JPH06214257A - アクティブマトリクス基板 - Google Patents

アクティブマトリクス基板

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JPH06214257A
JPH06214257A JP703093A JP703093A JPH06214257A JP H06214257 A JPH06214257 A JP H06214257A JP 703093 A JP703093 A JP 703093A JP 703093 A JP703093 A JP 703093A JP H06214257 A JPH06214257 A JP H06214257A
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JP
Japan
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signal
picture element
wirings
scanning
electrode
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Withdrawn
Application number
JP703093A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kawai
勝博 川合
Mikio Katayama
幹雄 片山
Masaya Okamoto
昌也 岡本
Masaru Kajitani
優 梶谷
Atsushi Ban
厚志 伴
Makoto Miyanochi
誠 宮後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH06214257A publication Critical patent/JPH06214257A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング素子に連結した欠陥を生じ難く
でき、しかも欠陥検出を容易に行うことができるアクテ
ィブマトリクス基板を提供する。 【構成】 ゲートバスライン10およびソースバスライ
ン20が相互に交差して形成されていると共に、ゲート
バスライン10およびソースバスライン20により囲ま
れた各領域のそれぞれに絵素電極40が形成され、絵素
電極40、ゲートバスライン10、ソースバスライン2
0にTFT30が電気的に接続されているアクティブマ
トリクス基板において、隣合う2つのゲートバスライン
10、10により挟まれた複数の絵素電極40からなる
絵素電極列の各々が、隣接する2つの絵素電極40の一
方を2つのゲートバスライン10、10の片方とTFT
30を介して接続し、他方の絵素電極40をもう片方の
ゲートバスライン10とTFT30を介して接続した状
態に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶テレビジョ
ンや、ワードプロセッサ、コンピュータの端末表示等に
用いられる液晶表示装置、或はEL表示装置、プラズマ
表示装置等を構成すべく使用されるアクティブマトリク
ス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】上述した液晶表示装置などの表示装置に
おいては、マトリクス状に配設された表示用絵素を選択
的に光変調することにより、画面上に表示パターンを形
成するように構成されている。表示用絵素を選択して光
変調する方法としては、アクティブマトリクス駆動方式
が知られている。この方法は、各々の絵素を独立した絵
素電極によって形成し、それぞれの絵素電極に接続した
スイッチング素子を介して絵素電極に選択的に電圧を印
加することにより表示駆動する方法であり、高コントラ
ストの表示が可能であるので、液晶テレビジョンや、ワ
ードプロセッサ、コンピュータの端末表示等に実用化さ
れている。
【0003】上記スイッチング素子としては、TFT
(薄膜トランジスタ)素子、MIM(金属−絶縁膜−金
属)素子、MOSトランジスタ素子、ダイオード、バリ
スタ等が一般に用いられている。
【0004】ところで、液晶表示装置などの表示装置
は、絵素電極およびスイッチング素子がマトリクス状に
配設されたアクティブマトリクス基板と、対向電極が形
成された対向基板とが、絵素電極および対向電極が内側
を向くようにして対向配設され、両基板の間に表示媒体
が封入された構造となっている。その表示媒体として
は、液晶表示装置の場合には液晶が使用され、EL表示
