JPH06209799A - 鳥型結核菌、ミコバクテリウム・イントラセルレアおよびパラ結核菌に対するプローブ - Google Patents
鳥型結核菌、ミコバクテリウム・イントラセルレアおよびパラ結核菌に対するプローブInfo
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- JPH06209799A JPH06209799A JP5278622A JP27862293A JPH06209799A JP H06209799 A JPH06209799 A JP H06209799A JP 5278622 A JP5278622 A JP 5278622A JP 27862293 A JP27862293 A JP 27862293A JP H06209799 A JPH06209799 A JP H06209799A
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- C12Q1/689—Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for detection or identification of organisms for bacteria
Abstract
rium avium)、ミコバクテリウム・イントラ
セルレア(Mycobacterium intrac
ellulare)およびパラ結核菌(Mycobac
terium paratuberuculosis)
の配列を検出し、増幅し、そして単離するための方法お
よび核酸プローブを提供する。 【構成】 本発明のプローブは、鳥型結核菌か、M.イ
ントラセルレアか若しくはパラ結核菌かまたはそれらの
任意の組合わせに位置することができる。本発明のプロ
ーブは独特であるので、他の微生物からの核酸に対する
クロスハイブリダイセーションは存在しない。
Description
する。詳しくは、本発明は、核酸プローブを必要とする
診断に関する。更に詳しくは、本発明は、鳥型結核菌、
ミコバクテリウム・イントラセルレアおよびパラ結核菌
を検出し、増幅し、そして単離するための核酸プローブ
に関する。
コバクテリア感染の症例が有意に増大していることに遭
遇している。これらの新規の症例の多くはエイズ(AI
DS)の流行に関係している。医師は、ミコバクテリア
感染を診断する場合に彼等を助ける臨床微生物学者を信
頼している。このような感染の診断は、しかしながら、
微生物の抗酸性染色および培養に続く生化学的検定に大
きく依存している。これらは時間のかかる方法である。
したがって、ミコバクテリア感染を診断する新規の、特
に迅速な方法に対する要求が引続き存在している。
ミコバクテリウム・イントラセルレアおよびパラ結核菌
を検出し、増幅し、そして単離するための決定的で迅速
且つ原価効率のよい核酸プローブ並びに方法を提供す
る。本発明は、更に、鳥型結核菌、M.イントラセルレ
アおよびパラ結核菌の配列を単離する方法を提供する。
更に、本発明のプローブは、それらがハイブリッド形成
する配列の増幅に有用である。
ドするアミノ酸配列および該配列を認識するのに生じた
抗体を構築するのに用いることができる。
核酸配列から本質的に成る。プローブは、鳥型結核菌
か、M.イントラセルレアか若しくはパラ結核菌かまた
はそれらの任意の組合わせに位置することができる。本
発明のプローブは独特であるので、他の微生物からの核
酸に対するクロスハイブリダイセーションは存在しな
い。
フリーズ(Fries)ら、Molec.Cell P
robes 4:87(1990)によって最初に定義
されたプラスミドpMav29由来である。プラスミド
pMav29は、M.イントラセルレアおよび鳥型結核
菌に対して交差反応性であったが、ウシ型結核菌(M.
bovis)に対する交差反応性は更に強く、そしてヒ
ト型結核菌(M.tuberculosis)に対する
交差反応性は更に弱かった。本発明において記載したプ
ローブは、M.イントラセルレア、鳥型結核菌およびパ
ラ結核菌に対してのみ特異的交差反応性が観察されるの
で、フリーズらによって記載されたものにまさる実質的
な改良を提供する。結果として、これらのプローブは、
現在のところミコバクテリア学研究室における病原性単
離物の約20%を含むM.イントラセルレアおよび鳥型
結核菌複合感染の臨床的診断に有用である(グッド(G
ood),R.E.ら(1982)J.Infec.D
is.146:829〜33)。診断は、推定上30〜
50%がM.イントラセルレアまたは鳥型結核菌同時感
染を発現するHIV感染の処置において重要になってい
る(モリス(Morris),S.C.ら(1991)
J.Clin.Microbiol.29:2715〜
19)。本発明のプローブは、更に、クローン病に関与
し(ウェイン(Wayne),L.G.ら(1992)
Clin Microbiol.Rev.5:1〜2
5)且つヨーネ病(獣医学)の病因物質として同定され
た(バークレイ(Barclay)ら(1985)J.
