JPH06203169A - 2次多項式フラグメントを使用するオブジェクト・ベース・グラフィック・システム及び方法 - Google Patents

2次多項式フラグメントを使用するオブジェクト・ベース・グラフィック・システム及び方法

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JPH06203169A
JPH06203169A JP5103235A JP10323593A JPH06203169A JP H06203169 A JPH06203169 A JP H06203169A JP 5103235 A JP5103235 A JP 5103235A JP 10323593 A JP10323593 A JP 10323593A JP H06203169 A JPH06203169 A JP H06203169A
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line
pixel
qpf
curve
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Application number
JP5103235A
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English (en)
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Kia Silverbrook
シルバブルック キア
David William Funk
ウィリアム ファンク ディビッド
Simon R Walmsley
ロバート ウォームズレイ サイモン
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Canon Information Systems Research Australia Pty Ltd
Canon Inc
Original Assignee
Canon Information Systems Research Australia Pty Ltd
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/203Drawing of straight lines or curves

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各々オブジェクトが2次多項式に依って説明
されるオブジェクト・ベース・グラフィック・システム
の内部で、容易かつ迅速に処理できるオブジェクト・ア
ウトライン・データを表すための単純化されたフォーマ
ットを用い、高速にオブジェクト処理をする。 【構成】 フラグメントに対応する多項式が、START_PI
XEL ロケーション、△PIXEL 値、△△PIXEL 値、START_
LINE、END_LINEで定義され、任意のライン(n) の曲線フ
ラグメントのピクセル・ロケーションを次式で与える。 PIXEL(linen+1 )= PIXEL(linen)+△PIXEL(linen) △PIXEL(linen+1)= △PIXEL(linen)+ △△PIXEL ここで、PIXEL(linen=START_LINE)=START_PIXEL, そし
て △PIXEL(linen=START_LINE)=△PIXEL

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオブジェクト・グラフィ
ックに関するものであり、特に、オブジェクトが説明さ
れることができて、なおかつ、各オブジェクトを数多く
のフラグメントに分割し、且つ2次多項式に依って各フ
ラグメントを数学的に説明することに依って処理される
手段を開示するものである。
【0002】
【従来の技術】ほとんどのオブジェクト・グラフィック
・システムは、ページまたはスクリーンのピクセル・ベ
ース・イメージを保持するために、フレーム・ストアを
用いている。個々のオブジェクトのアウトラインが、計
算され、充填されて、フレーム・ストアに書き込まれて
いる。2次元グラフィックの場合、他のオブジェクトの
前に現れるオブジェクトは、バックグラウンド・オブジ
ェクトの後にフレーム・ストアに単純に書き込まれて、
バックグラウンドをピクセル1個づつ置換している。該
システムは、ハードウェアの点で通常は高価になり、な
おかつ、フル・ページ・イメージを生成する時間を必要
としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラスター・ディスプレ
イのリアルタイム・イメージ生成は、イメージをラスタ
順に計算することに依って達成することができる。これ
は、各スキャン・ラインが、それが発生される時に計算
されなければならないことを意味している。これは、各
