JPH06205478A - 交換接続の設立方法及び装置 - Google Patents

交換接続の設立方法及び装置

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JPH06205478A
JPH06205478A JP5283837A JP28383793A JPH06205478A JP H06205478 A JPH06205478 A JP H06205478A JP 5283837 A JP5283837 A JP 5283837A JP 28383793 A JP28383793 A JP 28383793A JP H06205478 A JPH06205478 A JP H06205478A
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率のよい多レート交換接続の設立方法及び
装置を提供する。 【構成】 データレート階層のにおける接続の設立を行
う時間−空間−時間交換(スイッチング)ネットワ−ク
100において、パス探索配置が与えられた帯域幅の交
換接続を異なるサイズのより小さい帯域幅の複数の接続
の集合体として設立する。接続は最初に、与えられた帯
域幅をできるだけ満足するように階層内の最高レートで
検出される。次に、残りの、満足されていない帯域幅を
満足するようにより低いレートで接続が検出される。パ
ス探索にはネットワ−クの各時間交換素子について、レ
ート階層に対応する状態表階層が用いられる。状態表
は、状態表の対応するレートの帯域幅を表すタイムスロ
ット(TS)の、ネットワ−クの時間交換素子と空間交
換ステージとの間での利用可能性を定義するエントリを
有する。利用可能性のサーチにエントリの階層的サーチ
の手法を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気通信交換に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
【0003】近年、広帯域通信の移送(トランスポー
ト)についての基準化が進展してきている。このなかに
は、「同期光ネットワ−ク」(SONET)及び類似の
「同期ディジタル階層」(SDH)の基準がある。SO
NET及びSDHに基づく同期移送設備において予想さ
れる成長発展によって、より効率的な同期交換構造のア
ーキテクチャの必要性に対する要求が支援される。
【0004】モジュラーバイトをインタリーブしたSO
NETの構造は、同期移送信号レベル1(STS−1)
フォーマットに基づいており、オーバヘッドとペイロー
ドとを合わせたレートは51.840Mb(メガビッ
ト)/s になる。STS−1フレ−ムは、90コラム
x9列のバイト、すなわち810バイトから構成され、
フレ−ムレートは125μsである。
【0005】フレ−ムの最初の3コラムは、トランスポ
ート・オーバヘッド(TOH)専用で、残りの87コラ
ムは、うちパス・オーバヘッド(POH)専用の1コラ
ムを含みペイロード搬送用である。これらペイロード用
の87コラムは、同期ペイロード・エンベロープ(SP
E)を構成する。しかし、SPEはフレ−ム境界線を越
えることができ、移送設備の半同期特性に合わせるよう
に1個以上の隣接するフレ−ムのペイロード搬送部分の
どこへでも浮動することが許される。
【0006】STS−1レートより低いレートの切り換
えについては、交換装置(スイッチ)は、パス・オーバ
ヘッドがトランスポート・オーバヘッドに続く最初のコ
ラムに位置を整合されているものと仮定して動作を行
う。
【0007】スーパSTS−1信号(STS−N)が、
N個の連続STS−1信号をバイト多重化することによ
って形成され、結果として得られる帯域幅は、STS−
1レートの帯域幅のN倍である。反対に、サブSTS−
1信号は、仮想支流(VT)内を移送される。仮想支流
については現在、4種類の大きさ(サイズ)が定義され
ている。すなわち、VT1.5(1.728Mb/s)、
VT2(2.304Mb/s)、VT3(3.456M
b/s)、及びVT6(6.912Mb/s)である。
【0008】VTを混合状態で受け入れられるように、
VT構造のSTS−1の同期ペイロード・エンベロープ
は、7種類のVTグループに分割される。これらのVT
グループは各々、9列からなるフレ−ム構造の12コラ
ムを占め、このうち2コラムは不使用状態とされる(ス
タッフコラムと称する)。1つのVTグループには、4
個のVT1.5、 3個のVT2、2個のVT3、又は1
個のVT6を含む。スーパSTS及びサブSTS信号は
いずれも125μsのフレ−ムレートを保持する。
【0009】図2に、図示例としてSTS−12フレ−
ムの構成を3次元で表現した説明図を示す。図中、12
個のSTS−1を表す12個の垂直平面があり、各垂直
平面は、90コラムと9列とからなり、合計バイト数は
9720バイトである。垂直コラムについては、グルー
プ分けして仮想支流(VT)を形成する。例えば、図2
の、等間隔に位置する4個のコラムは、位置#3にある
VT2を表す。
【0010】VT2は図示のように等間隔の4個のコラ
ムを必要とするが、VT1.5 では3個、VT3では6
個、VT6では12個の等間隔のコラムをそれぞれ必要
とする。最後に、DS−0は64Kb(キロビット)/
sのレートに対応し、1個の列及びコラム内の単一バイ
トで表される。STS−1当り最大774個のDS−0
があり、そのうちのいくつかは、更に別のオーバヘッド
機能に用いられる。トラフィック・トランスポートには
756個のDS−0が利用可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】STS−Nフレ−ムを
構成する3個のサブレート、すなわちSTS−1、V
T、及びDS−0、は、各々が3個のサブレートのうち
の1個に専用となる3個の別個の交換構造を用い、互い
に無関係に独立させて切り換えを行ってもよい。しかし
この方法では、用いられる装置の数の面で効率が悪い。
【0012】すなわち、サブレートを分離するために交
換構造の入力部でデマルチプレクサを必要とし、各サブ
レートに別個の交換構造を要し、切り換えられたサブレ
ートを結合してSTS−Nフレ−ムに戻すために交換構
造の出力部でマルチプレクサを必要とする。したがっ
て、全てのサブレートに対して単一の交換構造を用いる
ことが好ましい。
【0013】1個のSTS−Nフォーマット内で多数の
レートを切り換え可能な交換構造が得られたとしても、
更に、このような交換構造を通して多レートの呼を効率
よくセットアップするという問題がある。対応策の1つ
としては、与えられた帯域幅の呼を多数のDS−0呼と
して取り扱う方法がある。この方法は柔軟性のある方策
ではあるが、パス探索とパスセットアップとを各DS−
0呼について個々に行わなければならないという欠点が
ある。
【0014】例えば、単一のSTS−1呼に対して、8
10回もの別個のパス探索と制御メモリセットアップと
を必要とする。このことは、パス探索に要する時間量と
個々のパスのセットアップに要する制御通信数との両方
の面で効率が悪い。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、本発明の
原理に基づく、以下に述べる方法によって解決され、技
術的進歩が得られる。この方法は、与えられた帯域幅の
うちの或る部分を、好ましくは与えられた帯域幅のうち
のできるだけ多くの部分を満足するように、データレー
ト階層のうちの或る1個の高データレートにおいて接続
が得られるような多データレートネットワ−クを通して
この与えられた帯域幅の交換接続を設立する方法であ
る。このように、与えられた帯域幅のうちのできるだけ
多くの部分を満足することによって、パス探索と制御通
信の所要数を最小にすることができる。
【0016】又、与えられた帯域幅のうちの他の部分、
すなわち残りの、満足されていない帯域幅部分を満足す
るように、このデータレート階層のうちの、より低いデ
ータレートにおいても、接続が設立される。すなわち、
この与えられた帯域幅の接続は異なる大きさ(サイズ)
の、より小さい帯域幅の複数の交換接続の集合体として
設立される。
【0017】例示すれば、与えられた帯域幅は、上記高
データレートにおける接続に分割され、次いで、この帯
域幅のうちの残りの部分が上記より低いデータレートに
おける接続に分割される。そして、上記高データレート
における接続の設立が企図される。このデータレートの
アイドル接続が利用不可能なために設立に不成功となっ
た高データレート接続の帯域幅は、上記より低いデータ
レートにおける接続に追加分割される。
【0018】本発明の一実施例によれば、交換ネットワ
−クは、時間ー空間ー時間ネットワ−クのような3段ネ
ットワ−クであり、交換ネットワ−クの個々の入力交換
素子の各々と個々の出力交換素子の各々とに対する状態
表階層が記憶される。
【0019】状態表は、各々がその対応するデータレー
トの帯域幅を有し且つその対応する個々の入力または出
力交換素子を前記交換ネットワ−クの中間の交換ステー
ジに接続するタイムスロット、の利用可能性を定義する
エントリを有する。状態表階層は、データレート階層に
対応し、上記の利用可能性を、完全に利用可能(空き、
すなわちアイドル)、部分的に利用可能(部分的にアイ
ドル)、又は利用不可能(完全使用中)として定義す
る。
【0020】高データレートにおける接続は、中間の交
換ステージ全体にわたっての高データレート状態表内
で、すなわちこの接続に関係する入力及び出力交換素子
と中間の交換ステージとの間のインタフェ−ス(以下簡
単に、入力及び出力交換素子に対する状態表、という)
について、マッチングするアイドルエントリ(アイドル
状態を定義するエントリ)を検出することによって設立
される。
【0021】より低いデータレートにおける接続は、入
力及び出力交換素子に対する高データレート状態表内で
少なくとも部分的な利用可能性を定義する、マッチング
するエントリを検出することと、それに続く、対応する
より低いデータレート状態表内でマッチングするアイド
ルエントリを検出することとにより設立される。
【0022】非阻止性能を最大にするために、より低い
データレート接続についての階層的探索に続いて、パス
探索が行われる。これは、まず入力及び出力交換素子に
対する高データレート状態表内でマッチングする部分的
エントリ(部分的な利用可能性を定義するエントリ)を
検出することによって実行される。
【0023】もし高データレート状態表内で十分な部分
的エントリが検出できない場合、又はもし対応するより
低いデータレート状態表内で十分なアイドルエントリが
検出できない場合は、入力及び出力交換素子に対する高
データレート状態表内で対応する部分的/アイドルエン
トリ及びアイドル/部分的エントリを検出することと、
対応するより低いデータレート状態表内でマッチングす
るアイドルエントリを再び検出することとによって、よ
り低いデータレート接続が更に設立される。
【0024】最後に、残りのより低いデータレート接続
が、入力及び出力交換素子に対する高データレート状態
表内で対応するアイドルエントリを検出することと、対
応するより低いデータレート状態表内でマッチングする
アイドルエントリを検出することとによって、設立され
る。このようにして、阻止状態を防止するために、最後
の手段として高データレートにおける他の接続に対し
て、高データレートでのアイドルエントリが利用不可能
にされる。
【0025】もしデータレート階層が中間データレート
を含む場合、可能最高データレートの接続による使用の
ために状態表階層の各レベルにおいて帯域幅のアイドル
部分を保留できるように、可能な限り、状態表階層の各
レベルにおいてこの階層的探求が行われる。したがっ
て、与えられた帯域幅の接続の設立に際して、最適なサ
イズよりも小さい接続を最適値よりも大きな数で集めた
集合体とする必要の生じるような、アイドル帯域幅の小
さな断片への分断の発生する事態は最小限に抑えられ
る。
【0026】具体的な実施例においては、3段交換ネッ
トワ−クによって、3種類の形式のデータレート、すな
わちSTS−1、VT、及びDS−0における接続が設
立される。これに加えて、中間のデータレート形式は、
VT1.5、VT2、VT3、又はVT6レートのうち
の1個以上のレートからなる。
【0027】状態表階層の状態表は、STS−1、V
T、及びDS−0のデータレートに対応し、これらST
S−1、及びVTのデータレートについて利用可能性
を、完全使用中、部分的、又はアイドルとして定義し、
する。DS−0のデータレートについては、利用可能性
を使用中(ビジー)又はアイドルとして定義する。
【0028】STS−1接続が要求される場合、マッチ
ングするアイドルエントリは、このSTS−1接続に用
いられるべき入力及び出力交換素子についてのSTS−
1状態表内で検出される。マッチングするアイドルエン
トリによって表されるタイムスロットは、STS−1接
続に割り当てられる。マッチングするアイドルエントリ
が検出されない場合、STS−1接続を複数のVT接続
として完成することが企図される。
【0029】独自のデータレートのVT接続が要求され
る場合、この独自のデータレートについての、マッチン
グするアイドルエントリは、入力及び出力交換素子につ
いてのVT状態表内で検出される。マッチングするアイ
ドルエントリによって表されるタイムスロットは、この
VT接続に割り当てられるが、この割り当ては、もしこ
のような割り当てがこのVT接続の阻止を防止するため
に必要な場合でなければ、割り当ての結果が、前にアイ
ドルだったSTS−1エントリがもはやSTS−1接続
に利用可能ではないということにならないときにのみ行
われる。
【0030】このVT接続に割り当てられるタイムスロ
ットがない場合、このVT接続を複数のDS−0接続と
して完成することが企図される。
【0031】DS−0接続が要求される場合、マッチン
グするアイドルエントリは、入力及び出力交換素子につ
いてのDS−0状態表内で検出される。マッチングする
アイドルエントリによって表されるタイムスロットは、
このDS−0接続に割り当てられるが、この割り当て
は、もしこのような割り当てがこのDS−0接続の阻止
を防止するために必要な場合でなければ、割り当ての結
果が、前にアイドルだったVTエントリがもはやVT接
続に利用可能ではないということにならないときにのみ
行われる。
【0032】本発明によれば、パス探索の所要実行回数
と、与えられた帯域幅を有する望む接続を創造するため
にセットアップを要する接続の数とを最低限に抑えるこ
とができ、しかも他の接続の搬送に利用可能な帯域幅を
無駄にすることがない。そして本発明によれば、望むほ
ぼどのような帯域幅の接続であっても、パス探索及び接
続設立の効率を犠牲にせずに、又帯域幅の維持を犠牲に
せずに、設立することができる。
【0033】更に、本発明においては、利用可能な帯域
幅を最も効率のよい手法で利用し、望む接続を設立する
際に、最適なサイズよりも小さい接続を最適値よりも大
きな数で集めた集合体とする必要の生じるような事態を
最小限に抑えられるように、アイドル帯域幅の断片化を
避けている。しかも同時に、望む接続の構成に柔軟性を
有するので、利用可能な帯域幅を断片化するブロックの
サイズ及び数に関係なく、その与えられた帯域幅が利用
可能な限り、望む接続を設立することが可能である。
【0034】以下、図面に基づく実施例の詳細説明によ
り、本発明についての上記及びその他の利点及び特長を
明らかにする。
【0035】
【実施例】図1は、本発明に基づく一事例としてのSO
NET(同期光ネットワ−ク)交換システム100のブ
ロック図である。このシステム100は、時間ー空間ー
時間(T−S−T)形式のものであり、64個の入力T
S入替え装置(TSI)131が、弾性記憶装置121
とそのリンク161とを介してシステム入力リンク11
1に接続される。
【0036】又、中央の64×64時間多重交換装置
(TMS)120が入力TS入替え装置131の出力リ
ンク171に接続され、64個の出力TS入替え装置
(TSI)141が、時間多重交換装置出力リンクでも
ある入力リンク181とシステム出力リンク151とに
接続される。
【0037】入力TS入替え装置131は各々、弾性記
憶装置121によって整合された後にそれぞれの入力リ
ンク161上を入来する9720バイトのSONET
STS−12フレ−ム(図2)を受け入れる。中央の制
御処理装置110がシステム100を制御し、特に、こ
のシステムを通してパス探索を行い、パス探索の結果に
基づき種々の交換素子(TS入替え装置、時間多重交換
装置)を制御する。
【0038】N×N交換構造においては、「阻止閉塞
(ブロッキング)が厳密に不発生」の作動状態を得るに
は交換構造を通して2N個のパスが必要であることが技
術的によく知られている。又、T−S−T交換構造を通
してこの2N個のパスを得るために、T−S−Tステー
ジを重複させ、2個の同じ交換構造を並行して作動させ
ることも技術的に周知である。本説明においてはこの重
複構造を仮定するが、説明が不必要に複雑になるのを避
けるため、図1には示してない。
【0039】前に述べたように、図2はSONET S
TS−12フレ−ムのマップである。これに含まれる1
2個のSTS−12フレ−ムの各々の90個のコラムに
は、4個のオーバヘッドコラム(コラム0〜3)と2個
のスタッフコラム(コラム32および61)とが含まれ
る。図2は更に、単一のVT2仮想支流に用いられる4
個のコラムをも示す。
【0040】これら4個のコラムは、21個のコラム
(スタッフコラムを除く)による均一な間隔で配置され
ている。他の仮想支流レート VT1.5、VT3、VT
6もこのフォーマット内に収容される。1個の単一のD
S−0(64kb/s)チャンネルは、STS−12フ
レ−ムの単一バイトを表す。
【0041】図2において、9720バイトからなる単
一の125μsのフレ−ムが、図中右側に示すような伝
送順序(1−2−3)で3次元に示されていることに注
意されたい。
【0042】すなわち、12個のSTS−1フレ−ム
が、バイト毎にインタリーブする手法で伝送される。各
STS−1フレ−ムの同じ列で同じコラムのの1バイト
が順次に伝送され、これに各STS−1フレ−ムの同じ
列で次のコラムの1バイトが続く。各STS−1フレ−
ムの或る列の各コラムの1バイトが伝送され終ると、伝
送は各STS−1フレ−ムの次の列の最初のコラムに進
み、以下このプロセスを繰り返す。
【0043】図1に戻って、各入力TS入替え装置13
1は、弾性記憶装置121から受信されたSTS−12
フレ−ムの9720個のバイト、すなわちタイムスロッ
トのうちの任意のタイムスロットを時間多重交換装置1
20への時間多重リンク上の別の任意のバイト、すなわ
ちタイムスロットへ切り換える能力を有する。タイムス
ロットの入れ替えは全て、個々のSTS−12フレ−ム
の境界以内で行われる。各出力TS入替え装置も同様の
能力を有する。
【0044】SONET STS−12のフォーマット
は、内部伝送のために各8バイトに1個の奇偶検査ビッ
ト(パリティビット)が付け加えられるほかは、システ
ム100内で内部的に維持される。
【0045】図3に、図1の入力又は出力TS入替え装
置131又は141の第1の実施例を示す。図示のよう
に、TS入替え装置131又は141は、3個のデータ
バッファメモリ301〜303を有する。これらのデー
タバッファメモリ301〜303は各々、ダブルバッフ
ァ付きで、2個のバッファ311、312を有し、一方
のバッファに対して書き込みが行われる間に他方のバッ
ファに対して読み出しが行われる。これら2個のバッフ
ァの書き込みと読み出しは時間によって入れ替わる。
【0046】各データバッファメモリ301〜303
は、そのデータ入力部をそのTS入替え装置の入力リン
ク161又は181に接続されて、各入STS−12フ
レ−ムの全バイトを受信する。個々のTS入替え装置の
3個のデータバッファメモリ301〜303のデータ出
力は、選択装置304の入力部に接続され、選択装置3
04の出力は、TS入替え装置の出力リンク171又は
システム出力リンク151に接続される。
【0047】どの時点においても、1個のTS入替え装
置の3個のデータバッファメモリ301〜303ののう
ちのどれか1個が選択装置304によってそのTS入替
え装置の出力として選択される。各TS入替え装置13
1又は141のデータバッファメモリ301〜303及
び選択装置304は、制御メモリ305に制御されて作
動する。
【0048】TS入替え装置131又は141のデータ
バッファメモリ301〜303は各々、異なる1形式の
伝送レートをサポートする。バッファメモリ301はD
S−0レートを、バッファメモリ302はVTレート
を、そしてバッファメモリ303はSTS−1レート
を、それぞれサポートする。レートが異なると異なるバ
ッファ量が必要となり、したがってデータバッファメモ
リ301〜303は各々、異なる深さを有することとな
る。
【0049】例えば、或る特定のDS−0チャンネル
は、STS−12フレ−ムのデータストリーム中に、9
720バイト毎にただ1回だけ現れる。このため、デー
タバッファメモリ301はSTS−12フレ−ム全部を
バッファする必要があり、したがってデータバッファメ
モリ301のバッファ311、312は9720バイト
の深さを有する。
【0050】或る特定のVTチャンネルは、STS−1
2フレ−ムのデータストリーム中に少なくとも12個の
STS−1のうちの1個のSTS−1の各列毎に1回、
すなわち少なくともSTS−12を構成する各水平列面
毎に1回現れる。このためデータバッファメモリ302
はこのような1水平面をバッファする必要がある。
【0051】このような水平面は各々、12個(1個が
各STS−1に対応)×86個(1個がオーバヘッドコ
ラム及びスタッフコラムを除く各コラムに対応)、すな
わち1008個のバイトからなる。したがって、各バッ
ファ311、312は1008バイトの深さを有する。
【0052】最後に、或る特定のSTS−1チャンネル
は、STS−12フレ−ムのデータストリーム中に、各
12番目のバイト毎に現れる。このため、データバッフ
ァメモリ303は1個のSTS−12フレ−ムの12バ
イトをバッファする必要がある。したがって、各バッフ
ァ311、312は12バイトの深さとなる。
【0053】理解し易くするために、制御メモリ305
に制御されて作動するデータバッファメモリ301を、
9720バイトのフレ−ム(図2中、STS−12又は
DS−0フレ−ム30として示す)に対するTS入替え
装置131又は141を実現するメモリと考える。
【0054】又、データバッファメモリ302を、10
08バイトのフレ−ム(図2中、VTフレ−ム40とし
て示す)に対するTS入替え装置131又は141を実
現するメモリと考え、更に、データバッファメモリ30
3を、12バイトのフレ−ム(図2中、STSフレ−ム
50として示す)に対するTS入替え装置131又は1
41を実現するメモリと考える。
【0055】完全STS−12スーパフレ−ムのレート
が125μsであるので、データバッファメモリ301
の、DS−0レートのトラフィックに対するバッファ動
作による遅れ(バッファ遅れ)は、125μsである
が、データバッファメモリ302により生じるVKレー
トのトラフィックに対するバッファ遅れは、わずか1/
9.125μs に過ぎない。
【0056】又データバッファメモリ303により生じ
るSTS−1レートのトラフィックに対するバッファ遅
れは、わずか1/810.125μs に過ぎない。これ
は、全てのトラフィックレートに対して、完全フレ−ム
についてのレートの遅れが少なくとも125μsある従
来のバッファ遅れに対して顕著な改善となる。
【0057】上記の例では9720個のタイムスロット
を有するSTS−12フレ−ムをSTS−1、VT、及
びDS−0フレ−ムからなるスーパフレ−ムとして説明
したが、これと同等な別の用語法によりSTS−12を
フレ−ムと呼び、STS−1、VT、及びDS−0をサ
ブフレ−ムと呼ぶこともできる。説明を分かりやすくす
るために、以下、STS−12、STS−1、VT、D
S−0を全て単に、フレ−ムと呼ぶこととする。
【0058】図4〜図6は集合体として、図3のTS入
替え装置131又は141の第1の実現例の回路図を構
成する。図4の部分は、制御メモリ305のアドレス生
成装置として作動する種々のフレ−ムバイト(すなわち
タイムスロット)カウンタを示す。入力TS入替え装置
131によって受信されるバイトは、8個のビットから
なるが、内部のタイムスロットは更に9番目として付加
されるパリティビットからなる。
【0059】これに基づき、9ビットからなるバイトク
ロックCLK/9信号回線520が4個のタイムスロッ
ト(TS)カウンタの駆動に用いられる。これら4個の
カウンタは、モジューロ(MOD−)12カウンタ50
1、MOD−90カウンタ502、MOD−1008カ
ウンタ506、及びMOD−9720カウンタ511か
らなる。これらのカウンタは、各STS−12又はDS
−0フレ−ム30の終端でFRM信号回線521からの
信号によってリセットされる。
【0060】MOD−12カウンタ501は、4ビット
のSTS ADDRESS信号を生成し、カウントがそ
の終端カウントに達すると、STSフレ−ム50の終端
においてフリップフロップ504をトグルさせ且つMO
D−90カウンタ502を使用可能化するための終端カ
ウント(TC)信号を生成する。フリップフロップ50
4はこの信号に応答してSTS_FRM信号を生成す
る。
【0061】上記に基づき、MOD−90カウンタ50
2は、STS−1フレ−ムフォーマット(図2)の90
個のコラムをカウントし、対応するCOL信号を生成す
る。カウントが終端カウントに達すると、MOD−90
カウンタ502は終端カウント信号をも生成する。MO
D−12カウンタ501とMOD−90カウンタ502
との両方のからの終端カウント信号出力は、論理積(A
ND)ゲ−ト503の入力部に接続される。
【0062】そして、MOD−12カウンタ501とM
OD−90カウンタ502との両方が終端カウントに達
すると、ANDゲ−ト503はVTフレ−ムの終端を表
示するためのVT_FRM_END信号を生成し、又、
フリップフロップ505をトグルさせてVT_FRM信
号を生成せしめる。
【0063】VT_FRM_END信号は、MOD−1
008カウンタ506をリセットするために用いられ
る。COL信号は、3個の比較器507、508、50
