JPH06212165A - コークス炉の操業管理システム - Google Patents
コークス炉の操業管理システムInfo
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- JPH06212165A JPH06212165A JP2352493A JP2352493A JPH06212165A JP H06212165 A JPH06212165 A JP H06212165A JP 2352493 A JP2352493 A JP 2352493A JP 2352493 A JP2352493 A JP 2352493A JP H06212165 A JPH06212165 A JP H06212165A
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- coke
- coking coal
- production
- coal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原料炭の受け入れからコークスの生産・出荷
までの操業を一元化管理する。 【構成】 企業におけるコークスの生産、ひいては、コ
ークス炉の操業につき、分散型制御システムを適用し、
月間単位での各ユーザーのコークス需要に応じた販売情
報と、各原料炭山元からの原料炭の入着情報とにより、
コークスの生産・出荷と、原料炭の受け入れとの各基本
計画を決定して、コークス生産工場の生産調整・管理セ
クションに通達し、かつ各需要に基づいたコークスの出
荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示し、生
産調整・管理セクションでは、操業管理のための所要期
間に亘る各生産管理計画、ならびに日毎の各生産管理計
画を策定して、原料炭の粉砕・配合を含む製品製造セク
ションとの間で、貯炭量と貯骸量との各管理の下に、コ
ンピュータ制御による原料炭の粉砕・配合、コークス炉
の運転を行ない、操業自体を一元化管理する。
までの操業を一元化管理する。 【構成】 企業におけるコークスの生産、ひいては、コ
ークス炉の操業につき、分散型制御システムを適用し、
月間単位での各ユーザーのコークス需要に応じた販売情
報と、各原料炭山元からの原料炭の入着情報とにより、
コークスの生産・出荷と、原料炭の受け入れとの各基本
計画を決定して、コークス生産工場の生産調整・管理セ
クションに通達し、かつ各需要に基づいたコークスの出
荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示し、生
産調整・管理セクションでは、操業管理のための所要期
間に亘る各生産管理計画、ならびに日毎の各生産管理計
画を策定して、原料炭の粉砕・配合を含む製品製造セク
ションとの間で、貯炭量と貯骸量との各管理の下に、コ
ンピュータ制御による原料炭の粉砕・配合、コークス炉
の運転を行ない、操業自体を一元化管理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コークス炉の操業管
理システムに関し、さらに詳しくは、コークス炉におい
て、原料炭の受け入れからコークスの生産、出荷までの
操業を実際的かつ効果的に管理し得るようにした操業管
理システムに係るものである。
理システムに関し、さらに詳しくは、コークス炉におい
て、原料炭の受け入れからコークスの生産、出荷までの
操業を実際的かつ効果的に管理し得るようにした操業管
理システムに係るものである。
【0002】
【従来技術】一般的に、コークス製品、およびコークス
関連製品の製造・販売企業においては、この種のコーク
スの生産、ひいてはコークス炉の操業に関して、従来か
ら、図10に示されているような業務管理体制を採用し
ている。
関連製品の製造・販売企業においては、この種のコーク
スの生産、ひいてはコークス炉の操業に関して、従来か
ら、図10に示されているような業務管理体制を採用し
ている。
【0003】すなわち、該当企業の本社、各支店101
1、1011aにおいては、ユーザー1101側でのコ
ークスの需要に応じた各販売情報1102、1102a
を持ち寄り、コークス生産工場1012の業務部門(以
下、単に業務部門とも云う)1013に出荷依頼104
1を行なうと共に、本社1011のサイドで得られる原
料炭山元1111からの原料炭の入着情報1112によ
って業務部門1013に原料炭の受け入れ1042を指
示する。
1、1011aにおいては、ユーザー1101側でのコ
ークスの需要に応じた各販売情報1102、1102a
を持ち寄り、コークス生産工場1012の業務部門(以
下、単に業務部門とも云う)1013に出荷依頼104
1を行なうと共に、本社1011のサイドで得られる原
料炭山元1111からの原料炭の入着情報1112によ
って業務部門1013に原料炭の受け入れ1042を指
示する。
【0004】これに伴い、これらの本社、各支店101
1、1011aと業務部門1013との三者間では、1
回/月程度のコークス生産会議1031、および原料炭
会議1032を持ち、月単位(月次)のコークス生産計
画1033、ならびに当該コークス生産計画1033に
基づいた月次原料炭受け入れ計画1034の概案をそれ
ぞれに決定して、これらの月次コークス生産計画103
3、月次原料炭受け入れ計画1034の各概案をコーク
ス生産工場1012における製造部門(以下、単に製造
部門とも云う)1014の生産調整・管理Gr(グルー
プ;以下同様)1014aに伝達かつ指示する。
1、1011aと業務部門1013との三者間では、1
回/月程度のコークス生産会議1031、および原料炭
会議1032を持ち、月単位(月次)のコークス生産計
画1033、ならびに当該コークス生産計画1033に
基づいた月次原料炭受け入れ計画1034の概案をそれ
ぞれに決定して、これらの月次コークス生産計画103
3、月次原料炭受け入れ計画1034の各概案をコーク
ス生産工場1012における製造部門(以下、単に製造
部門とも云う)1014の生産調整・管理Gr(グルー
プ;以下同様)1014aに伝達かつ指示する。
【0005】また、前記製造部門1014の生産調整・
管理Gr1014aでは、会議決定された月次コークス
生産計画1033、月次原料炭受け入れ計画1034に
基づいて、コークス炉の操業につき、その都度、該当時
点におけるコークスの貯骸量1041aを参照した上
で、詳細な日単位(日次)のコークス生産計画1035
を策定し、併せて、受け入れる原料炭、ならびに該当時
点における貯炭量1042aから、それぞれの原料炭品
位、コークス品質、乾留条件1042bなどを考慮し
て、詳細な日次の原料炭配合計画1036を策定した後
に、前者の日次コークス生産計画1035に伴い、第1
製品製造Gr1014b1 に対しては、日毎の製品出荷
指示1051を行ない、かつ後者の日次原料炭配合計画
1032aに伴い、第1原料炭粉砕・配合Gr1014
c1を通して第2原料炭粉砕・配合Gr1014c2に対
しては、日毎の原料炭配合指示1052を行なう。
管理Gr1014aでは、会議決定された月次コークス
生産計画1033、月次原料炭受け入れ計画1034に
基づいて、コークス炉の操業につき、その都度、該当時
点におけるコークスの貯骸量1041aを参照した上
で、詳細な日単位(日次)のコークス生産計画1035
を策定し、併せて、受け入れる原料炭、ならびに該当時
点における貯炭量1042aから、それぞれの原料炭品
位、コークス品質、乾留条件1042bなどを考慮し
て、詳細な日次の原料炭配合計画1036を策定した後
に、前者の日次コークス生産計画1035に伴い、第1
製品製造Gr1014b1 に対しては、日毎の製品出荷
指示1051を行ない、かつ後者の日次原料炭配合計画
1032aに伴い、第1原料炭粉砕・配合Gr1014
c1を通して第2原料炭粉砕・配合Gr1014c2に対
しては、日毎の原料炭配合指示1052を行なう。
【0006】そして、前記製造部門1014の第1製品
製造Gr1014b1においては、前記生産調整・管理
Gr1014aからの日毎の製品出荷指示1051に従
い、コークス貯骸量1041aの貯払計画1061を策
定してから、当該貯払計画1061を含んでコークス炉
自体の操業運転のための運転計画1071を立案し、当
該コークス炉操業の運転計画1071を第2製品製造G
r1014b2に伝達かつ指示し、かつまた、第2原料
炭粉砕・配合Gr1014c2においては、前記生産調
整・管理Gr1014aからの日毎の原料炭配合指示1
052に従い、原料炭の粉砕・配合のための運転計画1
072を立案した上で、当該原料炭粉砕・配合の運転計
画1072に基づいて実質的な原料炭の粉砕・配合の運
転操作1082をなし、その後、引続き、前記第2製品
製造Gr1014b2において、こゝでの粉砕・配合さ
れた原料炭を乾留処理してコークスを製造するためのコ
ークス炉の運転操作1081を所期通りに実施するので
ある。
製造Gr1014b1においては、前記生産調整・管理
Gr1014aからの日毎の製品出荷指示1051に従
い、コークス貯骸量1041aの貯払計画1061を策
定してから、当該貯払計画1061を含んでコークス炉
自体の操業運転のための運転計画1071を立案し、当
該コークス炉操業の運転計画1071を第2製品製造G
r1014b2に伝達かつ指示し、かつまた、第2原料
炭粉砕・配合Gr1014c2においては、前記生産調
整・管理Gr1014aからの日毎の原料炭配合指示1
052に従い、原料炭の粉砕・配合のための運転計画1
072を立案した上で、当該原料炭粉砕・配合の運転計
画1072に基づいて実質的な原料炭の粉砕・配合の運
転操作1082をなし、その後、引続き、前記第2製品
製造Gr1014b2において、こゝでの粉砕・配合さ