Bacteriolgy 164:896〜903)パ
ラ結核菌感染の診断に有用である。
の修飾主鎖(修飾糖およびリン酸基(例えば、チオホス
フェート)を含む)、修飾ヌクレオチド、標識型および
リボ核酸型から本質的に成る配列を有するプローブを提
供する。
型から本質的に成る配列より選択される1種類またはそ
れ以上の核酸配列の使用を含む、鳥型結核菌、ミコバク
テリウム・イントラセルレアおよびパラ結核菌を増幅す
る方法を更に提供する。
飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識型およびリボ核酸型か
ら本質的に成る配列より選択される1種類またはそれ以
上の配列の使用を含む、鳥型結核菌、ミコバクテリウム
・イントラセルレアおよびパラ結核菌を増幅し且つ該増
幅生成物を検出する方法を提供する。
鎖、修飾ヌクレオチド、標識型およびリボ核酸型から本
質的に成る配列より選択される核酸配列を含むキットを
更に提供する。
それらはMolec.Cell Probes 4:8
7(1992)で同定されたクローンpMav29の領
域に対してハイブリッド形成する(左から右へ5′から
3′である)。
形成する核酸配列を増幅するのに有用である。次に、こ
れらの核酸配列をクローン化し且つ用いて該核酸配列に
基づくタンパク質若しくはアミノ酸配列を発現すること
ができると考えられるしまたは化学的に合成することが
できる。次に、このアミノ酸配列を免疫原として用いて
抗体を生産することができる。遺伝コードの縮重(多数
のアミノ酸が2個以上のコドンによって選択される)の
ために、プローブ配列の変化は同一抗の体特異性を結果
として生じる。このような抗体は多クローン性抗体また
は単クローン性抗体でありうる。
NA)またはリボ核酸(RNA)でありうる。DNAは
プリン(アデニンおよびグアニン)およびピリミジン
(シトシンおよびチミン)に基づくヌクレオチドから成
り、アデニンはチミンに対して塩基対になり(相補的)
且つグアニンはシトシンに対して塩基対になる。RNA
は、糖の相違(デオキシリボースの代わりにリボース)
およびチミンの代わりに存在する塩基ウラシルを除き、
DNAと同様である。更に、修飾ヌクレオチドを本発明
のプローブを構築するのに用いることができる。典型的
に、修飾ヌクレオチドは、一層の緊縮ハイブリダイセー
ション条件に耐えうる、より容易に検出しうる等のプロ
ーブを得るのに用いられる。好ましくは、プローブはD
NAである。
菌、M.イントラセルレア、パラ結核菌、3種類全部ま
たはそれらの任意の組合わせの存在を検出することがで
きる。試料としては、臨床検体、例えば、洗浄、掻爬ま
たは生検などの標準的な技法によって得られた糞便材
料、血液、喀痰、唾液、尿、血小板試料、組織試料、固
定組織および組織培養単層を挙げることができる。ミコ
バクテリウム属の位置または形態は本発明にとって重要
ではなく、鳥型結核菌、M.イントラセルレア、パラ結
核菌またはそれらの組合わせを特異的に検出し、増幅し
または単離する能力が本発明にとって重要である。
られた試料は、直接的に用いるかまたは本発明のプロー
ブを用いる前に増幅することができる。種々の増幅方法
が利用可能である。例えば、ポリメラーゼ連鎖反応(P
CR)、PCR Technology,H.A.エー
リッヒ(Erlich)監修(ストックトン・プレス
(Stockton Press),ニューヨーク,N
Y,1989)、転写に基づく増幅システム(TA
S)、Proc.Natl.Acad.Sci.US
A.86:1173(1989)、連結増幅反応(LA
R)、Genomics4:560(1989)、リガ
ーゼに基づく増幅システム(LAS)、Gene 8
9:117(1990)、鎖置換増幅(SDA)、Pr
oc.Natl.Acad.Sci.USA.89:3
92(1992)およびNucleicAcids R
es.,20:7(1992)並びにQBレプリカー
ゼ、Infect.Dis.162:13(199
0)。いずれの試料標本も、その目的は偽陽性を排除し
且つ感受性を改良することである。このような目的は、
試料が調製される方法および試料が調製される培地また
は物質の選択を考慮することによって達成される。
ることができ、したがって、いずれの特定の製造手段に
も制限されない。本発明のプローブを製造するのに適当
な手段は、複製ベクターを用い且つライブラリーとして
プローブをクローン化した後に適当なスクリーニング操
作を行ない、そして適当な宿主中でベクターを増殖させ
ることを含む。精製および単離の結果として、選択制限
酵素によってベクターから分離されたプローブを生じ
る。好ましくは、プローブは商業的に入手可能な方法お
よび装置を用いて合成される。例えば、固相ホスホルア
ミダイト法を用いて本発明のプローブを製造することが
できる。C.カルサーズ(Caruthers)ら、C
old Spring Harbour Symp.Q
uant.biol.,47:411〜418(198
2)およびアダムス(Adams)ら、J.Am.Ch
em.Soc.,105:601(1983)。
に適当に保護されているホスホルアミダイト誘導体を用
いる。S.P.アダムスら、J.Am.Chem.So
c.,105:661(1983)、L.J.マクブラ
イド(McBride)およびM.H.カルサーズ(C
aruthers)、Tetrahedron Let
t.,24:245(1983)並びにN.D.シンハ
(Sinha)ら、Nucleic Acids Re
s.,12:4539(1984)を参照されたい。ホ
スホルアミダイトを核酸鎖中に組み込む方法としては、
概して、フレーラー(Froehler)ら、Nuc.
Acids Res.,14:5399(1986)、
ナラング(Narang)ら、Methods En
z.,68:90(1979)およびオーグルビー(O
gilvie),K.K.ら、Proc.Natl.A
cad.Sci.U.S.A.,85:5764(19
88)によって例示されたような固相、液相、トリエス
テルおよびH−リン酸中間体の使用がある。
テル法により、完全に保護されたデオキシリボヌクレオ
チドビルディングブロックを用いて慣用的に合成するこ
とができる。このような合成法は、イタクラ(Itak
ura)ら、(1977),Science,198:
1056およびクレア(Crea)ら、(1978),
Proc.Nat.Acad.Sci.U.S.A.,
75:575、シュング(Hsiung)ら、(198
3),Nucleic Acid Research,
11:3227並びにナラングら、(1980),Me
thods in Enzymology,68:90
の方法に実質的にしたがって実施することができる。手
動方法の他に、プローブは自動合成機、例えば、システ
ク(Systec)1450AまたはABI 380A
シンセサイザー(Synthesizers)を用いて
合成することができる。
リン酸主鎖並びにホスホロチオエート、ジチオネート、
アルキルホスホネートおよびアルファ−ヌクレオチドを
含む修飾主鎖と一緒に用いることができる。修飾糖−リ
ン酸主鎖は、概して、ミラー(Miller)およびツ
ォー(T′so)、Ann.Reports Med.
