JPH06212564A - ポリエステルジオグリッド - Google Patents
ポリエステルジオグリッドInfo
- Publication number
- JPH06212564A JPH06212564A JP488793A JP488793A JPH06212564A JP H06212564 A JPH06212564 A JP H06212564A JP 488793 A JP488793 A JP 488793A JP 488793 A JP488793 A JP 488793A JP H06212564 A JPH06212564 A JP H06212564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester
- geogrid
- resin
- fiber
- treating agent
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- Pending
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的はポリエステル繊維にアルカリ
加水分解を受けにくい化学的特性を付与し、かつ繊維と
樹脂との密着性を高めポリエステル繊維本来の優れた特
性をそのまま発揮することのできるポリエステルジオグ
リッドを提供することにある。 【構成】 ポリエステル繊維からなる格子状繊維シート
を樹脂で被覆処理してなるポリエステルジオグリッドに
おいて、ポリエステルの極限粘度が０．９１以上、カル
ボキシル末端基濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇ以下であっ
て、樹脂被覆処理の第１処理剤が主としてポリエポキシ
ド化合物からなり，第２処理剤が自己架橋型アクリルス
チレンゴムラテックスを主成分としカーボンブラックを
配合したものであることを特徴とするポリエステルジオ
グリッド。
加水分解を受けにくい化学的特性を付与し、かつ繊維と
樹脂との密着性を高めポリエステル繊維本来の優れた特
性をそのまま発揮することのできるポリエステルジオグ
リッドを提供することにある。 【構成】 ポリエステル繊維からなる格子状繊維シート
を樹脂で被覆処理してなるポリエステルジオグリッドに
おいて、ポリエステルの極限粘度が０．９１以上、カル
ボキシル末端基濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇ以下であっ
て、樹脂被覆処理の第１処理剤が主としてポリエポキシ
ド化合物からなり，第２処理剤が自己架橋型アクリルス
チレンゴムラテックスを主成分としカーボンブラックを
配合したものであることを特徴とするポリエステルジオ
グリッド。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート中あるいは
アルカリ性土中に埋設して使用する耐アルカリ性の向上
したポリエステルジオグリッドに関する。
アルカリ性土中に埋設して使用する耐アルカリ性の向上
したポリエステルジオグリッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、土木工事などに使用される格子状
シート、即ちジオグリッドにはプラスチック製の格子状
シートや合成繊維、特にビニロンを主体としたメッシュ
編み織布に塩化ビニル樹脂などを含浸付与したテキスタ
イルジオグリッドが使用されている。例えば合成繊維フ
ィラメント糸で織編された格子状繊維シートにポリ塩化
ビニル樹脂を含浸被覆した土木用格子状シートが実公平
２−１７０３０号公報などに提案されている。ここにジ
オグリッドに用いられる合成繊維の中でポリエステル繊
維は機械的特性、耐疲労性、耐熱性等の点で他の繊維よ
りも優れた性能を有しておりジオグリッド用合成繊維と
して有望な素材である。しかしながらポリエステル繊維
はアルカリ加水分解を受けやすいという欠点があり、ま
た繊維と樹脂との密着性が悪いために、従来のようにポ
リ塩化ビニル樹脂で被覆しただけでは、長期間、土中あ
るいはコンクリート中で使用した場合、アルカリ性の水
が繊維中へ浸透して繊維を劣化させ繊維の優れた特性を
低下させてしまう。
シート、即ちジオグリッドにはプラスチック製の格子状
シートや合成繊維、特にビニロンを主体としたメッシュ
編み織布に塩化ビニル樹脂などを含浸付与したテキスタ
イルジオグリッドが使用されている。例えば合成繊維フ
ィラメント糸で織編された格子状繊維シートにポリ塩化
ビニル樹脂を含浸被覆した土木用格子状シートが実公平
２−１７０３０号公報などに提案されている。ここにジ
オグリッドに用いられる合成繊維の中でポリエステル繊
維は機械的特性、耐疲労性、耐熱性等の点で他の繊維よ
りも優れた性能を有しておりジオグリッド用合成繊維と
して有望な素材である。しかしながらポリエステル繊維
はアルカリ加水分解を受けやすいという欠点があり、ま
