JPH06209909A - 心電計 - Google Patents

心電計

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Publication number
JPH06209909A
JPH06209909A JP4240167A JP24016792A JPH06209909A JP H06209909 A JPH06209909 A JP H06209909A JP 4240167 A JP4240167 A JP 4240167A JP 24016792 A JP24016792 A JP 24016792A JP H06209909 A JPH06209909 A JP H06209909A
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JP
Japan
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data
address
absolute value
amplitude
storage area
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JP4240167A
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Inventor
Keiji Yamaguchi
慶二 山口
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心電図波形の長時間の記録を可能とし、かつ
波形再生時においても途中の波形を高速に読み出すこと
ができるようにする。 【構成】 圧縮データ生成手段35により生成された圧
縮データは、圧縮データ記憶領域51に記憶される。ま
た、最初のサンプリングデータの振幅絶対値データが圧
縮データの先頭位置に記憶される。同時に、この振幅絶
対値データが記憶された領域のアドレスがアドレスデー
タ記憶領域52に記憶される。以後同様に、一定時間経
過時点のサンプリングデータの振幅絶対値データが、圧
縮データ記憶領域51に記憶されるとともに、そのアド
レスがアドレスデータ記憶領域52に記憶される。この
アドレスおよび振幅絶対値データにより、圧縮データの
読み出しが容易になり、圧縮データの途中から心電図波
形を再生する際にも、効率良く、高速で読み出すことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心電図検査に用いられ
る心電計に係り、特に長時間心電図検査において時系列
的なデータ圧縮を行って心電図波形を記憶する心電計に
関する。
【0002】
【従来の技術】心臓病の検査として、一般的な心電図検
査の中に、被検者が24時間心電計を携帯して心電図検
査を行う長時間心電図検査(通称、ホルター心電図検
査)がある。この検査は、通常の心電図検査では発見し
難い不定期に起こる一過性の異常心電図波形を検出し、
心臓病の早期発見および診断に役立てようとするもので
ある。
【0003】従来、この長時間心電図検査は、カセット
テープに長時間心電図信号をアナログ記録した後、専用
の解析機にカセットテープをセットして解析が行われて
いたが、カセットテープの周波数特性の問題などにより
精度のよい解析を行うことが困難であった。これに対
し、心電図信号の記憶媒体としてカセットテープの代わ
りに半導体メモリを用いる方法がある。半導体メモリを
用いることにより、歪みのない心電図波形が観測でき、
たとえばST異常を調べる場合に、精度の高いST変位
の観測が可能になる。
【0004】しかしながら、この半導体メモリに心電図
データを記録する方法では、半導体メモリの容量に制約
があるため、長時間の記録が困難であるという問題があ
った。
【0005】これに対し、心電図データを圧縮して記録
するsapa(サパ)圧縮法がある。この方法は、心電
図データの時間差分値データおよび振幅差分値データを
記録するものであり、この方法を用いることにより半導
体メモリに長時間の記録が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
sapa圧縮法により半導体メモリに圧縮データを記憶
させた場合、長時間経過した途中の波形を再生するため
には、先頭の圧縮データから順次計算し、経過時間およ
び振幅各々の絶対値を求めなければならず、処理時間が
非常にかかるという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、心電図波形の長時間の記録が可能で
あるとともに、波形再生時においても途中の波形を高速
に再生することができる心電計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による心電計は、