9の各々の入力部に送信され、これら比較器の出力は、
≦3、=32、又は=61のコラムについて、否定和
(NOR)ゲ−ト510を介してMOD−1008カウ
ンタ506を有効に使用不能化する。これによって、オ
ーバヘッド及びスタッフのコラムがVTフレ−ム40の
部分としてカウントされないことになる。
【0064】MOD−1008カウンタ506は、10
ビットのVT_ADDRESS信号を生成する。MOD
−9720カウンタ511は、14ビットのDS−0
ADDRESS信号を生成し、カウントが終端カウント
に達すると、DS−0フレ−ム30の終端において、フ
リップフロップ512をトグルさせるための終端カウン
ト(TC)信号を生成する。フリップフロップ512は
この信号に応答してDS0_FRM信号を生成する。
【0065】図5は、図3のTS入替え装置131又は
141の第1の実現例の回路図のうち、制御処理装置1
10によって行われたパス探索の結果として供給された
情報から、TS入替え装置131又は141の制御メモ
リ305に記憶するための制御データを生成する回路部
分の回路図である。この制御情報は、入STS−12フ
レ−ムのどの入タイムスロットを対応する出STS−1
2フレ−ムのどの出タイムスロットへ切り換えるべきか
を指定する。
【0066】システム100が3種類の形式のレートの
接続(すなわち、STS−1、VT、及びDS−0接
続)を設立するように構成されており且つ各形式が自己
独自のフレ−ムサイズ(すなわち、それぞれSTSフレ
−ム50、VTフレ−ム40、及びDS−0フレ−ム3
0)を有するものとして扱うので、制御回路は、どのタ
イムスロットがこれら3形式のフレ−ム30、40、5
0のどれに属するかを区別できなければならない。
【0067】この区別を行う手段としては少なくとも2
種類の方法がある。その一方は、3形式のフレ−ムの全
てについて同じ一連のタイムスロットに同じ順序番号を
付けるが、各番号にはそれがどの形式のフレ−ムのもの
かを表示する表示子(例えば、別々の番号)を付随させ
る方法である。他方は、異なるフレ−ム形式のタイムス
ロットに異なる番号範囲からの番号を付け、番号範囲に
よってそれがどの形式のフレ−ムのものかが表示される
ようにする方法である。図5〜図7に示す実現例は、こ
の後者の方法を採用している。
【0068】接続の形式(フレ−ムの形式)とその接続
の最初のタイムスロットとの両方を識別するのに用いら
れるタイムスロットコ−ド表を図7に示す。図から判る
ように、VTフレ−ム40のアドレスの1つは、2進値
1110(又は16進値0xE)を有する最上位4桁で
コ−ド化されている。
【0069】又、STSフレ−ム50のアドレスの1つ
は、2進値1111(又は16進値0xF)を有する最
上位4桁でコ−ド化されている。VT又はSTSフレ−
ムについての残りのビットは、その接続の最初のタイム
スロットを定義している。単一のタイムスロットを表す
ものであるDS−0接続は、0から9719までの10
進数でコ−ド化される。
【0070】図5に戻って、制御処理装置110によっ
て選択された或る特定の単一接続を定義する情報が、制
御処理装置110から3個のレジスタ、すなわち入力タ
イムスロット(TS)レジスタ601、出力TSレジス
タ602、及びオフセットレジスタ603に受信され
る。出力TSレジスタ602の内容は、図7のコ−ド表
の取り決めに基づき、TS入替え装置131又は141
の出力部における或る特定のタイムスロットを識別す
る。
【0071】入力TSレジスタ601の内容は、同じく
図7のコ−ド表の取り決めに基づき、出力TSレジスタ
602によって識別された出力タイムスロットへ切り換
えるべき入力タイムスロットを識別する。図5中、入力
TSレジスタ601に付随する回路は、制御メモリ30
5内に記憶すべき制御データを生成する。図5中、出力
TSレジスタ602に付随する回路は、今述べた制御デ
ータを制御メモリ305のどのアドレスに記憶すべきか
を定める。
【0072】制御メモリ305のアドレスは、TS入替
え装置131又は141によって出力されたSTS−1
2フレ−ムの9720個の出力タイムスロットに1対1
で対応する。
【0073】オフセットレジスタ603は、VT形式の
セットアップに必要な、STS−12フレ−ムの一定オ
フセット、すなわちデータ保持コラム間の間隔について
の情報を受信する。例えば、VT2接続に対しては、2
1.12=252(10進値)のオフセット値がオフセ
ットレジスタ603に記憶される。
【0074】他の形式、すなわちVT1.5、 VT3、
及びVT6に対する記憶オフセット値はそれぞれ、33
6、168、84である。非VT接続に対するオフセッ
トレジスタ603の内容は、空白である。好ましくは、
別のレジスタ(図示しない)を追加して、図1に関連し
て説明した重複交換構造のうちの1つを選択する情報を
受信するようにする。
【0075】制御メモリ305の更新はプロセス中に行
われる。通常、制御メモリ305は周期的に読み出しだ
けが行われる。制御メモリ305内の或るデータ語(ワ
ード)を変更する必要のある場合、図5の回路は、制御
メモリ305のそのデータワードが通常読み出されるサ
イクルが来るまで待ち、そこでサイクルを書き込みサイ
クルに変え、新たなデータワードを制御メモリ305に
書き込み、同時にこのデータワードを、制御メモリ30
5から通常に読み出された筈の今や重ね書きされたデー
タワードの代わりに、スロット入替え装置131又は1
41の他の回路に供給する。
【0076】比較器609及び610はそれぞれ、出力
TSレジスタ602内の最上位4桁ビットがVT又はS
TS接続を定義しているかどうかを定める。比較器60
9及び610のそれぞれのVT及びSTS出力は、選択
装置617を制御する。
【0077】もし出力TSレジスタ602の内容が、S
TS接続を定義している場合、出力TSレジスタ602
の最高位4桁ビットが、MOD−12カウンタ501に
よって生成されたSTS ADDRESS(又はADD
R)信号に等しくなる都度、制御メモリ305書き込み
可能化(CM_WE)信号が、選択装置617によって
生成される(この等しくなる状態は、比較器614の出
力によって表示される)。
【0078】もし出力TSレジスタ602の内容がST
S接続を定義している場合(比較器609、610にお
いてマッチングが検出されないことで判る)、出力TS
レジスタ602の14ビットが、MOD−9720カウ
ンタ511によって生成されたDS−0 ADDR信号
に等しくなるときそのタイムスロットの間、制御メモリ
305書き込み可能化(CM_WE)信号が、選択装置
617によって生成される(この等しくなる状態は、比
較器615の出力によって表示される)。
【0079】各STS接続が各STSフレ−ム50の間
に1回発生し各DS−0接続が各DS−0フレ−ム30
の間に1回発生するのに対し、各VT接続は、各VTフ
レ−ム40の間に1回以上発生する。したがって、出力
TSレジスタ602がVT接続を定義する場合、事態は
更に複雑になる。すなわち、或るVT接続に対して、A
NDゲ−ト503の出力のVT_FRM_END信号に
よってセットされ選択装置617の出力のCM_WE信
号によってリセットされるS−Rフリップフロップ61
8が設けられている。
【0080】STS−1の終端になると、フリップフロ
ップ618は、VT_STRT信号を生成する。この信
号は、選択装置611を制御してその出力部へ接続する
ためにその2個の入力のうちの第1の入力を選択するよ
うにさせる信号である。選択装置611の第1の入力は
出力TSレジスタ602の下9桁ビットに接続され、選
択装置611の第2の入力はレジスタ612の出力に接
続される。
【0081】出力TSレジスタ602の内容がVT接続
を定義すると、VTフレ−ム40において最初に発生す
るVT接続が探索されているか又は次に発生するVT接
続が探索されているかにより、出力TSレジスタ612
の内容又は出力TSレジスタ602の最下位9桁ビット
が、選択装置611によって比較器616へ伝送され
る。
【0082】これらのビットが、MOD−1008カウ
ンタ506によって生成されるVTADDR信号と同じ
である場合(比較器616によって表示される)、選択
装置617はCM_WE信号を生成する。選択装置61
1の出力は又、加算器613によってオフセットレジス
タ603の出力に加算され、その和はレジスタ612に
記憶される。
【0083】レジスタ612の内容は、選択装置611
を介して比較器616に伝送され、このVTフレ−ム4
0内の次のVT接続発生の間、CM_WE信号が選択装
置617によって生成される。このプロセスが各VTフ
レ−ム40全てについて繰り返される。
【0084】好ましくは、STS−1のオーバヘッドコ
ラムとスタッフコラムとに対応する出力タイムスロット
の出現の間、図5のNORゲ−ト510によって生成さ
れるVT_DISABLE信号によって比較器616を
使用不能化する。この比較器616の使用不能化によっ
て、MOD−1008カウンタ506が使用不能化され
ている間に比較器616から所定外の誤出力発生の可能
性が低減される。
【0085】前に述べたように、制御メモリ305(図
6)に書き込まれる情報は、入力TSレジスタ601か
ら来る。最上位4桁ビットは、常に直接に制御メモリ3
05に書き込まれる。STS又はDS−0接続の場合、
最下位10桁ビットも直接に制御メモリ305に書き込
まれる。
【0086】しかし、VT接続については、選択装置6
05、加算器607、及びレジスタ606からなる配置
がVT接続のための入力タイムスロット識別子を生成
し、選択装置608を介して制御メモリ305に伝送す
る。これら構成要素605〜607からなるこの配置
は、選択装置605の第1の入力が入力TSレジスタ6
01の最下位10桁ビットに接続されることを除いて
は、構成要素611〜613の配置と同じである。選択
装置608は、選択装置617と同様に、比較器609
のVT出力によって制御される。
【0087】図6は、制御メモリ305によるTS入替
え装置131又は141に対する制御を実現する回路図
である。制御メモリ305の内容は、各STS−12フ
レ−ムに対してTS入替え装置131又は141が行う
べき入力タイムスロットから出力タイムスロットへの割
り当てを表す。
【0088】STS−12又はDS−0フレ−ム30が
9720個のタイムスロットを有するので、制御メモリ
305は9720ワードの深さがある。制御メモリ30
5のワードのアドレスは、図4のMOD−9720カウ
ンタ511によって生成されるDS−0 ADDR信号
によって順番に配列される。
【0089】通常、CM_WE信号回線が表明(アサー
ション)されることはなく、制御メモリ305のワード
はタイムスロット間隔当り1ワードが周期的に読み出さ
れ、これにより、現タイムスロットの間TS入替え装置
の出力として書き込まれるべきデータバッファメモリ3
01〜303のうちの適切なメモリのワードのアドレス
がADDRバス上に供給される。
【0090】CM_WE信号回線がアサーションされた
ことに応答して、制御データのワードが制御メモリ30
5に書き込まれる。このアサーションに応答して、図5
において生成された14ビットアドレスCM_DATA
信号が、ゲ−ト701によってADDRバス上に供給さ
れ、ここから制御メモリ305に書き込まれて、通常制
御メモリ305から読み出されるアドレスの代わりに図
6の他の回路に利用可能にされる。
【0091】前に述べたように、データバッファメモリ
301〜303は各々、STS、VT、及びDS−0の
接続形式のうちの異なる1個の形式に対応して作動す
る。データバッファメモリ301〜303ははダブルバ
ッファ形で、2個のバッファ311、312の各々につ
いて、或る1個の対応するフレ−ム周期の間の書き込み
と、次に対応するフレ−ム周期の間の読み出しとが交互
に行われる。
【0092】リンク161又は181(図1及び図2)
に対応するデータ入力DATA IN回線が、3個のデ
ータバッファメモリ301〜303の全てに接続され、
各入STS−12フレ−ムがこれらのデータバッファメ
モリ301〜303の各々に書き込まれる。各データバ
ッファメモリ301〜303において、DATA IN
回線が、選択装置731〜733のうちの対応する1個
の選択装置を通してバッファ311及び312それぞれ
のデータ入力部に接続される。
【0093】或る与えられた時点においてバッファ31
1又は312のうちのどちらのバッファに書き込みが行
われるかが、各データバッファメモリ301〜303に
おいて、STS_FRM、VT_FRM、及びDS0_
FRM信号によってそれぞれ制御される。これらの信号
によって、選択装置731〜733の出力もそれぞれ制
御される。
【0094】アドレス信号は、データバッファメモリ3
01〜303へ次のようにして伝送される。各データバ
ッファメモリ301〜303において、ADDRバス
が、3対の選択装置704〜705、711〜712、
及び721〜722の各対の一方の選択装置の第1の入
力と他方の選択装置の第2の入力とにそれぞれ接続され
る。
【0095】選択装置704〜705の対の、上記一方
の選択装置の第2の入力と上記他方の選択装置の第1の
入力とは、図4のMOD−12カウンタ501からST
SADDRESS信号回線に接続され、両選択装置は図
4のフリップフロップ504からSTS_FRM信号回
線によって制御される。
【0096】選択装置711〜712の対の、上記一方
の選択装置の第2の入力と上記他方の選択装置の第1の
入力とは、図4のMOD−1008カウンタ506から
VTADDRESS信号回線に接続され、両選択装置は
図4のフリップフロップ505からVT_FRM信号回
線によって制御される。
【0097】そして、選択装置721〜722の対の、
上記一方の選択装置の第2の入力と上記他方の選択装置
の第1の入力とは、図4のMOD−9720カウンタ5
11からDS−0 ADDRESS信号回線に接続さ
れ、両選択装置は図4のフリップフロップ512からD
S0_FRM信号回線によって制御される。
【0098】これら3対の選択装置704〜705、7
11〜712、及び721〜722の各選択装置の出力
は、データバッファメモリ301〜303のうちの対応
するメモリのバッファ311及び312のうちの異なる
1個のバッファののアドレス入力部に接続される。
【0099】ADDRバスは、読み出されるべきデータ
バッファワードのアドレスを供給し、又STS ADD
RESS、VT ADDRESS、及びDS−0 AD
DRESS回線は、DATA IN回線上に入来するデ
ータを書き込まれるべきデータバッファのワードのアド
レスを供給する。そして、STS_FRM、VT_FR
M、及びDS0_FRM信号回線が、どのアドレスをデ
ータバッファメモリ301〜303のどのバッファ31
1、312に供給すべきかを選択する。
【0100】上記したように或る1個の対応するフレ−
ム周期の間、バッファ311、312のうちの一方が書
き込まれ且つ他方が読み出され、次に対応するフレ−ム
周期の間はその逆になるように、アドレスは、各データ
バッファメモリ301〜303の2個のバッファ311
〜312に交互に供給される。
【0101】各データバッファメモリ301〜303の
両バッファ311〜312のデータ出力は、選択装置7
08、715及び725のうちの対応する選択装置のデ
ータ入力部にそれぞれ接続される。これら選択装置の出
力は、選択装置304の入力部に接続される。
【0102】選択装置708、715、及び725は、
ADDRバスを介して制御メモリがアドレスを供給中
の、対応するデータバッファメモリのバッファ311、
312のうちの1個のバッファ、を常に出力として選択
するように、STS_FRM、VT_FRM、及びDS
0_FRM信号回線によってそれぞれ制御される。
【0103】代わって選択装置304は、比較器702
及び703によって生成されたVT_EN及びSTS_
EN信号に制御されてSTS、VT、及びDS−0デー
タメモリの中から選択する。比較器702及び703は
それぞれ、ADDRバス上で制御メモリ305によって
生成されたアドレスの最上位部分における対応する桁の
ビットがVT又はSTS接続を定義しているかどうかを
定める。
【0104】VT、STSいずれの接続も検出されない
場合は、DS−0接続であることを示す。選択装置30
4は、リンク171又は151上の、TS入替え装置1
31又は141からの出力として、データバッファメモ
リ301〜303のうちの、検出された接続形式に対応
する1個のメモリの出力を選択する。
【0105】図4、及び図8〜図9は集合体として、図
3のTS入替え装置131又は141の第2の実現例の
回路図を構成する。前に述べたように、交換システム1
00は、3種類の形式のレートの接続、すなわちチャン
ネルを設立するように構成されているので、TS入替え
装置制御回路は、図2に示すこれら3形式のフレ−ム3
0、40、50のそれぞれのタイムスロットを区別でき
なければならない。
【0106】この区別を行う1つの手法については、図
5〜図6を用いて上に述べた。別の手段として、3形式
のフレ−ムの全てについて同じ一連のタイムスロットに
同じ順序番号を付けるが、各番号にはそれがどの形式の
フレ−ムのものかを表示する表示子(例えば、別々の番
号)を付随させる方法を、図8〜図9を用いて説明す
る。図5を図8と、又図6を図9と対比すれば、これら
が多くの点で同じであることが判る。両図に共通な構成
要素については符号として同じ数字を用いる。以下、両
図の差異についてのみ述べることとする。
【0107】図8においては、図5の比較器609、6
10の代わりに帯域幅形式のレジスタ604が用いられ
る。レジスタ601〜603のように、レジスタ604
には、パス探索の結果として選択された或る特定の接続
を定義する情報が制御処理装置110によってロードさ
れる。レジスタ604の内容は、望む接続の帯域幅を識
別する2個のビットである。図8の残りの部分は、図5
と同一である。
【0108】図9においては、図6の比較器702、7
03の代わりに帯域幅形式のメモリ755が用いられ
て、同じ2ビットの出力を生成する。そのうちの1ビッ
トは、VT_EN信号を表し、残りの1ビットは、ST
S_EN信号を表す。帯域幅形式のメモリ755は、制
御メモリ305と同じ深さであり、DS−0 ADDR
信号によって、制御メモリ305とタンデムに、アドレ
スが順に配列される。
【0109】又、帯域幅形式のメモリ755は、制御メ
モリ305と同様に、CM_WE信号に応答して新たな
データワードの書き込みについて使用可能化される。帯
域幅形式のメモリ755に付随して、ゲ−ト751が設
けられる。このゲ−ト751は、ゲ−ト701が制御メ
モリ305に対して行うのと同等の機能を行い、又帯域
幅形式のメモリ755の更新が、プロセス中で且つ制御
メモリ305と同時点に行われるのを可能にする。
【0110】通常、CM_WE信号回線がアサーション
されることはなく、メモリ305、755は両方共周期
的に読み出しが行われる。CM_WE信号回線がアサー
ションされたことに応答して、制御データのワードが各
メモリ305及び755に書き込まれる。
【0111】このアサーションに応答して、図8の帯域
幅形式のレジスタによって生成された2ビットのVT又
はSTS信号が、ゲ−ト751によってVT_EN、S
TS_EN信号回線上に出力され、ここからメモリ75
5に書き込まれて、通常メモリ755から読み出される
メモリ755のワードの代わりに図9の他の回路に利用
可能にされる。
【0112】図3が、各接続形式について物理的に別個
のデータメモリを有するTS入替え装置実施例を示すの
に対し、図10は、これに代わる実施例として、単一の
物理的メモリ内に実現された、各接続形式について論理
的に別個のデータメモリを有するTS入替え装置131
の第2の実施例を示す。メモリは、最大可能フレ−ム、
すなわちDS0フレ−ム30を収容できるサイズとす
る。したがって、図3のデータバッファメモリ301と
物理的に同一のメモリとなるので、同じ番号301を付
ける。
【0113】メモリ301の最初の12バイトは、図3
のSTSメモリ303と同等のメモリとして作動するの
で、図10においては、STS部分303’と名付け
る。メモリ301の最初の1080バイトは、図3のV
Tメモリ302と機能的に同等のメモリとして作動する
ので、図10においては、VT部分302’と名付け
る。又、メモリ301はその全体が図3のDS0メモリ
301と同等のメモリとして作動するので、図10にお
いては、DS0部分301’と名付ける。
【0114】図3のデータバッファメモリ301〜30
3と同様に、図10のメモリ301は、ダブルバッファ
形で、2個のバッファ311及び312からなる。
【0115】尚、VT部分302’は、図2のVT30
2に対する1008バイトと異なり1080バイトのメ
モリからなる。この追加部分の72バイトは、各VTフ
レ−ム40に付随するスタッフ及びオーバヘッドのバイ
トを記憶するのに用いられる。この72バイトは、図3
においてはそのメモリ302によって廃棄され無視され
るので、図10においても同じように取り扱うことも可
能である。しかし、VT形式の呼に対しては、見かけレ
ートが、VT形式によって336、252、168、又
は84バイトの間で変動する。
【0116】TS入替え装置131又は141がこれら
の変動を無視でき、したがってハードウエアを簡単化で
きるようにするために、図10においては、一般見かけ
レートとして1080バイトの値を用いる。このレート
によって、バッファ311又は312に、他方のバッフ
ァ312又は311への切り換えが生じるまでに各VT
チャンネルから少なくとも1バイトが記憶されることが
保証される。
【0117】作動時、図10のメモリ301は、図3の
データバッファメモリ301〜303と同一の手法で用
いられる。バッファ311及び312の用法は、各接続
形式について、その接続のフレ−ムサイズ、すなわちS
TS接続に対しては各12バイト、VT接続に対しては
各1080バイト、そしてDS−0接続に対しては各9
720バイト、に比例するレートで入れ替わる。
【0118】接続の形式が異なるとフレ−ムレートが異
なるため、或るバイトが、バッファ311又は312の
うちの1個のバッファに記憶される際に或る接続形式の
一部として到着し、これらのバイトがそのバッファから
読み出されるときに別の接続形式の一部として読み出さ
れる可能性がある。したがって、バッファ311及び3
12は、読み取りと書き込みを同時に行えるように、デ
ュアルポート形装置か又は、単一のタイムスロット間隔
の連続する半分づつの間隔の間に読み出しと書き込みと
の互いに連続する2つのサイクルをサポートする高速装
置か、のいずれかである。
【0119】図11〜図13は集合体として、図10の
TS入替え装置131又は141の第1の実現例の回路
図を構成する。図4と図11とを対比すれば、これらが
多くの点で同じであることが判る。両図に共通な構成要
素については符号として同じ数字を用いる。以下、両図
の差異についてのみ述べることとする。
【0120】図11においては、図4のMOD−100
8カウンタ506に代わってMOD−1080カウンタ
1506が用いられ、VT_DISABLE回路507
〜510が除去されている。MOD−1080カウンタ
1506は、図2のSTS−12フレ−ムの各水平平面
を構成するバイトをカウントする。
【0121】この平面は、VTフレ−ム40と、VTフ
レ−ム40と同一平面内にある72バイトのスタッフ及
びオーバヘッドコラムとを合わせて構成されるもので、
増加VTフレ−ム40’と称する。そして、スタッフバ
イトがもはや無視されず、カウントされるので、回路5
07〜510はもはや必要ない。
【0122】図8とを図12とを対比すれば、これらが
多くの点で同じであることが判る。両図に共通な構成要
素については符号として同じ数字を用いる。以下、両図
の差異についてのみ述べることとする。
【0123】図11のMOD−1080カウンタ105
6がそのカウントにオーバヘッドコラム及びスタッフコ
ラム(図2)を含むので、或る特定のVTレートチャン
ネルのコラムの、カウンタ1506によって生成された
アドレスの間隔は、図4のMOD−1008カウンタの
VTフレ−ム40に関連する出力の場合に反して、増加
VTフレ−ム40’においては規則的ではない。オフセ
ットレジスタ603の内容がVTチャンネルのコラムに
ついてアドレッシングするために用いられるときは、図
12において、この不規則性を補償する必要がある。
【0124】したがって、図8の加算器607、613
の代わりに図12においては加算器1607及び161
3がそれぞれ用いられ、更に、付随して制御比較器16
09及び1610が設けられる。各制御比較器160
9、1610は、選択装置からその対応する加算器への
入力(旧アドレスと呼ぶ)及び加算器出力(新アドレス
と呼ぶ)をモニタする。
【0125】作動サイクルの間、制御比較器1609又
は1610が、(a)旧アドレスが10進値の384よ
り少なく新アドレスが10進値の383より大きい、又
は(b)旧アドレスが10進値の732より少なく新ア
ドレスが10進値の731より大きい、と定めた場合、
制御比較器はその対応する加算器をして、新アドレスを
10進値の12だけ増値せしめる。
【0126】少しの間、図13に移って、この図13に
示す実現例においても図9における実現例のように、帯
域幅形式のメモリが用いられる。図9においては、各入
バイトが各データメモリ301〜303に書き込まれる
ので、帯域幅形式のメモリ755は、出力用に選択され
た各バイトの帯域幅形式を表示するだけでよかった。し
かし、図13においては、入データを書き込むデータメ
モリがデータメモリ301しかないので、図13の帯域
幅形式のメモリ1755が、各入バイトの帯域幅形式を
付加表示する必要がある。
【0127】したがって、帯域幅形式のメモリ1755
には、制御メモリ305に与えられるのと類似のアドレ
ス制御信号を与えなければならない。しかし、帯域幅形
式のメモリ1755は、制御メモリ305と異なり入バ
イトの帯域幅に関連があり且つこれを表示するので、ア
ドレス制御信号を入力TSレジスタ601の内容から引
き出す必要がある。
【0128】このため、図12において、回路162
0、1611、1612、1623、及び1614〜1
618が新たに設けられており、これらの回路は、図8
の回路611、612、613、及び614〜618
