JPH06208144A - 光スイッチ - Google Patents
光スイッチInfo
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- JPH06208144A JPH06208144A JP265893A JP265893A JPH06208144A JP H06208144 A JPH06208144 A JP H06208144A JP 265893 A JP265893 A JP 265893A JP 265893 A JP265893 A JP 265893A JP H06208144 A JPH06208144 A JP H06208144A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- output
- waveguide
- thin plate
- phase control
- Prior art date
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多入力・多出力ポートの光スイッチを小型化
する。 【構成】 入力薄板体10a〜10nを積層した入力ブ
ロック体と出力薄板体30a〜30nを積層した出力ブ
ロック体とを薄板体の面を直交させて一端で対面させて
構成する。各入力薄板体にはスターカプラ12、導波路
偏向器の電極16、導波路レンズの電極17が設けてあ
り、それらにより入力ポート10a〜10nからの光は
1つの出力薄板体の端面に焦点を結んで選択的に入射さ
れ、出力薄板体においては、原理的に逆の動作が行わ
れ、スターカプラ32で同じ位相で集められ出力ポート
40a〜40nに出射される。
する。 【構成】 入力薄板体10a〜10nを積層した入力ブ
ロック体と出力薄板体30a〜30nを積層した出力ブ
ロック体とを薄板体の面を直交させて一端で対面させて
構成する。各入力薄板体にはスターカプラ12、導波路
偏向器の電極16、導波路レンズの電極17が設けてあ
り、それらにより入力ポート10a〜10nからの光は
1つの出力薄板体の端面に焦点を結んで選択的に入射さ
れ、出力薄板体においては、原理的に逆の動作が行わ
れ、スターカプラ32で同じ位相で集められ出力ポート
40a〜40nに出射される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気光学効果により
動作する光偏向器を用いて構成した多入力ポート・多出
力ポートの光スイッチに関する。
動作する光偏向器を用いて構成した多入力ポート・多出
力ポートの光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】多入力ポート・多出力ポートの光スイッ
チの一例が、特開昭62ー121427号公報に開示さ
れている。この文献のものは、それぞれの入力ポートに
対応させたそれぞれの入力側光偏向器をある1つの平面
上で並列に配置し、且つそれぞれの出力ポートに対応さ
せたそれぞれの出力側光偏向器を前記平面上で並列に配
置した構成となっていて、その入力側光偏向器による前
記平面内での偏向によって、入力ポートから入射され平
行光にされた光を出力ポートの1つに選択的に対応さ
せ、出力側光偏向器による前記平面内での偏向によっ
て、出力ポートの光軸と一致させるようになっている。
また、そこで用いられている光偏向器は音響光学素子で
あるが、特開昭62ー90628号公報に開示されてい
るような、電気光学効果に基づく光偏向器を用いて、高
速動作を図った例も知られている。
チの一例が、特開昭62ー121427号公報に開示さ
れている。この文献のものは、それぞれの入力ポートに
対応させたそれぞれの入力側光偏向器をある1つの平面
上で並列に配置し、且つそれぞれの出力ポートに対応さ
せたそれぞれの出力側光偏向器を前記平面上で並列に配
置した構成となっていて、その入力側光偏向器による前
記平面内での偏向によって、入力ポートから入射され平
行光にされた光を出力ポートの1つに選択的に対応さ
せ、出力側光偏向器による前記平面内での偏向によっ
て、出力ポートの光軸と一致させるようになっている。
また、そこで用いられている光偏向器は音響光学素子で
あるが、特開昭62ー90628号公報に開示されてい
るような、電気光学効果に基づく光偏向器を用いて、高
速動作を図った例も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気光
学効果により動作する光偏向器の偏向角は±数度程度の
小さいものであり、入力側光偏向器や出力側光偏向器を
その偏向面上で並列に配置する構成では、光スイッチの
サイズが大きくなり、多くのチャンネル数を設定するこ
とが困難である、と言う問題点があった。従って、この
発明は、小型に構成できる光スイッチを提供することを
目的とする。
