JPH0621391Y2 - 使い捨て化粧品 - Google Patents

使い捨て化粧品

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JPH0621391Y2
JPH0621391Y2 JP1988162959U JP16295988U JPH0621391Y2 JP H0621391 Y2 JPH0621391 Y2 JP H0621391Y2 JP 1988162959 U JP1988162959 U JP 1988162959U JP 16295988 U JP16295988 U JP 16295988U JP H0621391 Y2 JPH0621391 Y2 JP H0621391Y2
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JP
Japan
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cosmetic
outer cylinder
inner cylinder
cosmetics
disposable
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JP1988162959U
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実 青木
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は使い捨て化粧品に関し、更に詳しくは、例えば
口紅、アイシャドウなどの実際品を模倣して作られる試
供見本用・携帯用などの棒状の使い捨て化粧品に関す
る。
〔従来の技術〕
実際品を模倣して作られる使い捨て化粧品の多くは試供
見本用に生産されている。例えばその一つとしては、溶
融したオイルゲルタイプの化粧料を綿棒の先にじゅうぶ
ん吸収させ、冷却固化させた綿棒タイプのものが知られ
ている。
また、いくつかの小皿に少量の化粧料が充填されてパレ
ット内に収納されるパレットタイプの使い捨て化粧品が
知られている。このタイプの化粧品は通常、筆の先など
に化粧料を付着させ、筆先の化粧料を肌に塗布して用い
られる。
そのほかにも、紙に粉体化粧料が印刷塗布された印刷タ
イプの化粧品などが知られている。
なお、棒状タイプの使い捨て化粧品はほとんど知られて
いない。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、通常、使い捨て化粧品の使用予定回数は、1
回から多くても4〜5回である。しかも特に実際品の口
紅やアイシャドウなどの化粧品に関する実際の化粧品は
種類や色数が多いので、使い捨て化粧品も口紅やアイシ
ャドウ等に関しては多数用意しなければならない。この
ように、使い捨て化粧品は安価でしかも量産できる事、
更に、実際品と色も使用感も使用性もほとんど変わらな
いという特性が必要とされる。
このような特性を考え合わせると、綿棒タイプの使い捨
て化粧品は使用時に綿の繊維が混ざって塗布される事が
あって使用性、使用感の上で問題があった。
また、パレットタイプの使い捨て化粧品は、生産性が低
くコストが掛かる。しかも、棒状タイプの化粧品の見本
として第三者に提供しようとすれば、棒状タイプとは形
状が異なるため使用感、使用性の説明が難しく問題があ
った。更に、肌に化粧料を塗布する際には筆が必要であ
り、筆がコストにはねかえるという問題点もあった。
一方、印刷タイプの使い捨て化粧品は、印刷の際に用い
られる溶剤の種類により実際品と比べて色が変わってし
まい、実際品とは形状も異なるために使用性、使用感の
点でやはり問題があった。
本考案に係る使い捨て化粧品は上記のような従来の問題
点をかんがみ、棒状の実際の化粧品と使用感も使用性も
ほとんど変わらないで、安価でしかも量産可能な使い捨
て化粧品を提供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る使い捨て化粧品は、上記のような課題を解
決するため、外筒2の基部に小径部5を設け、この小径
部5に先端から基端に亙って中空の内筒1を摺動自在に
挿通し、外筒2内に挿入された内筒1の先部に前記小径
部5に対して掛止可能な鍔部4を設け、小径部5と鍔部
4とが掛止した状態で内筒1の基部が外筒2の小径部5
から突出し、外筒2内から内筒1の先部内側まで化粧料
3を充填した。また前記外筒2の内面に離型剤を塗布し
た。
〔作用〕
本考案に係る使い捨て化粧品は、棒状の実際の化粧品に
