JPH06213170A - 2段圧縮冷凍装置の容量制御方法及びその装置 - Google Patents
2段圧縮冷凍装置の容量制御方法及びその装置Info
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
コノマイザーを有する2段圧縮機の低段吐出、高段吸入
ガス管間のガスクーラーにより温度制御の簡素化と省エ
ネルギー化を図る。 【構成】 低段吐出、高段吸入ガス管13,14にガス
クーラー23を設けたエコノマイザーを有する2段圧縮
冷凍装置3の、蒸発器5の被冷却流体出口5aに温度セ
ンサー6と温度調節計7、凝縮器17出口の分岐液管1
8,24にエコノマイザーとガスクーラーへの膨張弁又
は給液弁19,25、温度調節計と膨張弁又は給液弁を
連結する信号線26,27、ガスクーラーの分岐ガス管
9に温度調節計間に信号線11を連結した自動弁10を
それぞれ設け、温度調節計の設定温度信号でエコノマイ
ザーへ給液を停止し、ガスクーラーへ給液を開始し、2
段圧縮機の低段吐出ガス圧を低段吸入ガス圧と等しくす
る。
Description
超低温に及ぶ被冷却空気温度を必要とし、しかもこの温
度範囲の適宜温度に対して±0.2℃の精度で該温度を
維持する必要のある半導体環境試験装置等の恒温装置に
使用するエコノマイザーを有し、2段圧縮機の低段吐出
ガス管と高段吸入ガス管を連結する配管にガスクーラー
を装備した2段圧縮冷凍装置の容量制御方法及びその装
置に関する。
窒素と電熱ヒーターを組み合わせたものが専ら使用され
ている。
知の1元冷凍装置又は2元冷凍装置の適用が容易に考え
られる。
たものでは、その沸点(−195.8℃)が低いため、
液体窒素を蒸発させながら、適宜温度に試験試料を冷や
している。
て例えば−3℃、−45℃、−55℃等の一定温度に保
持して環境試験を行っている。
備の液体窒素を準備する必要があり、連続運転ができ
ず、高価に付くという欠点があった。
により試験試料を搬入し、恒温装置の上方よりテストヘ
ッドTを操作して試験を行い、取り出す操作孔S等があ
り、該操作孔S等の開閉隙間より窒素ガスが漏れ、窒息
する危険性があり、作業環境が悪いという欠点があっ
た。
は2元冷凍装置を使用したものでは、作業性等の面から
冷却降下時に被冷却空気を約30分間で常温より前記低
温から超低温に至る温度範囲の一定温度に冷却降下させ
る冷凍能力を具備する必要がある。
力を有する冷凍圧縮機が必要で、1元冷凍装置では0〜
−30℃の温度範囲は単段圧縮機、−30〜−60℃の
温度範囲では2段圧縮機を用いる必要があり、装置が複
雑になる欠点があった。
負荷が比較的小さく、1元冷凍装置又は2元冷凍装置の
圧縮機は容量制御機構を有しないため、前記温度範囲の
設定温度が高い場合ほど恒温装置の冷凍負荷が小さく、
逆に該冷凍装置の圧縮機の冷凍能力は大きくなる。
におけるその温度の維持が困難となるので、1元冷凍装
置において、高温に対しては単段圧縮機、低温に対して
は2段圧縮機を用いなければならない。
能力特性があるので、設定温度に対する冷凍能力に余剰
が生じ、該余剰の冷凍能力を電熱ヒーターにより加熱し
て相殺し、設定温度を維持するため、省エネルギー化に
反する欠点がある。
に使用するエコノマイザーを有し、2段圧縮機の低段吐
出ガス管と高段吸入ガス管を連結する配管にガスクーラ
ーを設けた2段圧縮冷凍装置において、該冷凍装置の温
度制御の簡素化と省エネルギー化を可能とする2段圧縮
冷凍装置の容量制御方法及びその装置を提供することを
目的とする。
に本発明は、半導体環境試験装置等の恒温装置に使用す
るエコノマイザーを有し、2段圧縮機の低段吐出ガス管
と高段吸入ガス管を連結する配管にガスクーラーを設け
た2段圧縮冷凍装置において、蒸発器の被冷却流体出口
に該出口温度を検出する温度センサーと任意の温度に設
定可能な温度調節計を設ける。
を設け、該分岐液管のそれぞれにエコノマイザーとガス
クーラーへの膨張弁又は給液弁を設ける。
節計とガスクーラーへのそれぞれ膨張弁又は給液弁を連
結する信号線を設ける。
管を設け、該分岐ガス管に弁を介在して設け、該弁と温
度調節計間に信号線を設ける。
流体出口の設定温度信号により、エコノマイザーへの給
液を停止するとともにガスクーラーへの給液を開始し、
2段圧縮機の低段吐出ガスを分岐ガス管を介してガスク
ーラーから該圧縮機の低段吸入ガス管側へ戻す。
の残余のガスを2段圧縮機の高段吸入ガス管側へ吸入さ
せる。
るエコノマイザー4を有し、2段圧縮機8の低段吐出ガ
ス管13と高段吸入ガス管14を連結する配管15にガ
スクーラー23を設けた2段圧縮冷凍装置3において、
その蒸発器5の被冷却流体出口5aに設けた該出口温度
