JPH06206562A - 車両の操舵装置 - Google Patents
車両の操舵装置Info
- Publication number
- JPH06206562A JPH06206562A JP23744092A JP23744092A JPH06206562A JP H06206562 A JPH06206562 A JP H06206562A JP 23744092 A JP23744092 A JP 23744092A JP 23744092 A JP23744092 A JP 23744092A JP H06206562 A JPH06206562 A JP H06206562A
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- vehicle
- steering
- control
- steering angle
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前輪の操舵時に車両に発生するヨーレイトを
目標値に制御するように、前輪又は後輪を状態フィード
バック制御する場合に、車両の直進走行性能の向上を図
る。 【構成】 状態フィードバック制御手段30は車両に発
生するヨーレイトが目標値になるように、少くとも車両
の実際ヨーレイト及び車輪の推定横滑り角に基いて操舵
手段20を状態フィードバック制御する。操舵角検出手
段38は車両の前輪の操舵角を検出する。ゲイン補正手
段33は、操舵角検出手段38により検出した前輪操舵
角が小さいとき、状態フィードバック制御手段30の制
御ゲインを大きく補正する。従って、前輪操舵角が大き
い旋回時等の車両の安定性が低下し易い状況では、制御
量を適値として、車両の安定性を確保できると共に、直
進走行時には小さな状態変化に対して応答性を良くで
き、直進走行性が高まる。
目標値に制御するように、前輪又は後輪を状態フィード
バック制御する場合に、車両の直進走行性能の向上を図
る。 【構成】 状態フィードバック制御手段30は車両に発
生するヨーレイトが目標値になるように、少くとも車両
の実際ヨーレイト及び車輪の推定横滑り角に基いて操舵
手段20を状態フィードバック制御する。操舵角検出手
段38は車両の前輪の操舵角を検出する。ゲイン補正手
段33は、操舵角検出手段38により検出した前輪操舵
角が小さいとき、状態フィードバック制御手段30の制
御ゲインを大きく補正する。従って、前輪操舵角が大き
い旋回時等の車両の安定性が低下し易い状況では、制御
量を適値として、車両の安定性を確保できると共に、直
進走行時には小さな状態変化に対して応答性を良くで
き、直進走行性が高まる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリング操
舵状態に応じて後輪又は前輪を強制的に操舵制御して、
車両の運転性や安定性を高めるようにした車両の操舵装
置の改良に関する。
舵状態に応じて後輪又は前輪を強制的に操舵制御して、
車両の運転性や安定性を高めるようにした車両の操舵装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両の操舵装置して、ス
テアリング操作量に対応する前輪の操舵角に対して、後
輪の転舵比を車速に応じて決定し、該転舵比で後輪を転
舵制御するものが知られているが、このものでは、如何
なる車速でも運転者の意思に合致した操舵性能を得るこ
とが可能である反面、運転者がステアリングを操作した
当初の初期状態では、前輪と後輪とが同相になる場合が
多いため、該初期状態での車両の回頭性が低い憾みがあ
った。
テアリング操作量に対応する前輪の操舵角に対して、後
輪の転舵比を車速に応じて決定し、該転舵比で後輪を転
舵制御するものが知られているが、このものでは、如何
なる車速でも運転者の意思に合致した操舵性能を得るこ
とが可能である反面、運転者がステアリングを操作した
当初の初期状態では、前輪と後輪とが同相になる場合が
多いため、該初期状態での車両の回頭性が低い憾みがあ
った。
【0003】そのため、従来、例えば特開平1−262
268号公報に開示されるものでは、運転者のステアリ
ング操舵量に基いて車両の制御目標ヨーレイトを演算す
ると共に、車両のヨーレイトを実測し、このヨーレイト
の実測値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量を演算し、該フィードバック制御量でもって後輪
の操舵角をフィードバック制御することにより、ステア
リング操作当初の初期状態でもヨーレイトを素早く発生
させて、この初期状態での車両の回頭性を高めている。
268号公報に開示されるものでは、運転者のステアリ
ング操舵量に基いて車両の制御目標ヨーレイトを演算す
ると共に、車両のヨーレイトを実測し、このヨーレイト
の実測値と制御目標値との偏差に応じたフィードバック
制御量を演算し、該フィードバック制御量でもって後輪
の操舵角をフィードバック制御することにより、ステア
リング操作当初の初期状態でもヨーレイトを素早く発生
