JPH06214834A - 履歴情報管理方法 - Google Patents

履歴情報管理方法

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JPH06214834A
JPH06214834A JP5007077A JP707793A JPH06214834A JP H06214834 A JPH06214834 A JP H06214834A JP 5007077 A JP5007077 A JP 5007077A JP 707793 A JP707793 A JP 707793A JP H06214834 A JPH06214834 A JP H06214834A
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JP5007077A
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Kazuo Shibuya
和夫 澁谷
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理システムにおける履歴情報管理方法
に関し、情報処理システムによるプログラムモジュール
の実行順序を、極力短時間に労力少なく決定可能とする
ことを目的とする。 【構成】 異なる階層に所属するプログラムモジュール
(100)に実行が移行する度に、移行元および移行先
のプログラムモジュール(100)を記録する階層間履
歴情報(HD)を作成し、作成された前記各階層間履歴
情報(HD)を情報処理システム全体で作成順に配列
し、情報処理システムに障害が発生した場合に、作成さ
れた階層間履歴情報(HD)を配列順に参照することに
より、プログラムモジュール(100)の実行順序を、
現在から過去に遡って追跡する様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムにおけ
る履歴情報管理方法に関し、特に複数の階層に分散して
所属する複数のプログラムモジュールを、所定の順序で
実行する情報処理システムにおいて、プログラムモジュ
ールの実行順序を追跡する履歴情報管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は本発明の対象となるプログラムモ
ジュール群の一例を示す図であり、図4は従来ある履歴
情報管理方法の一例を示す図であり、図5は本発明の対
象となる階層間履歴情報の一例を示す図である。
【0003】図3において、本発明の対象となる情報処
理システムが所要の機能を実現する為に、情報処理装置
(1)〔一般にハードウェアと称されている〕は複数の
プログラムモジュールを順次実行する。
【0004】情報処理装置(1)の実行する各プログラ
ムモジュールは、図3に示される如く、複数の階層に区
分されており、情報処理装置(1)と最も密接に関係す
る階層にはオペレーティングシステムモジュール(2)
が所属し、オペレーティングシステムモジュール(2)
の次に情報処理装置(1)と密接な関係にある階層には
利用プログラム共通モジュール(3)が所属し、最も情
報処理装置(1)と疎遠な関係にある階層には利用プロ
グラム個別モジュール(4)が所属する。
【0005】なお利用プログラム個別モジュール(4)
は、情報処理システムの具備する個別の機能に対応し
て、複数のプログラムモジュールが存在する。一方オペ
レーティングシステムモジュール(2)および利用プロ
グラム共通モジュール(3)は何れも一モジュールであ
り、情報処理システムの具備する総ての機能に関連す
る。
【0006】従って、オペレーティングシステムモジュ
ール(2)および利用プログラム共通モジュール(3)
が実行不能となった場合には、当該情報処理システムの
総ての機能が停止することとなるが、利用プログラム個
別モジュール(4)の一部が実行不能となった場合に
は、当該情報処理システムの具備機能の内、実行不能と
なったプログラムモジュールに関連する一部の機能が停
止することとなる。
【0007】この様な情報処理システムが動作する場合
には、情報処理装置(1)が各階層にある各プログラム
モジュールを所定の順序で順次実行する。情報処理シス
テムが動作中に、障害が発生した場合に、障害の発生し