れた原料炭を乾留処理してコークスを製造するためのコ
ークス炉の運転操作1081を所期通りに実施するので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコークス炉の操業管理システムにおいては、個
々の各セクション間、および各セクション内での各操業
処理が必ずしも一貫して行なわれておらず、労力、なら
びに時間に多くの無駄を生じているという好ましくない
問題点を有するもので、例えば、原料炭、およびコーク
スの銘柄が多種類に亘るために、当該原料炭、およびコ
ークスの処理ラインには多数の選択肢があり、これに対
応させるべく熟練した運転員の経験と労力とによる運
転、管理が必要であった。
た従来のコークス炉の操業管理システムにおいては、個
々の各セクション間、および各セクション内での各操業
処理が必ずしも一貫して行なわれておらず、労力、なら
びに時間に多くの無駄を生じているという好ましくない
問題点を有するもので、例えば、原料炭、およびコーク
スの銘柄が多種類に亘るために、当該原料炭、およびコ
ークスの処理ラインには多数の選択肢があり、これに対
応させるべく熟練した運転員の経験と労力とによる運
転、管理が必要であった。
【0008】この発明は、このような従来の問題点を解
消するためになされたもので、その目的とするところ
は、コンピュータを用いる管理、および制御処理によっ
て、原料炭の受け入れからコークスの生産・出荷までの
操業を一元化して管理し得るようにした、この種のコー
クス炉の操業管理システムを提供することである。
消するためになされたもので、その目的とするところ
は、コンピュータを用いる管理、および制御処理によっ
て、原料炭の受け入れからコークスの生産・出荷までの
操業を一元化して管理し得るようにした、この種のコー
クス炉の操業管理システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、企業におけるコークスの生産、ひいて
は、コークス炉の操業につき、本社・支店、および生産
現場における多品種に亘る原料炭の受け入れから多種類
に亘るコークスの製造・出荷までの管理、および制御処
理を汎用コンピュータ、プロセスコンピュータ、および
分散型制御システム(Distributed Control System、以
下、単にDCSとも云う)による一元化管理に基づいて
行ない得るようにしたものである。
に、この発明は、企業におけるコークスの生産、ひいて
は、コークス炉の操業につき、本社・支店、および生産
現場における多品種に亘る原料炭の受け入れから多種類
に亘るコークスの製造・出荷までの管理、および制御処
理を汎用コンピュータ、プロセスコンピュータ、および
分散型制御システム(Distributed Control System、以
下、単にDCSとも云う)による一元化管理に基づいて
行ない得るようにしたものである。
【0010】すなわち、この発明は、コークス製品、お
よびコークス関連製品の製造・販売企業における一元化
されたコークス炉の操業管理システムであって、本社・
各支店サイドでは、例えば、月間単位で、各ユーザーに
おけるコークスの需要に応じた販売情報、各原料炭山元
からの原料炭の入着情報により、コークスの生産・出
荷、原料炭の受け入れの各基本計画をそれぞれに決定す
る過程と、傘下のコークス生産工場の生産調整・管理セ
クションに対して、前記各基本計画を通達すると共に、
各需要に基づいたコークスの出荷依頼を行ない、かつ原
料炭の受け入れを指示する過程とを含み、前記コークス
生産工場サイドでは、前記生産調整・管理セクションに
おいて、前記通達されるコークスの生産・出荷、原料炭
の受け入れの各基本計画に基づき、所要月間、例えば、
1〜3ヶ月間程度を単位とするコークスの生産・出荷、
原料炭の受け入れの各第1次計画、および各該当月次に
おける各日次毎のコークスの生産・出荷、原料炭の受け
入れの詳細な各第2次計画をそれぞれに策定する過程
と、前記該当日次における既存コークスの貯骸量管理、
および既存原料炭・受け入れ原料炭の貯炭量管理とをな
す過程と、原料炭品位、コークス品質、乾留条件などを
考慮して原料炭の配合設計を行なうと共に、原料炭の粉
砕・配合を含む製品製造セクションとの間で、前記貯骸
量管理の下に、各日次毎のコークス炉運転計画、および
前記貯炭量管理の下に、各日次毎の配合指示に従った原
料炭の粉砕・配合のための粉砕・配合運転計画をそれぞ
れに策定する過程とを含み、前記製品製造セクションに
おいて、前記粉砕・配合運転計画による原料炭の粉砕・
配合のための運転操作を実施し、かつ当該運転操作によ
って粉砕・配合された原料炭をコークス炉に装入する過
程と、前記装入された原料炭を乾留処理してコークスを
製造するためのコークス炉の運転操作を実施する過程と
を含み、前記本社・各支店、コークス生産工場の各サイ
ド間、および各サイド内での各過程と、前記生産調整・
管理、製品製造の各セクション間、および各セクション
内での各過程とをコンピュータ制御処理することを特徴
とするコークス炉の操業管理システムである。
よびコークス関連製品の製造・販売企業における一元化
されたコークス炉の操業管理システムであって、本社・
各支店サイドでは、例えば、月間単位で、各ユーザーに
おけるコークスの需要に応じた販売情報、各原料炭山元
からの原料炭の入着情報により、コークスの生産・出
荷、原料炭の受け入れの各基本計画をそれぞれに決定す
る過程と、傘下のコークス生産工場の生産調整・管理セ
クションに対して、前記各基本計画を通達すると共に、
各需要に基づいたコークスの出荷依頼を行ない、かつ原
料炭の受け入れを指示する過程とを含み、前記コークス
生産工場サイドでは、前記生産調整・管理セクションに
おいて、前記通達されるコークスの生産・出荷、原料炭
の受け入れの各基本計画に基づき、所要月間、例えば、
1〜3ヶ月間程度を単位とするコークスの生産・出荷、
原料炭の受け入れの各第1次計画、および各該当月次に
おける各日次毎のコークスの生産・出荷、原料炭の受け
入れの詳細な各第2次計画をそれぞれに策定する過程
と、前記該当日次における既存コークスの貯骸量管理、
および既存原料炭・受け入れ原料炭の貯炭量管理とをな
す過程と、原料炭品位、コークス品質、乾留条件などを
考慮して原料炭の配合設計を行なうと共に、原料炭の粉
砕・配合を含む製品製造セクションとの間で、前記貯骸
量管理の下に、各日次毎のコークス炉運転計画、および
前記貯炭量管理の下に、各日次毎の配合指示に従った原
料炭の粉砕・配合のための粉砕・配合運転計画をそれぞ
れに策定する過程とを含み、前記製品製造セクションに
おいて、前記粉砕・配合運転計画による原料炭の粉砕・
配合のための運転操作を実施し、かつ当該運転操作によ
って粉砕・配合された原料炭をコークス炉に装入する過
程と、前記装入された原料炭を乾留処理してコークスを
製造するためのコークス炉の運転操作を実施する過程と
を含み、前記本社・各支店、コークス生産工場の各サイ
ド間、および各サイド内での各過程と、前記生産調整・
管理、製品製造の各セクション間、および各セクション
内での各過程とをコンピュータ制御処理することを特徴
とするコークス炉の操業管理システムである。
【0011】
【作用】従って、この発明においては、次のような作用
が得られる。
が得られる。
【0012】すなわち、まず、本社・各支店サイドにお
いては、例えば、月間単位での各ユーザーのコークス需
要に応じた販売情報と、各原料炭山元からの原料炭の入
着情報とにより、コークスの生産・出荷と、原料炭の受
け入れとの各基本計画をそれぞれに決定して、コークス
生産工場の生産調整・管理セクションに対してこれらの
各基本計画を通達し、かつ各需要に基づいたコークスの
出荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示す
る。
いては、例えば、月間単位での各ユーザーのコークス需
要に応じた販売情報と、各原料炭山元からの原料炭の入
着情報とにより、コークスの生産・出荷と、原料炭の受
け入れとの各基本計画をそれぞれに決定して、コークス
生産工場の生産調整・管理セクションに対してこれらの
各基本計画を通達し、かつ各需要に基づいたコークスの
出荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示す
る。
【0013】また、コークス生産工場サイドにおいて
は、その生産調整・管理セクションにおいて、通達され
るコークスの生産・出荷と、原料炭の受け入れとの各基
本計画に基づき、所要月間、例えば、1〜3ヶ月間程度
を単位とするコークスの生産・出荷と、原料炭の受け入
れとの各第1次計画、および各該当月次における各日次
毎のコークスの生産・出荷、原料炭の受け入れの詳細な
各第2次計画をそれぞれに策定し、かつ該当日次におけ
る既存コークスの貯骸量管理、および既存原料炭・受け
入れ原料炭の貯炭量管理とをなした上で、原料炭品位、
コークス品質、乾留条件などをそれぞれに考慮して原料
炭の配合設計を行なうと共に、原料炭の粉砕・配合を含
む製品製造セクションとの間で、貯骸量管理の下に、各
日次毎のコークス炉運転計画、および貯炭量管理の下
に、各日次毎の配合指示に従った原料炭の粉砕・配合の
ための粉砕・配合運転計画をそれぞれに策定しておく。
は、その生産調整・管理セクションにおいて、通達され
るコークスの生産・出荷と、原料炭の受け入れとの各基
本計画に基づき、所要月間、例えば、1〜3ヶ月間程度
を単位とするコークスの生産・出荷と、原料炭の受け入
れとの各第1次計画、および各該当月次における各日次
毎のコークスの生産・出荷、原料炭の受け入れの詳細な
各第2次計画をそれぞれに策定し、かつ該当日次におけ
る既存コークスの貯骸量管理、および既存原料炭・受け
入れ原料炭の貯炭量管理とをなした上で、原料炭品位、
コークス品質、乾留条件などをそれぞれに考慮して原料