学効果により動作する光偏向器の偏向角は±数度程度の
小さいものであり、入力側光偏向器や出力側光偏向器を
その偏向面上で並列に配置する構成では、光スイッチの
サイズが大きくなり、多くのチャンネル数を設定するこ
とが困難である、と言う問題点があった。従って、この
発明は、小型に構成できる光スイッチを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の光スイッチ
は、電気光学効果を有する基板に複数の機能素子が形成
された入力薄板体を単位として複数枚積層した入力ブロ
ック体と、電気光学効果を有する基板に複数の機能素子
が形成された出力薄板体を単位として複数枚積層された
出力ブロック体とを有する。また、入力ブロック体の第
1端面において各入力薄板体にそれぞれ1または複数の
入力ポートが結合され、且つ出力ブロック体の第1端面
において各出力薄板体にそれぞれ1または複数の出力ポ
ートが結合されている。また、入力ブロック体の第2端
面と出力ブロック体の第2端面とが、入力薄板体の面と
出力薄板体の面とを直交させて、当接対面または半波長
板を介して対面した構成になっている。各入力薄板体
は、互いに平行に形成された導波路アレイと、その導波
路アレイと入力ポートとの間に形成されていて入力ポー
トからの光を導波路アレイに分配する光分配手段と、導
波路アレイと入力ブロック体の第2端面との間に形成さ
れた平面導波路と、導波路アレイの部分に設けられてい
て一側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略直
線状に長さを変化させた形状の位相制御電極(偏向位相
制御電極)と、導波路アレイの部分に設けられていて一
側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略円弧状
に長さを変化させた形状の位相制御電極(レンズ位相制
御電極)を有する。各出力薄板体は、互いに平行に形成
された導波路アレイと、出力ブロック体の第2端面と導
波路アレイの入力端との間に形成された平面導波路と、
導波路アレイの出力端と出力ポートとの間に形成されて
いて導波路アレイからの光を集光して出力ポートへ導く
光集光手段と、導波路アレイの部分に設けられていて一
側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略円弧状
に長さを変化させた形状の位相制御電極(レンズ位相制
御電極)と、導波路アレイの部分に設けられていて一側
端の導波路から他側端の導波路に向かって大略直線状に
長さを変化させた形状の位相制御電極(偏向位相制御電
極)とを有する。各入力薄板体にそれぞれ1個の入力ポ
ートを結合している場合は、各入力薄板体の偏向位相制
御電極及びレンズ位相制御電極に接続すべき出力ポート
に応じて変化する電圧を印加し、且つ、各出力薄板体に
それぞれ1個の出力ポートを結合している場合は、各出
力薄板体の偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電極に
接続すべき入力ポートに応じて変化する電圧を印加す
る。
は、電気光学効果を有する基板に複数の機能素子が形成
された入力薄板体を単位として複数枚積層した入力ブロ
ック体と、電気光学効果を有する基板に複数の機能素子
が形成された出力薄板体を単位として複数枚積層された
出力ブロック体とを有する。また、入力ブロック体の第
1端面において各入力薄板体にそれぞれ1または複数の
入力ポートが結合され、且つ出力ブロック体の第1端面
において各出力薄板体にそれぞれ1または複数の出力ポ
ートが結合されている。また、入力ブロック体の第2端
面と出力ブロック体の第2端面とが、入力薄板体の面と
出力薄板体の面とを直交させて、当接対面または半波長
板を介して対面した構成になっている。各入力薄板体
は、互いに平行に形成された導波路アレイと、その導波
路アレイと入力ポートとの間に形成されていて入力ポー
トからの光を導波路アレイに分配する光分配手段と、導
波路アレイと入力ブロック体の第2端面との間に形成さ
れた平面導波路と、導波路アレイの部分に設けられてい
て一側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略直
線状に長さを変化させた形状の位相制御電極(偏向位相
制御電極)と、導波路アレイの部分に設けられていて一
側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略円弧状
に長さを変化させた形状の位相制御電極(レンズ位相制
御電極)を有する。各出力薄板体は、互いに平行に形成
された導波路アレイと、出力ブロック体の第2端面と導
波路アレイの入力端との間に形成された平面導波路と、
導波路アレイの出力端と出力ポートとの間に形成されて
いて導波路アレイからの光を集光して出力ポートへ導く