用いられている化粧料と同一の化粧料3を充填できる。
外筒2内に内筒1を押し込むと、内筒1と反対側に当た
る外筒2の開口部から化粧料3が押し出されてくる。
すなわち、使用時は、片手で外筒2をもう一方の手で内
筒を持ち、内筒を上方に押し上げると棒状の化粧料3が
外筒2の開口部から出てくるので、例えば通常の口紅と
同じような使用感で使用することができる。
また、不使用時に外筒2の開口部より突出している化粧
料3を外筒2内に押し下げる場合は内筒を引き下げるだ
けでよい。これは化粧料3が内筒1の先部内側まで充填
されていて、内筒1の先部に化粧料3が保持されている
状態となっているためである。
本考案に係るこの使い捨て化粧品を作る方法としては、
例えば次のような3つの方法が考えられる。第1の方法
としては、第3図に示すように、大径の外筒2内に小径
の内筒1を摺動自在に挿通して内筒の鍔部4を外筒2内
に位置させ外筒2の小径部5に掛止するとともに、外筒
2から一部はみ出た内筒1の基部6側を化粧料3の固型
化温度未満の液体内7に挿入し、外筒2内に流動可能状
態の化粧料3を化粧料注入機20を使って充填する。
流動状態の化粧料3はインゴットを溶融して得るとよ
い。インゴットが溶融して流動化する温度は化粧料の内
容成分によって多少異なるが通常、70〜80℃であ
る。また、固型化温度未満の液体には、4〜7℃の水を
用いると生産性が上がってよい。低温状態の内筒1の先
部に接触した流動状態の化粧料3は内筒によって急冷さ
れ内筒1の先部内側に一部入り込むとともにを包み込
み、固型化することによって内筒1の先部に化粧料3が
保持される。すなわち、内筒1の先部内側に栓をして注
入充填されるのと同じ条件で使い捨て化粧品が生産され
る。
第2の方法としては、第4図に示すように、大径の外筒
2内に小径の内筒を摺動自在に挿通して内筒の鍔部4を
外筒2内に位置させ外筒2の小径部5に掛止するととも
に、小径の内筒1内に液止め棒8を挿通して液止め棒8
の先端8aを内筒の先部内に位置させ、大径の外筒2内に
流動可能状態の化粧料3を化粧料注入機20から注入充填
する。
第3の方法としては、第5図に示すように、大径の外筒
2内に小径の内筒を摺動自在に外筒2の小径部5側から
挿通して内筒1の鍔部4を外筒2内に位置させ小径部5
に掛止するとともに、外筒2の先端開口を開放容易に板
9などで閉塞し、内筒の中に化粧料注入機20のノズルを
挿通して外筒2内に流動可能状態の化粧料3を充填す
る。
本考案に係る化粧品の外筒2及び内筒1には、いずれも
小型パック牛乳などに用いられている使い捨て用の伸縮
ストローAを応用できる。この伸縮ストローAは通常、
きわめて安価に量産されているので、化粧品に応用した
場合、化粧料容器としても極めて安価に入手することが
可能で、化粧品のコストにほとんど影響しない。しか
も、伸縮ストローAは食品用を目的として製造されてい
るため衛生的で、化粧料容器として衛生面を心配する必
要がない。
そればかりでなく、伸縮ストローAは、通常、第6図に
示すように、5000〜6000本が同一ピッチで並列
に並べられてビニールシート21に挟まれて鎖状に包装さ
れて各巻ごとに販売されていることが多いから、第7図
に示している矢印方向に回転する送り出し機22、トリミ
ング又は巻取り機23などを備え、包装されたままの伸縮
ストローAを直接セットする量産機24を設計でき、化粧
品の大量生産が可能となって生産にコストもかからな
い。伸縮ストローAの並列間隔が同一ピッチであれば、
量産機24が化粧料3を充填する際のタイミングをとりや
すく、単純な構造でシンプルな量産機24を設計できる。
使い捨て化粧品の生産に当たっては計数管理も容易であ
る。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、小径の内筒1を大径の外筒2内に
摺動自在に挿通してある市販の伸縮ストローAで、外筒
2内から、外筒2内に位置する内筒1の先部内側までオ
イルゲル状の口紅化粧料3が充填されて形成されてい
る。
外筒2の基部には先部よりも小径の小径部5が設けられ
ており、この小径部5に内筒1が摺動自在に挿通してい
る。
内筒1は先端から基端まで中空になっていて、先端及び
基端とも開口している。内筒1の先部は外筒2内にあ
り、内筒1の先端周縁は外方向へ広げられて鍔部4が形
成されている。この内筒1の鍔部4は外筒2の小径部5
に掛止可能になっていて、内筒1が外筒2から抜けない
ようになっている。
大径の外筒2内にはシリコンを主成分とする離型剤が塗
布され、オイルゲル状の口紅化粧料3が充填されてい
る。
なお、このような使い捨て化粧品6本を第2図に示すよ