炭の配合設計を行なうと共に、原料炭の粉砕・配合を含
む製品製造セクションとの間で、貯骸量管理の下に、各
日次毎のコークス炉運転計画、および貯炭量管理の下
に、各日次毎の配合指示に従った原料炭の粉砕・配合の
ための粉砕・配合運転計画をそれぞれに策定しておく。
【0014】ついで、製品製造セクションにおいては、
粉砕・配合運転計画による原料炭の粉砕・配合のための
運転操作を行なって、粉砕・配合された原料炭をコーク
ス炉に装入すると共に、装入された原料炭を乾留処理
し、さらには、粉砕、整粒してコークスを製造するため
のコークス炉の運転操作を行ない得る。
粉砕・配合運転計画による原料炭の粉砕・配合のための
運転操作を行なって、粉砕・配合された原料炭をコーク
ス炉に装入すると共に、装入された原料炭を乾留処理
し、さらには、粉砕、整粒してコークスを製造するため
のコークス炉の運転操作を行ない得る。
【0015】そして、これらの各サイド間、各サイド内
と、各セクション間、各セクション内とのそれぞれの各
操作をコンピュータによって管理、および制御処理させ
るために、結果的には、原料炭の受け入れからコークス
の生産・出荷までの操業の一元化管理が可能になる。
と、各セクション間、各セクション内とのそれぞれの各
操作をコンピュータによって管理、および制御処理させ
るために、結果的には、原料炭の受け入れからコークス
の生産・出荷までの操業の一元化管理が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、この発明に係るコークス炉の操業管理
システムの実施例につき、図1、ないし図9を参照して
詳細に説明する。
システムの実施例につき、図1、ないし図9を参照して
詳細に説明する。
【0017】図1は、この発明の一実施例によるコーク
ス炉の操業管理システムの概要を示す説明図であり、図
2は、同上操業管理システムの具体的な全体構成を示す
説明図である。
ス炉の操業管理システムの概要を示す説明図であり、図
2は、同上操業管理システムの具体的な全体構成を示す
説明図である。
【0018】この実施例による操業管理システムにおい
ては、先にも述べたように、コークス炉の操業に関し
て、該当企業におけるコークスの生産、ひいては、各品
種に亘る原料炭の受け入れから多種類に亘るコークスの
生産・出荷までの操業につき、その管理、および制御処
理を汎用コンピュータ、プロセスコンピュータ、および
分散型制御システムによって行なうようにしており、そ
の一層、効率的な運用を図るために、該当企業の本社、
各支店の販売(ならびに販売見込み)情報、および原料
炭受け入れ情報などの各情報に基づき、当該コークスの
生産に関して、先行き数か月間の大日程計画、および月
単位の中日程計画、ならびに日単位の小日程計画をそれ
ぞれに策定して、これらの各計画を工場汎用コンピュー
タに取り込むと共に、操業管理用プロセスコンピュータ
を用い、当該操業管理用プロセスコンピュータと、各操
業現場におけるDCSとの間にFAネットワークを形成
して数量的なコンピュータ制御システムを構築し、当該
コンピュータ制御システムによって実際的かつ効果的に
一元化管理できるようにしたものである。
ては、先にも述べたように、コークス炉の操業に関し
て、該当企業におけるコークスの生産、ひいては、各品
種に亘る原料炭の受け入れから多種類に亘るコークスの
生産・出荷までの操業につき、その管理、および制御処
理を汎用コンピュータ、プロセスコンピュータ、および
分散型制御システムによって行なうようにしており、そ
の一層、効率的な運用を図るために、該当企業の本社、
各支店の販売(ならびに販売見込み)情報、および原料
炭受け入れ情報などの各情報に基づき、当該コークスの
生産に関して、先行き数か月間の大日程計画、および月
単位の中日程計画、ならびに日単位の小日程計画をそれ
ぞれに策定して、これらの各計画を工場汎用コンピュー
タに取り込むと共に、操業管理用プロセスコンピュータ
を用い、当該操業管理用プロセスコンピュータと、各操
業現場におけるDCSとの間にFAネットワークを形成
して数量的なコンピュータ制御システムを構築し、当該
コンピュータ制御システムによって実際的かつ効果的に
一元化管理できるようにしたものである。
【0019】こゝで、この発明の一実施例によるコーク
ス炉の操業管理システムの概要は、図1に示されている
通りである。
ス炉の操業管理システムの概要は、図1に示されている
通りである。
【0020】すなわち、図1の説明図に見られる通り
に、コークス製品、およびコークス関連商品の製造・販
売企業の本社11、各支店11aにおいては、各ユーザ
ー101側での多種類に亘るコークスの需要、つまり、
各ユーザー101のそれぞれに必要とする製鉄用、一般
用、鋳物用などの各種類でのコークスの需要に応じた各
販売情報102、102aを持ち寄った上で、傘下のコ
ークス生産工場12の生産調整・管理Gr12aに対
し、当該各需要に基づいたコークスの出荷依頼21を行
なうと共に、本社11のサイドで得られる各原料炭(輸
入原料炭を含む)山元111からの原料炭の入着情報1
12によって、前記生産調整・管理Gr12aに原料炭
の受け入れ31を指示する。
に、コークス製品、およびコークス関連商品の製造・販
売企業の本社11、各支店11aにおいては、各ユーザ
ー101側での多種類に亘るコークスの需要、つまり、
各ユーザー101のそれぞれに必要とする製鉄用、一般
用、鋳物用などの各種類でのコークスの需要に応じた各
販売情報102、102aを持ち寄った上で、傘下のコ
ークス生産工場12の生産調整・管理Gr12aに対
し、当該各需要に基づいたコークスの出荷依頼21を行
なうと共に、本社11のサイドで得られる各原料炭(輸
入原料炭を含む)山元111からの原料炭の入着情報1
12によって、前記生産調整・管理Gr12aに原料炭
の受け入れ31を指示する。
【0021】また、前記コークス生産工場12の生産調
整・管理Gr12aにおいては、所要月間、例えば、1
〜3ヶ月間程度の中長期を1つの目安単位として、各品
種毎の原料炭の受け入れ、各種類毎のコークスの生産、
出荷の各計画51と、各該当月次における各日次毎の同
様な原料炭の受け入れ、コークスの生産、出荷の詳細な
各計画52とをそれぞれに策定すると共に、該当日次に
おける既存コークスの貯骸量管理53と、既存原料炭、
および新たに受け入れる原料炭の貯炭量管理54とをな
し得るようにする。
整・管理Gr12aにおいては、所要月間、例えば、1
〜3ヶ月間程度の中長期を1つの目安単位として、各品
種毎の原料炭の受け入れ、各種類毎のコークスの生産、
出荷の各計画51と、各該当月次における各日次毎の同
様な原料炭の受け入れ、コークスの生産、出荷の詳細な
各計画52とをそれぞれに策定すると共に、該当日次に
おける既存コークスの貯骸量管理53と、既存原料炭、
および新たに受け入れる原料炭の貯炭量管理54とをな
し得るようにする。
【0022】そして、一方では、原料炭品位、コークス
品質、乾留条件41などとをそれぞれに考慮した上で、
詳細な原料炭の配合設計55を行ない、かつ原料炭の粉
砕・配合を含む製品製造Gr12bとの間で、前記貯骸
量管理53の下に、各日次毎のコークス炉自体の運転、
つまり、製品運転計画56を作成し、同時に、前記貯炭
量管理54の下に、各日次毎の配合指示に従った原料炭
の粉砕・配合のための粉砕・配合運転計画57を策定す
る。
品質、乾留条件41などとをそれぞれに考慮した上で、
詳細な原料炭の配合設計55を行ない、かつ原料炭の粉
砕・配合を含む製品製造Gr12bとの間で、前記貯骸
量管理53の下に、各日次毎のコークス炉自体の運転、
つまり、製品運転計画56を作成し、同時に、前記貯炭
量管理54の下に、各日次毎の配合指示に従った原料炭
の粉砕・配合のための粉砕・配合運転計画57を策定す
る。
【0023】さらに、前記製品製造Gr12bにおいて
は、前記粉砕・配合運転計画57による原料炭の粉砕・
配合のための運転操作61を実施すると共に、当該運転
操作61によって粉砕・配合された原料炭をコークス炉
に装入し、かつ乾留処理してコークスを製造するための
コークス炉の運転操作62を実施するのである。
は、前記粉砕・配合運転計画57による原料炭の粉砕・
配合のための運転操作61を実施すると共に、当該運転
操作61によって粉砕・配合された原料炭をコークス炉
に装入し、かつ乾留処理してコークスを製造するための
コークス炉の運転操作62を実施するのである。
【0024】上記実施例における原料炭の受け入れから
コークスの生産、出荷までの管理体制を適用するコーク
ス生産工場12の全体構成の具体的な一例は、図2の説
明図に示す通りである。
コークスの生産、出荷までの管理体制を適用するコーク
ス生産工場12の全体構成の具体的な一例は、図2の説
明図に示す通りである。
【0025】こゝで、図2中、符号71は国内炭、輸入
炭の原料炭運搬船であり、72は陸揚げされる原料炭を
秤量する陸揚げ秤量器、73は陸揚げされた原料炭を受
け入れて各銘柄別に貯炭する貯炭場である。
炭の原料炭運搬船であり、72は陸揚げされる原料炭を
秤量する陸揚げ秤量器、73は陸揚げされた原料炭を受
け入れて各銘柄別に貯炭する貯炭場である。
【0026】また、74は前記持ち込まれる各銘柄別の
原料炭を所定の粒度に粉砕処理する原料炭粉砕機、75
は粉砕された各銘柄別の原料炭を配合して一時的に貯蔵
する配合槽、76は所定の配合比に従って当該配合槽7
5から供給される各銘柄別の粉砕原料炭を混炭処理する
混炭機であって、粉砕原料炭の水分、粒度を測定する水
分、粒度測定器90を付設してある。
原料炭を所定の粒度に粉砕処理する原料炭粉砕機、75
は粉砕された各銘柄別の原料炭を配合して一時的に貯蔵
する配合槽、76は所定の配合比に従って当該配合槽7
5から供給される各銘柄別の粉砕原料炭を混炭処理する
