JPH0620337U - 物品の整揃装置 - Google Patents

物品の整揃装置

Info

Publication number
JPH0620337U
JPH0620337U JP3610492U JP3610492U JPH0620337U JP H0620337 U JPH0620337 U JP H0620337U JP 3610492 U JP3610492 U JP 3610492U JP 3610492 U JP3610492 U JP 3610492U JP H0620337 U JPH0620337 U JP H0620337U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
main body
receiver
aligning
moving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3610492U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2512113Y2 (ja
Inventor
繁視 畑中
薫 秋山
洋昭 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP1992036104U priority Critical patent/JP2512113Y2/ja
Publication of JPH0620337U publication Critical patent/JPH0620337U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512113Y2 publication Critical patent/JP2512113Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構成簡素にしながら整揃過程での物品の跳ね
返りを抑制し、物品を安全確実に整揃えすること。 【構成】 本体部の少なくとも一部に突出部を有する物
品の向きを揃える整揃装置10において、物品供給部1
1から供給された物品を一時的に位置決め保持する物品
受け具12と、物品受け具12から解放された物品の本
体部と突出部のそれぞれに接触可能で、かつ互いに反対
方向に移動している本体部移動装置13と突出部移動装
置14とを有するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチック或いはガラス等からなるボトル等の物品の向きを揃え る物品の整揃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボトル等の物品に液体充填機を用いて液体を充填する等に際しては、充填前工 程で、物品の向きを揃える必要がある。
【0003】 従来の物品の整揃装置として、特公昭44-21600号公報に記載の如くのものがあ る。この従来技術は、本体部の一部に突出部(首部)を有する物品のための整揃 装置であり、一列に整列された物品を供給するシュートと、本体部の底に接触し てその底を搬出方向に向けて加速する本体部移動ベルトと、突出部に接触してそ の突出部を反搬出方向に加速させることによりその底を搬出方向に向ける回転ブ ラシとを有している。
【0004】 更に、この従来技術では、物品が上述の本体部移動ベルトに接触して跳ね返る ときに、その跳ね返り側に設けられていて、物品を搬出方向に加速させる跳ね上 がり規制ベルトを備えることを必須としている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術では、シュートから供給される物品を直ちに本体部移動 ベルトもしくは回転ブラシに衝撃的に接触させるものであるため、必然的に物品 の跳ね返りを生じ、上述の跳ね返り規制ベルトを備えることを必須とせざるを得 ない。
【0006】 従って、従来装置では、跳ね返り規制ベルトを駆動させるために装置構成が煩 雑となる他、物品が損傷し易く、ガラス製物品では割れる可能性もある。また、 跳ね返り物品が落ち着くまでに次の物品が来ると、物品の詰まりを生じて稼動率 も悪くなる。
【0007】 本考案は、構成簡素にしながら整揃過程での物品の跳ね返りを抑制し、物品を 安全確実に整揃えすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本考案は、本体部の少なくとも一部に突出部を有する物品の 向きを揃える物品の整揃装置において、物品を一定の供給方向に整列して供給す る物品供給部と、物品供給部から供給された物品を一時的に位置決め保持する物 品受け具と、物品受け具から解放された物品の本体部と突出部のそれぞれに接触 可能で、かつ互いに反対方向に移動している本体部移動手段と突出部移動手段と を有してなるようにしたものである。
【0009】 請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の本考案において更に、前記物品 供給部が、少なくとも1つの物品検出センサと物品ストッパとからなる物品切出 装置を備えてなるようにしたものである。
【0010】 請求項3に記載の本考案は、請求項1または2に記載の本考案において更に、 前記本体部移動手段と突出部移動手段がベルトコンベヤからなるようにしたもの である。