装置の場合にはEL発光層が、プラズマ表示装置の場合
にはプラズマ発光体が使用される。
【0005】かかる表示装置において、スイッチング素
子により、各絵素電極と、これに対向する対向電極との
間に印加される電圧をスイッチングすると、その間に介
在する液晶、EL発光層あるいはプラズマ発光体等の表
示媒体が光学的に変調され、その変調によって形成され
る表示パターンが視認される。
【0006】図6に、従来のアクティブマトリクス基板
の平面図を示す。このアクティブマトリクス基板は、絶
縁性基板上に、タンタル(Ta)からなる複数の走査配
線(ゲートバスライン)610とチタン(Ti)からな
る複数の信号配線(ソースバスライン)620とが、相
互に直交するように設けられている。かかる走査配線6
10と信号配線620とは、一方を上に、他方を下にし
て形成され、その間に設けたゲート絶縁膜により絶縁さ
れている。
【0007】走査配線610と信号配線620とにより
囲まれた矩形状のそれぞれの領域には、ITO(酸化イ
ンジウムおよび酸化スズ)からなる絵素電極640が配
置されている。各領域の隅部には、スイッチング素子と
してのTFT630がそれぞれ設けられ、このTFT6
30は、各絵素電極640と、各絵素電極640に近接
する1本の走査配線610および1本の信号配線620
とにそれぞれ電気的に接続されている。走査配線610
からは絵素電極640に向けて枝線631が分岐してお
り、この枝線631の先端部寄りの部分がTFT630
におけるゲート電極となっている。
【0008】図7はかかる構成のアクティブマトリクス
基板を示す等価回路図である。各走査配線610の一方
の端部には入力端子611が設けられ、信号配線620
の一方又は両方の端部には入力端子621が設けられて
いる。よって、走査配線610への入力は、同じ方向側
から行われる。また、絵素電極640との間で容量Cを
形成する、もう一方の電極が対向基板に形成された対向
電極642である。
【0009】なお、走査配線610に設ける入力端子6
11を奇数番目では、例えば左側に設け、偶数番目では
右側に設けて、走査配線610への入力方向を異なら
せ、高精細化を図り得る構成も知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のアク
ティブマトリクス基板の場合、各走査配線610に対し
てTFT630が同一側、図6では下側に配置されてい
るので、以下に示すような欠点があった。
【0011】走査配線610に沿って隣接するTFT
630と630との間の距離が比較的短いので、アクテ
ィブマトリクス基板の製造時において、例えばダスト等
の基板への付着によるフォトリソ不良などが生じると、
走査配線610に沿って隣接するTFTにおいて連結し
た欠陥が生じ易い。
【0012】走査配線610に沿って存在する一連の
絵素電極640には、すべて同じ走査配線からの信号が
入るため、例えばある走査配線に何等かの特性上の分布
(ライン抵抗が大きいなど)が生じた場合、それが強調
され、疑似的なライン欠陥として認識され易くなる。
【0013】上述したように高精細化のために、入力
端子611を奇数番目では左側に、偶数番目では右側に
設ける構成の場合、基板端付近では、1ライン毎に走査
配線の入力側と非入力側が交互に入れ替わるため、走査
信号の遅延等の要因により縞状のムラが認識されること
がある。
【0014】製造されたアクティブマトリクス基板の
欠陥検査を行う場合、実際に駆動するときのように走査
配線610および信号配線620の1ライン毎に異なる
ような駆動信号を入力することが困難であるため、走査
配線610および信号配線620の全てに同じゲート信
号およびソース信号を入れて基板検査を行っている。こ
のため、走査配線610に沿って隣接するTFT630
に連結した欠陥が生じていても、それが1箇所の欠陥か
連続した複数個の欠陥かを目視によって判断するのが困
難である。なお、その理由は、一般的に目視の検出感度
が、欠陥絵素が縦に並んでいる場合よりも横に並んでい
る場合の方が低いためである。
【0015】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、TFTに連結した欠陥を
生じ難くでき、しかも欠陥検出を容易に行うことができ
るアクティブマトリクス基板を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板は、複数の走査配線および複数の信号配線が
相互に交差して形成されていると共に、該走査配線およ
び信号配線により囲まれた各領域のそれぞれに絵素電極
が形成され、絵素電極、走査配線及び信号配線にスイッ