混炭機であって、粉砕原料炭の水分、粒度を測定する水
分、粒度測定器90を付設してある。
【0027】また、77は配合された原料炭を受け入れ
るコールビン、78は装入車、79は装入される原料炭
を乾留処理してコークスを生産するコークス炉団であ
る。
るコールビン、78は装入車、79は装入される原料炭
を乾留処理してコークスを生産するコークス炉団であ
る。
【0028】さらに、80は製品コークスを所定の粒度
に粉砕処理するコークス粉砕機、81は粉砕された製品
コークスを篩分け処理する篩分け機、82は篩分け処理
された製品コークスを貯骸する貯骸場であり、83、8
4はコークス出荷のためのそれぞれ運搬船、トラックで
ある。
に粉砕処理するコークス粉砕機、81は粉砕された製品
コークスを篩分け処理する篩分け機、82は篩分け処理
された製品コークスを貯骸する貯骸場であり、83、8
4はコークス出荷のためのそれぞれ運搬船、トラックで
ある。
【0029】この図2をも参照してより一層、詳しく述
べると、本社11、各支店11aにおけるコークスの各
販売情報102、102aに基づいたコークスの出荷依
頼21、および原料炭の入着情報112に基づいた原料
炭の受け入れ31の各操業管理情報は、一方で、工場汎
用コンピュータH(以下、コンピュータHと云う)に入
力されて、前記生産調整・管理Gr12a、および製品
製造Gr12bを含む各関連事業所に配置された各入出
力端末機Ha(以下、端末機Haと云う)のCRT上に
表示され、かつ他方では、当該コンピュータHを通して
実質的に、原料炭の粉砕・配合、およびコークス炉の運
転・稼働、ならびに製品コークスの粉砕・整粒を行なっ
て、こゝでのシステム全体を制御する操業管理用プロセ
スコンピュータP(以下、コンピュータPと云う)に伝
達されると共に、端末機Haからは、操業管理に必要な
種々の各関連情報、例えば、原料炭の入着のための海運
情報などをも含めた各関連情報が、同様に、コンピュー
タHを通してコンピュータPに入力し得るようになって
いる。
べると、本社11、各支店11aにおけるコークスの各
販売情報102、102aに基づいたコークスの出荷依
頼21、および原料炭の入着情報112に基づいた原料
炭の受け入れ31の各操業管理情報は、一方で、工場汎
用コンピュータH(以下、コンピュータHと云う)に入
力されて、前記生産調整・管理Gr12a、および製品
製造Gr12bを含む各関連事業所に配置された各入出
力端末機Ha(以下、端末機Haと云う)のCRT上に
表示され、かつ他方では、当該コンピュータHを通して
実質的に、原料炭の粉砕・配合、およびコークス炉の運
転・稼働、ならびに製品コークスの粉砕・整粒を行なっ
て、こゝでのシステム全体を制御する操業管理用プロセ
スコンピュータP(以下、コンピュータPと云う)に伝
達されると共に、端末機Haからは、操業管理に必要な
種々の各関連情報、例えば、原料炭の入着のための海運
情報などをも含めた各関連情報が、同様に、コンピュー
タHを通してコンピュータPに入力し得るようになって
いる。
【0030】こゝで、前記生産調整・管理Gr12aに
おいては、前記コンピュータHを介してコンピュータP
に対し、前記各条件通りに作成された操業管理情報が入
力されると共に、各月毎、各日毎に作成された各原料炭
の受け入れ、および粉砕・混合情報と、コークスの生
産、および出荷の各計画51、52と、貯骸量管理53
と、貯炭量管理54と、それに、配合設計55との各管
理情報などとのそれぞれが入力されており、併せて、こ
れらの各管理情報に関連して必要とされる記録情報、例
えば、貯払計画、原料炭・製品コークスの分析値情報、
コークス出荷・原料炭受け入れ実績情報、生産工場12
内の物流情報、品質管理情報などの各関連情報について
も入力される。
おいては、前記コンピュータHを介してコンピュータP
に対し、前記各条件通りに作成された操業管理情報が入
力されると共に、各月毎、各日毎に作成された各原料炭
の受け入れ、および粉砕・混合情報と、コークスの生
産、および出荷の各計画51、52と、貯骸量管理53
と、貯炭量管理54と、それに、配合設計55との各管
理情報などとのそれぞれが入力されており、併せて、こ
れらの各管理情報に関連して必要とされる記録情報、例
えば、貯払計画、原料炭・製品コークスの分析値情報、
コークス出荷・原料炭受け入れ実績情報、生産工場12
内の物流情報、品質管理情報などの各関連情報について
も入力される。
【0031】また、前記製品製造Gr12bにおいて
は、同様に、前記コンピュータHを介してコンピュータ
Pに対し、前記各管理情報、および関連情報に基づいて
策定された原料炭の持ち込み、粉砕・配合情報と、それ
に、各月毎、各日毎の製品運転計画56、および粉砕・
配合運転計画57との各運転情報などとのそれぞれが入
力される。
は、同様に、前記コンピュータHを介してコンピュータ
Pに対し、前記各管理情報、および関連情報に基づいて
策定された原料炭の持ち込み、粉砕・配合情報と、それ
に、各月毎、各日毎の製品運転計画56、および粉砕・
配合運転計画57との各運転情報などとのそれぞれが入
力される。
【0032】さらに、前記コンピュータPは、前記原料
炭の貯炭かつ粉砕・配合のための各処理設備72〜7
6、および前記配合された原料炭を乾留処理するための
コークス炉団設備77〜79、ならびに前記製品コーク
スの粉砕・整粒かつ貯骸のための各処理設備80〜82
などの設備全体の総合的な運転制御・監視用各プロセス
コンピュータ、こゝでは、原料炭側の同上コンピュータ
DCS1、製品コークス側の同上コンピュータDCS2
と、前記水分、粒度測定器90を用いた破砕・配合済原
料炭の水分・粒度管理用プロセスコンピュータP1(以
下、コンピュータP1と云う)と、前記コークス炉団7
9の運転管理用プロセスコンピュータP2、P3(以
下、共にコンピュータP2、コンピュータP3と云う)
などを支配下においている。
炭の貯炭かつ粉砕・配合のための各処理設備72〜7
6、および前記配合された原料炭を乾留処理するための
コークス炉団設備77〜79、ならびに前記製品コーク
スの粉砕・整粒かつ貯骸のための各処理設備80〜82
などの設備全体の総合的な運転制御・監視用各プロセス
コンピュータ、こゝでは、原料炭側の同上コンピュータ
DCS1、製品コークス側の同上コンピュータDCS2
と、前記水分、粒度測定器90を用いた破砕・配合済原
料炭の水分・粒度管理用プロセスコンピュータP1(以
下、コンピュータP1と云う)と、前記コークス炉団7
9の運転管理用プロセスコンピュータP2、P3(以
下、共にコンピュータP2、コンピュータP3と云う)
などを支配下においている。
【0033】そして、前記製品製造Gr12bでは、前
記粉砕配合運転計画57による原料炭の粉砕、配合のた
めの運転操作61を実施し、かつ当該運転操作61によ
って粉砕、配合された原料炭を乾留処理してコークスを
製造するためのコークス炉の運転操作62を所期通りに
実施するのである。
記粉砕配合運転計画57による原料炭の粉砕、配合のた
めの運転操作61を実施し、かつ当該運転操作61によ
って粉砕、配合された原料炭を乾留処理してコークスを
製造するためのコークス炉の運転操作62を所期通りに
実施するのである。
【0034】しかして、実際の原料炭の受け入れからコ
ークスの生産、出荷までの操業の流れについては、よく
知られている通りであり、この実施例システムでは、以
下に述べる各計画に従って実行される。
ークスの生産、出荷までの操業の流れについては、よく
知られている通りであり、この実施例システムでは、以
下に述べる各計画に従って実行される。
【0035】次に、上記実施例構成のコンピュータシス
テムを用いたコークス炉の操業管理システムにおける全
体計画の概要につき、図3、図4、および図5を参照し
て述べる。
テムを用いたコークス炉の操業管理システムにおける全
体計画の概要につき、図3、図4、および図5を参照し
て述べる。
【0036】こゝで、図3は、この実施例を適用した操
業管理システムの概要を示し、図4は、同上操業計画を
含む各計画から運転制御までの流れを示し、図5は、同
上操業計画策定の考え方を示す。
業管理システムの概要を示し、図4は、同上操業計画を
含む各計画から運転制御までの流れを示し、図5は、同
上操業計画策定の考え方を示す。
【0037】この実施例によるコークス炉の操業管理シ
ステムでは、各品種毎の原料炭の受け入れから各種類毎
の製品コークスの生産、出荷に関する中、長期から短期
に至るまでの操業の情報データを一元化管理すると共
に、これに基づいて操業計画、運転計画などの策定、お
よび各設備機器の運転を行なうために、以下のシステム
構成により、操業、品質、物流の各管理面でそれぞれに
効率的な運用を図るようにする。
ステムでは、各品種毎の原料炭の受け入れから各種類毎
の製品コークスの生産、出荷に関する中、長期から短期
に至るまでの操業の情報データを一元化管理すると共
に、これに基づいて操業計画、運転計画などの策定、お
よび各設備機器の運転を行なうために、以下のシステム
構成により、操業、品質、物流の各管理面でそれぞれに
効率的な運用を図るようにする。
【0038】すなわち、毎月下旬に本社11、各支店1
1aのそれぞれから、先行き3ヶ月間(N+1月、N+
2月、N+3月)程度の期間に亘る製品コークスの各販
売情報(ないしは販売見込み情報)102、102aに
基づいた製品コークスの出荷依頼21と、各品種毎の原
料炭の入着情報112に基づいた当該原料炭の受け入れ
31との各情報をコンピュータHにそれぞれ取り込んだ
上で、これらの各情報から、これを大日程計画201と
して、原料炭の受け入れ、消費と、製品コークスの生
産、出荷とのバランスを、例えば、旬単位で算出して策
定し、かつ必要に応じてこれを修正できるようにする。
1aのそれぞれから、先行き3ヶ月間(N+1月、N+