させて、この初期状態での車両の回頭性を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフィードバック制御では、ヨーレイトの実測値と制
御目標値との偏差のみに応じてフィードバック制御量を
演算して、後輪を転舵制御している関係上、実際ヨーレ
イトを制御目標値に精度良く制御するにも限界がある。
来のフィードバック制御では、ヨーレイトの実測値と制
御目標値との偏差のみに応じてフィードバック制御量を
演算して、後輪を転舵制御している関係上、実際ヨーレ
イトを制御目標値に精度良く制御するにも限界がある。
【0005】そこで、例えば、上記のフィードバック制
御に代えて、状態フィードバック制御を採用することが
考えられる。この状態フィードバック制御は、ヨーレイ
トの他、車両の複数の状態変数,例えば車輪の横滑り
角、前輪及び後輪のコーナリングフォース等を推定して
車両の運動状態を把握し、これ等複数の状態変数を用い
て制御対象を制御するものであるので、上記車両の複数
の状態変数を用いて車両に発生するヨーレイトを制御目
標値にするよう、前輪又は後輪の操舵角をフィードバッ
ク制御すれば、常に車両に目標のヨーレイトを発生させ
ることができ、ステアリング操作時当初の車両の回頭性
を向上できる等、車両の運転性及び安定性に最適な制御
が可能となる。
御に代えて、状態フィードバック制御を採用することが
考えられる。この状態フィードバック制御は、ヨーレイ
トの他、車両の複数の状態変数,例えば車輪の横滑り
角、前輪及び後輪のコーナリングフォース等を推定して
車両の運動状態を把握し、これ等複数の状態変数を用い
て制御対象を制御するものであるので、上記車両の複数
の状態変数を用いて車両に発生するヨーレイトを制御目
標値にするよう、前輪又は後輪の操舵角をフィードバッ
ク制御すれば、常に車両に目標のヨーレイトを発生させ
ることができ、ステアリング操作時当初の車両の回頭性
を向上できる等、車両の運転性及び安定性に最適な制御
が可能となる。
【0006】その場合、状態フィードバック制御におい
て、その制御ゲインは、車両の状態の変化に対して素早
い応答性が得られるように、ある程度の大きさの適値に
固定設定することが一般的である。即ち、前輪の操舵角
が大きくて車両のコーナリングフォースが車輪の横滑り
角に比例しない非線形領域に入った際には、車両の安定
性は低下し易い状況となるが、この際に制御ゲインが大
きいと、それに伴い大きな制御量が演算されて、前輪又
は後輪の操舵角の変化率が大きくなり、車両は不安定に
なり易い。そのため、状態フィードバック制御の制御ゲ
インを適値に固定設定すると、車両の直進走行時には、
その直進性を高める観点から見ると、この固定設定され
た制御ゲインが相対的に小さくて、制御量が小値とな
り、車両の状態変化を素早く修正し得ず、車両の直進走
行性を高め難い憾みが生じる。
て、その制御ゲインは、車両の状態の変化に対して素早
い応答性が得られるように、ある程度の大きさの適値に
固定設定することが一般的である。即ち、前輪の操舵角
が大きくて車両のコーナリングフォースが車輪の横滑り
角に比例しない非線形領域に入った際には、車両の安定
性は低下し易い状況となるが、この際に制御ゲインが大
きいと、それに伴い大きな制御量が演算されて、前輪又
は後輪の操舵角の変化率が大きくなり、車両は不安定に
なり易い。そのため、状態フィードバック制御の制御ゲ
インを適値に固定設定すると、車両の直進走行時には、
その直進性を高める観点から見ると、この固定設定され
た制御ゲインが相対的に小さくて、制御量が小値とな
り、車両の状態変化を素早く修正し得ず、車両の直進走
行性を高め難い憾みが生じる。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記の通り前輪又は後輪の操舵制御
に状態フィードバック制御を用いる場合に、状態フィー
ドバック制御の制御ゲインを車両の走行状態に応じて適
宜変更して、車両の直進走行性の向上を図ることにあ
る。
あり、その目的は、上記の通り前輪又は後輪の操舵制御
に状態フィードバック制御を用いる場合に、状態フィー
ドバック制御の制御ゲインを車両の走行状態に応じて適
宜変更して、車両の直進走行性の向上を図ることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、図1に
示すように、前輪又は後輪をステアリングとは別途に操
舵する操舵手段20と、少くとも車両の実際ヨーレイト
及び車輪の推定横滑り角に基いて前輪又は後輪操舵に対
する目標制御量を演算し、車両の実際ヨーレイトを制御
目標ヨーレイトに状態フィードバック制御するよう上記
操舵手段20を制御する状態フィードバック制御手段3
0とを設ける。更に、車両の前輪操舵角を検出する操舵
角検出手段38と、該操舵角検出手段38により検出さ
れた前輪操舵角が小さいとき、上記状態フィードバック
制御手段30の制御ゲインを大きく補正するゲイン補正
手段33とを設ける構成としている。
め、請求項1記載の発明の具体的な解決手段は、図1に
示すように、前輪又は後輪をステアリングとは別途に操
舵する操舵手段20と、少くとも車両の実際ヨーレイト
