JPH06202168A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置

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Publication number
JPH06202168A
JPH06202168A JP4361210A JP36121092A JPH06202168A JP H06202168 A JPH06202168 A JP H06202168A JP 4361210 A JP4361210 A JP 4361210A JP 36121092 A JP36121092 A JP 36121092A JP H06202168 A JPH06202168 A JP H06202168A
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JP
Japan
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display device
electrophoretic display
charges
electrophoretic
display
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Pending
Application number
JP4361210A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tadakuma
昭 多田隈
Jiro Toyama
二郎 外山
Takatoshi Akatsuka
孝寿 赤塚
Takashi Mori
高志 森
Shinichiro Kan
眞一郎 管
Hiroyuki Hoshino
坦之 星野
Shinichi Shiwa
新一 志和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Mektron KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP4361210A priority Critical patent/JPH06202168A/ja
Publication of JPH06202168A publication Critical patent/JPH06202168A/ja
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先ず電荷を付与した後、この電気泳動表示装
置に蓄電した電荷を放電させるか或いは逆極性電荷によ
り中和させ、次いで初期に付与した電荷と同極性の電荷
を付与し、更に再度放電させるか又は中和させるという
一連の駆動を繰返すことによって所望の表示オン状態又
は表示オフ状態を達成可能な電気泳動表示装置を提供す
る。 【構成】 少なくとも一方を電極のない絶縁物3で構成
した一対の対向配置した基板間に電気泳動表示用分散液
4を封入し、絶縁物3による基板の静電容量を介して分
散液4に電界を印加することにより分散液4に於ける電
気泳動粒子6、7の分布状態を変えて所望の表示動作を
行わせる電気泳動表示装置に於いて、電気泳動粒子7を
移動させる為のイオン銃8の作動に基づく電界の極性を
変えながら複数回印加するように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気泳動表示装置に関
し、更に具体的に云えば、本発明は先ず電荷を付与した
後、この電気泳動表示装置に蓄電した電荷を放電させる
か或いは逆極性電荷により中和させ、次いで初期に付与
した電荷と同極性の電荷を付与し、更に再度放電させる
か又は中和させるという、一連の駆動を繰り返すことに
より所望の表示オン状態又は表示オフ状態に移行自在な
電気泳動表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直流駆動方式による電気泳動表示装置で
は、表示用分散液への電極からの電子の流入及び流出等
による表示用分散液の酸化、還元を誘起するので、例え
ば表示用分散液の一成分である染料の変質による表示の
変化や電気泳動粒子を分散させる為の界面活性剤の変質
或いは電極成分の表示用分散液への溶解、若しくはこれ
らの障害の組合せ等の要因により、直流駆動表示素子に
特有な不安定性がある。
【0003】その対策として、表示用分散液に接する電
極表面を絶縁物で被覆して直流電流を遮断する所謂直流
電流遮断方式によって、表示用分散液と電極との電荷の
授受による表示の劣化を防止する手法がある。
【0004】また、一般的にしきい値を有していない電
気泳動表示素子をマトリックス駆動する際、グリット等
の内部電極(文献: P.C. Muraw,Proc. 5th Int 1 Disp
layResearch Con. P. 187, 1984)を配設して該内部電
極によりしきい値を電気的に形成するか、或いは本願の
出願人が特開平4−166917号出願(外山)で提案
した如く、非表示側に絶縁物を介して駆動用外部電極を
スル−ホ−ル手段で形成する構造もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の直流電流遮断方
式による電気泳動表示素子では、絶縁層を絶縁破壊しな
いように形成するとその絶縁層は厚くなるので静電容量
は小さくなり、従って、直流電圧印加後直ちに絶縁層が
充電されて表示用分散液に電圧が加わらなくなり完全に
表示できないという問題がある。
【0006】また、後者の方式による構造は、複雑であ
って構成材料及び表示形状も制約を受けるという難点が
