
心付近の所望する箇所に空気が到達しづらく、燃焼ガス
に対して空気を均一に混合させることができず、熱交換
器に生じるドレンを完全に防止することができない。
そこで、本発明は上記従来装置の不具合に鑑み、排気通
路のみならず熱交換器にドレンが生じない給湯装置を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、フィン付通水パイ
プを有する熱交換器と、該熱交換器を加熱するバーナ
と、該バーナよりの燃焼ガスに空気を混入する送気装置
とを備えるものにおいて、該熱交換器の燃焼ガスの流れ
方向略中間部に位置して、該フィンに、燃焼ガスの流れ
方向下流に空気を噴出する複数の空気噴出孔を列設させ
た空気導入パイプを貫設して該送気装置を構成したこと
を特徴とする。
(作 用) 燃焼ガスの流れ方向に沿って熱交換器の上流側半部で
は、燃焼ガスの温度は高温であるため該上流側半部には
ドレンは生じない。燃焼ガスが熱交換器を通過するに連
れフィンや通水パイプに熱を奪われ燃焼ガスの温度が低
下し、これに伴って相対湿度が増加するため、熱交換器
の下流側半部では燃焼ガスの露点以下に温度が下がリド
レンが生じる。そこで、熱交換器の略中間部分に空気噴
出孔を列設させた空気導入パイプを配設し、燃焼ガスの
流れ方向下流、すなわち熱交換器の下流側半部に空気を
噴出させ、この部分の燃焼ガスを空気で希釈して相対湿
度を低下させて燃焼ガスの露点をさげてドレンの発生を
防止する。
尚、この空気導入パイプを熱交換器のフィンに貫設し、
常に空気導入パイプを冷却して過熱による破損を防止す
るようにした。
(実施例) 第1図乃至第3図を参照して、1は給湯装置である湯沸
器の燃焼筐を示し、該燃焼筐1内には、通水パイプ2が
貫通する多数の吸熱フィン3を有する熱交換器4と、そ
の下方に位置して該熱交換器4を加熱する全一次式バー
ナ5とが設けられる。
該バーナ5は一次空気とガスとの混合気がファン6によ
り強制的に送気される構成とした。
該熱交換器4は該バーナ5に近い一次熱交換器4aと、該
バーナ5から離れた二次熱交換器4bとから成る二段の熱
交換器タイプとし、通水パイプ2にて一次熱交換器4a側
から送り込まれる水を二次熱交換器4bから湯にして送り
出す構成とした。尚、本実施例の場合、一次熱交換器4a
の吸熱フィン3aの間隔を二次熱交換器4bの吸熱フィン3a
の間隔より広くしている。これは主として全一次燃焼に
よるCOの発生を抑止するための方法で一次熱交換器4aで
の吸熱量を少なくするためにこのように構成した。
そして一次熱交換器4aから二次熱交換器4bを通過した燃
焼ガスは、燃焼排気として燃焼筐1の上部の排気口1aか
ら外部に放出されるようにした。
図中7はファン6の吸込口6aに臨ませたノズル8に連な
るガス供給路を示す。
9は送気装置で、熱交換器4の燃焼ガスの流れ方向の略
中間部分に位置するように一次熱交換器4aの通水パイプ
2aに取り付けられた吸熱フィン3aに貫設され、燃焼ガス
の流れ方向下流に位置する二次熱交換器4b側に空気を噴
出するように複数の空気噴出孔10を列設させた銅製の空
気導入パイプ11で構成し、ファン12により送り込まれた
空気を燃焼筐1内の一次熱交換器4aと二次熱交換器4bと
の間の空間13に空気噴出孔10から噴出させるようにし
た。
このとき前述の如く一次熱交換器4aの吸熱フィン3aの間
隔は広いので空気噴出孔10を形成し易い。
かくするときは、上記空間13より下流の燃焼ガスが稀釈
され、露点温度を二次熱交換器4bの表面温度より下げる
ことができ、これにより二次熱交換器4bにドレンを生じ
ることがなくなる。このとき空気導入パイプ11は主とし
て一次熱交換器4aの通水パイプ2a内の水で冷却され、常
に空気導入パイプ11が過熱されないようにした。
尚、上記した実施例では空気導入パイプ11を第3図のよ
うに通水パイプ2aの真上に位置させたが、第4図のよう
に通水パイプ2a、2a間の空間の上方に位置させても良
い。両者を比較すると、ドレン防止の点では若干第3図
のものが有利となり、熱効率の点では若干第4図のもの
が有利となる。
上記した実施例ではファン12を、バーナ5の火勢を小に
してドレンが生じ易くなったとき、或いはセンサにより
ドレンが検知されたときのみ回転させて熱交換器4にド
レンが生じないようにするのが好ましい。