たプログラムモジュールを検出し、罹障プログラムモジ
ュールを一旦実行停止させてから初期設定した後、再び
実行を開始させる、所謂再開処理を実行するが、オペレ
ーティングシステムモジュール(2)または利用プログ
ラム共通モジュール(3)を実行停止させることは、当
該情報処理システムの総ての機能を停止させることとな
り、影響範囲は極めて大きいが、個々の利用プログラム
個別モジュール(4)に再開処理を実行しても、当該情
報処理システムの一部の機能が停止するに留まり、影響
範囲は限定されることとなる。
【0008】従って、情報処理システムに障害が発生し
た場合には、障害発生時に実行中のプログラムモジュー
ルを検出すると共に、罹障プログラムモジュールが実行
される迄に実行された他のプログラムモジュールの実行
順序を過去に遡って追跡し、影響範囲の少ないプログラ
ムモジュールから順に再開処理を実行することが、情報
処理システムのサービス低下を極力限定する為に必要と
なる。
【0009】この様に、現在迄のプログラムモジュール
の実行順序を記録することが、障害発生時に最適な再開
処理を実行する為に重要となる。従来は、プログラムモ
ジュールの実行順序を記録する為に、図4に示される如
き履歴情報管理方法が採用されていた。
【0010】図4においては、図3に示される如きオペ
レーティングシステムモジュール(2)の階層、利用プ
ログラム共通モジュール(3)の階層、並びに各利用プ
ログラム個別モジュール(4)の階層が、階層(A)乃
至階層(N)と模型的に表現されており、各階層に所属
するオペレーティングシステムモジュール(2)、利用
プログラム共通モジュール(3)および各利用プログラ
ム個別モジュール(4)が、階層Aモジュール(1
A )乃至(10N )と模型的に表現されている。
【0011】例えば最初に情報処理システムが、階層
(A)に所属する階層Aモジュール(10A )を実行開
始し、階層Aモジュール(10A )の実行途中で階層
(B)に所属する階層Bモジュール(10B )に実行を
移行し、以下同様にして、階層(M)に所属する階層M
モジュール(10M )の実行途中で階層(N)に所属す
る階層Nモジュール(10N )に実行を移行し、階層
(N)の階層Nモジュール(10N )を実行終了する
と、階層(M)の階層Mモジュール(10M )に逆移行
し、以下同様にして、階層(B)の階層Bモジュール
(10B )を実行終了すると、階層(A)の階層Aモジ
ュール(10A )に逆移行するものとする。
【0012】かかる場合に、実行が異なる階層に存在す
るプログラムモジュール間を移行したことを記録する為
に、各階層間に階層間履歴情報生成部(20)が設けら
れており、移行が行われる度に、図5に示される如く、
移行元および移行先のプログラムモジュールに関する情
報〔移行元モジュール識別子(IDS )および移行先モ
ジュール識別子(IDD )〕を記録する階層間履歴情報
(HD)を作成してスタック格納部(30)に伝達し、
また逆移行が行われる度に、移行の際に作成した階層間
履歴情報(HD)を、スタック格納部(30)から取戻
し、廃棄している。
【0013】図4において、階層Aモジュール(1
A )から階層Bモジュール(10B )に実行が移行さ
れる際に、階層間履歴情報生成部(20AB)が移行元の
階層Aモジュール(10A )を識別する移行元モジュー
ル識別子(IDS )〔=10A 〕と、移行先の階層Bモ
ジュール(10B )を識別する移行先モジュール識別子
(IDD )〔=10B 〕とを含む階層間履歴情報(HD
AB)を作成し、以下同様にして、階層Mモジュール(1
M )から階層Nモジュール(10N )に実行が移行さ
れる際に、階層間履歴情報生成部(20MN)が移行元の
階層Mモジュール(10M )を識別する移行元モジュー
ル識別子(IDS )〔=10M 〕と、移行先の階層Bモ
ジュール(10N )を識別する移行先モジュール識別子
(IDD )〔=10N 〕とを含む階層間履歴情報(HD
MN)を作成し、それぞれスタック格納部(30)に伝達
し、また階層Nモジュール(10N )から階層Mモジュ
ール(10M )に実行が逆移行される際に、階層間履歴
情報生成部(20MN)が階層Mモジュール(10M )か