と、次の相違点を除いては、同一である。その相違点
は、選択装置1611の第1の入力が入力TSレジスタ
601の出力に接続されること、選択装置1611がフ
リップフロップ1618の出力であるVT_STRT’
信号によって制御されること、及び選択装置1617の
出力がBW_WE(帯域幅形式メモリ書き込み可能化)
信号とされることである。
【0129】再び図13に移って、帯域幅形式のメモリ
1755は、各入バイトの帯域幅形式を表示する必要が
ある。したがって、帯域幅形式のメモリ1755は図9
の帯域幅形式のメモリ755の2倍の広さがあり、2個
の2ビット出力を有する。VT_EN、STS_EN出
力は、メモリ755の出力に対応し、データバッファメ
モリ301から読み出されるために選択されたバイトの
帯域幅形式を表示する。VT_EN’、STS_EN’
出力は、データバッファメモリ301に書き込まれるバ
イトの帯域幅形式を表示する。
【0130】図9の場合のように、制御メモリ30及び
帯域幅形式のメモリ1755は、DS−0 ADDRE
SS信号により周期的な手法でアドレッシングされ読み
出される。帯域幅形式のメモリ1755のVT_EN、
STS_EN出力は選択装置1202を制御し、又VT
_EN’、STS_EN’出力は選択装置1201を制
御する。
【0131】選択装置1202の入力部にはSTS_F
RM、VT_FRM、及びDS0_FRM信号が接続さ
れ、選択装置1201の入力部にはこれらと同一の信号
の反転値が接続される。これらの信号の各々が、対応す
るフレ−ム形式が引き続いて出現する間にその値を変化
させることは、前に述べた。この結果として、3種類の
フレ−ム形式30、40、50のそれぞれについて、選
択装置1201及び1202は各々、1個のフレ−ムの
間異なる値を出力し、続くフレ−ムの間、その出力値を
それぞれ変化させる。
【0132】帯域幅形式のメモリ1755のVT_E
N’、STS_EN’出力は更に、選択装置1200の
出力を制御する。選択装置1200の入力部にはSTS
_ADDRESS、VT_ADDRESS、及びDS0
_ADDRESS信号回線が接続される。この結果、選
択装置1200は、メモリ301に現在書き込むべきビ
ットのフレ−ム形式に対応するアドレスを出力する。選
択装置1200の出力及び制御メモリ305の出力は選
択装置1203の入力部に接続される。
【0133】選択装置1203の出力は、バッファ31
1及び312のアドレス入力に接続される。選択装置1
203は、クロックによって生成された読み書きR/W
 ̄信号に制御されて作動する(R/WのWには図中では
上横線を付けるが明細書文中ではW ̄と表現する)。R
/W ̄信号は、各タイムスロット間隔中その値が2回変
化する。タイムスロット間隔の前半部においては、R/
W ̄信号は、データメモリ書き込みサイクルを表示し、
選択装置1203に、選択装置1200によって選択さ
れたアドレスをメモリ301に供給させる。
【0134】選択装置1201の出力は、ANDゲ−ト
1204の入力部とANDゲ−ト1205の反転入力部
とに接続される。ゲ−ト1204及び1205の第2反
転入力は、R/W ̄信号回線に接続される。ゲ−ト12
04の出力は、バッファ311の書き込み可能化(W
E)入力に接続され、ゲ−ト1205の出力は、バッフ
ァ312のWE入力に接続される。
【0135】ゲ−ト1204、1205は、2個のバッ
ファ11、312のうちの、各タイムスロット間隔中に
DATA IN回線上をバッファ311、312に入来
する1バイトのデータを書き込むべきバッファとして選
択装置1201の出力によって現在選択されている方の
バッファを使用可能化する。
【0136】各タイムスロット間隔の後半部において
は、R/W ̄信号は、データメモリ読み出しサイクルを
表示し、選択装置1203に、制御メモリ305によっ
て出力されたアドレスをメモリ301に供給させる。両
バッファのWE入力はこのサイクルの間使用不能化さ
れ、両バッファに対して読み出しが行われる。バッファ
311、312の出力は、選択装置1206の入力部に
接続される。
【0137】選択装置1206は、選択装置1202の
出力に制御されて作動し、バッファ311及び312の
うち選択装置1202の出力によってTS入替え装置1
31の出力として取り出された方のバッファの出力を選
択して、DATA OUT回線上へ伝送する。
【0138】CM_DATA回線(図12)からの新し
い制御情報が、図9の場合のように、ゲ−ト701とC
M_WE信号とに制御されて制御メモリ305内に書き
込まれる。帯域幅形式のメモリ1755についても対応
する手法で書き込みが行われる。メモリ1755のVT
_EN、STS_EN及びVT_EN’、STS_E
N’入力/出力は各々がゲ−ト1751及び1752に
それぞれ接続される。ゲ−ト1751は、CM_WE信
号に制御されて作動し、ゲ−ト1752は、BW_WE
信号(図12)に制御されて作動する。これらの信号は
又、帯域幅形式のメモリ1755のそれぞれの部分の書
き込みを制御する。ゲ−ト1751、1752の入力
は、帯域幅形式のレジスタ604のVT、STS出力
(図12)に接続される。
【0139】CM_WE回線がアサーションされると、
帯域幅形式のメモリ1755のデータメモリ出力表示部
分(すなわち、VT_EN、STS_EN)の通常読み
出しサイクルが、書き込みサイクルに変換される。同時
に、ゲ−ト1751が、帯域幅形式のレジスタ604の
VT、STS出力をVT_EN、STS_EN信号回線
に供給し、ここから、VT、STS出力が、帯域幅形式
のメモリ1755に書き込まれる。
【0140】同様に、BW_WE回線がアサーションさ
れると、帯域幅形式のメモリ1755のデータメモリ入
力表示部分(すなわち、VT_EN’、STS_E
N’)の通常読み出しサイクルが、書き込みサイクルに
変換される。同時にゲ−ト1752が、帯域幅形式のレ
ジスタ604のVT、STS出力をVT_EN’、ST
S_EN’信号回線に供給し、ここから、この出力が帯
域幅形式のメモリ1755に書き込まれる。
【0141】図14は、図1の交換システムのTS入替
え装置の第3の実施例で、単一メモリの内部を共用する
方式として図10の実施例とは別の例を示す。図10の
実施例と異なり、本実施例においては、入来する各ST
S−12フレ−ムの全フレ−ムがデータメモリに順次書
き込まれるので、入バイトがフレ−ム形式30、40、
及び50の内のどれに属するかを知る必要がなくなる。
【0142】本実施例においては、図10の実施例と同
様に、単一のダブルバッファ形データメモリ(符号を1
301とする)を用いる。しかし、図10と異なり、図
14のバッファ311及び312は、単一の物理的メモ
リ装置内に順次配置されている。
【0143】データメモリ1301を同時に読み書きで
きるように、データメモリ1301はデュアルポ−ト形
装置として構成されている。各バッファ311、312
は、STS−12フレ−ムの全フレ−ム(すなわち、D
S−0フレ−ム30)を収容できるサイズにしてある。
したがって、図14の各バッファ311、312は、図
10の、対応するバッファと同一サイズとなり、又デー
タメモリ1301は、2・9720=19440ワード
の深さである。
【0144】図10の実施例と同様に、図14の実施例
は、同一の物理的メモリ記憶位置を共用する各接続形式
についての論理的に別個のデータメモリを有する。しか
し、STS−12フレ−ムがデータメモリ1301に、
このデータメモリがあたかもDS−0形式のチャンネル
からだけで構成されているかのように、順次に書き込ま
れるので、データメモリ1301内の順次連続する各1
2バイトが、図3のSTSメモリ303及び図10のS
TS部分303’と同等のメモリユニットとして作動す
る。
【0145】したがって、複数の論理的STSメモリが
存在する構成となる。その連続する各12バイトを別個
のSTS区分303”と呼ぶ。
【0146】同様に、データメモリ1301の各108
0バイトが図3のVTメモリ302及び図10のVT区
分302’の機能的同等メモリユニットとして作動す
る。その連続する各1080バイトを別個のVT区分3
02”と呼ぶ。又、各バッファ311又は312の全体
が図10のDS−0メモリ301と同等のメモリユニッ
トとして作動する。これをDS0区分301”と呼ぶ。
【0147】サブレート呼について制御メモリ305内
に記憶されているアドレスは、読み出されるサブフレ−
ムと書き込まれるサブとが同じ又は別のバッファ311
又は312の内部にあるかどうかに関係なく、直前のサ
ブフレ−ム(すなわち、STSサブレートについては直
前のSTS区分303”、VTサブレートについては直
前のVT区分302”)から、書き込み中のサブフレ−
ムへ読み出すように制御される。
【0148】アドレスは、読み出し中のフレ−ムが一方
のバッファ311内にあり、書き込み中のフレ−ムが他
方のバッファ312内へ重なり合う場合、又はその逆の
場合にそれぞれ必要に応じて、アルゴリズムに基づいて
計算される。計算は、データメモリ1301を1944
0バイトからなる単一連続バッファと見て行う。
【0149】図15〜図17は、集合体として、図14
のTS入替え装置131又は141の第1の実現例の回
路図を構成する。図4と図15とを対比すれば、これら
が多くの点で同じであることが判る。両図に共通な構成
要素については符号として同じ数字を用いる。以下、両
者の差異についてのみ述べることとする。
【0150】図4のサブフレ−ムの読み出し及び書き込
みはサブフレ−ムがバッファ311及び312のうちの
同一のバッファにあるか別個のバッファにあるかに関係
なく、隣接する区分301”〜303”に発生するの
で、図4のトグルフリップフロップ504、505、及
び512はもはやバッファ311と312との間の切り
換えを表示する必要がない。したがって、これらのフリ
ップフロップは図15においては除去される。
【0151】又、図14のデータメモリ1301が図3
のデータメモリ301の2倍の深さなので、図4のMO
D−9720カウンタ511に替えて図15ではMOD
−19440カウンタ1511が設けられている。カウ
ンタ1511は、2個のSTS−12フレ−ム周期毎に
1回、すなわちSTS−12フレ−ムレートの半分のレ
ートでリセットされるだけである。したがって、カウン
タ1511は、そのリセット(RST)入力部をFRM
/2導線1522に接続され、19440個のタイムス
ロット毎にリセットされる。
【0152】更に、図15には、回路1550〜155
5が含まれ、これらの回路は、書き込むべき制御メモリ
305記憶位置のアドレスの探索を、偶数番目のSTS
−12フレ−ムの始点(図14のバッファ311の始
点)においてのみ開始するように図16の回路に指示す
るEN_MATCH信号を生成するためと、この探索
を、奇数番目のSTS−12フレ−ムの終点(図14の
バッファ312の終点)においてのみ終了するように図
16の回路に指示するSTOP信号を生成するためとに
用いられる。
【0153】回路1550〜1555には、そのD入力
部が論理値「1」にラッチされそのCLK入力部がST
ART信号回線に接続されたD形フリップフロップ15
50が含まれる。制御処理装置110は、図16のレジ
スタにロードした後START信号回線をアサーション
し、探索開始に必要な情報を利用可能にしたことを表示
する。D形フリップフロップ1550の出力は、AND
ゲ−ト1551の1個の入力に接続され、ANDゲ−ト
1551の他方の入力は、MOD−19440カウンタ
1511のTC(終端カウント)出力に接続される。
【0154】ANDゲ−ト1551の出力は、S−Rフ
リップフロップ1553のS入力部とS−Rフリップフ
ロップ1554のR入力部とに接続される。S−Rフリ
ップフロップ1553の出力は、EN_MATCH信号
回線とD形フリップフロップ1555のD入力部とに接
続される。
【0155】D形フリップフロップ1555の出力は、
ANDゲ−ト1552の入力部の1つに接続される。D
形フリップフロップ1555のCLK入力部は、AND
ゲ−ト1552へのEN_MATCH信号の伝播を1タ
イムスロット間隔だけ遅らせるために、CLK/9回線
520に接続される。ANDゲ−ト1552の他の入力
部は、MOD−19440カウンタ1511のTC出力
部に接続され、ANDゲ−ト1552の出力は、S−R
フリップフロップ1554のS入力部に接続される。
【0156】S−Rフリップフロップ1554の出力
は、STOP信号を形成し、更にフリップフロップ15
53及び1550のR入力部に接続される。制御処理装
置110によるSTART信号のアサーションで、カウ
ンタ1511によるTC出力についての次のアサーショ
ンが、フリップフロップ1553をしてEN_MATC
H信号を生成させることを可能にする。カウンタ151
1によるTC出力についての次のアサーションは、フリ
ップフロップ1554をしてSTOP信号を生成せし
め、このSTOP信号は、フリップフロップ1553を
してEN_MATCH信号を取り消させる。
【0157】図16に移って、図8と図16とを対比す
れば、両回路図のCM_WE及びVT_START信号
生成部分が同じであることが判る。両図に共通な構成要
素については符号として同じ数字を用いる。以下、両図
の差異についてのみ述べることとする。
【0158】図14に示すデータメモリ実現構成におい
て、或る特定のタイムスロットに対応する入力タイムス
ロット、すなわち或る特定のタイムスロットの間に出力
されるべき入力タイムスロットは、必ずしも同じデータ
メモリ記憶位置に記憶されるとは限らない。むしろ、入
力タイムスロットはデータメモリ10301内で或る区
分301”〜303”からこれに続く区分301”〜3
03”に移動する。
【0159】したがって、図8のレジスタ601のよう
な入力TSレジスタが単一のデータメモリの記憶位置の
アドレスを指定するだけではもはや十分ではない。むし
ろ、レジスタは、いまや一連のデータメモリ記憶位置全
体についてのアドレスを指定する必要がある。この結
果、図8の単純な入力TSレジスタ601の代わりに、
図16では入力タイムスロット(TS)レジスタ/MO
D−19440カウンタ(又は簡単にレジスタ/カウン
タ)1601が設けられている。
【0160】交換接続において変化が起きるとその各々
の変化に対して、制御処理装置110がレジスタ/カウ
ンタ1601に初期値をロードする。この初期値から、
レジスタ/カウンタ1601は、各タイムスロット間隔
中にそのカウントを増加させる。これによって、対応す
る出力タイムスロットの出現がある都度そのタイムスロ
ットの間(例えば、CM_WE信号回線のアサーション
の都度そのアサーションの間)、正しい入力タイムスロ
ットアドレスを生成する。
【0161】制御処理装置110によってレジスタ/カ
ウンタ1601にロードされる初期値は、19440か
ら、現在切り換え中のチャンネルのフレ−ムサイズ(D
S−0チャンネルについては9720、VTチャンネル
については1080、STS−1チャンネルについては
12)を差し引き、更に、現在切り換え中のチャンネル
の第1の入力タイムスロットの、2個のSTS−12フ
レ−ムの19440個の一連のタイムスロット内の、一
連番号を加えたものである。
【0162】いい替えれば、これは、切り換えられるべ
きチャンネルのフレ−ムサイズに対応するような、デー
タメモリ1301の最後の区分301”〜303”のア
ドレス、を指定するもので、このアドレスには、この交
換チャンネルに対応する出力タイムスロットの最初の出
現時に切り換えられるべき入力タイムスロットが記憶さ
れる。概念的には、図14の図面を、水平軸の周りに円
筒状に巻いて図の底部と図の頂部とをつなぎ合わせた、
継目無し円筒形バッファを考えればよい。
【0163】初期値をこのようにする理由は次の通りで
ある。出力タイムスロットとデータメモリ1301の書
き込みとは、同じタイムスロットの間に発生する。した
がって、この出力タイムスロットは、その時に書き込み
中の区分301”〜303”に出現するとして考えるの
が適切である。図15において生成されたEN_MAT
CH信号に制御されて、比較器614〜616がデータ
メモリ1301の最初の区分301”〜303”内の、
すなわちこの区分に書き込み中の、出力タイムスロット
でこれに適合する(マッチングする)ものを探索開始
し、発見する。
【0164】ここで、データメモリ1301からの読み
出しは書き込み中の区分301”〜303”の直前の区
分301”〜303”において行われることを思いだし
て頂きたい。データメモリ1301の最初の区分30
1”〜303”については直前の区分は、最後の区分3
01”〜303”である(データメモリ1301が円筒
形バッファであるため)。
【0165】したがって、比較器614〜616が最初
のマッチングする(又は単に、マッチング)出力タイム
スロットを検出するとレジスタ/カウンタ1601は直
前の区分、すなわち最後の区分301”〜303”から
の入力タイムスロットの読み出し値を表示しなければな
らない。そしてその値は、正にレジスタ/カウンタ16
01の初期値が表示する値である。
【0166】STS−Nフレ−ムのペイロード・エンベ
ロープは、図2に示すように、スタッフコラムとパス・
オーバヘッドコラムとによって同じサイズの3個の区分
にきちんと分割される。そしてVTグループの12個の
コラムがこれらの区分に各区分当り4コラムづつきちん
と分割される。したがって、VT1.5、 VT3、及び
VT6の各レートのいずれについても、各区分に同じ数
のコラムが存在する。この結果、入力タイムスロットと
出力タイムスロットとの間の距離(タイムスロット単位
で表す)は、どの区分においても一定である。
【0167】しかし残念ながら、このことはVT2につ
いては成立しない。VT2レートは1つのVTグループ
の12個のコラム中4個を占め、これら4個のコラム
は、スタッフコラムとパス・オーバヘッドコラムとによ
って作られた3個のペイロード区分間に均等に分割でき
ない。したがって、もしこれら4個のコラムが異なるい
くつかの区分に入る場合、入力タイムスロットから出力
タイムスロットまでの距離が変化する。この規則性欠如
の状態は補償する必要がある。
【0168】この補償が回路1605及び1626〜1
629の目的である。この補償は、或る1個のVTレー
トの入力タイムスロットのコラムがスタッフコラム又は
パス・オーバヘッドコラムの一方の側にあり対応する出
力タイムスロットのコラムがそのスタッフコラム又はパ
ス・オーバヘッドコラムの他方の側にある場合に、必要
である。
【0169】この場合、レジスタ/カウンタ1601に
よって生成されたアドレスは、12だけ高いか低いかで
ある(この12の値はスタッフコラム又はパス・オーバ
ヘッドコラムの1列内にあるタイムスロットの数であ
る)。制御処理装置110はいつこの状態が生じるか
を、次に説明することに基づき、知ることができる。
【0170】1個のSTS−Nフレ−ム内にはN・21
個のVT2チャンネルがある。これらN・21個のVT
2チャンネルの全てについて、その最初のコラムは最初
の区分にあり、最後の、すなわち第4コラムは最後の、
すなわち第3区分にある。N・21個のVT2チャンネ
ルの最初のN・7個のチャンネルセットについて、その
第2コラムは第1区分にあり、その第3コラムは第2区
分にある。
【0171】次のN・7個のチャンネルセットについて
は、その第2及び第3コラムは共に第2区分にある。そ
して最後のN・7個のチャンネルセットについては、そ
の第2コラムは第2区分にあり、その第3コラムは第3
区分にある。
【0172】この結果、VTチャンネルの第1及び第4
コラムについては、このチャンネルが他のどのVTチャ
ンネルに切換中かに関係なく補償は不要である。しか
し、VTチャンネルの第2及び第3コラムについては、
補償が必要で、補償の程度は、STS−Nフレ−ム内の
各N・7個のVTチャンネルからなるこの3個のVTチ
ャンネルセットにおける入力VTと出力VTとの相対的
位置によって決まる。VT2の4コラムの各々について
必要とされる補償を図18の表に示す。
【0173】この結果、図16のレジスタ602〜60
4及び1601にVTチャンネルについての交換接続を
定義する情報をローディングするときに、接続処理装置
110は、図18の表のエントリのうちの対応する1個
のエントリを4ワードシフトレジスタ1605にローデ
ィングする。VT2チャンネル以外のチャンネルの交換
接続については、接続処理装置110は、レジスタ16
05に全部ゼロをローディングする。
【0174】更に、SDH国際基準においては、スタッ
フコラムはオーバヘッドコラムのすぐ次に置かれる。し
たがって、上記の問題は生じない。すなわち、補償の必
要はなくなる。この結果、図1の交換システムがSDH
フレ−ムを切り換える場合、制御処理装置110は、V
T2接続を含む全ての交換接続について4ワードシフト
レジスタ1605に全部ゼロをローディングする。
【0175】図17の制御メモリ1305への入力デー
タの、図16の回路による生成は次のように行われる。
制御処理装置110によるレジスタ602〜604、1
601、及び1605へのパス探索とSTART信号の
発行との結果のローディングに続いて、回路611〜6
17が、望む出力タイムスロットの出現後、CM_WE
信号を生成する。このCM_WE信号は、R−Sフリッ
プフロップ1629をセットする。
【0176】フリップフロップ1629の出力は、AN
Dゲ−ト1626がCM_WE信号を4ワードシフトレ
ジスタ1605のクロック入力部に供給開始するのを可
能化し、又ANDゲ−ト1627がCLK/9信号回線
520からのタイムスロット間隔信号をレジスタ/カウ
ンタ1601のクロック入力部に供給開始するのを可能
化する。フリップフロップ1629の出力も、レジスタ
/カウンタ1601及び4ワードシフトレジスタ160
5がこれらのクロック入力に応答開始するのを可能化す
る。
【0177】これらのCM_WE信号は、4ワードシフ
トレジスタ1605へのクロック入力として作動するこ
とにより、このレジスタ1605をしてその4ワードの
内の最初の1ワードを出力させる。レジスタ1605の
出力は、再循環レジスタを形成するためにその入力部に
接続され又、加算器1628の1入力端子にも接続され
る。加算器1628の他の入力端子は、レジスタ/カウ
ンタ1601の出力に接続される。
【0178】加算器1628は、レジスタ/カウンタ1
601によって生成された入力タイムスロットアドレス
を、4ワードシフトレジスタ1605によって供給され
た値によって補償し、補償されたアドレスをCM_DA
TA信号として図17の制御メモリ1305に出力す
る。4ワードシフトレジスタ1605の出力は、CM_
WE信号が次に生じるまで一定のままである。この、次
に生じるCM_WE信号は、4ワードシフトレジスタ1
605をしてその4ワードのうちの次の1ワードを出力
させる。
【0179】図14のデータメモリ1301を通しての
読みだしサイクルの終りに図15においてSTOP信号
を生成すると、フリップフロップ1629がリセットさ
れ、これによって両ANDゲ−ト1626及び162
7、並びにレジスタ/カウンタ1601及び4ワードシ
フトレジスタ1605の両出力が不能化される。
【0180】全ての入力タイムスロットは図14のデー
タメモリ1301内に順序を追って記憶されるので、図
15〜図17で示す実現例において制御メモリ1305
の出力を補足するのに帯域幅形式の表現は必要としな
い。したがって、図17においては帯域幅形式のメモリ
は用いられていない。制御メモリ1305は、データメ
モリ1301と同じ19440ワードの深さがある。
【0181】制御メモリ1305は、例えば図13のよ
うな前に説明した回路図の場合と同じ手法で制御され
る。制御メモリ1305の出力は、選択装置1703の
第1入力部に接続され、選択装置1703の第2入力部
はDS−0 ADDR信号に接続される。選択装置17
03は、R/W ̄信号回線に制御されて作動し、図13
の選択装置の場合と同様に、スプリットサイクルの読み
だし及び書き込みの両方のアドレスをデータメモリ13
01のアドレス入力部(A端子)に供給する。
【0182】制御メモリ1305の内容は、データメモ
リ1301の各読みだし/書き込みサイクルの間、制御
メモリ1305の最上位ビット出力がDS−0 ADD
R信号の最上位ビットの反対値データあるようにプログ
ラミングされる。したがって、データメモリ1301の
バッファ311が読み出されているときにバッファ31
2が書き込まれ、又その逆も成立する。
【0183】R/W ̄信号回線は又、データメモリ13
01の書き込み可能化(WE)制御入力部にも接続され
る。データメモリ1301のデータ入力部(D端子)
は、DATA IN回線に接続され、データメモリ13
01の出力は、リンク171又は151を表すDATA
OUT回線に直接に接続される。
【0184】図14のタイムスロット入替え装置131
又は141の第2の実現例の回路図を図19〜図21に
示す。この実現例が図15〜図17の実現例と異なる点
は、深さが半分しかない制御メモリ305を用いること
である。このため、この減少サイズの制御メモリ305
のアドレスを通しての循環に要するカウントは、以前に
必要だったカウントの半分でよい。
【0185】したがって、図15のMOD−19440
カウンタの代わりに、図19ではMOD−9720カウ
ンタ511が用いられ、このMOD−9720カウンタ
511、FRM信号回線521によってリセットされ
る。
【0186】しかし、この減少サイズの制御メモリ30
5はデータメモリ1301のバッファ311及び312
のうちの1個のバッファについてアドレッシングスする
能力しかないので、この制御メモリにデータメモリ13
01の全ての区分についてアドレッシングを行わせるた
めには、この制御メモリを2回用いる必要があり又、2
回目に用いる際にその出力を修正する必要がある。この
目的のために、図19には、図4のトグルフリップフロ
ップ512と同じトグルフリップフロップ512を設け
る。その他の点では、図15と図19とは同一である。
【0187】又上記から、制御メモリ305は図17の
制御メモリ1305のアドレスの半分しか保持できない
ので、図16の入力TSレジスタ/MOD−19440
カウンタ1601の代わりに、図20では入力TSレジ
スタ/MOD−9720カウンタ2601及びS−Rフ
リップフロップ2602を設ける。
