JPH06205969A - 板状体加熱処理用仕切板とそれを用いた加熱方法 - Google Patents
板状体加熱処理用仕切板とそれを用いた加熱方法Info
- Publication number
- JPH06205969A JPH06205969A JP30032692A JP30032692A JPH06205969A JP H06205969 A JPH06205969 A JP H06205969A JP 30032692 A JP30032692 A JP 30032692A JP 30032692 A JP30032692 A JP 30032692A JP H06205969 A JPH06205969 A JP H06205969A
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- Japan
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- heat
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気酸化を必要とするような雰囲気との接触
を必要とする板状物の加熱処理にさいして使用すること
により、多数枚の板状物をその周辺部も中央部もほぼ均
一に雰囲気と接触させながら加熱処理することが可能な
仕切板及び該仕切板を使用した前記板状物の新規な加熱
処理方法の提供。 【構成】 横方向と縦方向に通気性を有する板状物より
なる板状体加熱処理用仕切板及び該仕切板を用いる板状
体の加熱方法。
を必要とする板状物の加熱処理にさいして使用すること
により、多数枚の板状物をその周辺部も中央部もほぼ均
一に雰囲気と接触させながら加熱処理することが可能な
仕切板及び該仕切板を使用した前記板状物の新規な加熱
処理方法の提供。 【構成】 横方向と縦方向に通気性を有する板状物より
なる板状体加熱処理用仕切板及び該仕切板を用いる板状
体の加熱方法。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、空気酸化を必要とするような板
状物を加熱炉中で加熱処理するときに使用する仕切板と
それを用いた板状物の加熱方法に関する。
状物を加熱炉中で加熱処理するときに使用する仕切板と
それを用いた板状物の加熱方法に関する。
【０００２】
【従来技術】フィルム状あるいはシート状のものを空気
酸化のため加熱炉に導入するときは、ループ状に多数懸
垂させることにより長尺のものを表裏共均一かつ効率的
に加熱処理することができるが、板状のものになると適
宜な支持体の上に１枚づつ載せて導入するしかなく、支
持体を多段にするとしても余り効率的ではなく、しかも
面（表面も裏面も）の中央部を周辺部とほぼ均等な程度
に処理することは極めて困難なことであった。
酸化のため加熱炉に導入するときは、ループ状に多数懸
垂させることにより長尺のものを表裏共均一かつ効率的
に加熱処理することができるが、板状のものになると適
宜な支持体の上に１枚づつ載せて導入するしかなく、支
持体を多段にするとしても余り効率的ではなく、しかも
面（表面も裏面も）の中央部を周辺部とほぼ均等な程度
に処理することは極めて困難なことであった。
【０００３】
【目的】本発明の目的は、空気酸化を必要とするような
雰囲気との接触を必要とする板状物の加熱処理にさいし
て使用することにより、多数枚の板状物をその周辺部も
中央部もほぼ均一に雰囲気と接触させながら加熱処理す
ることが可能な仕切板を提供する点にある。本発明の他
の目的は、前記仕切板を使用した前記板状物の新規な加
熱処理方法を提供する点にある。
雰囲気との接触を必要とする板状物の加熱処理にさいし
て使用することにより、多数枚の板状物をその周辺部も
中央部もほぼ均一に雰囲気と接触させながら加熱処理す
ることが可能な仕切板を提供する点にある。本発明の他
の目的は、前記仕切板を使用した前記板状物の新規な加
熱処理方法を提供する点にある。
【０００４】
【構成】本発明の第一は、横方向と縦方向に通気性を有
する板状物よりなる板状体加熱処理用仕切板に関する。
本発明の第二は、加熱処理が必要な板状体と請求項１ま
たは２記載の板状体加熱処理用仕切板とを交互に積み重
ねて加熱炉に入れ、全体を加熱することを特徴とする板
状体の加熱方法に関する。
する板状物よりなる板状体加熱処理用仕切板に関する。
本発明の第二は、加熱処理が必要な板状体と請求項１ま
たは２記載の板状体加熱処理用仕切板とを交互に積み重
ねて加熱炉に入れ、全体を加熱することを特徴とする板
状体の加熱方法に関する。
【０００５】横方向に通気性を有する板状物としては、
ダンボール、連続気泡体、不織マットなどを例示するこ
とができるが、これらのうち、ダンボールは縦方向には
ほとんど通気性をもたないので、縦方向には穿孔して多
数の孔をあけ通気性を確保する。連続気泡体や不織マッ
トは縦横に通気性を有するから、縦方向には必ずしも穿
孔を要さないが、穿孔したものであっても何等支障はな
い。とくに、ダンボールは横方向の通気性がコールゲー
ト状構造により充分確保されており、かつ軽量、安価で
あるので、これに縦方向に１ｍｍ〜数十ｍｍの孔を多数
設けたものが最も好ましい。このような構造の仕切板と
被処理用の板状体とを交互に多数積み重ねても、仕切板
の横方向の通気孔を経由して縦方向の通気孔を通った雰
囲気ガスは、被処理用の板状体表裏両面に充分供給され
るので、例えば、リノリウム板の酸化処理が効率よくか
つ均一に達成することができるのである。横方向の全面
積に対する孔の面積の割合は少なくとも１０％以上、好
ましくは２０％以上、とくに好ましくは４０％以上であ
り、縦方向の全断面積に対する孔の面積の割合は少なく
とも０．２％以上、好ましくは１％以上、とくに好まし
くは５％以上である。
ダンボール、連続気泡体、不織マットなどを例示するこ
とができるが、これらのうち、ダンボールは縦方向には
ほとんど通気性をもたないので、縦方向には穿孔して多
数の孔をあけ通気性を確保する。連続気泡体や不織マッ
トは縦横に通気性を有するから、縦方向には必ずしも穿
孔を要さないが、穿孔したものであっても何等支障はな
い。とくに、ダンボールは横方向の通気性がコールゲー
ト状構造により充分確保されており、かつ軽量、安価で
あるので、これに縦方向に１ｍｍ〜数十ｍｍの孔を多数
設けたものが最も好ましい。このような構造の仕切板と
被処理用の板状体とを交互に多数積み重ねても、仕切板
の横方向の通気孔を経由して縦方向の通気孔を通った雰
囲気ガスは、被処理用の板状体表裏両面に充分供給され
るので、例えば、リノリウム板の酸化処理が効率よくか
つ均一に達成することができるのである。横方向の全面
積に対する孔の面積の割合は少なくとも１０％以上、好
ましくは２０％以上、とくに好ましくは４０％以上であ
り、縦方向の全断面積に対する孔の面積の割合は少なく
とも０．２％以上、好ましくは１％以上、とくに好まし