スキャン・ラインと各オブジェクト・アウトラインの交
差ポイントが計算され、次に充填されることを要求す
る。
【0004】従来、アウトラインの交差の計算は、直線
またはスプライン・フォーマットを用いて実施されてい
る。最もポピュラーなスプライン・フォーマットは、Be
zier(ベジェ)曲線のように、種々の形式のパラメトリ
ック3次多項式である。3次Bezier(ベジェ)スプライ
ンが用いられている場合、交差計算は、3次多項式の根
を特定のスキャン・ラインで計算して交差のパラメトリ
ック・ポジションを求めることと、これらを多項式に代
入して実際のピクセル交差を求めることを包合してい
る。この機能をリアルタイムで実施するハードウェアを
構築することができるが、該ハードウェアは非常に複雑
で、消費者に適した価格設定の装置にならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例に鑑
みてなされたもので、オブジェクト・ベース・グラフィ
ック・システムの内部で、容易かつ迅速に処理できるオ
ブジェクト・アウトライン・データを表すための単純化
されたフォーマットを用いた、前述の方式の代替方法を
提供することを目的とする。
【0006】本発明の一態様によれば、2次多項式に依
るオブジェクトの表示を特徴とするオブジェクト・ベー
ス・グラフィック・システムが開示される。
【0007】本発明の一態様によれば、個々のオブジェ
クトが、各曲線フラグメントが2次多項式に依って定義
される複数の曲線フラグメントに依って表される、オブ
ジェクト・ベース・グラフィック・システムが開示され
る。
【0008】本発明の更なる態様によれば、各オブジェ
クトがSTART_PIXEL ロケーション、△PIXEL 値、△△PI
XEL 値、START_LINE、END_LINEに依って各定義される複
数の曲線フラグメントに分割され、そこでは表示される
イメージの任意のライン(linen) 上の前記の曲線フラグ
メントのピクセル・ロケーションが次に示すようにして
与えられるオブジェクト・ベース・グラフィック・シス
テムが開示される。
【0009】 PIXEL(linen+1 )= PIXEL(linen)+△PIXEL(linen) △PIXEL(linen+1)= △PIXEL(linen)+ △△PIXEL ここで、PIXEL(linen=START_LINE)=START_PIXEL, そし
て △PIXEL(linen=START_LINE)=△PIXEL 本発明の更なる態様によれば、オブジェクト・アウトラ
インとスキャン・ライン間の各交差が、前の交差が知ら
れている時に、2つの数学的操作に依って計算されるこ
とができることを特徴とするオブジェクト・ベース・グ
ラフィック・システムが開示される。また、好都合に数
学的操作が加えられている。
【0010】
【実施例】図1を見ると、オブジェクト・アウトライン
の一部を形成する2次多項式フラグメントQPFが、ラ
スタ・ディスプレイ内でスタート・ラインから終了(エ
ンド)ラインにかけて延長する状態で図示されている。
QPFは、ラインのスロープが一定の割合で変化するこ
とを特徴とする曲線であり、なおかつ、このようにし
て、任意のオブジェクト・アウトラインの各フラグメン
トが2次多項式を用いて説明されることができる。
【0011】各QPFはスロープを一定の状態でその長
さ方向に沿って変えるので、各QPFは数多くのパラメ
ータに依って容易に定義されることができる。
【0012】これらのパラメータの最初は、QPFが現
れるラスタ順に、第1ラインを指定するSTART_LINEであ
る。
【0013】次のパラメータは、スタート・ライン上で
QPFのピクセル値(すなわちロケーション)を指定す
るSTART_PIXEL である。
【0014】次のパラメータは、ラインのスロープを指
定する△PIXEL である。この△PIXEL は、ディスプレイ
の各ラスタ・ラインのピクセルを開始するために加えら
れる。
【0015】次のパラメータは、ラインの曲がりを指定
する△△PIXEL である。△△PIXELは各ラスタ・ライン
の△PIXEL に加えられる。
【0016】最後のパラメータは、QPFが現れる最後
のライン(エンドライン)を指定するEND_LINEである。
【0017】前述のパラメータを用いると、QPFのス
キャン(ラスタ)ラインの各のピクセル・ロケーション
は、次のようにして決定されることができる。
【0018】 PIXEL(linen+1 )= PIXEL(linen)+△PIXEL(linen) △PIXEL(linen+1)= △PIXEL(linen)+ △△PIXEL ここで、PIXEL(linen=START_LINE)=START_PIXEL, そし
て △PIXEL(linen=START_LINE)=△PIXEL ここで図2〜図7を参照すると、各々が複数のQPFに