Chem.,23:295(1988)並びにモラン
(Moran)ら、Nuc.Acids Res.,1
4:5019(1987)によって例示されている。
ノザンブロット(RNA検出)、サザンブロット(DN
A検出)、ウェスタンブロット(タンパク質検出)、ド
ットブロット(DNA、RNAまたはタンパク質検出)
およびスロットブロット(DNA、RNAまたはタンパ
ク質)がある。他の検出法としては、ディプスティック
装置等上にプローブを含むキットがある。
されたハイブリッド分子を検出するには、典型的に、検
出可能なマーカーをプローブの一つに対して加える。プ
ローブはいくつかの方法によって標識することができ
る。プローブは放射性標識し且つオートラジオグラフィ
ーによって検出することができる。オートラジオグラフ
ィー用のこの種の標識としては、3H、125I、35
S、14Cおよび32Pがある。典型的に、放射性同位
体の選択は、合成の容易さ、安定性および同位体の半減
期に関与する研究上の選択に依る。他の検出可能マーカ
ーとしては、リガンド、発蛍光団、化学発光物質、電気
化学標識、経時分解(time−resolved)発
蛍光団、酵素および抗体がある。本発明のプローブと一
緒に用いるための他の検出可能マーカーとしては、ビオ
チン、放射性ヌクレオチド、酵素阻害剤、補酵素、ルシ
フェリン、常磁性金属、スピン標識および単クローン性
抗体がある。標識の選択は、プローブに対して標識を結
合させる方法を指定する。
って本発明のプローブ中に組み込むことができる。この
ような手段としては、二本鎖プローブのニックトランス
レーション、放射性dNTP存在下において大腸菌
(E.coli)のDNAポリメラーゼIまたは他のこ
の種のDNAポリメラーゼのクレノウフラグメントを用
いる特異的インサートを有する一本鎖プラスミドM13
の複写、放射性dNTP存在下において逆転写酵素を用
いるRNA鋳型からのcDNAの転写、放射性rNTP
存在下においてSP6またはT7 RNAポリメラーゼ
を用いるSP6プロモーターまたはT7プロモーターな
どの強力プロモーターを含むベクターからのRNAの転
写、ターミナルトランスフェラーゼを用いる放射性ヌク
レオチドを有するプローブの3′末端のテーリング並び
にガンマ32P ATPおよびポリヌクレオチドキナー
ゼを用いるプローブの5′末端のリン酸化がある。
によって標識することができる。例えば、リガンド分子
を本発明のプローブに対して共有結合することができ
る。次に、そのリガンドを、本質的に検出可能であるか
または検出可能酵素、蛍光化合物若しくは化学発光化合
物などのシグナルシステムに対して共有結合している抗
リガンド分子に対して結合することができる。
のような手段によってシグナル発生化合物に対して直接
的に結合することができる。標識に適当な酵素として
は、加水分解酵素、具体的には、ホスファターゼ、エス
テラーゼ、グリコシダーゼおよび酸化還元酵素、例え
ば、ペルオキシダーゼがある。蛍光化合物としては、フ
ルオレセインおよびその誘導体、ロダミンおよびその誘
導体、ダンシル、ウンベリフェロン等がある。
イブリダイセーション条件を用いることができる。具体
的なハイブリダイセーション技術は本発明に対して不可
欠ではない。概して、ハイブリダイセーション技術は、
「核酸ハイブリダイセーション、実践アプローチ(Nu
cleic Acid Hybridization,
A Practical Approach)」、ハネ
ス(Hanes),B.D.およびヒギンズ(Higg
ins),S.J.監修,IRLプレス(Pres
s),1985、ガル(Gall)およびパデュー(P
ardue)(1969),Proc.Natl.Ac
ad.Sci.,USA,63:378〜383、ジョ
ーン・バーンスタイル(John Burnstei
l)およびジョーンズ(Jones)(1969)Na
ture 223:582〜587並びにサザン(So
uthern),E.,J.Mol.Biol.,9
8:503(1975)に記載されている。日常的な実
験により、納得のいくハイブリダイセーションを可能に
する条件は容易に得られる。
プローブと一緒に用いた標識によって検出することがで
きる。したがって、標識の選択は検出方法の選択を導く
ものである。例えば、標識がハプテンまたは抗原である
場合、ハイブリダイセーション複合体は抗体を用いて検
出することができる。典型的に、抗体を、検出しうる蛍
光または酵素分子に対して結合させる。テュッセン(T
ijssen),P.、「酵素免疫検定の理論の実践、
生化学および分子生物学における実験室技術(Prac
tice in Theory of Enzyme
Immunoassay,Laboratory Te
chniques in Biochemistry
and Molecular Biology)」,バ
ードン(Burdon),R.H.,ファン・クニッペ
ンベルグ(Van Knippenberg),P.