心電図信号を検出する検出手段と、この検出手段により
検出された心電図信号を所定の周期でサンプリングして
デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段
と、前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を受け
て、現在のサンプリング点と圧縮開始点との間の時間軸
差分値データおよび振幅差分値データを求め、これらデ
ータにより圧縮データを生成する圧縮データ生成手段
と、前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を受け
て、一定の時間間隔で振幅絶対値データを作成する絶対
値生成手段と、この絶対値生成手段の出力信号を受けて
前記振幅絶対値データの記憶領域のアドレスを設定する
アドレス設定手段と、圧縮データ記憶領域およびアドレ
ス記憶領域を有し、前記圧縮データ記憶領域に前記圧縮
データ生成手段により生成された圧縮データおよび前記
絶対値生成手段により生成された振幅絶対値データを記
憶するとともに、前記アドレス記憶領域に前記アドレス
設定手段により設定されたアドレスを記憶するデジタル
データ記憶手段とを備えている。
【0009】この心電計では、検出手段(電極)により
被検体から心電図信号が検出されると、この心電図信号
はアナログ/デジタル変換手段によりサンプリングされ
るとともに、デジタル信号に変換される。デジタル信号
に変換されたサンプリングデータは圧縮データ生成手段
へ送られ、ここでsapa圧縮法により現在のサンプリ
ング点と圧縮開始点との間の時間軸差分値データおよび
振幅差分値データが求められ、これらのデータをもとに
圧縮データが生成される。この圧縮データは、順次デジ
タルデータ記憶手段の圧縮データ記憶領域に記憶され
る。一方、サンプリングデータは絶対値生成手段にも送
られ、ここで、最初のサンプリングデータの振幅絶対値
データが生成され、この振幅絶対値データがデジタルデ
ータ記憶手段の圧縮データ記憶領域に記憶されると同時
に、その記憶領域のアドレスがアドレス設定手段により
設定され、アドレスデータ記憶領域に記憶される。以後
同様に、一定時間間隔で、圧縮データ記憶領域に記憶さ
れる圧縮データに対して振幅絶対値データが挿入される
ともに、この振幅絶対値データが記憶された圧縮データ
記憶領域上のアドレスがアドレス記憶領域に記憶され
る。したがって、このアドレスから振幅絶対値データを
読み出すことにより圧縮データの途中からの再生を効率
良く、高速に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例に係る心電計のブ
ロック構成図である。この心電計は、検出器10と、こ
の検出器10で検出されたアナログ信号を所定の周期で
サンプリングしてデジタル信号に変換するA/D(アナ
ログ/デジタル)変換器20と、このA/D変換器20
から出力されるデジタル信号を圧縮処理する信号処理装
置30と、この信号処理装置30で圧縮処理された心電
図データを記憶するデジタルデータ記憶手段50とによ
り構成されている。
【0012】検出器10は被検者に貼着され、心電図信
号を検出するための電極であり、この検出器10で検出
された心電図波形が、たとえば図2に示すような曲線で
ある場合、A/D変換器20によりS0、S1、S2、
S3、S4……のように所定周期でサンプリングされる
とともに、デジタル信号に変換された後に信号処理装置
30に取り込まれるようになっている。
【0013】信号処理装置30は、差分値データ生成手
段31を備えている。この差分値データ生成手段31
は、時間軸差分値データ生成部311と振幅差分値デー
タ生成部312により構成されている。差分値データ生
成手段31は、図2に示した時間軸方向の差分値データ
Δx、振幅方向の差分値データΔyをそれぞれ生成する
ものである。本実施例においては、圧縮記録データは、
図3に示すようにΔxに3ビット、Δyに5ビットを割
り当てた8ビット構成とし、Δxは1〜7、Δyは−1
6〜15の範囲の値をとり得るようにする。
【0014】時間軸差分値データ生成部311で生成さ
れた時間軸差分値データΔxは、比較器32、演算手段
34および圧縮データ生成手段35それぞれに送られる
ようになっている。一方、振幅差分値データ生成部31
2で生成された振幅差分値データΔyは、比較器33お
よび演算手段34それぞれに送られるようになってい
る。
【0015】比較器32は、時間軸差分値データと時間
軸閾値(ref1 )とを比較し、時間軸差分値データが
第1のビット群(本実施例では3ビット)の範囲内に入
るように制限するためのものである。一方、比較器33
は、振幅差分値データと振幅閾値(ref2 )とを比較