及び車輪の推定横滑り角に基いて前輪又は後輪操舵に対
する目標制御量を演算し、車両の実際ヨーレイトを制御
目標ヨーレイトに状態フィードバック制御するよう上記
操舵手段20を制御する状態フィードバック制御手段3
0とを設ける。更に、車両の前輪操舵角を検出する操舵
角検出手段38と、該操舵角検出手段38により検出さ
れた前輪操舵角が小さいとき、上記状態フィードバック
制御手段30の制御ゲインを大きく補正するゲイン補正
手段33とを設ける構成としている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明の操舵角検出手段38に代え、車速を検
出する車速検出手段を設け、該車速検出手段により検出
された車速が高いときに、ゲイン補正手段33により状
態フィードバック制御手段30の制御ゲインを大きく補
正するように構成している。
項1記載の発明の操舵角検出手段38に代え、車速を検
出する車速検出手段を設け、該車速検出手段により検出
された車速が高いときに、ゲイン補正手段33により状
態フィードバック制御手段30の制御ゲインを大きく補
正するように構成している。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1及び請求項2記載
の発明では、操作手段20が状態フィードバック制御手
段30により制御されて、前輪又は後輪の操舵角が状態
フィードバック制御されるので、車両に作用するヨーレ
イトが制御目標値に精度良く一致して、制御の狙い通り
の良好な車両の運転特性が得られる。
の発明では、操作手段20が状態フィードバック制御手
段30により制御されて、前輪又は後輪の操舵角が状態
フィードバック制御されるので、車両に作用するヨーレ
イトが制御目標値に精度良く一致して、制御の狙い通り
の良好な車両の運転特性が得られる。
【0011】その場合、運転者がステアリングを大きく
操作した車両の旋回状態等のように車両の状態変化が大
きい際には、車両の安定性が低下する状況であるが、予
め設定された状態フィードバック制御の適値の制御ゲイ
ンでもって制御量が適値に演算されるので、不安定状態
の車両に対して前輪又は後輪の操舵角の変化率が適切に
なって、車両は不安定になる頻度が少なくなり、車両の
安定性が向上する。
操作した車両の旋回状態等のように車両の状態変化が大
きい際には、車両の安定性が低下する状況であるが、予
め設定された状態フィードバック制御の適値の制御ゲイ
ンでもって制御量が適値に演算されるので、不安定状態
の車両に対して前輪又は後輪の操舵角の変化率が適切に
なって、車両は不安定になる頻度が少なくなり、車両の
安定性が向上する。
【0012】これに対し、前輪操舵角が小さいとき、及
び車速が高いとき,即ち車両の直進走行時には、状態フ
ィードバック制御手段30の制御ゲインがゲイン補正手
段33により大きく補正されるので、状態フィードバッ
ク制御量がこの直進走行時の状態変化に対して応答性良
く追随し、その結果、直進走行性が良くなる。
び車速が高いとき,即ち車両の直進走行時には、状態フ
ィードバック制御手段30の制御ゲインがゲイン補正手
段33により大きく補正されるので、状態フィードバッ
ク制御量がこの直進走行時の状態変化に対して応答性良
く追随し、その結果、直進走行性が良くなる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2記載の発明の車両の操舵装置よれば、前輪又は後輪
の操舵角制御として状態フィードバック制御を用いる場
合に、その制御ゲインを前輪操舵角が小さい際や車速が
高い際に大値に補正したので、車両の状態変化の大きい
際での状態フィードバック制御量を適値として、車両が
不安定となるのを有効に防止できると共に、車両の直進
走行時での状態変化を有効に抑制して、車両の直進走行
性の向上を図ることができる。
項2記載の発明の車両の操舵装置よれば、前輪又は後輪
の操舵角制御として状態フィードバック制御を用いる場
合に、その制御ゲインを前輪操舵角が小さい際や車速が
高い際に大値に補正したので、車両の状態変化の大きい
際での状態フィードバック制御量を適値として、車両が
不安定となるのを有効に防止できると共に、車両の直進
走行時での状態変化を有効に抑制して、車両の直進走行
性の向上を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
いて説明する。
いて説明する。
【0015】図2は本発明に係る車両の操舵装置の概略
平面図を示し、1はステアリング、2は左右の前輪、3
は左右の後輪、10は上記ステアリング1の操作により
左右の前輪2、2を操舵する前輪操舵装置、20は該前
輪操舵装置10による前輪2、2の転舵に応じて左右の
後輪3、3を操舵する操舵手段としての後輪操舵装置で
ある。
平面図を示し、1はステアリング、2は左右の前輪、3
は左右の後輪、10は上記ステアリング1の操作により
左右の前輪2、2を操舵する前輪操舵装置、20は該前
輪操舵装置10による前輪2、2の転舵に応じて左右の
後輪3、3を操舵する操舵手段としての後輪操舵装置で
ある。