H.監修、エルセビア(Elsevier),198
5,9〜20頁。標識が放射性である場合、ハイブリダ
イセーション複合体はX線フィルムに露出される。標識
が蛍光性である場合、試料は特定の波長の光の照射によ
って検出される。酵素標識は適当な基質とのインキュベ
ーションによって検出される。
明のプローブを用いることに加えて、本発明のプローブ
はミコバクテリアの配列を単離するのに用いることがで
きる。多数の診断用途においては、試料中にミコバクテ
リアの配列が存在するのを検出することだけが望まれる
全てである。しかしながら、ミコバクテリアの配列を単
離することが望ましい状況が存在する。例えば、ある配
列を予備段階として単離して外来DNAを分離した後、
特定の単離されたDNA配列をDNA増幅技術を用いて
増幅させることができる。
ア配列の増幅に有用である。例えば、本発明のプローブ
は種々の増幅プロトコル、例えば、ポリメラーゼ連鎖反
応、転写に基づく増幅システム、連結増幅反応、リガー
ゼに基づく増幅システムおよびQBレプリカーゼ(上記
で論及した)においてプライマーとして用いることがで
きる。
に提供することができる。キットは、更に、検出が特異
的でもありうるプローブを含むことができ、例えば、該
プローブは蛍光、放射性および化学発光検出用に設計す
ることができる。
発明の具体的な実施態様を例証する。当業者に明らかで
あるように、種々の変更および修正は可能であり且つ記
載された本発明の範囲内であると考えられる。
したように合成した。最初に、捕捉オリゴマーを、DN
A合成機(380B型、アプライド・バイオシステムズ
(Applied Biosystems)、フォスタ
ー・シティー、CA)およびビオチン・オン(Biot
in On)TM試薬(クローンテク(Clonete
ch)、パロ・アルト、CA)を用いて、3個のビオチ
ン分子(BBB)がオリゴデオキシヌクレオチドの5′
末端に存在するように製造した。精製は、逆相高速液体
クロマトグラフィー(HPLC、ブラウンリー・ラブ・
アクアポア(Brownlee Lab Aquapo
re)RP300カラム−220x4.6mm,C8カ
ラム7粒子,300A細孔度)により、254nmでの
UVモニター並びに14〜44%バッファーBの1時間
にわたる勾配(バッファーB:50%アセトニトリル含
有の0.1Mトリエチルアミン−アセテートpH7;バ
ッファーA:0.1Mトリエチルアミン−アセテート、
pH7)および流速1ml/分を用いて達成された。
ブを、DNA合成機(380B型、アプライド・バイオ
システムズ、フォスター・シティー、CA)および3′
−アミノ−修飾用カラム(グレン・リサーチ(Glen
n Research)、スターリング、VA)を用い
て合成した。これにより、引続きのアルカリ性ホスファ
ターゼとの結合に必要な3′アミン末端を有するオリゴ
デオキシヌクレオチドを生成した。ウシ腸アルカリ性ホ
スファターゼ(AP、酵素免疫検定等級、ベーリンガー
・マンハイム(Boehringer mannhei
m)、インディアナポリス、IN)を50mMリン酸カ
リウムpH7.5に対して4℃で一晩中透析した後、遠
心分離して凝集体を除去した。AP(4mL、10mg
/mL)を、N,N′−ジメチルホルムアミド(DM
F、アルドリッチ(Aldrich)、ミルウォーキ
ー、WI)中に溶解したスクシンイミジル−4−(p−
マレイミドフェニル)ブチレート(SMPB、ピアス
(Pierce)、ロックフォード、MDから入手し
た、50mM)の溶液(40uL)と混合し且つ暗所中
において室温で30分間反応させた。誘導されたAP
を、50mMリン酸カリウムpH7.5(脱気し且つN
2でパージした)で予め平衡にしたNAP−25カラム
(ファーマシア(Pharmacia)、ピスカタウェ
イ、NJ)を用いて精製した。NAP−25カラム画分
の吸光度を、吸光係数0.75ml/マイクロモルcm
−1を用いて260および280nmで読み取った。典
型的に、誘導されたAP約170ナノモルを得、そして
誘導されたオリゴデオキシヌクレオチドとの結合まで氷
上で貯蔵した(2時間未満)。
(508.2uMの98.4ul、50ナノモル)を1
Mリン酸カリウム(pH7.2)13.4ul中で希釈
し、そしてDMF中で希釈したn−スクシンイミジル−
3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート(50m
M、SPDP、ピアス、ロックフォード、IL)の溶液
27ulと混合した。この混合物を暗所中において室温
で1時間インキュベートした。ジチオトレイトール(D
TT、1M)の50mMリン酸カリウム(pH7.5)
中溶液を、オリゴデオキシヌクレオチド/DMF混合物
に対して0.1MDTTの最終濃度まで加え、そして室
温で15分間インキュベートした。過剰のDTTおよび
SPDPを、50mMリン酸カリウム(pH7.5)を
用いるNAP−25カラムを介する溶離によって、誘導
されたオリゴデオキシヌクレオチドから分離した。精製
の10分以内に、還元オリゴデオキシヌクレオチドをS
MPBで誘導されたAPと混合した。還元オリゴマーお
よびSMPBで誘導されたAPの迅速な混合は、チオー
ル化オリゴマーの再酸化を防止するのに必要である。得
られた溶液を室温で2〜4時間、続いて4℃で一晩中イ
ンキュベートし、そして50mMリン酸カリウム(pH
7.5)中の50mMベータ−メルカプトエタノールを
元の容量の1/100加えることによって急冷した。粗
製結合体を、セントリプレプ(Centriprep)
30TM遠心濃縮器(アミコン(Amicon)、ダン
バーズ、MA)を用いて約2mlまで濃縮した。この材
料をHPLCによって,DEAE−5PWカラム(7.