し、振幅差分値データが第2のビット群(本実施例では
5ビット)の範囲内に入るように制限するためのもので
ある。演算手段34は、振幅差分値データΔyと時間軸
差分値データΔxとの可能な組み合わせに対する比を予
め設定した変換テーブル40を備え、この変換テーブル
40を参照して振幅差分値データΔyと時間軸差分値デ
ータΔxとの比Δy/Δxを求め、その結果を圧縮デー
タ生成手段35へ出力するものである。
【0016】圧縮データ生成手段35は、時間軸差分値
データ生成部311、比較器32、33の比較結果、お
よび演算手段34の演算結果を受けて、後述のように3
ビットの時間軸差分値データおよび5ビットの振幅差分
値データから構成される圧縮データを生成するものであ
る。この圧縮データ生成手段35により生成された圧縮
データは、たとえば半導体メモリにより構成されたデジ
タルデータ記憶手段50に記憶保持されるようになって
いる。
【0017】デジタルデータ記憶手段50は、圧縮デー
タ記憶領域51およびアドレスデータ記憶領域52を有
しており、圧縮データ記憶領域51に圧縮データ生成手
段35から転送された圧縮データが順次記憶されるよう
になっている。
【0018】信号処理装置30は、さらに絶対値生成手
段36、およびアドレス設定手段37を備えている。絶
対値生成手段36は、まず、A/D変換器20から出力
されるサンプリングデータの先頭データS0の振幅絶対
値を8ビットデータとして求め、これをデジタルデータ
記憶手段50の圧縮データ記憶領域51に記憶される圧
縮データの先頭位置に記憶させ、続いて、同様にして一
定時間間隔で振幅絶対値データを順次記憶させるもので
ある。同時に、アドレス設定手段37は、絶対値生成手
段36の出力を受けて、圧縮データ記憶領域51に記憶
された振幅絶対値データのアドレスを設定し、これをア
ドレスデータ記憶領域52に順次記憶させるようになっ
ている。
【0019】すなわち、本実施例の心電計では、検出器
10を通して検出されたサンプリングデータをもとに圧
縮データ生成手段35により生成された圧縮データが、
デジタルデータ記憶手段50の圧縮データ記憶領域51
に記憶されるとともに、最初のサンプリングデータの振
幅絶対値データが、圧縮データの先頭位置に記憶され
る。同時に、この振幅絶対値データが記憶された領域の
アドレスがアドレスデータ記憶領域52に記憶される。
以後同様に、一定時間経過時点のサンプリングデータの
振幅絶対値データが、圧縮データ記憶領域51に記憶さ
れると同時に、そのアドレスがアドレスデータ記憶領域
52に記憶される。このアドレスおよび振幅絶対値デー
タにより、データ記憶手段50に記憶された圧縮データ
を心電図波形に再生する際の読み出しが容易になる。し
たがって圧縮データの途中から心電図波形を再生する際
にも、効率良く、高速で再生することができる。
【0020】次に、図4ないし図8を参照して、圧縮デ
ータ生成手段35による圧縮データの生成方法を説明す
る。
【0021】まず、図4に示すように、サンプリングデ
ータの振幅変化が小さい場合には、圧縮開始点S0とし
た時に、前述の時間軸差分値データΔxが7を越えた場
合にΔx=7とし、Δxが7を越えた点の一つ前の点、
すなわち図4のS7の点を圧縮開始点S0に次いで取り
組む変曲点にする。このS0とS7との時間軸差分値デ
ータΔxと振幅差分値データΔyとが圧縮データ記憶領
域51に取り込まれ、Δxが3ビット、Δyが5ビット
の8ビットデータが構成される。この場合、取り込まれ
る波形データは1/8に圧縮されたことになる。
【0022】また、図5に示すように、サンプリングデ
ータの振幅変化が大きい場合は、圧縮開始点をS0と
し、S1、S2、S3、…とサンプリングして、サンプ
リング点が圧縮対象にならなかった時に、S5の点でΔ
yが15を越えたとすると、S5の一つ前の点S4の点
を、圧縮開始点S0に次いで圧縮データ記憶領域51に
取り込む変曲点とする。また、図6に示すように圧縮開
始点S0に対し、S5の点が−16を越えた場合にも、
同様にS4の点を、圧縮開始点S0に次いで圧縮データ
記憶領域51に取り込む変曲点とし、S0とS4の点の
時間軸差分値データΔxが3ビット、振幅差分値データ
Δyが5ビットの8ビット圧縮データを構成して記録す
る。
【0023】また、図7に示すように、サンプリングデ
ータに急激な振幅変化がある場合は、圧縮開始点をS0
とし、S1、…とサンプリングしていった時に、Δx=
1の時、つまりS1の点でΔyが15または−16を越
えた場合には、Δx=0、Δy=0の8ビットデータの
後に、8ビットのサンプリングデータそのものを付加
し、2バイトデータ構成として記録する。すなわち、こ
の場合はデータの変化が激しいのでデータの圧縮はせ
ず、そのことをデータ再生時、Δx=0、Δy=0をみ
ることによって認識することになる。