2月、N+3月)程度の期間に亘る製品コークスの各販
売情報(ないしは販売見込み情報)102、102aに
基づいた製品コークスの出荷依頼21と、各品種毎の原
料炭の入着情報112に基づいた当該原料炭の受け入れ
31との各情報をコンピュータHにそれぞれ取り込んだ
上で、これらの各情報から、これを大日程計画201と
して、原料炭の受け入れ、消費と、製品コークスの生
産、出荷とのバランスを、例えば、旬単位で算出して策
定し、かつ必要に応じてこれを修正できるようにする。
【0039】また、N+1月(翌月)分の操業計画につ
いては、日毎の原料炭の受け入れ、製品コークスの出荷
情報を基に、これを中日程計画221として、日毎のス
ケジュールを立案することにより、貯炭場73、貯骸場
82での各銘柄毎の量バランス、および陸揚げ、粉砕・
配合、製品操業などの設備機器能力に対する稼働状況を
確認するもので、これらは毎月下旬から月末までの間に
1回程度策定する。
いては、日毎の原料炭の受け入れ、製品コークスの出荷
情報を基に、これを中日程計画221として、日毎のス
ケジュールを立案することにより、貯炭場73、貯骸場
82での各銘柄毎の量バランス、および陸揚げ、粉砕・
配合、製品操業などの設備機器能力に対する稼働状況を
確認するもので、これらは毎月下旬から月末までの間に
1回程度策定する。
【0040】そして、実際の操業運転は、前記中日程計
画221を基に、原料炭の受け入れや製品コークスの出
荷、さらには、原料炭の品位や製品コークスの品質など
の最新情報を折り込むことで、先行き4日分程度づゝ確
定スケジュールとして策定する小日程計画241によ
り、コンピュータHを利用して運用する。
画221を基に、原料炭の受け入れや製品コークスの出
荷、さらには、原料炭の品位や製品コークスの品質など
の最新情報を折り込むことで、先行き4日分程度づゝ確
定スケジュールとして策定する小日程計画241によ
り、コンピュータHを利用して運用する。
【0041】さらに、前記小日程計画241について
は、これを日毎にコンピュータHからコンピュータPに
出力させ、当該コンピュータPでは、前記粉砕・配合、
および製品における各設備条件(各処理系統、粉砕機の
スリット幅、篩分け機の網目サイズなど)を加味した番
方単位の運転計画を策定する。
は、これを日毎にコンピュータHからコンピュータPに
出力させ、当該コンピュータPでは、前記粉砕・配合、
および製品における各設備条件(各処理系統、粉砕機の
スリット幅、篩分け機の網目サイズなど)を加味した番
方単位の運転計画を策定する。
【0042】ついで、前記運転計画に従い、コンピュー
タPからは、各コンピュータDCS1、2へ各処理バッ
チ毎に運転指示が流されて、各設備、ならびに各機器7
2〜82が起動されると共に、当該起動された各設備、
機器72〜82の制御運転、および監視がなされるので
あり、また、一方では、各処理バッチ終了毎に、そのと
きの稼働実績情報が、各コンピュータDCS1、2から
コンピュータPへ返送され、コンピュータPでは、当該
返送される稼働実績情報の1日分を総括してコンピュー
タHへ返送するのである。
タPからは、各コンピュータDCS1、2へ各処理バッ
チ毎に運転指示が流されて、各設備、ならびに各機器7
2〜82が起動されると共に、当該起動された各設備、
機器72〜82の制御運転、および監視がなされるので
あり、また、一方では、各処理バッチ終了毎に、そのと
きの稼働実績情報が、各コンピュータDCS1、2から
コンピュータPへ返送され、コンピュータPでは、当該
返送される稼働実績情報の1日分を総括してコンピュー
タHへ返送するのである。
【0043】従って、前記製品製造(原料炭粉砕・混
合)Gr12bにおける作業員は、コンピュータP、お
よび各コンピュータDCS1、2を使用して実際の操業
運転を行なうことになる。なお、当該操業運転に際して
は、後述するように、破砕・配合された原料炭の水分・
粒度管理用のコンピュータP1と、コークス炉運転管理
用のコンピュータP2、P3とが併用される。
合)Gr12bにおける作業員は、コンピュータP、お
よび各コンピュータDCS1、2を使用して実際の操業
運転を行なうことになる。なお、当該操業運転に際して
は、後述するように、破砕・配合された原料炭の水分・
粒度管理用のコンピュータP1と、コークス炉運転管理
用のコンピュータP2、P3とが併用される。
【0044】引続き、前記大日程計画201、中日程計
画221、および小日程計画241の各策定について述
べる。
画221、および小日程計画241の各策定について述
べる。
【0045】 (1) 〔大日程計画の策定〕(図6、および図7参照)
【0046】大日程計画は、旬毎、もしくは月間トータ
ルの原料炭〜製品コークスの量バランスを管理するため
に、例えば、毎月末毎に1回づゝ策定されるもので、本
社11、および各支店11aにおけるユーザー(国内、
国外の各ユーザーを含む)101への銘柄別製品コーク
スの出荷情報、出荷見込み情報、つまり、製品コークス
の販売情報102、102aと、原料炭山元(輸入原料
炭を含む)111からの品種別原料炭の受入れ情報、つ
まり、原料炭の入着情報112を基にした2〜3ヶ月先
に至る原料炭の入荷から製品コークスの生産・出荷まで
の計画であり、当該大日程計画は、コンピュータHに取
り込まれて、所要の集計、解析、演算などが行なわれ
る。なお、ちなみに、当該大日程計画は、主として、輸
入原料炭の購入、輸出用コークスの販売などの比較的大
ロット品の受入れ(貯炭)、生産(貯骸)を考慮する際
に必要な計画である。
ルの原料炭〜製品コークスの量バランスを管理するため
に、例えば、毎月末毎に1回づゝ策定されるもので、本
社11、および各支店11aにおけるユーザー(国内、
国外の各ユーザーを含む)101への銘柄別製品コーク
スの出荷情報、出荷見込み情報、つまり、製品コークス
の販売情報102、102aと、原料炭山元(輸入原料
炭を含む)111からの品種別原料炭の受入れ情報、つ
まり、原料炭の入着情報112を基にした2〜3ヶ月先
に至る原料炭の入荷から製品コークスの生産・出荷まで
の計画であり、当該大日程計画は、コンピュータHに取
り込まれて、所要の集計、解析、演算などが行なわれ
る。なお、ちなみに、当該大日程計画は、主として、輸
入原料炭の購入、輸出用コークスの販売などの比較的大
ロット品の受入れ(貯炭)、生産(貯骸)を考慮する際
に必要な計画である。
【0047】1. 出荷計画
【0048】a) 毎月、下旬〜月末頃までの間に、本
社、および各支店からのN+1月(翌月)〜N+3月
(翌々々月)までの向こう3ヶ月間に亘る“出荷向け
先”、“銘柄”、“粒度”別などによる各所要出荷予定
量(オーダー量、オーダー見込み量)に関して、当初の
N+1月(翌月)分については、全ての日毎の各所要出
荷予定量を、次のN+2月(翌々月)分、およびN+3
月(翌々々月)分については、旬毎、もしくは月間トー
タルの各所要出荷予定量をそれぞれに割り付ける。
社、および各支店からのN+1月(翌月)〜N+3月
(翌々々月)までの向こう3ヶ月間に亘る“出荷向け
先”、“銘柄”、“粒度”別などによる各所要出荷予定
量(オーダー量、オーダー見込み量)に関して、当初の
N+1月(翌月)分については、全ての日毎の各所要出
荷予定量を、次のN+2月(翌々月)分、およびN+3
月(翌々々月)分については、旬毎、もしくは月間トー
タルの各所要出荷予定量をそれぞれに割り付ける。
【0049】b) 割り付けた各所要出荷予定量を集計す
る。なお、この集計結果によって、例えば、大ロット品
の偏在などがあって生産、または出荷に支障をきたす可
能性があると判断される場合には、任意に調整を図るも
のとする。
る。なお、この集計結果によって、例えば、大ロット品
の偏在などがあって生産、または出荷に支障をきたす可
能性があると判断される場合には、任意に調整を図るも
のとする。
【0050】2. 生産計画
【0051】a) 前記出荷計画を基にして“銘柄”、
“粒度”別などの各月(N+1〜N+3)末の貯骸量を
設定する。こゝで、このa項については、実際の運用に
際し、輸出用などの大ロット品を除き、出荷の安定性と
か貯骸場のスペースなどの制限により殆んど一定にな
る。従って、当該a項は、主に大ロット品について検討
を要する。
“粒度”別などの各月(N+1〜N+3)末の貯骸量を
設定する。こゝで、このa項については、実際の運用に
際し、輸出用などの大ロット品を除き、出荷の安定性と
か貯骸場のスペースなどの制限により殆んど一定にな
る。従って、当該a項は、主に大ロット品について検討
を要する。
【0052】b) 前記生産計画a項と同様に、“銘
柄”、“粒度”別などの各月(N+1〜N+3)におけ
る各旬末の貯骸量を設定する。
柄”、“粒度”別などの各月(N+1〜N+3)におけ
る各旬末の貯骸量を設定する。
【0053】c) 当該各貯骸量の設定値と、前記生産計
画で割り付けた各所要出荷予定量とによって、N+1月
初からN+3月末までの所要生産量[T/旬]、および
[T/月]が算出される。
画で割り付けた各所要出荷予定量とによって、N+1月
初からN+3月末までの所要生産量[T/旬]、および
[T/月]が算出される。
【0054】d) 生産工場における各コークス炉の生産
能力に関し、N+1月初からN+3月末までの各炉団別
の稼働率を設定して、当該各コークス炉団別の月間、お
よび旬間毎の各生産可能本数、ひいては各生産枠を決定
する。
能力に関し、N+1月初からN+3月末までの各炉団別
の稼働率を設定して、当該各コークス炉団別の月間、お
よび旬間毎の各生産可能本数、ひいては各生産枠を決定
する。
【0055】e) 前記生産計画c項で算出した所要生産
量[T/旬]、および[T/月]について、これを“銘
柄”、“粒度”別などの各生産歩留り[T/本]の下に
各生産所要本数[本/旬]、および[本/月]に換算し