5mmx7.5cm)、0〜66%バッファーBの勾配
(バッファーB:20mMトリス、1M NaCl p
H7.5、バッファーA:20mMトリス pH7.
5)および流速1ml/分を用いて更に精製した。吸光
度を254nmで監視した。A260/A280が1で
ある画分が結合体に対応し、それを集めた。次に、結合
したオリゴデオキシヌクレオチドのタンパク質濃度を決
定した(BCAプロテイン・アッセイ・キット(Pro
tein Assay Kit)、ピアス、ロックフォ
ード、IL)。
オリゴデオキシヌクレオチドプローブの活性を以下のよ
うに決定した。結合体を50mMトリス−HCl、10
0mM NaCl、1mM MgCl2、1mg/ml
BSA、pH7.5中で5ug/mlまで希釈した。
基質である4−ニトロフェニルホスフェート(pNP
P、5mM)を1Mジエタノールアミン、1mM Mg
Cl2、pH9.8中に溶解した。AP活性を以下のよ
うに25℃で検定した。結合体(5ul)を基質溶液2
ml中で希釈し、そして吸光度の変化をヒューレット・
パッカード(Hewlet Packard)8452
分光光度計を用いて405nmで監視した。
5nmでの吸光係数(18500M−1cm−1)を用
いて反応速度プロットの直線範囲から計算した。AP検
出器オリゴデオキシヌクレオチドプローブの比活性は8
50〜1300マイクロモル/分/mgであると決定さ
れた。
ドプローブを、20mMトリス、1M NaCl、0.
05%アジ化ナトリウム、超音波処理済みサケ精子DN
A50ug/ml,pH7.5中で2uMまで希釈した
後、4℃で貯蔵した。
ラセルレアプローブ配列の発現 本発明の標的配列を、フリーズ(Fries),J.
M.W.ら(1990)Molec.Cell.Pro
bes 4:87〜105によって開示されたようにク
ローンpMav29から誘導した。このクローンの特異
性を、サザンブロット分析(サザン,E.M.(197
5)J.Mol.Biol.98:503〜517)を
用いて多数のミコバクテリア由来のゲノムDNA(制限
エンドヌクレアーゼPstIによって前消化された)に
対して試験した。クローンpMav29は鳥型結核菌お
よびM.イントラセルレア双方に対して交差反応性であ
って、ヒト型結核菌およびウシ型結核菌に対する交差反
応性は小さかった。同様のクローンpMav22は主と
して鳥型結核菌に対してハイブリッド形成し、M.カン
サシイ(kansasii)およびM.イントラセルレ
アに対する交差反応性は小さいことが分った。フリーズ
らはpMav22で研究を続け、そして鳥型結核菌に特
異的なプローブ配列を発現させた。
みに特異的なpMav29の一部分を識別するために、
4種類の50マーのオリゴデオキシヌクレオチドを、p
Mav29の最初の150塩基および比較的低GC/G
CAT含量の位置281〜320からの一部分にわたっ
て合成した。オリゴマーを、T4ポリヌクレオチドキナ
ーゼを用いて5′−32P標識し且つ用いて種々のゲノ
ムDNA標品のPstI消化物のサザンブロットをプロ
ーブした(表2)。ブロットを、X線フィルムを用いる
オートラジオグラフイーによって可視化した。フィルム
をブロットの隣に置いた後、標準法を用いて現像した。
ブロット上のゲノムDNAの各標品の位置が分っている
ので、5′−32P標識オリゴマーの交差反応性をオー
トラジオグラム上の1個または複数の暗スポットの位置
によって決定することは可能である。すなわち、スポッ
トは、5′−32P標識オリゴマーの膜結合ゲノムDN
Aに対する特異的ハイブリダイセーションが引起こされ
たところのみを現す。結果を表3に示す。
域72〜167が増幅に従うことを示した。この領域の
特異性は、鳥型結核菌ゲノムDNA由来のポリメラーゼ
連鎖反応(PCR)増幅生成物(位置72〜167)を
クローニング/配列決定することによって決定された。
配列は、pMav29の位置93および94間のシトシ
ン(C)インサートを除いては、フリーズらによって公
表されたものに一致する。Cインサートを有するクロー
ンの特異性は、前記に記載されたようにPstI消化ミ
コバクテリアDNAに対するサザンブロットハイブリダ
イセーションにおいて再度チェックされた。この領域
(72〜168、97bp)は、他の種に対する無視し
うる交差反応性を有する鳥型結核菌およびM.イントラ
セルレアに関するpMav29(位置72〜167)の
元の特異性を保存している(表3)。
体の鎖置換増幅 前記のように、pMav29のサザンブロット分析は、
ヒト型結核菌、M.カンサシイおよびウシ型結核菌並び
に鳥型結核菌およびM.イントラセルレアに対する交差
反応性を示した(表3、実施例1)。
ブロット分析は、鳥型結核菌およびミコバクテリウム・
イントラセルレアの特異性の領域を示した。この情報に
基づいて、いくつかの他の因子が考えられ、(1)G+
C含量は50%に近くあるべきであり、(2)二次構造
は最小限であるべきであり、(3)標的領域は検出器お
よび捕捉プローブを適応させるのに十分に大きくあるべ
きである。
つかの領域のG+C含量を評価した。塩基1〜50は鳥
型結核菌およびM.イントラセルレアに対して特異性を
有するが、G+C含量は74%である。塩基105〜1
53(49マー)および塩基95〜141(47マー)
のG+C含量はそれぞれ55%および53%であって、
これは許容しうる範囲に近い。
のコンピューター分析を実施した。この分析から、49
マー標的配列に関して、パリンドローム配列ゆえのヘア
ピンは塩基144および151間に形成しうることが分