【0024】次に、Δx<8,−16<Δy<15の場
合のsapa圧縮法による変曲点の求め方を図8により
説明する。
【0025】圧縮開始点をS0とし、次のサンプリング
点S1において、振幅に±εを加算した2点と圧縮開始
点S0とを結ぶ直線L1、L2を描く。同様に、サンプ
リング点S2においても、振幅方向に±εを加算した2
点と圧縮開始点S0とを直線で結び、それぞれL3、L
4とする。サンプリング点に+εを加算した点と圧縮開
始点とを結んだ直線L1、L3のうち、傾きが小さい直
線はL3であり、サンプリング点に−εを加算した点と
圧縮開始点とを結んだ直線L2、L4のうち傾きが大き
い直線はL4である。そして、圧縮開始点と各サンプリ
ング点を結ぶ直線の傾きがL3とL4の間に入っている
場合には、データの変化が少ないとして次のサンプリン
グ点を求める。次のサンプリング点S3が図の黒丸の位
置であったとすると、圧縮開始点S0とS3とを結ぶ直
線の傾きは、L3の傾きより大きくなる。この場合はデ
ータの変化が大きいので、その一つ前の点S2を圧縮開
始点S0につぐ次の変曲点とする。
【0026】なお、図ではS3の点と圧縮開始点とを結
ぶ直線の傾きが直線L3の傾きより大きくなる場合につ
いて説明したが、逆に最大の傾きを与える直線L4より
小さい傾きとなった場合にも同様にその一つ前の点を変
曲点として求める。こうして求めた変曲点と圧縮開始点
との差分値データΔxとΔyをそれぞれ3ビット、5ビ
ットとして取り込むことになる。以後は求めた変曲点を
次の圧縮開始点とし、同様に順次変曲点を求めることに
よりデータの圧縮が行われる。
【0027】このようにして、8ビットデータ(3ビッ
トのΔx+5ビットのΔy)あるいは16ビットデータ
(8ビットの0+8ビットのサンプリングデータ)が圧
縮データ記憶領域51に順次並べられる。
【0028】また、本実施例では、A/D変換器20に
おいて、デジタル信号に変換されたサンプリングデータ
は、一定時間毎に、絶対値生成手段36にも取り込まれ
る。サンプリングデータが絶対値生成手段36に取り込
まれると、圧縮データ記憶領域にまず8ビットの0デー
タが記憶され、次に絶対値生成手段36から出力される
8ビットのサンプリングデータが記憶される。これと平
行して、アドレス設定手段37により、サンプリングデ
ータを記憶したアドレスがアドレスデータ記憶領域52
に記憶される。
【0029】このように本実施例の心電計では、圧縮デ
ータ記憶領域51に格納するサンプリングデータの前
に、振幅絶対値データとして8ビットの0を挿入するこ
とにより、圧縮データ生成手段51により生成記憶され
た圧縮データと同一ルールとしているため、心電図波形
の再生時に効率よく読み出すことができる。
【0030】図9はこの心電計による処理の全体の流れ
を表すものである。
【0031】すなわち、まず、図10に表すような圧縮
データ記憶領域51およびアドレスデータ記憶領域52
の指定を行う(ステップS100)。ここで、ADR、
COMはそれぞれアドレス、(ADR)、(COM)は
アドレスの内容を示している。次に、一定時間待機する
(ステップS200)。ここでは、一定時間を見積もる
ために、図11に表すように、サンプリングデータを一
時的に蓄えるためのデータバッファ(バッファ名:ec
g)を用意する。
【0032】この待機の間に、A/D変換器20におい
てデジタル信号に変換されたサンプリングデータは順
次、このデータバッファecgに格納される。たとえば
サンプリングスピードが256Hz、データバッファe
cgが1000h(=1024)ならば、16秒でデー
タバッファecgは一杯になる。以後の説明のために、
データバッファecgに格納された内容は、先頭からe
cg
〔0〕、ecg〔1〕、ecg〔2〕、……ecg
〔1015〕で表す。データバッファecgが一杯にな
ると、データバッファecgに蓄えられたデータについ
てデータ圧縮を行う(ステップS300)。
【0033】圧縮データは一時的に図12に表すデータ
バッファ(バッファ名:sap)に蓄えられ、圧縮デー
タおよびアドレスデータの格納が行われる(ステップS
400)。以下、このような待機、データ圧縮、格納を
終了するまで繰り返す(ステップS500)。
【0034】図13および図14は、図9で示したデー
タ圧縮(ステップS300)の手順を詳細に表すもので
ある。
【0035】すなわち、2つのカウンタct、coに0
を代入し、データバッファecgの先頭データecg
〔0〕をPSに取り込む(ステップS301)。ここ
で、ctはデータバッファecg内のデータを1バイト
ずつ更新するためのカウンタ、coは圧縮データのバイ
ト数を計数するためのカウンタをそれぞれ示す。
【0036】次に、データバッファsapの先頭、すな
わちsap
〔0〕に1バイトの0を書き込み、coに1