【0011】 請求項4に記載の本考案は、請求項1〜3のいずれかに記載の本考案において 更に、前記受け具が緩衝材にて構成されてなるようにしたものである。
【0012】 請求項5に記載の本考案は、請求項1〜4のいずれかに記載の本考案において 更に、前記受け具が本体部移動手段及び突出部移動手段の側に向けて縮幅となる テーパ状の物品案内部を備えてなるようにしたものである。
【0013】
【作用】
物品供給部によって一定の供給方向に整列された物品(向きは不揃い)は、 物品受け具によって一旦位置決め保持された後、その物品受け具から解放されて 進行方向を互いに反対としている本体部移動手段と突出部移動手段のいずれかに 、その本体部と突出部のいずれか一方を接触させて、その向きを揃えられる。尚 、物品の横断面形状は丸状、扁平状等如何なるものであっても良い。 このとき、物品は、本体部移動手段と突出部移動手段のいずれかに接触する前 に物品受け具に位置決め保持され、跳ね返りを抑制する。従って、装置構成を複 雑にすることなく、物品の跳ね返りを抑制し、物品の損傷、割れ等を防止できる 。また、物品を直ちに落ち着かせて詰まりを生じさせることがなく、稼動率を向 上し得る。
【0014】 物品切出装置を備えることにより、先行物品が整揃処理されるまで、後続物 品の供給を停止することにより、物品を必ず1個づつ間隔をおいて供給し、物品 の詰まりを確実に防止する。
【0015】 本体部移動手段と突出部移動手段をベルトコンベヤとすることにより、本体 部移動手段と突出部移動手段は物品に物品の軸直角方向(本体部移動手段または 突出部移動手段の移動方向)の移動力のみを付与する。このことは、物品に物品 の軸方向(移動手段への物品供給方向)の接触反力を付与することを防止し、移 動手段上での物品の跳ね返りを確実に防止する。
【0016】 物品受け具を緩衝材にて構成することにより、受け具上での物品の跳ね返り を確実に防止する。
【0017】 物品受け具はテーパ状の物品案内部を備えることにより、受け具上での物品 の跳ね返りを確実に防止する。
【0018】
【実施例】 図1は第1実施例を示す模式図、図2は本体部移動装置による整揃状態を示す 模式図、図3は突出部移動装置による整揃状態を示す模式図、図4は物品受け具 の変形例を示す模式図、図5は第2実施例を示す模式図、図6は図5の要部を示 す模式図、図7はローラー移動手段による整揃状態を示す模式図である。
【0019】 (第1実施例)(図1〜図4参照) 整揃装置10は、物品(ボトル)1の上下の向きを揃える。物品1は本体部1 Aの上端に突出部(首部)1Bを備えている。
【0020】 整揃装置10は、物品供給部11と、物品受け具12と、本体部移動装置13 と、突出部移動装置14とを有する。
【0021】 物品供給部11は四角枠状の物品ガイド21を有し、物品1を一定の供給方向 に整列して落下供給する(物品1の上下方向は不揃いであり、正立姿勢と倒立姿 勢とが混在)。
【0022】 物品供給部11は、物品ガイド21の下端正面を物品出口22として開放して いる。
【0023】 物品受け具12は左右一対の開閉体31、32からなり、(a) 両開閉体31、 32を閉じる状態下で物品供給部11から供給された物品1を一時的に位置決め 保持し、(b) 両開閉体31、32を開くことにより物品1を解放して本体部移動 装置13、突出部移動装置14の側に落下移載せしめる。
【0024】 物品受け具12の直下には左右一対のベルトコンベヤ製本体部移動装置13と 、単一のベルトコンベヤ製突出部移動装置14とが配置されている。それら移動 装置13、14は物品搬出方向に互いに平行に延在されている。左右一対の本体 部移動装置13は、物品1の突出部1Bより広幅の突出部通過間隙33を介して 並置され、各本体部移動装置13は物品受け具12の直下からその両側外方に渡 るように配置されている。突出部移動装置14は左右一対の本体部移動装置13 がなす上述の突出部通過間隙33の下方レベル(本体部移動装置13と突出部移 動装置14とのレベル差は突出部1Bの長さより短い)に配置されている。そし て、本体部移動装置13は上コンベヤ面を物品搬出方向に移動せしめるように回 動し、突出部移動装置14は上コンベヤ面を反物品搬出方向に移動せしめるよう に回動している。
【0025】 これにより、両移動装置13は、物品受け具12から解放され正立姿勢で落下 してくる物品1の本体部1A(底部)に接触し、その底部を物品搬出方向に向け て搬出する(このとき、物品1の本体部1Aは突出部移動装置14には接触しな い)(図2参照)。また、突出部移動装置14は物品受け具12から解放され、 倒立姿勢で落下して両本体部移動装置13間の突出部通過間隙33に進入した物 品1の突出部1B(首部)に接触し、その突出部1Bを反物品搬出方向に、その 底部を物品搬出方向に向けて搬出する(このとき、物品1の突出部1Bは本体部 移動装置13には接触しない)(図3参照)。即ち、物品受け具12から解放さ れた物品1は、本体部移動装置13と突出部移動装置14のいずれかに接触し、 それらのいずれに接触する場合にも、その底部を物品搬出方向に向けるように揃 えられる。