った。47マー標的配列は明らかな二次構造を示さなか
った。しかしながら、47マー標的の一つの潜在的な欠
点は、下記の実施例3で論及されるように、検出器およ
び捕捉プローブの結合に利用可能なヌクレオチド数が比
較的少ないことであった。これに留意して、SDAプラ
イマーオリゴを47マー標的の増幅用に製造した。
せを合成し且つ感受性を試験した。最もよいプライマー
セットを選択し且つ種々の条件下で試験した。評価され
た条件として、グリセロールまたは1−メチル−2−ピ
ロリジノンの添加があった。検定の感受性はグリセロー
ルの添加によって増大した。検定感受性は、5〜10%
グリセロールの代わりに3%1−メチル−2−ピロリジ
ノンを用いることによってより一層増大した。組合わさ
れた反応条件として以下がある。
・ステーツ・バイオケミカルズ(United Sta
tes Biochemicals)、クリーヴラン
ド、OH) HincII 150単位プライマーミックス 0.05uM 5′TTGAATAGTCGGTTA
CTTGTTGACTCCTCGGGCTCCA3′
(配列番号2) 0.05uM 5′TTGAAGTAACCGACT
ATTGTTGACTGGCCAAACTGTG3′
(配列番号3) 0.05uM 5′TTGAATAGTAGGTAA
GTTGTTGACACTTGTAAGAGCC3′
(配列番号4) 0.05uM 5′TTGAAGTAACCGACT
ATTGTTGACTGCGAGTGGGAAC3′
(配列番号5) 2種類のSDAプライマー(配列番号2および4)はア
ンチコード鎖に対して結合し、そして2種類のSDAプ
ライマー(配列番号3および5)は標的ゲノムDNA配
列(配列番号1)のコード鎖に対して結合する。
終試薬濃度である。標的DNAは、鳥型結核菌および
M.イントラセルレアの死滅細菌細胞から単離された。
一連の標的鳥型結核菌およびM.イントラセルレアDN
A原液をヒトDNA0.02ug/uLの存在下の希釈
によって集めた。
ックスをプライマーミックスおよび標的に対して加え、
95℃で2分間加熱し、37℃で5分間冷却し、酵素を
加え且つ37℃で2時間インキュベートし、95℃で3
分間加熱することによって反応を停止し、増幅した生成
物を検出する工程から成る。
はM.イントラセルレアの10個程度の少数のゲノムが
検出される。
ウム・イントラセルレアDNAの検定検出用にオリゴー
マを同定した方法を例証する。最初に、配列pMAV−
29を前記のようにサザンブロットハイブリダイセーシ
ョンにおいて鳥型結核菌/M.イントラセルレアに対す
る適当な特異性を決定するようにスクリーンした。第二
に、SDA(前記にも記載した)を用いる標的DNAの
増幅を可能にする条件を生じさせた。SDAを用いる増
幅がいったん達成されると、増幅された標的の中心部分
が検定オリゴマーの結合用に存在する。これらのオリゴ
マーは、SDAプライマーとの競合を最小限にするよう
に設計すべきである。更に、これらのオリゴマーの二次
構造は最小限であるべきであり、ホモ二量体化およびヘ
テロ二量体化がある。最後に、融解温度(Tm)を調整
して、標的−オリゴマー二重らせんに高特異性を与える
が予想されたハイブリダイセーション条件下での検出の
感受性を低減しないようにすべきである。当該技術分野
においてオリゴマーハイブリダイセーションの評価(二
次構造、二量体化、Tm)に関する多数の方法が周知で
ある。特に有用なのは、ソフトウェアハパッケージ、例
えば、オリゴ(Oligo)TM(ナショナル・バイオ
サイエンシズ(National Bioscienc
es)、プリマス、MN)またはPC−ジーン(Gen
e)TM(インテリジェネティクス。インコーポレーテ
ッド(Intelligenetics Inc.)、
ジュネーブ、スイス)である。
生成物の検出用オリゴマーの設計は上述の計画にしたが
った。検出用に用いるためのSDA生成物の内部領域は
21ヌクレオチド長さであった。検定においてオリゴマ
ーに必要な特異性およびTmを満足させるには、検出オ
リゴマーがSDAオリゴマーと重複する必要があった。
競合は、ハイブリダイセーションに対する必要条件が満
たされている間最小限に保たれた。検出オリゴマーは長
さが13〜15ヌクレオチドから成るように設計され
た。ホモ二量体化は2〜8塩基間で保持され、理想的な
条件は6〜8塩基またはそれ未満であった。ヘテロ二量
体化は2〜6塩基間で保持され、理想的には3〜5塩基
またはそれ未満であった。いずれの二次構造も(すなわ
ち、ヘアピンループ)、計算されたギブズの自由エネル
ギーが−2.0kcal/モルより大であった場合、許
容された。これらの実験において、計算法によって決定
される(オリゴまたはPCジーンソフトウェア)最も適
当な二次構造に関するギブズの自由エネルギーは、概し
て、−2〜3kcal/モルであった。融解温度は、オ
リゴマー濃度、オリゴマーのGC%並びに塩化ナトリウ
ム(NaCl)濃度およびオリゴマー長さによって指定
された。オリゴマー濃度は1〜40nMであってよく、
理想的には5〜20nMである。NaCl濃度は1〜1
000mMであってよく、理想的には5〜500mM
NaClである。GC%(G+C/G+C+A+T)は
40〜80%であってよく、好ましいのは45〜70%
である。上記因子は、計算された融解温度が20〜70
℃、最も好ましくは25℃より大であるように調整する
ことができる。
(ピアス、ロックフォード、IL)を0.3Mグリシン
pH9.6(BRL、ベセスダ、MD、オートクレーブ