た繊維と樹脂との密着性が悪いために、従来のようにポ
リ塩化ビニル樹脂で被覆しただけでは、長期間、土中あ
るいはコンクリート中で使用した場合、アルカリ性の水
が繊維中へ浸透して繊維を劣化させ繊維の優れた特性を
低下させてしまう。
【０００３】
【発明の目的】本発明は以上の事情を背景としてなされ
たものであり、本発明の目的はポリエステル繊維にアル
カリ加水分解を受けにくい化学的特性を付与し、かつ繊
維と樹脂との密着性を高めポリエステル繊維本来の優れ
た特性をそのまま発揮することのできるポリエステルジ
オグリッドを提供することにある。
たものであり、本発明の目的はポリエステル繊維にアル
カリ加水分解を受けにくい化学的特性を付与し、かつ繊
維と樹脂との密着性を高めポリエステル繊維本来の優れ
た特性をそのまま発揮することのできるポリエステルジ
オグリッドを提供することにある。
【０００４】
【発明の構成】すなわち本発明は「＜請求項１＞ ポリ
エステル繊維からなる格子状繊維シートを樹脂で被覆処
理してなるポリエステルジオグリッドにおいて、ポリエ
ステルの極限粘度が０．９１以上、カルボキシル末端基
濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇ以下であって、樹脂被覆処理
の第１処理剤がポリエポキシド化合物からなり、第２処
理剤が自己架橋型アクリルスチレンゴムラテックスを主
成分としカーボンブラックを配合したものであることを
特徴とするポリエステルジオグリッド。」である。
エステル繊維からなる格子状繊維シートを樹脂で被覆処
理してなるポリエステルジオグリッドにおいて、ポリエ
ステルの極限粘度が０．９１以上、カルボキシル末端基
濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇ以下であって、樹脂被覆処理
の第１処理剤がポリエポキシド化合物からなり、第２処
理剤が自己架橋型アクリルスチレンゴムラテックスを主
成分としカーボンブラックを配合したものであることを
特徴とするポリエステルジオグリッド。」である。
【０００５】本発明のポリエステルジオグリッドに用い
るポリエステルの極限粘度は０．９１以上、カルボキシ
ル末端基濃度は１２ｅｑ／１０6 ｇ以下である。ポリエ
ステルの極限粘度が０．９１未満では実用的に充分な耐
アルカリ性をジオグリッドに付与することができない。
カルボキシル末端基濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇを越える
場合も実用的に充分な耐アルカリ性をジオグリッドに付
与することができない。 樹脂被覆処理の第１処理剤組
成物はポリエポキシド化合物を主体とする処理剤であ
る。ここにポリエポキシド化合物とは１分子中に少なく
とも２個以上のエポキシ基を該化合物１００ｇ当り０．
２ｇ当量以上含有する化合物であり、エチレングリコー
ル、グリセロール、ソルビトール、ペンタエリスリトー
ル、ポリエチレングリコール等の夛価アルコール類とエ
ピクロルヒドリンの如きハロゲン含有エポキシド類との
反応生成物、レゾルシン、ビス（４−ヒドロキシフエニ
ル）ジメチルメタン、フエノール・ホルムアルデヒド樹
脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂等の夛価フエノ
ール類と前記ハロゲン含有エポキシド類との反応生成
物、過酢酸又は過酸化水素等で不飽和結合部を酸化して
得られるポリエポキシド化合物、例えば３，４−エポキ
シシクロヘキセンエポキシド、３，４−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−３，４−エポキシシクロヘキセンカル
ボキシレート、ビス（３，４−エポキシ−６−メチル−
シクロヘキシルメチル）アジペートなどである。これら
のうち特に夛価アルコールとエピクロルヒドリンとの反
応生成物、すなわち夛価アルコールのポリグリシジルエ
ーテル化合物が優れた性能を発揮するので好ましい。か
かるポリエポキシド化合物は水溶液として用いる。
るポリエステルの極限粘度は０．９１以上、カルボキシ
ル末端基濃度は１２ｅｑ／１０6 ｇ以下である。ポリエ
ステルの極限粘度が０．９１未満では実用的に充分な耐
アルカリ性をジオグリッドに付与することができない。
カルボキシル末端基濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇを越える
場合も実用的に充分な耐アルカリ性をジオグリッドに付
与することができない。 樹脂被覆処理の第１処理剤組
成物はポリエポキシド化合物を主体とする処理剤であ
る。ここにポリエポキシド化合物とは１分子中に少なく
とも２個以上のエポキシ基を該化合物１００ｇ当り０．
２ｇ当量以上含有する化合物であり、エチレングリコー
ル、グリセロール、ソルビトール、ペンタエリスリトー
ル、ポリエチレングリコール等の夛価アルコール類とエ