【0026】 尚、物品受け具12は、ゴム等の弾性体からなる緩衝材にて構成され、物品供 給部11から供給される物品1を緩衝的に受止め、物品受け具12上での物品1 の跳ね返りを確実に防止する。
【0027】 また、物品受け具12の各開閉体31、32は本体部移動装置13、突出部移 動装置14の側に向けて縮幅となるテーパ状(例えば傾斜角θを45度とする)の 物品案内部34、34を備えている。物品案内部34はテーパ状とすることによ り、平坦状である場合より、物品受け具12上での物品1の跳ね返りを確実に防 止する。このとき、物品案内部34は物品1の中心軸を移動装置13、14に対 してセンタリングするとともに、突出部1Bについては確実に突出部移動装置1 4上に案内可能とする。
【0028】 また、物品受け具12の各開閉体31、32は、それらの閉じ状態で、相対す る物品案内部34、34の下縁間に突出部挿通口35を形成可能とする。これに より、閉じ状態の物品受け具12に位置決め保持される物品1は、その突出部1 Bを突出部移動装置14に近接でき、物品受け具12の開き後に突出部1Bが突 出部移動装置14に接触するまでの落下距離を最小にでき、突出部移動装置14 上での物品1の跳ね上がりを抑制可能としている。
【0029】 尚、物品受け具12は、各開閉体31、32に設ける物品案内部34、34の 案内領域を図4に示す如くの狭幅とし、物品案内部34によって物品1の突出部 1Bを突出部移動装置14上に案内可能とするのみのものとしても良い。
【0030】 また、物品受け具12の各開閉体31、32の開き動作は、図3(B)に示す 如く、(a) 開きストロークM1 (図示せず)のみを行なうことにて物品1を移動 装置13、14の側に落下せしめる解放領域を形成するものの他、(b) 開きスト ロークM1 の後、後退ストロークM2 (図示せず)を行なうことによって上述の 物品1のための解放領域を形成するものであっても良い。(b) の開き動作によれ ば、M1 を小とし、開き状態の両開閉体31、32の設置幅Wが小となり、装置 のコンパクト化を実現できる。
【0031】 また、物品受け具12の各開閉体31、32の前面に、図1に示す如く、板状 の物品ガイド36、37を立設させても良い。これによれば、物品受け具12の 各開閉体31、32が閉じ状態にあるとき、物品ガイド36、37によって、物 品供給部11を構成している物品ガイド21の物品出口22を塞ぎ、物品供給部 11から物品受け具12への物品1の落下供給領域を四周において塞ぎ、物品1 の落下供給状態をより安定化できる。
【0032】 次に、本実施例の作用について説明する。 物品供給部11によって一定の供給方向に整列された物品1(向きは不揃い )は、物品受け具12によって一旦位置決め保持された後、その物品受け具12 から解放されて進行方向を互いに反対としている本体部移動装置13と突出部移 動装置14のいずれかに、その本体部1Aと突出部1Bのいずれか一方を接触さ せて、その向きを揃えられる。尚、物品1の横断面形状は丸状、扁平状等如何な るものであっても良い。
【0033】 このとき、物品1は、本体部移動装置13と突出部移動装置14のいずれかに 接触する前に物品受け具12に位置決め保持され、跳ね返りを抑制する。従って 、装置構成を複雑にすることなく、物品1の跳ね返りを抑制し、物品1の損傷、 割れ等を防止できる。また、物品1を直ちに落ち着かせて詰まりを生じさせるこ とがなく、稼動率を向上し得る。
【0034】 本体部移動装置13と突出部移動装置14をベルトコンベヤとすることによ り、本体部移動装置13と突出部移動装置14は物品1に物品の軸直角方向(本 体部移動装置13または突出部移動装置14の移動方向)の移動力のみを付与す る。このことは、物品1に物品の軸方向(本体部移動装置13または突出部移動 装置14への物品供給方向)の接触反力を付与することを防止し、移動装置13 、14上での物品1の跳ね返りを確実に防止する。
【0035】 物品受け具12を緩衝材にて構成することにより、受け具12上での物品1 の跳ね返りを確実に防止する。
【0036】 物品受け具12はテーパ状の物品案内部34、34を備えることにより、受 け具12上での物品1の跳ね返りを確実に防止する。
【0037】 (第2実施例)(図5〜図7参照) 整揃装置110は、物品供給部111と、物品受け具112と、本体部移動装 置113と、突出部移動装置114とを有する。
【0038】 物品供給部111は、整揃装置10の物品供給部11と同様に、四角枠状の物 品ガイド121を有し、物品1を一定の供給方向に整列して落下供給する(物品 1の上下方向は不揃いであり、正立姿勢と倒立姿勢とが混在)。物品供給部11 1は、物品ガイド121の下端正面を物品出口122として開放している。
【0039】 物品受け具112は、整揃装置10の物品受け具12と同様に、左右一対の開 閉体131、132からなり、(a) 両開閉体131、132を閉じる状態下で物 品供給部111から供給された物品1を一時的に位置決め保持し、(b) 両開閉体 131、132を開くことにより物品1を解放して本体部移動装置113、突出 部移動装置114の側に落下移載せしめる。