光集光手段と、導波路アレイの部分に設けられていて一
側端の導波路から他側端の導波路に向かって大略円弧状
に長さを変化させた形状の位相制御電極(レンズ位相制
御電極)と、導波路アレイの部分に設けられていて一側
端の導波路から他側端の導波路に向かって大略直線状に
長さを変化させた形状の位相制御電極(偏向位相制御電
極)とを有する。各入力薄板体にそれぞれ1個の入力ポ
ートを結合している場合は、各入力薄板体の偏向位相制
御電極及びレンズ位相制御電極に接続すべき出力ポート
に応じて変化する電圧を印加し、且つ、各出力薄板体に
それぞれ1個の出力ポートを結合している場合は、各出
力薄板体の偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電極に
接続すべき入力ポートに応じて変化する電圧を印加す
る。
【0005】また、入力薄板体又は出力薄板体にそれぞ
れ複数のポートを結合している場合は、複数のポートを
有する薄板体の偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電
極には入力ポートと出力ポートに応じて変化する電圧を
印加する。また、この発明の一体様においては、平面導
波路において光路整列用の屈折率変化面を形成する。ま
た、この発明の他の体様においては、平面導波路におい
て縮小拡大光学系を構成する。また、この発明の他の体
様においては、電気光学効果に偏光依存性のある基板を
用い、入力ブロック体の第2端面と出力ブロック体の第
2端面との間に半波長板を介在させた構成とする。
れ複数のポートを結合している場合は、複数のポートを
有する薄板体の偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電
極には入力ポートと出力ポートに応じて変化する電圧を
印加する。また、この発明の一体様においては、平面導
波路において光路整列用の屈折率変化面を形成する。ま
た、この発明の他の体様においては、平面導波路におい
て縮小拡大光学系を構成する。また、この発明の他の体
様においては、電気光学効果に偏光依存性のある基板を
用い、入力ブロック体の第2端面と出力ブロック体の第
2端面との間に半波長板を介在させた構成とする。
【0006】
【作用】入力薄板体及び出力薄板体における偏向位相制
御電極は、導波路アレイの屈折率を変化させ、導波路ア
レイの分配光に印加電圧に応じた等位相差即ち大略直線
状分布の位相差を与え、偏向位相制御電極と導波路アレ
イとは、方向可変の導波路偏向器の機能を果たす。ま
た、入力薄板体及び出力薄板体におけるレンズ位相制御
電極は、導波路アレイの屈折率を変化させ、導波路アレ
イの分配光に印加電圧に応じた大略円弧状分布の位相差
を与え、レンズ位相制御電極と導波路アレイとは、焦点
距離可変の導波路レンズの機能を果たす。入力薄板体に
おいて、入力ポートから入射された光は、分配手段で導
波路アレイに分配され、導波路アレイにおいて分配光間
に位相差が与えられ、平面導波路において偏向位相制御
電極の印加電圧に応じた方向に伝播し且つレンズ位相制
御電極の印加電圧に応じた点で焦点を結び、第2端面か
ら出力ブロック体へ入射される。従って、各入力薄板体
にそれぞれ1個の入力ポートを結合している場合は、接
続すべき出力ポートに応じて、偏向位相制御電極及びレ
ンズ位相制御電極の印加電圧を可変設定することによ
り、その出力ポートの出力薄板体へ選択的に入射され
る。出力薄板体において、第2端面から入射された光
は、平面導波路を伝播し、入射点からの距離によって異
なる逆円弧分布の位相差と広がり角度によって異なる等
差分布位相差を持って導波路アレイへ入射される。導波
路アレイでは、レンズ位相制御電極の印加電圧に応じて
分配光間の位相差が等位相差になるように補償され、偏
向位相制御電極の印加電圧に応じて分配光間の位相が等
しくなるように補償され、集光手段によって出力ポート
に集光される。従って、各出力薄板体にそれぞれ1個の
出力ポートを結合している場合は、接続すべき入力ポー
トに応じて、偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電極
の印加電圧を可変設定することにより、導波路アレイへ
入射された光を同位相にして集光手段に出射し、集光手
段によって集光して出力ポートに出射する。また、入力
薄板体又は出力薄板体に複数のポートを結合している場
合は、複数のポートを有する薄板体の偏向位相制御電極
及びレンズ位相制御電極の印加電圧を接続すべき入力ポ
ート及び出力ポートに応じて可変設定することにより、
各薄板体のそれぞれのポートの位置に応じた偏向及び収
束が行われる。
御電極は、導波路アレイの屈折率を変化させ、導波路ア
レイの分配光に印加電圧に応じた等位相差即ち大略直線
状分布の位相差を与え、偏向位相制御電極と導波路アレ