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はそこで、最初先
ず電荷を付与した後、この電気泳動表示装置に蓄電した
電荷を放電させるか或いは逆極性電荷により中和させ、
次いで初期に付与した電荷と同極性の電荷を付与し、更
に再度放電させるか又は中和させるという一連の駆動を
繰り返すことにより所望の表示オン状態又は表示オフ状
態に移行自在な電気泳動表示装置を提供するものであ
る。
【0008】その為に本発明では、一対の対向配置した
基板間に電気泳動表示用分散液を封入した電気泳動表示
装置に於いて、表示側基板を透明電極で構成すると共に
非表示側基板を絶縁物で構成し、その非表示側基板に局
部的又は全面に電荷を付与した後その蓄積電荷を放電又
は中和し、再び電荷を付与する一連の動作を断続的に繰
り返すことにより、電気泳動粒子を移動させて所望の表
示を行うように構成したものである。
【0009】上記の場合、蓄積電荷の付与に要した時間
より長い時間をかけて放電又は中和させることができ、
そして、電荷の付与はイオンフロ−方式で行うことも可
能であって、また、付与した斯かる電荷はイオンフロ−
方式により逆極性のイオンで中和するように構成するこ
とができ、更には、高抵抗で接地した電極との接触によ
り付与した電荷を複数回放電するように構成することも
可能である。
【0010】
【実施例】以下、図示の一実施例を参照しながら本発明
を更に詳述する。図1〜図3は、本発明により構成され
た電気泳動表示装置の概念的な説明図であり、1及び2
は透明ガラス板とその内面に形成した所要の透明な電極
パタ−ンを示し、これらは所謂ITOガラス電極で所要
とする一方の基板を構成できる。
【0011】他方の基板は電極を有しない絶縁物3で構
成されており、この基板は電極パタ−ン2と所要の間隔
を以って対向配置され、その間には電気泳動粒子6を適
宜な分散媒に分散させるべく最適に調製した表示用分散
液4が封入される。ここで、移動する電気泳動粒子7
は、後述の動作説明のように、放電ワイヤ9と制御電極
10を備えたイオン銃8によるイオンフロ−方式で絶縁
物3の外面に付与されたイオン5と絶縁物3の静電容量
に関連して作用を受ける。
【0012】上記構成に於いて、印加イオンを逆極性イ
オンで中和するイオンフロ−方式による本発明の動作を
以下に説明する。
【0013】なお、電圧印加回路は図4の等価回路で表
すことができ、同図でEは直流源、Sはスイッチ、C1
は絶縁物3の静電容量、C2は分散液4の静電容量、ま
た、Rは分散液4の抵抗値を示す。そして、一般にC1
>C2であるから、分散液4に加わる電圧Vは、 V=E・exp(−C1・R)t・・・・(1) で簡易的に表せる。ここでは、例えば絶縁物3が50μ
m、70cm2、3.7nFのPETフィルムとし、分
散液4の抵抗値は500KΩとする。
【0014】先ず、操作1として図1の如くイオン銃8
でマイナスイオン(10-4A/cm2 、付加時間0.1
ms)を絶縁物3(PETフィルム)の上に付加するこ
とにより絶縁物3の充電時の電荷は10-8ク−ロン/c
2、電圧は190Vになる。この場合、分散液4には
上記式(1)より電圧が短時間(時定数:1.85m
s)しか加わらず、一般的な電気泳動素子の応答速度は
数十から数百msであることから電気泳動粒子7はIT
Oガラスの電極パタ−ン2側に移動するが、完全にはオ
ンになりきれない。
【0015】次いで、操作2として図2のようにイオン
銃8でプラスイオンをマイナスイオン付加時より低い電
流密度(10-5A/cm2、付加時間1.0ms)で付
加して上記操作1のマイナスイオンを中和する。これに
より、電気泳動粒子7は絶縁物3の側へは戻るが、移動
距離はマイナスイオン付加時より小さい。
【0016】そして、このような操作1から2を図3の
如く所望の表示輝度が得られるまで繰り返す。
【0017】図5はプラスイオンを印加する際の回路図
であって、11は上記構成からなる電気泳動素子を示
し、12は電極であり、これは上部電極13及び下部電
極14を有し、この電極12の上部にイオン銃8が配装
される。16は直列に接続したMOSトランジスタ1
7、18からなる高耐圧MOSであり、それら両トラン
ジスタ17、18の制御極はコンピュ−タからのコント
ロ−ル端子24に接続されている。19はイオン銃8の
放電ワイヤ9に接続した抵抗、20〜23はここではそ
れぞれ400V、200V、1KV及び4KV〜10K
Vの直流電源を示しており、イオン銃8には直流電源2
1、22の直列接続点とMOSトランジスタ18の出力
側とが接続されている。また、上部電極13は両トラン
ジスタ17、18の直列接続点に接続される一方、下部
電極14は直流電源20、21の直列接続点に接続して
ある。
【0018】この回路図の動作を説明すると、コロナ放
電によって発生したプラスイオンは電極12のイオン通
過孔15に設けられた上下両電極13、14にて通過/
阻止を制御できる。例えば、MOSトランジスタ17が
オンで他のトランジスタ18がオフの場合、上部電極1
3は1600V、下部電極は1200Vとなって表示素
子11と順方向に電界ができる為、プラスイオンはイオ
ン通過孔15を通過できることとなり表示素子11にイ
オンを付加することができる。逆に、トランジスタ17
がオフでトランジスタ18がオンの場合、上部電極13
は1000V、下部電極は1200Vになり、表示素子
11とは逆電界となる為にプラスイオンはイオン通過孔
15を通過できず、イオンの付加を停止させることがで
きる。
【0019】ここで、イオン銃8のスイッチを切り換え
更にMOSトランジスタ17、18と電極13、14の
接続を切り換えることにより、逆極性印加で表示を変え
ることができる。
【0020】なお、上記動作説明からも分かるとおり、