ら階層Nモジュール(10N )へ移行の際に作成した階
層間履歴情報(HDMN)をスタック格納部(30)から
取戻し、以下同様にして、階層Bモジュール(10B
から階層Aモジュール(10A )に実行が逆移行される
際に、階層間履歴情報生成部(20AB)が階層Aモジュ
ール(10A )から階層Bモジュール(10B )へ移行
の際に作成した階層間履歴情報(HDAB)をスタック格
納部(30)から取戻し、それぞれ廃棄する。
【0014】スタック格納部(30)は、各階層間履歴
情報生成部(20AB)乃至(20MN)から伝達される階
層間履歴情報(HDAB)乃至(HDMN)を、情報処理シ
ステムが各階層Aモジュール(10A )乃至階層Nモジ
ュール(10N )を実行する際に定まる実行レベル(L
1 )乃至(LX )に対応して設けられているスタック
(40L1)乃至(40LX)に分配し、伝達された順序に
格納し、また各階層間履歴情報生成部(20AB)乃至
(20MN)から取戻し要求が伝達された際に、各スタッ
ク(40L1)乃至(40LX)に格納されている階層間履
歴情報(HDAB)乃至(HDMN)を抽出し、取戻し要求
元の各階層間履歴情報生成部(20AB)乃至(20MN
に返送する。
【0015】なお情報処理システムの実行レベルは、プ
ログラムモジュールの階層とは無関係である為、各階層
間履歴情報生成部(20AB)乃至(20MN)と各スタッ
ク(40L1)乃至(40LX)とが一対一に対応しいる訳
でも無く、従って作成された階層間履歴情報(HDAB
乃至(HDMN)が、何れのスタック(40L1)乃至(4
LX)に格納されるかに規則性はない。
【0016】またスタック格納部(30)は、各階層間
履歴情報(HD)を各スタック(40)に格納する際
に、或る基準に従って順序番号(SN)を付与している
が、順序番号(SN)は、階層間履歴情報生成部(20
AB)乃至(20MN)から伝達される総ての階層間履歴情
報(HD)の作成順を明らかにするものでも無く、また
個々のスタック(40)に格納される階層間履歴情報
(HD)の順序を明らかにするものでも無く、作成され
た順序の多少とも参考となる程度のものである。
【0017】かかる状態で、情報処理システムに障害が
発生した場合に、情報処理システムは各スタック(4
0)に格納されている階層間履歴情報(HD)を抽出
し、各階層間履歴情報(HD)に記録されている移行元
モジュール識別子(IDS )および移行先モジュール識
別子(IDD )を辿り、且つ余り参考にはならないが順
序番号(SN)を一応参照し乍ら、階層間履歴情報(H
D)を作成順に配列することにより、階層Aモジュール
(10A )乃至階層Nモジュール(10N )の実行され
た順序を追跡した後、障害発生時に実行されていた罹障
プログラムモジュールと、罹障プログラムモジュールが
実行される迄に至る各プログラムモジュールとを確認
し、その中で最も影響範囲の少ないプログラムモジュー
ルから再開処理を実行する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある履歴情報管理方法においては、障害が
発生した場合に、各スタック(40)に格納されている
階層間履歴情報(HD)を抽出し、各階層間履歴情報
(HD)に含まれる移行元モジュール識別子(ID S
および移行先モジュール識別子(IDD )を主として参
照し、また順序番号(SN)も多少参考にし乍ら、階層
間履歴情報(HD)を作成順に配列することにより、各
プログラムモジュールの実行順序を確認し、再開処理の
対象とするプログラムモジュールを決定していたが、ス
タック格納部(30)による各階層間履歴情報(HD)
のスタック(40)への分配方法、並びに順序番号(S
N)の付与方法には規則性が見受けられない為、各階層
間履歴情報(HD)を作成順に配列する為に、多大の時
間と労力とを費やす結果となり、当該情報処理システム
の信頼性を損なう結果となる。
【0019】本発明は、情報処理システムによるプログ
ラムモジュールの実行順序を、極力短時間に労力少なく
決定可能とすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を示
す図である。図1において、100は、複数の階層に分