た上で、前記生産計画d項の各生産枠に割り付ける。
量[T/旬]、および[T/月]について、これを“銘
柄”、“粒度”別などの各生産歩留り[T/本]の下に
各生産所要本数[本/旬]、および[本/月]に換算し
た上で、前記生産計画d項の各生産枠に割り付ける。
【0056】3. 消費計画
【0057】a) 毎月、下旬〜月末頃までの間に、本社
からのN+1月(翌月)〜N+3月(翌々々月)までの
向こう3ヶ月間に亘る原料炭の受け入れ予定量(各銘柄
別)を旬毎に取り込み、かつ特に、N+1月(翌月)分
については、日毎の受け入れ予定量を取り込む。
からのN+1月(翌月)〜N+3月(翌々々月)までの
向こう3ヶ月間に亘る原料炭の受け入れ予定量(各銘柄
別)を旬毎に取り込み、かつ特に、N+1月(翌月)分
については、日毎の受け入れ予定量を取り込む。
【0058】b) 前記消費計画a項の受け入れ予定量
と、当月の貯炭残量と、前記N+1月(翌月)〜N+3
月(翌々々月)度の生産計画とから月次の原料炭配合を
設定する。
と、当月の貯炭残量と、前記N+1月(翌月)〜N+3
月(翌々々月)度の生産計画とから月次の原料炭配合を
設定する。
【0059】c) 前記消費計画b項で設定した月次原料
炭配合を基にして、各銘柄別の原料炭消費量を算出す
る。
炭配合を基にして、各銘柄別の原料炭消費量を算出す
る。
【0060】4. 受け入れ計画
【0061】a) 前記消費計画c項で算出した各銘柄別
の原料炭消費量を基にして、N+1月(翌月)〜N+3
月(翌々々月)までの向こう3ヶ月間に亘る原料炭の受
け入れ予定量(各銘柄別)が適切であるか否かを判断
し、適切でなければ、修正した受け入れ計画(案)を作
成する。
の原料炭消費量を基にして、N+1月(翌月)〜N+3
月(翌々々月)までの向こう3ヶ月間に亘る原料炭の受
け入れ予定量(各銘柄別)が適切であるか否かを判断
し、適切でなければ、修正した受け入れ計画(案)を作
成する。
【0062】b) 前記受け入れ計画a項での受け入れ計
画(案)を基にして修正し、受け入れ計画51を決定す
る。
画(案)を基にして修正し、受け入れ計画51を決定す
る。
【0063】 (2) 〔中日程計画の策定〕(図8、および図9参照)
【0064】中日程計画は、本社11、および各支店1
1aからの原料炭の入着情報112と、製品コークスの
出荷、出荷見込みの販売情報102、102aを基にし
て、毎月末毎に1回程度づゝ策定され、翌月初〜月末ま
での日毎の操業を計画するもので、前記大日程計画と同
様に、コンピュータHに取り込まれて、所要の集計、解
析、演算などが行なわれる。
1aからの原料炭の入着情報112と、製品コークスの
出荷、出荷見込みの販売情報102、102aを基にし
て、毎月末毎に1回程度づゝ策定され、翌月初〜月末ま
での日毎の操業を計画するもので、前記大日程計画と同
様に、コンピュータHに取り込まれて、所要の集計、解
析、演算などが行なわれる。
【0065】1. 出荷計画
【0066】a) 毎月、下旬〜月末頃までの間に、本
社、および各支店からのN+1月(翌月)での日毎の
“出荷向け先”、“銘柄”、“粒度”別などによる各所
要出荷予定量(オーダー量、オーダー見込み量)[T/
日]をそれぞれに割り付ける。
社、および各支店からのN+1月(翌月)での日毎の
“出荷向け先”、“銘柄”、“粒度”別などによる各所
要出荷予定量(オーダー量、オーダー見込み量)[T/
日]をそれぞれに割り付ける。
【0067】b) 割り付けた各所要出荷予定量を最終決
定された各所要出荷予定量と照合して差異があれば修正
する。
定された各所要出荷予定量と照合して差異があれば修正
する。
【0068】2. 生産計画(窯入れ・窯出し計画)
【0069】a) 生産工場における各コークス炉でのN
+1月(翌月)の生産能力に関し、最終決定された各コ
ークス炉の稼働率、および各コークス炉団別の月間操業
計画などを折り込んで、日毎の各生産可能本数[本/
日]枠、ひいては各生産枠を設定する。
+1月(翌月)の生産能力に関し、最終決定された各コ
ークス炉の稼働率、および各コークス炉団別の月間操業
計画などを折り込んで、日毎の各生産可能本数[本/
日]枠、ひいては各生産枠を設定する。
【0070】b) 前記出荷計画a項で割り付けた日毎の
各所要出荷予定量[T/日]について、これを“銘
柄”、“粒度”別などの各生産歩留り[T/本]の下に
日毎の各所要生産量[本/日]に換算する。
各所要出荷予定量[T/日]について、これを“銘
柄”、“粒度”別などの各生産歩留り[T/本]の下に
日毎の各所要生産量[本/日]に換算する。
【0071】c) 前記生産計画a項で設定された各生産
枠に対し、同上b項での日毎の各所要出荷量[本/日]
を基にして、各コークス炉団別による日毎の各生産可能
本数[本/日](各銘柄別)を初日から月末までの間、
下記のように割り付ける。すなわち、まず、前提条件と
しては、例えば、次の各項目がある。 c-1) 炉団と生産銘柄 第1炉団については α、β 第2炉団については α 第3炉団については γ こゝで、前記α、β、γは、共に出荷向け先に対する生
産銘柄の略号を示しており、個別による多数の銘柄があ
る。 c-2) 出荷に対して品切れを生じさせない。 c-3) 物流コストの低減、作業性の向上のために、1生
産ロットを極力大きくする。また、割り付け方法の概要
は、例えば、前記第1炉団の場合、その一例として、次
の通りであってよい。 c-4) 船積み出荷(直積み)銘柄について、出荷日=生
産日として割り付ける。 c-5) トラック出荷(貯骸)銘柄について、貯骸量のバ
ランスを考慮した上で、生産日、ロット数を大口、小口
出荷品に割り付ける。 c-6) 船積み出荷(貯骸、輸出品)銘柄について、残り
生産枠を当月出荷日(上、中、下旬)と翌月以降出荷日
とに割り付ける。基本的には、このようにして、c−
4、c−5、c−6の順に割り付けるが、実質的には、
次のような制約が加えられる。 c-7) 篩分け機における篩い網替え作業 出荷銘柄、粒度が異なる場合での篩い網替え作業につい
ては、例えば、深夜、実施しないようにする。
枠に対し、同上b項での日毎の各所要出荷量[本/日]
を基にして、各コークス炉団別による日毎の各生産可能
本数[本/日](各銘柄別)を初日から月末までの間、
下記のように割り付ける。すなわち、まず、前提条件と
しては、例えば、次の各項目がある。 c-1) 炉団と生産銘柄 第1炉団については α、β 第2炉団については α 第3炉団については γ こゝで、前記α、β、γは、共に出荷向け先に対する生
産銘柄の略号を示しており、個別による多数の銘柄があ
る。 c-2) 出荷に対して品切れを生じさせない。 c-3) 物流コストの低減、作業性の向上のために、1生
産ロットを極力大きくする。また、割り付け方法の概要
は、例えば、前記第1炉団の場合、その一例として、次
の通りであってよい。 c-4) 船積み出荷(直積み)銘柄について、出荷日=生
産日として割り付ける。 c-5) トラック出荷(貯骸)銘柄について、貯骸量のバ
ランスを考慮した上で、生産日、ロット数を大口、小口
出荷品に割り付ける。 c-6) 船積み出荷(貯骸、輸出品)銘柄について、残り
生産枠を当月出荷日(上、中、下旬)と翌月以降出荷日
とに割り付ける。基本的には、このようにして、c−
4、c−5、c−6の順に割り付けるが、実質的には、
次のような制約が加えられる。 c-7) 篩分け機における篩い網替え作業 出荷銘柄、粒度が異なる場合での篩い網替え作業につい
ては、例えば、深夜、実施しないようにする。
【0072】3. 消費計画
【0073】a) 前記策定された日毎の生産計画に対し
て、前記大日程計画で設定された月次原料炭配合によ
り、N+1月(翌月)の月初〜月末までの原料炭銘柄別
による日毎の消費量を算出する。
て、前記大日程計画で設定された月次原料炭配合によ
り、N+1月(翌月)の月初〜月末までの原料炭銘柄別
による日毎の消費量を算出する。
【0074】b) 受け入れ計画がすでに決定されている
外航船からの受け入れ原料炭については、前記消費計画
a項の消費量を基にして、その受け入れ時期が適切であ
ることを確認する。
外航船からの受け入れ原料炭については、前記消費計画
a項の消費量を基にして、その受け入れ時期が適切であ
ることを確認する。
【0075】4. 受け入れ計画
【0076】a) 前記消費計画a項で算出した各銘柄別
による日毎の原料炭消費量を基にして、日毎の原料炭の
受け入れ量(各銘柄別)を設定し、また、他工場からの
転送炭がある場合には、当該設定された日毎の原料炭の
受け入れ量(各銘柄別)を該当他工場へ事前に提示する
と共に、必要に応じ、これを転送炭計画として決定す
る。
による日毎の原料炭消費量を基にして、日毎の原料炭の
受け入れ量(各銘柄別)を設定し、また、他工場からの
転送炭がある場合には、当該設定された日毎の原料炭の
受け入れ量(各銘柄別)を該当他工場へ事前に提示する
と共に、必要に応じ、これを転送炭計画として決定す
る。
【0077】 5. 製品操業計画(先行き5〜10日間程度)
【0078】a) 前記出荷計画、および生産計画(窯出
し計画)を基に、ワーフでの貯骸時間を加味して、出窯
品の処理時間帯を割り付ける。
し計画)を基に、ワーフでの貯骸時間を加味して、出窯
品の処理時間帯を割り付ける。
【0079】b) 前記貯骸品の処理銘柄、量につき、こ
れを日毎の時間帯に対して、次のように割り付ける。 ・出窯品と同時処理が可能なものは、出窯時間帯に割り
付ける。 ・出窯品と同時処理が不可能なものは、出窯時間帯以外
に割り付ける。
れを日毎の時間帯に対して、次のように割り付ける。 ・出窯品と同時処理が可能なものは、出窯時間帯に割り
付ける。 ・出窯品と同時処理が不可能なものは、出窯時間帯以外
に割り付ける。
【0080】c) これらの各a、b項を合わせて、篩分
け機における篩い網替え時間帯を確認する。