依って定義される数多くの個々のオブジェクトが図示さ
れている。
【0019】図2の場合、各正方形の左側と右側を定義
する2つのQPFに依って定義される、正方形のオブジ
ェクトが図示されている。各QPFは、共通するスター
ト・ラインから始まって、共通するエンド・ラインで終
了している。このようにして、正方形のQPFは、特定
のピクセル値(カラーのような)が正方形を表示するた
めに表明されることができる境界を定義する。
【0020】図3の場合、1つのQPFのエンド・ライ
ンが次に隣接するQPFのスタート・ラインを表してい
る4つのQPFに依って定義される、菱形形状のオブジ
ェクトが図示されている。
【0021】QPFが、例えば、図1に図示されている
実施例の無限スロープを意味するス1走査ラインに配列
されることが不可能なことは、図2及び図3とから明か
である。
【0022】図4は、6つのQPFに依って形成される
代替オブジェクトを示している。垂直(スキャン・ライ
ンに対して垂直)の状態で現れるこれらのQPFは、△
PIXEL = 0 と△△PIXEL = 0 をもつ。QPFが一定(直
線状)スロープをもつ場合、△PIXEL は“0”になら
ず、△△PIXEL は“0”に等しくなる。
【0023】ここで説明されるQPFフォーマットは、
リアルタイム・オブジェクト・グラフィックの特殊なア
プリケーションをもち、なおかつ、1992年4 月29日のオ
ーストラリア特許出願 No.PL2147に開示されたシステム
と、クロス・リファレンスに依ってここで包合されるシ
ステムに有用である。
【0024】ここで図8を見ると、ROMとRAMを搭
載するプロセッサ・メモリ12にプロセッサ・バス17
を経由して接続されている制御プロセッサ11を具備す
る、該リアルタイム・オブジェクト(RTO)グラフィ
ック・システムが図示されている。プロセッサ11は、
イメージの形成に用いられるオブジェクトのページ・デ
ィスプレイ・リストを形成するように動作する。ページ
・ディスプレイ・リストは、オブジェクトがプロセッサ
・メモリ12のROM部分から導かれるか或いは代わり
にディスク・ドライブ、グラフィック・ワークステーシ
ョンのデジタル化タブレット、または類似機能のような
任意の周知の外部手段からシステム10に入力されるプ
ロセッサ・メモリ12のRAM部分に記憶される。
【0025】プロセッサ・バス17に、ビデオ表示装置
またはプリンタのようなディスプレイ16上で再生する
ためにカラー・ルックアップ・テーブル15にラスタ化
イメージ・データを出力するためにページ・ディスプレ
イ・リストのオブジェクトのQPFを処理するRTOプ
ロセッサ13が接続されている。RTOプロセッサ13
は、プロセッサ13がイメージ・データを計算している
時に、QPFの記憶のために用いられる静的RAMから
形成されるQPFメモリ14にもQPFバス18を経由
して接続している。
【0026】従って、プロセッサ13はQPFしか受信
できないので、プロセッサ11に依って生成されるペー
ジ・ディスプレイ・リストも、QPFとして説明されな
ければならない。
【0027】プロセッサ11と予め形式設定されたオブ
ジェクトはベジェ(Bezier)スプラインのような3次多
項式を用いて構成されている場合、これらの多項式は、
1992年4 月29日のオーストラリア特許出願 No.PL2149に
説明されている方式及びクロス・リファレンスに依って
ここで包合されている開示のQPFに変換されることが
できる。
【0028】ここで図9を見ると、RTOプロセッサ1
3のデータフロー図は、バス17を経由してプロセッサ
・メモリ12に接続されているイメージ・フェッチ・ユ
ニット20を示している。オブジェクトとそれらのQP
Fは、ユニット20に依ってメモリ12から取り出さ
れ、なおかつ、4ワードの深さのQPF先入れ先出し(F
IFO)レジスタ21に出力される。FIFO21のデータ
は、後で説明されるように図11と図12のフォーマッ
トでオブジェクトまたはQPFデータとしてタグが付け
られる。FIFO21は、プロセッサ・バス17に対す
る十分なアクセス効率と計算された効率を高めるため
に、データ処理からのフェッチの分解に用いられる。
【0029】データは、それがQPFメモリ14に記憶
される前に、データに関する一連の計算を実施する前処
理パイプライン22にFIFO21から出力される。こ
れらのオペレーションは、 - (23) カレント・オブジェクトの拡大縮小(スケー
リング)と変換ファクタを各QPFに適用する。
【0030】- (24) ディスプレイに影響しないQP
Fを濾過する。
【0031】- (25) ディスプレイの最初のラインか
ら開始するQPFを生成するために、ディスプレイの最
初のラインの前に開始するQPFの値を繰り返し再計算
する。
【0032】- (26) イメージがインターレースされ
る場合(例えばテレビジョン・ディスプレイのように)