【0040】 物品受け具112の直下には、左右一対のベルトコンベヤ製本体部移動装置1 13と、ローラー製突出部移動装置114とが配置されている。本体部移動装置 113は、物品搬出方向に延在されている。左右一対の本体部移動装置113は 物品1の突出部1Bより広幅の突出部通過間隙133を介して並置され、各本体 部移動装置113は物品受け具112の直下からその両側外方に渡るように配置 されている。突出部移動装置114は左右一対の本体部移動装置113がなす上 述の突出部通過間隙133の下方レベル(本体部移動装置113と突出部移動装 置114とのレベル差は突出部1Bの長さより短い)に配置されている。そして 、本体部移動装置113は上コンベヤ面を物品搬出方向に移動せしめるように回 動し、突出部移動装置114は上ローラー面を反物品搬出方向に移動せしめるよ うに回動している。
【0041】 これにより、両本体部移動装置113は物品受け具112から解放され正立姿 勢で落下してくる物品1の本体部1A(底部)に接触し、その底部を物品搬出方 向に向けて搬出する(このとき、物品1の本体部1Aは突出部移動装置114に は接触しない)。また、突出部移動装置114は物品受け具112から解放され 、倒立姿勢で落下して両本体部移動装置113間の突出部通過間隙133に進入 した物品1の突出部1B(首部)に接触し、その突出部1Bを反物品搬出方向に 、その底部を物品搬出方向に向けて搬出する(このとき、物品1の突出部1Bは 本体部移動装置113には接触しない)。即ち、物品受け具112から解放され た物品1は、本体部移動装置113、突出部移動装置114のいずれかに接触し 、それらのいずれに接触する場合にも、その底部を物品搬出方向に向けるように 揃えられる。
【0042】 尚、物品受け具112は、整揃装置10の物品受け具12と同様に緩衝材にて 構成されている。
【0043】 また、物品受け具112の各開閉体131、132は、整揃装置10の各開閉 体31、32と同様に、本体部移動装置113、突出部移動装置114の側に向 けて縮幅となるテーパ状(例えば傾斜角θを45度とする)の物品案内部134、 134を備えている。
【0044】 また、物品受け具112の各開閉体131、132は、整揃装置10の各開閉 体31、32と同様に、それらの閉じ状態で、相対する物品案内部134、13 4の下縁間に突出部挿通口135を形成している。
【0045】 また、物品受け具112の各開閉体131、132の前面に、整揃装置10の 各開閉体31、32と同様に、板状の物品ガイド136、137を立設させても 良い。
【0046】 更に、整揃装置110にあっては、物品供給部111に、第1と第2の物品検 出センサ141、142と、物品ストッパ143と、物品保持具144とからな る物品切出装置140を備えている。物品ストッパ143はシリンダ145によ り物品ガイド121の内外に出入りし、物品保持具144は物品ストッパ143 の移動ストロークをリンク146により伝えられて物品ガイド121の内外に出 入りする。物品ストッパ143は物品検出センサ141、142の中間で物品ガ イド121内に侵入して物品を停留可能とする。即ち、物品切出装置140は、 第1センサ141のオン(通過検)により物品ストッパ143を物品ガイド12 1から退出させて(開き)物品1を解放して物品受け具112の側に供給し、第 2センサ142のオン(通過検)により物品ストッパ143を物品ガイド121 に侵入させて(閉じ)後続物品1の停留に備える。これにより、物品切出装置1 40は、物品を必ず1個ずつ間隔をおいて供給可能とする。
【0047】 尚、物品切出装置140は第1センサ141のみを備え、第2センサ142を 備えることを必須としない。即ち、物品切出装置140は、第1センサ141の オン(通過検)により物品ストッパ143を物品ガイド121から退出させて( 開き)物品1を解放して物品受け具112の側に供給し、その後一定時間(物品 1の通過を確保するに足る時間)の経過後に物品ストッパ143を物品ガイド1 21に侵入させて(閉じ)後続物品1の停留に備えることもできる。
【0048】 また、整揃装置110にあっては、物品受け具112の開閉体131、132 を以下の如くにより開閉する(図6参照)。即ち、整揃装置110は、架台11 0A上に立設したピストンロッド151回りのシリンダ152を上下動可能とし 、このシリンダ152と一体結合されている正面三角状の開閉カム153を上下 動可能としている。他方、両開閉体131、132の支持ブラケット131A、 132Aを架台110A上に設けた案内ロッド154に沿って互いに対向移動可 能とし、両支持ブラケット131A、132Aを不図示のばねによって閉じ方向 に付勢しつつ、上述の開閉カム153の下降動作により該開閉カム153を両支 持ブラケット131A、132Aのカムフォロワ155、155に割り込ませる ことにてそれら支持ブラケット131A、132Aを開き方向に対向移動させ、 ひいては開閉体131、132をそれらの閉じ位置から開動作せしめる。
【0049】 また、整揃装置110にあっては、架台110A上に設けたモータ161によ り、本体部移動装置113の駆動車162と突出部移動装置114の駆動車16 3とを同時に駆動可能としている(図5(B)参照)。
