JPH0621195Y2 - 誘導加熱装置の加熱材押棒装置 - Google Patents

誘導加熱装置の加熱材押棒装置

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JPH0621195Y2
JPH0621195Y2 JP1987034494U JP3449487U JPH0621195Y2 JP H0621195 Y2 JPH0621195 Y2 JP H0621195Y2 JP 1987034494 U JP1987034494 U JP 1987034494U JP 3449487 U JP3449487 U JP 3449487U JP H0621195 Y2 JPH0621195 Y2 JP H0621195Y2
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JP
Japan
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push rod
induction heating
heating device
heating material
winding drum
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JP1987034494U
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和 竹林
邦紹 安藤
啓克 松浦
純雄 木村
繁広 日野
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は誘導加熱装置内の加熱材を装置内から押し出す
ために使用する誘導加熱装置の加熱材押棒装置に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来の誘導加熱装置には、加熱材をその装置に連続して
供給するコンベヤ装置と、その加熱材を一定速度で送り
込む上下2個のロールからなるピンチロールがあり、そ
れら鋼片等の加熱材に誘導加熱装置内のインダクターコ
イルにより交流磁場をかけることにより、金属中に渦電
流を生じさせて加熱し、その誘導加熱装置から押し出さ
れてくるまでに次のプレス工程等で必要とされる所要温
度迄加熱している。
上記の誘導加熱装置における作業終了時等においては、
装置内の全ての加熱材を送り出す必要があり、そのため
の手段としては種々の発明等がなされており、例えば、
ガイドバーにより支持された鋼塊移送用押棒部材の下面
にラックを設けて、そのラックに駆動源に連絡されたピ
ニオンを噛合させた誘導加熱装置における鋼塊移送装置
に関する特公昭47−29086公報に記載された発明
及び加熱炉内の被加熱物を取り出す場合最後の1個まで
規定温度に加熱しながら取り出せるように、平形送りロ
ーラとそのローラに接する当り金及びその当り金を連結
する支え板とよりなる連続移動式誘導炉における加熱材
押出装置に関する特公昭48−15766公報に記載さ
れた発明が知られているが、いずれの場合もその押出用
部材が大きな収納スペースをとるという問題があった。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、誘導加熱装置内の加熱材を完全に押し
出すことができるにもかかわらず、加熱材押し出し後の
押棒の収納スペースが過大にならない誘導加熱装置の加
熱材押棒装置を提供することにある。
〔考案の構成〕
すなわち、本考案の誘導加熱装置の加熱材押棒装置は、
誘導加熱装置内の加熱材を押棒によって押し出すように
した誘導加熱装置の加熱材押棒装置において、前記押棒
の後端部に接続したワイヤロープを介して前記押棒を巻
取ドラムに巻き取るようにすると共に、前記押棒の長さ
を前記誘導加熱装置の入口側に設けたピンチローラと前
記誘導加熱装置の出口端の間の長さとほぼ同等とし、さ
らに前記押棒を加熱材押出し時には、各節部材同志が係
合して硬直し、前記巻取ドラムに巻取り時には、各節部
材の係合が外れて屈曲可能な多節構造とし、かつ前記節
部材の長さを押棒の先端部に行くにしたがって長くした
ことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明するが、第1
図及び第2図は本考案の一実施例における誘導加熱装置
の加熱押棒装置の説明用の側面図、第3図は第1図の巻
取ドラムの平面図、第4図は第3図の側面図、第5図は
第3図の巻取ドラムの押棒巻取状態を示す拡大側面図、