ピクロルヒドリンの如きハロゲン含有エポキシド類との
反応生成物、レゾルシン、ビス（４−ヒドロキシフエニ
ル）ジメチルメタン、フエノール・ホルムアルデヒド樹
脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂等の夛価フエノ
ール類と前記ハロゲン含有エポキシド類との反応生成
物、過酢酸又は過酸化水素等で不飽和結合部を酸化して
得られるポリエポキシド化合物、例えば３，４−エポキ
シシクロヘキセンエポキシド、３，４−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−３，４−エポキシシクロヘキセンカル
ボキシレート、ビス（３，４−エポキシ−６−メチル−
シクロヘキシルメチル）アジペートなどである。これら
のうち特に夛価アルコールとエピクロルヒドリンとの反
応生成物、すなわち夛価アルコールのポリグリシジルエ
ーテル化合物が優れた性能を発揮するので好ましい。か
かるポリエポキシド化合物は水溶液として用いる。
【０００６】樹脂被覆処理の第２処理剤組成物は自己架
橋型アクリルスチレンゴムラテックス主体とし、これに
カーボンブラックを配合したものである。自己架橋型ア
クリルスチレンゴムラテックスとは分子中にアクリル樹
脂とスチレン樹脂とがブロックで存在しており外部から
の熱によりそれぞれが単独又は両者が架橋をして高分子
樹脂を形成するものである。カーボンブラックは市販さ
れている通常のものを用いることができるが特にＨＡＦ
カーボンが望ましい。
橋型アクリルスチレンゴムラテックス主体とし、これに
カーボンブラックを配合したものである。自己架橋型ア
クリルスチレンゴムラテックスとは分子中にアクリル樹
脂とスチレン樹脂とがブロックで存在しており外部から
の熱によりそれぞれが単独又は両者が架橋をして高分子
樹脂を形成するものである。カーボンブラックは市販さ
れている通常のものを用いることができるが特にＨＡＦ
カーボンが望ましい。
【０００７】ポリエステルからなる格子状織物に処理剤
を付着せしめるにはローラーとの接触もしくはノズルか
らの噴霧による塗布または溶液への浸漬などの任意の方
法を採用することができる。ピンホールもなく一番好ま
しく処理できるのは浸漬による方法である。格子状織物
に対する固形分付着量は処理剤組成物として１０〜５０
重量％、好ましくは２０〜４０重量％付着せしめるのが
好適である。繊維織物に対する固形分付着量を制御の方
法としては圧接ローラーによる絞り、スクレバー等によ
るかき落とし、空気吹き付けによる吹き飛ばし、吸引、
ビーターによる叩き等の手段を用いてもよい。
を付着せしめるにはローラーとの接触もしくはノズルか
らの噴霧による塗布または溶液への浸漬などの任意の方
法を採用することができる。ピンホールもなく一番好ま
しく処理できるのは浸漬による方法である。格子状織物
に対する固形分付着量は処理剤組成物として１０〜５０
重量％、好ましくは２０〜４０重量％付着せしめるのが
好適である。繊維織物に対する固形分付着量を制御の方
法としては圧接ローラーによる絞り、スクレバー等によ
るかき落とし、空気吹き付けによる吹き飛ばし、吸引、
ビーターによる叩き等の手段を用いてもよい。
【０００８】本発明においては、ポリエステル格子状織
物を、カーボンブラックを配合した自己架橋型アクリル
スチレンゴムラテックスで処理する前に、エポキシ化合
物で予め処理を行うが，この前処理により、ポリエステ
ルと被覆樹脂との密着性が向上し、界面への外部からの
水分、アルカリ水溶液の進入を防止することが出来る。
物を、カーボンブラックを配合した自己架橋型アクリル
スチレンゴムラテックスで処理する前に、エポキシ化合
物で予め処理を行うが，この前処理により、ポリエステ
ルと被覆樹脂との密着性が向上し、界面への外部からの
水分、アルカリ水溶液の進入を防止することが出来る。
【０００９】
【発明の作用効果】本発明によるポリエステルジオグリ
ッドは耐アルカリ性に優れたものであり、土木工事など
で土中に埋設される補強層として利用可能である。本発
明のポリエステルジオグリッドは土中あるいはコンクリ
ート中で使用されるとき、その雰囲気が強アルカリであ
っても強度劣化の進行が極めて遅い。従って例えばコン
クリート中で使用したときコンクリートの中和速度の方
がポリエステルジオグリッドの強度劣化速度よりも早い
ため、ポリエステルジオグリッドのある程度の強度劣化
は実用的には差し支えがない。
ッドは耐アルカリ性に優れたものであり、土木工事など
で土中に埋設される補強層として利用可能である。本発
明のポリエステルジオグリッドは土中あるいはコンクリ
ート中で使用されるとき、その雰囲気が強アルカリであ
っても強度劣化の進行が極めて遅い。従って例えばコン
クリート中で使用したときコンクリートの中和速度の方
がポリエステルジオグリッドの強度劣化速度よりも早い
ため、ポリエステルジオグリッドのある程度の強度劣化
は実用的には差し支えがない。