【0016】上記前輪操舵装置10は、車体幅方向に配
置されたリレーロッド11を有し、該ロッド11の両端
部は各々タイロッド12、12及びナックルアーム1
3、13を介して左右の前輪2、2に連結されている。
該リレーロッド11には、ハンドル1の操作に連動して
該リレーロッド11を左右に移動させるラック・アンド
・ピニオン機構14が配置され、ステアリング1の操作
時にその操作量に応じた角度だけ左右の前輪2、2を操
舵する構成である。
置されたリレーロッド11を有し、該ロッド11の両端
部は各々タイロッド12、12及びナックルアーム1
3、13を介して左右の前輪2、2に連結されている。
該リレーロッド11には、ハンドル1の操作に連動して
該リレーロッド11を左右に移動させるラック・アンド
・ピニオン機構14が配置され、ステアリング1の操作
時にその操作量に応じた角度だけ左右の前輪2、2を操
舵する構成である。
【0017】一方、後輪操舵装置20は、上記と同様に
車体幅方向に配置されたリレーロッド21を有し、該ロ
ッド21の両端部は各々タイロッド22、22及びナッ
クルアーム23、23を介して左右の後輪3、3に連結
されている。該リレーロッド21には、該ロッド21を
中立位置に付勢するセンタリングバネ22が配置されて
いると共に、ラック・アンド・ピニオン機構23が配置
され、該機構23には、クラッチ24、減速機構25、
及びモータ26が連携されていて、クラッチ24の締結
時にモータ26の回転駆動によりラック・アンド・ピニ
オン機構23を介してリレーロッド21を車幅方向に移
動させて、後輪3,3をモータ26の回転量に応じた角
度だけ操舵する構成である。
車体幅方向に配置されたリレーロッド21を有し、該ロ
ッド21の両端部は各々タイロッド22、22及びナッ
クルアーム23、23を介して左右の後輪3、3に連結
されている。該リレーロッド21には、該ロッド21を
中立位置に付勢するセンタリングバネ22が配置されて
いると共に、ラック・アンド・ピニオン機構23が配置
され、該機構23には、クラッチ24、減速機構25、
及びモータ26が連携されていて、クラッチ24の締結
時にモータ26の回転駆動によりラック・アンド・ピニ
オン機構23を介してリレーロッド21を車幅方向に移
動させて、後輪3,3をモータ26の回転量に応じた角
度だけ操舵する構成である。
【0018】上記モータ26はコントロールユニット2
9に駆動制御される。該コントロールユニット29は、
図3に示すように、内部に、モータ26により後輪3の
舵角を、車両の状態が推定できる少くとも実際ヨーレイ
ト及び車輪の横滑り角に基いて状態フィードバック制御
(以下、LQG制御という)する状態フィードバック制
御手段としてのLQG制御手段30と、車速感応MAP
制御手段31と、上記LQG制御手段30によるLQG
制御と車速感応MAP制御手段31によるMAP制御と
を選択的に切換える制御切換手段32とを基本的に有す
る。上記車速感応MAP制御手段31は、制御が安定す
るように予め記憶したマップに基いて後輪3の制御すべ
き目標舵角を車速及び前輪操舵角に応じて比較的アンダ
ーステア傾向の強い特性になるように一義的に決定し
て、該目標舵角に後輪3の舵角をモータ26により制御
するものであり、従って、図5に示すように車輪の横滑
り角βに対する車輪のコーナリングフォース特性におい
て、コーナリングフォースの変化が横滑り角βに比例し
ない非線形領域でも制御が安定するものである。
9に駆動制御される。該コントロールユニット29は、
図3に示すように、内部に、モータ26により後輪3の
舵角を、車両の状態が推定できる少くとも実際ヨーレイ
ト及び車輪の横滑り角に基いて状態フィードバック制御
(以下、LQG制御という)する状態フィードバック制
御手段としてのLQG制御手段30と、車速感応MAP
制御手段31と、上記LQG制御手段30によるLQG
制御と車速感応MAP制御手段31によるMAP制御と
を選択的に切換える制御切換手段32とを基本的に有す
る。上記車速感応MAP制御手段31は、制御が安定す
るように予め記憶したマップに基いて後輪3の制御すべ
き目標舵角を車速及び前輪操舵角に応じて比較的アンダ
ーステア傾向の強い特性になるように一義的に決定し
て、該目標舵角に後輪3の舵角をモータ26により制御
するものであり、従って、図5に示すように車輪の横滑
り角βに対する車輪のコーナリングフォース特性におい
て、コーナリングフォースの変化が横滑り角βに比例し
ない非線形領域でも制御が安定するものである。
【0019】また、図3に示すように、上記コントロー
ルユニット29には、車両に作用する横加速度を検出す
る横加速度センサ35と、車両に作用する実際ヨーレイ
トを検出するヨーレイトセンサ36と、後輪3の舵角を
検出する後輪舵角センサ37と、前輪2の操舵角を検出
する操舵角検出手段としての前輪操舵角センサ38と、
車速を検出する車速検出手段としての車速センサ39と
が各々入力される。
ルユニット29には、車両に作用する横加速度を検出す
る横加速度センサ35と、車両に作用する実際ヨーレイ
トを検出するヨーレイトセンサ36と、後輪3の舵角を
