JPH0621153A - Ｔａｂ用テープキャリア - Google Patents
Ｔａｂ用テープキャリアInfo
- Publication number
- JPH0621153A JPH0621153A JP19781692A JP19781692A JPH0621153A JP H0621153 A JPH0621153 A JP H0621153A JP 19781692 A JP19781692 A JP 19781692A JP 19781692 A JP19781692 A JP 19781692A JP H0621153 A JPH0621153 A JP H0621153A
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- JP
- Japan
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- lead
- power supply
- ground
- signal
- tab
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電源リードから信号リードへクロ
ストークするノイズレベルを低減させることを目的とす
る。 【構成】 本発明のＴＡＢ用テープキャリアは、グラン
ドリード６を電源リード５と最も近接した位置に配置し
た構成を有している。
ストークするノイズレベルを低減させることを目的とす
る。 【構成】 本発明のＴＡＢ用テープキャリアは、グラン
ドリード６を電源リード５と最も近接した位置に配置し
た構成を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＩＣ，ＬＳＩ等の半導体
素子の実装方式の１つであるＴＡＢ（Tape Automated B
onding）方式に使用されるＴＡＢ用テープキャリアに関
し、特に、電源リードから信号リードへのクロストーク
を低減させたＴＡＢ用テープキャリアに関する。
素子の実装方式の１つであるＴＡＢ（Tape Automated B
onding）方式に使用されるＴＡＢ用テープキャリアに関
し、特に、電源リードから信号リードへのクロストーク
を低減させたＴＡＢ用テープキャリアに関する。
【０００２】近年、グランドプレーンを有するＴＡＢ用
テープキャリアが使用されている。このＴＡＢ用テープ
キャリアは、例えば、図３に示すように、グランドプレ
ーン３上に位置する誘電体２の上部に所定パターンのリ
ード導体１をラミネートし、半導体チップ４とリード導
体１を接続することにより構成されている。リード導体
１は信号伝送用の信号リードの他に、電源リードとグラ
ンドリードを有しており、電源電位，及び接地電位のチ
ップへの供給はこの電源リードとグランドリードを使用
して行っている。
テープキャリアが使用されている。このＴＡＢ用テープ
キャリアは、例えば、図３に示すように、グランドプレ
ーン３上に位置する誘電体２の上部に所定パターンのリ
ード導体１をラミネートし、半導体チップ４とリード導
体１を接続することにより構成されている。リード導体
１は信号伝送用の信号リードの他に、電源リードとグラ
ンドリードを有しており、電源電位，及び接地電位のチ
ップへの供給はこの電源リードとグランドリードを使用
して行っている。
【０００３】一方、最近になり、デジタル信号の高速化
（コンピュータ処理の高速化や、制御機器の高速化）が
進み、クロック周波数が数１０ＭＨｚから１００ＭＨｚ
の周波数，又はそれ以上の周波数にまで及んでいる。こ
うした周波数では、リード間においてノイズの影響を受
け易くなるため、単なる伝送経路となるリードに対して
も伝送信号に歪が生じないように、リードのインダクタ
ンス，及び静電容量等といった回路定数を所定の値に制
御する必要がある。
（コンピュータ処理の高速化や、制御機器の高速化）が
進み、クロック周波数が数１０ＭＨｚから１００ＭＨｚ
の周波数，又はそれ以上の周波数にまで及んでいる。こ
うした周波数では、リード間においてノイズの影響を受
け易くなるため、単なる伝送経路となるリードに対して
も伝送信号に歪が生じないように、リードのインダクタ
ンス，及び静電容量等といった回路定数を所定の値に制
御する必要がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のＴＡＢ
用テープキャリアによると、電源リード，信号リード，
グランドリード等の位置関係が明確に定められていない
ため、電源リードと信号リードが隣接している場合、電
源回路に負荷電流が流れたときに電源リードから発散す
る電磁放射によって、信号リードに電磁ノイズが重畳す
るといった信号リードへのクロストークが生じ、ＩＣチ
ップや他の電子部品等の誤動作を招く原因となってい
る。
用テープキャリアによると、電源リード，信号リード，
グランドリード等の位置関係が明確に定められていない
ため、電源リードと信号リードが隣接している場合、電
源回路に負荷電流が流れたときに電源リードから発散す
る電磁放射によって、信号リードに電磁ノイズが重畳す
るといった信号リードへのクロストークが生じ、ＩＣチ
ップや他の電子部品等の誤動作を招く原因となってい
る。
【０００５】従って、本発明の目的は、電源リードから
信号リードへクロストークするノイズレベルを低減させ