を検出する温度センサー6の温度が温度調節計7の設定
温度になると、該調節計7から設定温度信号が発せられ
る。
ー23に連結した凝縮器17出口の2本の分岐液管1
8,24に介在した膨張弁又は給液弁19,25を信号
線26,27を介して開閉し、エコノマイザー4への給
液を停止し、ガスクーラー23への給液を開始し、ガス
クーラー23から低段吸入ガス管12への分岐ガス管9
の自動弁10を開く。
からのガスと凝縮器17の出口から分岐液管24を通過
して膨張弁又は給液弁25から供給される低温液がガス
クーラー23を介してガス化し、低段吸入ガス管12へ
流入する。
ーラー23からの凝縮器17出口の分岐液管24を経て
供給される冷媒液がガス化した圧力により上昇し、低段
吸入圧力と低段吐出圧力及び高段吸入圧力が同一圧力と
なるため、低段側Aのガス圧縮作用が行われず、ガス圧
縮に要する動力を必要としない。
内、同一圧力となった圧縮機8の低段吸入圧力と低段吐
出圧力及び高段吸入圧力よりの余剰部分のみが高段吸入
ガス管14に吸入され、高段側Bで圧縮されて高段吐出
ガス管16から凝縮器17に至る。
4へのガス量は減少し、高段吐出圧力は低下し、該圧縮
機8の冷凍能力と動力は低段側Aのガス圧縮仕事及び高
段側Bのガス量の減少分のガス圧縮仕事をする必要がな
いため、減少して容量制御が有効になる。
は、ガスクーラー23で冷却することにより防止でき
る。
詳細に説明する。
ので、図2は本発明のガスクーラーを使用した2段圧縮
冷凍装置のもので、図3は従来の同2段圧縮冷凍装置の
ものである。
縮冷凍装置3とダクトDで連結した恒温装置2内でコン
ベアC上に載置した半導体をそれぞれの用途に合わせて
一定の温度に保持して試験を行うものである。
に応じた−3℃、−45℃、−55℃で、それぞれ±
0.2℃の精度を維持して約48時間に亘って保持する
ものである。
温に戻し、半導体環境試験が終了するものである。
した、1元冷凍装置からなる2段圧縮冷凍装置で、図3
に示す従来の同1元冷凍装置からなる2段圧縮冷凍装置
3aを利用したものである。
圧縮機8の高段吐出ガス管16に凝縮器17を介して連
結した伝熱管4aを内蔵したものである。
岐液管18,24の一方18よりエコノマイザー用の膨
張弁又は給液弁19を介して該伝熱管4aの外周に高圧
液を低温液として給液管4bから供給する。
液から気化熱を奪い、ガス化してガス出口4cよりエコ
ノマイザー戻りガス管20に流れ、凝縮器17よりの高
圧液を過冷却する。
冷却液管21に低段側膨張弁22を介して連結し、該膨
張弁22で低圧となった過冷却液により熱を奪い、被冷
却流体を冷却する。
けた温度センサーで、該出口5aの温度を検出するもの
である。
温度に設定が可能な温度調節計で、温度センサー6で該
調節計7での設定温度(0〜−30℃の範囲の温度)を
検出すると、設定温度信号を発するものである。
2:1のそれぞれ低段側Aと高段側Bの圧縮機から成
り、蒸発器5のガス出口5bを低段吸入ガス管12に連
結したものである。
と高段吸入ガス管14を配管15で連結し、高段吐出ガ
ス管16を凝縮器17入口に連結したものである。
13と高段吸入ガス管14を連結した配管15に設けた
ガスクーラー23から分岐したもので、先端を自動弁1
0を介して前記低段吸入ガス管12に連結する。
出口よりの分岐液管18から膨張弁又は給液弁19を介
してエコノマイザー4に供給された低温液をエコノマイ
ザー戻りガス管20を経て供給する。
弁又は給液弁25を介して低温液として直接ガスクーラ
ー23に供給する。
液は低段吐出ガス管13から高段吸入ガス管14へのガ
スから熱を奪い、自身はガス化して該ガスを冷却する。
で、前記温度調節計7と信号線11で結線したもので、
温度センサー6が設定温度を検出すると、該調節計7よ
りの設定温度信号を受けて開くものである。
張弁又は給液弁19,25をそれぞれ結線したもので、
温度センサー6が設定温度を検出すると、該調節計7よ
りの設定温度信号を受けて該弁19を閉弁し、該弁25
を開弁する。
ると、エコノマイザー4への給液を停止し、ガスクーラ
ー23への給液を開始する。
管12への分岐ガス管9に介在した自動弁10を開くか
ら、低段吸入ガス管12とガスクーラー23即ち低段吐
出ガス管13及び高段吸入ガス管14の圧力は等しくな
る。
吸入、吐出ガス管12,13間で圧縮作用を行わず、2
段圧縮機8の高段側Bのみで行うことになる。
23の凝縮器17出口での分岐液管24より膨張弁又は
給液弁25を介して供給されるガスの内、低段吸入ガス
管12と低段吐出ガス管13及び高段吸入ガス管14の
等しくなったガス圧以上の余剰のガスが圧縮される。
4内の圧力は蒸発器5及びエコノマイザー4の熱負荷に
見合ったものになる。