け機における篩い網替え時間帯を確認する。
【0081】6. 原料炭粉砕・配合操業計画(先行き5
〜10日間程度)
〜10日間程度)
【0082】a) 前記生産計画(窯入れ計画)によっ
て、各コールビンからの原料炭の抜き取り(各銘柄別)
時間帯を算出し、かつ各コールビン毎に対して、空にな
る時刻、ないしは、次回の抜き取り開始の一定時間前ま
でに、これらの各コールビンへの次回の原料炭充填量
(各銘柄別)を割り付けて繰揚げ計画を策定する。な
お、こゝでの繰揚げ、配合計画を基にして、貯炭場から
配合槽へ持ち込む原料炭の銘柄の順序、量、時間帯など
を割り付ける持ち込み計画が必要であるが、これは次の
小日程計画で策定する。
て、各コールビンからの原料炭の抜き取り(各銘柄別)
時間帯を算出し、かつ各コールビン毎に対して、空にな
る時刻、ないしは、次回の抜き取り開始の一定時間前ま
でに、これらの各コールビンへの次回の原料炭充填量
(各銘柄別)を割り付けて繰揚げ計画を策定する。な
お、こゝでの繰揚げ、配合計画を基にして、貯炭場から
配合槽へ持ち込む原料炭の銘柄の順序、量、時間帯など
を割り付ける持ち込み計画が必要であるが、これは次の
小日程計画で策定する。
【0083】 7. 荷役操業計画(先行き5〜10日間程度)
【0084】a) 貯炭場別に日毎の稼働時間帯枠を設定
する。
する。
【0085】b) 前記出荷計画に取り込んだデータの中
で、船積み出荷に対応するものを該当各埠頭に割り付け
る(銘柄、量、船型)。
で、船積み出荷に対応するものを該当各埠頭に割り付け
る(銘柄、量、船型)。
【0086】c) 前記受け入れ計画(銘柄、量、船型、
貯炭場所)を日毎の時間帯に割り付ける。
貯炭場所)を日毎の時間帯に割り付ける。
【0087】 (2) 〔小日程計画の策定〕(図8、および図9参照)
【0088】小日程計画は、前記中日程計画を基にし
て、実際の各操業を行なうための先行き4日間程度の確
定された計画である。従って、当該計画については、前
日までの実績データ、および先行のコークス出荷、原料
炭受け入れに関する最新情報を折り込んで、次の各計画
を毎日策定する。 1. 出荷計画 2. 生産計画 3. 消費計画 4. 受け入れ計画 5. 製品操業計画 6. 粉砕・配合操業計画 7. 荷役操業計画
て、実際の各操業を行なうための先行き4日間程度の確
定された計画である。従って、当該計画については、前
日までの実績データ、および先行のコークス出荷、原料
炭受け入れに関する最新情報を折り込んで、次の各計画
を毎日策定する。 1. 出荷計画 2. 生産計画 3. 消費計画 4. 受け入れ計画 5. 製品操業計画 6. 粉砕・配合操業計画 7. 荷役操業計画
【0089】1. 出荷計画(前記中日程計画の該当計画
と同様である)
と同様である)
【0090】2. 生産計画(前記中日程計画の該当計画
と同様である)
と同様である)
【0091】3. 消費計画
【0092】a) 既に入着している原料炭品位、前回生
産した製品コークス品位実績、およびコークス炉操業条
件を参照して、原料炭の銘柄別の配合を決定する。
産した製品コークス品位実績、およびコークス炉操業条
件を参照して、原料炭の銘柄別の配合を決定する。
【0093】b) 前記生産計画と、前記消費計画a項で
算出した実施配合とにより、原料炭における銘柄別の消
費量を算出する。
算出した実施配合とにより、原料炭における銘柄別の消
費量を算出する。
【0094】4. 受け入れ計画(前記中日程計画の該当
計画と同様である)
計画と同様である)
【0095】5. 製品操業計画(先行き4日間程度とす
るほかは、前記中日程計画の該当計画と同様である)
るほかは、前記中日程計画の該当計画と同様である)
【0096】 6. 原料炭粉砕・配合操業計画(先行き4日間程度)
【0097】a) 前記生産計画により、各コールビンか
らの原料炭の抜き取り(各銘柄別)時間帯を算出し、か
つ各コールビン毎に空になる時刻、ないしは、次回の抜
き取り開始の一定時間前までに、これらの各コールビン
への次回の原料炭充填量(各銘柄別)を割り付ける。 b) 前記原料炭粉砕・配合操業計画a項で割り付けた原
料炭の充填量を基にして、前記消費計画a項で算出した
実施配合により、単味炭毎の配合槽からの払い出し量を
算出し、これらの原料炭粉砕・配合操業計画a項、およ
びb項を合わせることで、こゝでの繰揚げ計画とする。 c) 前記原料炭粉砕・配合操業計画a項、b項での繰揚
げ計画、および前記受け入れ計画(特に貯炭場でのガン
トリークレーンの競合を考慮)を基にして、 貯炭場
から配合槽へ持ち込む単味炭毎の順序、量、時間帯など
を算出し、こ れを持ち込み計画とする。
らの原料炭の抜き取り(各銘柄別)時間帯を算出し、か
つ各コールビン毎に空になる時刻、ないしは、次回の抜
き取り開始の一定時間前までに、これらの各コールビン
への次回の原料炭充填量(各銘柄別)を割り付ける。 b) 前記原料炭粉砕・配合操業計画a項で割り付けた原
料炭の充填量を基にして、前記消費計画a項で算出した
実施配合により、単味炭毎の配合槽からの払い出し量を
算出し、これらの原料炭粉砕・配合操業計画a項、およ
びb項を合わせることで、こゝでの繰揚げ計画とする。 c) 前記原料炭粉砕・配合操業計画a項、b項での繰揚
げ計画、および前記受け入れ計画(特に貯炭場でのガン
トリークレーンの競合を考慮)を基にして、 貯炭場
から配合槽へ持ち込む単味炭毎の順序、量、時間帯など
を算出し、こ れを持ち込み計画とする。
【0098】7. 荷役操業計画(先行き4日間程度とす
るほかは、前記中日程計画の該当計画と同様である)
るほかは、前記中日程計画の該当計画と同様である)
【0099】
【発明の効果】以上、実施例において詳述したように、
この発明によるコークス炉の操業管理システムによれ
ば、次のような効果が得られる。
この発明によるコークス炉の操業管理システムによれ
ば、次のような効果が得られる。
【0100】すなわち、まず最初に、本社・各支店サイ
ドにおいて、例えば、月間単位での各ユーザーでの各種
類毎の製品コークスの需要に応じた販売情報と、各原料
炭山元からの各品種毎の原料炭の入着情報とから、製品
コークスの生産・出荷、および原料炭の受け入れの各基
本計画をそれぞれに決定して、これらの各基本計画を傘
下のコークス生産工場の生産調整・管理セクションに対
して通達し、同時に、各需要に基づいた製品コークスの
出荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示する
ようにさせ、また、コークス生産工場サイドでの生産調
整・管理セクションにおいて、通達される製品コークス
の生産・出荷、および原料炭の受け入れの各基本計画に
基づき、所要月間、例えば、1〜3ヶ月間程度を単位と
する製品コークスの生産・出荷、および原料炭の受け入
れの各第1次計画と、各該当月次における各日次毎のコ
ークスの生産・出荷、および原料炭の受け入れとの詳細
な各第2次計画をそれぞれに策定すると共に、該当日次
における既存コークスの貯骸量管理、および既存原料炭
・受け入れ原料炭の貯炭量管理をなし、かつ原料炭の品
位、製品コークスの品質、乾留条件などをそれぞれに考
慮した上で原料炭の配合設計を行ない、さらに、原料炭
の粉砕・配合を含む製品製造セクションとの間で、貯骸
量管理の下に、各日次毎のコークス炉運転のための製品
運転計画を策定し、併せて、貯炭量管理の下に、各日次
毎の配合指示に従った原料炭の粉砕・配合のための粉砕
・配合運転計画を策定しておき、ついで、製品製造セク
ションにおいて、粉砕・配合運転計画による原料炭の粉
砕・配合のための運転操作を行ない、引続き、粉砕・配
合された原料炭をコークス炉に装入した後、これを乾留
処理して製品コークスを製造するためのコークス炉の運
転操作を行なうようにさせ、しかも、これらの各サイド
間、各サイド内、および各セクション間、各セクション
内での各操作をコンピュータにより制御かつ管理させる
ようにしたので、従来システムの場合とは異なって、各
品種毎の原料炭の受け入れから各種類の製品コークスの
生産・出荷までの操業に関し、各生産設備の全体での相
互に一貫した制御処理が可能になり、これによって製品
コークスの生産を効果的かつ有効に一元化管理でき、こ
の結果、コークス生産設備における生産性を格段に向上
し得るという優れた特長がある。
ドにおいて、例えば、月間単位での各ユーザーでの各種
類毎の製品コークスの需要に応じた販売情報と、各原料
炭山元からの各品種毎の原料炭の入着情報とから、製品
コークスの生産・出荷、および原料炭の受け入れの各基
本計画をそれぞれに決定して、これらの各基本計画を傘
下のコークス生産工場の生産調整・管理セクションに対
して通達し、同時に、各需要に基づいた製品コークスの
出荷依頼を行なうと共に、原料炭の受け入れを指示する
ようにさせ、また、コークス生産工場サイドでの生産調
整・管理セクションにおいて、通達される製品コークス
の生産・出荷、および原料炭の受け入れの各基本計画に
基づき、所要月間、例えば、1〜3ヶ月間程度を単位と
する製品コークスの生産・出荷、および原料炭の受け入
れの各第1次計画と、各該当月次における各日次毎のコ
ークスの生産・出荷、および原料炭の受け入れとの詳細
な各第2次計画をそれぞれに策定すると共に、該当日次
における既存コークスの貯骸量管理、および既存原料炭
・受け入れ原料炭の貯炭量管理をなし、かつ原料炭の品
位、製品コークスの品質、乾留条件などをそれぞれに考
慮した上で原料炭の配合設計を行ない、さらに、原料炭
の粉砕・配合を含む製品製造セクションとの間で、貯骸
量管理の下に、各日次毎のコークス炉運転のための製品
運転計画を策定し、併せて、貯炭量管理の下に、各日次
毎の配合指示に従った原料炭の粉砕・配合のための粉砕
・配合運転計画を策定しておき、ついで、製品製造セク