を加える(ステップS302)。なお、データバッファ
sapに格納された内容は、先頭からsap
〔0〕、s
ap〔1〕、sap〔2〕、……sap〔1015〕で
表す。
【0037】続いて、PSに取り込まれた値を圧縮開始
点のデータとしてP0に書き込む。また、絶対値データ
としてsap〔co〕にもPSを書き込み、coに1を
加える。続いてΔxに初期値0を書き込み、傾きの最小
値amin を+、amax を−として、最大および最小の傾
きを設定する(ステップS303)。
【0038】次に、PSの値をPSold に書き込み、次
のサンプリングデータを読み込むためctに1を加え、
ecg〔ct〕をPSに書き込む(ステップS30
4)。
【0039】続いて、サンプリングデータをデータバッ
ファecgの終わりまで読み込むと(ステップ305;
Y)、ステップS306へ、そうでなければ(ステップ
305;N)、ステップS309へジャンプする。
【0040】ステップS306では、時間軸差分値デー
タΔxが1より大きければ(Y)、ΔxおよびΔyold
をsap〔co〕に書き込み、coに1を加え(ステッ
プS307)、coを戻り値としてリターンする(ステ
ップS308)。この時、coの値は圧縮後のバイト数
を示している。Δxが1ならば(ステップS306;
N)、そのままリターンする(ステップS308)。
【0041】ステップS309以降では、データバッフ
ァecgのサンプリングデータを全て読み込むまで処理
する。
【0042】すなわち、Δyの値をΔyold に書き込む
と共に、Δxに1を加え(ステップS309)、Δxが
7を越えているか否かを判断する(ステップS31
0)。Δxが7を超えている場合(N)は、ステップS
321(図14)にジャンプし、1つ手前のΔxの値、
すなわちΔx−1をΔxに書き込むとともに、Δxおよ
びΔyold をsap〔co〕に書き込み、coに1を加
える(ステップS322)。続いて、PSold をP0
に、0をΔxに書き込み、amin 、amax を初期化した
後(ステップS322)、ステップS309へ戻る。
【0043】Δxが7を超えていない場合(ステップS
310;Y)には、PS−POをΔyに書き込み(ステ
ップS311)、次いでΔyが−16〜15の範囲にあ
るか否かを調べる(ステップS312)。Δyがその範
囲内になければ(N)、ステップS323にジャンプす
る。そして、Δxが1でなければ(ステップS323;
N)、ステップS321にジャンプし、1つ手前の点を
変曲点として前述と同様に記録を行う。Δxが1であれ
ば(ステップS323;Y)、sap〔co〕に1バイ
トの0を書き込み、coに1を加え(ステップS32
4)た後、ステップS303にジャンプし、前述のよう
に絶対値データの記録を行う。
【0044】また、Δyが−16〜15の範囲内にあれ
ば(ステップS312;Y)、Δy/Δxを傾きとして
aに書き込む(ステップS313)。次いで、aがa
max より小さいかamin より大きいかを調べ(ステップ
S314)、いずれかであれば(Y)、波形の変化が大
きいということで、ステップS321にジャンプし、1
つ手前の点を変曲点とし前述と同様の記録を行う。aが
max より大きく、かつamin より小さい場合(ステッ
プS314;N)には、Δyにεを加算したときの傾き
(Δy+ε)/Δxを求めてεa とする(ステップS3
15)。次いで、εa がamin より小さいか否かを調べ
(ステップS316)、小さければ(Y)、εa をa
min とし(ステップS317)、大きければ(ステップ
S316;N)、ステップS318へ移行する。
【0045】次に、ステップS318にて、Δyからε
を引いたときの傾き(Δy−ε)/Δxを求めてεa
し、εa がamax より大きいか否かを調べ(ステップS
319)、大きければ(Y)、εa をamax とし(ステ
ップS320)、小さければ(N)、そのままにする。
そして、ステップS304に戻り、傾きがamax より小
さいか、amin より大きいとき、1つ手前の点を変曲点
として前述と同様の記録を行う。
【0046】図15は図9で示した格納(ステップS4
00)の手順を表すものである。すなわち、COMから
COバイトの領域にsap
〔0〕〜sap〔CO−1〕
を書き込み(ステップS410)、次いでADRにCO
Mを書き込む(ステップS420)。そして、アドレス
の更新を行う。すなわち、COMにCOを加えるととも
に、ADRに4を加え(ステップS430)、リターン
する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の心電計によ
れば、心電図信号を検出する検出手段と、この検出手段
により検出された心電図信号を所定の周期でサンプリン
グしてデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換