に、QPFに対する補正を適用することである。
【0033】前処理パイプライン22から、QPFはQ
PFメモリ14に記憶される。QPFデータは、リンク
された一連のリストとして、形成されるイメージの各ラ
インに対して1つ記憶される。イメージのQPFの全て
が取り出されてメモリ14に記憶された後に、各ライン
に対してリンクされたリストは、イメージをディスプレ
イ16に表示するために準備する時に、ピクセル値(即
ち、ポジション)の順にソータ28に依ってソートされ
る。
【0034】ビデオ・アプリケーションの場合、新しい
イメージのイメージの準備は、ダブルバッファのQPF
メモリの半分が表示に使用されている間、残り半分のQ
PFメモリで行われる。しかし、QPFメモリ18は単
一のポートであるので、プロセッサ13のイメージ作成
とイメージ表示セクションは、バス18に対するアクセ
スを競合しなければならない。
【0035】イメージ描写はディスプレイ16と同期し
て開始される。この描写は、各ラインがディスプレイ1
6上に位置する状態で順にQPFの交差を計算し、これ
らの交差がオブジェクトのエッジを規定している。各エ
ッジ(または交差)は、スキャン・ライン上の特定のピ
クセル・ポジションで表示されるレベルの計算に用いら
れる。
【0036】イメージの各ラインに対する描写プロセス
は、そのラインのためのQPFのリストを通して、以下
に示すステップを実行して得られる。
【0037】- ピクセル値(ロケーション)、ピクセル
・レベル(カラー)、効果情報(インフォメーション)
を、充填生成と計算のために抽出されるピクセル(画
素)FIFO30にコピーする。
【0038】- 次のラインのためにQPF交差の値を計
算する、または次のラインで終了するQPFを放棄す
る。
【0039】- 次のラインから開始するQPFのリスト
に再計算されたQPFをマージするステップを実行す
る。
【0040】描写と再計算は、QPFバス18上で最上
位の優先順位を有しているが、このバス18は、ピクセ
ルFIFO30が充填される時に、またはカレント・ラ
インのQPFの全てが処理された時はいつも、記憶また
はソートのためのアクセスから解放される。
【0041】ディスプレイ16から入力される各ピクセ
ル・クロック・サイクルに依ってインクリメントされる
ピクセル・カウンタの制御の下に、16ワードの深さで
あるピクセルFIFO30からデータが順次送られる。
充填ゼネレータ31は、ディスプレイのオブジェクトの
優先順位レベルを解明して、表示に先だって、各ピクセ
ル・ポジションの最高の可視レベルをカラー・ルックア
ップ・テーブル15に出力する。充填生成は、透明度の
ような可視性効果を実現するために、効果ブロック32
に依って調整されることができる。
【0042】プロセッサ・メモリ12でイメージを構築
するデータの編成が、図10に図示されている。これ
は、図示されているフォーマットで各々、数多くのリス
トがあるが、1つのオブジェクト・リストを示してい
る。
【0043】本実施例のグラフィック・システム10で
は、リストのオブジェクトは、各オブジェクト(Object
1, Object2, ...) が9つの16ビット・ロケーション
を占有している状態で、メモリに連続して置かれてい
る。各オブジェクトの最後の2つのワードは、その特定
のオブジェクトのためにQPFリストのスタートのポイ
ンタを形成する*QList(low) と*QList(high)である。Q
PFリストは、メモリ12のどの位置にも常駐できる。
オブジェクト記述の残りは、スケーリング(拡大縮小)
と変換ファクタ(LScale 、PScale、△PScale、△△PSca
le、LOffset 、POffset)、オブジェクトのレベル(6ビ
ット)と効果(2ビット)(Level) 、8ビット・オブジ
ェクト・タグ(Tag) から作られている。
【0044】LOffset は、Level によりオブジェクトの
実際のカラーが選択されるカラーパレットを示してい
る。このようにして、Level とLOffset は、16,00
0,000色以上のカラーがシステム10を用いて表示
されることを可能にする24ビット・カラー・データを
アドレスすることができる。RTOプロセッサ13はLe
vel だけしか操作しないが、カラー・ルックアップ・テ
ーブル15はまたプロセッサバス17へアクセスでき
る。これにより、プロセッサ11が特定のカラーパレッ
トを調整できる。カラー・ルックアップ・テーブル15
に、そのオブジェクトに適したカラーを表示するように
書き込むことに依って、POffset はピクセル変換量(ビ
デオ・ディスプレイ用のX変換)を表す。
【0045】LOffset はライン変換量(ビデオ用Y変
換)を表す。
【0046】LScaleはライン拡大縮小ファクタ(Yサイ
ズに関連)を表す。
【0047】PScaleはピクセル拡大縮小ファクタ(Xサ