【0188】フリップフロップ2602は、制御処理装
置110が図20の諸レジスタにローディングするのと
同時に、制御処理装置110によってセットされる。フ
リップフロップ2602は又、レジスタ/カウンタ26
01の終端カウントによってリセットされる。
【0189】フリップフロップ2602の出力はFRM
_OFFSET信号を形成し、この信号はレジスタ/カ
ウンタ2601の現在のカウントがデータメモリ130
1のバッファ311のアドレスを生成しているかどうか
又はバッファ312のアドレスを生成しているかどうか
を表示する。その他の点では、図16と図20とは同一
である。
【0190】図21は多くの面で図17に似ている。両
図に共通な構成要素については符号として同じ数字を用
いる。以下、両図の差異についてのみ述べることとす
る。
【0191】FRM_OFFSET信号は、制御メモリ
305内にCM_DATA信号と共に書き込まれる。制
御メモリ305内へのこの書き込みは、ゲ−ト701が
制御メモリ305内へのCM_DATA信号の書き込み
を制御するのと同一の手法で、ゲ−ト2150によって
制御される。
【0192】ゲ−ト2150と制御メモリ305とのF
RM_OFFSET信号出力は、排他的論理和(XO
R)ゲ−ト2151への入力を形成する。XORゲ−ト
2151の出力は、ゲ−ト701と制御メモリ305と
のCM_WE信号出力と並行に選択装置1703の第1
入力部に接続される。DS0_FRM信号は、DS0_
ADDRESS信号と並行に選択装置1703の第2入
力部に接続され、又XORゲ−ト2151への第2入力
をも形成する。
【0193】したがって、FRM_OFFSET信号
は、バッファ311及び312のうちのどちらのバッフ
ァが読み出し中かを示す表示子として働き、DS0_F
RM信号は、バッファ311及び312のうちのどちら
のバッファが書き込み中かを示す表示子として働く。
【0194】図16についての説明で述べたように、レ
ジスタ/カウンタ1601の初期値はデータメモリ13
01の最後の区分301”〜303”を指す。同じこと
がレジスタ/カウンタ2601でも成立するように、フ
リップフロップ2602が制御処理装置110によって
「1」の値で初期化される。
【0195】その後、レジスタ/カウンタ2601がカ
ウントを開始して終端カウントに初めて達すると、この
カウント値は、フリップフロップ2602によって出力
されるFRM_OFFSETの値と連結して、データメ
モリ1301の最後の記憶位置を指す。したがってフリ
ップフロップ2602はこの時点でリセットされ、フリ
ップフロップ2602の次のカウント値は、FRM_O
FFSETの値と連結して、データメモリ1301の最
初の記憶位置を指すことになる。
【0196】ここで重要なことは、FRM_OFFSE
Tの値が、新たな呼セットアップの始点においてフリッ
プフロップ2602が制御処理装置110によってセッ
トされるまでは再び変わることがないという点である。
これは、データメモリ1301の最初の区分301”〜
303”の発生(書き込み)の間に読み出される制御メ
モリ305内の記憶位置だけがFRM_OFFSETの
値「1」を記憶したことを意味する。
【0197】しかし、制御メモリ305の内容は2回使
用される。すなわち、初回はバッファ311の発生(書
き込み)の間、第2回はバッファ312の書き込み発生
の間である。この結果、FRM_OFFSETの値
「1」を記憶したのと同じ制御メモリ305内の記憶位
置において、データメモリ1301の第2バッファ31
2の最初の区分301”〜303”の発生(書き込み)
の間に読み出しが行われることになる。
【0198】しかし、この、第2バッファ312の最初
の区分301”〜303”の発生(書き込み)の間は、
第1バッファ311の最後の区分301”〜303”か
ら読み出しが行われるべきである。したがって、FRM
_OFFSETの値「1」は正しくなく、値「0」に変
更する必要がある。これがXORゲ−ト2151の機能
である。
【0199】第2バッファ312の第2区分及びそれに
続く全ての区分301”〜303”の発生の間は、読み
出しは第2バッファ312の最初の区分及びそれに続く
区分301”〜303”について行われるべきで、第1
バッファについて行われるべきではない。しかし、上で
説明したように、制御メモリ305記憶位置に記憶され
ていてこの時点で用いられたFRM_OFFSETの値
は「0」である。したがって、記憶されているFRM_
OFFSETの値「0」は正しくないので、値「1」に
変更する必要がある。これがXORゲ−ト2151のも
う1つの機能である。
【0200】図1に戻って、時間多重交換装置(TM
S)120に対する制御の実行は、TS入替え装置13
1又は141に対する制御とほとんど同じ手法で実現さ
れる。図22は、時間多重交換装置120の実現例をブ
ロック図で示す。この実現例は、時間多重交換装置出力
リンク当り1個づつの複数の出力制御ユニット1700
からなる。出力制御ユニット1700は各々、選択装置
1702と、付随する制御メモリ1701とからなる。
【0201】各選択装置1702の入力部には時間多重
交換装置入力リンクが全て接続される。各選択装置17
02は、自己の制御メモリ1701に制御されて作動す
る。各タイムスロット間隔の間、各選択装置1702の
制御メモリ1701は、対応する選択装置1702の入
力リンク171のうちの1個の入力リンクを、出力リン
ク181への接続用に選択する。
【0202】TS入替え装置131又は141に無数の
実現例が可能なように、この制御メモリ1700につい
ても無数の実現例が可能である。図4〜図6のTS入替
え装置131又は141実現例に対応する出力制御ユニ
ット1700の一例を、第1実現例として図23に示
す。この実現例は、その対応する時間多重交換装置入力
リンク181のTS入替え装置141との間で図4の回
路を共用する。
【0203】制御メモリ1701のプログラミングに対
して、この実現例では、多くの点で図5と同一である回
路を用いる。時間多重交換装置(TMS)出力TSレジ
スタ1802は、出力TSレジスタ602の機能と同じ
機能を有する。
【0204】入力ポ−トレジスタ1801は、入力TS
レジスタ601と類似の機能を行うが、更に、出力TS
レジスタ1802によって指定されるタイムスロットの
間、選択装置1702によって時間多重交換装置入力ポ
−トのうちのどのポ−トを時間多重交換装置出力ポ−
ト、すなわちリンク181のうちのどれに接続すべきか
を指定する。オフセットレジスタ1803はオフセット
レジスタ603と同じである。同様に、構成要素180
9〜1818は構成要素609〜618と同じである。
【0205】入力ポ−トレジスタ1801は、図6の制
御メモリ305に対してゲ−ト701が行うのと同じ機
能を制御メモリ1701に対して行う。ゲ−ト1901
は、制御メモリ1701の書き込み可能化入力が制御さ
れるように、選択装置1817のTMS_CM_WE出
力信号によって制御される。制御メモリ305のよう
に、制御メモリ1701の内部を通してDS−0 AD
DR信号が循環する。制御メモリ1701は、9720
ワードの深さで、STS−12フレ−ムの各バイト/タ
イムスロットに1対1で対応する。
【0206】図4及び図8〜図9のTS入替え装置13
1又は141実現例に対応する出力制御ユニット170
0の一例を、第2実現例として図24に示す。この実現
例は、その対応する時間多重交換装置入力リンク181
のTS入替え装置141との間で図4の回路を共用す
る。制御メモリ1701のプログラミングに対して、こ
の実現例では、多くの点で図8と同一である回路を用い
る。
【0207】図8が図5とほぼ同一ではあるが比較機6
09及び610の代わりに帯域幅形式の比較器604を
用いるのと同様に、図24の実現例は図23の実現例と
ほぼ同一ではあるが比較機1809及び1810の代わ
りに帯域幅形式のレジスタ1804を用いる。この帯域
幅形式のレジスタ1804は、図8の帯域幅形式のレジ
スタ604と同じである。図23及び図24において、
両図に共通な構成要素については符号として同じ数字を
用いる。
【0208】図11〜図13のTS入替え装置131又
は141実現例に対応する出力制御ユニット1700の
一例を、第3実現例として図25に示す。この実現例
は、その対応する時間多重交換装置入力リンク181の
TS入替え装置141との間で図11の回路を共用す
る。
【0209】制御メモリ1701のプログラミングに対
して、この実現例では、いくつかの部分が図12と同一
であるような回路を用いる。図25の実現例は図24の
実現例とほぼ同一ではあるが加算器1813の代わりに
加算器2813及び制御比較器2810を用いる。これ
らの構成要素はそれぞれ、図12の加算器1613及び
制御比較器1610と同じである。図25の制御メモリ
1701も又、9720ワードの深さを有し、STS−
12フレ−ムの各バイト/タイムスロットに1対1で対
応する。
【0210】図15〜図17のTS入替え装置131又
は141実現例に対応する出力制御ユニット1700の
一例を、第4実現例として図26に示す。この実現例
は、その対応する時間多重交換装置入力リンク181の
TS入替え装置141との間で図15の回路を共用す
る。制御メモリ1701のプログラミングに対して、こ
の実現例では、いくつかの部分が図16と同一であるよ
うな回路を用いる。
【0211】図26の実現例は図24の実現例とほぼ同
一であるが、本実現例においては制御メモリ1701の
深さは19440ワードで、図14のデータメモリ13
01の記憶のSTS−12フレ−ム2個にまたがってい
る。したがって、DS−0ADDRは15ビットの幅と
なる。制御メモリ1701に記憶される情報は、両方の
STS−12フレ−ムについて同一である。すなわち、
制御メモリ1701の各半分の区分の内容は、互いに同
じである。
【0212】これと代替の同等な実現例としては、図2
6の制御メモリ1701を半分の深さ、すなわち972
0ワードの深さとし、アドレッシングを、DS−0 A
DDRの最下位14ビットだけによって行う、すなわち
「DS−0 ADDRモジューロ9720」によって行
うようにする例が考えられる。この代替例は、図19〜
図21のTS入替え装置131又は141の実現例に対
応する。
【0213】前に述べたように、図1の交換構造(TS
入替え装置及び時間多重交換装置)は通常、重複配置さ
れ、2つの重複構造が、「ブロッキングが厳密に不発
生」の作動状態を得るために並列に運用される。図22
〜図26に示す出力制御ユニット1700の実現におい
ては、両重複配置の時間多重交換装置120が各々、制
御メモリ1701のローディング用に自己の重複回路を
有することを仮定している。
【0214】これら重複配置の時間多重交換装置120
の対応する出力制御ユニット1700の1対の制御メモ
リ1701の間で重複のない、メモリローディング回路
を共用することによって、必要な回路数を減少させるよ
うにした代替例が考えられる。このような共用形の実現
例においては、図22〜図26は各々更に、制御メモリ
の対のうちのどちらの制御メモリにローディングすべき
かを表示するために、他のレジスタ類の書き込み時に制
御処理装置110によって書き込みが行われるレジスタ
(図示しない)が追加配置される。
【0215】上に述べたように、交換システムのハード
ウエアは、3種類の異なる形式のレート、すなわちST
S−1、VT、及びDS−0、における接続(本説明に
おいては、チャンネル、ともいう)の切り換えを行うよ
うに構成されている。しかし、交換システム100は、
これら特定のレートを有する接続の切り換えに限定され
ない。
【0216】むしろ、接続はSTS−12レートまで
の、STS−12レートを含む、どのレートのものでも
よく、交換システム100が、各接続に対して、その接
続が必要とするできるだけ多くの利用可能な帯域幅の割
り当てを行う。帯域幅は、ハードウエアが切り換えを行
おうとする特定のレートに対応するサイズを有する異な
るサイズのブロックの間に割り当てられる。
【0217】したがって、或る1個のチャンネルの、完
全に割り当てられた帯域幅は、好ましくはSTS−1、
VT、及びDS−0のレートのうちの1個以上のレート
に対応する、個々に割り当てられた1個以上の帯域幅ブ
ロックから構成される。
【0218】帯域幅の割り当ては、必要な帯域幅のでき
るだけ多くが、利用可能な最大帯域幅ブロックに、帯域
幅を無駄にせずに割り当てられ、必要な帯域幅の残りの
部分が、利用可能な次の大きさの帯域幅ブロックに割り
当てられる、というように以下この接続の全帯域幅要件
が満足されるまで階層的に行われる。
【0219】この手法の特性は、各レートについて、そ
のレートの対応するフレ−ムの交換遅れに等しい、交換
システムを通しての時間遅れが生じることである。した
がって、各呼について、より高いレートで切り換えられ
たトラフィックの場合は、このトラフィックをその呼に
ついて用いられる最も低いレートで切り換えられたトラ
フィックに再同期させるために、このより高いレートで
切り換えられたトラフィックを交換装置出力部において
遅らせる必要がある。
【0220】しかし、広範囲のレートにまたがる呼はま
れであると予測されるので、この時間遅れが顕著な性能
低下に結び付くとは考えられない。
【0221】この、より高いレートで切り換えられる呼
のトラフィックを遅らせる必要性の観点から、このトラ
フィックを、これらのレートに対応するトラフィック
の、次に切り換えられるフレ−ムによってすぐに重ね書
き(オーバライト)せずに、少しの間交換装置出力部に
おいて保持することが必要である。
【0222】これを行うための1つの手法は、呼のトラ
フィックを出力交換素子のデータメモリに保持すること
である。図14に示すデータメモリ1301の実現例
は、このデータメモリが各レートの対応するフレ−ム
を、最も遅いレートのフレ−ム、すなわち全DS−0フ
レ−ム、が出力部で受信されるまで保持するので、この
目的に特に適している。
【0223】ここで注目したいのは、同様な状態が、異
なる遅れ特性を持って交換装置出力部に到着する異なる
レートを有し且つ関連のない呼についても存在すること
である。これらの呼は関連がないので、更に遅らせる必
要がなく、代わりに、異なる遅れを調整するためにSO
NET/SDHポインタメカニズムを用いることができ
る。
【0224】SONET/SDH基準の要件の1つは、
STS−N信号を構成する各STS−1のセクション及
びラインオーバヘッド(すなわち最初の3コラム)が、
フレ−ムを構成するN個のバイトが伝送に際して隣接す
るように、位置合わせされなければならないことであ
る。「同期ペイロード・エンベロープ」(SPE)はS
TS−1オーバヘッドバイトに関して浮動することが許
される。
【0225】「同期ペイロード・エンベロープ」の開始
位置は、それぞれのSTS−1オーバヘッドに位置する
ポインタによって識別される。この開始位置を、STS
−1レベルポインタ、と呼ぶこととする。「STS−1
同期ペイロード・エンベロープ」内には仮想支流(V
T)が含まれる。VTは、自己の「同期ペイロード・エ
ンベロープ」を有し、これらの「同期ペイロード・エン
ベロープ」は、「STS−1同期ペイロード・エンベロ
ープ」に類似の仕方で浮動してもよく、又固定(ロッ
ク)させてもよい。
【0226】このことは、「VT同期ペイロード・エン
ベロープ」が「STS−1同期ペイロード・エンベロー
プ」に対して相対的に移動しないことを意味する。した
がって、浮動VTは、STS−1レベルポインタに類似
のVTレベルポインタを有する。
【0227】VTポインタは常に、「STS−1同期ペ
イロード・エンベロープ」の最初の7〜28バイト(V
Tサイズによる)として現れる。浮動VTは、交換装置
と同じクロックにロックされない、DS−1のような、
同期ペイロードを搬送するためには好ましい。このこと
から、これら同期信号が付加遅れなしに交換装置を通過
することが可能となる。したがって、信号を浮動フォー
マットに入れて運ぶのが好ましい。
【0228】DS−0がVT内に含まれる場合のよう
に、VTペイロードを切り換えるべき場合に、浮動VT
をロックされたVTに変換するためにスリップバッファ
が用いられる。ロックされたVTは、交換クロックに同
期されたペイロードを搬送する。したがって、切り換え
のために、DS−0のような個々のバイト(タイムスロ
ット)の位置を探すためには理想的である。しかし、S
ONET/SDH基準においては、STS−1内で、ロ
ックされたVTと浮動VTとを混合することは許されて
いない。
【0229】多レート用交換装置について、STS−1
レベルよりも下で切り換えられる全てのトラフィック
は、浮動フォーマットを用いて行われる。VTレベルよ
り下(すなわちDS−0)で切り換えられる全てのトラ
フィックは、疑似浮動フォーマットに変換される。すな
わち、「VT同期ペイロード・エンベロープ」が、「同
期ペイロード・エンベロープ」がロックされて見えるよ
うに、スリップバッファを通過し、VTレベルポインタ
が「0」にセットされる。
【0230】VTレベルでの切り換えに対しては、VT
ポインタは、STS−1レベルポインタの値に対応する
量だけ増加される。STS−1レベルポインタは、
「0」にセットされる。これは、「STS−1同期ペイ
ロード・エンベロープ」が、そして結果としてVTポイ
ンタが、ペイロード・エンベロープの最初の位置で開始
することを意味する。STS−1及びこれより上のレベ
ルにおける切り換えに対しては、STS−1ポインタ
は、変化なしに交換装置へ送られる。
【0231】TS入替え装置において切り換えの後、V
Tは、VTのフレ−ム長さが125μsフレ−ムの1列
の長さのため、オーバヘッドに関して1列下方へシフト
されてTS入替え装置を出る。したがって、STS−1
レベルカウンタは、「同期ペイロード・エンベロープ」
が全体としてシフトされたことを示す相当量だけカウン
トを増加させる。
【0232】DS−0レベルの切り換えについては、遅
れは125μsフレ−ム時間の全量となり、これによっ
て、DS−0に関連するVTレベルポインタは、そのレ
ベルで切り換えられるVTに関連するVTレベルポイン
タよりも1列上方に位置することとなる。しかし、VT
レベルポインタは全て隣接していなければならない。し
たがって、パス探索メカニズムは、VTレベルポインタ
が再び隣接できるように、DS−0レベルの呼、に対す
る出力タイムスロットの割り当てを1列だけオフセット
する必要がある。
【0233】最後に、もしSTS−1以上の呼が一体と
して切り換えられる場合、それぞれのSTS−1レベル
ポインタ及びVTレベルポインタは変化せずに交換装置
を通過する。
【0234】しかし、もし、ブロッキングを避けるため
に、これらのより高いレートの呼の形式をより低いレー
ト区分へ部分的に分割する必要があり且つそのより低い
レート区分がVT形式である場合、STS−1レベルポ
インタは、1列分の追加遅れを表す量だけカウントを増
加させる必要がある。この追加遅れは、上に述べたよう
にこの区分をより低いレートの区分に再同期させるため
に、この呼の高いレートの区分に挿入するのに必要とさ
れる。
【0235】この階層的な割り当て及び対応するパス探
索は、次のように行われる。図27において、概念的に
説明すると、各TS入替え装置131、141には、交
換システム100を通してのパス探索に用いるために制
御処理装置110のメモリ内に従来の方法で記憶される
状態表2701〜2703の階層2700が付随する。
各階層2700の複数の層2721〜2723の各層
は、STS−1、VT、及びDS−0データレートのう
ちの異なるレートにそれぞれ対応する。
【0236】複数の層2721〜2723の各層は、そ
れぞれ1個以上の、対応する状態表2701〜2703
からなる。STS−1レート層2721には、12個の
エントリ2711を有するSTS−1タイムスロットブ
ロック状態表2701が1個含まれる。各エントリ27
11は、STS−1フレ−ム30(図2)と同等の1個
のタイムスロットに対応する。したがって、各エントリ
2711は、STS−12内の1個のSTS−1の帯域
幅を表す。
【0237】各エントリ2711は、対応する帯域幅
が、完全アイドルか、部分的アイドルか、又は使用中
(ビジー)かを表示するように符号化される。
【0238】各エントリ2711に対して、VTレート
層2722は、それぞれ異なる、対応するVTタイムス
ロットブロック状態表2702を有する。したがって、
各状態表2701について12個の状態表2702があ
ることになる。各状態表2702は、1個のSTS−1
の、異なるVTに各々が対応する28個までのエントリ
2712を有する。1個の状態表2702が或る時点に
何個のエントリを有するかは、対応するSTS−1がそ
の時点に含む混合VTの混合状態による。
【0239】層2722の各エントリ2712は、或る
1個のSTS−1内の1個のVTと同等のタイムスロッ
トに対応する。したがって、各エントリ2712は、1
個のVTの帯域幅を表す。各エントリ2712は又、対
応する帯域幅が、完全アイドルか、部分的アイドルか、
又は使用中(ビジー)かを表示するように符号化され
る。
【0240】各エントリ2712に対して、DS−0レ
ート層2723は、対応するDS0タイムスロットブロ
ック状態表2703を有する。したがって、層2723
にある状態表2703の数は、層2722にある状態表
2702内のVTエントリの数と共に変わる。各状態表
2703は、対応するVTの、異なるDS−0に各々が
対応する複数のエントリ2713を有する。状態表27
03が何個のエントリを有するかは、対応するVTの形
式によって決まる。
【0241】各エントリ2713は、1個のDS−0、
すなわちSTS−12フレ−ムの1個のタイムスロット
を表す。したがって、1個の層2723には合計972
0個のエントリ2713があることになる。各エントリ
2713は、対応する帯域幅が、アイドルか、又は使用
中(ビジー)かを表示するように符号化される。
【0242】状態表の階層2700は、他のレベル、例
えばSTS−3上部レベル及びH0(すなわち384k
b/s)レベル(最下位の次のレベル)を含むように拡
張してもよい。しかし、レベル数と各レベルの幅とは相
反する関係にあり、その間のバランス点(トレードオ
フ)を求める必要がある。図27に示す3種類のレベル
からなる階層2700は、妥当なトレードオフの例であ
る。
【0243】与えられた入力TS入替え装置131と出
力TS入替え装置141との間に与えられた接続を設立
するためには、マッチングするアイドル状態の入力TS
入替え装置出力タイムスロット及び出力TS入替え装置
入力タイムスロットを発見(検出)する必要がある。入
力TS入替え装置131と出力TS入替え装置141と
の間でパス探索を行うためには、制御処理装置110
が、対応する状態表の階層2700を、予め定義された
手法で探す。
【0244】STS−1レート又はより高いレートの接
続については、好ましい手法は、マッチングするアイド
ル状態のエントリ(マッチングアイドルエントリ)をS
TS−1レベル2721において検出することである。
【0245】STS−1より低いレート(例えばVTレ
ート)の接続については、好ましい手法は、VTレベル
2722におけるマッチングアイドルエントリであっ
て、完全アイドル状態のSTS−1の一部ではないエン
トリ、を検出することである。これによって、他のST
S−1レート又はより高いレートの接続用に、この完全
アイドル状態のSTS−1が、可能な程度まで保存され
る。
【0246】同様に、VTより低いレート(例えばDS
−0レート)の接続については、完全アイドル状態のS
TS−1の一部でなく完全アイドル状態のVTの一部で
もないマッチングアイドルエントリを検出することが好
ましい。これによって、他のより高いレート(例えばS
TS−1レート及びVTレート)の接続用に、この完全
アイドル状態のSTS−1及びVTが、可能な程度まで
保存される。
【0247】以下、割り当て手順を、或る特定のサイズ
の帯域幅についての階層的サーチの形で述べる。 1)STS−1レベル及びVTレベルにおける「部分ア
イドル/部分アイドル」(部分/部分、と略す)マッチ
ング 2)STS−1レベルにおける「部分/部分」マッチン
グ及びVTレベルにおける「部分アイドル/完全アイド
ル」(部分/アイドル、と略す)マッチング 3)STS−1レベルにおける「部分/部分」マッチン
グ及びVTレベルにおける「完全アイドル/部分アイド
ル」(アイドル/部分、と略す)マッチング 4)STS−1レベルにおける「部分/部分」マッチン
グ及びVTレベルにおける「完全アイドル/完全アイド
ル」(アイドル/アイドル、と略す)マッチング 5)STS−1レベルにおける「部分/アイドル」マッ
チング及びVTレベルにおける「部分/アイドル」マッ
チング 6)STS−1レベルにおける「部分/アイドル」マッ
チング及びVTレベルにおける「アイドル/アイドル」
マッチング 7)STS−1レベルにおける「アイドル/部分」マッ
チング及びVTレベルにおける「アイドル/部分」マッ
チング 8)STS−1レベルにおける「アイドル/部分」マッ
チング及びVTレベルにおける「アイドル/アイドル」
マッチング 9)STS−1レベルにおける「アイドル/アイドル」
マッチング及びVTレベルにおける「アイドル/アイド
ル」マッチング
【0248】もちろん、この階層的サーチをどれくらい
の深さまで進めるかは、サーチ対象の帯域幅のサイズに
よって異なる。すなわち、STS−1帯域幅についての
サーチは、この階層のレベルに到達せず、VT帯域幅に
ついてのサーチは、この階層のステップ4、6、8、及
び9だけを行い、DS−0帯域幅についてのサーチだけ
が、この階層のステップ1からステップ9までの全ての
ステップを行う。
【0249】理想より大きい数の、理想より小さい帯域
幅構成部分の集合からより高いレートの接続を形成する
オプションを常に保持刷ることによって、「ブロッキン
グ不発生」の作動状態が維持できる。
【0250】図27の状態表の階層2700の実際の物
理的構造を、図28〜図31に示す。階層2700の層
2721は、図28の2個の状態マトリックス2800
及び2801の形で実現される。入力TS入替え装置S
TS−1タイムスロットブロック状態マトリックス28
00は、入力TS入替え装置131の状態表からなる層
2721を実現したものであり、出力TS入替え装置S
TS−1タイムスロットブロック状態マトリックス28