チング素子が電気的に接続されているアクティブマトリ
クス基板において、隣合う2つの走査配線により挟まれ
た複数の絵素電極からなる絵素電極列の各々が、隣接す
る2つの絵素電極の一方を該当する絵素電極列を挟む2
つの走査配線の片方とスイッチング素子を介して接続
し、他方の絵素電極をもう片方の走査配線とスイッチン
グ素子を介して接続した状態に設けられているので、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0017】また、本発明のアクティブマトリクス基板
は、複数の走査配線および複数の信号配線が相互に交差
して形成されていると共に、該走査配線および信号配線
により囲まれた各領域のそれぞれに絵素電極が形成さ
れ、絵素電極、走査配線及び信号配線にスイッチング素
子が電気的に接続されているアクティブマトリクス基板
において、各信号配線に信号を入力する入力端子が、信
号配線の片方の端部に、近接する3以上の一定数を1組
として隣合う組同士を逆の端部側となるようにして設け
られ、隣合う2つの走査配線により挟まれた複数の絵素
電極からなる絵素電極列の各々の該1組と同数からなる
絵素電極組の隣合う組同士が、該入力端子が相互に逆の
端部に設けられた信号配線にスイッチング素子を介して
接続され、各絵素電極組のうちの少なくとも1つの絵素
電極が、該当する絵素電極列を挟む2つの走査配線の片
方と、信号配線に接続された同じスイッチング素子を介
して接続され、残りの絵素電極がもう片方の走査配線
と、信号配線に接続された同じスイッチング素子を介し
て接続されているので、そのことにより上記目的が達成
される。前記入力端子は、3つの信号配線毎に交互に異
なる端部に配設することができる。
【0018】
【作用】請求項1においては、走査配線に沿った方向に
隣接する2つの絵素電極の一方が、これら絵素電極を挟
む2つの走査配線の片方とスイッチング素子を介して接
続されており、他方の絵素電極が、もう片方の走査配線
とスイッチング素子を介して接続された状態になってい
る。これら隣接する2つの絵素電極各々に接続された各
々のスイッチング素子を結ぶ線分は、走査配線に対して
斜めになって、スイッチング素子間の離隔距離が長くな
る。
【0019】請求項2においては、各信号配線に信号を
入力する入力端子が、信号配線の片方の端部に、連続す
る3以上の一定数を1組として隣合う組同士を互いに逆
の端部側にして設けられている。また、2つの走査配線
に挟まれ、上記1組の入力端子各々から入力された信号
によって駆動される同数の絵素電極からなる絵素電極組
は、少なくとも1つの絵素電極が上記2つの走査配線の
うちの片方に接続し、残りの絵素電極がもう片方の走査
配線に接続された構造になっている。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0021】(実施例1)図1は本実施例のアクティブ
マトリクス基板の構成例を示す平面図であり、図2は図
1の等価回路図である。
【0022】このアクティブマトリクス基板は、ガラス
基板等の絶縁性基板1の上に走査配線としてのゲートバ
スライン10と、信号配線としてのソースバスライン2
0とが交差状に形成されている。ゲートバスライン10
は横方向に長く、複数本が縦方向に沿って離隔して配線
され、各ゲートバスライン10の左端には入力端子11
が設けられている。ソースバスライン20は縦方向に長
く、複数本が横方向に沿って離隔して配線され、各ソー
スバスライン20の上端には入力端子21が設けられて
いる。
【0023】ゲートバスライン10とソースバスライン
20とで囲まれた各領域にはそれぞれ絵素電極40が形
成されている。ここで、図2において、一番上のゲート
バスライン10に沿って存在する複数の絵素電極40を
1列目の絵素電極列40aとし、絵素電極列40aより
一つ下の複数の絵素電極40を2列目の絵素電極列40
b、絵素電極列40bより一つ下の複数の絵素電極40
を3列目の絵素電極列40cとし、以下同様に絵素電極
列40cより下の複数の絵素電極40も4、5、6…列
目の絵素電極列とする。
【0024】上述したように決めた1番上の絵素電極列
40aの奇数番目の絵素電極40には、1番上のゲート
バスライン10から下向きに分岐されたゲート電極31
aを有するTFT30aが接続され、1番上の絵素電極
列40aの偶数番目の絵素電極40には、上から2番目
のゲートバスライン10から上向きに分岐されたゲート
電極31bを有するTFT30bが接続されている。上
から2番目の絵素電極列40bの奇数番目の絵素電極4
0には、上から2番上のゲートバスライン10から下向