散して所属し、情報処理システムにより所定の順序で実
行される複数のプログラムモジュール、HDは、情報処
理システムにより作成される階層間履歴情報である。
【0021】
【作用】情報処理システムは、異なる階層に所属するプ
ログラムモジュール(100)に実行が移行する度に、
移行元および移行先のプログラムモジュール(100)
を記録する階層間履歴情報(HD)を作成し、作成され
た各階層間履歴情報(HD)を、情報処理システム全体
で作成順に配列して置く。
【0022】かかる状態で情報処理システムに障害が発
生した場合に、作成された階層間履歴情報(HD)を配
列順に参照することにより、プログラムモジュール(1
00)の実行順序を、現在から過去に遡って追跡する。
【0023】なお各階層間履歴情報(HD)は、実行順
序の参考となる順序情報を含ませることも考慮される。
従って、情報処理システムが作成する総ての階層間履歴
情報が作成順に配列される為、情報処理システムによる
プログラムモジュールの実行順序が直ちに明確となり、
再開処理の対象となるプログラムモジュールも容易に決
定可能となり、当該情報処理システムの信頼性が大幅に
向上する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図2は本発明の一実施例による履歴情報管理方法を
示す図である。なお、全図を通じて同一符号は同一対象
物を示す。また対象とする階層間履歴情報(HD)は図
5に示される通りとする。
【0025】図2においても、図1におけるプログラム
モジュール(100)として、それぞれ階層(A)乃至
階層(N)に所属する階層Aモジュール(10A )乃至
階層Nモジュール(10N )が示されている。
【0026】また情報処理システムが、各階層(A)乃
至階層(N)に所属する階層Aモジュール(10A )乃
至階層Nモジュール(10N )間に処理を移行させる際
に、それぞれ階層間履歴情報(HDAB)乃至(HDMN
を作成する階層間履歴情報生成部(20AB)乃至(20
MN)が設けられている。
【0027】一方、空きバッファ行列(60)には、各
階層間履歴情報生成部(20)により作成される各階層
間履歴情報(HD)を一つ宛格納可能な記憶容量を有す
る複数のバッファメモリ(70)が、一列に連結されて
いる。
【0028】図2および図5において、情報処理システ
ムが、最初に階層(A)に所属する階層Aモジュール
(10A )を実行開始し、階層Aモジュール(10A
の実行途中で階層(B)に所属する階層Bモジュール
(10B )に実行を移行し、以下同様にして、階層
(M)に所属する階層Mモジュール(10M )の実行途
中で階層(N)に所属する階層Nモジュール(10N
に実行を移行し、階層(N)の階層Nモジュール(10
N )を実行終了すると、階層(M)の階層Mモジュール
(10M )に逆移行し、以下同様にして、階層(B)の
階層Bモジュール(10 B )を実行終了すると、階層
(A)の階層Aモジュール(10A )に逆移行するもの
とする。
【0029】かかる場合に、階層Aモジュール(1
A )から階層Bモジュール(10B )に実行が移行さ
れる際に、階層間履歴情報生成部(20AB)が移行元の
階層Aモジュール(10A )を識別する移行元モジュー
ル識別子(IDS )〔=10A 〕と、移行先の階層Bモ
ジュール(10B )を識別する移行先モジュール識別子
(IDD )〔=10B 〕とを含む階層間履歴情報(HD
AB)を作成し、以下同様にして、階層Mモジュール(1
M )から階層Nモジュール(10N )に実行が移行さ
れる際に、階層間履歴情報生成部(20MN)が移行元の
階層Mモジュール(10M )を識別する移行元モジュー
ル識別子(IDS )〔=10M 〕と、移行先の階層Bモ
ジュール(10N )を識別する移行先モジュール識別子
(IDD )〔=10N 〕とを含む階層間履歴情報(HD
MN)を作成し、それぞれ階層間履歴情報配列部(80)
に伝達し、また階層Nモジュール(10N )から階層M
モジュール(10M )に実行が逆移行される際に、階層
間履歴情報生成部(20MN)が階層Mモジュール(10
M )から階層Nモジュール(10N )へ移行の際に作成
した階層間履歴情報(HDMN)を階層間履歴情報配列部
(80)から取戻し、以下同様にして、階層Bモジュー
