JPH06208819A - 開閉器の制動装置 - Google Patents
開閉器の制動装置Info
- Publication number
- JPH06208819A JPH06208819A JP1969393A JP1969393A JPH06208819A JP H06208819 A JPH06208819 A JP H06208819A JP 1969393 A JP1969393 A JP 1969393A JP 1969393 A JP1969393 A JP 1969393A JP H06208819 A JPH06208819 A JP H06208819A
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- JP
- Japan
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- metal plate
- switch
- magnet
- contact
- movable
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- Pending
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 開閉器接点の開閉時に接点に加わる衝撃を緩
和して機械的信頼性を向上させると共に、開閉器の小形
化を図る。 【構成】 接点の開閉を行う可動スタッド５に金属板２
を取付け、この金属板２に対向して磁石１を配置するこ
とにより、金属板２に生じる渦電流と磁石１の電磁作用
により可動スタッド５に制動力を加え、接点開閉時の衝
撃を緩和した。
和して機械的信頼性を向上させると共に、開閉器の小形
化を図る。 【構成】 接点の開閉を行う可動スタッド５に金属板２
を取付け、この金属板２に対向して磁石１を配置するこ
とにより、金属板２に生じる渦電流と磁石１の電磁作用
により可動スタッド５に制動力を加え、接点開閉時の衝
撃を緩和した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、回転形または往復動
形の電気開閉器に使用される制動装置に関するものであ
る。
形の電気開閉器に使用される制動装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】開閉器においては、電流の安定した入・
切のため、接点は高速で開閉されているため、閉極点及
び開極点では接点を停止させるため大きな衝撃力が発生
する。この衝撃力を吸収する方法として従来図１１に示
すものがあった。これは真空開閉器の例であり、図にお
いて、３は真空容器、４はフランジ、５は矢印方向に往
復動する可動スタッド、６はこの可動スタッド５を駆動
する駆動軸、７はシャント、１１は防振合金、９はダン
パー、１０は接圧バネである。
切のため、接点は高速で開閉されているため、閉極点及
び開極点では接点を停止させるため大きな衝撃力が発生
する。この衝撃力を吸収する方法として従来図１１に示
すものがあった。これは真空開閉器の例であり、図にお
いて、３は真空容器、４はフランジ、５は矢印方向に往
復動する可動スタッド、６はこの可動スタッド５を駆動
する駆動軸、７はシャント、１１は防振合金、９はダン
パー、１０は接圧バネである。
【０００３】このようなものにおいて、防振合金１１
は、接点閉時に接点に加わる力を熱等に変換することに
より緩衝作用を行う。また、可動スタッド５の途中に接
圧バネ１０を配したことにより、固定接点に可動接点が
衝突するときの衝撃を緩和することができる。さらにま
た、ダンパー９には接点開時に開極点において可動スタ
ッド駆動軸６が衝突するが、このときダンパー９内に入
っている気体または液体の流動性を利用して衝撃を吸収
するものである。
は、接点閉時に接点に加わる力を熱等に変換することに
より緩衝作用を行う。また、可動スタッド５の途中に接
圧バネ１０を配したことにより、固定接点に可動接点が
衝突するときの衝撃を緩和することができる。さらにま
た、ダンパー９には接点開時に開極点において可動スタ
ッド駆動軸６が衝突するが、このときダンパー９内に入
っている気体または液体の流動性を利用して衝撃を吸収
するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した防振
合金及び接圧バネの効果は、閉極点で可動接点が固定接
点に接して、またダンパーは開極点で可動部がダンパー
に接してはじめて現われるものであるため、接点が移動
しているときの必要以上の移動速度（閉極点や開極点間
近で発生）の抑制はできなかった。
合金及び接圧バネの効果は、閉極点で可動接点が固定接
点に接して、またダンパーは開極点で可動部がダンパー
に接してはじめて現われるものであるため、接点が移動
しているときの必要以上の移動速度（閉極点や開極点間
近で発生）の抑制はできなかった。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、接点開閉時の可動部の速度を抑
制して衝撃力を低減することにより、開閉器の機械的信
頼性を向上させ、開閉器の長寿化を図ることを目的とし
ている。
ためになされたもので、接点開閉時の可動部の速度を抑
制して衝撃力を低減することにより、開閉器の機械的信
頼性を向上させ、開閉器の長寿化を図ることを目的とし
ている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る制動装置