イとは、方向可変の導波路偏向器の機能を果たす。ま
た、入力薄板体及び出力薄板体におけるレンズ位相制御
電極は、導波路アレイの屈折率を変化させ、導波路アレ
イの分配光に印加電圧に応じた大略円弧状分布の位相差
を与え、レンズ位相制御電極と導波路アレイとは、焦点
距離可変の導波路レンズの機能を果たす。入力薄板体に
おいて、入力ポートから入射された光は、分配手段で導
波路アレイに分配され、導波路アレイにおいて分配光間
に位相差が与えられ、平面導波路において偏向位相制御
電極の印加電圧に応じた方向に伝播し且つレンズ位相制
御電極の印加電圧に応じた点で焦点を結び、第2端面か
ら出力ブロック体へ入射される。従って、各入力薄板体
にそれぞれ1個の入力ポートを結合している場合は、接
続すべき出力ポートに応じて、偏向位相制御電極及びレ
ンズ位相制御電極の印加電圧を可変設定することによ
り、その出力ポートの出力薄板体へ選択的に入射され
る。出力薄板体において、第2端面から入射された光
は、平面導波路を伝播し、入射点からの距離によって異
なる逆円弧分布の位相差と広がり角度によって異なる等
差分布位相差を持って導波路アレイへ入射される。導波
路アレイでは、レンズ位相制御電極の印加電圧に応じて
分配光間の位相差が等位相差になるように補償され、偏
向位相制御電極の印加電圧に応じて分配光間の位相が等
しくなるように補償され、集光手段によって出力ポート
に集光される。従って、各出力薄板体にそれぞれ1個の
出力ポートを結合している場合は、接続すべき入力ポー
トに応じて、偏向位相制御電極及びレンズ位相制御電極
の印加電圧を可変設定することにより、導波路アレイへ
入射された光を同位相にして集光手段に出射し、集光手
段によって集光して出力ポートに出射する。また、入力
薄板体又は出力薄板体に複数のポートを結合している場
合は、複数のポートを有する薄板体の偏向位相制御電極
及びレンズ位相制御電極の印加電圧を接続すべき入力ポ
ート及び出力ポートに応じて可変設定することにより、
各薄板体のそれぞれのポートの位置に応じた偏向及び収
束が行われる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の1つの実施例の構造を示す
斜視図であり、入力ブロック体と出力ブロック体とは同
じ構造のものである。図1において、入力ブロック体
は、複数の入力薄板体10a〜10nを積層し、各入力
薄板体10a〜10nの端面にそれぞれの光ファイバ入
力ポート20a〜20nを結合して構成する。各入力薄
板体10a〜10nは、電気光学効果を有する基板11
に、スターカプラ12、導波路アレイ13、平面導波路
14、及び平面導波路15を形成し、導波路アレイ13
の部分に、導波路に沿った長さが大略直線状に変化する
階段形の1つの偏向位相制御電極16と、導波路に沿っ
た長さが大略円弧状に変化する半円形の1つのレンズ位
相制御電極17とを設け、また、平面導波路14に比べ
て平面導波路15の屈折率を高く形成し且つ両平面導波
路14、15の境界に円弧状の光路整列用屈折率変化面
18を形成することによって、構成する。また、各入力
薄板体10a〜10nの裏面に電極16、17のアース
電極層とその上に絶縁層(共に図示せず)とを形成して
いる。出力ブロック体は、入力ブロック体と同じ構成で
あり、出力薄板体30a〜30nと光ファイバ出力ポー
ト40a〜40nとを有し、各入力薄板体30a〜30
nは、電気光学効果を有する基板31、スターカプラ3
2、導波路アレイ33、平面導波路34、平面導波路3
5、偏向位相制御電極36、及びレンズ位相制御電極3
7を有する。光スイッチは、入力薄板体10a〜10n
の面と出力薄板体30a〜30nとの面を直交させ、且
つ入出力ポートが結合されていない端面で当接させるこ
とによって、構成する。
斜視図であり、入力ブロック体と出力ブロック体とは同
じ構造のものである。図1において、入力ブロック体
は、複数の入力薄板体10a〜10nを積層し、各入力
薄板体10a〜10nの端面にそれぞれの光ファイバ入
力ポート20a〜20nを結合して構成する。各入力薄
板体10a〜10nは、電気光学効果を有する基板11
に、スターカプラ12、導波路アレイ13、平面導波路
14、及び平面導波路15を形成し、導波路アレイ13
の部分に、導波路に沿った長さが大略直線状に変化する
階段形の1つの偏向位相制御電極16と、導波路に沿っ
た長さが大略円弧状に変化する半円形の1つのレンズ位
相制御電極17とを設け、また、平面導波路14に比べ
て平面導波路15の屈折率を高く形成し且つ両平面導波
路14、15の境界に円弧状の光路整列用屈折率変化面
18を形成することによって、構成する。また、各入力
薄板体10a〜10nの裏面に電極16、17のアース
電極層とその上に絶縁層(共に図示せず)とを形成して
いる。出力ブロック体は、入力ブロック体と同じ構成で