ることができるＴＡＢ用テープキャリアを提供すること
である。
信号リードへクロストークするノイズレベルを低減させ
ることができるＴＡＢ用テープキャリアを提供すること
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、電源リードから信号リードへクロストークするノイ
ズレベルを低減させるため、グランドリードを電源リー
ドと最も近接した位置に配置したＴＡＢ用テープキャリ
アを提供する。
み、電源リードから信号リードへクロストークするノイ
ズレベルを低減させるため、グランドリードを電源リー
ドと最も近接した位置に配置したＴＡＢ用テープキャリ
アを提供する。
【０００７】
【作用】信号リードへクロストークする電磁波は、例え
ば、以下の電磁波放射の計算式によって表すことができ
る。
ば、以下の電磁波放射の計算式によって表すことができ
る。
【０００８】平面上に置かれた面積Ｓ（ｍ2 ）の微小ル
ープアンテナにＩ（Ａ）の電流が流れる場合の距離ｒ
（ｍ）離れた位置の電界強度Ｅφは、
ープアンテナにＩ（Ａ）の電流が流れる場合の距離ｒ
（ｍ）離れた位置の電界強度Ｅφは、
【数１】 μS ：空間の比透磁率 εS ：空間の比誘電率 ｋ：媒質中の伝播定数 ｒ：距離 λ：信号の波長 で与えられ、電磁放射は、 (1) ループに流れる電流に比例する。 (2) ループの面積に比例する。 (3) 波長（周波数の逆数）の２乗に逆比例する。 の関係に従う。これらの関係の中で電源リードとグラン
ドプレーン，及びグランドリードで構成される電源ルー
プの面積（上式においてＳ）を最小にする、すなわち、
グランドリードと電源リードの間隔を最小限にすれば、
電源リードから発生する電源ノイズとして外部に発散す
る電磁波の成分を低減することができ、その結果、信号
リードへのクロストークを低減させることができる。
ドプレーン，及びグランドリードで構成される電源ルー
プの面積（上式においてＳ）を最小にする、すなわち、
グランドリードと電源リードの間隔を最小限にすれば、
電源リードから発生する電源ノイズとして外部に発散す
る電磁波の成分を低減することができ、その結果、信号
リードへのクロストークを低減させることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のＴＡＢ用テープキャリアにつ
いて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
いて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【００１０】図１の(a),(b) には、本発明の一実施例に
係るＴＡＢ用テープキャリアの部分構造が示されてい
る。このＴＡＢ用テープキャリアは、接地電位に接続さ
れるグランドプレーン３と、グランドプレーン３上に位
置する誘電体２と、誘電体２の上部に設けられた所定パ
ターンのリード導体１と、半導体チップが接合されるチ
ップ接合面８を有している。
係るＴＡＢ用テープキャリアの部分構造が示されてい
る。このＴＡＢ用テープキャリアは、接地電位に接続さ
れるグランドプレーン３と、グランドプレーン３上に位
置する誘電体２と、誘電体２の上部に設けられた所定パ
ターンのリード導体１と、半導体チップが接合されるチ
ップ接合面８を有している。
【００１１】リード導体１は、信号リード（図示せず）
の他に電源リード５とグランドリード６を有し、グラン
ドリード６は電源リード５と最も近接した位置（間隔を
小にしてすぐ隣り）に配置されていると共に、スルーホ
ール７ａを介してグランドプレーン３，更には、スルー
ホール７ｂを介してチップ接合面８と電気的に接続され
ている。すなわち、電源リード５とグランドリード６
は、電源リード５とグランドリード６，及びグランドプ
レーン３によって構成される電源ループの面積が最も小
さくなるような位置関係を有して配置されている。
の他に電源リード５とグランドリード６を有し、グラン
ドリード６は電源リード５と最も近接した位置（間隔を
小にしてすぐ隣り）に配置されていると共に、スルーホ
ール７ａを介してグランドプレーン３，更には、スルー
ホール７ｂを介してチップ接合面８と電気的に接続され
ている。すなわち、電源リード５とグランドリード６
は、電源リード５とグランドリード６，及びグランドプ
レーン３によって構成される電源ループの面積が最も小
さくなるような位置関係を有して配置されている。
【００１２】図２には、微小ループ電流による電磁波放
射の関係が示されており、信号リードへクロストークす
る電磁波は、例えば、前述した電磁波放射の計算式によ
って表すことができる。
射の関係が示されており、信号リードへクロストークす
る電磁波は、例えば、前述した電磁波放射の計算式によ
って表すことができる。
【００１３】平面上に置かれた面積Ｓ（ｍ2 ）の微小ル
ープアンテナ２０にＩ（Ａ）の電流が流れる場合の距離
ｒ（ｍ）離れた位置の電界強度Ｅφは、前述した計算式
で与えられ、電磁放射は、 (1) ループに流れる電流Ｉに比例する。 (2) ループの面積Ｓに比例する。 (3) 波長（周波数の逆数）の２乗に逆比例する。 の関係に従う。これらの関係の中で電源リードとグラン
ドプレーン，及びグランドリードで構成される電源ルー
プの面積（上式においてＳ）を最小にする、すなわち、
