JPH06213980A - 回転電機の異常検出法 - Google Patents
回転電機の異常検出法Info
- Publication number
- JPH06213980A JPH06213980A JP466393A JP466393A JPH06213980A JP H06213980 A JPH06213980 A JP H06213980A JP 466393 A JP466393 A JP 466393A JP 466393 A JP466393 A JP 466393A JP H06213980 A JPH06213980 A JP H06213980A
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- Japan
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- rotor
- abnormality
- stator
- electric machine
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- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】異常検出用光センサ１を固定子内側に複数個取
り付け、その信号を光量測定装置４に取り込み、さら
に、そこから信号をサイリスタ始動制御装置に取り込
む。又、軸受部に位置検出用光センサ７を取り付け、反
射板５を反射して得られた信号を、時系列データとして
取り込む。 【効果】光センサを固定子内側に取り付けることにより
回転子部の異常検出を瞬時に行う方法が得られる。
り付け、その信号を光量測定装置４に取り込み、さら
に、そこから信号をサイリスタ始動制御装置に取り込
む。又、軸受部に位置検出用光センサ７を取り付け、反
射板５を反射して得られた信号を、時系列データとして
取り込む。 【効果】光センサを固定子内側に取り付けることにより
回転子部の異常検出を瞬時に行う方法が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機、特にサイリ
スタ始動を利用した回転電機の回転子の異常を検出する
方法に関する。
スタ始動を利用した回転電機の回転子の異常を検出する
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の異常検出方法は、軸受部に設けた
振動計による監視や、特願昭58−78250 号明細書に示す
ような回転軸に作用する応力の監視によるものであっ
た。
振動計による監視や、特願昭58−78250 号明細書に示す
ような回転軸に作用する応力の監視によるものであっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、電力需要の増大
化，地球環境への配慮のため、発電設備の高効率化が叫
ばれている。この高効率化の方法として、ガスタービン
と蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発
電が脚光を浴びている。さらに、コンバインドサイクル
発電の発電設備の形態として、部分負荷効率及び運用性
の面から一軸コンバインドが多用されるようになってき
ており、大容量化も進んでいる。
化，地球環境への配慮のため、発電設備の高効率化が叫
ばれている。この高効率化の方法として、ガスタービン
と蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発
電が脚光を浴びている。さらに、コンバインドサイクル
発電の発電設備の形態として、部分負荷効率及び運用性
の面から一軸コンバインドが多用されるようになってき
ており、大容量化も進んでいる。
【０００４】コンバインドサイクル発電設備では始動時
に他の駆動装置を必要とする。図７に一軸コンバインド
サイクル発電設備の一例を示す。一軸コンバインドで
は、ガスタービン１２，蒸気タービン１４，発電機１
３、及び始動用のモータ１０，トルクコンバータ１１を
一つの軸で構成する。このような形態のコンバインドサ
イクル発電では、発電設備の大容量化を伴い始動モー
タ，トルクコンバータも大容量化してくる。しかし、大
容量化が進むにつれて、始動装置のうち、特にトルクコ
ンバータの製作が困難となってきている。また、始動モ
ータとして使用する誘導電動機の始動時に大きな始動電
流が流れるため、電力系統に与える影響も大きくなって
きている。
に他の駆動装置を必要とする。図７に一軸コンバインド
サイクル発電設備の一例を示す。一軸コンバインドで
は、ガスタービン１２，蒸気タービン１４，発電機１
３、及び始動用のモータ１０，トルクコンバータ１１を
一つの軸で構成する。このような形態のコンバインドサ
イクル発電では、発電設備の大容量化を伴い始動モー
タ，トルクコンバータも大容量化してくる。しかし、大
容量化が進むにつれて、始動装置のうち、特にトルクコ
ンバータの製作が困難となってきている。また、始動モ
ータとして使用する誘導電動機の始動時に大きな始動電
流が流れるため、電力系統に与える影響も大きくなって