【0050】 尚、整揃装置110において、突出部移動装置114は物品供給部111の物 品供給中心軸線上に同心配置されても良く(図7(A)参照)、或いは物品供給 部111の物品供給中心軸線から物品搬出方向にeだけ偏心配置しても良い(図 7(B)参照)。図7(A)の同心配置の場合、物品1の突出部1Bエッジは突 出部移動装置114の鉛直中心線から外れたローラー面に接触し、ローラー回転 力が突出部1Bに斜め上向きの接触反力Fa を付与し、このFa の上向き分力が 物品1に跳ね上げ作用を及ぼす。これに対し、図7(B)の偏心配置の場合、物 品1の突出部1Bエッジは突出部移動装置114の鉛直中心線上のローラー面に 接触し、ローラー回転力は突出部1Bに水平接触反力Fb のみを付与し、物品1 に跳ね上げ作用を及ぼすことがない。
【0051】 次に、本実施例の作用について説明する。 物品供給部111によって一定の供給方向に整列された物品(向きは不揃い )1は、物品受け具112によって一旦位置決め保持された後、その物品受け具 112から解放された進行方向を互いに反対としている本体部移動装置113と 突出部移動装置114のいずれかに、その本体部1Aと突出部1Bのいずれか一 方を接触させて、その向きを揃えられる。尚、物品1の横断面形状は丸状、扁平 状等如何なるものであっても良い。
【0052】 このとき、物品1は、本体部移動装置113と突出部移動装置114のいずれ かに接触する前に物品受け具112に位置決め保持され、跳ね返りを抑制する。 従って、装置構成を複雑にすることなく、物品1の跳ね返りを抑制し、物品1の 損傷、割れ等を防止できる。また、物品1を直ちに落ち着かせて詰まりを生じさ せることがなく、稼動率を向上し得る。
【0053】 物品切出装置140を備えることにより、先行物品1が整揃処理されるまで 、後続物品1の供給を停止することにより、物品1を必ず1個づつ間隔をおいて 供給し、物品1の詰まりを確実に防止する。
【0054】 本体部移動装置113と突出部移動装置114をベルトコンベヤとすること により、本体部移動装置113と突出部移動装置114は物品1に軸直角方向の 移動力のみを付与する。このことは、物品1に軸方向の接触反力を付与すること を防止し、移動手段上での物品1の跳ね返りを確実に防止する。
【0055】 物品受け具112を緩衝材にて構成することにより受け具112上での物品 1の跳ね返りを確実に防止する。
【0056】 物品受け具112はテーパ状の物品案内部134、134を備えることによ り、受け具112上での物品1の跳ね返りを確実に防止する。
【0057】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、構成簡素にしながら、整揃過程での物品の跳ね 返りを抑制し、物品を安全確実に整揃えすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例を示す模式図である。
【図2】図2は本体部移動装置による整揃状態を示す模
式図である。
【図3】図3は突出部移動装置による整揃状態を示す模
式図である。
【図4】図4は物品受け具の変形例を示す模式図であ
る。
【図5】図5は第2実施例を示す模式図である。
【図6】図6は図5の要部を示す模式図である。
【図7】図7はローラー移動手段による整揃状態を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 物品 1A 本体部 1B 突出部 10 整揃装置 11 物品供給部 12 物品受け具 13 本体部移動装置(本体部移動手段) 14 突出部移動装置(突出部移動手段)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の少なくとも一部に突出部を有す
    る物品の向きを揃える物品の整揃装置において、 物品を一定の供給方向に整列して供給する物品供給部
    と、 物品供給部から供給された物品を一時的に位置決め保持
    する物品受け具と、 物品受け具から解放された物品の本体部と突出部のそれ
    ぞれに接触可能で、かつ互いに反対方向に移動している
    本体部移動手段と突出部移動手段とを有してなることを
    特徴とする物品の整揃装置。
  2. 【請求項2】 前記物品供給部が、少なくとも1つの物
    品検出センサと物品ストッパとからなる物品切出装置を
    備えてなる請求項1記載の物品の整揃装置。
  3. 【請求項3】 前記本体部移動手段と突出部移動手段が
    ベルトコンベヤからなる請求項1又は2記載の物品の整
    揃装置。
  4. 【請求項4】 前記受け具が緩衝材にて構成されてなる
    請求項1〜3のいずれかに記載の物品の整揃装置。
  5. 【請求項5】 前記受け具が本体部移動手段及び突出部
    移動手段の側に向けて縮幅となるテーパ状の物品案内部
    を備えてなる請求項1〜4のいずれかに記載の物品の整
    揃装置。
JP1992036104U 1992-05-01 1992-05-01 物品の整揃装置 Expired - Lifetime JP2512113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992036104U JP2512113Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 物品の整揃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992036104U JP2512113Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 物品の整揃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0620337U true JPH0620337U (ja) 1994-03-15