上記の操作をアレイ上に配置したイオン銃装置で走査駆
動しながら処理すると、所要のマトリックス表示も簡便
に行える。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも一方の基板
を絶縁物で構成した電気泳動表示装置に静電容量を介し
て電気泳動粒子の移動を生じさせる為の電界を印加する
場合、その電界が極性を変えながら複数回印加されるよ
うに構成した結果、配線の容易化を図って遠隔駆動表示
も可能な所望の表示オン状態又は表示オフ状態を確実に
達成することができる。
【0022】また、斯かる電界の印加手段としてアレイ
状に配置したイオン銃装置を用いる場合には、そのイオ
ン銃装置の適宜な走査駆動によりマトリックス表示も容
易に行える。
【0023】このような電気泳動表示装置は表示領域の
大小に左右されず簡易に構成することが可能であるの
で、表示駆動の簡便さと相俟ってこの種の電気泳動表示
手段として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った電気泳動表示装置の動作を説
明する為の概念的な説明構成図。
【図2】 次の動作を説明する為の同様な説明構成図。
【図3】 更に他の動作を説明する為の同様な説明構成
図。
【図4】 本発明の電気泳動表示装置に於ける電圧印加
回路の等価回路図。
【図5】 同じく本発明の電気泳動表示装置に於けるプ
ラスイオンを印加する場合の回路図。
【符号の説明】
1 透明ガラス板 2 電極パタ−ン 3 絶縁物 4 表示用分散液 5 イオン 6 電気泳動粒子 7 電気泳動粒子 8 イオン銃 9 放電ワイヤ 10 制御電極 11 表示素子 12 電極 13 上部電極 14 下部電極 15 イオン通過孔 16 高耐圧MOS 17 MOSトランジスタ 18 MOSトランジスタ 24 コントロ−ル端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤塚 孝寿 茨城県稲敷郡茎崎町天宝喜757 日本メク トロン株式 会社南茨城工場内 (72)発明者 森 高志 茨城県稲敷郡茎崎町天宝喜757 日本メク トロン株式 会社南茨城工場内 (72)発明者 管 眞一郎 茨城県稲敷郡茎崎町天宝喜757 日本メク トロン株式 会社南茨城工場内 (72)発明者 星野 坦之 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 志和 新一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の対向配置した基板間に電気泳動表
    示用分散液を封入した電気泳動表示装置に於いて、表示
    側基板を透明電極で構成すると共に非表示側基板を絶縁
    物で構成し、その非表示側基板に局部的又は全面に電荷
    を付与した後その蓄積電荷を放電又は中和し、再び電荷
    を付与する一連の動作を断続的に繰り返すことにより、
    電気泳動粒子を移動させて所望の表示を行うように構成
    したことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 【請求項2】 蓄積電荷の付与に要した時間より長い時
    間をかけて放電又は中和させることを特徴とする請求項
    1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷の付与をイオンフロ−方式で行
    うように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の電気泳動表示装置。
  4. 【請求項4】 付与した前記電荷をイオンフロ−方式に
    より逆極性のイオンで中和するように構成した請求項1
    〜3のいずれかに記載の電気泳動表示装置。
JP4361210A 1992-12-28 1992-12-28 電気泳動表示装置 Pending JPH06202168A (ja)

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JP4361210A JPH06202168A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 電気泳動表示装置

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JPH06202168A true JPH06202168A (ja) 1994-07-22

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JP (1) JPH06202168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086687A (ja) * 1997-08-28 2009-04-23 E Ink Corp 電気泳動ディスプレイのための新規のアドレッシング方式
US9293511B2 (en) 1998-07-08 2016-03-22 E Ink Corporation Methods for achieving improved color in microencapsulated electrophoretic devices

Cited By (2)

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JP2009086687A (ja) * 1997-08-28 2009-04-23 E Ink Corp 電気泳動ディスプレイのための新規のアドレッシング方式
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