JPH06207526A - 圧縮比可変型エンジン - Google Patents
圧縮比可変型エンジンInfo
- Publication number
- JPH06207526A JPH06207526A JP4065497A JP6549792A JPH06207526A JP H06207526 A JPH06207526 A JP H06207526A JP 4065497 A JP4065497 A JP 4065497A JP 6549792 A JP6549792 A JP 6549792A JP H06207526 A JPH06207526 A JP H06207526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- crank
- compression ratio
- gear
- variable compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/04—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
- F02B75/041—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of cylinder or cylinderhead positioning
- F02B75/042—Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of cylinder or cylinderhead positioning the cylinderhead comprising a counter-piston
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/32—Engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding main groups
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目 的】 内燃機関の一つのシリンダーの中に、二つ
のピストンを組み込んで、夫々を別のクランクに連結
し、一方のクランク軸の回転位相角度を他方のクランク
軸に対して変化させ、一方のピストンの高さを調節して
圧縮比を連続的に変化させる装置を提供する。 【構 成】 一つのシリンダーの中に、ドーナツ状の外
側ピストン1と、その内径に組み込まれた小型の内側ピ
ストン2の、二つのピストンを組み込む。ピストン1は
クランク3にコンロッド4を介して、ピストン2は歯車
付クランク5にコンロッド6を介してそれぞれ連結され
る。クランク5は伝達歯車10と歯車軸7、及び歯車軸
7に付けられたスライド歯車9と、クランク3に付けら
れたヘリカル歯車8を介して、クランク3に連結され
る。
のピストンを組み込んで、夫々を別のクランクに連結
し、一方のクランク軸の回転位相角度を他方のクランク
軸に対して変化させ、一方のピストンの高さを調節して
圧縮比を連続的に変化させる装置を提供する。 【構 成】 一つのシリンダーの中に、ドーナツ状の外
側ピストン1と、その内径に組み込まれた小型の内側ピ
ストン2の、二つのピストンを組み込む。ピストン1は
クランク3にコンロッド4を介して、ピストン2は歯車
付クランク5にコンロッド6を介してそれぞれ連結され
る。クランク5は伝達歯車10と歯車軸7、及び歯車軸
7に付けられたスライド歯車9と、クランク3に付けら
れたヘリカル歯車8を介して、クランク3に連結され
る。
Description
【0001】この発明は、内燃機関の一つのシリンダー
の中に二つのピストンを組み込んで、それぞれを別々の
クランク軸に連結し、一方のクランク軸の回転位相角度
を他方のクランク軸に対して変化させ、点火時に一方の
ピストンの高さを調節して燃焼室の容積を変化させるこ
とで、圧縮比を連続的に変化させ、全ての負荷運転域に
おける熱効率を高めることで、燃費を改善するための装
置に関するものである。
の中に二つのピストンを組み込んで、それぞれを別々の
クランク軸に連結し、一方のクランク軸の回転位相角度
を他方のクランク軸に対して変化させ、点火時に一方の
ピストンの高さを調節して燃焼室の容積を変化させるこ
とで、圧縮比を連続的に変化させ、全ての負荷運転域に
おける熱効率を高めることで、燃費を改善するための装
置に関するものである。
【0002】従来の自動車用ガソリン内燃機関では、混
合気の圧縮比を最大負荷時の吸気量のノッキング限界に
基ずいて固定されていた。したがって、低速一定走行な
