JPH06216831A - 携帯型文字通信音声合成装置 - Google Patents

携帯型文字通信音声合成装置

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JPH06216831A
JPH06216831A JP50A JP600093A JPH06216831A JP H06216831 A JPH06216831 A JP H06216831A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 600093 A JP600093 A JP 600093A JP H06216831 A JPH06216831 A JP H06216831A
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JP
Japan
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voice
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word
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Pending
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JP50A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Noto
広之 野戸
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機密を要する内容の受信時には音声合成を禁
止したり、特定の単語を別の単語に読みかえることによ
り、通信内容の機密を保持しながら使用者に対する情報
伝達を円滑に行うことを可能とする。 【構成】 発信局からの受信情報中に音声合成による読
み上げ禁止命令が含まれる場合には、受信情報が文字表
示装置107により使用者に通知され、読み上げ禁止命
令を使用しない場合にも、音声合成装置120による受
信情報の読み上げを行なう際に、使用者が予め設定した
特定の単語については別の単語に変換して音声出力され
るので、受信情報が使用者以外の第3者に漏洩する事な
く通知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯型文字通信音声
合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯型文字通信音声合成装置、い
わゆるページャ(ポケットベル)は無線通信によって受
信した文字情報を表示出力するものであった。従来の携
帯型文字通信音声合成装置の構成を図9により説明す
る。図において、500は受信アンテナ、503は音声
合成装置、505は受信装置、507は文字表示装置、
550は電池及び電源回路である。
【0003】図示しない発信局から発信された電波は、
受信アンテナ500によって受信され、受信装置505
によって増幅・復調・復号化され、文字符号に変換され
る。文字符号は、音声合成装置503に入力され、使用
者に対して文字の受信を音声に変換して報知する。ま
た、文字符号は文字表示装置507に送られ、文字符号
に対応した文字が装置の外部に表示される。使用者は音
声合成によって受信を知り、音声合成装置503による
音声合成音を聞いたり、文字表示装置507の文字を読
むことによって通信の内容を知ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型文字通信音声合成装置では、受信内容を音声に変
換して報知するため、使用者以外の周囲の人に対しても
受信内容が聞えてしまい、このため、機密を要する内容
の通信ができないという欠点があった。
【0005】この発明は、従来の携帯型文字通信音声合
成装置では機密を要する内容の通信ができないという欠
点を除去し、機密を要する内容の受信時には音声合成を
禁止したり、特定の単語を別の単語に読みかえることに
より、通信内容の機密を保持しながら、使用者に対する
情報伝達を円滑に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、発信局からの電波を受信し文字符号
に変換する受信装置及び音声合成装置及び文字表示装置
を備えた携帯型文字通信音声合成装置において、前記文
字符号の音声合成による読み上げを禁止する読み上げ禁
止命令を受信した場合には受信内容の音声による通知を
禁止して文字表示のみで使用者に通知することを特徴と
する。第2の発明は、前記課題を解決するために、発信
局からの電波を受信し文字符号に変換する受信装置及び
音声合成装置を備えた携帯型文字通信音声合成装置にお
いて、使用者が予め設定した特定の単語を別の単語に変
換して音声合成を行なうことを特徴とする。
【0007】