うに化粧品容器10に収めた。
本実施例の製造にあたっては次のようの方法を採用し
た。すなわち、市販の伸縮式のストローAを、シリコン
を主成分とする離型剤を外筒2内に塗布して乾燥させ、
次に、内筒1の先部を外筒2内に位置させ鍔部4を小径
部5に掛止した状態で、4℃の水7の中に外筒2からは
み出た内筒部分だけを差し込んで垂直に立てた。次い
で、予め用意しておいた口紅インゴットを約70℃の温
度に加熱して溶融状態にして、上記の伸縮ストローAの
外筒2内に注入充填し、次いで冷風を外筒2に吹きかけ
て溶融状態の口紅化粧料を冷却した。
本実施例は外筒2の内面にシリコンが塗布されているの
で化粧料3の押し上げや押し下げがムーズである。
充填化粧料3は大径の外筒2に口紅インゴットを溶融し
て充填し、冷却して固型化して形成されているから、実
際品と色も固さも全く変わらない使い捨て化粧品が得ら
れる。
本実施例は伸縮ストローAを応用しているので、全体的
大きさも小さく、そのうえ、化粧料3の採り出し口11も
非常に小さく、例えば外出先などで予め口紅を塗布して
ある部分の周囲の枠の修正用に、トラベルセットとして
好ましく用いることができる。
パレット状でなく、口紅は実際品も同じ棒状タイプなの
で、とりわけ実際品のイメージが出てハイセンスな雰囲
気を楽しめる。
〔考案の効果〕
本考案は上記の構成でなり、棒状タイプであるから、実
際品が棒状タイプの例えば口紅化粧品、アイシャドウ化
粧品などに用いれば実際品と色も使用感も使用性もほと
んど変わらない使い捨て化粧品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る使い捨て化粧品の断面図、第2図
は使い捨て化粧品を化粧品容器に収めた見取図、第3図
は内筒の基部側を化粧料の固型化温度未満の液体内に挿
入して化粧料を充填している断面図、第4図は液止め棒
を使って注入充填している断面図、第5図は外筒の先端
を閉塞し注入充填している断面図、第6図は伸縮ストロ
ーの包装状況を示す図、第7図は使い捨て化粧品の量産
機を示す図である。 1……内筒、2……外筒、 4……鍔部、5……小径部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒2の基部に小径部5を設け、この小径
    部5に先端から基端に亙って中空の内筒1を摺動自在に
    挿通し、外筒2内に挿入された内筒1の先部に前記小径
    部5に対して掛止可能な鍔部4を設け、小径部5と鍔部
    4とが掛止した状態で内筒1の基部が外筒2の小径部5
    から突出し、外筒2内から内筒1の先部内側まで化粧料
    3を充填した使い捨て化粧品。
  2. 【請求項2】前記外筒2の内面に離型剤が塗布されてい
    る請求項1に記載の使い捨て化粧品。
JP1988162959U 1988-12-15 1988-12-15 使い捨て化粧品 Expired - Lifetime JPH0621391Y2 (ja)

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JP1988162959U JPH0621391Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 使い捨て化粧品

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JP1988162959U JPH0621391Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 使い捨て化粧品

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JPH0282217U JPH0282217U (ja) 1990-06-26
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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152213U (ja) * 1982-04-03 1983-10-12 竹内工業株式会社 口紅等の収納容器
JPH038183Y2 (ja) * 1985-04-18 1991-02-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0282217U (ja) 1990-06-26

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