検出する後輪舵角センサ37と、前輪2の操舵角を検出
する操舵角検出手段としての前輪操舵角センサ38と、
車速を検出する車速検出手段としての車速センサ39と
が各々入力される。
【0020】次に、上記コントロールユニット29によ
るモータ26の駆動制御を図4の制御フローに従って説
明する。同図において、ステップS1で設定周期毎の制
御タイミングになると、ステップS2で上記各センサ3
6〜39の検出信号に基いて車速Vs、前輪操舵角Fs
tg、後輪舵角Rstg、車両に発生しているヨーレイ
トdψ/dt、及び車両に作用する横加速度Ygの各車
両の運動状態量を計測する。
るモータ26の駆動制御を図4の制御フローに従って説
明する。同図において、ステップS1で設定周期毎の制
御タイミングになると、ステップS2で上記各センサ3
6〜39の検出信号に基いて車速Vs、前輪操舵角Fs
tg、後輪舵角Rstg、車両に発生しているヨーレイ
トdψ/dt、及び車両に作用する横加速度Ygの各車
両の運動状態量を計測する。
【0021】そして、ステップS3において下記式に基
いて車両の制御目標ヨーレイトyrtを算出する。
いて車両の制御目標ヨーレイトyrtを算出する。
【0022】 ここに、Aはスタビリティーファクター、Lは車両のホ
イールベースである。その後は、ステップS4で前輪操
舵角センサ38により検出した前輪操舵角Fstgの前
回値と今回値とに基いて前輪操舵速度dfを下記式より
演算する。
イールベースである。その後は、ステップS4で前輪操
舵角センサ38により検出した前輪操舵角Fstgの前
回値と今回値とに基いて前輪操舵速度dfを下記式より
演算する。
【0023】 df={Fstg(n)−Fstg(n−1)}*k (kは比例定数である) 続いて、ステップS5において、車輪のコーナリングフ
ォースが図5に示す線形領域と非線形領域との境界の車
輪の横滑り角βoを発生させる設定前輪操舵速度dfo
と、実際の前輪操舵速度の絶対値|df|とを比較して
行う。その結果、|df|<dfoの線形領域にある場
合には、ステップS6ないしS11においてLQG制御
における後輪3の舵角制御量RFBを演算する。即ち、
先ずステップS6でオブザーバー(状態観測器)により
車両の状態量及び観測量を演算推定する。ここに、車両
の状態量としては、車両の横滑り角β、後輪の舵角の変
化速度dRstg/dt、前輪のコーナリングフォース
Cff、及び後輪のコーナリングフォースCfrの4種
を推定する。また、車両の観測量としては、上記4種の
推定状態量に、後輪の舵角Rstg、及び車両に作用す
るヨーレイトdψ/dtを加えた6種を演算推定する。
但し、後輪の舵角Rstg及びヨーレイトdψ/dtは
実測値を用いる。ここに、上記車両の状態量及び観測量
の推定は、車両の推定状態量をxob、車両の推定観測
量をyobとして、下記の状態方程式及び出力方程式に
基づく演算によって行うものである。
ォースが図5に示す線形領域と非線形領域との境界の車
輪の横滑り角βoを発生させる設定前輪操舵速度dfo
と、実際の前輪操舵速度の絶対値|df|とを比較して
行う。その結果、|df|<dfoの線形領域にある場
合には、ステップS6ないしS11においてLQG制御
における後輪3の舵角制御量RFBを演算する。即ち、
先ずステップS6でオブザーバー(状態観測器)により
車両の状態量及び観測量を演算推定する。ここに、車両
の状態量としては、車両の横滑り角β、後輪の舵角の変
化速度dRstg/dt、前輪のコーナリングフォース
Cff、及び後輪のコーナリングフォースCfrの4種
を推定する。また、車両の観測量としては、上記4種の
推定状態量に、後輪の舵角Rstg、及び車両に作用す
るヨーレイトdψ/dtを加えた6種を演算推定する。
但し、後輪の舵角Rstg及びヨーレイトdψ/dtは
実測値を用いる。ここに、上記車両の状態量及び観測量
の推定は、車両の推定状態量をxob、車両の推定観測
量をyobとして、下記の状態方程式及び出力方程式に
基づく演算によって行うものである。
【0024】dxob/dt=Aob*xob+Bob
*y+Job*RFB(n−1) yob=Cob*xob+Dob*y ここに、Aob、Bob、Cob、Dob及びJobは
オブザーバーゲイン、RFBはLQG制御量であり、y
は実測ヨーレイトdψ/dt及びLQG制御量RFB値
である。
*y+Job*RFB(n−1) yob=Cob*xob+Dob*y ここに、Aob、Bob、Cob、Dob及びJobは
オブザーバーゲイン、RFBはLQG制御量であり、y
は実測ヨーレイトdψ/dt及びLQG制御量RFB値
である。
【0025】その後は、LQG制御における制御ゲイン
の値を決定することとし、ステップS7では前輪操舵角
の絶対値|fstg|を微小値foと比較すると共に、
ステップS8では車速Vsを高車速値Voと比較して、
|fstg|≧foの大操舵角時、又はVs≦Voの低
車速時には、ステップS9で後述する2つの制御ゲイン
F,FIを適値Fs,FIsに設定する一方、|fst
g|<foの小操舵角時、又はVs>Voの高車速時に
は、ステップS10で2種の制御ゲインF,FIを各々