第6図は第5図の正面図、第7図は第1図の押棒の拡大
側面図、第8図は第7図の平面図、第9図及び第10図
は第7図の各押棒の接続節の正面図、第11図及び第1
2図は第7図の押棒のそれぞれ異なる状態の側面図であ
る。
まず、この加熱材押棒装置は、加熱材として第1図に示
すごとく鋼ビレット15をインダクタコイル13を内蔵
した誘導加熱装置に供給し、加熱終了時等に、その誘導
加熱装置内の鋼ビレット15を全て押し出すために使用
するものであり、その非使用時にはその押棒6はコンベ
アチェーン10上の巻取ドラム1に巻取られて収納され
ている。
上記の巻取ドラム1は第3図及び第4図に示すごとく、
軸2、軸受3、クラッチ4を介して可変速式電動機5に
より駆動される。
また、鋼ビレット15は、コンベアチェーン10上に図
示されていない供給機により供給されるが、コンベアチ
ェーン10は上下のピンチローラ11,12よりやや速
い速度で移動し、各鋼ビレット15は隙間をあけること
なくピンチローラ11,12に供給され、第1図に示す
ごとく、これら鋼ビレット15はスキッドレール14上
を摺動して搬送され、インダクターコイル13により所
定温度迄加熱され、次工程の鍛造プレス等へ受渡される
ようになっている。
次に、押棒6をインダクターコイル13内に装入する電
気回路を操作すると、鋼ビレット15の供給が断たれ、
巻取ドラム1の下方に鋼ビレット15が無くなると、可
変速式電動機5が巻取ドラム1を正転させ、押棒6をコ
ンベアチェーン10上に降下させ、押棒6はコンベアチ
ェーン10により搬送され、鋼ビレット15の後端に接
し、ピンチローラ11,12にかまれる。この時巻取ド
ラム1の速度即ち押棒6の速度とコンベアチェーン10
の速度とはほぼ等しく設定される。
上記の状態を図示されていないセンサーで検知し、可変
速式電動機5を停止し、クラッチ4を切り、巻取ドラム
1はピンチローラ11,12により押棒6が引張られる
状態で回転させられる。
そこで、ピンチローラ11,12により搬送された押棒
6が鋼ビレット15を全てスキッドレール14上から排
出し終えると、ピンチローラ11,12は停止し、上部
のピンチローラ11は図示されていない上昇機構により
上昇する。
次に、コンベアチェーン10と、ピンチローラ11,1
2とは逆転し、クラッチ4は接続し、可変速式電動機5
の逆転で押棒6は第2図の状態から第1図の状態まで巻
取ドラム1に巻取られる。
この時、上部のピンチローラ11が上昇することにより
押棒6は巻取ドラム1とピンチローラ11,12とによ
り引張られることはない。
ここで、押棒6の端部と巻取ドラム1との間は第2図に
示すごとくワイヤロープ7で連結されているが、このワ
イヤロープ7は、巻取ドラム1を小さくするために設け
ている。
即ち、押棒6の長さはピンチローラ11,12とインダ
クターコイル13の終端との間を満たす長さだけあれば
充分で、従って、巻取ドラム1とピンチローラ11,1
2の手前との間の押棒6の部分をワイヤロープ7にして
おけば、それだけ安価で、かつ巻取ドラム1のコンパク
ト化及び軽量化がはかれる。
次に、この押棒6は多節構造としているが、その一節を
あまり短いものにすることはコストの点や、後述する盛
り上りの点から好ましくなく、通常、1節当り200〜
300mmの長さとする。
また、押棒6の全長は2500mmを越えるものが多いの
で、これを巻取ドラム1に一層で巻取る場合は、巻取ド
ラム1の胴体径は円形換算で800mmのごとく大きいも
のとなり省スペースとならないので、多層巻きとするの
が良く、一節が200〜300mmの押棒6では巻取ドラ
ム1の巻取胴体は第5図に示すように多角形で形成する
のが最も自然である。
この際に、押棒6を構成する一節それぞれが全て等長で
あると、整然と巻取ることができないので、第5図及び
第6図において、押棒6の各節6a,6b,6eに示す
ように、各節端は巻取胴体頂点1bの延長線上にあり、
6c,6dの層の切替り時の各節は前記が延長線上にあ
るように長さを決めており、このように押棒6は各節が
等長でない多節構造からなっている。
次に、第7図から第10図にて押棒6の構成を説明する
と、押棒6の各節は上片6A,下片6B、中板6C、側
板6Dより構成され、押棒6を巻取ドラム1に巻取るた
めには押棒6は屈曲自在でなければならず、そのためピ
ン結合が用いられている。
しかしながら、どの場所においても上記の屈曲が自在で
あると不都合であり、即ち、ピンチローラ11,12で
鋼ビレット15を押している時、押棒6が屈曲自在であ