あり、出力薄板体30a〜30nと光ファイバ出力ポー
ト40a〜40nとを有し、各入力薄板体30a〜30
nは、電気光学効果を有する基板31、スターカプラ3
2、導波路アレイ33、平面導波路34、平面導波路3
5、偏向位相制御電極36、及びレンズ位相制御電極3
7を有する。光スイッチは、入力薄板体10a〜10n
の面と出力薄板体30a〜30nとの面を直交させ、且
つ入出力ポートが結合されていない端面で当接させるこ
とによって、構成する。
【0008】次に動作を説明する。例えば、光ファイバ
入力ポート20aよりの入力光は、スターカプラ12に
より同じ位相をもって導波路アレイ13に分配され、そ
の分配光間に、偏向位相制御電極16によってその印加
電圧に応じた位相差が与えられ、また、レンズ位相制御
電極17によってその印加電圧に応じた位相差が与えら
れ、導波路アレイ13を出た光は、偏向位相制御電極1
6で設定された方向に且つレンズ位相制御電極17で設
定された距離で焦点を結ぶように平面導波路14、15
を伝播し、端面から出射される。接続すべき光ファイバ
出力ポートに応じて偏向位相制御電極16及びレンズ位
相制御電極17に電圧を印加しておくことにより、平面
導波路14、15を導波した光は、出力薄板体20a〜
20nの1つに選択的に出射される。なお、平面導波路
14、15によって形成される光路整列用屈折率変化面
18は、光束が出力薄板体20a〜20nと平行に入力
させるために設けたものであり、これにより、光の損失
が低減することができる。
入力ポート20aよりの入力光は、スターカプラ12に
より同じ位相をもって導波路アレイ13に分配され、そ
の分配光間に、偏向位相制御電極16によってその印加
電圧に応じた位相差が与えられ、また、レンズ位相制御
電極17によってその印加電圧に応じた位相差が与えら
れ、導波路アレイ13を出た光は、偏向位相制御電極1
6で設定された方向に且つレンズ位相制御電極17で設
定された距離で焦点を結ぶように平面導波路14、15
を伝播し、端面から出射される。接続すべき光ファイバ
出力ポートに応じて偏向位相制御電極16及びレンズ位
相制御電極17に電圧を印加しておくことにより、平面
導波路14、15を導波した光は、出力薄板体20a〜
20nの1つに選択的に出射される。なお、平面導波路
14、15によって形成される光路整列用屈折率変化面
18は、光束が出力薄板体20a〜20nと平行に入力
させるために設けたものであり、これにより、光の損失
が低減することができる。
【0009】例えば出力薄板体30aにおいて平面導波
路35に入った光は、光路整列用屈折率変化面38によ
り、おおよそ導波路アレイ33の方向へ曲げられて平面
導波路34を伝播し、導波路アレイ33へ入った光は、
レンズ位相制御電極37及び電気光学偏向器の制御電極
36により、位相制御され、スターカプラ32を経て、
光ファイバ出力ポート40aへ集光され出力される。導
波路アレイ33の入射端における光には、入力薄板体1
0a〜10nにおけると同様に、光ファイバ入力ポート
20a〜20n即ち入力薄板体10a〜10nの位置に
応じた位相差が生じる。従って、接続すべき光ファイバ
入力ポートに応じて偏向位相制御電極36及びレンズ位
相制御電極37に電圧を印加しておくことにより、スタ
ーカプラ32の入射端での位相が同位相となり、スター
カプラ32で集光されて光ファイバ出力ポート40aへ
出射される。
路35に入った光は、光路整列用屈折率変化面38によ
り、おおよそ導波路アレイ33の方向へ曲げられて平面
導波路34を伝播し、導波路アレイ33へ入った光は、
レンズ位相制御電極37及び電気光学偏向器の制御電極
36により、位相制御され、スターカプラ32を経て、
光ファイバ出力ポート40aへ集光され出力される。導
波路アレイ33の入射端における光には、入力薄板体1
0a〜10nにおけると同様に、光ファイバ入力ポート
20a〜20n即ち入力薄板体10a〜10nの位置に
応じた位相差が生じる。従って、接続すべき光ファイバ
入力ポートに応じて偏向位相制御電極36及びレンズ位
相制御電極37に電圧を印加しておくことにより、スタ
ーカプラ32の入射端での位相が同位相となり、スター
カプラ32で集光されて光ファイバ出力ポート40aへ
出射される。
【0010】このような構成において、偏向角は±5°
程度とすることができるので、薄板体の厚みを0、2m
m程度にすると、入出力ポート128*128の光スイ
ッチが30cm以内の長さで実現できるる。
程度とすることができるので、薄板体の厚みを0、2m
m程度にすると、入出力ポート128*128の光スイ
ッチが30cm以内の長さで実現できるる。
【0011】なお、この実施例の平面導波路14、1に
よって形成される光路整列用屈折率変化面18に代え
て、平面導波路内に形成した平面凹レンズと平面凸レン
ズとを採用し、平面凹レンズによって、偏向位相制御電