01は、入力TS入替え装置141の状態表からなる層
2721を実現したものである。
【0251】マトリックス2800は、64個の列を有
し、これら64個の列は各々、図1の交換システム10
0の時間多重交換装置120の、異なる1個の入力リン
ク171に対応する。同様に、マトリックス2801
は、64個の列を有し、これら64個の列は各々、図1
の交換システム100の時間多重交換装置120の、異
なる1個の出力リンク181に対応する。
【0252】又、マトリックス2800は、24個のコ
ラムを有し、これら24個のコラムは1セット12個の
コラムからなるコラムセット2セットで構成され、各々
が、上に述べた重複構造の交換システム100において
各システム入力リンク111をサポートする入力TS入
替え装置131の対のうちの異なる1個の入力TS入替
え装置の状態表2701に対応する。
【0253】同様に、マトリックス2801は、24個
のコラムを有し、これら24個のコラムは1セット12
個のコラムからなるコラムセット2セットで構成され、
各々が、上に述べた重複構造の交換システム100にお
いて各システム出力リンク151をサポートする出力T
S入替え装置141の対のうちの異なる1個の入力TS
入替え装置の状態表2701に対応する。したがって、
マトリックス2800及び2801のエントリは、図2
7の全階層2700の全状態表2701のエントリ27
11である。
【0254】図27の階層2700の層2722は、図
29のVTタイムスロットブロック状態マトリックス2
900の形で実現される。マトリックス2900は各
々、1個の状態表2702を形成し、図28のマトリッ
クス2800及び2801の、異なる1個のエントリ2
701に対応する。
【0255】各VTタイムスロットブロック状態マトリ
ックス2900は、7個の列を有し、各々がSTS−1
の各VTグループに対応する。又、VT形式のマトリッ
クス2900は各々、4個のコラムを有し、各々が1個
のVTグループの各VT1.5 に対応する。
【0256】図29に例示するように、もし或るVTグ
ループが4個のVT1.5 は含まないが代わりに3個の
VT2を含む場合、VT形式のマトリックス2900
の、対応する列の最初の3個のコラムだけが用いられ、
もし2個のVT3を含む場合は、対応する列の最初の2
個のコラムだけが用いられ、又、もし1個のVT6が含
まれる場合には、対応する列の最初の1個のコラムだけ
が用いられる。したがって、マトリックス2900の各
エントリは、状況表2702のエントリ2712であ
る。
【0257】或るVTグループがどのような形式のVT
レートを含むかを表示するために、図29のVTタイム
スロットブロック状態マトリックス2900には図30
の複数ののVTグループ状態マトリックス3000が付
随している。交換システム100のシステム入力リンク
111及びシステム出力リンク151の各々に、各1個
のVTグループ状態マトリックス3000がある。
【0258】各VTグループ状態マトリックス3000
は、24個の列を有し、これら24個の列は1セット1
2個の列からなる列セット2セットで構成され、各々
が、上に述べた重複構造の交換システム100において
対応するシステム入力リンク111又はシステム出力リ
ンク151をサポートする入力TS入替え装置131又
は出力TS入替え装置141の対のうちの異なる1個の
TS入替え装置に対応する。
【0259】12個の列からなる1個の列セットの各列
は、対応するリンクのSTS−12に含まれる12個の
STS−1のうちの異なる1個のSTS−1に対応す
る。各VTグループ状態マトリックス3000は又、7
個のコラムを有し、その各コラムが、各STS−1の含
む7個のVTグループの各々に対応する。
【0260】交差する列とコラムとによって、複数のエ
ントリ3001が形成される。各エントリ3001の内
容は、対応するVTグループに現在含まれるVTレート
の形式を表示する。したがって、各エントリ3001
は、図29のVTタイムスロットブロック状態マトリッ
クス2900の異なる1個の列に対応し、その対応する
列の何個のコラム(すなわちエントリ)が使用されるべ
きか、すなわちどのエントリ2712が有効な情報を有
するのかを表示する。
【0261】状態表の階層2700の層2723は、図
31のDS−0タイムスロットブロック状態マトリック
ス3100の形で実現される。図28の各マトリックス
2800、2801の各エントリ2711に対して、異
なる各1個のマトリックス3100がある。したがっ
て、各マトリックス3100は、異なるSTS−1に対
応する。各マトリックス3100は又、108個のコラ
ムを有し、その各々が、対応するVTグループの、異な
るDS−0、すなわち108個のタイムスロットの異な
る1個のタイムスロット、に対応する。
【0262】制御処理装置110によって用いられるパ
ス探索方法の詳細を図32〜図95に示す。この方法を
実現するプログラムは、従来通りに、制御処理装置11
0のメモリ内に記憶され、このメモリから制御処理装置
110によって実行される。図32〜図33は、時間多
重交換装置120の入力ポ−トXと出力ポ−トYとの間
の、帯域幅Aの広帯域接続についての要求をステップ3
200において受けてこれを処理するのに用いられる手
順の概要を示す。帯域幅Aは最初にステップ3201に
おいて、STS−1、VT6、VT3、VT2、VT
1.5、 及びDS−0接続に変換される。変換は次のよ
うに行われる。
【0263】まず帯域幅Aが、できるだけ多く(B個)
の完全STS−1接続に分割される。残りの帯域幅が、
できるだけ多く(C個)の完全VT6接続に分割され
る。残りの帯域幅が、できるだけ多く(D個)の完全V
T3接続に分割される。残りの帯域幅が、できるだけ多
く(E個)の完全VT2接続に分割される。残りの帯域
幅が、できるだけ多く(F個)の完全VT1.5 接続に
分割される。そして最後に、残りの帯域幅が、できるだ
け多く(G個)のDS−0接続に分割される。
【0264】次に、パス探索手順はステップ3202に
おいて、必要なB個のSTS−1接続の発見(検出)を
企図する。このステップの詳細の流れ図を図34に示
す。このパス探索の結果として、必要なSTS−1接続
のうちの何個(H個)が検出できなかったかが表示され
る。この数Hは、ステップ3203において、必要なV
T接続の数を増加するのに用いられる(すなわち検出不
成功だった必要なSTS−1接続によって表される帯域
幅が追加として必要なVT接続を得るために分割され
る)。
【0265】すなわち、検出不成功だったH個のSTS
−1接続の各1個について、検出を企図すべきVT6接
続の数(C)が値7だけ増加され、新しいCが、新C=
(H・7)+旧C、となり、又は、企図すべきVT3接
続の数(D)が同じく値14だけ増加され、新しいD
は、新D=(H・14)+旧D、となり、又は、企図す
べきVT2接続の数(E)が同じく値21だけ増加さ
れ、新しいEは、新E=(H・21)+旧E、となり、
又は、企図すべきVT1.5 接続の数(F)が同じく値
28だけ増加され、新しいFは、新F=(H・28)+
旧F、となる。又、別の同等のVT接続組み合せも同様
に用いられる。
【0266】次に、パス探索手順はステップ3204に
おいて、必要なC個のVT6接続の発見(検出)を企図
する。このステップの詳細の流れ図を図36に示す。こ
のパス探索の結果として、必要なVT6接続のうちの何
個(J個)が検出できなかったかが表示される。この数
Jは、ステップ3205において、必要なVT3、VT
2、及び/又はVT1.5 接続の数を増加するのに用い
られる。
【0267】すなわち、検出不成功だったJ個のVT6
接続の各1個について、企図すべきVT3接続の数
(D)が値2だけ増加され、新しいDは、新D=(J・
2)+旧D、となり、又は、企図すべきVT2接続の数
(E)が同じく値3だけ増加され、新しいEは、新E=
(J・3)+旧E、となり、又は、企図すべきVT1.
5接続の数(F)が同じく値4だけ増加され、新しいF
は、新F=(J・4)+旧F、となる。又、別の同等の
VT3、VT2、及びVT1.5 の接続の組み合せも同
様に用いられる。
【0268】次に、パス探索手順はステップ3206に
おいて、必要なD個のVT3接続の発見(検出)を企図
する。このステップの詳細の流れ図を図44に示す。こ
のパス探索の結果として、必要なVT3接続のうちの何
個(K個)が検出できなかったかが表示される。ステッ
プ3207において、検出不成功だったK個のVT3接
続の各1個について、企図すべきVT1.5 接続の数
(F)が値2だけ増加され、新しいFは、新F=(K・
2)+旧F、となる。
【0269】次に、パス探索手順はステップ3208に
おいて、必要なE個のVT2接続の発見(検出)を企図
する。このステップの詳細の流れ図を図52に示す。こ
のパス探索の結果として、必要なVT2接続のうちの何
個(L個)が検出できなかったかが表示される。ステッ
プ3209において、検出不成功だったL個のVT2接
続の各1個について、企図すべきDS−0接続の数
(G)が値32だけ増加され、新しいGは、新G=(L
・32)+旧G、となる。
【0270】次に、パス探索手順はステップ3210に
おいて、必要なF個のVT1.5 接続の発見(検出)を
企図する。このステップの詳細の流れ図を図60に示
す。このパス探索の結果として、必要なVT1.5 接続
のうちの何個(M個)が検出できなかったかが表示され
る。ステップ3211において、検出不成功だったM個
のVT1.5 接続の各1個について、企図すべきDS−
0接続の数(G)が値24だけ増加され、新しいGは、
新G=(M・24)+旧G、となる。
【0271】次に、パス探索手順はステップ3212に
おいて、必要なG個のDS−0接続の発見(検出)を企
図する。このステップの詳細の流れ図を図69に示す。
このパス探索の結果として、必要なDS−0接続のうち
の何個(N個)が検出できなかったかが表示される。ス
テップ3213において、この数がN=0であることが
判断されると、ステップ3214に示すように、帯域幅
Aの広帯域接続要求の処理は完了し、この接続は、TS
入替え装置131、141、及び時間多重交換装置12
0の制御メモリ内にプログラミングされたことになる。
【0272】しかし、もしこの数Nがゼロでない場合、
ステップ3215に示されるように、帯域幅Aの広帯域
接続要求の処理は不成功だったことになり、接続は設立
できない。この不成功だった接続の一部分でこの時点で
セットアップされている部分は、分断破棄される。
【0273】要求される帯域幅探索が成功し完了した旨
の表示がパス探索手順によってステップ3213におい
て返されるまでは、代替手段によって接続の一部分をセ
ットアップすることはできない。完了表示が返される
と、ステップ3214において接続が全体としてセット
アップされる。
【0274】図34は、図32のステップ3202の手
順の詳細として、B個のSTS−1接続をセットアップ
する手順を示す。この手順は、ステップ3400におい
て図32のステップ3202から受けた要求に応答して
行われる。この要求は、時間多重交換装置120の入力
ポ−トXと出力ポ−トYとを相互接続の対象として指定
している。これらのポ−トは、与えられた接続に必要と
される入力TS入替え装置131及び出力TS入替え装
置141の階層的状態表に直接に対応する。
【0275】要求に応答してステップ3401におい
て、STS−1接続カウンタ及びSTS−1不成功点検
フラッグ(いずれも図示しない)が値「0」に初期化さ
れる。次にステップ3402において、STS−1接続
カウンタの値が、要求されたB個のSTS−1接続に対
して照合点検される。もしカウンタの値が数Bよりも小
さい場合、ステップ3403において、入力ポ−トXか
ら出力ポ−トYへの1個のSTS−1接続のセットアッ
プが企図される。このステップの詳細の流れ図を図35
に示す。
【0276】もしこの企図が不成功だった場合、STS
−1不成功点検フラッグの値が「1」にセットされる。
次にステップ3404において、このフラッグの値が点
検される。もしこの値が、STS−1接続をセットアッ
プする企図が成功したことを表す「0」の場合、STS
−1接続カウンタのあたいが「1」だけ増加され、プロ
グラムはステップ3402に戻る。
【0277】もしステップ3404において、STS−
1不成功点検フラッグの値が「1」であると判明した場
合、これはSTS−1接続セットアップの企図不成功を
表し、又もしステップ3402においてSTS−1接続
カウンタの値が数Bより小さくないと判った場合、これ
は必要な全てのSTS−1接続がセットアップされてい
ることを意味し、これら2つの場合いずれも、ステップ
3406において、入力ポ−トXと出力ポ−トYとの間
のSTS−1接続をセットアップする企図は完了する。
【0278】そして、手順はステップ3407におい
て、図32のステップ3202へ、不成功だったSTS
−1接続の数Hを返す。数Hは、数BからSTS−1接
続カウンタの現在のカウントを差し引いて計算される。
もし要求されるSTS−1接続の全てが成功の場合、H
の値は「0」となる。
【0279】図35は、図34のステップ3403の手
順の詳細として、1個のSTS−1接続をセットアップ
する手順を示す。まずポ−トX及びポ−トYの両方につ
いて、対応するアイドル状態のSTS−1帯域幅ブロッ
クがあるかどうかを定める点検が行われる。もしこのよ
うなブロックがある場合、対応するSTS−1、VT、
及びDS−0のエントリは、使用中(ビジー又はフ
ル)、と標識(マーク)付けされ、このSTS−1接続
をセットアップするための情報が、システムのハードウ
エア(TS入替え装置及び時間多重交換装置)に送られ
る。
【0280】この手順は、ステップ3500において、
図34のステップ3403から受けた要求に応答して行
われる。この要求は、入力ポ−トXと出力ポ−トYとを
指定している。
【0281】要求に応答して、手順はステップ3501
において、入力ポ−トXについて用いられる入力TS入
替え装置131のマトリックス2800内のSTS−1
タイムスロットブロック状態表2701、及び出力ポ−
トYについて用いられる出力TS入替え装置141のマ
トリックス2801内のSTS−1タイムスロットブロ
ック状態表2701(図28)を識別し、これらの状態
表にアクセスする。又、ステップ3502において、S
TS−1タイムスロット(TS)ブロック(TSB)カ
ウンタ(図示しない)が値「0」に初期化される。
【0282】次にステップ3503において、STS−
1のTSブロックカウンタの値をアドレスポインタとし
て用いて、ステップ3501においてアクセスされた状
態表2701のうちの各1個の状態表の対応する1個の
エントリ2711にアクセスして点検し、状態表の内容
が完全アイドル状態の帯域幅を表示しているかどうかを
定める。例えば、もしSTS−1のTSブロックカウン
タのカウントが5の場合、第6番目の状態表エントリが
アクセスされ、点検される。
【0283】もしステップ3503の結果が「YES」
である(すなわち、状態表の内容が完全アイドル状態の
帯域幅を表示している)場合、ステップ3507におい
て、ステップ3503においてアクセスされたエントリ
2711に対応するVT状態表2702及びDS−0状
態表2703(図27)のエントリは全て、「使用中」
(ビジー)、としてマーク付けされる。又、ステップ3
508において、これら2個のエントリ2711自身
は、状態表2701において、「使用中」としてマーク
付けされる。
【0284】このSTS−1接続は今や、TS入替え装
置131、141及び時間多重交換装置120の制御メ
モリ内にプログラミングすることができ、ステップ35
09において、パス探索のこれらの結果が、TS入替え
装置及び時間多重交換装置のプログラミングレジスタ
(図5、8、12、16、20、及び23〜26)へ送
られ、ローディングされる。セットアップは成功し完了
して、ステップ3510において、手順は図34のステ
ップ3403に戻る。
【0285】ステップ3503に戻って、状態表270
1の両エントリ2711を点検の結果、完全アイドル状
態の帯域幅を表示していないと判断される場合、ステッ
プ3511において、STS−1のTSブロックカウン
タのカウントが値「1」だけ増加され、ステップ351
2において、このカウンタの値が点検されて、24より
小さいかどうかが定められる。
【0286】もしカウンタの値が24より小さい場合、
利用可能性を点検すべきSTS−1が更に存在するの
で、手順はステップ3503に戻る。もしカウンタの値
が24より小さくない場合、必要な入力及び出力TS入
替え装置の全てのSTS−1の点検が成功せずに終了し
たことになり、STS−1をセットアップする企図は不
成功となる。したがってステップ3513において、S
TS−1不成功点検フラッグの値が、不成功を示す
「1」にセットされ、手順はステップ3514におい
て、企図不成功の表示と共に図34のステップ3403
に戻る。
【0287】図36は、図32のステップ3204の手
順の詳細として、C個のVT6接続をセットアップする
手順を示す。この手順は、図34の流れ図のSTS−1
をVT6に、数Bを数Cに、そして数Hを数Jに置き換
える以外は、図34の手順と全く同じである。
【0288】図37〜図43は、図36のステップ36
03の手順の詳細として、1個のVT6接続をセットア
ップする手順を示す。まず、両方が、「部分アイドル」
状態、としてマーク付けされたマッチングするSTS−
1帯域幅ブロックがあるかどうかを定める点検が行われ
る。もしある場合、これらのブロックは、完全アイドル
状態のSTS−1ブロックに影響を与えずにアイドル状
態のVT帯域幅ブロックを選択するためのよい候補ブロ
ックとなる。
【0289】マッチングする部分アイドル状態のSTS
−1ブロックが検出されると、手順はVTグループレベ
ルに進み、未指定、としてマーク付けされたVTグルー
プの検出を行う。
【0290】もしこのようなグループが検出された場
合、このVTグループは、VT6、としてマーク付けさ
れ、対応するDS−0タイムスロットはポ−トX及びY
について、「使用中」としてマーク付けされ、対応する
STS−1のタイムスロット(TS)ブロックはポ−ト
X及びYについて、「使用中」、又は、「部分アイド
ル」状態、としてマーク付けされる。そして、VT6接
続をセットアップするための情報がシステムハードウエ
ア(TS入替え装置及び時間多重交換装置)へ送られ
る。
【0291】もし上記ステップの後にVT6接続が検出
されない場合、或るSTS−1ブロックがポ−トXにつ
いて部分アイドルかどうか、そしてこのSTS−1ブロ
ックがポ−トYについて完全アイドルかどうか、を定め
る点検が行われる。もし結果が「YES」の場合、手順
はVTグループレベルに進む。
【0292】もし上記ステップの後にVT6接続が検出
されない場合、或るSTS−1ブロックがポ−トXにつ
いて完全アイドルかどうか、そしてこのSTS−1ブロ
ックがポ−トYについて部分アイドルかどうか、を定め
る点検が行われる。もし結果が「YES」の場合、手順
はVTグループレベルに進む。
【0293】もし上記ステップの後にVT6接続が検出
されない場合、或るSTS−1ブロックがポ−トXにつ
いて完全アイドルかどうか、そしてこのSTS−1ブロ
ックがポ−トYについても完全アイドルかどうか、を定
める点検が行われる。もし結果が「YES」の場合、手
順はVTグループレベルに進む。
【0294】この手順は、ステップ3700において図
36のステップ3603から受けた要求に応答して行わ
れる。この要求は、入力ポ−トXと出力ポ−トYとを指
定している。
【0295】要求に応答して、手順はステップ3701
において、入力ポ−トXについて用いられる入力TS入
替え装置131の状態表2701、及び出力ポ−トYに
ついて用いられる出力TS入替え装置141の状態表2
701を識別し、これらの状態表にアクセスする。又、
ステップ3702において、STS−1のTSブロック
(TSB)カウンタが値「0」に初期化される。
【0296】次にステップ3703において、STS−
1のTSブロックカウンタの値を用いて、ステップ37
01においてアクセスされた状態表2701のうちの各
1個の状態表の対応する1個のエントリ2711にアク
セスして点検し、状態表の内容が部分アイドル状態の帯
域幅を表示しているかどうかを定める。もしステップ3
703の結果が「YES」である場合、手順は図41の
ステップ3720に進む。
【0297】もしステップ3703の結果が「NO」で
ある場合、ステップ3704において、STS−1のT
Sブロックカウンタの値が「1」だけ増加され、ステッ
プ3705において、カウンタの値が24より小さいか
どうかを定める点検が行われる。もしカウンタの値が2
4より小さい場合、部分アイドル帯域幅を点検すべきS
TS−1が更に存在するので、手順はステップ3703
に戻る。
【0298】もしカウンタの値が24より小さくない場
合、必要な入力及び出力TS入替え装置の全てのSTS
−1の、部分アイドル帯域幅についての点検が成功せず
に終了したことになる。したがって、図38のステップ
3706において、STS−1のTSブロックカウンタ
の値が「0」にリセットされる。
【0299】そしてステップ3707において、このS
TS−1のTSブロックカウンタの値を用いて、ステッ
プ3703においてアクセスされた状態表2701のう
ちの各1個の状態表の対応する1個のエントリ2711
にアクセスして点検し、入力TS入替え装置131の状
態表2701のエントリ2711の内容が部分アイドル
状態の帯域幅を表示しており且出力TS入替え装置14
1の状態表2701のエントリ2711の内容が完全ア
イドル状態の帯域幅を表示しているかどうかを定める。
【0300】もしステップ3707の結果が「YES」
である場合、手順は図41のステップ3720に進む。
もしステップ3707の結果が「NO」である場合、ス
テップ3708において、STS−1のTSブロックカ
ウンタの値が「1」だけ増加され、ステップ3709に
おいて、カウンタの値が24より小さいかどうかを定め
る点検が再度行われる。もしカウンタの値が24より小
さい場合、手順はステップ3707に戻る。
【0301】もしカウンタの値が24より小さくない場
合、必要な入力及び出力TS入替え装置の全てのSTS
−1の、部分アイドル/完全アイドルの帯域幅の組み合
せについての点検が成功せずに終了したことになる。し
たがって、図39のステップ3710において、STS
−1のTSブロックカウンタの値が「0」にリセットさ
れる。
【0302】そしてステップ3711において、このS
TS−1のTSブロックカウンタの値を用いて、ステッ
プ3703においてアクセスされた状態表2701のう
ちの各1個の状態表の対応する1個のエントリ2711
にアクセスして点検し、入力TS入替え装置131の状
態表2701のエントリ2711の内容が完全アイドル
状態の帯域幅を表示しており且出力TS入替え装置14
1の状態表2701のエントリ2711の内容が部分ア
イドル状態の帯域幅を表示しているかどうかを定める。
【0303】もしステップ3711の結果が「YES」
である場合、手順は図41のステップ3720に進む。
もしステップ3711の結果が「NO」である場合、ス
テップ3712において、STS−1のTSブロックカ
ウンタの値が「1」だけ増加され、ステップ3713に
おいて、カウンタの値が24より小さいかどうかを定め
る点検が再度行われる。もしカウンタの値が24より小
さい場合、手順はステップ3711に戻る。
【0304】もしカウンタの値が24より小さくない場
合、図40のステップ3714において、STS−1の
TSブロックカウンタは値「0」にリセットされる。そ
してステップ3715において、このSTS−1のTS
ブロックカウンタの値を用いて、ステップ3703にお
いてアクセスされた状態表2701のうちの各1個の状
態表の対応する1個のエントリ2711にアクセスして
点検し、これらの内容が完全アイドル状態の帯域幅を表
示しているかどうかを定める。
【0305】もしステップ3715の結果が「YES」
である場合、手順は図41のステップ3720に進む。
もしステップ3715の結果が「NO」である場合、ス
テップ3716において、STS−1のTSブロックカ
ウンタの値が「1」だけ増加され、ステップ3717に
おいて、カウンタの値が24より小さいかどうかを定め
る点検が再度行われる。もしカウンタの値が24より小
さい場合、手順はステップ3715に戻る。
【0306】もしステップ3717において、カウンタ
の値が24より小さくない場合、必要な入力及び出力T
S入替え装置の全てのSTS−1のアイドル帯域幅につ
いての点検が成功せずに終了したことになり、VT6接
続をセットアップする企図は不成功となる。したがって
ステップ3718において、VT6不成功点検フラッグ
の値が、不成功を示す「1」にセットされ、手順はステ
ップ3719において、企図不成功の表示と共に図36
のステップ3603に戻る。
【0307】入力及び出力TS入替え装置131、14
1両方の、対応するSTS−1におけるアイドル帯域幅
の検出に成功した場合に、探索手順は、図37〜図40
から図41のステップ3720に進む。ステップ372
0において、VTグループ状態マトリックス3000
(図30)の列のうちこれら入力及び出力TS入替え装
置のSTS−1に対応する列がアクセスされる。又、ス
テップ3721において、VT6グループカウンタ(図
示しない)が値「0」に初期化される。
【0308】そしてステップ3722において、このカ
ウンタの値を用いて、ステップ3720においてアクセ
スされた2列のうちの各列の、対応するエントリ300
1にアクセスして点検し、これらの内容は、対応するV
TグループがVT形式を保持していないことを表示して
いるかどうか(VTグループの状態が未指定かどうか)
を定める。もし結果が「YES」、すなわちVT形式が
ないと表示される場合、手順は図42のステップ372
5に進む。
【0309】もし結果が「NO」、すなわちVT形式が
あると表示される場合、これはそのVTグループの帯域
幅が少なくとも部分的に使用中であり、したがってその
VTグループがVT6形式を保持できないことを意味す
る。このため、ステップ3723において、VTグルー
プカウンタは値「1」だけ増加され、ステップ3724
において、カウンタの値が7より小さいかどうかを定め
る点検が行われる。