どの部分負荷の時には、吸気絞り弁によって混合気の吸
入量を制限するので、ピストンが吸気下死点に達した時
の混合気は大気圧以下となるので、実際の圧縮比が設定
値よりも不足して、熱効率が低下し、燃費を悪化させる
原因となっていた。また、ターボ過給器などを用いた自
動車用内燃機関においては、最大負荷時と過給圧の低い
低負荷域とでは、吸入混合気量の差が更に拡がるので、
圧縮比を最適値に設定するのはより困難と考えられてい
た。すなわち、大出力を発生する高出力エンジンは、部
分負荷域では極めて燃費が悪く、一方、燃費性能を重視
した低燃費エンジンは、最大負荷域での出力の向上を犠
牲にすることで成り立っていた。このように、全ての運
転負荷域で、その吸入混合気量に応じた最適の熱効率を
得るためには、固定された圧縮比では不可能である。
合気の圧縮比を最大負荷時の吸気量のノッキング限界に
基ずいて固定されていた。したがって、低速一定走行な
どの部分負荷の時には、吸気絞り弁によって混合気の吸
入量を制限するので、ピストンが吸気下死点に達した時
の混合気は大気圧以下となるので、実際の圧縮比が設定
値よりも不足して、熱効率が低下し、燃費を悪化させる
原因となっていた。また、ターボ過給器などを用いた自
動車用内燃機関においては、最大負荷時と過給圧の低い
低負荷域とでは、吸入混合気量の差が更に拡がるので、
圧縮比を最適値に設定するのはより困難と考えられてい
た。すなわち、大出力を発生する高出力エンジンは、部
分負荷域では極めて燃費が悪く、一方、燃費性能を重視
した低燃費エンジンは、最大負荷域での出力の向上を犠
牲にすることで成り立っていた。このように、全ての運
転負荷域で、その吸入混合気量に応じた最適の熱効率を
得るためには、固定された圧縮比では不可能である。
【0003】したがって、今日まで世界中の各メーカー
や研究機関が、圧縮比を連続的に変化させる装置を、莫
大な研究費と時間をついやして研究したが、実用的な装
置を開発することができなかった。本発明は、この問題
を小型軽量で装置の駆動損失が小さく、しかも低コスト
で実現するために発明されたのである。
や研究機関が、圧縮比を連続的に変化させる装置を、莫
大な研究費と時間をついやして研究したが、実用的な装
置を開発することができなかった。本発明は、この問題
を小型軽量で装置の駆動損失が小さく、しかも低コスト
で実現するために発明されたのである。
【0004】いま、その構成を説明すると、 (イ) 一つのシリンダーの中に、ドーナツ状の外側
ピストン1と、その内径に組み込まれた小型の内側ピス
トン2の、二つのピストンを組み込むことによって燃焼
室が構成される。 (ロ) ピストン1はクランク3とコネクティング・ロ
ッド4を介して、ピストン2はクランク5とコネクティ
ング・ロッド6を介してそれぞれ連結される。 (ハ) クランク5は伝達歯車10と歯車軸7及び、歯
車軸7に付けられたスライド歯車9と、クランク3に付
けられたヘリカル歯車8によって、クランク3と連結さ
れる。 以上のように装置する。
ピストン1と、その内径に組み込まれた小型の内側ピス
トン2の、二つのピストンを組み込むことによって燃焼
室が構成される。 (ロ) ピストン1はクランク3とコネクティング・ロ
ッド4を介して、ピストン2はクランク5とコネクティ
ング・ロッド6を介してそれぞれ連結される。 (ハ) クランク5は伝達歯車10と歯車軸7及び、歯
車軸7に付けられたスライド歯車9と、クランク3に付
けられたヘリカル歯車8によって、クランク3と連結さ
れる。 以上のように装置する。
【0005】次に本発明の作用を述べると、 (イ) 低負荷運転時には吸入混合気の量が少なくなる
ために、クランク3に対するクランク5の位相角度の差
を小さくして、点火時のピストン2の位置を高くして圧
縮比を高める。 (ロ) 高負荷運転時にはノッキングの発生を防ぐため
に、クランク3に対してクランク5の位相角度の差を大
きくして、ピストン1が圧縮上死点に達して点火したと
きは、ピストン2はすでに圧縮上死点を通過して下がり
始めているので、その位置は低く圧縮比は低い。 (ハ) クランク3に対するクランク5の回転位相角度
の進角量は、ヘリカル歯車8に噛みあうスライド歯車9
を前後させることで調整する。すなわち、圧縮された混
合気に点火する時に、クランク5をクランク3に対して
進角させる度合いによって、ピストン2の高さを調節し
て、燃焼室の容積を変化させる。したがって、低負荷運
転から最大負荷運転までの全ての負荷域で、吸入混合気
量に応じた最適の圧縮比を得ることができる。
ために、クランク3に対するクランク5の位相角度の差
を小さくして、点火時のピストン2の位置を高くして圧