処理された水を用いて製造された)中で1ug/ウェル
まで希釈し、そして各ウェル(200ul/ウェル)
(ダイナテク(Dynatech)、シャンティリー、
VA)中にピペットで移し、そして4℃で一晩中インキ
ュベートした。プレートを,オートクレーブ処理された
水を用いて製造されたFTA血球凝集反応用緩衝液(ベ
クトン・ディキンソン・ミクロバイオロジー・システム
ズ(Becton Dickinson Microb
iology Systems)、コッカイスビレ、M
D)pH7.2を用いて2回(375ul/洗浄)洗浄
した。血球凝集反応用緩衝液中のストレプトアビジン
(5ug/ウェル)をビオチン*BSA被覆微量滴定ウ
ェル(100ul/ウェル)に対して加えた。プレート
に蓋をして37℃で1時間インキュベートした。非結合
ストレプトアビジンを倒置によって捨て、そして阻止用
緩衝液(300ul/ウェル)(血球凝集反応用緩衝液
pH7.2、0.05%w/vウシ血清アルブミン、シ
グマ・ケミカル・カンパニー(Sigma Chemi
cal Co.)、セント・ルイス、Mo)を加えた。
プレートに蓋をしてインキュベートし(37℃30分
間)、そして阻止用緩衝液を倒置によって捨てた。プレ
ートを血球凝集反応用緩衝液(375ul/ウェル)で
2回、続いて2%w/vトレハロース含有血球凝集反応
用緩衝液(375ul/ウェル)(フルカ(Fluk
a)、ロンコンコマ、N.Y.)を用いて1回洗浄し
た。プレートを0.5トル未満の真空下において25℃
で約4時間乾燥させ、マイラーパウチ中に乾燥剤と一緒
に密封し、そして使用前に室温で一晩中貯蔵した。その
後、プレートを2〜8℃で貯蔵した。
出用に2個のオリゴマー(プローブ)を用いる。微量滴
定プレート上の標的DNAおよびストレプトアビジンに
対して結合するためのビオチニル化(BBB)捕捉プロ
ーブ。第二検出プローブをアルカリ性ホスファターゼ
(AP)と結合し、そして標的DNAに対して結合す
る。APは、比色分析、蛍光定量法または化学発光によ
る検出の機会を与える。この検定は、SDAによって増
幅された特異的鳥型結核菌およびミコバクテリウム・イ
ントラセルレアDNAの検出用の下記のプローブである
プローブセット3を用いた。
TCC A 3′(配列番号10) 5′AAA ACC TTG CGG C−AP 3′
(配列番号9) B:ビオチン AP:アルカリ性ホスファターゼ 微量滴定プレート検定法 ゲノムコピー1000個、100個、10個、1個、0
個/10ulを含むSDA反応物(50ul)を以下の
ように製造した。すなわち、SDA反応物35ul+S
DA希釈用緩衝液(6.25mM KH2PO4、BS
A12.5ug/ml、0.75mM MgCl2、
0.125mM DTT、0.375%グリセロール、
0.375% NMP pH7.6)140ul+剪断
されたサケ精子DNA(シグマ)125ug/mlを滅
菌シリコーン化試験管に加えた。希釈SDA反応物を9
5℃まで2分間加熱してDNAを変性させた。試験管を
室温で5分間冷却した後、変性SDA反応物50ulを
各ウェルに対して加えた。その直後にハイブリダイセー
ションミックス(1Mリン酸ナトリウム、0.2%BS
A、40nM捕捉プローブ、10nM検出プローブ)5
0ul/ウェルを加えた。プレートに蓋をして37℃で
45分間インキュベートした。3種類の緊縮洗浄(30
0ul/ウェル)(10mMリン酸ナトリウム pH
7、0.1%w/vウシ血清アルブミン、0.05%v
/vノニデト(Nonidet)P−40)を室温で行
なった。各洗浄を除去する前に微量滴定ウェル中で1分
間そのままにした。基質であるルミホス(Lumiph
os)TM530(100ul/ウェル、ルミジェン・
インコーポレーテッド(Lumigen Inc.)、
デトロイト、MI)を加え、そしてプレートに蓋をして
37℃で30分間インキュベートした。ルミネセンス
を、組込み時間2秒間/ウェルを用いて微量滴定プレー
トルミノメーター(ラブシステムズ・リサーチ・トライ
アングル(Labsystems,Research
Triangle)、パーク、NC)上において37℃
で読み取った。
ラセルレアDNAの1〜10ゲノムコピーを検出した
(表4および表5を参照されたい)。
量に競合するプローブを前述の捕捉および検出用プロー
ブと比較した。更に別のプローブの配列は下記、すなわ
ち、プローブセット1であった。
GAC TC 3′(配列番号6) 5′CAA AAA CCT TGC GGC−AP
3′(配列番号7) B:ビオチン AP:アルカリ性ホスファターゼ結果 結果は検定の実施上の競合の有意性を示す。プローブセ
ット3および1の双方の最小の検出可能水準は鳥型結核
菌の1〜10ゲノムコピーであったが、プローブセット
1を用いる検定の感受性がプローブセット3を用いて得
られた場合に関して低減することにより、競合作用は見
られなかった(表5)。すなわち、プローブセット1
は、SDAプライマーオリゴデオキシヌクレオチドとの
増大した競合ゆえに低減した感受性を示す。増大した感
受性は増幅された標的および増大した検出限界の優れた
定量に与えられる。
らのSDAで増幅されたDNA検出用のオリゴヌクレオ
チド試薬をどのように設計するかを示す方法を提示す
る。
たが、様々な同等物、変更および修正を本発明の精神お
よび範囲を逸脱することなく用いることができることは
明らかであるので、その詳細を制限と解釈すべきではな
く、そしてこのような同等の実施態様は本発明中に包含
されるものであることは理解される。