また、上記した実施例ではバーナ5に一次空気を供給す
るファン6と送気装置9のファン12とを別個のものとし
たが、第5図のように該ファン6により供給される燃焼
用空気の一部を、分配機構14を設けて空気導入パイプ11
に導くようにすれば、共通1個のファンとすることがで
きる。
第6図及び第7図は他の実施例を示すもので、この場合
には空気導入パイプ11を並列に設けて燃焼筐1内の全域
に亙って均等に空気が噴出されるようにすると共に、そ
の先端11a を排気口1aに臨ませ、その途中に開閉手段15
を設けた。また熱交換器4はその吸熱フィン3を、長フ
ィン31と短フィン32とを各々の一端をそろえて交互に並
べて構成し、長フィン31のみから成りフィンの間隔が広
い他端側をバーナ5の側に、長フィン31と短フィン32と
から成りフィンの間隔が狭い一端側を下流側とした。こ
れによれば、空気導入パイプ11に常に空気を流し続け、
空気噴出孔10からの空気の噴出を必要とするときには開
閉手段15を閉じ、あまり空気の噴出を必要としないとき
には、開閉手段15を開いて空気を排気口1a近傍に排出
し、熱交換器4での熱効率を損なうことなく排気口1aよ
りの燃焼ガスの温度を低下できる。
以上は熱交換器4のドレン防止について説明したが、こ
のように空気を混入することによって熱交換器4の通水
パイプ2内での水の沸騰を防止でき、したがって沸騰に
より生じた気泡が消滅する、いわゆるキャビテーション
による騒音を防止できる。また給湯能力を下げるべくバ
ーナ5の火勢を小にしても安定な状態で燃焼させるため
にはある程度以上に炎を小さくできないが、この時熱交
換器4の周囲の燃焼ガスに空気を混入させ燃焼ガスの温
度を低下させることにより熱交換器に燃焼ガスから伝達
される熱量を低下させ給湯能力の下限値を下げることに
よりその分湯能力を広範囲に調節して使用することがで
き、さらに白煙の発生を防止できる。
また、バーナ5の燃焼停止後の一定時間空気噴出孔10か
らの空気の噴出を継続すれば、熱交換器4内の水が余熱
で高温になる、いわゆる後沸きを軽減することができ
る。
(発明の効果) 燃焼筐内に配設された熱交換器の所望する部分、すなわ
ちドレンの生じやすい部分に到達する燃焼ガスに空気を
混合させ、燃焼筐の下流に連結する排気通路のみならず
熱交換器にもドレンが生じないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を湯沸器に適用した場合の第1実施例を
示す截断正面図、第2図はそのII−II線断面図、第3図
はその要部の截断側面図、第4図は空気導入パイプの他
の配置例を示す截断側面図、第5図は本発明を湯沸器に
適用した場合の第2実施例を示す截断正面図、第6図は
本発明を湯沸器に適用した場合の第3実施例を示す截断
正面図、第7図はその VII−VII 線断面図である。 2、2a、2b……通水パイプ 3、3a、3b、31、32……吸熱フィン 4、4a、4b……熱交換器 5……バーナ 9……送気装置 10……空気噴出孔 11……空気導入パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィン付通水パイプを有する熱交換器と、
    該熱交換器を加熱するバーナと、該バーナよりの燃焼ガ
    スに空気を混入する送気装置とを備えるものにおいて、
    該熱交換器の燃焼ガスの流れ方向略中間部に位置して、
    該フィンに、燃焼ガスの流れ方向下流に空気を噴出する
    複数の空気噴出孔を列設させた空気導入パイプを貫設し
    て該送気装置を構成したことを特徴とする給湯装置。
JP63085167A 1988-04-08 1988-04-08 給湯装置 Expired - Fee Related JPH0621686B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030858A1 (ja) 2009-09-11 2011-03-17 ダイキン工業株式会社 集光フィルム並びにその製造方法、集光素子、太陽電池、及び集光方法
CN107560165A (zh) * 2017-10-11 2018-01-09 苏州和必尔斯电子科技有限公司 一种多炉膛加热型环保热水器

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