ションにおいて、粉砕・配合運転計画による原料炭の粉
砕・配合のための運転操作を行ない、引続き、粉砕・配
合された原料炭をコークス炉に装入した後、これを乾留
処理して製品コークスを製造するためのコークス炉の運
転操作を行なうようにさせ、しかも、これらの各サイド
間、各サイド内、および各セクション間、各セクション
内での各操作をコンピュータにより制御かつ管理させる
ようにしたので、従来システムの場合とは異なって、各
品種毎の原料炭の受け入れから各種類の製品コークスの
生産・出荷までの操業に関し、各生産設備の全体での相
互に一貫した制御処理が可能になり、これによって製品
コークスの生産を効果的かつ有効に一元化管理でき、こ
の結果、コークス生産設備における生産性を格段に向上
し得るという優れた特長がある。
【図1】この発明の一実施例を適用したコークス炉の操
業管理システムを示す説明図である。
業管理システムを示す説明図である。
【図2】同上実施例での操業管理システムの具体的な全
体構成を示す説明図である。
体構成を示す説明図である。
【図3】同上実施例による操業管理システムでの考え方
の概要を示す説明図である。
の概要を示す説明図である。
【図4】同上実施例による操業計画を含む各計画から運
転制御までの流れの概要を示す説明図である。
転制御までの流れの概要を示す説明図である。
【図5】同上実施例による操業計画策定の考え方を示す
説明図である。
説明図である。
【図6】同上実施例における大日程計画の策定の要領を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】同上実施例における大日程計画の策定の具体例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】同上実施例における中、小日程計画の各策定の
要領を示す説明図である。
要領を示す説明図である。
【図9】同上実施例における中、小日程計画の各策定の
具体例を示す説明図である。
具体例を示す説明図である。
【図10】従来例によるコークス炉の操業管理システム
の概要を示す説明図である。
の概要を示す説明図である。
11 コークス製品、コークス関連商品の製造・販売企
業の本社 11a 同上各支店 12 コークス生産工場 12a 生産調整・管理Gr 12b 製品製造Gr 21 コークスの出荷依頼 31 原料炭の受け入れ 41 原料炭品位、コークス品質、乾留条件 51 原料炭の受け入れ、コークスの生産・出荷の各計
画 52 原料炭の受け入れ、コークスの生産・出荷の詳細
な各計画 53 既存コークスの貯骸量管理 54 既存原料炭、受け入れ原料炭の貯炭量管理 55 原料炭の配合設計 56 製品運転計画 57 原料炭の粉砕・配合運転計画 61 原料炭の粉砕・配合の運転操作 62 コークス炉の運転操作 71 原料炭運搬船 72 陸揚げ秤量器 73 貯炭場 74 原料炭粉砕機 75 配合槽 76 混炭機 77 コールビン 78 装入車 79 コークス炉団 80 コークス粉砕機 81 篩分け機 82 貯炭場 83、84 コークス出荷のための運搬船、トラック 90 水分、粒度測定器 101 ユーザー 102、102a 各販売情報 111 原料炭山元 112 原料炭の入着情報 201 大日程計画 221 中日程計画 241 小日程計画 H 工場汎用コンピュータ Ha 同上入出力端末機 P 操業管理用プロセスコンピュータ DCS1、DCS2 運転制御・監視用の原料炭側、製
品コークス側の各コンピュータ P1 水分・粒度管理用プロセスコンピュータ P1、P2 運転管理用プロセスコンピュータ
業の本社 11a 同上各支店 12 コークス生産工場 12a 生産調整・管理Gr 12b 製品製造Gr 21 コークスの出荷依頼 31 原料炭の受け入れ 41 原料炭品位、コークス品質、乾留条件 51 原料炭の受け入れ、コークスの生産・出荷の各計
画 52 原料炭の受け入れ、コークスの生産・出荷の詳細
な各計画 53 既存コークスの貯骸量管理 54 既存原料炭、受け入れ原料炭の貯炭量管理 55 原料炭の配合設計 56 製品運転計画 57 原料炭の粉砕・配合運転計画 61 原料炭の粉砕・配合の運転操作 62 コークス炉の運転操作 71 原料炭運搬船 72 陸揚げ秤量器 73 貯炭場 74 原料炭粉砕機 75 配合槽 76 混炭機 77 コールビン 78 装入車 79 コークス炉団 80 コークス粉砕機 81 篩分け機 82 貯炭場 83、84 コークス出荷のための運搬船、トラック 90 水分、粒度測定器 101 ユーザー 102、102a 各販売情報 111 原料炭山元 112 原料炭の入着情報 201 大日程計画 221 中日程計画 241 小日程計画 H 工場汎用コンピュータ Ha 同上入出力端末機 P 操業管理用プロセスコンピュータ DCS1、DCS2 運転制御・監視用の原料炭側、製
品コークス側の各コンピュータ P1 水分・粒度管理用プロセスコンピュータ P1、P2 運転管理用プロセスコンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 渡部 晴夫 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化成株式会社黒崎工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 コークス製品、およびコークス関連製品
の製造・販売企業における一元化されたコークス炉の操
業管理システムであって、 本社・各支店サイドでは、(a) 例えば、月間単位で、
各ユーザーにおけるコークスの需要に応じた販売情報、
各原料炭山元からの原料炭の入着情報により、コークス
の生産・出荷、原料炭の受け入れの各基本計画をそれぞ
れに決定する過程と、(b) 傘下のコークス生産工場の
生産調整・管理セクションに対して、前記各基本計画を
通達すると共に、各需要に基づいたコークスの出荷依頼
を行ない、かつ原料炭の受け入れを指示する過程とを含
み、 前記コークス生産工場サイドでは、 前記生産調整・管理セクションにおいて、(c) 前記通
達されるコークスの生産・出荷、原料炭の受け入れの各
基本計画に基づき、所要月間、例えば、1〜3ヶ月間程
度を単位とするコークスの生産・出荷、原料炭の受け入
れの各第1次計画、および各該当月次における各日次毎
のコークスの生産・出荷、原料炭の受け入れの詳細な各
第2次計画をそれぞれに策定する過程と、(d) 前記該
当日次における既存コークスの貯骸量管理、および既存
原料炭・受け入れ原料炭の貯炭量管理とをなす過程と、
(e) 原料炭品位、コークス品質、乾留条件などを考慮
して原料炭の配合設計を行なうと共に、原料炭の粉砕・
配合を含む製品製造セクションとの間で、前記貯骸量管
理の下に、各日次毎のコークス炉運転計画、および前記
貯炭量管理の下に各日次毎の配合指示に従った原料炭の
粉砕・配合のための粉砕・配合運転計画をそれぞれに策
定する過程とを含み、 前記製品製造セクションにおいて、(f) 前記粉砕・配
合運転計画による原料炭の粉砕・配合のための運転操作
を実施し、かつ当該運転操作によって粉砕・配合された
原料炭をコークス炉に装入する過程と、(g) 前記装入
された原料炭を乾留処理してコークスを製造するための
コークス炉の運転操作を実施する過程とを含み、 少なくとも、前記本社・各支店、コークス生産工場の各
サイド間、および各サイド内での各過程と、前記生産調
整・管理、製品製造の各セクション間、および各セクシ
ョン内での各過程とを、コンピュータを用いて管理かつ
制御処理することを特徴とするコークス炉の操業管理シ
ステム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2352493A JPH06212165A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | コークス炉の操業管理システム |
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DE4401624A DE4401624A1 (de) | 1993-01-20 | 1994-01-20 | Betriebsmanagementsystem für Koksöfen |
KR1019940001157A KR940018450A (ko) | 1993-01-20 | 1994-01-20 | 코크스로(爐)의 조업관리시스템 |
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JPH06212165A true JPH06212165A (ja) | 1994-08-02 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106012054A (zh) * | 2016-06-17 | 2016-10-12 | 优纤科技(丹东)有限公司 | 一种生物基锦纶纤维及其制备方法 |
CN115161046A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-10-11 | 重庆钢铁股份有限公司 | 一种筒仓下料自动跟踪方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP2352493A patent/JPH06212165A/ja active Pending
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CN115161046B (zh) * | 2022-06-27 | 2023-10-24 | 重庆钢铁股份有限公司 | 一种筒仓下料自动跟踪方法 |
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