イズに関連)を表す。
【0048】△PScaleは、PScaleと同じXサイズを与え
るために、△PIXEL を拡大縮小する予め計算されたファ
クタを示す。
【0049】△△PScaleは、PScaleと同じXサイズを与
えるために、△△PIXEL を拡大縮小する予め計算された
ファクタを示す。
【0050】各オブジェクトに対して、QPFはメモリ
に連続する状態でリストされていて、QPFは5つの1
6ビット・ワードから作られている。これらは、前述の
ように(順に)START_LINE、END_LINE、START_PIXEL 、
△PIXEL 、△△PIXEL である。プロセッサ・メモリ12
のオブジェクトとQPFの両方のリストは、ナル(0)
リストとして規定されていないので、少なくとも1つの
アイテムを含んでいなければならない。
【0051】異なるオブジェクトとQPF要素のデータ
・タイプが示され、それらの正確なフォーマットが図1
1と図12に図示されている。イメージ・データのほか
に、オブジェクトとQPF要素の一部は、チェック・ビ
ット(C)と終端ビット(T)も含んでいる。
【0052】チェック・ビットは、オブジェクト記述の
4つのスケールファクタ(LScale、PScale、△PScale、
△△PScale)の最上位ビットと、QPF記述のSTART_LI
NE要素の最上位ビットを占めている。オブジェクト・リ
ストでは、チェック・ビットは“0”にセットされなけ
ればならない。START_LINEフィールドでは、チェック・
ビットは符号(サイン)ビット(S)と同じでなければ
ならない。もしこれらのビットのいずれかが正常でない
時に、RTOプロセッサ13は、これを検出して、イメ
ージの生成を放棄する。
【0053】各オブジェクトの*QList(low) ワードの最
下位ビットは、オブジェクト・リストの終了マーカとし
て用いられる。このビットは、リストにおいてのみ、最
終オブジェクトに対して“1”にセットされる。各QP
Fのエンド・ライン(End_Line)ワードの最上位ビット
は、QPFリストの終了マーカとして用いられる。最終
を除いた全てのQPFに対して、それはエンド・ライン
符号ビットと同じでなければならない。最終QPFに対
して、それは符号ビットと逆にならなければならない。
【0054】図10、図11、図12に依って与えられ
る形式設定は、RTOプロセッサ13が、イメージに適
したQPFを巧みに読み取って、これらを前処理パイプ
ライン22内で処理することを可能にする。前処理後
に、QPFがメモリ14に記憶される必要があり、それ
に依ってアクセスは図9のメモリ・インタフェース27
を用いて行われる。
【0055】QPFメモリ14は、図13に図示されて
いる状態で編成されている。図13は、QPFメモリ1
4の1つのバンク33を示していて、複数のバンクが用
いられている時に、各バンクは同じ形状で編成される。
バンク33は、ライン・テーブル34、ピクセル(画
素)テーブル35、ビット・テーブル36、QPFエリ
ア37を備える4つのエリアに分割されている。ディス
プレイの各ラインに対して1ワードを含むライン・テー
ブル34は、ライン・ポインタの先頭を記憶するために
用いられ、なおかつ、常にQPFメモリ14のボトムを
占有している。ピクセル・テーブル35は、ソータ28
に依って実施されるピクセルのソートのために用いられ
る一時記憶エリアである。ベース・ロケーションはレジ
スタPTBAに依ってセットされ、そのサイズは、ライ
ンに表示される各ピクセルに対して1つのワードに、2
つのワードがプラスされる。ビット・テーブル36は、
ピクセルのソートに用いられる別の一時記憶エリアであ
る。ベース・ロケーションはレジスタPTBAに依って
セットされ、なおかつ、ビット・テーブル36のサイズ
は、32に分割されるピクセル・テーブル35のサイズ
になり、且つ最も近い全体的なワードに丸められる。Q
PFエリア37はQPFデータの全てを含んでいる。こ
れは、バンク33のトップ・アドレスでもある、トップ
・アドレスがレジスタMBTAに依ってセットされる一
方、ボトム・アドレスがレジスタQRBAに依ってセッ
トされるQPFメモリ14のトップを常に占有する。
【0056】メモリ・バンク33に記憶されているQP
F要素のフォーマットが、図14に示されている。前処
理パイプライン22に於いて、オブジェクトのスケール
(拡大縮小)とオフセット・ファクタは、各QPFに適
用され、プロセッサ・メモリ12に於けるそれらのオリ
ジナルのフォーマットに比べると、好ましい範囲または
精度あるいはその両方をもつPIXEL 、△PIXEL 、△△PI
XEL になる。
【0057】また、オブジェクト・レベル(Level) 、効
果、タグ・ビット(Tag) が各QPFでマージされ記憶さ
れている。スタート・ライン・フィールドは、QPFリ
ストがスタート・ラインに基づいているので、もうQP