【0310】結果としてカウンタの値が7より小さい場
合、このSTS−1には点検すべき他のVTグループが
あるので、手順はステップ3722に戻る。しかしもし
カウンタの値が7より小さくない場合、このSTS−1
にはVT6の保持搬送に利用可能なVTグループがない
ので、手順は、図37〜図40内の、この図41の手順
へ入った際の出発点のステップ位置に戻る。
【0311】現対象の入力及び出力TS入替え装置13
1、141両方のSTS−1においてアイドル状態のV
Tグループが検出された場合に、探索手順は、図42の
ステップ3725に進む。ステップ3725において、
このVTグループのカウンタの現在の値を用いてこのS
TS−1のこのアイドルVTグループに対応する図29
のマトリックス2900のVTタイムスロットブロック
状態表2702が識別されて、アクセスされる。又、ス
テップ3726において、VT6のTSブロックカウン
タ(図示しない)が値「0」に初期化される。
【0312】そして、ステップ3727において、この
カウンタの値を用いて、ステップ3725においてアク
セスされた状態表2702の各1個の状態表の、対応す
るエントリ2712にアクセスして点検し、これらの内
容が、完全アイドル状態の帯域幅を表示しているかどう
かを定める。もし表示していない場合、ステップ372
8において示されるように、エラーが存在する。その理
由は、VTグループ状態マトリックス3000において
VT形式の指定を受けていないVTグループはアイドル
でなければならないからである。
【0313】もしステップ3727において、これら点
検された両エントリ2712が完全アイドル帯域幅を表
示する場合は、ステップ3729において、これらエン
トリ2712の両方が「使用中」としてマーク付けさ
れ、ステップ3722においてアクセスされたVTグル
ープ状態マトリックス3000の、対応するエントリ3
001は、ステップ3730において、VT6というV
T形式を表示するものとしてマーク付けされる。
【0314】次に、ステップ3729においてマーク付
けされたエントリ2712に対応するDS−0状態表2
703(図27)の全エントリが、図43のステップ3
731において「使用中」としてマーク付けされる。更
に、STS−1のTSブロックカウンタの現カウントに
よって表示される現対象STS−1に対応する状態表2
701のエントリ2711が、ステップ3732におい
て、部分アイドル又は使用中の状態を表示するように更
新される。
【0315】この更新は、具体的には例えば、VTタイ
ムスロットブロック状態マトリックス2900において
STS−1を点検して有効なエントリがアイドル又は部
分アイドルかどうかを定めることによって行われる。も
しアイドルか又は部分アイドルの場合、STS−1の対
応するエントリ2711は、「部分アイドル」としてマ
ーク付けされる。もしマトリックス2900の全ての有
効なエントリ2712が、「使用中」としてマーク付け
されている場合には、STS−1の対応するエントリ2
711は、「使用中」としてマーク付けされる。
【0316】今やVT接続は、TS入替え装置131、
141及び時間多重交換装置120の制御メモリ内にプ
ログラミングされる準備ができ、ステップ3733にお
いて、パス探索結果がTS入替え装置及び時間多重交換
装置のプログラミングレジスタ内にローディングされ
る。これで、セットアップは成功して完了となり、手順
はステップ3734において、図36のステップ360
3に戻る。
【0317】図44は、図33のステップ3206の手
順の詳細として、D個のVT3接続をセットアップする
手順を示す。この手順は、図34の流れ図のSTS−1
をVT3に、数Bを数Dに、そして数Hを数Kに置き換
える以外は、図34の手順と全く同じである。
【0318】図45〜図51は、1個のVT3接続をセ
ットアップする手順を示す。この手順は、VTグループ
の箇所以外はVT6接続に関する手順と同一である。最
初にVTグループレベルにおいて、ポ−トX及びYにつ
いてマッチングするアイドル状態のVTブロックの点検
が行われる。このようなアイドルブロックが検出される
と、これらVTブロックは、「使用中」(ビジー又はフ
ル)、としてマーク付けされる。そしてVTグループレ
ベルについての手順が、VT6について上記したよう
に、但しVT6をVT3に置き換えて、進行する。
【0319】この手順は、ステップ4500において、
図44のステップ4403から受けた要求に応答して行
われる。図45〜図48は、次の事項をを除いては、図
37〜図40と同じである。これらの除外事項は、ステ
ップ4503、4507、4511、及び4515にお
いて手順が移る先が図49であること、ステップ451
8において、値「1」にセットされるのがVT3不成功
点検フラッグであること、及びステップ4519におい
て、手順が図44のステップ4403に戻ることであ
る。
【0320】又、図49の手順は、いくつかの除外事項
のほかは図41の手順と同じである。すなわち、ここで
サーチされるのは、VT3の帯域幅だけであってVT6
の帯域幅全体ではないので、ステップ4522におい
て、現対象の入力及び出力STS−1に対応する、VT
グループマトリックス3000の2個のエントリ300
1が点検されて、対応するVTグループがVT形式を保
持搬送していない(すなわち未指定である)か、又はV
T3形式を保持搬送しているか、のいずれかの状態をこ
れらエントリの内容が表示しているかどうか、が定めら
れる。
【0321】もしこの結果が「YES」の場合、手順は
図50のステップ4525に進む。ステップ4522に
おいてVT3形式を保持搬送していることが検出された
VTグループが使用中(ビジー)であることが図50に
おいて検出された場合、手順は図50から図49のステ
ップ4523に戻り、適切なアイドル状態にあるVTグ
ループのサーチを継続する。
【0322】上記のように、未指定であるVTグルー
プ、又はVT3形式を保持搬送しているVTグループ
が、入力及び出力両方のTS入替え装置において現対象
のSTS−1に検出された場合、手順は図50のステッ
プ4525に進む。ステップ4525において、VTグ
ループのカウンタの現カウント値を用いて、現対象ST
S−1のこれらのVTグループに対応する図29のマト
リックス2900のVTタイムスロットブロック状態表
2702が識別され、アクセスされる。又、ステップ4
526において、VT3のTSブロックカウンタ(図示
しない)が値「0」に初期化される。
【0323】そして、ステップ4527において、この
カウンタの値を用いて、ステップ4525においてアク
セスされた2個の状態表2702の各1個の状態表の、
対応するエントリ2712にアクセスして点検し、これ
らの内容が、対応するVT3について、完全アイドル状
態の帯域幅を表示しているかどうかを定める。
【0324】もし結果が「NO」の場合、対応するこの
VT3においては十分な帯域幅が利用不可能である。そ
して、ステップ4530において、VT3のTSブロッ
クカウンタの値が「1」だけ増加され、ステップ453
1において、このカウンタの値が2より小さいかどうか
が点検される。
【0325】もしカウンタの値が2より小さい場合、手
順はステップ4527に戻り、現対象VTグループの次
のVT3の状態を点検する。しかし、もしカウンタの値
が2より小さくない場合には、このVTグループに点検
すべきVT3はもはやない。いい替えれば、この入力及
び出力VTグループにおけるアイドル状態のVT3のサ
ーチは、ステップ4532において示されるように、不
成功に終ったことになる。そして手順は、図49のステ
ップ4523に戻り、利用可能なVT3を求めて別の入
力及び出力VTグループを選択し、点検する。
【0326】図50のステップ4527に戻り、もし点
検されたエントリ2712が入力及び出力の両方のVT
グループにおける対応するVT3について完全アイドル
状態の帯域幅を表示する場合、ステップ4528におい
て、「使用中」としてマーク付けされ、ステップ452
2においてアクセスされたVTグループ状態マトリック
ス3000の、対応するエントリ3001が、ステップ
4529において、VT3というVT形式を表示するも
のとしてマーク付けされる。
【0327】手順は次に図51に進む。図51は、ステ
ップ4536において図51の手順が図44のステップ
4403に戻る点を除いては、図43と同じである。
【0328】図52は、図33のステップ3208の手
順の詳細として、E個のVT2接続をセットアップする
手順を示す流れ図である。この手順は、VT3について
の手順と同じであり、又図34の流れ図のSTS−1を
VT2に、数Bを数Eに、そして数Hを数Lに置き換え
る以外は、図34の手順と全く同じである。
【0329】図53〜図59は、1個のVT2接続をセ
ットアップする手順を示す。この手順は、VT3接続に
についての手順と同一である。この手順は、ステップ5
300において、図52のステップ5203から受けた
要求に応答して行われる。
【0330】VT3接続についての手順と同様に、図5
3〜図56は、次の事項をを除いては、図37〜図40
と同じである。これらの除外事項は、ステップ530
3、5307、5311、及び5315において手順が
移る先が図57であること、ステップ5318におい
て、値「1」にセットされるのがVT2不成功点検フラ
ッグであること、及びステップ5319において、手順
が図52のステップ5203に戻ることである。
【0331】又、図57の手順は、いくつかの除外事項
のほかは図41の手順と同じである。すなわち、ここで
サーチされるのは、VT2の帯域幅だけであってVT6
の帯域幅全体ではないので、ステップ5322におい
て、現対象の入力及び出力STS−1に対応する、VT
グループマトリックス3000の2個のエントリ300
1が点検されて、対応するVTグループがVT形式を保
持搬送していない(すなわち未指定である)か、又はV
T2形式を保持搬送しているか、のいずれかの状態をこ
れらエントリの内容が表示しているかどうか、が定めら
れる。
【0332】もしこの結果が「YES」の場合、手順は
図58のステップ5325に進む。ステップ5322に
おいて検出されたVTグループの対応するVTタイムス
ロットブロックが全て使用中であることが図58におい
て検出された場合、手順は図58から図57のステップ
5323に戻り、適切なアイドル状態にあるVTグルー
プのサーチを継続する。
【0333】図58及び図59は、VT3接続に関連し
て上に述べた図50及び図51においてVT3をVT2
に置き換えるだけで後はほとんど同一である。唯一の相
違点は、図58のステップ5329において、VT2カ
ウンタの値を「3」に対して点検することである。理由
は、1個のVTグループの中にVT3が2個しかないの
に対してVT2は3個あるためである。
【0334】図60は、図33のステップ3210の手
順の詳細として、F個のVT1.5接続をセットアップ
する手順を示すもので、VT2についての手順と同一で
ある。又、この手順は、図34の流れ図のSTS−1を
VT1.5 に、数Bを数Fに、そして数Hを数Mに置き
換える以外は、図34の手順と全く同一である。
【0335】図61〜図67は、1個のVT1.5 接続
をセットアップする手順を示す。この手順は、VT2に
ついての手順と同一である。この手順は、ステップ61
00において、図60のステップ6003から受けた要
求に応答して行われる。
【0336】VT2接続についての手順と同様に、図6
1〜図64は、次の事項をを除いては、図37〜図40
と同じである。これらの除外事項は、ステップ610
3、6107、6111、及び6115において手順が
移る先が図65であること、図64のステップ6118
において、値「1」にセットされるのがVT1.5 不成
功点検フラッグであること、及びステップ6119にお
いて、手順が図60のステップ6003に戻ることであ
る。
【0337】又、図65の手順は、いくつかの除外事項
のほかは図41の手順と同じである。すなわち、ここで
サーチされるのは、VT1.5 の帯域幅だけであってV
T6の帯域幅全体ではないので、ステップ6122にお
いて、VTグループマトリックス3000の2個のエン
トリ3001が点検されて、対応するVTグループがV
T形式を保持搬送していない(すなわち未指定である)
か、又はVT1.5 形式を保持搬送しているか、のいず
れかの状態をこれらエントリの内容が表示しているかど
うか、が定められる。
【0338】もしこの結果が「YES」の場合、手順は
図66のステップ6125に進む。ステップ6122に
おいて検出されたVTグループが使用中であることが図
66において検出された場合、手順は図66から図65
のステップ6123に戻り、適切なアイドル状態にある
VTグループのサーチを継続する。
【0339】図66及び図67は、VT3接続に関連し
て上に述べた図50及び図51においてVT3をVT
1.5 に置き換えるだけで後はほとんど同一である。唯
一の相違点は、図66のステップ6129において、V
T1.5 カウンタの値を「4」に対して点検することで
ある。理由は、1個のVTグループの中にVT3が2個
しかないのに対してVT1.5 は3個あるためである。
【0340】図68は、図33のステップ3212の手
順の詳細として、G個のDS−0接続をセットアップす
る手順を示す。この手順は、図34の流れ図のSTS−
1をDS−0に、数Bを数Gに、そして数Hを数Nに置
き換える以外は、図34の手順と全く同一である。
【0341】図69〜図95は、図68のステップ68
03の手順の詳細として、1個のDS−0接続をセット
アップする手順を示す。まず両方が、「部分アイドル」
状態、としてマーク付けされたポ−トX及びYについて
マッチングするSTS−1帯域幅ブロックがあるかどう
かを定める点検が行われる。
【0342】もしこのようなブロックがある場合、手順
はVTグループレベルに進み、もし肯定的結果が示され
る場合、両方が、「部分アイドル」状態、としてマーク
付けされたポ−トX及びYについてマッチングするVT
1.5 又はVT2ブロックがあるかどうかを定める点検
が行われる。もしこのようなブロックがある場合、手順
はDS−0レベルに進む。
【0343】もしマッチングするアイドル状態のタイム
スロットが検出された場合、DS−0エントリは、「使
用中」としてマーク付けされ、VTグループは、VT
2、又は必要ならVT1.5 のいずれか、としてマーク
付けされ、対応するSTS−1及びVTブロックはポ−
トX及びYについて「使用中」又は「部分アイドル」と
してマーク付けされる。そして、DS−0接続をセット
アップするための情報がシステムハードウエア(TS入
替え装置及び時間多重交換装置)へ送られる。
【0344】もし上記ステップの後にDS−0接続が検
出されない場合、「部分アイドル」としてマーク付けさ
れたポ−トX及びYについてのマッチングするSTS−
1ブロックがあるかどうか、を定める点検が行われる。
もし結果が「YES」の場合、手順はVTグループレベ
ルに進む。
【0345】そして、もし肯定的結果が示される場合に
は、「部分アイドル」状態、としてマーク付けされたポ
−トXについてのVT1.5 又はVT2ブロックであっ
て、「完全アイドル」状態、としてマーク付けされたポ
−トYについてのマッチングするVTブロックを有する
ようなVT1.5 又はVT2ブロック、があるかどうか
を定める点検が行われる。もしこのようなブロックが検
出された場合、手順はDS−0レベルに進む。これら
が、上記9個のレベルを有する階層の最初の2レベルで
ある。他のレベルは、必要に合わせて、対応する手法で
行われる。
【0346】この手順は、ステップ6900において、
図68のステップ6803から受けた要求に応答して行
われる。図69〜図72は、次の点をを除いては、図3
7〜図40と同じである。これらの除外点は、図69の
ステップ6903において手順が移る先が図78である
こと、図70のステップ6907において手順が移る先
が図82であること、図71のステップ6911におい
て手順が移る先が図84であること、及び図72のステ
ップ6915において手順が移る先が図86であるこ
と、である。
【0347】これは、DS−0についてのサーチが、図
78〜図81においてVTを通してそれぞれ、部分/部
分、部分/アイドル、アイドル/部分、及びアイドル/
アイドルの状態についてサーチする、階層的サーチの手
法によって行われるためである(図37〜図40におい
てSTS−1を通して行われるのと同様)。
【0348】図73及び図75はそれぞれ、図73のス
テップ6919において手順が移る先が図82であるこ
と、及び図75のステップ6927において手順が移る
先が図86であること、を除いては、図38と同じであ
る。同様に、図74及び図76はそれぞれ、図74のス
テップ6923において手順が移る先が図84であるこ
と、及び図76のステップ6931において手順が移る
先が図86であること、を除いては、図38と同じであ
【0349】図77は、次の事項をを除いては、図40
と同じである。これらの除外事項は、ステップ6935
において手順が移る先が図86であること、ステップ6
938において、値「1」にセットされるのがDS−0
不成功点検フラッグであること、及びステップ6939
において、手順が図68のステップ6803に戻ること
である。
【0350】図78〜図86は、DS−0接続について
行われるVTグループレベルのサーチを表す。DS−0
はVTグループの僅かな部分を占めるだけなので、未指
定(完全にアイドル)の、マッチングするVTグルー
プ、及び指定された(部分アイドル)マッチングするV
Tグループの両方共、DS−0の保持搬送に適する。し
かし、SONET及びSDH基準において、DS−0接
続は、最も低いVTレートであるVT1.5 及びVT2
内にのみマッピングされる。
【0351】更に、ブロッキングを避ける目的から、D
S−0接続が、端から端まで同一の1個のVTレート内
に確実にマッピングされるようにするのが望ましい。し
たがって、マッチングするVTグループであって、両方
共未指定か、両方共 VT1.5 として指定されている
(既指定)か、両方共VT2として指定されているか、
のいずれかのVTグループだけが、DS−0接続の保持
搬送用として適切なグループである。
【0352】DS−0についてのサーチは、既指定/既
指定、既指定/未指定、未指定/既指定、及び未指定/
未指定の、マッチングするVTグループについての階層
的サーチの手法によって行われる。したがって、VTグ
ループ状態マトリックスを通してのサーチには4セット
の手順が必要である。又、適切な、マッチングするVT
グループの各対の中で、DS−0についてのサーチが、
そのグループのVTを通して、部分/部分、部分/アイ
ドル、アイドル/部分、及びアイドル/アイドルの状態
についてサーチする、階層的サーチの手法によって行わ
れる。
【0353】しかし、各VTグループについて、これら
のサーチの全てを行う必要はない。例えば、未指定VT
グループ内の部分/アイドルVTのサーチは無意味であ
る。理由は、未指定VTグループが、その定義から、完
全アイドルだからである。
【0354】よって、これら種々の制約に対応するため
に、図78〜図86に示す8種類の手順を設ける。これ
らの手順はそれぞれ図41の手順に類似である。図41
の手順が、未指定のマッチングVTグループだけをサー
チしたのに対し、図78〜図81の手順は、両方共VT
2として既指定か、又は両方共VT1.5 として既指定
かのどちらかのマッチングVTグループをサーチする。
【0355】又、図82〜図83の手順は、VT2又は
VT1.5 として既指定である入力VTグループと、未
指定である出力VTグループとからなるマッチングVT
グループをサーチし、図84〜図85の手順は、未指定
である入力VTグループと、VT2又はVT1.5 とし
て既指定である出力VTグループとからなるマッチング
VTグループをサーチし、図86の手順は、両方共未指
定のマッチングVTグループをサーチする。
【0356】図78の手順は図69からの続きとして行
われる。もし図78のステップ6942において、両方
共VT2又はVT1.5 として既指定であるマッチング
VTグループが検出された場合、手順は図87に進み、
これらのVT内で「部分/部分」マッチングVTをサー
チする。もし図87におけるサーチが不成功の場合、手
順は図78のステップ6943に戻り、適切な既指定状
態のマッチングVTグループをサーチする。もしこのよ
うなVTグループを図78において検出できない場合、
手順は図79に進む。
【0357】もし図79のステップ6946において、
適切な既指定状態のマッチングVTグループが検出され
た場合、手順は図88に進み、これらのVT内で「部分
/アイドル」マッチングVTをサーチする。もし図88
におけるこのサーチが不成功の場合、手順は図79のス
テップ6947に戻り、適切な既指定状態のマッチング
VTグループのサーチを継続する。もしこのようなVT
グループを図79において検出できない場合、手順は図
80に進む。
【0358】もし図80のステップ6950において、
適切な既指定状態のマッチングVTグループが検出され
た場合、手順は図89に進み、これらのVT内で「アイ
ドル/部分」マッチングVTをサーチする。もし図89
におけるこのサーチが不成功の場合、手順は図80のス
テップ6951に戻り、適切な既指定状態のマッチング
VTグループのサーチを継続する。もしこのようなVT
グループを図80において検出できない場合、手順は図
81に進む。
【0359】もし図81のステップ6954において、
適切な既指定状態のマッチングVTグループが検出され
た場合、手順は図90に進み、これらのVT内で「アイ
ドル/アイドル」マッチングVTをサーチする。もし図
90におけるこのサーチが不成功の場合、手順は図81
のステップ6955に戻り、適切な既指定状態のマッチ
ングVTグループのサーチを継続する。もしこのような
VTグループを図81において検出できない場合、手順
は図69に戻る。
【0360】図82の手順は図70又は図73からの続
きとして行われる。もし図82のステップ6959にお
いて、VT2又はVT1.5 として既指定である入力V
Tグループと、これにマッチングする未指定である出力
VTグループとが検出された場合、手順は図88に進
み、これらのVT内で「部分/アイドル」マッチングV
Tをサーチする。
【0361】もし図88におけるサーチが不成功の場
合、手順は図82のステップ6960に戻り、適切な既
指定状態のVTグループとこれにマッチングする未指定
のVTグループとの組み合せのサーチを継続する。もし
このようなVTグループの組み合せを図82において検
出できない場合、手順は図83に進む。
【0362】もし図83のステップ6963において、
適切な既指定状態のVTグループとこれにマッチングす
る未指定のVTグループとの組み合せが検出された場
合、手順は図90に進み、これらのVT内で「アイドル
/アイドル」マッチングVTをサーチする。
【0363】もし図90におけるこのサーチが不成功の
場合、手順は図83のステップ6964に戻り、適切な
既指定状態のVTグループとこれにマッチングする未指
定のVTグループとの組み合せのサーチを継続する。も
しこのようなVTグループの組み合せを図83において
検出できない場合、手順はその出発点である図70又は
図73に戻る。
【0364】図84の手順は図71又は図74からの続
きとして行われる。もし図84のステップ6968にお
いて、未指定である入力VTグループと、これにマッチ
ングする、VT2又はVT1.5 として既指定である出
力VTグループとが検出された場合、手順は図89に進
み、これらのVT内で「アイドル/部分」マッチングV
Tをサーチする。
【0365】もし図89におけるサーチが不成功の場
合、手順は図84のステップ6969に戻り、未指定の
VTグループとこれにマッチングする適切な既指定状態
のVTグループとの組み合せのサーチを継続する。もし
このようなVTグループの組み合せを図84において検
出できない場合、手順は図85に進む。
【0366】もし図85のステップ6972において、
未指定のVTグループとこれにマッチングする適切な既
指定状態のVTグループとの組み合せが検出された場
合、手順は図90に進み、これらのVT内で「アイドル
/アイドル」マッチングVTをサーチする。
【0367】もし図90におけるこのサーチが不成功の
場合、手順は図85のステップ6973に戻り、未指定
のVTグループとこれにマッチングする適切な既指定状
態のVTグループとの組み合せのサーチを継続する。も
しこのようなVTグループの組み合せを図85において
検出できない場合、手順はその出発点である図71又は
図74に戻る。
【0368】図86の手順は図72、図75、図76又
は図77からの続きとして行われる。もし図86のステ
ップ6977において、未指定であるマッチングVTグ
ループが検出された場合、手順は図90に進み、これら
のVT内で「アイドル/アイドル」マッチングVTをサ
ーチする。
【0369】もし図90におけるこのサーチが不成功の
場合、手順は図86のステップ6978に戻り、未指定
であるマッチングVTグループのサーチを継続する。も
しこのようなVTグループを図86において検出できな
い場合には、手順はその出発点である図72、図75、
図76、又は図77に戻る。
【0370】図87〜図90のそれぞれの機能へは、上
記のように図78〜図86において適切なマッチングV
Tグループが検出された場合にそれぞれの図のステップ
から入る。まず図87について説明すると、ステップ6
980において、VTカウント(#)変数を、図78〜
図86のうちの該当する図面の手順で検出された適切な
マッチングVTグループのVT2又はVT1.5 のどち
らに指定されているかの既指定状態に合わせて、VT2
又はVT1.5 にセットする。
【0371】もしVTグループの状態が「未指定」の場
合、VT#変数をVT1.5 又はVT2のいずれかにセ
ットする。VT#変数によって、DS−0接続がVT
1.5レート又はVT2レートのいずれにマッピングさ
れるかが定まる。
【0372】又、もしVT#変数がVT2にセットされ
た場合、VTカウント変数は3(VTグループ内のVT
2の数)にセットされ、TSカウント変数は36(VT
2内のタイムスロット、すなわちDS−0の数)にセッ
トされる。もしVT#変数がVT2にセットされない場
合、VTカウント変数は4(VTグループ内のVT1.