JP2512113Y2 JP2512113Y2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=12460468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992036104U Expired - Lifetime JP2512113Y2 (ja) 1992-05-01 1992-05-01 物品の整揃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512113Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175100A (ja) * 1985-01-31 1986-08-06 スズキ株式会社 塗料付着物の洗浄方法
JPS6457004A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Hitachi Ltd Low nox emitting burner

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61175100A (ja) * 1985-01-31 1986-08-06 スズキ株式会社 塗料付着物の洗浄方法
JPS6457004A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Hitachi Ltd Low nox emitting burner

Also Published As

Publication number Publication date
JP2512113Y2 (ja) 1996-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100193529B1 (ko) 용기들의 자동위치설정 및 공급을 위한 장치
US3012651A (en) Apparatus for orienting and feeding articles
US7553110B2 (en) Conveying equipment and inspection device
US3924732A (en) Apparatus for unscrambling and orienting overcaps
US5236077A (en) Linear feeder
US7837022B2 (en) Vertical parallel transportation of caps
JPH11108919A (ja) 錠剤試験装置
US4266653A (en) Stoppering machine
US4541524A (en) Case packer
US5785169A (en) Conveyor assembly of the conveying of open containers
US6578614B1 (en) Conveyor for combining two-component items
JPH069034A (ja) 容器の列及び段の形成装置
EP0317253A1 (en) Bottle orientation apparatus and method
US5197584A (en) Method and apparatus for orienting predominately flat articles
JPH0620337U (ja) 物品の整揃装置
CA2104199A1 (en) Linear feeder for varying size articles
US6401904B1 (en) Method and apparatus for separating objects
CN113423644A (zh) 用于将混合球放入药物容器中的设备和方法
EP1464597A1 (en) A head for transferring containers, in particular bottles, within a palletiser
EP0249388A2 (en) Container nesting apparatus
US4282965A (en) Feeding and orienting device
JPH0940178A (ja) 容器整列装置
KR100997135B1 (ko) 부품공급기의 이송트랙 구조
JPH0811025A (ja) 小径丸棒用キャップ装着装置
JP3270212B2 (ja) 容器選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960416

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250