ル(10B )から階層Aモジュール(10A )に実行が
逆移行される際に、階層間履歴情報生成部(20AB)が
階層Aモジュール(10A )から階層Bモジュール(1
B )へ移行の際に作成した階層間履歴情報(HDAB
を階層間履歴情報配列部(80)から取戻し、それぞれ
廃棄する。
【0030】階層間履歴情報配列部(80)は、階層間
履歴情報生成部(20AB)から階層間履歴情報(H
AB)を伝達されると、空きバッファ行列(60)から
空きバッファメモリ(70)を一つ切離し、伝達された
階層間履歴情報(HDAB)を格納した後、使用中バッフ
ァ行列(50)に伝達順に一列に連結し、以下同様にし
て、階層間履歴情報生成部(20MN)から階層間履歴情
報(HDMN)を伝達されると、空きバッファ行列(6
0)から空きバッファメモリ(70)を一つ切離し、伝
達された階層間履歴情報(HDMN)を格納した後、使用
中バッファ行列(50)に伝達順に一列に連結する。
【0031】なお階層間履歴情報配列部(80)は、各
階層間履歴情報(HD)をバッファメモリ(70)に格
納する際に、従来ある履歴情報管理方法におけると同様
に、或る基準に従って順序番号(SN)を付与している
が、順序番号(SN)は、前述の如く、階層間履歴情報
生成部(20AB)乃至(20MN)から伝達される総ての
階層間履歴情報(HD)の作成順を正しく示すものでは
無い。
【0032】また階層間履歴情報配列部(80)は、階
層間履歴情報生成部(20MN)から階層間履歴情報(H
MN)の取戻を要求された場合に、使用中バッファ行列
(50)に連結されている各バッファメモリ(70)
を、最後に連結されたものから逆順に検索し、取戻しの
対象となる階層間履歴情報(HDMN)が格納されている
バッファメモリ(70)を検出すると、使用中バッファ
行列(50)から切離し、格納されている階層間履歴情
報(HDMN)を抽出して取戻し要求元の階層間履歴情報
生成部(20MN)に返却し、また抽出後のバッファメモ
リ(70)は再び空き状態として空きバッファ行列(6
0)に連結し、以下同様にして、階層間履歴情報生成部
(20AB)から階層間履歴情報(HDAB)の取戻を要求
された場合に、使用中バッファ行列(50)に連結され
ている各バッファメモリ(70)を、最後に連結された
ものから逆順に検索し、取戻しの対象となる階層間履歴
情報(HDAB)が格納されているバッファメモリ(7
0)を検出すると、使用中バッファ行列(50)から切
離し、格納されている階層間履歴情報(HDAB)を抽出
して取戻し要求元の階層間履歴情報生成部(20AB)に
返却し、また抽出後のバッファメモリ(70)は再び空
き状態として空きバッファ行列(60)に連結する。
【0033】以上により、使用中バッファ行列(50)
には、現在実行完了していないプログラムモジュールに
関連する階層間履歴情報(HD)が、それぞれバッファ
メモリ(70)に格納されて、作成順に一列に連結され
ていることとなる。
【0034】かかる状態で、情報処理システムに障害が
発生した場合に、情報処理システムは使用中バッファ行
列(50)に連結されている各バッファメモリ(70)
に格納されている階層間履歴情報(HD)を、最後に連
結されたものから逆順に参照することにより、階層Aモ
ジュール(10A )乃至階層Nモジュール(10N )の
実行された順序を認識した後、障害発生時に実行されて
いた罹障プログラムモジュールと、罹障プログラムモジ
ュールが実行される迄に至る各プログラムモジュールと
を確認し、その中で最も影響範囲の少ないプログラムモ
ジュールから再開処理を実行する。
【0035】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、階層間履歴情報配列部(80)が、情報処理シ
ステム内の各階層間履歴情報生成部(20)が作成する
階層間履歴情報(HD)を、一つの使用中バッファ行列
(50)に作成順に連結する為、障害発生の際に使用中
バッファ行列(50)を参照することにより、直ちにプ
ログラムモジュールの実行順序が判明する為、罹障プロ
グラムモジュールも短時間で確認可能となり、また再開
処理に最適なプログラムモジュールも短時間で決定可能
となる。