【００１０】本発明の方法によりポリエステル繊維束を
被覆処理すると耐アルカリ性が飛躍的に向上する。
被覆処理すると耐アルカリ性が飛躍的に向上する。
【００１１】以下、本発明のポリエステルジオグリッド
の製造方法を実施例で具体的に説明する。なお、実施例
において各評価項目は下記の方法に従って評価した。 ＜極限粘度：［η］＞クロロフエノール溶液のポリマー
濃度を変えウベローデ粘度計で流下時間を測定し、その
極限粘度を求めた。 ＜カルボキシル末端基濃度＞ベンゾフエノールとクロロ
ホルムとの混合溶媒にポリエステルを溶解し、水酸化ナ
トリウムとベンジルアルコールとの混合溶媒で滴定して
求めた。 ＜耐アルカリ性＞水酸化カルシウムの過飽和溶液と０．
８ｍｏｌ／ｌの水酸化ナトリウム水溶液とを１：１に混
合した溶液中にポリエステルジオグリッドを６０℃で３
０日間浸漬した後の強力保持率（浸漬前の強力保持率／
浸漬後の強力保持率×１００％）で評価した。
の製造方法を実施例で具体的に説明する。なお、実施例
において各評価項目は下記の方法に従って評価した。 ＜極限粘度：［η］＞クロロフエノール溶液のポリマー
濃度を変えウベローデ粘度計で流下時間を測定し、その
極限粘度を求めた。 ＜カルボキシル末端基濃度＞ベンゾフエノールとクロロ
ホルムとの混合溶媒にポリエステルを溶解し、水酸化ナ
トリウムとベンジルアルコールとの混合溶媒で滴定して
求めた。 ＜耐アルカリ性＞水酸化カルシウムの過飽和溶液と０．
８ｍｏｌ／ｌの水酸化ナトリウム水溶液とを１：１に混
合した溶液中にポリエステルジオグリッドを６０℃で３
０日間浸漬した後の強力保持率（浸漬前の強力保持率／
浸漬後の強力保持率×１００％）で評価した。
【００１２】
【実施例１〜４、比較例１〜５】［η］、カルボキシル
末端基濃度の異なるポリエステル繊維（帝人株式会社
製）を３千〜３万デニールの太さに引き揃え第１浴処理
剤としてソルビトールポリグリシジルエーテル（商品
名：Ｅｘ−６１１、ナガセ化成株式会社製、１００％濃
度）３．０ｇにジオクチルスルフォサクシネートナトリ
ウム塩（商品名：ネオコールＳＷ−３０、３０％水溶
液、第一工業製薬株式会社製）２．５ｇを加え均一に溶
解する。これに水５００ｇを攪拌しながら加え均一に溶
解させる。次いで第２処理剤として自己架橋型アクリル
スチレンゴムラテックス（商品名：ＱＶＲ１００３、日
本ゼオン株式会社製、４０％水分散液）８００ｇにＨＡ
Ｆカーボン６０ｇを添加しゆっくりと攪拌する。次いで
メチルセルロース（岸田化学株式会社製、試薬一級）を
８０ｇ添加し増粘する。増粘後の粘度は２０００〜３０
００ｃｐｓであった。これらの処理剤をポリエステル繊
維束に浸漬法にて付与し第１浴処理剤付与後は１３０℃
で２分間のドライ、次いで２３０℃で１分間のキュアー
を行い，第２浴処理剤付与後は１２０℃で３分間のドラ
イの後、２００℃で１分間のキュアーを行った。得られ
た樹脂被覆ポリエステル繊維束をオートクレーブ中で
０．８モル／リットルのＮａＯＨ水溶液中で、６０℃で
４００時間の浸漬処理を行い、そのときの強度保持率を
評価した。実験結果を表１に示す。比較例は第１浴処理
のない場合、付着量の少ない場合、ポリエステルの特性
である［η］が低い場合及びカルボキシル末端基濃度の
高い場合を示した。
末端基濃度の異なるポリエステル繊維（帝人株式会社
製）を３千〜３万デニールの太さに引き揃え第１浴処理
剤としてソルビトールポリグリシジルエーテル（商品
名：Ｅｘ−６１１、ナガセ化成株式会社製、１００％濃
度）３．０ｇにジオクチルスルフォサクシネートナトリ
ウム塩（商品名：ネオコールＳＷ−３０、３０％水溶
液、第一工業製薬株式会社製）２．５ｇを加え均一に溶
解する。これに水５００ｇを攪拌しながら加え均一に溶
解させる。次いで第２処理剤として自己架橋型アクリル
スチレンゴムラテックス（商品名：ＱＶＲ１００３、日
本ゼオン株式会社製、４０％水分散液）８００ｇにＨＡ
Ｆカーボン６０ｇを添加しゆっくりと攪拌する。次いで
メチルセルロース（岸田化学株式会社製、試薬一級）を
８０ｇ添加し増粘する。増粘後の粘度は２０００〜３０
００ｃｐｓであった。これらの処理剤をポリエステル繊
維束に浸漬法にて付与し第１浴処理剤付与後は１３０℃
で２分間のドライ、次いで２３０℃で１分間のキュアー
を行い，第２浴処理剤付与後は１２０℃で３分間のドラ
イの後、２００℃で１分間のキュアーを行った。得られ
た樹脂被覆ポリエステル繊維束をオートクレーブ中で
０．８モル／リットルのＮａＯＨ水溶液中で、６０℃で
４００時間の浸漬処理を行い、そのときの強度保持率を
評価した。実験結果を表１に示す。比較例は第１浴処理
のない場合、付着量の少ない場合、ポリエステルの特性
である［η］が低い場合及びカルボキシル末端基濃度の
高い場合を示した。
【００１３】
【表１】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０２Ｄ 3/00 １０２ 9013−2Ｄ // Ｄ０１Ｆ 6/92 ３０２ Ａ 7199−3Ｂ Ｄ０６Ｍ 101:32