きている。
【０００５】そのため、従来のモータとトルクコンバー
タを用いた始動装置に替わる始動装置が必要となってい
る。別の始動方式として、図８に示したサイリスタ始動
がある。これは発電機の電機子巻線にサイリスタ周波数
変換装置１５を接続し交流を入力、界磁巻線に励磁装置
を接続し直流を入力することにより発電機を電動機とし
て運転し、トルクを取り出し所要の回転数を得ようとす
るものである。ある程度の回転数が得られれば、ガスタ
ービンは自力運転可能となるため、定格回転数まで持っ
ていくことができる。
タを用いた始動装置に替わる始動装置が必要となってい
る。別の始動方式として、図８に示したサイリスタ始動
がある。これは発電機の電機子巻線にサイリスタ周波数
変換装置１５を接続し交流を入力、界磁巻線に励磁装置
を接続し直流を入力することにより発電機を電動機とし
て運転し、トルクを取り出し所要の回転数を得ようとす
るものである。ある程度の回転数が得られれば、ガスタ
ービンは自力運転可能となるため、定格回転数まで持っ
ていくことができる。
【０００６】さて、通常のタービン発電機の回転子コイ
ルは遠心力方向の押さえとして楔を用いている。この楔
は、遠心力が作用することにより発電機回転子軸と密着
する構造になっており、十分密着するのに必要な回転数
は、通常、数十prm 程度とされている。一方、サイリス
タ始動をする場合には、回転軸表面に大きな渦電流が発
生する。回転力が不十分な状態、即ち、楔と回転子軸が
完全に密着していない状態では、楔と回転子軸との接触
不良から、両者の間で放電が発生し回転子構成部材に電
食を発生させる原因となる。従来では、軸受部に設けた
振動計や回転軸に作用する応力を監視することから異常
を検出しているが、この方法では異常を瞬時に検出する
ことができる。よって、回転子構成部材保護のため、瞬
時に異常を検出する別の方法が必要となる。
ルは遠心力方向の押さえとして楔を用いている。この楔
は、遠心力が作用することにより発電機回転子軸と密着
する構造になっており、十分密着するのに必要な回転数
は、通常、数十prm 程度とされている。一方、サイリス
タ始動をする場合には、回転軸表面に大きな渦電流が発
生する。回転力が不十分な状態、即ち、楔と回転子軸が
完全に密着していない状態では、楔と回転子軸との接触
不良から、両者の間で放電が発生し回転子構成部材に電
食を発生させる原因となる。従来では、軸受部に設けた
振動計や回転軸に作用する応力を監視することから異常
を検出しているが、この方法では異常を瞬時に検出する
ことができる。よって、回転子構成部材保護のため、瞬
時に異常を検出する別の方法が必要となる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このような異常を検出す
る手段として、放電によって生じたアーク光を光センサ
によって捕える方法が考えられる。複数個の光センサを
固定子の内周側に設置することにより、回転子側に放電
が生じていないかどうかを常時確認する。
る手段として、放電によって生じたアーク光を光センサ
によって捕える方法が考えられる。複数個の光センサを
固定子の内周側に設置することにより、回転子側に放電
が生じていないかどうかを常時確認する。
【０００８】
【作用】上記のような光センサを取り付けることによ
り、回転部の様子を常に確認でき、異常が生じた際には
瞬時に検出することができる。
り、回転部の様子を常に確認でき、異常が生じた際には
瞬時に検出することができる。
【０００９】
【実施例】以下、発明の実施例を図を用いて説明する。
【００１０】図１は発電機固定子２の円周側に光センサ
１を取り付け、そこからの信号を、ステータダクトから
外へ取り出し、光量測定装置４に入れ、発電機回転子に
異常がないかを確認するということを表わしたものであ
る。これによりアーク光の発生や導体が焼けた場合など
を瞬時に検出する。図２は光センサを固定子軸方向に数
個取り付けた際の断面図を示し、図３は周方向に数個取
り付けた際の断面図を示す。これにより、回転子全体の
異常を検出することが可能となる。
１を取り付け、そこからの信号を、ステータダクトから
外へ取り出し、光量測定装置４に入れ、発電機回転子に
異常がないかを確認するということを表わしたものであ
る。これによりアーク光の発生や導体が焼けた場合など
を瞬時に検出する。図２は光センサを固定子軸方向に数
個取り付けた際の断面図を示し、図３は周方向に数個取
り付けた際の断面図を示す。これにより、回転子全体の
異常を検出することが可能となる。
【００１１】さらに、図４に示すように、回転子側に周
方向位置確認のための反射板５，軸受部６に発光体及び
受光体からなるセンサ７を取り付ける。そこから、位置
検出用光センサの信号と、異常検出用光センサの信号
は、図５のように得られ、その時間差から異常部分の位
置の検出も行うことが可能となる。
方向位置確認のための反射板５，軸受部６に発光体及び
受光体からなるセンサ７を取り付ける。そこから、位置
検出用光センサの信号と、異常検出用光センサの信号
は、図５のように得られ、その時間差から異常部分の位