【0036】なお、図2はあく迄本発明の一実施例に過
ぎず、例えば情報処理システムが実行するプログラムモ
ジュールおよび所属階層は、階層Aモジュール(1
A )乃至階層Nモジュール(10N )および階層
(A)乃至(N)に限定されることは無く、図3に示さ
れる以外にも幾多の変形が考慮されるが、何れの場合に
も本発明の効果は変わらない。また階層間履歴情報(H
D)に含まれる情報は図示されるものに限定されること
は無く、順序番号(SN)として総ての階層間履歴情報
(HD)を網羅する一連の順序番号を付与する等、他に
幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効
果は変わらない。更に本発明の対象となる情報処理シス
テムは、図示されるものに限定されぬことは言う迄も無
い。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によれば、情報処理システ
ムが作成する総ての階層間履歴情報が作成順に配列され
る為、情報処理システムによるプログラムモジュールの
実行順序が直ちに明確となり、再開処理の対象となるプ
ログラムモジュールも容易に決定可能となり、当該情報
処理システムの信頼性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す図
【図2】 本発明の一実施例による履歴情報管理方法を
示す図
【図3】 本発明の対象となるプログラムモジュール群
の一例を示す図
【図4】 従来ある履歴情報管理方法の一例を示す図
【図5】 本発明の対象となる階層間履歴情報の一例を
示す図
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 オペレーティングシステムモジュール 3 利用プログラム共通モジュール 4 利用プログラム個別モジュール 10A 階層Aモジュール 10B 階層Bモジュール 10M 階層Mモジュール 10N 階層Nモジュール 20AB、20MN 階層間履歴情報生成部 30 スタック格納部 40L1、40LX スタック 50 使用中バッファ行列 60 空きバッファ行列 70 バッファメモリ 80 階層間履歴情報配列部 100 プログラムモジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階層に分散して所属する複数のプ
    ログラムモジュール(100)を所定の順序で実行する
    情報処理システムにおいて、 異なる階層に所属するプログラムモジュール(100)
    に実行が移行する度に、移行元および移行先のプログラ
    ムモジュール(100)を記録する階層間履歴情報(H
    D)を作成し、 作成された前記各階層間履歴情報(HD)を情報処理シ
    ステム全体で作成順に配列し、 前記情報処理システムに障害が発生した場合に、作成さ
    れた階層間履歴情報(HD)を配列順に参照することに
    より、前記プログラムモジュール(100)の実行順序
    を、現在から過去に遡って追跡することを特徴とする履
    歴情報管理方法。
  2. 【請求項2】 前記各階層間履歴情報(HD)は、実行
    順序の参考となる順序情報を含むことを特徴とする請求
    項1記載の履歴情報管理方法。
JP5007077A 1993-01-20 1993-01-20 履歴情報管理方法 Withdrawn JPH06214834A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194744A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Sysmex Corp 測定装置用データ処理装置、及びアプリケーションプログラム

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JP2006194744A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Sysmex Corp 測定装置用データ処理装置、及びアプリケーションプログラム

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