極による偏向角を拡大し、平面凸レンズによって、平面
凹レンズによる光束の広がりを縮小して第2端面から大
略垂直に出射するようにしてもよい。これにより、入力
薄板体がが厚い場合にも平面導波路の長さを短くするこ
とができ、また、出力薄板体においても同様の構成とす
ることができる。また、電気光学効果に偏光依存性のあ
る基板11、31を用いた場合には、入力ブロック体と
出力ブロック体との間に半波長板を挿入した構成とす
る。これにより、入力薄板体と出力薄板体との面が直交
していても、基板11、31の軸に対して偏向の軸が同
一となり、入力ブロック体と出力ブロック体とを同一の
基板材料及び同一の構造とすることができる。。また、
1つの入力薄板体あるいは出力薄板体中に、スターカプ
ラ・導波路アレイ・偏向位相制御電極・レンズ位相制御
電極の組を並列に多数配置すれば、入出力ポートの数を
さらに同一の大きさで多くすることが可能である。ま
た、前記実施例においては、偏向レンズ位相制御電極は
それぞれ一体構造とし裏面にアース電極を設けている
が、基板の材料に応じて、導波路アレイの各導波路毎に
駆動電極・アース電極共に分割して設ける構成とする。
よって形成される光路整列用屈折率変化面18に代え
て、平面導波路内に形成した平面凹レンズと平面凸レン
ズとを採用し、平面凹レンズによって、偏向位相制御電
極による偏向角を拡大し、平面凸レンズによって、平面
凹レンズによる光束の広がりを縮小して第2端面から大
略垂直に出射するようにしてもよい。これにより、入力
薄板体がが厚い場合にも平面導波路の長さを短くするこ
とができ、また、出力薄板体においても同様の構成とす
ることができる。また、電気光学効果に偏光依存性のあ
る基板11、31を用いた場合には、入力ブロック体と
出力ブロック体との間に半波長板を挿入した構成とす
る。これにより、入力薄板体と出力薄板体との面が直交
していても、基板11、31の軸に対して偏向の軸が同
一となり、入力ブロック体と出力ブロック体とを同一の
基板材料及び同一の構造とすることができる。。また、
1つの入力薄板体あるいは出力薄板体中に、スターカプ
ラ・導波路アレイ・偏向位相制御電極・レンズ位相制御
電極の組を並列に多数配置すれば、入出力ポートの数を
さらに同一の大きさで多くすることが可能である。ま
た、前記実施例においては、偏向レンズ位相制御電極は
それぞれ一体構造とし裏面にアース電極を設けている
が、基板の材料に応じて、導波路アレイの各導波路毎に
駆動電極・アース電極共に分割して設ける構成とする。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、薄板体を積層して入力ブロック体と出力ブロック
体とを構成し、入出力薄板体の面を直交した構成にして
いるため、小型の光スイッチを実現できる。
明は、薄板体を積層して入力ブロック体と出力ブロック
体とを構成し、入出力薄板体の面を直交した構成にして
いるため、小型の光スイッチを実現できる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
10a〜10n 入力薄板体 11 電気光学効果を有する基板 12 光分配手段 13 導波路アレイ 14 平面導波路 15 平面導波路 16 偏向位相制御電極 17 レンズ位相制御電極 18 光路整列用屈折率変化面 20a〜20n 入力ポート 30a〜30n 出力薄板体 31 電気光学効果を有する基板 32 光分配手段 33 導波路アレイ 34 平面導波路 35 平面導波路 36 偏向位相制御電極 37 レンズ位相制御電極 38 光路整列用屈折率変化面 40a〜24n 出力ポート
Claims (1)
- 【請求項1】 電気光学効果を有する基板に複数の機能
素子が形成された入力薄板体が複数枚積層された入力ブ
ロック体と、電気光学効果を有する基板に複数の機能素
子が形成された出力薄板体が複数枚積層された出力ブロ
ック体とを備え、 前記入力ブロック体の第1端面において各入力薄板体に
それぞれ1または複数の入力ポートが結合され、且つ前
記出力ブロック体の第1端面において各出力薄板体にそ
れぞれ1または複数のの出力ポートが結合され、 前記入力ブロック体の第2端面と前記出力ブロック体の
第2端面とが、前記入力薄板体の面と前記出力薄板体の
面とを直交させて、対面している光スイッチであって、 前記各入力薄板体は、 互いに平行に形成された導波路アレイと、 入力ブロック体の前記第1端面と当該導波路アレイの入
力端との間に形成され、且つ前記入力ポートからの光を
当該導波路アレイに分配する光分配手段と、 当該導波路アレイと入力ブロック体の前記第2端面との
間に形成された平面導波路と、 当該導波路アレイの部分に設けられ、一側端の導波路か
ら他側端の導波路に向かって大略直線状に長さを変化さ
せた形状の偏向位相制御電極と、 当該導波路アレイの部分に設けられ、一側端の導波路か