Fで記憶される必要はない。チェック・ビットはなく、
各リンクされるリストの終わりはゼロ・ポインタに依っ
て指定される。
【0058】この構造は図13に見られ、この図13で
は、イメージのライン0とライン1に対して2つのリン
クされたリストが示されたQPFエリア37が図示され
ている。ライン0に対してリンクされたリストはQPF
40から開始し、このQPF40はQPF41を指示
し、次にリストの最後のQPF42を指示している。イ
メージのライン1に対してリンクされたリストはQPF
43から開始し、このQPF42はターミナルQPF4
4を指示している。
【0059】QPFデータの実際の形態と計算は、ここ
で、単純なオブジェクトを用いて事例に依って説明され
ることができる。
【0060】図15は文字“B”の形のオブジェクトを
示している。このオブジェクトは図16に図示されてい
る状態でQPFに依って表されることができる。
【0061】図17はオーストラリア特許出願 No.PL2
149に開示されている方法を用いてQPFオブジェク
トに変換されることができる文字“B”のベジェ(Bezi
er)オブジェクトを示している。
【0062】図18に、図17のオブジェクトの特殊な
ベジェ(Bezier)曲線が、4−ポイント・フォーマット
で図示されている。これは、図19に図示されている2
つのQPFに変換される。
【0063】前述の説明は本発明の1つだけの実施態様
を述べるものであり、なおかつ、当業者にとって明か
な、変更態様が本発明の範囲から逸脱せずにそこに実施
されることができる。
【0064】本発明の好まれる実施態様が、ここで、次
に示す図面を用いて説明される。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ウトライン・オブジェクトを容易に、かつ迅速に処理で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの2次多項式フラグメント(QPF) を示す図
である。
【図2】2つのQPFに依って形成されるオブジェクト
を示す図である。
【図3】4つのQPFに依って形成されるオブジェクト
を示す図である。
【図4】6つのQPFに依って形成されるオブジェクト
を示す図である。
【図5】5つのQPFに依って形成されるオブジェクト
を示す図である。
【図6】8つのQPFに依って形成されるオブジェクト
を示す図である。
【図7】8つのQPFに依って形成される別のオブジェ
クトを示す図である。
【図8】QPFを使用するオブジェクト・ベース・グラ
フィック・システムの略ブロック図である。
【図9】QPF上で行われるこれらのオペレーションを
示す図8のリアルタイム・オブジェクト(RTO)プロ
セッサのデータ・フロー図である。
【図10】オブジェクト・リストとリストの各オブジェ
クトのQPFの構成を示す図である。
【図11】図10のリストのオブジェクトとQPFデー
タ・ワード・フォーマットを示す図である。
【図12】図10のリストのオブジェクトとQPFデー
タ・ワード・フォーマットを示す図である。
【図13】図8と図9のQPFメモリの編成を示す図で
ある。
【図14】図8と図9のQPFメモリの1つのQPFデ
ータ・フォーマットを示す図である。
【図15】1つのオブジェクトのQPF形態の事例を示
す図である。
【図16】1つのオブジェクトのQPF形態の事例を示
す図である。
【図17】1つのオブジェクトのQPF形態の事例を示
す図である。
【図18】1つのオブジェクトのQPF形態の事例を示
す図である。
【図19】1つのオブジェクトのQPF形態の事例を示
す図である。
【符号の説明】
10 システム 11 ホストプロセッサ 12 ホストプロセッサ・メモリ 13 リアルタイム・オブジェクト・プロセッサ(RT
Oプロセッサ) 15 カラー・ルックアップ・テーブル 16 ディスプレイ(VDU /プリンタ) 17 プロセッサ・バス 28 ソータ 30 画素FIFO 31 充填計算 32 効果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000001007 キヤノン株式会社 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 (72)発明者 キア シルバブルック オーストラリア国 2025 ニュー サウス ウェールズ州,ウォーラーラ, バサー スト ストリート 40 (72)発明者 ディビッド ウィリアム ファンク オーストラリア国 2114 ニュー サウス ウェールズ州,ミードウバンク, ユニ オン ストリート 5/12 (72)発明者 サイモン ロバート ウォームズレイ オーストラリア国 2121 ニュー サウス ウェールズ州,エッピング, ペムブロ ーク ストリート 3/9