【作用】第1の発明によれば、発信局からの受信情報中
に音声合成による読み上げ禁止命令が含まれる場合に
は、受信情報が文字表示装置により使用者に通知され、
音声による通知は禁止される。また、第2の発明によれ
ば、音声合成装置による受信情報の読み上げが行なわれ
る際に使用者が予め設定した特定の単語については別の
単語に変換されて、音声出力されるので、何れの発明に
よっても受信情報が使用者以外の第3者に漏洩する事が
なく、前記課題が解決されるのである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の携帯型文字通信音声合成装置
の構成を示したブロック図である。図において、100
は受信アンテナであり、図示しない発信局から受信され
た電波を受信する。105は受信装置であり、受信アン
テナで受信した電波を増幅・復調・符号化し、文字符号
に変換する。110は受信情報読み出し装置であり、受
信装置が受信した文字符号を音声合成装置120に送
る。107は文字表示装置であり、使用者に対して受信
内容を目視によって確認する際に文字を表示する。12
0は音声合成装置であり、文字コード列に対して自動的
に読みとアクセントを付与し、音声として合成出力する
ものである。130はスピーカであり、音声波形の電気
信号を音波に変換する。140は操作制御装置であり、
使用者が音声合成したい情報を選択するためのものであ
る。150は電池及び電源回路であり、人間が携帯可能
な大きさで受信アンテナ100、受信情報読み出し装置
105、音声合成装置120、スピーカ130、操作制
御装置140がそれぞれ必要な時間だけ動作するに充分
な電力量を供給する。
【0009】本発明では全ての装置の大きさ、総重量は
人間が機械などの助け無しに持ち運べるだけのものでな
ければならない。このため、本実施例では受信アンテナ
100は通常のページャと同程度の大きさとし、スピー
カ130はイヤホーン、電池は単3型乾電池とし、受信
情報読み出し装置110、音声合成装置120、操作制
御装置140はマイクロプロセッサシステムとして一体
化し、装置全体を小型化している。
【0010】次に、受信情報読み出し装置110、音声
合成装置120、操作制御装置140の構成について図
2により説明する。200は受信装置105のインター
フェースに適合するコネクタである。210は受信装置
105に対して受信する帯域やチャネルの切り換えを指
定し、読み出した文字コード列の通りにマイクロプロセ
ッサ230のデータバスを駆動するための駆動バッファ
である。215は操作スイッチであり、マイクロプロセ
ッサ230に対して受信条件の設定や出力の中止の指示
等を行う為の情報を与える。220はプログラムメモリ
であり、マイクロプロセッサ230の動作手順を格納し
ている。230は32ビットの多機能を持ったマイクロ
プロセッサであり、プログラムメモリ220に格納され
た動作手順に従って動作する。240はマイクロプロセ
ッサ230が処理の途中結果を格納するための作業用メ
モリである。本発明では小型で大容量のダイナミックR
AMを用いる。250は音声合成処理の時に文字列から
読みとアクセントを決定するための辞書を格納した辞書
メモリである。260は音声合成処理の際に音声波形を
計算するための音声素片を格納した素片メモリである。
270は音声合成処理によって完成した音声波形の数値
を波形に変換するDA変換器である。280は折り返し
歪を取り除く為のローパスフィルタである。290はス
ピーカ130を駆動するためのアンプである。
【0011】次に、本実施例で用いる多機能マイクロプ
ロセッサ230のチップ内部の構成の一例を図3により
説明する。300はマイクロプロセッサのコア部分であ
り、モトローラ社の68010マイクロプロセッサに相
当する機能を持つ。310はDMAモジュールであり、
2チャンネルの入出力或いはメモリに対するデータ転送
機能を持つ。本実施例では、第1のDMAチャネルは音
声合成波形の数値データを作業用メモリ240からDA
変換器270に転送する機能を果たし、第2のDMAチ
ャネルはダイナミックRAMで構成される作業用メモリ
240のリフレッシュを行う。320はタイマモジュー
ルであり、2チャンネルのタイマ機能をもつ。本実施例
では、第1のタイマチャネルはDA変換器の波形出力の
タイミング信号の発生に使用し、第2のタイマチャネル
は第1のDMAチャネルに対する転送リクエスト信号の
発生に使用する。330は汎用入出力モジュールであ
り、操作スイッチ215のうち、どのスイッチが押下さ
れたかを検出する機能を持つ。340はプログラムメモ
リ220、作業用メモリ240、辞書メモリ250、素
片メモリ260、DA変換器270との間のデータのや
りとりを行う為の外部バスインターフェースである。こ
のように多くの機能を持つ1個のマイクロプロセッサを
用い、音声合成の為の処理をチップ内の各機能に分担さ
せることによって、装置の大きさを携帯可能なものとし