ら他側端の導波路に向かって大略円弧状に長さを変化さ
せた形状のレンズ位相制御電極とを備え、 前記各出力薄板体は、 互いに平行に形成された導波路アレイと、 出力ブロック体の前記第2端面と当該導波路アレイ入力
端との間に形成された平面導波路と、 当該導波路アレイの出力端と出力ブロック体の前記第1
端面との間に形成され、且つ当該導波路アレイからの光
を集光して前記出力ポートへ導く光集光手段と、 当該導波路アレイの部分に設けられ、一側端の導波路か
ら他側端の導波路に向かって大略円弧状に長さを変化さ
せた形状のレンズ位相制御電極と、 当該導波路アレイの部分に設けられ、一側端の導波路か
ら他側端の導波路に向かって大略直線状に長さを変化さ
せた形状の偏向位相制御電極とを備え、 前記各入力薄板体の前記偏向位相制御電極及び前記レン
ズ位相制御電極に、少なくとも接続すべき出力ポートに
応じて変化する電圧が印加され、且つ前記各出力薄板体
の前記偏向位相制御電極及び前記レンズ位相制御電極
に、少なくとも接続すべき入力ポートに応じて変化する
電圧が印加されることを特徴とした光スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265893A JPH06208144A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 光スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265893A JPH06208144A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 光スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06208144A true JPH06208144A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11535446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP265893A Pending JPH06208144A (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 光スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06208144A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6259833B1 (en) * | 1999-01-15 | 2001-07-10 | Lucent Technologies Inc. | Optical cross connect using a planar arrangement of beam steerers |
WO2007007073A1 (en) * | 2005-07-09 | 2007-01-18 | The Centre For Integrated Photonics Limited | Three dimensional optical path control by integrating rotated structures |
JP2018124402A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 日本電信電話株式会社 | 光入出力装置 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP265893A patent/JPH06208144A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6259833B1 (en) * | 1999-01-15 | 2001-07-10 | Lucent Technologies Inc. | Optical cross connect using a planar arrangement of beam steerers |
WO2007007073A1 (en) * | 2005-07-09 | 2007-01-18 | The Centre For Integrated Photonics Limited | Three dimensional optical path control by integrating rotated structures |
JP2018124402A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 日本電信電話株式会社 | 光入出力装置 |
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