5の数)にセットされ、TSカウント変数は27(VT
1.5内のタイムスロット、すなわちDS−0の数)に
セットされる。
【0373】図87中の残りのステップは、VT3接続
に関連して上に述べた図50のステップに極めてよく類
似している。ステップ6981において、VTグループ
のカウンタの現カウント値を用いて、入力及び出力TS
入替え装置の現対象マッチングVTグループに対応する
図29のマトリックス2900のVTタイムスロットブ
ロック状態表2702が識別され、アクセスされる。
又、ステップ6982において、VT2又はVT1.5
(VT#の値で決まる)のTSブロックカウンタが値
「0」に初期化される。
【0374】そして、ステップ6983において、この
カウンタの値を用いて、ステップ6981においてアク
セスされた状態表2702の各1個の状態表の、対応す
るエントリ2712にアクセスして点検し、これらの内
容が、入力及び出力の両方のTS入替え装置における対
応するVT2又はVT1.5 について、「部分/アイド
ル」状態の帯域幅を表示しているかどうかを定める。
【0375】もし結果が「YES」の場合、手順は図9
1に進み、入力及び出力の両方のTS入替え装置におけ
る対応するVT内でアイドルDS−0をサーチする。も
し結果が「NO」の場合、ステップ6982において初
期化されたVT2又はVT1.5 カウンタの値が、ステ
ップ6984において「1」だけ増加される。
【0376】そして、ステップ6985において、この
カウンタの値がVTカウント(#)変数の値よりも小さ
いかどうかが点検され定められる。もし結果が「YE
S」の場合、手順はステップ6983に戻り、現対象マ
ッチングVTグループ内の別のVT2又はVT1.5 の
状態を点検する。
【0377】もし結果が「NO」、すなわちカウンタの
値がVTカウントの値より小さくない場合は、これらの
VTグループ内に更に点検すべきVT2又はVT1.5
は存在しない。いい替えれば、この入力及び出力VTグ
ループ内での「部分/アイドル」状態のVT2又はVT
1.5 のサーチが、ステップ6986に示されるように
不成功だったことを意味する。そして、手順は図78の
ステップ6943に戻り、別の入力及び出力VTグルー
プの選択、点検を行う。
【0378】図88〜図90の機能は本質的には図87
の機能と同一である。しかし、図87のステップ698
3において「部分/部分」状態のVT2又はVT1.5
の組み合せが点検されるのに対し、図88のステップ6
990においては、「部分/アイドル」状態の組み合せ
が、図89のステップ6997においては「アイドル/
部分」状態の組み合せが、又図90のステップ7004
においては「アイドル/アイドル」状態の組み合せが、
それぞれ点検される。
【0379】図91の機能へは、図87において完全ア
イドル又は部分アイドル状態のVT2又はVT1.5 が
検出されたときに図87から入る。ステップ7008に
おいて、VT2又はVT1.5 (VT#の値で決まる)
のTSブロックカウンタの現カウント値を用いて、入力
及び出力TS入替え装置の現対象の適切なアイドル状態
のVT2又はVT1.5 に対応する図31のDS−0タ
イムスロットブロック状態マトリックス3100のDS
−0タイムスロットブロック状態表2703(図27)
が識別され、アクセスされる。
【0380】又、ステップ7009において、DS−0
タイムスロットブロックカウンタ(図示しない)が値
「0」に初期化される。そして、ステップ7010にお
いて、このカウンタの値を用いて、ステップ7008に
おいてアクセスされた2個の状態表2703の各1個の
状態表の、対応するエントリ2713にアクセスして点
検し、これらの内容が、入力及び出力の両方のTS入替
え装置においてこれら対応するDS−0が「アイドル」
であることを表示しているかどうかを定める。
【0381】もし結果が「YES」の場合、そのDS−
0は利用可能である。そして、手順は図95に進む。も
し結果が「NO」の場合、そのDS−0は利用可能では
ないので、次のDS−0を点検する必要がある。したが
って、ステップ7011において、DS−0タイムスロ
ットブロックカウンタが、値「1」だけ増加され、ステ
ップ7012において、カウンタの値がタイムスロット
(TS)カウント変数の値と対比される。
【0382】もしカウンタの値がTSカウント変数の値
より小さい場合、このVT2又はVT1.5 には、点検
すべきDS−0が更にまだ存在する。このため、手順は
ステップ7010に戻り、次のDS−0の状態を点検す
る。しかし、もし結果が「NO」、すなわちカウンタの
値がTSカウントの値より小さくない場合は、このVT
2又はVT1.5 内に更に点検すべきDS−0は存在し
ない。
【0383】いい替えれば、この入力及び出力VT2又
はVT1.5 グループ内でのアイドル状態のDS−0の
サーチが、ステップ7013示されるように不成功だっ
たことを意味する。そして、手順は図87のステップ6
943に戻り、別のVT2又はVT1.5 の選択、点検
を行う。
【0384】図92〜図94は、図91とほぼ同一であ
る。図92の機能へは、図88から入る。まずステップ
7016において、入力TS入替え装置131の状態表
2703のエントリ2713だけが点検される。その理
由は、出力TS入替え装置のDS−0がアイドルである
ことが図88から判っているからである。そして、もし
点検結果が不成功の場合、機能は図88に戻る。
【0385】同様に、図93の機能へは、図89から入
り、ステップ7022において、出力TS入替え装置1
41の状態表2703のエントリ2713だけが点検さ
れる。その理由は、入力TS入替え装置のDS−0がア
イドルであることが図89から判っているからである。
そして、もし点検結果が不成功の場合、機能は図89に
戻る。
【0386】同様に、図94の機能へは、図90から入
り、ステップ7028において、入力及び出力TS入替
え装置の状態表2703のエントリ2713が形式的に
点検される。その理由は、DS−0がアイドルであるこ
とが図90から判っているからである。そして図95に
進む。これは図91〜図94の場合も同様である。
【0387】次に図95に移って、図91、図92、図
93、又は図94においてマッチングアイドルDS−0
についての点検が成功であった両方のエントリ2713
が、ステップ7032において、「使用中」としてマー
ク付けされる。又、もし現対象のDS−0を含む入力及
び出力VT2又はVT1.5 についてのVTグループ状
態マトリックス3000のエントリ3001が、VT形
式を表示しない場合(すなわち未指定)、ステップ70
33において、VT2又はVT1.5 (VT#変数の現
在値により決まる)を表示する、としてマーク付けされ
る。
【0388】更に、現対象のDS−0を含む(含むこと
は、VT2又はVT1.5 (VT#変数の現在値によ
る)のTSブロックカウンタの現カウントによって表示
される)VT2又はVT1.5 に対応する状態表270
2のエントリ2712と、VT2又はVT1.5 を含む
(含むことは、STS−1のTSブロックカウンタの現
カウントによって表示される)STS−1に対応する状
態表2701のエントリ2711とが、ステップ703
4において、「部分アイドル」又は「使用中」の状態を
表示するように、図43のステップ3732について前
に述べた手法で更新される。
【0389】DS−0接続は今や、入力TS入替え装置
131、出力TS入替え装置131、及び時間多重交換
装置120の制御メモリ内にプログラミングされる用意
ができて、パス探索の結果がステップ7035におい
て、TS入替え装置及び時間多重交換装置のプログラミ
ングレジスタ内にローディングされる。これで、セット
アップは成功して完了となり、手順はステップ7036
において、図68のステップ6803に戻る。
【0390】以上、本発明を種々の実施例及びその実現
例によって説明したが、この技術分野の当業者であれ
ば、それらに対する種々の変形例を容易に考えられる。
例えば、本発明は、時間及び/又は空間交換(スイッチ
ング)ステージからなる3ステージ交換ネットワ−クに
は全て適用できる。具体例としては、空間−空間−空間
交換ネットワ−ク、又は空間−時間−空間交換ネットワ
−クがある。又、ネットワ−ク上で伝送される情報のフ
ォーマットに合わせて、これら具体例の変形例から選択
して用いることができる。
【0391】その上、どのネットワ−クのどの1個のス
テージでも本発明による3−ステージネットワ−クによ
って置き換えることができるので、その意味から、本発
明はどのようなネットワ−クにも適用可能である。更
に、多ステージ構造は、3−ステージのサブセットに分
割してもよく、又、全ステージにわたって並行的にサー
チを行うようにアルゴリズムを拡張してもよい。例え
ば、4ステージ構造の場合、サーチ階層を「部分/部分
/部分」、「部分/部分/アイドル」等に拡張すること
も可能である。
【0392】これらの変更、修正は、本発明の精神及び
範囲を逸脱することなく且つそのもたらす利点を減少さ
せることなく、実施が可能である。したがって、これら
はいずれも本発明の特許請求の範囲に包含される。
【0393】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、交
換接続の設立において、パス探索の所要実行回数と、望
む接続を設立するためにセットアップを要するサブ接続
の数とを最低限に抑えることができる。又、望むほぼど
のような帯域幅の接続でも、パス探索及び接続設立の効
率を犠牲にせずに、又帯域幅の維持を犠牲にせずに、設
立できる。したがって、パス探索及び接続の効率改善と
コスト節減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を組み込んだ時分割多重(T
DM)回路交換システムのブロック図である。
【図2】同期光ネットワ−ク(SONET)の同期移送
信号レベル12(STS−12)フレ−ムの内部構成の
ブロック図である。
【図3】図1のシステムのTS入替え装置(TSI)の
第1の実施例のブロック図である。
【図4】図3のTS入替え装置の第1の実現例を、図5
〜図6と共に示す、回路図である。
【図5】図3のTS入替え装置の第1の実現例を、図4
及び図6と共に示す回路図である。
【図6】図3のTS入替え装置の第1の実現例を、図4
〜図5と共に示す、回路図である。
【図7】図4〜図6のTS入替え装置の実現例における
異なる形式のフレ−ムを定義するアドレス値の範囲を示
す表である。
【図8】図3のTS入替え装置の第2の実現例を、図4
及び図9と共に示す回路図である。
【図9】図3のTS入替え装置の第2の実現例を、図4
及び図8と共に示す回路図である。
【図10】図1のシステムのTS入替え装置の第2の実
施例のブロック図である。
【図11】図10のTS入替え装置の実現例を、図12
〜図13と共に示す、回路図である。
【図12】図10のTS入替え装置の実現例を、図11
及び図13と共に示す回路図である。
【図13】図10のTS入替え装置の実現例を、図11
〜図12と共に示す、回路図である。
【図14】図1のシステムのTS入替え装置の第3の実
施例のブロック図である。
【図15】図14のTS入替え装置の第1の実現例を、
図16〜図17と共に示す回路図である。
【図16】図14のTS入替え装置の第1の実現例を、
図15及び図17と共に示す回路図である。
【図17】図14のTS入替え装置の第1の実現例を、
図15〜図16と共に示す回路図である。
【図18】図15〜図17のTS入替え装置の実現例の
4語シフトレジスタのアドレス補償値の表である。
【図19】図14のTS入替え装置の第2の実現例を、
図20〜図21と共に示す回路図である。
【図20】図14のTS入替え装置の第2の実現例を、
図19及び図21と共に示す回路図である。
【図21】図14のTS入替え装置の第2の実現例を、
図19〜図20と共に示す回路図である。
【図22】図1のシステムの時間多重交換装置(TM
S)のブロック図である。
【図23】図22の時間多重交換装置の出力制御装置の
第1の実現例を示す、回路図である。
【図24】図22の時間多重交換装置の出力制御装置の
第2の実現例を示す、回路図である。
【図25】図22の時間多重交換装置の出力制御装置の
第3の実現例を示す、回路図である。
【図26】図22の時間多重交換装置の出力制御装置の
第4の実現例を示す、回路図である。
【図27】図1の交換システムのTS入替え装置のTS
状態表階層のブロック図であり、この状態表階層は図2
8〜図31に示すマトリックスによって実現される。
【図28】図1の交換システムのTS入替え装置につい
てのTSI STS−1タイムスロットブロック状態マ
トリックスのブロック図である。
【図29】図1の交換システムのTS入替え装置につい
てのVTタイムスロットブロック状態マトリックスのブ
ロック図である。
【図30】図1の交換システムのTS入替え装置につい
てのVTグループ状態マトリックスのブロック図であ
る。
【図31】図1の交換システムのTS入替え装置につい
てのDS−0タイムスロットブロック状態マトリックス
のブロック図である。
【図32】図1の交換システムの制御処理装置によって
行われる広帯域パス探索手順を、図33と共に示す流れ
図である。
【図33】図1の交換システムの制御処理装置によって
行われる広帯域パス探索手順を、図32と共に示す流れ
図である。
【図34】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
STS−1パス探索手順を示す流れ図である。
【図35】図34の多数STS−1パス探索手順の1個
のSTS−1パス探索手順を示す流れ図である。
【図36】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
VT6パス探索手順を示す流れ図である。
【図37】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図38〜図43と共に示す流れ図
である。
【図38】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37及び図39〜図43と共に
示す流れ図である。
【図39】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37〜図38及び図40〜図4
3と共に示す流れ図である。
【図40】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37〜図39及び図41〜図4
3と共に示す流れ図である。
【図41】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37〜図40及び図42〜図4
3と共に示す流れ図である。
【図42】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37〜図41及び図43と共に
示す流れ図である。
【図43】図36の多数VT6パス探索手順の1個のV
T6パス探索手順を、図37〜図42と共に示す流れ図
である。
【図44】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
VT3パス探索手順を示す流れ図である。
【図45】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図46〜図51と共に示す流れ図
である。
【図46】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45及び図47〜図51と共に
示す流れ図である。
【図47】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45〜図46及び図48〜図5
1と共に示す流れ図である。
【図48】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45〜図47及び図49〜図5
1と共に示す流れ図である。
【図49】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45〜図48及び図50〜図5
1と共に示す流れ図である。
【図50】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45〜図49及び図51と共に
示す流れ図である。
【図51】図44の多数VT3パス探索手順の1個のV
T3パス探索手順を、図45〜図50と共に示す流れ図
である。
【図52】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
VT2パス探索手順を示す流れ図である。
【図53】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図54〜図59と共に示す流れ図
である。
【図54】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53及び図55〜図59と共に
示す流れ図である。
【図55】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53〜図54及び図56〜図5
9と共に示す流れ図である。
【図56】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53〜図55及び図57〜図5
9と共に示す流れ図である。
【図57】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53〜図56及び図58〜図5
9と共に示す流れ図である。
【図58】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53〜図57及び図59と共に
示す流れ図である。
【図59】図52の多数VT2パス探索手順の1個のV
T2パス探索手順を、図53〜図58と共に示す流れ図
である。
【図60】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
VT1.5 パス探索手順を示す流れ図である。
【図61】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図62〜図67と共に示
す流れ図である。
【図62】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61及び図63〜図6
7と共に示す流れ図である。
【図63】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61〜図62及び図6
4〜図67と共に示す流れ図である。
【図64】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61〜図63及び図6
5〜図67と共に示す流れ図である。
【図65】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61〜図64及び図6
6〜図67と共に示す流れ図である。
【図66】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61〜図65及び図6
7と共に示す流れ図である。
【図67】図60の多数VT1.5 パス探索手順の1個
のVT1.5 パス探索手順を、図61〜図66と共に示
す流れ図である。
【図68】図32〜図33の広帯域パス探索手順の多数
DS−0パス探索手順を示す流れ図である。
【図69】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図70〜図95と共に示す流
れ図である。
【図70】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69及び図71〜図95と
共に示す流れ図である。
【図71】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図70及び図72〜
図95と共に示す流れ図である。
【図72】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図71及び図73〜
図95と共に示す流れ図である。
【図73】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図72及び図73〜
図95と共に示す流れ図である。
【図74】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図73及び図74〜
図95と共に示す流れ図である。
【図75】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図74及び図76〜
図95と共に示す流れ図である。
【図76】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図75及び図77〜
図95と共に示す流れ図である。
【図77】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図76及び図78〜
図95と共に示す流れ図である。
【図78】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図77及び図79〜
図95と共に示す流れ図である。
【図79】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図78及び図80〜
図95と共に示す流れ図である。
【図80】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図79及び図81〜
図95と共に示す流れ図である。
【図81】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図80及び図82〜
図95と共に示す流れ図である。
【図82】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図81及び図83〜
図95と共に示す流れ図である。
【図83】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図82及び図84〜
図95と共に示す流れ図である。
【図84】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図83及び図85〜
図95と共に示す流れ図である。
【図85】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図84及び図86〜
図95と共に示す流れ図である。
【図86】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図85及び図87〜
図95と共に示す流れ図である。
【図87】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図86及び図88〜
図95と共に示す流れ図である。
【図88】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図87び図89〜図
95と共に示す流れ図である。
【図89】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図88及び図90〜
図95と共に示す流れ図である。
【図90】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図89及び図91〜
図95と共に示す流れ図である。
【図91】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図90及び図92〜
図95と共に示す流れ図である。
【図92】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図91及び図93〜
図95と共に示す流れ図である。
【図93】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図92及び図94〜
図95と共に示す流れ図である。
【図94】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図93及び図95と
共に示す流れ図である。
【図95】図68の多数DS−0パス探索手順の1個の
DS−0パス探索手順を、図69〜図94と共に示す流
れ図である。
【符号の説明】
30 STS−12又はDS−0フレ−ム 40 VTフレ−ム 50 STSフレ−ム 100 SONET(同期光ネットワ−ク)交換システ
ム 110 制御処理装置 111 システム入力リンク 120 時間多重交換装置(TMS) 121 弾性記憶装置 131 入力タイムスロット(TS)入替え装置(TS
I) 141 出力TS入替え装置(TSI) 151 システム出力リンク 161、181 入力リンク 171 出力リンク 301〜303、1301 データバッファメモリ 301’、301” (データバッファメモリの)DS
0区分 302’、302” (データバッファメモリの)VT
区分 303’、303” (データバッファメモリの)ST
S区分 304、605、608、611、617、704、7
05、708、711、712、715、721、72
2、725、1200、1201、1202、120
3、1206、1611、1703、1811、181
7 選択装置 305、1305 制御メモリ 501 モジューロ(MOD−)12カウンタ(タイム
スロットカウンタ) 502 MOD−90カウンタ 503、1204、1205、1551、1552、1
626 論理積(AND)ゲ−ト 504、505、512 トグルフリップフロップ 618、1553、1554、1618、1818、2
602 S−Rフリップフロップ 506 MOD−1008カウンタ 507、508、509、609、610、614、6
15、616、702、703、1614、1615、
1616、1809、1810、1814、1815、
1816 比較器 510 否定和(NOR)ゲ−ト 511 MOD−9720カウンタ 520 バイトクロックCLK/9信号回線 521 FRM信号回線 601 入力タイムスロット(TS)レジスタ 602 出力TSレジスタ 603、1803 オフセットレジスタ 604 帯域幅形式のレジスタ 606、612、1612、1812 レジスタ 607、613、1607、1613、1623、16
28、1813、2813 加算器 701、751、1751、1752、1901、21
50 ゲ−ト 755、1755 帯域幅形式のメモリ 1056 MOD−1080カウンタ 1511 MOD−19440カウンタ 1550、1555 D形フリップフロップ 1601 入力タイムスロットレジスタ/MOD−19
440カウンタ 1605 4ワードシフトレジスタ 1609、1610、1620、2810 制御比較器 1629 R−Sフリップフロップ 1700 (時間多重交換装置の)出力制御ユニット 1701 制御メモリ 1702 選択装置 1801 入力ポ−トレジスタ 1802 時間多重交換装置(TMS)出力TSレジス
タ 2151 排他的論理和(XOR)ゲ−ト 2601 入力タイムスロットレジスタ/MOD−97