は、接点を開閉する操作機構の可動部に金属板（または
磁石）に対向して固定の磁石（または金属板）を配置し
たものである。
は、接点を開閉する操作機構の可動部に金属板（または
磁石）に対向して固定の磁石（または金属板）を配置し
たものである。
【０００７】
【作用】この発明における金属板には、可動操作部の移
動時に磁石の磁界による渦電流が発生し、その移動に対
する制動力が働くため、接点開閉時の衝撃が緩和され
る。
動時に磁石の磁界による渦電流が発生し、その移動に対
する制動力が働くため、接点開閉時の衝撃が緩和され
る。
【０００８】
実施例１．以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図１において、３〜７は上記従来のものと同様なの
で、説明を省略する。２は上記可動スタッド５に固着さ
れた金属板、１は上記金属板２とは非接触で且つ金属板
２をはさむように対向して配置された固定磁石である。
金属板２と磁石１との関係は、可動スタッド５の全スト
ロークにわたり、磁石１が金属板２からはずれないよう
になされている。
る。図１において、３〜７は上記従来のものと同様なの
で、説明を省略する。２は上記可動スタッド５に固着さ
れた金属板、１は上記金属板２とは非接触で且つ金属板
２をはさむように対向して配置された固定磁石である。
金属板２と磁石１との関係は、可動スタッド５の全スト
ロークにわたり、磁石１が金属板２からはずれないよう
になされている。
【０００９】真空開閉器の接点の開閉は、可動スタッド
駆動軸６を回動させ、可動スタッド５を上下に移動させ
て行う。その可動スタッド５には、磁石１の磁場中を移
動する金属板２が取付けられているため、金属板２には
磁石１の界磁を打ち消す方向に磁界が発生するよう渦電
流が流れ、可動スタッド５、従って金属板２が移動する
と、可動スタッド５の動きを抑制する制動力が発生し、
接点の開、閉（特に開極点、閉極点近く）速度が必要以
上になるのを防ぎ、衝撃を低減する。
駆動軸６を回動させ、可動スタッド５を上下に移動させ
て行う。その可動スタッド５には、磁石１の磁場中を移
動する金属板２が取付けられているため、金属板２には
磁石１の界磁を打ち消す方向に磁界が発生するよう渦電
流が流れ、可動スタッド５、従って金属板２が移動する
と、可動スタッド５の動きを抑制する制動力が発生し、
接点の開、閉（特に開極点、閉極点近く）速度が必要以
上になるのを防ぎ、衝撃を低減する。
【００１０】なお、金属板２と磁石１との関係は、図２
に示すように、磁石１を金属板２の片面に対向させても
よく、図３のように、金属板２と磁石１とを複数個設け
てもよく、また図４に示すように、金属板２と磁石１と
が、可動スタッド５のストローク内において制動を必要
とする位置でのみ対向するようにしてもよい。さらにま
た、金属板と磁石の位置を逆にして、磁石を可動スタッ
ドに、金属板を固定位置に配置してもよい。
に示すように、磁石１を金属板２の片面に対向させても
よく、図３のように、金属板２と磁石１とを複数個設け
てもよく、また図４に示すように、金属板２と磁石１と
が、可動スタッド５のストローク内において制動を必要
とする位置でのみ対向するようにしてもよい。さらにま
た、金属板と磁石の位置を逆にして、磁石を可動スタッ
ドに、金属板を固定位置に配置してもよい。
【００１１】実施例２．図５は回転形の開閉器に本発明
を実施した例を示すもので、８は矢印方向に回転して接
点の開閉を行う操作軸であり、この軸に金属板２が固着
されている。この金属板２をはさむように磁石１が対向
配置されており、磁石は固定されている。
を実施した例を示すもので、８は矢印方向に回転して接
点の開閉を行う操作軸であり、この軸に金属板２が固着
されている。この金属板２をはさむように磁石１が対向
配置されており、磁石は固定されている。
【００１２】このような開閉器においても、上述したと
同様の作用により、操作軸８に制動力が加わり、接点開
閉時の衝撃が緩和される。
同様の作用により、操作軸８に制動力が加わり、接点開
閉時の衝撃が緩和される。
【００１３】なお、金属板２と磁石１との関係は、図６
に示すように、磁石１を金属板２の片面に対向させても
よく、図７のように、金属板２と磁石１とを複数個設け
てもよく、図８、図９、図１０に示すように金属板２と
磁石１とが操作軸８の回動範囲内において制動を必要と
する位置においてのみ対向するようにしてもよい。さら
にまた、金属板と磁石の位置を逆にして、磁石を操作軸
に、金属板を固定位置に配置してもよい。
に示すように、磁石１を金属板２の片面に対向させても
よく、図７のように、金属板２と磁石１とを複数個設け
てもよく、図８、図９、図１０に示すように金属板２と
磁石１とが操作軸８の回動範囲内において制動を必要と
する位置においてのみ対向するようにしてもよい。さら
にまた、金属板と磁石の位置を逆にして、磁石を操作軸
に、金属板を固定位置に配置してもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、開閉器
の接点を開閉する操作機構に磁石と金属板による制動力
を作用させるようにしたため、接点開閉時の衝撃力を効
果的に緩和することができ、機械的信頼性が高く、小形
の開閉器が得られる効果がある。
の接点を開閉する操作機構に磁石と金属板による制動力
を作用させるようにしたため、接点開閉時の衝撃力を効
果的に緩和することができ、機械的信頼性が高く、小形
の開閉器が得られる効果がある。