ている。以上の構成は後述の発信局のテキスト送信処理
手順及びマイクロプロセッサの処理手順に関する第1及
び第2の実施例について共通の構成である。
【0012】次に、文字通信の発信局におけるテキスト
送信処理の処理手順の第1の実施例を図4を用いて説明
する。図4において、S90からS95は処理のステッ
プを表す。S90で処理を開始し、S91で送信するテ
キストの内容を決める。S92では、テキストの内容が
他人に知られたくない機密事項を含むか否かを判断す
る。もし機密事項を含んでいなければS94に進み、機
密事項を含むテキストの場合はS93でテキストの送信
に先立ち音声合成による通知を禁止する命令を特殊な文
字符号列として送り、S94に進む。S94では送信す
るテキストをそのまま送信する。S95は終了である。
【0013】次に、携帯型文字通信音声合成装置におけ
るテキスト受信処理の第1の実施例に対応するマイクロ
プロセッサ230の処理手順の第1の実施例を図5を用
いて説明する。図5において、S100からS107は
処理のステップを表す。S100で処理を開始し、S1
01では装置全体の初期化を行う。S102では発信局
からの電波が受信されるのを待ち、S103では受信し
たテキストを受信装置105から読み出す。S104で
は受信したテキストの中に音声合成出力を禁止する命令
があるか否かを判断し、音声合成による出力を禁止する
命令が含まれていたらS106においてテキストを文字
表示装置のみに表示し、S107に進む。音声合成によ
る通知を禁止する命令が含まれていなければ、S105
においてテキストを音声に変換して音声合成出力し、S
107に進む。S107では操作スイッチが新たに押下
されたか否かを判定し、押下されていればS102に戻
り発信局からの新たな電波が受信されるまで待機する。
もし押下されていなければ同じテキストを再度音声合成
するために処理S104に戻る。このような処理手順に
よれば、発信局において機密事項と判断したテキストは
音声で通知されることがないため、通信内容の機密情報
の第3者への漏洩を防止できる。
【0014】図6は文字通信の発信局におけるテキスト
送信処理の処理手順の第2の実施例を示したものであ
る。図6において、S80からS86は処理のステップ
を表す。S80で処理を開始し、S81で送信するテキ
ストの内容を決める。S82では、テキストの内容が他
人に知られたくない機密事項を含むか否かを判断する。
もし機密事項を含んでいなければS85に進み、機密事
項を含むテキストの場合はS83で受信する使用者が持
っている後述の読み変え単語で表現することにより機密
を守れるか否かの判定を行なう。読み変えによって機密
が守れると判断した場合はS85に進み、読み変えによ
っても機密が守れないと判断した場合には、機密保持の
ために送信をあきらめS86で処理を終了する。S85
では送信するテキストをそのまま送信する。S86は終
了である。
【0015】次に、携帯型文字通信音声合成装置におけ
るテキスト受信処理の第2の実施例に対応するマイクロ
プロセッサ230の処理手順の第2の実施例を図7を用
いて説明する。図7において、S0からS5は処理のス
テップを表す。S0で処理を開始し、S1では装置全体
の初期化を行う。S2では発信局からの電波が受信され
るのを待ち、S3では受信したテキストを受信装置10
5から読み出す。S4においてテキストを音声に変換し
て音声合成出力し、S5に進む。尚、本実施例では、後
述のような読み変え処理を含むテキスト音声変換処理に
よって、機密事項を含むテキストでも即座に使用者に伝
達できるような構成としている。S5では操作スイッチ
が新たに押下されたか否かを判定し、押下されていれば
S2に戻り発信局からの新たな電波が受信されるまで待
機する。もし押下されていなければ同じテキストを再度
音声合成するために処理S4に戻る。
【0016】次に、前記第2の実施例における読み変え
処理を含むテキスト音声変換処理について、図8及び表
1を用いて説明する。表1は、携帯型文字通信音声合成
装置の内部(図2における作業用メモリ240あるいは
辞書メモリ250を用いるのが好適である)に記憶され
た単語変換対応表の一例を示したものである。単語変換
対応表において、左側の単語はテキストの原文に用いら
れる原文単語であり、機密を要するような単語である。
また、右側の単語は各々の単語に対して使用者のみが理
解し得る読み変え単語であり、予め使用者によって定め
られ、表に示すように記憶されている。
【0017】
【表1】
【0018】図8は読み変え処理を含むテキスト音声変
換処理の手順を示すフローチャートであり、図7におけ
る処理S4を詳しく説明したものであり、S60からS
65は処理の手順を示す。S60は処理の開始である。
S61では、先ず入力したテキストを最長一致法等の形
態素解析法によって単語に分割する。S62は、本発明
の特徴の一つとなる処理であり、機密を要する単語に別
の読みを付加する為の処理である。ここでは、分割され