ると、インダクターコイル13の天井に当ってしまうの
で、ピン結合長穴と中板の長さに次の関係をもたせてそ
れを防いでいる。
即ち、第7図に示すように側板6Dにはピン穴6Eがあ
り、中板6Cにはピン用長穴6Fがある。
第11図は巻取ドラム1に巻取られる際の押棒6の状態
を示し、このように引張られた状態では押棒6は屈曲自
在である。
以上のごとく押棒6の各節6gと6fとはピン6Gによ
って結合されており、ピン6Gはピン用長穴6F中を移
動し得るので巻取りの際、節6gは自重で垂れ下がり、
伸びた状態となりそれ故屈曲自在となる。
次に、第12図は押棒6が鋼ビレット15を押出し時の
状態を示し、各節6Gと6fとが屈曲しないようになっ
ている。
即ち、前記のごとく、コンベアチェーン10はピンチロ
ーラ11,12より速いので、一方の節6gがピンチロ
ーラ11,12にかまれると他方の節6fが後から押す
状態となり、ピン6Gがピン用長穴6F中を移動し、各
節6fと6gとは近接し、節6gの中板6Cは節6fの
上片6A、下片6B中に入り込み、これにより刃と鞘の
ごとき関係になり節6gと6fとは屈曲自在でなくな
る。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案は、誘導加熱装置内の加熱材を押
棒によって押し出すようにした誘導加熱装置の加熱材押
棒装置において、前記押棒の後端部に接続したワイヤロ
ープを介して前記押棒を巻取ドラムに巻き取るようにす
ると共に、前記押棒の長さを前記誘導加熱装置の入口側
に設けたピンチローラと前記誘導加熱装置の出口端の間
の長さとほぼ同等とし、さらに前記押棒を加熱材押出し
時には、各節部材同志が係合して硬直し、前記巻取ドラ
ムに巻取り時には、各節部材の係合が外れて屈曲可能な
多節構造とし、かつ前記節部材の長さを押棒の先端部に
行くにしたがって長くしたので、誘導加熱装置内の加熱
材を完全に押し出すことができるにもかかわらず、加熱
材押し出し後の押棒を巻取ドラムにデッドスペースをほ
とんど生ずることなく、コンパクトに巻き取ることがで
きる。その結果、巻取ドラムの径を小さくでき、その
分、巻取ドラム、つまり押棒の収納スペースがコンパク
トになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例における誘導加熱
装置の加熱材押棒装置の説明用の側面図で、第1図は加
熱材押棒装置使用前の状態を示し、第2図は加熱材押棒
装置使用時の状態を示し、第3図は第1図の巻取ドラム
の平面図、第4図は第3図の側面図、第5図は第3図の
巻取ドラムの押棒巻取状態を示す拡大側面図、第6図は
第5図の正面図、第7図は第1図の押棒の拡大側面図、
第8図は第7図の平面図、第9図及び第10図は第7図
の各押棒の接続節の正面図、第11図及び第12図は第
7図の押棒のそれぞれ異なる状態の側面図である。 1……巻取ドラム、6……押棒、7……ワイヤロープ、
15……鋼ビレット、6F……ピン用長穴、6G……ピ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 純雄 岡山県玉野市八浜町大崎2705−15 (72)考案者 日野 繁広 岡山県玉野市羽根崎町7−11 (56)参考文献 特公 昭46−27645(JP,B1) 特公 昭47−29086(JP,B1) 実公 昭58−40961(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導加熱装置内の加熱材を押棒によって押
    し出すようにした誘導加熱装置の加熱材押棒装置におい
    て、前記押棒の後端部に接続したワイヤロープを介して
    前記押棒を巻取ドラムに巻き取るようにすると共に、前
    記押棒の長さを前記誘導加熱装置の入口側に設けたピン
    チローラと前記誘導加熱装置の出口端の間の長さとほぼ
    同等とし、さらに前記押棒を加熱材押出し時には、各節
    部材同志が係合して硬直し、前記巻取ドラムに巻取り時
    には、各節部材の係合が外れて屈曲可能な多節構造と
    し、かつ前記節部材の長さを押棒の先端部に行くにした
    がって長くしたことを特徴とする誘導加熱装置の加熱材
    押棒装置。
JP1987034494U 1987-03-11 1987-03-11 誘導加熱装置の加熱材押棒装置 Expired - Lifetime JPH0621195Y2 (ja)

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