くは５％以上である。
【０００６】前記板状体加熱処理用仕切板の表面には離
型剤層を形成することが好ましい。離型剤としてはシリ
コーン系あるいは弗素樹脂系など任意のものを選択して
使用することができる。これらの具体例としては、ジメ
チルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイ
ルなどのシリコーンオイル、シリコーンワニス、シリコ
ーンゴム、ポリテトラフルオロエチレンなどを例示する
ことができる。
型剤層を形成することが好ましい。離型剤としてはシリ
コーン系あるいは弗素樹脂系など任意のものを選択して
使用することができる。これらの具体例としては、ジメ
チルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイ
ルなどのシリコーンオイル、シリコーンワニス、シリコ
ーンゴム、ポリテトラフルオロエチレンなどを例示する
ことができる。
【０００７】
【実施例】クラフトパルプから得られた２２０ｇ／ｍ2
のクラフト紙を表裏に使用し、１２０ｇ／ｍ2のボール
紙を用いたコールゲート部をサンドイッチすることによ
り得られたダンボールに、縦方向に直径２ｍｍの孔を無
数にあけた後、孔をふさがないように表裏両面にシリコ
ーンオイルを塗布し、所定の寸法に裁断した。このよう
にして板状体加熱処理用仕切板が得られた。この仕切板
とまだ酸化処理が済んでいないリノリウム板とを交互に
２０枚積み重ね、１３０℃で８時間酸化のための加熱処
理を行った。各リノリウム板の酸化状態は極めて良好で
あった。前記ダンボール製の仕切板は１０回の繰り返し
使用が可能であった。
のクラフト紙を表裏に使用し、１２０ｇ／ｍ2のボール
紙を用いたコールゲート部をサンドイッチすることによ
り得られたダンボールに、縦方向に直径２ｍｍの孔を無
数にあけた後、孔をふさがないように表裏両面にシリコ
ーンオイルを塗布し、所定の寸法に裁断した。このよう
にして板状体加熱処理用仕切板が得られた。この仕切板
とまだ酸化処理が済んでいないリノリウム板とを交互に
２０枚積み重ね、１３０℃で８時間酸化のための加熱処
理を行った。各リノリウム板の酸化状態は極めて良好で
あった。前記ダンボール製の仕切板は１０回の繰り返し
使用が可能であった。
【０００８】
（１）板状体を多数枚１度に加熱処理することができ
た。 （２）板状体の表裏を均一に加熱処理することができ
た。 （３）仕切板は軽量であるから、取扱いが容易である。
た。 （２）板状体の表裏を均一に加熱処理することができ
た。 （３）仕切板は軽量であるから、取扱いが容易である。
Claims (3)
- 【請求項１】 横方向と縦方向に通気性を有する板状物
よりなる板状体加熱処理用仕切板。 - 【請求項２】 表面に離型剤層を有する請求項１記載の
板状体加熱処理用仕切板。 - 【請求項３】 加熱処理が必要な板状体と請求項１また
は２記載の板状体加熱処理用仕切板とを交互に積み重ね
て加熱炉に入れ、全体を加熱することを特徴とする板状
体の加熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30032692A JPH06205969A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 板状体加熱処理用仕切板とそれを用いた加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30032692A JPH06205969A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 板状体加熱処理用仕切板とそれを用いた加熱方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06205969A true JPH06205969A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=17883430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30032692A Pending JPH06205969A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 板状体加熱処理用仕切板とそれを用いた加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06205969A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6900221B1 (en) | 1999-11-11 | 2005-05-31 | Osi Pharmaceuticals, Inc. | Stable polymorph on N-(3-ethynylphenyl)-6, 7-bis (2methoxyethoxy)-4-quinazolinamine hydrochloride, methods of production, and pharmaceutical uses thereof |
| US7521456B2 (en) | 1998-04-29 | 2009-04-21 | Osi Pharmaceuticals, Inc. | N-(3-ethynylphenyl)-6,7-bis(2-methoxyethoxy)-4-quinazolinamine mesylate anhydrate and monohydrate |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP30032692A patent/JPH06205969A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7521456B2 (en) | 1998-04-29 | 2009-04-21 | Osi Pharmaceuticals, Inc. | N-(3-ethynylphenyl)-6,7-bis(2-methoxyethoxy)-4-quinazolinamine mesylate anhydrate and monohydrate |
| US6900221B1 (en) | 1999-11-11 | 2005-05-31 | Osi Pharmaceuticals, Inc. | Stable polymorph on N-(3-ethynylphenyl)-6, 7-bis (2methoxyethoxy)-4-quinazolinamine hydrochloride, methods of production, and pharmaceutical uses thereof |
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