きに分岐されたゲート電極31aを有するTFT30a
が接続され、上記絵素電極列40bの偶数番目の絵素電
極40には、上から3番目のゲートバスライン10から
上向きに分岐されたゲート電極31bを有するTFT3
0bが接続されている。上から3番目の絵素電極列40
cも同様になっており、奇数番目の絵素電極40には、
上から3番上のゲートバスライン10から下向きに分岐
されたゲート電極31aを有するTFT30aが接続さ
れ、上記絵素電極列40cの偶数番目の絵素電極40に
は、上から4番目のゲートバスライン10から上向きに
分岐されたゲート電極31bを有するTFT30bが接
続されている。上から5番目の以降の絵素電極列も同様
になっている。
【0025】即ち、実施例1においては、各絵素電極列
40a等における奇数番目の絵素電極40が、その絵素
電極列の上側のゲートバスライン10を送られる信号に
よりオン・オフ制御されるTFT30aに接続され、偶
数番目の絵素電極40が、その絵素電極列の下側のゲー
トバスライン10を送られる信号によりオン・オフ制御
されるTFT30bに接続されている。
【0026】このため、1本のゲートバスライン10に
は、TFT30a、30bが交互に設けられ、TFT3
0aはそのゲートバスライン10から下向きに分岐され
たゲート電極31aを有し、TFT30bはそのゲート
バスライン10から上向きに分岐されたゲート電極31
bを有する。その結果、1本のゲートバスライン10に
は、上下位置を交互にしてTFT30a、30bが配列
される。また、ゲートバスライン10に沿った方向に隣
接する2つの絵素電極40に接続されたTFT30aと
30bとを結ぶ線分が、ゲートバスライン10に対して
斜めになって、距離が長くなる。
【0027】したがって、本実施例1においては、ゲー
トバスライン10に沿って設けられる隣接する2つのT
FT30aと30bとが、ゲートバスライン10の反対
側に存在し、また離隔距離が長いので、連続した欠陥が
発生する確率を低減することができる。また、1本のゲ
ートバスライン10により制御される絵素電極40の隣
合うもの同士が、ゲートバスライン10に沿った横方向
ではなく斜め方向となるため、疑似的なライン欠陥とし
て認識され難くなる。
【0028】なお、本発明は、上記実施例とは逆にして
ゲートバスライン10と絵素電極40とを接続するよう
にしてもよい。例えば、1番上の絵素電極列40aにつ
いて説明すると、その奇数番目の絵素電極40に、上か
ら2番目のゲートバスライン10から上向きに分岐され
たゲート電極31bを有するTFT30bを接続し、偶
数番目の絵素電極40に、1番上のゲートバスライン1
0から下向きに分岐されたゲート電極31aを有するT
FT30aを接続してもよい。
【0029】図3は、本発明の他の実施例を示す等価回
路図である。この実施例は、全てのゲートバスライン1
0の左端に入力端子11を設ける上述した実施例とは異
なり、ゲートバスライン10の奇数番目のものに対して
左側に、偶数番目のものに対して右側に入力端子11を
設けるようにしている。即ち、高精細化を図れる構成と
している。
【0030】この場合には、基板の検査工程においても
ゲート信号の入力方向を1ゲートバスライン10ごとに
変えることができ、隣接する2つの絵素電極40に異な
る検査用ゲート信号を加えることが可能となるので、基
板検査における欠陥検出の空間分解能を向上させること
が可能となる。更に、従来の実駆動時において、入力端
子11の設置位置を1ゲートバスライン毎に交互に変え
た場合、製造プロセスの精度によって1ゲートバスライ
ン毎に微妙に特性が異なって、それを起因として縞状の
ムラが視認されるおそれがあったが、この場合には、ゲ
ートバスライン10に沿って設けられ、かつ隣接する絵
素電極40を、それぞれ異なるゲートバスラインからの
ゲート信号によって実駆動できるため、縞状のムラが現
れるのを防止することが可能となる。
【0031】(実施例2)本実施例2は、上記実施例1
とは異なり、カラー表示が可能な表示装置に用いられる
場合のアクティブマトリクス基板に関する。
【0032】図4は、そのアクティブマトリクス基板を
示す等価回路図である。なお、図1と同一部分には、同
一の番号を附している。このアクティブマトリクス基板
は、実施例1と同様に、各絵素電極列の隣合う2つの絵
素電極の一方が、該当する絵素電極列の上側のゲートバ
スライン10にTFT30aを介して接続され、他方
が、該当する絵素電極列の下側のゲートバスライン10
にTFT30bを介して接続されると共に、ゲート信号
入力用の入力端子11の設置位置が1ゲートバスライン