度は適正な一定の温度に保持されるから、潤滑油系統は
正常に作動し、2段圧縮機8の低段側Aの容量制御は有
効なものとなる。
センサー6が該設定温度に到達していない場合には、温
度調節計7は設定温度信号を発しないから、自動弁10
を閉鎖し、膨張弁又は給液弁19を開放し、同弁25を
閉鎖する。
吸入、吐出ガス管12,13のガス圧は同圧とならず、
低段側Aと高段側Bが作動する従来通りの2段圧縮機と
して作用する。
23に給液せず、分岐液管18を介して凝縮器17出口
の高圧液は膨張弁又は給液弁19を経てエコノマイザー
4に給液されるから、給液管4bから伝熱管4a外周に
低温液として給液される。
化熱を奪い、ガス化してガス出口4cよりエコノマイザ
ー戻りガス管20に流れ、凝縮器17よりの高圧液を過
冷却する。
センサー6が該設定温度以下を検出した場合には、エコ
ノマイザーを有するガスクーラー付き2段圧縮冷凍装置
として作動する。
ロード)2段圧縮機と低段側Aをアンロードした2段圧
縮機の冷凍能力と動力について比較すると、表1のよう
になる。
態では蒸発器出口空気設定温度0〜−30℃に対し蒸発
温度−40℃以上の条件を対応させることにより、熱負
荷に対して圧縮機の冷凍能力を軽減することができる。
ら、設定温度が比較的高い(0〜−30℃)場合に、設
定温度に達すると、凝縮器17の出口の高圧液をエコノ
マイザー4に給液せず、直接ガスクーラー23に給液
し、分岐ガス管9に設けた自動弁10を開き、低段吸入
圧力を上昇し、低段吐出圧力と等しくするから、2段圧
縮機8の低段側Aは圧縮仕事を行わず、高段側Bが圧縮
仕事を行い、主として高段側Bの冷凍能力が有効とな
る。
の設定温度に対して蒸発器5の熱負荷に見合ったものに
なるため、温度維持を目的とする制御が容易となる。
行わないから、低段側Aは摩擦のみとなり、2段圧縮機
の軸動力が減少し、省エネルギーが達成できる。
℃の設定温度に対して単段圧縮機のように作動するか
ら、従来のように2段圧縮機の他に単段圧縮機を設ける
必要がなく、装置自体が簡素化できる。
略図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体環境試験装置等の恒温装置に使用
するエコノマイザーを有し、2段圧縮機の低段吐出ガス
管と高段吸入ガス管を連結する配管にガスクーラーを装
備した2段圧縮冷凍装置において、蒸発器の被冷却流体
出口の設定温度信号により、エコノマイザーへの給液を
停止するとともにガスクーラーへの給液を開始し、2段
圧縮機の低段吐出ガスをガスクーラーから該圧縮機の低
段吸入ガス管側へ戻し、ガスクーラーの低段吸入ガス管
側への残余のガスを2段圧縮機の高段吸入ガス管側へ吸
入させることを特徴とする2段圧縮冷凍装置の容量制御
方法。 - 【請求項2】 半導体環境試験装置等の恒温装置に使用
するエコノマイザーを有し、2段圧縮機の低段吐出ガス
管と高段吸入ガス管を連結する配管にガスクーラーを装
備した2段圧縮冷凍装置において、蒸発器の被冷却流体
出口に該出口温度を検出する温度センサーと任意の温度
に設定可能な温度調節計を設け、凝縮器の冷媒出口に設
けた2本の分岐液管のそれぞれにエコノマイザーとガス
クーラーへの膨張弁又は給液弁を設け、該温度調節計と
エコノマイザーとガスクーラーへの膨張弁又は給液弁を
連結する信号線を設け、ガスクーラーに2段圧縮機の低
段吸入ガス管と連結する分岐ガス管を設け、該分岐ガス
管に弁を設け、該弁と温度調節計間に信号線を設けたこ
とを特徴とする2段圧縮冷凍装置の容量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005005A JP2541741B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 2段圧縮冷凍装置の容量制御方法及びその装置 |
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JPH06213170A true JPH06213170A (ja) | 1994-08-02 |
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JP (1) | JP2541741B2 (ja) |
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1993
- 1993-01-14 JP JP5005005A patent/JP2541741B2/ja not_active Expired - Fee Related
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