20カウンタ 2700 (状態表からなる)階層 2701、2702、2703 状態表 2711、2712、2713、3001 エントリ 2721、2722、2723 (状態表を構成する)
層 2800 入力TS入替え装置STS−1タイムスロッ
トブロック状態マトリックス 2801 出力TS入替え装置STS−1タイムスロッ
トブロック状態マトリックス 2900 VTタイムスロットブロック状態マトリック
ス 3000 VTグループ状態マトリックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリアンヌ フラッド ペイカー アメリカ合衆国 60185 イリノイ、ウェ スト シカゴ、オーク レーン 29ダブリ ュ362 (72)発明者 ロバート リー パウェルスキー アメリカ合衆国 60532 イリノイ、リス レ、ペッパーツリー コート 2325 (72)発明者 ウィリアム アンドリュー ペイン ザ サード アメリカ合衆国 60137 イリノイ、グレ ン エリン、マリークノール サークル 879 (72)発明者 ゲイロード ワーナー リチャーズ アメリカ合衆国 60532 イリノイ、リス レ、オールド カレッジ ロード 6730

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた帯域幅の交換接続を、少なく
    とも1個の高データレートと1個のより低いデータレー
    トとを有する交換接続であり且つ複数の交換接続の間に
    個々に時分割多重化されるパスによって相互接続される
    ステージを有する多段交換ネットワ−クによって設立さ
    れる交換接続、の中から選択されるより小さい帯域幅の
    複数の利用可能な交換接続の集合体として設立する、交
    換接続の設立方法であって、 前記与えられた帯域幅のうちの或る部分を満足するよう
    に前記パスのうちの少なくとも1個のパスの全部にわた
    り前記多段交換ネットワ−クを通して前記高データレー
    トを有する、少なくとも1個の利用可能な交換接続を検
    出するステップと、 前記与えられた帯域幅のうちの他の部分を満足するよう
    に前記パスのうちの少なくとも1個のパスの全部にわた
    り前記多段交換ネットワ−クを通して前記より低いデー
    タレートを有する、少なくとも1個の利用可能な交換接
    続を検出するステップと、 与えられた帯域幅の前記交換接続として集合的に作動す
    るように前記パスのうちの少なくとも1個のパスの全部
    にわたり前記多段交換ネットワ−クを通して前記検出さ
    れた利用可能な交換接続を設立するステップと、 からなることを特徴とする交換接続の設立方法。
  2. 【請求項2】 前記方法において、 前記高データレートを有する、少なくとも1個の利用可
    能な交換接続を検出するステップが、 前記与えられた帯域幅のうちのできるだけ多くの部分を
    満足するように前記高データレートを有する前記利用可
    能な交換接続についてパス探索するステップからなり、 前記より低いデータレートを有する、少なくとも1個の
    利用可能な交換接続を検出するステップが、 前記与えられた帯域幅のうちの満足されていない帯域幅
    部分の全てを満足するように前記より低いデータレート
    を有する前記利用可能な交換接続についてパス探索する
    ステップからなる、 ことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記方法において、 前記高データレートを有する少なくとも1個の利用可能
    な交換接続を検出するステップが、 前記与えられた帯域幅を、前記高データレートを有する
    少なくとも1個の第1の交換接続に分割するステップ
    と、 前記与えられた帯域幅の残りの部分を、前記より低いデ
    ータレートを有する少なくとも1個の第2の交換接続に
    分割するステップと、 前記高データレートを有する利用可能な前記少なくとも
    1個の第1の交換接続の検出を企図するステップと、 利用可能な少なくとも1個の前記企図された第1の交換
    接続の検出を選択的に不成功となるステップと、 からなり、 前記より低いデータレートを有する、少なくとも1個の
    利用可能な交換接続を検出するステップが、 利用可能な少なくとも1個の前記企図された第1の交換
    接続の検出の不成功に応答して、前記企図されたが不成
    功となった第1の交換接続の帯域幅を、前記より低いデ
    ータレートを有する複数の第3の前記交換接続に分割す
    るステップと、 前記より低いデータレートを有する利用可能な前記第3
    の交換接続と、前記より低いデータレートを有する前記
    第2の交換接続とを検出するステップと、 からなる、 ことを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記方法が、 前記交換ネットワ−クの1個の入力ポ−トと1個の出力
    ポ−トとの間の、前記与えられた帯域幅の前記交換接続
    を、前記交換ネットワ−クを通してこの入力ポ−トとこ
    の出力ポ−トとの間の前記より小さい帯域幅の前記複数
    の利用可能な交換接続の前記集合体として設立する、交
    換接続の設立方法であり、 前記方法において、 前記高データレートを有する少なくとも1個の利用可能
    な交換接続を検出するステップが、 前記与えられた帯域幅を、前記交換ネットワ−クの前記
    入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記高データレー
    トを有する少なくとも1個の第1の一体交換接続であ
    り、且つ前記交換ネットワ−クの前記入力ポ−トと前記
    出力ポ−トとの間で前記交換ネットワ−クによって設立
    されそして少なくとも前記高データレートと1個のより
    低いデータレートからなるデータレート階層を有する複
    数の一体交換接続のうちの1つである、少なくとも1個
    の第1の一体交換接続、に分割するステップと、 前記与えられた帯域幅の残りの部分を、前記交換ネット
    ワ−クの前記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記
    より低いデータレートを有する少なくとも1個の第2の
    一体交換接続であり、且つ前記交換ネットワ−クの前記
    入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間で前記交換ネットワ
    −クによって設立される前記複数の一体交換接続のうち
    の1つである少なくとも1個の第2の一体交換接続、に
    分割するステップと、 前記与えられた帯域幅のうちの或る部分を満足するよう
    に前記交換ネットワ−クの前記入力ポ−トと前記出力ポ
    −トとの間の前記高データレートを有する前記少なくと
    も1個の第1の一体交換接続の設立を企図するステップ
    と、 少なくとも1個の前記企図された第1の一体交換接続の
    設立を選択的に不成功となるステップと、 からなり、 前記より低いデータレートを有する、少なくとも1個の
    利用可能な交換接続を検出するステップが、 前記より低いデータレートを有する利用可能な少なくと
    も1個の前記企図された第1の一体交換接続の検出の不
    成功に応答して、前記企図されたが不成功となった第1
    の一体交換接続の帯域幅を、前記交換ネットワ−クの前
    記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記より低いデ
    ータレートを有する複数の第3の一体交換接続であり、
    且つ前記交換ネットワ−クによって設立される複数の一
    体交換接続のうちの一部分である複数の第3の一体交換
    接続、に分割するステップからなり、 前記検出された利用可能な交換接続を設立するステップ
    が、 前記与えられた帯域幅のうちの他の部分を満足するよう
    に前記第3の一体交換接続と、前記交換ネットワ−クの
    前記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記より低い
    データレートを有する前記第2の一体交換接続とを設立
    するステップからなる、 ことを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記方法において、 前記交換ネットワ−クが、交換素子を有し且つ前記交換
    ネットワ−クの個々の入力交換素子の各々と個々の出力
    交換素子の各々とに対する状態表階層を有する3段ネッ
    トワ−クであり、 この状態表階層は、前記データレート階層に対応し、 この状態表階層の各状態表は、各々がその対応するデー
    タレートの帯域幅を有し且つその対応する個々の入力ま
    たは出力交換素子を前記交換ネットワ−クの中間の交換
    ステージに接続するタイムスロット、の利用可能性を定
    義するとともにこの利用可能性を、完全に利用可能、部
    分的に利用可能、又は利用不可能として定義するエント
    リを有し、 前記方法において更に、 前記高データレートを有する前記利用可能な交換接続に
    ついてパス探索するステップが、 前記与えられた帯域幅のうちのできるだけ多くの部分を
    満足するように前記与えられた帯域幅の前記接続に用い
    られるべき入力交換素子と出力交換素子との第1のタイ
    ムスロットをマッチングさせるために高データレート状
    態表内で、完全に利用可能な帯域幅を定義する、第1の
    エントリを検出するステップと、 前記第1のエントリに利用不可能とマーク付けするステ
    ップと、 前記第1のエントリに対応する、前記より低いデータレ
    ートに対する前記状態表内の第2のエントリに利用不可
    能とマーク付けするステップと、 からなり、 前記検出された利用可能な交換接続を設立するステップ
    が、 前記第1のマッチングするタイムスロットの間の接続を
    前記入力交換素子と前記出力交換素子と前記中間の交換
    ステージとの制御メモリ内にプログラミングするステッ
    プからなる、 ことを特徴とする請求項2の方法。
  6. 【請求項6】 前記方法において、 前記より低いデータレートを有する前記利用可能な交換
    接続についてパス探索するステップが、 前記入力交換素子と前記出力交換素子との第2のタイム
    スロットをマッチングさせるために前記高データレート
    状態表内で少なくとも部分的に利用可能な帯域幅を定義
    する第2のエントリを検出するステップと、 前記第2のエントリについて、前記第2のエントリに対
    応するより低いデータレート状態表内で第3のタイムス
    ロットをマッチングさせるために少なくとも部分的に利
    用可能な帯域幅を定義する第3のエントリを検出するス
    テップと、 前記第3のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可
    能として選択的にマーク付けするステップと、 前記第2のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可
    能として選択的にマーク付けするステップと、 からなり、 前記検出された利用可能な交換接続を設立するステップ
    が更に、 前記第3のマッチングするタイムスロットの間の接続を
    前記入力交換素子と前記出力交換素子と前記中間の交換
    ステージとの制御メモリ内にプログラミングするステッ
    プからなる、 ことを特徴とする請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 前記方法において、 前記第2のエントリを検出するステップが、 前記入力交換素子と前記出力交換素子との第2のタイム
    スロットをマッチングさせるために前記高データレート
    状態表内で部分的に利用可能な帯域幅を定義する初期の
    第2のエントリの検出を探求するステップと、 前記初期の第2のエントリに対応する前記より低いデー
    タレート状態表内で前記初期の第2のエントリが検出さ
    れないこと又は、前記初期の第2のエントリは検出され
    るが前記第3のエントリが検出されないことのいずれか
    に応答して、前記入力交換素子と前記出力交換素子との
    第2のタイムスロットをマッチングさせるために前記高
    データレート状態表内で、その一方は部分的に利用可能
    な帯域幅を定義し且つその他方はが完全に利用可能な帯
    域幅を定義するような中間の第2のエントリの検出を探
    求するステップと、 前記中間の第2のエントリに対応する前記より低いデー
    タレート状態表内で前記中間の第2のエントリが検出さ
    れないこと又は、前記中間の第2のエントリは検出され
    るが前記第3のエントリが検出されないことのいずれか
    に応答して、前記入力交換素子と前記出力交換素子との
    第2のタイムスロットをマッチングさせるために前記高
    データレート状態表内で完全に利用可能な帯域幅を定義
    する最終の第2のエントリの検出を探求するステップ
    と、 からなり、 前記第3のエントリを検出するステップが、 検出された第2のエントリの各対について、この検出さ
    れた第2のエントリの各対に対応するより低いデータレ
    ート状態表内で第3のタイムスロットをマッチングさせ
    るために、部分的に利用可能な帯域幅を定義する初期の
    第3のエントリの検出を探求するステップと、 前記初期の第3のエントリが検出されないことに応答し
    て、前記検出された第2のエントリの各対に対応するよ
    り低いデータレート状態表内で第3のタイムスロットを
    マッチングさせるために、その一方は部分的にアイドル
    な帯域幅を定義し且つその他方は完全にアイドルな帯域
    幅を定義するような中間の第3のエントリの検出を探求
    するステップと、 前記中間の第3のエントリが検出されないことに応答し
    て、前記検出された第2のエントリの各対に対応するよ
    り低いデータレート状態表内で第3のタイムスロットを
    マッチングさせるために、完全にアイドルな帯域幅を定
    義する最終の第3のエントリの検出を探求するステップ
    と、 からなり、 前記第3のエントリに、選択的にマーク付けする前記ス
    テップが、 前記第3のエントリの検出に応答して、前記検出された
    第3のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可能と
    して選択的にマーク付けするステップと、 からなる、 ことを特徴とする請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 複数の交換接続によって個々に時分割多
    重化されるパスによって相互接続されるステージを有
    し、少なくとも1個の高データレートと1個のより低い
    データレートとからなるデータレート階層を有する接続
    を切り換える、多段交換ネットワ−クと、 与えられた帯域幅の交換接続についての要求に応答し
    て、この与えられた帯域幅のうちの或る部分を満足する
    ように前記パスのうちの少なくとも1個のパスの全部に
    わたり前記多段交換ネットワ−クを通して前記高データ
    レートを有する少なくとも1個の利用可能な交換接続を
    検出するための手段と、 前記要求に応答して、前記与えられた帯域幅のうちの他
    の部分を満足するように前記パスのうちの少なくとも1
    個のパスの全部にわたり前記多段交換ネットワ−クを通
    して前記より低いデータレートを有する、少なくとも1
    個の利用可能な交換接続を検出するための手段と、 からなる交換配置であって、 前記多段交換ネットワ−クが、前記検出された利用可能
    な交換接続が前記要求された接続として作動するように
    前記パスのうちの少なくとも1個のパスの全部にわたり
    前記多段交換ネットワ−クを通して前記検出された利用
    可能な交換接続を設立する、 ことを特徴とする交換配置。
  9. 【請求項9】 前記配置において、 前記高データレートを有する、少なくとも1個の利用可
    能な交換接続を検出するための手段が、 前記与えられた帯域幅のうちのできるだけ多くの部分を
    満足するように前記高データレートを有する前記利用可
    能な交換接続についてパス探索するための手段からな
    り、 前記より低いデータレートを有する、少なくとも1個の
    利用可能な交換接続を検出するための手段が、 前記与えられた帯域幅のうちの満足されていない帯域幅
    部分の全てを満足するように前記より低いデータレート
    を有する前記利用可能な交換接続についてパス探索する
    ための手段からなる、 ことを特徴とする請求項8の配置。
  10. 【請求項10】 前記配置において、 前記高データレートを有する少なくとも1個の利用可能
    な交換接続を検出するための前記配置が、 前記与えられた帯域幅を、前記高データレートを有する
    少なくとも1個の第1の交換接続に分割するための第1
    の手段と、 分割するための前記第1の手段に結合された手段であっ
    て、前記高データレートを有する利用可能な前記少なく
    とも1個の第1の交換接続の検出を企図するための手段
    と、 からなり、 前記より低いデータレートを有する少なくとも1個の利
    用可能な交換接続を検出するための手段が、 前記与えられた帯域幅の残りの部分を、前記より低いデ
    ータレートを有する少なくとも1個の第2の交換接続に
    分割するための第2の手段と、 利用可能な少なくとも1個の前記企図された第1の交換
    接続の検出の不成功に応答して、前記企図されたが不成
    功となった第1の交換接続の帯域幅を、前記より低いデ
    ータレートを有する複数の第3の前記交換接続に分割す
    るための、第3の手段と、 分割するための前記第2及び第3の手段に結合された手
    段であって、前記より低いデータレートを有する利用可
    能な前記第3の交換接続と、前記より低いデータレート
    を有する前記第2の交換接続とを検出するための手段
    と、 からなる、 ことを特徴とする請求項8の配置。
  11. 【請求項11】 前記配置において、 前記交換ネットワ−クが、前記交換ネットワ−クの1個
    の入力ポ−トと1個の出力ポ−トとの間で一体交換接続
    を設立し、この一体交換接続は、少なくとも、1個の高
    データレートと1個のより低いデータレートとからなる
    データレート階層を有し、 前記高データレートを有する少なくとも1個の利用可能
    な交換接続を検出する手段が、 前記交換ネットワ−クの1個の入力ポ−トと1個の出力
    ポ−トとの間の与えられた帯域幅の交換接続についての
    要求に応答して、前記与えられた帯域幅を、前記交換ネ
    ットワ−クの前記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の
    前記高データレートを有する少なくとも1個の第1の一
    体交換接続に分割するための第1の手段と、 分割するための前記第1手段に結合された手段であっ
    て、前記与えられた帯域幅のうちの或る部分を満足する
    ように前記交換ネットワ−クの前記入力ポ−トと前記出
    力ポ−トとの間の前記高データレートを有する前記少な
    くとも1個の第1の一体交換接続の設立を企図するため
    の手段と、 からなり、 前記より低いデータレートを有する少なくとも1個の利
    用可能な交換接続を検出する手段が、 前記与えられた帯域幅の残りの部分を、前記交換ネット
    ワ−クの前記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記
    より低いデータレートを有する少なくとも1個の第2の
    一体交換接続に分割するための第2の手段と、 少なくとも1個の前記企図された第1の一体交換接続の
    検出の不成功に応答して、前記企図されたが不成功とな
    った第1の一体交換接続の帯域幅を、前記交換ネットワ
    −クの前記入力ポ−トと前記出力ポ−トとの間の前記よ
    り低いデータレートを有する複数の第3の前記交換接続
    に分割するための、第3の手段と、 分割するための前記第2及び第3の手段に結合された手
    段であって、前記与えられた帯域幅のうちの他の部分を
    満足するように前記交換ネットワ−クの前記入力ポ−ト
    と前記出力ポ−トとの間の、前記より低いデータレート
    を有する前記第3の交換接続と、前記より低いデータレ
    ートを有する前記第2の交換接続とを検出するための手
    段と、 からなる、 ことを特徴とする請求項8の配置。
  12. 【請求項12】 前記配置において、 前記交換ネットワ−クが、交換素子を有し且つ前記交換
    ネットワ−クの個々の入力交換素子の各々と個々の出力
    交換素子の各々とに対する状態表階層を有する3段ネッ
    トワ−クであり、 この状態表階層は、前記データレート階層に対応し、 この状態表階層の各状態表は、各々がその対応するデー
    タレートの帯域幅を有し且つその対応する個々の入力ま
    たは出力交換素子を前記交換ネットワ−クの中間の交換
    ステージに接続するタイムスロット、の利用可能性を定
    義するとともにこの利用可能性を、完全に利用可能、部
    分的に利用可能、又は利用不可能として定義するエント
    リを有し、 前記高データレートにおける接続を検出するための前記
    手段が、 前記与えられた帯域幅のうちのできるだけ多くの部分を
    満足するように前記与えられた帯域幅の前記接続に用い
    られるべき入力交換素子と出力交換素子との第1のタイ
    ムスロットをマッチングさせるために高データレート状
    態表内で、完全に利用可能な帯域幅を定義する、第1の
    エントリを検出するための手段と、 前記第1のエントリに利用不可能とマーク付けするため
    の手段と、 前記第1のエントリに対応する、前記より低いデータレ
    ートに対する前記状態表内の第2のエントリに利用不可
    能とマーク付けするための手段と、 からなり、 前記多段交換ネットワ−クが更に、 前記第1のマッチングするタイムスロットの間の接続を
    前記入力交換素子と前記出力交換素子と前記中間の交換
    ステージとの制御メモリ内にプログラミングするための
    手段からなる、 ことを特徴とする請求項8の配置。
  13. 【請求項13】 前記配置において、 前記より低いデータレートにおける接続を検出するため
    の前記手段が、 前記入力交換素子と前記出力交換素子との第2のタイム
    スロットをマッチングさせるために前記高データレート
    状態表内で少なくとも部分的に利用可能な帯域幅を定義
    する第2のエントリを検出するための手段と、 前記第2のエントリについて、前記第2のエントリに対
    応するより低いデータレート状態表内で第3のタイムス
    ロットをマッチングさせるために少なくとも部分的に利
    用可能な帯域幅を定義する第3のエントリを検出するた
    めの手段と、 前記第3のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可
    能として選択的にマーク付けするための手段と、 前記第2のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可
    能として選択的にマーク付けするための手段と、 からなり、 前記プログラミングするための手段が、 前記第3のマッチングするタイムスロットの間の接続を
    前記入力交換素子と前記出力交換素子と前記中間の交換
    ステージとの制御メモリ内にプログラミングするための
    手段からなる、 ことを特徴とする請求項12の配置。
  14. 【請求項14】 前記配置において、 前記第2のエントリを検出するための手段が、 前記入力交換素子と前記出力交換素子との第2のタイム
    スロットをマッチングさせるために前記高データレート
    状態表内で部分的に利用可能な帯域幅を定義する初期の
    第2のエントリの検出を探求するための手段と、 前記初期の第2のエントリに対応する前記より低いデー
    タレート状態表内で前記初期の第2のエントリが検出さ
    れないこと又は、前記初期の第2のエントリは検出され
    るが前記第3のエントリが検出されないことのいずれか
    に応答して、前記入力交換素子と前記出力交換素子との
    第2のタイムスロットをマッチングさせるために前記高
    データレート状態表内で、その一方は部分的に利用可能
    な帯域幅を定義し且つその他方は完全に利用可能な帯域
    幅を定義するような中間の第2のエントリの検出を探求
    するための手段と、 前記中間の第2のエントリに対応する前記より低いデー
    タレート状態表内で前記中間の第2のエントリが検出さ
    れないこと又は、前記中間の第2のエントリは検出され
    るが前記第3のエントリが検出されないことのいずれか
    に応答して、前記入力交換素子と前記出力交換素子との
    第2のタイムスロットをマッチングさせるために前記高
    データレート状態表内で完全に利用可能な帯域幅を定義
    する最終の第2のエントリの検出を探求するための手段
    と、 からなり、 前記第3のエントリを検出するための手段が、 検出された第2のエントリの各対について、この検出さ
    れた第2のエントリの各対に対応するより低いデータレ
    ート状態表内で第3のタイムスロットをマッチングさせ
    るために、部分的に利用可能な帯域幅を定義する初期の
    第3のエントリの検出を探求するための手段と、 前記初期の第3のエントリが検出されないことに応答し
    て、前記検出された第2のエントリの各対に対応するよ
    り低いデータレート状態表内で第3のタイムスロットを
    マッチングさせるために、その一方は部分的にアイドル
    な帯域幅を定義し且つその他方は完全にアイドルな帯域
    幅を定義するような中間の第3のエントリの検出を探求
    するための手段と、 前記中間の第3のエントリが検出されないことに応答し
    て、前記検出された第2のエントリの各対に対応するよ
    り低いデータレート状態表内で第3のタイムスロットを
    マッチングさせるために、完全にアイドルな帯域幅を定
    義する最終の第3のエントリの検出を探求するための手
    段と、 からなり、 前記第3のエントリに、選択的にマーク付けするための
    前記手段が、 前記第3のエントリの検出に応答して、前記検出された
    第3のエントリに、部分的に利用可能又は利用不可能と
    して選択的にマーク付けするための手段からなる、 ことを特徴とする請求項13の配置。
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