縮比を高める。 (ロ) 高負荷運転時にはノッキングの発生を防ぐため
に、クランク3に対してクランク5の位相角度の差を大
きくして、ピストン1が圧縮上死点に達して点火したと
きは、ピストン2はすでに圧縮上死点を通過して下がり
始めているので、その位置は低く圧縮比は低い。 (ハ) クランク3に対するクランク5の回転位相角度
の進角量は、ヘリカル歯車8に噛みあうスライド歯車9
を前後させることで調整する。すなわち、圧縮された混
合気に点火する時に、クランク5をクランク3に対して
進角させる度合いによって、ピストン2の高さを調節し
て、燃焼室の容積を変化させる。したがって、低負荷運
転から最大負荷運転までの全ての負荷域で、吸入混合気
量に応じた最適の圧縮比を得ることができる。
【0006】なお、本発明の実施に当たって次の如きこ
とができる。 (イ) クランク5をクランク3の横に配置すること
で、歯車軸7と伝達歯車10を省略すると、圧縮比の変
化の幅が小さくなり、また振動バランスの面でも不利に
なるが、歯車軸7の軸受け部分の摩擦抵抗が無くなり、
装置全体の高さを低く押さえられるので、エンジンの小
型化には有効である。 (ロ) また、この時、ピストン2をピストン1に対し
て斜めに組み込んだ形状にすると、圧縮比の変化の幅の
点で有利である。 (ハ) ピストン1とピストン2を半月状にクランク軸
方向に対して左右に分割して組み込むと、燃焼室の形状
があまり小さくならず、また気密性を保つためのピスト
ン・リングの形状が複雑になるが、装置全体を小さくで
きるので有効である。 (ニ) 一つのシリンダーの中に、ピストン1とピスト
ン2を対向させて組み込むと、摩擦抵抗が若干増え、ま
た離れた位置にあるクランク3とクランク5を連結して
構成する回転位相角度調整装置が大きくなってしまう
が、振動バランスの面や、エンジン全高が低くなる点で
有利である。
とができる。 (イ) クランク5をクランク3の横に配置すること
で、歯車軸7と伝達歯車10を省略すると、圧縮比の変
化の幅が小さくなり、また振動バランスの面でも不利に
なるが、歯車軸7の軸受け部分の摩擦抵抗が無くなり、
装置全体の高さを低く押さえられるので、エンジンの小
型化には有効である。 (ロ) また、この時、ピストン2をピストン1に対し
て斜めに組み込んだ形状にすると、圧縮比の変化の幅の
点で有利である。 (ハ) ピストン1とピストン2を半月状にクランク軸
方向に対して左右に分割して組み込むと、燃焼室の形状
があまり小さくならず、また気密性を保つためのピスト
ン・リングの形状が複雑になるが、装置全体を小さくで
きるので有効である。 (ニ) 一つのシリンダーの中に、ピストン1とピスト
ン2を対向させて組み込むと、摩擦抵抗が若干増え、ま
た離れた位置にあるクランク3とクランク5を連結して
構成する回転位相角度調整装置が大きくなってしまう
が、振動バランスの面や、エンジン全高が低くなる点で
有利である。
【0007】次に本発明の効果を述べると、 (イ) 全ての負荷域で、吸入された混合気量に応じた
最適な圧縮比が得られるので、より少ない燃料で高い熱
効率を得ることができる。 (ロ) 圧縮比を下げても燃焼室は小さく火炎の伝播距
離が短いので、同圧縮比の従来のピストンに比べてノッ
キング限界が高く、圧縮比をより高く設定することがで
きる。 (ハ) 従来のピストンエンジンではノッキングが発生
すると、点火時期を遅らせることで圧縮比を下げていた
が、その前に最大圧縮比の状態に達してしまうので圧縮
温度が上昇し過ぎて、自己発火によるノッキングが発生
する危険性があるので、あまり最大圧縮比を高く出来な
かったが、本発明では二つのピストンの面積比率を最適
な割合にすることで、点火時期に達する前にそれ以上の
圧縮比にはならないように出来るので、自己発火による
ノッキングが発生する危険性がなくなった分、より圧縮
比を高めることが出来る。 (ニ) 圧縮比を下げた状態で混合気に点火すると、ピ
ストン1に対してピストン2の降下速度が速く、燃焼室
の膨張速度が速くなり、低速回転域でもノッキングが発
生する頃にはピストン2は下がり始め、燃焼ガスは膨張
して圧力と温度を下げるので、燃焼室の膨張速度が遅い
ために圧力が高くなり過ぎて、プラグ位置から周囲に伝
播して行く火炎を圧力波が追い越してしまい、火炎が到
達する前に自己発火してしまう「低速ノッキング現象」
の発生を回避することが出来る分、より低回転域での圧
縮比を高めることが出来る。 (ホ) 二つのクランク軸を逆回転させると、ピストン
が燃焼圧力によってシリンダー壁面に衝突する時に発生
する打撃音を相殺し、またクランク軸の振動も相殺され
て静かになる。 (ヘ) ピストン直径が大きくなった分、ピストンの行