10毎に交互に左右異ならせてある。更には、ゲートバ
スライン10に沿った3つの連続する絵素電極40から
なる絵素電極組41を、赤(R)、緑(G)、青(B)
の各色用とした1組として駆動させるべく、ソースバス
ライン20には入力端子21が3ライン毎に上下異なら
せて配設している。なお、R、G、B用の3つのソース
バスライン20を一まとめにして駆動する場合は、ゲー
トバスライン10に対して設けた入力端子11のよう
に、入力端子21を1ライン毎に異ならせるよりもソー
ス信号の処理を簡単にできるという利点がある。
【0033】このように構成された本実施例2のアクテ
ィブマトリクス基板においては、1本のゲートバスライ
ン10には、上下位置を交互にしてTFT30a、30
bが配列される。また、ゲートバスライン10に沿った
方向に隣接する2つの絵素電極40に接続されたTFT
30aと30bとを結ぶ線分が、ゲートバスライン10
に対して斜めになって、距離が長くなる。
【0034】したがって、本実施例2においては、ゲー
トバスライン10に沿って設けられる隣接する2つのT
FT30aと30bとが、ゲートバスライン10の反対
側に存在し、また離隔距離が長いので、連続した欠陥が
発生する確率を低減することができる。
【0035】また、1本のゲートバスライン10により
制御される絵素電極40の隣合うもの同士が、ゲートバ
スライン10に沿った横方向ではなく斜め方向となるた
め、疑似的なライン欠陥として認識され難くなる。
【0036】更には、従来ではゲートバスライン10か
ら上側か下側の一方側にTFT30を配置していたた
め、ゲートバスライン10に沿った方向に隣接する3つ
の絵素電極40に対して同じ検査用のゲート信号及び検
査用のソース信号が加えられたが、本実施例2によれ
ば、ゲートバスライン10に沿った方向に隣接する絵素
電極40に、それぞれ異なるゲートバスライン10から
異なる検査用のゲート信号を与えることが可能となるた
め、単一欠陥か連続欠陥かの判断を容易に行うことが可
能となる。
【0037】なお、本発明は、上記実施例2とは逆にし
てゲートバスライン10と絵素電極40とを接続するよ
うにしてもよい。例えば、1番上の絵素電極列40aに
ついて説明すると、その奇数番目の絵素電極40に、上
から2番目のゲートバスライン10から上向きに分岐さ
れたゲート電極31bを有するTFT30bを接続し、
偶数番目の絵素電極40に、1番上のゲートバスライン
10から下向きに分岐されたゲート電極31aを有する
TFT30aを接続してもよい。
【0038】図5は、実施例2の変形例である、アクテ
ィブマトリクス基板を示す等価回路図である。このアク
ティブマトリクス基板は、図4と同様にソースバスライ
ン20の端部に設けた入力端子21が3ライン毎に上下
を異ならせて配置されているものの、絵素電極列とゲー
トバスライン10との接続状態を異ならせている。即
ち、各絵素電極列において、上下方向の同じ側に入力端
子21が設けられた3本のソースバスライン20に接続
された3つの絵素電極40からなる絵素電極組41のう
ち、両端のソースバスライン20に接続された絵素電極
40には、ゲートバスライン10の下側に設けたTFT
30aが接続され、中央のソースバスライン20に接続
された絵素電極40には、ゲートバスライン10の上側
に設けたTFT30bが接続されている。
【0039】この構成の場合には、カラー表示を行うた
めの3つのRGBの信号のうち、真ん中のソースバスラ
インに対応するソース信号、つまりR信号、G信号およ
びB信号のうちどれか1つのみを変化させればよいの
で、実駆動における信号の処理が複雑にならない。その
理由は、次の通りである。即ち、ゲートバスライン10
に沿って設けられる隣接する2つのTFT30aと30
bとを、ゲートバスライン10の反対側に存在するよう
に設置した場合には、実駆動におけるソース信号は、T
FT30の位置に対応してゲートバスラインの1ライン
分進めるか、或は遅らせなければならない。そのため、
従来のようにゲートバスライン10の片側にある絵素電
極40に、ゲートバスライン10の片側に設けたTFT
を接続する場合と異なり、実駆動を行う際のソース信号
の処理がかなり複雑になっていた。しかし、図5に示す
ような構造にした場合には、R信号、G信号およびB信
号のうちどれか1つのみを変化させればよく、実駆動に
おける信号処理の複雑化を抑制できるからである。
【0040】なお、本実施例2ではソースバスライン2
0の3本毎に入力端子21を上下入れ替え、更にそれに
対応してTFTのゲートバスライン10に対する設置方
向について言及しているが、本発明は、同じような考え