上記適値Fs,FIsよりも大値の値Fl,FIl(F
s<Fl,FIs<FIl)に設定する。
の値を決定することとし、ステップS7では前輪操舵角
の絶対値|fstg|を微小値foと比較すると共に、
ステップS8では車速Vsを高車速値Voと比較して、
|fstg|≧foの大操舵角時、又はVs≦Voの低
車速時には、ステップS9で後述する2つの制御ゲイン
F,FIを適値Fs,FIsに設定する一方、|fst
g|<foの小操舵角時、又はVs>Voの高車速時に
は、ステップS10で2種の制御ゲインF,FIを各々
上記適値Fs,FIsよりも大値の値Fl,FIl(F
s<Fl,FIs<FIl)に設定する。
【0026】そして、ステップS11でLQG制御量R
FBを演算する。この演算は、先ず実測ヨーレイトdψ
/dtと制御目標ヨーレイトyrtとの偏差(dψ/d
t−yrt)の積分量Sigを式 Sig(n)=Sig(n−1)+(dψ/dt−yr
t) に基いて算出した後、LQG制御量RFBを上記積分値
Sig、推定観測量yob、及び上記2種の制御ゲイン
F,FIを用いて下式 RFB=−F*yob−FI*Sig にて演算する。
FBを演算する。この演算は、先ず実測ヨーレイトdψ
/dtと制御目標ヨーレイトyrtとの偏差(dψ/d
t−yrt)の積分量Sigを式 Sig(n)=Sig(n−1)+(dψ/dt−yr
t) に基いて算出した後、LQG制御量RFBを上記積分値
Sig、推定観測量yob、及び上記2種の制御ゲイン
F,FIを用いて下式 RFB=−F*yob−FI*Sig にて演算する。
【0027】その後は、ステップS12で後輪の舵角制
御量Rを上記ステップS11で演算したLQG制御量R
FBに設定して(R=RFB)、ステップS13でこの
制御量Rでもってモータ26を駆動制御して、左右の後
輪3,3を操舵制御する。
御量Rを上記ステップS11で演算したLQG制御量R
FBに設定して(R=RFB)、ステップS13でこの
制御量Rでもってモータ26を駆動制御して、左右の後
輪3,3を操舵制御する。
【0028】一方、上記ステップS5で|df|≧df
の非線形領域にある場合には、ステップS14で車速感
応MAP制御における後輪3の舵角制御量RMAPを演
算することとして、先ず同ステップに示す車速Vspに
対応するマップ上の比例定数rを算出した後、該算出し
た比例定数rに前輪操舵角fstgを乗算してMAP制
御量RMAPを求める。
の非線形領域にある場合には、ステップS14で車速感
応MAP制御における後輪3の舵角制御量RMAPを演
算することとして、先ず同ステップに示す車速Vspに
対応するマップ上の比例定数rを算出した後、該算出し
た比例定数rに前輪操舵角fstgを乗算してMAP制
御量RMAPを求める。
【0029】その後、ステップS15で後輪の舵角制御
量Rを上記ステップS14で演算したMAP制御量RM
APに設定して(R=RMAP)、ステップS13で上
記制御量R(=RMAP)でもってモータ26を駆動制
御し、左右の後輪3,3を操舵制御する。
量Rを上記ステップS14で演算したMAP制御量RM
APに設定して(R=RMAP)、ステップS13で上
記制御量R(=RMAP)でもってモータ26を駆動制
御し、左右の後輪3,3を操舵制御する。
【0030】よって、上記図4の制御フローにおいて、
ステップS6及びS11により状態フィードバック制御
手段30を構成している。また、ステップS7、S8及
びS10により、前輪操舵角センサ38により検出され
た前輪操舵角|fstg|が設定値fo未満で小さいと
き、及び車速センサ39により検出された車速Vsが設
定値Voを越えて高いときには、上記状態フィードバッ
ク制御手段30の2種の制御ゲインF,FIを適値F
s,FIsよりも大きく補正してFl,FIl(Fs<
Fl,FIs<FIl)に設定するようにしたゲイン補
正手段33を構成している。
ステップS6及びS11により状態フィードバック制御
手段30を構成している。また、ステップS7、S8及
びS10により、前輪操舵角センサ38により検出され
た前輪操舵角|fstg|が設定値fo未満で小さいと
き、及び車速センサ39により検出された車速Vsが設
定値Voを越えて高いときには、上記状態フィードバッ
ク制御手段30の2種の制御ゲインF,FIを適値F
s,FIsよりも大きく補正してFl,FIl(Fs<
Fl,FIs<FIl)に設定するようにしたゲイン補
正手段33を構成している。
【0031】したがって、上記実施例においては、前輪
の操舵速度|df|が設定値dfo未満で遅い(|df
|<dfo)場合には、車輪のコーナリングフォースは
線形領域にあって、後輪3,3の操舵角がLQG制御手
段30によりLQG制御されるので、車両のヨーレイト
は制御目標値yrtに精度良く制御されて、狙い通りの
車両運動特性が得られ、車両の運転性能の向上が図られ
る。
の操舵速度|df|が設定値dfo未満で遅い(|df
|<dfo)場合には、車輪のコーナリングフォースは
線形領域にあって、後輪3,3の操舵角がLQG制御手
段30によりLQG制御されるので、車両のヨーレイト
は制御目標値yrtに精度良く制御されて、狙い通りの