程距離が短くなるので、回転数に対してピストンの往復
速度が遅くなり、その分の摩擦抵抗が減少する。 (ト) 圧縮比を変化させるのは、スライド歯車9をヘ
リカル歯車8の回転方向に対して横にずらすだけなの
で、回転位相角度調整装置の駆動による出力損失はわず
かである。 (チ) ピストン2のピストンリングによる摩擦抵抗
は、ピストン1との間の速度差によってのみ発生するの
で、部分負荷時の圧縮比の高いときにはきわめて小さ
い。 (リ) また本発明を、過給器によって過給されたガソ
リンエンジン及びディーゼルエンジンに装置すること
で、部分負荷域の熱効率を高め、市街地走行時の実用燃
費を犠牲にせずに大出力を得ることが出来る。 (ヌ) また本発明を使用したエンジンは、ガソリンの
質を選ばないばかりか、さらにはガソリンと軽油の併用
すら出来る。 (ル) 特殊な材質の金属や複雑な構造の鋳造部品など
はあまり使用せず、また部品点数の増加も少ないので、
生産コストの上昇は小さい。 以上の効果により、本発明を実施することで最大出力を
向上させてなおかつ実用燃費をも改善し、しかも、わず
かなコスト上昇で実用性の高い自動車用エンジンを作る
ことができる。
最適な圧縮比が得られるので、より少ない燃料で高い熱
効率を得ることができる。 (ロ) 圧縮比を下げても燃焼室は小さく火炎の伝播距
離が短いので、同圧縮比の従来のピストンに比べてノッ
キング限界が高く、圧縮比をより高く設定することがで
きる。 (ハ) 従来のピストンエンジンではノッキングが発生
すると、点火時期を遅らせることで圧縮比を下げていた
が、その前に最大圧縮比の状態に達してしまうので圧縮
温度が上昇し過ぎて、自己発火によるノッキングが発生
する危険性があるので、あまり最大圧縮比を高く出来な
かったが、本発明では二つのピストンの面積比率を最適
な割合にすることで、点火時期に達する前にそれ以上の
圧縮比にはならないように出来るので、自己発火による
ノッキングが発生する危険性がなくなった分、より圧縮
比を高めることが出来る。 (ニ) 圧縮比を下げた状態で混合気に点火すると、ピ
ストン1に対してピストン2の降下速度が速く、燃焼室
の膨張速度が速くなり、低速回転域でもノッキングが発
生する頃にはピストン2は下がり始め、燃焼ガスは膨張
して圧力と温度を下げるので、燃焼室の膨張速度が遅い
ために圧力が高くなり過ぎて、プラグ位置から周囲に伝
播して行く火炎を圧力波が追い越してしまい、火炎が到
達する前に自己発火してしまう「低速ノッキング現象」
の発生を回避することが出来る分、より低回転域での圧
縮比を高めることが出来る。 (ホ) 二つのクランク軸を逆回転させると、ピストン
が燃焼圧力によってシリンダー壁面に衝突する時に発生
する打撃音を相殺し、またクランク軸の振動も相殺され
て静かになる。 (ヘ) ピストン直径が大きくなった分、ピストンの行
程距離が短くなるので、回転数に対してピストンの往復
速度が遅くなり、その分の摩擦抵抗が減少する。 (ト) 圧縮比を変化させるのは、スライド歯車9をヘ
リカル歯車8の回転方向に対して横にずらすだけなの
で、回転位相角度調整装置の駆動による出力損失はわず
かである。 (チ) ピストン2のピストンリングによる摩擦抵抗
は、ピストン1との間の速度差によってのみ発生するの
で、部分負荷時の圧縮比の高いときにはきわめて小さ
い。 (リ) また本発明を、過給器によって過給されたガソ
リンエンジン及びディーゼルエンジンに装置すること
で、部分負荷域の熱効率を高め、市街地走行時の実用燃
費を犠牲にせずに大出力を得ることが出来る。 (ヌ) また本発明を使用したエンジンは、ガソリンの
質を選ばないばかりか、さらにはガソリンと軽油の併用
すら出来る。 (ル) 特殊な材質の金属や複雑な構造の鋳造部品など
はあまり使用せず、また部品点数の増加も少ないので、
生産コストの上昇は小さい。 以上の効果により、本発明を実施することで最大出力を
向上させてなおかつ実用燃費をも改善し、しかも、わず
かなコスト上昇で実用性の高い自動車用エンジンを作る
ことができる。
【図1】本発明圧縮比可変型エンジンの斜視図
【図2】本発明圧縮比可変型エンジンのピストン部分の
横断面図
横断面図
【図3】本発明圧縮比可変型エンジンのピストン部分の
縦断面図
縦断面図
【図4】本発明圧縮比可変型エンジンの作動原理図で、
圧縮比を高めた状態
圧縮比を高めた状態
【図5】本発明圧縮比可変型エンジンの作動原理図で、
圧縮比を低くした状態
圧縮比を低くした状態
【図6】本発明圧縮比可変型エンジンの他の実施例
【図7】本発明圧縮比可変型エンジンの他の実施例
【図8】本発明圧縮比可変型エンジンの他の実施例