方で、目的に応じたその他の組合せを採用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のアクティブマトリクス基板によれば、従来のものに比
べて連結した欠陥が発生する確率を低減することがで
き、また基板検査においては、単一欠陥か連続欠陥かの
判断を容易に行うことが可能となる。さらに、実駆動に
おいては信号処理の複雑化を抑制することができ、基板
検査においては異なる検査信号を容易に入力することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るアクティブマトリクス
基板を示す平面図である。
【図2】図1の等価回路を示す図である。
【図3】実施例2に係るアクティブマトリクス基板の等
価回路を示す図である。
【図4】実施例3に係るアクティブマトリクス基板の等
価回路を示す図である。
【図5】実施例4に係るアクティブマトリクス基板の等
価回路を示す図である。
【図6】従来のアクティブマトリクス基板を示す平面図
である。
【図7】図6の等価回路を示す図である。
【符号の説明】
10 ゲートバスライン 20 ソースバスライン 11、21 入力部 30 TFT 31 ゲート電極 40 絵素電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶谷 優 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 伴 厚志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 宮後 誠 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の走査配線および複数の信号配線が
    相互に交差して形成されていると共に、該走査配線およ
    び信号配線により囲まれた各領域のそれぞれに絵素電極
    が形成され、絵素電極、走査配線及び信号配線にスイッ
    チング素子が電気的に接続されているアクティブマトリ
    クス基板において、 隣合う2つの走査配線により挟まれた複数の絵素電極か
    らなる絵素電極列の各々が、隣接する2つの絵素電極の
    一方を該当する絵素電極列を挟む2つの走査配線の片方
    とスイッチング素子を介して接続し、他方の絵素電極を
    もう片方の走査配線とスイッチング素子を介して接続し
    た状態に設けられているアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 複数の走査配線および複数の信号配線が
    相互に交差して形成されていると共に、該走査配線およ
    び信号配線により囲まれた各領域のそれぞれに絵素電極
    が形成され、絵素電極、走査配線及び信号配線にスイッ
    チング素子が電気的に接続されているアクティブマトリ
    クス基板において、 各信号配線に信号を入力する入力端子が、信号配線の片
    方の端部に、近接する3以上の一定数を1組として隣合
    う組同士を逆の端部側となるようにして設けられ、隣合
    う2つの走査配線により挟まれた複数の絵素電極からな
    る絵素電極列の各々の該1組と同数からなる絵素電極組
    の隣合う組同士が、該入力端子が相互に逆の端部に設け
    られた信号配線にスイッチング素子を介して接続され、
    各絵素電極組のうちの少なくとも1つの絵素電極が、該
    当する絵素電極列を挟む2つの走査配線の片方と、信号
    配線に接続された同じスイッチング素子を介して接続さ
    れ、残りの絵素電極がもう片方の走査配線と、信号配線
    に接続された同じスイッチング素子を介して接続されて
    いるアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 前記入力端子が3つの信号配線毎に交互
    に異なる端部に配設されている請求項2に記載のアクテ
    ィブマトリクス基板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100420954B1 (ko) * 2002-03-27 2004-03-02 한국전자통신연구원 광 스위칭 소자, 그것의 제조방법 및 그것의 어레이 구조
JP2004117689A (ja) * 2002-09-25 2004-04-15 Hitachi Ltd 表示装置

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