車両運動特性が得られ、車両の運転性能の向上が図られ
る。
【0032】その場合、前輪操舵角|fstg|が設定
値foを越えて大きい車両の旋回時等では、車輪の横滑
り角が図5の非線形領域に近付いて、車両の安定性が低
下し易い状況となるが、この際には、LQG制御の2種
の制御ゲインF,FIが上記所定の適値Fs,FIsに
設定されるので、LQG制御量RFBも適値に設定され
て、車両の状態変化に対して後輪3の操舵角変化率も適
値となって、車両の安定性が良好に確保される。
値foを越えて大きい車両の旋回時等では、車輪の横滑
り角が図5の非線形領域に近付いて、車両の安定性が低
下し易い状況となるが、この際には、LQG制御の2種
の制御ゲインF,FIが上記所定の適値Fs,FIsに
設定されるので、LQG制御量RFBも適値に設定され
て、車両の状態変化に対して後輪3の操舵角変化率も適
値となって、車両の安定性が良好に確保される。
【0033】これに対し、前輪操舵角|fstg|が設
定値fo以下の小さいとき、又は車速Vsが微速値Vo
以上の高速走行時、即ち車両の直進走行時は、LQG制
御の2種の制御ゲインF,FIが上記所定の値Fs,F
Isよりも大値の値Fl,FIlに設定されて、LQG
制御量RFBもそれに応じて大値となるので、車両の状
態変化に対して後輪3の操舵角が素早く応答変化して、
車両の直進走行性が高まることになる。
定値fo以下の小さいとき、又は車速Vsが微速値Vo
以上の高速走行時、即ち車両の直進走行時は、LQG制
御の2種の制御ゲインF,FIが上記所定の値Fs,F
Isよりも大値の値Fl,FIlに設定されて、LQG
制御量RFBもそれに応じて大値となるので、車両の状
態変化に対して後輪3の操舵角が素早く応答変化して、
車両の直進走行性が高まることになる。
【0034】図6は他の実施例を示し、上記実施例では
後輪3,3を後輪操舵装置20を用いて操舵制御したの
に代え、前輪2,2をステアリングとは別途に電気的に
操舵制御するものに適用したものである。
後輪3,3を後輪操舵装置20を用いて操舵制御したの
に代え、前輪2,2をステアリングとは別途に電気的に
操舵制御するものに適用したものである。
【0035】すなわち、図6の操舵装置では、上記図2
に示す後輪操舵装置20を備えず、前輪操舵装置10と
並列に、リレーロッド11に配置したラック・アンド・
ピニオン機構40と、該機構40を駆動するモータ41
とを儲け、該モータ41をコントロールユニット29に
より駆動制御する構成である。その他の構成は、上記実
施例と同様であるが、前輪を操舵する関係上、上記実施
例の後輪操舵で後輪を前輪と逆位相に操舵制御する場合
には本実施例では前輪の操舵角を増す側に操舵制御し、
上記実施例で後輪を同位相に操舵制御する場合には本実
施例では前輪の操舵角を減す側に操舵制御すればよい。
に示す後輪操舵装置20を備えず、前輪操舵装置10と
並列に、リレーロッド11に配置したラック・アンド・
ピニオン機構40と、該機構40を駆動するモータ41
とを儲け、該モータ41をコントロールユニット29に
より駆動制御する構成である。その他の構成は、上記実
施例と同様であるが、前輪を操舵する関係上、上記実施
例の後輪操舵で後輪を前輪と逆位相に操舵制御する場合
には本実施例では前輪の操舵角を増す側に操舵制御し、
上記実施例で後輪を同位相に操舵制御する場合には本実
施例では前輪の操舵角を減す側に操舵制御すればよい。
【0036】尚、以上の説明では、LQG制御におい
て、車両の推定観測量として6種、即ち車両の横滑り角
β、後輪の舵角の変化速度dRstg/dt、前輪及び
後輪ののコーナリングフォースCff、Cfr、後輪の
舵角Rstg、並びに車両に作用するヨーレイトdψ/
dtを用いて車両の状態を正確に観測したが、車両の状
態を観測するには、少くとも車両の実際ヨーレイト及び
車輪の推定横滑り角の2種を観測すれば足りる。
て、車両の推定観測量として6種、即ち車両の横滑り角
β、後輪の舵角の変化速度dRstg/dt、前輪及び
後輪ののコーナリングフォースCff、Cfr、後輪の
舵角Rstg、並びに車両に作用するヨーレイトdψ/
dtを用いて車両の状態を正確に観測したが、車両の状
態を観測するには、少くとも車両の実際ヨーレイト及び
車輪の推定横滑り角の2種を観測すれば足りる。
【図1】請求項1記載の発明のブロック構成図である。
【図2】車両の後輪をも操舵する操舵装置の全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】後輪の操舵制御のブロック構成を示す図であ
る。
る。
【図4】後輪の操舵制御の制御フローを示す図である。
【図5】車輪の横滑り角に対するコーナリングフォース
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【図6】前輪を操舵する操舵装置の全体構成を示す図で
ある。
ある。
1 ステアリング 3 後輪(車輪) 20 後輪操舵装置 26 モータ 29 コントロールユニット 30 LQG制御手段(状態フィードバッ