【図１】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図２】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図３】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図４】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図５】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図６】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図７】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図８】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図９】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図１０】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図１１】従来の開閉器の制動装置を示す正面図であ
る。
る。
１ 磁石 ２ 金属板 ３ 真空容器 ４ フランジ ５ 可動スタッド ６ 可動スタッド駆動軸 ７ シャント ８ 操作軸
Claims (2)
- 【請求項１】 開閉器の接点を開閉する操作機構の可動
部に金属板を取付け、この金属板に対向して固定の永久
磁石または電磁石を配置したことを特徴とする開閉器の
制動装置。 - 【請求項２】 開閉器の接点を開閉する操作機構の可動
部に永久磁石または電磁石を取付け、この磁石に対向し
て固定の金属板を配置したことを特徴とする開閉器の制
動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1969393A JPH06208819A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 開閉器の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1969393A JPH06208819A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 開閉器の制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06208819A true JPH06208819A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=12006339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1969393A Pending JPH06208819A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 開閉器の制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06208819A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017032554A1 (de) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Einrichtung und verfahren zum elektrischen schalten mit einem magnetischen bewegungsdämpfer |
| CN112713047A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-27 | 平高集团有限公司 | 一种灭弧室结构 |
| CN112713046A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-27 | 平高集团有限公司 | 一种缓冲装置、操动机构及极速开断高压开关 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP1969393A patent/JPH06208819A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017032554A1 (de) * | 2015-08-25 | 2017-03-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Einrichtung und verfahren zum elektrischen schalten mit einem magnetischen bewegungsdämpfer |
| CN112713047A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-27 | 平高集团有限公司 | 一种灭弧室结构 |
| CN112713046A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-27 | 平高集团有限公司 | 一种缓冲装置、操动机构及极速开断高压开关 |
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