置の検出も行うことが可能となる。
【００１２】また、図６に示すように光ファイバ９を固
定子に取り付け、異常光を光電子増倍管８によって増幅
し光センサによって検出する方法も挙げられる。これに
より、発電機内にセンサを入れることなく、直接、外か
ら回転子の監視を行う事が可能となる。
定子に取り付け、異常光を光電子増倍管８によって増幅
し光センサによって検出する方法も挙げられる。これに
より、発電機内にセンサを入れることなく、直接、外か
ら回転子の監視を行う事が可能となる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、サイリスタ始動方式の
０回転時付近に起こりやすい電食や、導体が焼けるなど
の異常を瞬時に検出することが可能となり、手早く回転
子の表面の保護動作に移ることができる。
０回転時付近に起こりやすい電食や、導体が焼けるなど
の異常を瞬時に検出することが可能となり、手早く回転
子の表面の保護動作に移ることができる。
【図１】光センサによる異常検出法の説明図。
【図２】光センサの軸方向の配置の説明図。
【図３】光センサの周方向の配置の説明図。
【図４】位置検出用の光センサの説明図。
【図５】異常検出の際の異常位置検出のための信号の例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図６】光ファイバ，光電子増倍管，光センサを使用し
た異常検出装置の構成を示す説明図。
た異常検出装置の構成を示す説明図。
【図７】一軸コンバインドの一例を示すブロック図。
【図８】サイリスタ始動方式の一例を示すブロック図。
【図９】光センサを用いたサイリスタ始動制御方式の一
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
１…異常検出用光センサ、２…固定子、３…回転子、４
…光量測定装置。
…光量測定装置。
Claims (3)
- 【請求項１】回転電機の異常を検出するために、固定子
内周側に１個以上の光センサを取り付けることを特徴と
する回転電機の異常検出法。 - 【請求項２】請求項１において、回転電機の回転軸を支
える軸受部に、異常箇所を特定するための発光部及び受
光部を取り付けた回転電機の異常検出法。 - 【請求項３】請求項１において、固定子内周側に光ファ
イバを配置し外部に光センサをおいた回転電機の異常検
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP466393A JPH06213980A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 回転電機の異常検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP466393A JPH06213980A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 回転電機の異常検出法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213980A true JPH06213980A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11590172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP466393A Pending JPH06213980A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 回転電機の異常検出法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213980A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101230925B1 (ko) * | 2012-09-12 | 2013-02-07 | 엑셀랩주식회사 | 회전자 중심공 조직검사 장치 |
| CN103576088A (zh) * | 2012-07-25 | 2014-02-12 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于监测带有旋转轴的机器的方法 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP466393A patent/JPH06213980A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103576088A (zh) * | 2012-07-25 | 2014-02-12 | 阿尔斯通技术有限公司 | 用于监测带有旋转轴的机器的方法 |
| KR101230925B1 (ko) * | 2012-09-12 | 2013-02-07 | 엑셀랩주식회사 | 회전자 중심공 조직검사 장치 |
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