ク制御手段) 33 ゲイン補正手段 35 横加速度センサ 36 ヨーレイトセンサ 37 後輪舵角センサ 38 前輪操舵角センサ(操舵角検出手
段) 39 車速センサ(車速検出手段)
ク制御手段) 33 ゲイン補正手段 35 横加速度センサ 36 ヨーレイトセンサ 37 後輪舵角センサ 38 前輪操舵角センサ(操舵角検出手
段) 39 車速センサ(車速検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 117:00 137:00
Claims (2)
- 【請求項1】 前輪又は後輪をステアリングとは別途に
操舵する操舵手段と、少くとも車両の実際ヨーレイト及
び車輪の推定横滑り角に基いて前輪又は後輪操舵に対す
る目標制御量を演算し、車両の実際ヨーレイトを制御目
標ヨーレイトに状態フィードバック制御するよう上記操
舵手段を制御する状態フィードバック制御手段と、車両
の前輪操舵角を検出する操舵角検出手段と、該操舵角検
出手段により検出された前輪操舵角が小さいとき、上記
状態フィードバック制御手段の制御ゲインを大きく補正
するゲイン補正手段とを備えたことを特徴とする車両の
操舵装置。 - 【請求項2】 前輪又は後輪をステアリングとは別途に
操舵する操舵手段と、少くとも車両の実際ヨーレイト及
び車輪の推定横滑り角に基いて前輪又は後輪操舵に対す
る目標制御量を演算し、車両の実際ヨーレイトを制御目
標ヨーレイトに状態フィードバック制御するよう上記操
舵手段を制御する状態フィードバック制御手段と、車速
を検出する車速検出手段と、該車速検出手段により検出
された車速が高いとき、上記状態フィードバック制御手
段の制御ゲインを大きく補正するゲイン補正手段とを備
えたことを特徴とする車両の操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23744092A JP3184324B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両の操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23744092A JP3184324B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両の操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206562A true JPH06206562A (ja) | 1994-07-26 |
JP3184324B2 JP3184324B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=17015391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23744092A Expired - Fee Related JP3184324B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両の操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3184324B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815811B1 (ko) * | 2006-12-28 | 2008-03-20 | 주식회사 포스코 | 도금 젖음성 및 밀착성이 우수한 용융아연 도금강판의제조방법 |
WO2022163490A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 株式会社デンソー | 転舵制御装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200486051Y1 (ko) * | 2016-08-04 | 2018-03-27 | 주식회사 엘지생활건강 | 포장상자 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23744092A patent/JP3184324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815811B1 (ko) * | 2006-12-28 | 2008-03-20 | 주식회사 포스코 | 도금 젖음성 및 밀착성이 우수한 용융아연 도금강판의제조방법 |
WO2022163490A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 株式会社デンソー | 転舵制御装置 |
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---|---|
JP3184324B2 (ja) | 2001-07-09 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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