手段と、前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を
受けて、現在のサンプリング点と圧縮開始点との間の時
間軸差分値データおよび振幅差分値データを求め、これ
らデータにより圧縮データを生成する圧縮データ生成手
段と、前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を受
けて、一定の時間間隔で振幅絶対値データを作成する絶
対値生成手段と、この絶対値生成手段の出力信号を受け
て前記振幅絶対値データの記憶領域のアドレスを設定す
るアドレス設定手段と、圧縮データ記憶領域およびアド
レス記憶領域を有し、前記圧縮データ記憶領域に前記圧
縮データ生成手段により生成された圧縮データおよび前
記絶対値生成手段により生成された振幅絶対値データを
記憶するとともに、前記アドレス記憶領域に前記アドレ
ス設定手段により設定されたアドレスを記憶するデジタ
ルデータ記憶手段とを備え、圧縮データ記憶領域に記憶
される圧縮データに対して一定時間間隔で、振幅絶対値
データを挿入すると同時に、この振幅絶対値データの記
憶領域上のアドレスも記憶させるようにしたので、圧縮
データから心電図波形の再生を効率良く行うことがで
き、しかも圧縮データの途中からの再生も高速に行うこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る心電計の構成を表すブ
ロック図である。
【図2】心電波形のサンプリング状態を説明するための
図である。
【図3】圧縮記録データの構造を表す図である。
【図4】データ圧縮方法を説明するために、時間軸と振
幅との関係を表す図である。
【図5】データ圧縮方法を説明するために、時間軸と振
幅との関係を表す図である。
【図6】データ圧縮方法を説明するために、時間軸と振
幅との関係を表す図である。
【図7】データ圧縮方法を説明するために、時間軸と振
幅との関係を表す図である。
【図8】データ圧縮方法を説明するために、時間軸と振
幅との関係を表す図である。
【図9】図1の心電計によるデータ処理の概略を説明す
るための流れ図である。
【図10】デジタルデータ記憶手段の構造を説明するた
めの図である。
【図11】データ圧縮方法を説明するためのデータバッ
ファの構造を表す図である。
【図12】データ圧縮方法を説明するためのデータバッ
ファの構造を表す図である。
【図13】データ圧縮方法を説明するための流れ図であ
る。
【図14】データ圧縮方法を説明するための流れ図であ
る。
【図15】データ格納動作を説明するための流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 検出器 20 A/D変換器 30 信号処理装置 31 差分値データ生成手段 32、33 比較器 34 演算手段 35 圧縮データ生成手段 36 絶対値生成手段 37 アドレス設定手段 40 変換テーブル 50 デジタルデータ記憶手段 51 圧縮データ記憶領域 52 アドレスデータ記憶領域 311 時間軸差分値データ生成部 312 振幅差分値データ生成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心電図信号を検出する検出手段と、 この検出手段により検出された心電図信号を所定の周期
    でサンプリングしてデジタル信号に変換するアナログ/
    デジタル変換手段と、 前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を受けて、
    現在のサンプリング点と圧縮開始点との間の時間軸差分
    値データおよび振幅差分値データを求め、これらデータ
    により圧縮データを生成する圧縮データ生成手段と、 前記アナログ/デジタル変換手段の出力信号を受けて、
    一定の時間間隔で振幅絶対値データを作成する絶対値生
    成手段と、 この絶対値生成手段の出力信号を受けて前記振幅絶対値
    データの記憶領域のアドレスを設定するアドレス設定手
    段と、 圧縮データ記憶領域およびアドレス記憶領域を有し、前
    記圧縮データ記憶領域に前記圧縮データ生成手段により
    生成された圧縮データおよび前記絶対値生成手段により
    生成された振幅絶対値データを記憶するとともに、前記
    アドレス記憶領域に前記アドレス設定手段により設定さ
    れたアドレスを記憶するデジタルデータ記憶手段とを備
    えたことを特徴とする心電計。
JP4240167A 1992-09-09 1992-09-09 心電計 Pending JPH06209909A (ja)

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