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリエステル繊維からなる格子状繊維シ
ートを樹脂で被覆処理してなるポリエステルジオグリッ
ドにおいて、ポリエステルの極限粘度が０．９１以上、
カルボキシル末端基濃度が１２ｅｑ／１０6 ｇ以下であ
って、樹脂被覆処理の第１処理剤が主としてポリエポキ
シド化合物からなり、第２処理剤が自己架橋型アクリル
スチレンゴムラテックスを主成分としカーボンブラック
を配合したものであることを特徴とするポリエステルジ
オグリッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP488793A JPH06212564A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | ポリエステルジオグリッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP488793A JPH06212564A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | ポリエステルジオグリッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212564A true JPH06212564A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11596197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP488793A Pending JPH06212564A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | ポリエステルジオグリッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06212564A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0773311A1 (en) * | 1995-11-02 | 1997-05-14 | Hoechst Celanese Corporation | Geogrid composed of polyethylene terephthalate and polyolefin bicomponent fibers and a process for the preparation thereof |
| WO1999028563A1 (en) * | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Reinforced polymeric geogrids |
| KR100408978B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-12-06 | 주식회사 삼양사 | 무공해성 수지로 코팅하는 텍스타일 지오그리드의 제조방법 |
| EP1659224A1 (en) * | 2004-11-17 | 2006-05-24 | DRC Polymer Products Limited | Geomembrane |
| KR100583479B1 (ko) * | 1999-05-19 | 2006-05-24 | 주식회사 코오롱 | 지오그리드용 폴리에스터사, 지오그리드 및 그 제조방법 |
| CN105401442A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-03-16 | 泰安路德工程材料有限公司 | 一种超高分子量聚乙烯纤维格栅网的涂层处理方法 |
| KR101692187B1 (ko) * | 2016-03-25 | 2017-01-04 | 주식회사 더원 | 수성 코팅제를 사용한 폴리에스테르 지오그리드의 제조방법 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP488793A patent/JPH06212564A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0773311A1 (en) * | 1995-11-02 | 1997-05-14 | Hoechst Celanese Corporation | Geogrid composed of polyethylene terephthalate and polyolefin bicomponent fibers and a process for the preparation thereof |
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