グランドリードと電源リードの間隔を最小限にすれば、
電源リードから発生する電源ノイズとして外部に発散す
る電磁波の成分を低減することができ、その結果、信号
リードへのクロストークを低減させることができる。
ープアンテナ２０にＩ（Ａ）の電流が流れる場合の距離
ｒ（ｍ）離れた位置の電界強度Ｅφは、前述した計算式
で与えられ、電磁放射は、 (1) ループに流れる電流Ｉに比例する。 (2) ループの面積Ｓに比例する。 (3) 波長（周波数の逆数）の２乗に逆比例する。 の関係に従う。これらの関係の中で電源リードとグラン
ドプレーン，及びグランドリードで構成される電源ルー
プの面積（上式においてＳ）を最小にする、すなわち、
グランドリードと電源リードの間隔を最小限にすれば、
電源リードから発生する電源ノイズとして外部に発散す
る電磁波の成分を低減することができ、その結果、信号
リードへのクロストークを低減させることができる。
【００１４】以上説明した実施例は、ＴＡＢ用テープキ
ャリアのリード導体について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、グランドプレーンと同様の
グランド層を有する配線パネルのリード部や、プリント
基板上のリード部に対してもループ面積を最小にして、
電源リードからの電磁波の発生を低減させるものとして
適用することができる。
ャリアのリード導体について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、グランドプレーンと同様の
グランド層を有する配線パネルのリード部や、プリント
基板上のリード部に対してもループ面積を最小にして、
電源リードからの電磁波の発生を低減させるものとして
適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のＴＡＢ用
テープキャリアによると、グランドリードを電源リード
と最も近接した位置に配置したため、電源リードから発
生する電源ノイズとして外部に発散する電磁波の成分を
低減し、電源リードから信号リードへクロストークする
ノイズレベルを低減させることができる。その結果、半
導体チップ等の誤動作を防ぐことができる。
テープキャリアによると、グランドリードを電源リード
と最も近接した位置に配置したため、電源リードから発
生する電源ノイズとして外部に発散する電磁波の成分を
低減し、電源リードから信号リードへクロストークする
ノイズレベルを低減させることができる。その結果、半
導体チップ等の誤動作を防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す説明図。
【図２】微小ループ電流による電磁放射の計算式の関係
を表す説明図
を表す説明図
【図３】従来のＴＡＢ用テープキャリアを示す断面図。
１ リード導体 ２ 誘電
体 ３ グランドプレーン ４ 半導
体チップ ５ 電源リード ６ グラ
ンドリード ７ａ，７ｂ スルーホール ８ チッ
プ接合面
体 ３ グランドプレーン ４ 半導
体チップ ５ 電源リード ６ グラ
ンドリード ７ａ，７ｂ スルーホール ８ チッ
プ接合面
Claims (1)
- 【請求項１】 接地電位に接続されるグランドプレーン
に、フィルム状絶縁体（以下、誘電体という）を介して
所定のパターンの信号リード，電源リード，グランドリ
ード等を有するリード導体が設けられたＴＡＢ用テープ
キャリアにおいて、 前記グランドリードは、前記電源リードと最も近接した
位置に配置されていることを特徴とするＴＡＢ用テープ
キャリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19781692A JPH0621153A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | Ｔａｂ用テープキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19781692A JPH0621153A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | Ｔａｂ用テープキャリア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0621153A true JPH0621153A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=16380823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19781692A Pending JPH0621153A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | Ｔａｂ用テープキャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621153A (ja) |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP19781692A patent/JPH0621153A/ja active Pending
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