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次多項式に依るオブジェクトの表示を
    特徴とするオブジェクト・ベース・グラフィック・シス
    テム。
  2. 【請求項2】 各々の曲線フラグメントが2次多項式に
    依って定義される複数の曲線フラグメントに依って個々
    のオブジェクトが表されるオブジェクト・ベース・グラ
    フィック・システム。
  3. 【請求項3】 各オブジェクトがSTART_PIXEL ロケーシ
    ョン、△PIXEL 値、△△PIXEL 値、START_LINE、END_LI
    NEに依って各々定義される複数の曲線フラグメントに分
    割され、そこでは、表示されるイメージの任意のライン
    (linen) の前記の曲線フラグメントのピクセル・ロケー
    ションが、 PIXEL(linen+1 )= PIXEL(linen)+△PIXEL(linen) △PIXEL(linen+1)= △PIXEL(linen)+ △△PIXEL ここで、PIXEL(linen=START_LINE)=START_PIXEL, そし
    て △PIXEL(linen=START_LINE)=△PIXEL に依って与えられるオブジェクト・ベース・グラフィッ
    ク・システム。
  4. 【請求項4】 オブジェクト・アウトラインとスキャン
    ・ライン間の各交差が、前の交差が知られている時に、
    2つの数学的操作に依って計算されることができること
    を特徴とするオブジェクト・ベース・グラフィック・シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記の数学的操作が加えられている請求
    項4に記載のオブジェクト・ベース・グラフィック・シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 個々のオブジェクトが各曲線フラグメン
    トが2次多項式に依って定義され、且つ対応するスプラ
    イン・フラグメントから導かれる複数の曲線フラグメン
    トに依って表されるオブジェクト・ベース・グラフィッ
    ク・システム。
  7. 【請求項7】 各オブジェクトが拡大縮小または変換フ
    ァクタに依って更に表される請求項2に記載のオブジェ
    クト・ベース・グラフィック・システム。
  8. 【請求項8】 各オブジェクトがカラー・レベルとオフ
    セット・インフォメーションに依って更に表される請求
    項2に記載のオブジェクト・ベース・グラフィック・シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 オブジェクト・ベース・グラフィック・
    システムのオブジェクトを表す方法であって、2次多項
    式を用いてオブジェクトを表す方法。
  10. 【請求項10】 オブジェクト・ベース・グラフィック
    ・システムのオブジェクトを表し、複数の曲線フラグメ
    ントに依って個々のオブジェクトを表すことを包合し、
    2次多項式を用いて各曲線フラグメントを定義する方
    法。
JP5103235A 1992-04-29 1993-04-28 2次多項式フラグメントを使用するオブジェクト・ベース・グラフィック・システム及び方法 Pending JPH06203169A (ja)

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AUPL215092 1992-04-29
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JP5103235A Pending JPH06203169A (ja) 1992-04-29 1993-04-28 2次多項式フラグメントを使用するオブジェクト・ベース・グラフィック・システム及び方法

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US (1) US6124863A (ja)
EP (1) EP0568360B1 (ja)
JP (1) JPH06203169A (ja)
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DE69325739D1 (de) 1999-09-02
HK1013694A1 (en) 1999-09-03
EP0568360B1 (en) 1999-07-28
EP0568360A3 (en) 1994-05-11
US6124863A (en) 2000-09-26
SG49154A1 (en) 1998-05-18
DE69325739T2 (de) 1999-12-23

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