レクション(American Type Cultu
re Collection)、ブラウン大学(Bro
wn University)、トルドー・ミクロバイ
オロジカル・コレクション(the Trudeau
Microbiological Collectio
n)、ラボラトリーズ・センター・ディスィーズ・コン
トロール(Laboratories Center
Disease Control)(カナダ)およびロ
ーリー・ヴェテランズ・アドミニストレーション・ホス
ピタル(the Raleigh Veterans
Administration Hospital)か
ら入手した。次に、これらのDNA検体を、106コピ
ーの精製ゲノムDNAのアリコートを用いてスクリーン
し、そして上記の実施例2および4に実質的にしたがっ
て記載されたようにSDAおよびマイクロウェル検定を
行なった。結果は、合成された標的DNAに関する検定
結果を用いて計算され、そして見掛けのゲノムコピー数
を各検体に関して推定した。M.イントラセルレア、鳥
型結核菌およびパラ結核菌の場合、コピー数は約100
0であると推定された。これは検定方法の上限より大き
い。他の結果はいずれも、106より大きい相対的特異
性(加えられたゲノムコピー/推定のゲノムコピー)を
示す推定コピー17未満であった(表6)。これらの結
果は、M.イントラセルレア、鳥型結核菌およびパラ結
核菌に対する高い特異性を示している。
Claims (10)
- 【請求項1】 配列番号1、配列番号2、配列番号3、
配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、
配列番号12、配列番号13、配列番号14または配列
番号15並びにその修飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識
型およびリボ核酸型から本質的に成る配列を有するプロ
ーブ。 - 【請求項2】 リボ核酸型である請求項1に記載のプロ
ーブ。 - 【請求項3】 鳥型結核菌(Mycobacteriu
m avium)、ミコバクテリウム・イントラセルレ
ア(Mycobacterium intracell
ulare)またはパラ結核菌(Mycobacter
ium paratuberuculosis)を、配
列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列
番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番
号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配
列番号13、配列番号14または配列番号15並びにそ
の修飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識型およびリボ核酸
型から本質的に成る配列より選択される1種類またはそ
れ以上の核酸配列の使用によって増幅する方法。 - 【請求項4】 核酸配列がそのデオキシリボ核酸型であ
る請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 配列番号1、配列番号2、配列番号3、
配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、
配列番号12、配列番号13、配列番号14または配列
番号15並びにその修飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識
型およびリボ核酸型から本質的に成る配列より選択され
る1種類またはそれ以上の核酸配列の使用を含む、鳥型
結核菌、ミコバクテリウム・イントラセルレアまたはパ
ラ結核菌を検出する方法。 - 【請求項6】 核酸配列がそのデオキシリボ核酸型であ
る請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 配列番号1、配列番号2、配列番号3、
配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、
配列番号12、配列番号13、配列番号14または配列
番号15並びにその修飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識
型およびリボ核酸型から本質的に成る配列より選択され
る1種類またはそれ以上の配列の使用を含む、鳥型結核
菌、ミコバクテリウム・イントラセルレアまたはパラ結
核菌を増幅し且つ該増幅生成物を検出する方法。 - 【請求項8】 核酸配列がそのデオキシリボ核酸型であ
る請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 配列番号1、配列番号2、配列番号3、
配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配
列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、
配列番号12、配列番号13、配列番号14または配列
番号15並びにその修飾主鎖、修飾ヌクレオチド、標識
型およびリボ核酸型から本質的に成る配列より選択され
る核酸配列を含むキット。 - 【請求項10】 核酸配列がそのデオキシリボ核酸型で
ある請求項9に記載の方法。
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