た各々の単語について、機密を要する単語であるか否か
を表1のような単語変換対応表を用いて検索し、もし該
当する単語があれば、代わりの読み変え単語に変換す
る。S63では、各単語に読みとアクセントを付与す
る。S64では読みに対応した音声波形をアクセントに
対応した基本周波数で重ね合わせ、出力する。尚、S6
1、S63、S64において用いる手法は前述の手法に
限定されるものではなく、形態素解析の手法や音声波形
の作成方法は他の代替方法を用いても全くさしつかえな
い。
【0019】例えば、次のような機密を要する例文があ
ったとする。「X株式会社との取引においてはY株式会
社に比べて接待費の負担が大きいため、原価を下げるた
めにもY株式会社の方を優先すべきだ。」これにたいし
ては、例えば次のような読み変えが自動的に行われる。
「A社との取引においてはT組織に比べてN費用の負担
が大きいため、B費用を下げる為にもT組織の方を優先
すべきだ。」この読み変えによって、携帯型文字通信音
声合成装置が不意に発声した音声が、たとえX株式会社
の人間に聞かれたとしても、内容は使用者にしか理解で
きないため、機密を守ることができる。
【0020】以上2つの実施例について各々説明した
が、これらを組み合わせることにより、より好適な携帯
型文字通信音声合成装置が実現可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、携帯型文字通信音声合成装置の受信内容が機
密を要する内容である場合には音声合成による報知が禁
止され、文字表示のみで通知されるので、使用者以外の
第3者にその内容が漏れることがない。また、第2の発
明によれば、受信内容中の機密を必要とする単語は使用
者のみが理解できる別の単語に変換されて音声合成され
るため、即座に連絡をとりたい場合などにも受信内容の
漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の携帯型文字通信音声合成装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】実施例の携帯型文字通信音声合成装置の具体的
な構成を示すブロック図である。
【図3】実施例におけるマイクロプロセッサの内部構成
を示すブロック図である。
【図4】発信局のテキスト送信処理の処理手順の第1の
実施例を示すフローチャートである。
【図5】マイクロプロセッサの処理手順の第1の実施例
を示すフローチャートである。
【図6】発信局のテキスト送信処理の処理手順の第2の
実施例を示すフローチャートである。
【図7】マイクロプロセッサの処理手順の第2の実施例
を示すフローチャートである。
【図8】テキスト音声変換処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】従来の携帯型文字通信音声合成装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
100 受信アンテナ 105 受信装置 107 文字表示装置 110 受信情報読みだし装置 120 音声合成装置 130 スピーカ 140 操作制御装置 150 電池、及び電源回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信局からの電波を受信し文字符号に変
    換する受信装置及び音声合成装置及び文字表示装置を備
    えた携帯型文字通信音声合成装置において、 前記文字符号の音声合成による読み上げを禁止する読み
    上げ禁止命令を受信した場合には受信内容の音声による
    通知を禁止して文字表示のみで使用者に通知することを
    特徴とする携帯型文字通信音声合成装置。
  2. 【請求項2】 発信局からの電波を受信し文字符号に変
    換する受信装置及び音声合成装置を備えた携帯型文字通
    信音声合成装置において、 使用者が予め設定した特定の単語を別の単語に変換して
    音声合成を行なうことを特徴とする携帯型文字通信音声
    合成装置。
JP50A 1993-01-18 1993-01-18 携帯型文字通信音声合成装置 Pending JPH06216831A (ja)

Priority Applications (1)

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JP50A JPH06216831A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 携帯型文字通信音声合成装置

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JP50A JPH06216831A (ja) 1993-01-18 1993-01-18 携帯型文字通信音声合成装置

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