1はドーナツ状の外側ピストン 2は内側ピストン 3は外側ピストン用クランク 4は外側ピストン用コネクティング・ロッド 5は内側ピストン用クランク 6は内側ピストン用コネクティング・ロッド 7は歯車軸 8はヘリカル歯車 9はスライド歯車 10は伝達歯車 11はシリンダー・ブロック 12は点火プラグ 13は内側ピストン用ピストン・ピン 14は外側ピストン用ピストン・ピン 15は外側ピストン用ピストン・リング 16は内側ピストン用ピストン・リング
Claims (4)
- 【請求項1】(イ) 一つのシリンダーの中に、ドーナ
ツ状の外側ピストン1と、その内径に組み込まれた小型
の内側ピストン2の、二つのピストンを組み込むことに
よって燃焼室が構成される。 (ロ) ピストン1はクランク3にコネクティング・ロ
ッド4を介して、ピストン2は歯車付クランク5にコネ
クティング・ロッド6を介してそれぞれ連結される。 (ハ) クランク5は歯車軸7及び伝達歯車10と、ヘ
リカル歯車8とスライド歯車9からなる回転位相角度調
整装置を介して、クランク3に連結される。 以上の如く構成された、圧縮比可変型エンジン。 - 【請求項2】 ピストン2をピストン1に対して斜めに
組み、クランク5をクランク3の横に配置することで歯
車軸7と伝達歯車10を省いた請求項1の圧縮比可変型
エンジン。 - 【請求項3】 ピストン1トピストン2を、クランク軸
方向に対して半月状に左右に分割して組み込んだ請求項
1の圧縮比可変型エンジン。 - 【請求項4】 一つのシリンダーの中に、ピストン1と
ピストン2を対向させて組み込んだ請求項1の圧縮比可
変型エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065497A JPH06207526A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 圧縮比可変型エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065497A JPH06207526A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 圧縮比可変型エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06207526A true JPH06207526A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=13288790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4065497A Pending JPH06207526A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 圧縮比可変型エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06207526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100262586B1 (ko) * | 1996-11-27 | 2000-08-01 | 정몽규 | 내연기관 |
JP2011202663A (ja) * | 2005-03-23 | 2011-10-13 | Isentropic Ltd | ピストンアセンブリ、ヒート・ポンプとして使用される装置、冷凍機、及び熱機関 |
JP2017101679A (ja) * | 2014-02-12 | 2017-06-08 | アカーテース パワー,インク. | 低反応性圧縮着火対向ピストンエンジン |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP4065497A patent/JPH06207526A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100262586B1 (ko) * | 1996-11-27 | 2000-08-01 | 정몽규 | 내연기관 |
JP2011202663A (ja) * | 2005-03-23 | 2011-10-13 | Isentropic Ltd | ピストンアセンブリ、ヒート・ポンプとして使用される装置、冷凍機、及び熱機関 |
JP2017101679A (ja) * | 2014-02-12 | 2017-06-08 | アカーテース パワー,インク. | 低反応性圧縮着火対向ピストンエンジン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |