JPH06199527A - ガラス着色装置及び着色ガラスの製法 - Google Patents

ガラス着色装置及び着色ガラスの製法

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JPH06199527A
JPH06199527A JP5293051A JP29305193A JPH06199527A JP H06199527 A JPH06199527 A JP H06199527A JP 5293051 A JP5293051 A JP 5293051A JP 29305193 A JP29305193 A JP 29305193A JP H06199527 A JPH06199527 A JP H06199527A
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JP
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glass
coloring
additive
color
colored
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JP5293051A
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Ronald D Argent
ロナルド・ディ・アージェント
James A Bolin
ジェームズ・エイ・ボリン
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RIBATEI GLASS CO
Liberty Glass Co
Original Assignee
RIBATEI GLASS CO
Liberty Glass Co
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Publication date
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    • C03B5/182Stirring devices; Homogenisation by moving the molten glass along fixed elements, e.g. deflectors, weirs, baffle plates
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明の溶解ガラスとカレットと着色剤原料と
を混合、処理、均質化して、高品質の着色ガラスを、よ
り高い処理量で、かつより低コストで製造できる方法と
装置とを提供する。 【構成】 ガラス溶解炉4、6から高温ガラスを受け取
るガラス搬送路18、20と、内部にガラス収納領域を
形成する着色処理チャンバ8と、高温ガラス流がガラス
搬送路18、20から処理チャンバ8へと流入すること
を許容する通路と、制御された量の高温ガラスとの混合
用の着色添加剤を受けるように構成された着色剤添加チ
ャンバを形成する着色添加剤供給路38と、着色剤添加
チャンバ内に設けられた加熱手段と、着色処理チャンバ
8のガラス収納領域にカレットを導入するための投入手
段30と、カレットを溶解して高温ガラスや着色添加剤
を加熱するための加熱装置と、これら溶解混合物の色と
温度とを均一化する攪拌手段と、ガラス成形装置に着色
ガラスを搬送する流出路60とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、着色ガラスと透明ガ
ラスとの両方を同時に製造することができるガラス着色
装置及び着色ガラスの製法に関し、ガラス容器などを大
量生産できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスの着色装置及び着色方法に
ついては、着色ガラスの製造専用のガラス溶解炉を使用
するか、あるいは通常の溶解炉によって作られた透明ガ
ラスに、前炉領域に設けられたガラス成形装置の上流側
において着色濃縮物を添加する方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の前炉
着色技術はいくつかの問題点があり、そのなかで大きな
問題としては、着色濃縮物の原料コストが高いという問
題や、機械式着色剤攪拌装置の高い維持費、およびその
作業中断時間によるコスト高の問題があった。更に、着
色添加剤によってはその滞留時間が長かったり、あるい
は溶解温度が高いため、例えば琥珀色のガラスは前述の
前炉式着色技術によっては製造することができなかっ
た。
【0004】そこで、着色ガラスの処理量(throu
ghput)及びその製造における融通性を改善する試
みとして、いわゆる「カラー・セル」を利用することが
提案された。従来式のカラー・セルは、透明ガラス流を
溶解炉から迂回させる縦型流下耐熱構造体を使用してい
る。カラー濃縮物を着色カレットに加え、カラー・セル
内の電気加熱領域で溶解する。この構造体の排出部に
は、色と温度とを均一にするための機械式攪拌装置が設
けられている。この従来式着色処理工程においては、エ
ネルギコストと原材料コストとが比較的高いにも拘ら
ず、その製造効率は低く、一日当りせいぜい約3トン程
度であった。
【0005】この発明は、一日当り200トンもの処理
量で透明ガラスと着色ガラスとを同時に製造することが
可能な方法と装置とを提供することにより、前述した従
来技術の問題点の多くを解決するものである。この発明
は、高い処理量を達成するために原料としての着色カレ
ットと着色剤とをより高いレベルで使用し、大幅なコス
ト減とカレットの利用効率改善とを達成するものであ
る。更にこの発明は、ガラス工場に既設のガラス溶解炉
がこの発明装置に高温ガラスを供給するシステムを提供
する。この構成によれば、透明ガラスのみを製造するこ
とによって、既設の溶解炉の耐熱寿命が長くなり、燃料
消費量が減少する。更に又、この発明のガラス着色シス
テムは、既設の透明ガラス溶解炉の外部でカレットを溶
解して、最短の作業停止時間で迅速に色変化を行いなが
ら、設備全体の製造能力を高めることができる。透明ガ
ラスの製造を、着色ガラスの製造と同時に行うことがで
きて、しかも、透明ガラスの製造のみを行ったり、更に
は、色変化工程の間に透明ガラスの製造を行うこともで
きる。この発明は、更に、透明の溶解ガラスと、高温あ
るいは低温のカレットと、着色剤原料とを混合、処理、
均質化して、従来のシステムよりも一層高品質の着色ガ
ラスを、より高い処理量で、しかもより低いコストで製
造できる方法と装置とを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるガラス着色装置の特徴構成は、ガ
ラス溶解炉から高温ガラスを受け取るように構成された
少なくとも一つのガラス搬送路と、屋根部によって覆わ
れ対向する横壁によって接続されている、投入端部と流
出端部とを備えると共に、その内部に水平方向に延出す
るガラス収納領域を形成する着色処理チャンバと、上昇
管と水平スロート路とを備え、上昇管側端部において前
記ガラス搬送路と、スロート側端部において前記着色処
理チャンバの前記ガラス収納領域と夫々連通して、高温
ガラス流が前記ガラス搬送路から前記着色処理チャンバ
へと流入することを許容する通路と、一端部において着
色添加剤源と、他端において前記上昇管の近傍で前記ガ
ラス搬送路と夫々連通し、その内側に、制御された量の
前記高温ガラスとの混合用の着色添加剤を受けるように
構成された着色剤添加チャンバを形成する着色添加剤供
給路と、前記着色剤添加チャンバ内に設けられた加熱手
段と、前記着色処理チャンバの前記投入端部に設けら
れ、前記着色処理チャンバの前記ガラス収納領域にカレ
ットを導入するための投入手段と、カレットを溶解する
と共に、溶解混合物を形成すべく高温ガラスと着色添加
剤とを加熱するため前記着色処理チャンバに設けられて
いる加熱装置と、前記着色処理チャンバの前記ガラス収
納領域内に設けられ、カレットや高温ガラスや着色添加
剤等の溶解混合物の色と温度とを均一化する攪拌手段
と、前記着色処理チャンバの前記ガラス収納領域と分配
路とに連通し、少なくとも一つの遠隔配置されたガラス
成形装置に着色ガラスを搬送する流出路とを有する点に
ある。
【0007】更に、この発明にかかる着色ガラスの製法
の特徴構成は、着色処理チャンバを提供する工程と、少
なくとも一つのガラス溶解炉から少なくとも一つの高温
ガラス流を提供する工程と、前記高温ガラス流に着色添
加剤を導入する工程と、前記高温ガラスと着色添加剤と
の混合物を前記着色処理チャンバに投入する工程と、前
記着色処理チャンバにカレットを投入して、カレットと
高温ガラスと着色添加剤との混合物を形成する工程と、
前記混合物を前記着色処理チャンバ内にて加熱し、着色
ガラスの溶解浴を形成する工程と、前記溶解浴を前記着
色処理チャンバ内にて攪拌し、この溶解着色ガラス浴の
色と温度とを均質化する工程と、前記溶解着色ガラスを
少なくとも一つのガラス成形装置に搬送し、着色ガラス
形成品を製造する工程とを有する点にある。
【0008】
【作用】この発明による着色ガラスの製法は、少なくと
も一つのガラス溶解炉から透明ガラス流を迂回させる工
程と、この透明ガラス流を耐熱着色処理チャンバ又はボ
ックスに投入する工程とを有するので、流入路の加熱無
塵領域において、透明ガラス流に、所定量の選択された
着色剤を、好ましくは原料状態で添加する。この混合物
は、上昇管を介して水平スロートへと移動し、更にそこ
から低温処理チャンバの内部へと移動する。スロートの
流入口の近くの着色処理チャンバの投入端部から、所定
色を有する低温の又は予熱されたカレットを加える。前
記着色処理チャンバの内部は、カレットを溶解するべく
加熱される。
【0009】一方、透明ガラスと着色剤原料は、前記着
色処理チャンバ内の混合領域における制御された泡立ち
によって攪拌され均一化される。着色処理チャンバの出
口端部の近くには、フィード・ストックがまだ均質化さ
れていないまゝで流出することを防止するためのバリア
として作用する第2の混合領域が設けられている。これ
によって、着色ガラス溶解物はチャンバから出る前に、
確実かつ完全に化学的及び熱的に均質化される。均質化
された着色ガラスは、好ましくは水平延出スロートと上
昇管とを介してチャンバから流出する。前記上昇管の頂
部には、ガラス形成工程の前において処理ガラスのサン
プリングを可能にするためのバイパス路が設けられてい
る。このサンプリング中においては、可動式耐熱ゲート
又はその他のバルブ手段によって、着色処理チャンバの
流出領域からの高温着色ガラスの流出が防止される。こ
の構成によれば、適当な着色処理が行われるまでの間、
指定された着色ガラス成形装置によって透明ガラスの製
造を継続して行うことができる。その後、前記耐熱ゲー
ト又はバルブ手段が開放されて、着色ガラスがガラス成
形装置へと導かれる。これと同時に、ガラス溶解炉から
透明ガラスを複数のガラス成形装置に導いて、透明ガラ
ス成形品を製造するように構成することもできる。
【0010】複数のガラス溶解炉から複数の高温透明ガ
ラス流を、着色処理チャンバへ導くことが好ましい。制
御された容量と温度状態のカレットと、高温ガラスと着
色添加剤とが、着色処理チャンバに投入される。各透明
ガラス流には、各高温ガラス流の流速に応じて、制御さ
れた分量の着色添加剤が添加される。カレットと着色添
加剤用の投入手段が、プログラム・コントローラを介し
て、ガラス・レベルセンサと、単数又は複数のガラス溶
解炉とに接続され、最適な一定状態で処理制御を行う。
【0011】この発明によれば、単数または複数のガラ
ス溶解炉から本発明の着色処理チャンバへ高温透明ガラ
スが導かれ、一方、これと同時に透明ガラス成形品がこ
れらの溶解炉から作り出される。同様に、着色処理チャ
ンバによって、高温透明ガラス、高温又は低温状態の着
色カレットと着色剤原料とを含むフィードストックから
の供給を受け、単数又複数のガラス成形装置においては
着色ガラスの製造が進行する。
【0012】
【発明の効果】以上の結果、この発明によれば、透明の
溶解ガラスと、高温あるいは低温のカレットと、着色剤
原料とを混合、処理、均質化して、従来のシステムより
も一層高品質の着色ガラスを、より高い処理量で、しか
もより低いコストで製造できる方法と装置とを提供する
ことができた。
【0013】
【実施例】この発明にかかる実施例を、図面を参照して
詳細に説明する。図1は、この実施例のガラス着色装置
2を2機の従来式ガラス溶解炉4、6と共に使用した状
態を示す概略平面図である。この実施例の着色処理チャ
ンバ又はボックス8は、前記両溶解炉4、6の間に位置
している。両溶解炉4、6は、夫々の流出口10、12
から透明溶解ガラスを、両溶解炉に共通の一次ガラス分
配路14へと流出するようになっていることが好まし
い。複数の二次ガラス分配路16が一次ガラス分配路1
4に連通し、透明溶解ガラスを、例えばボトルやジャー
等のガラス容器を製造する従来式のガラス成形装置(図
示せず)に搬送する。
【0014】一対のガラス搬送路18、20は、その第
1端部で前記一次ガラス分配路14と連通している。そ
の第2端部は夫々着色チャンバ8と連通している。これ
らガラス搬送路18、20は、好ましくは透明ガラスで
ある溶解ガラスを前記処理チャンバ8の投入端部5へ搬
送する。一次ガラス搬送路14内には、耐熱板22、2
4として構成された流れ防止部材が取り外し可能に配設
されていて、高温ガラス流を夫々、溶解炉4からガラス
搬送路18を介する経路と、溶解炉6から搬送路20を
介する経路とから着色処理チャンバ8へと分岐搬送す
る。更に、前記流れ防止部材22、24の位置構成によ
って、溶解炉から二次ガラス分配路26、28への透明
ガラスの流れは選択的に阻止される。これらの二次ガラ
ス分配路26、28は、更に、ガラス成形装置とも連通
し、後に詳述するように着色又は透明ガラスを受け取る
ように構成されている。前述した取り外し可能な流れ防
止部材22、24を用いると、単数又は複数のガラス成
形装置へ透明または着色ガラスあるいは透明ガラスと着
色ガラスとを供給する場合において、フレキシビリティ
を提供するものである。例えば、流れ防止部材24を図
1において破線で示す流れ防止部材24’の位置へ移動
させるだけで、前記二次ガラス分配路28を着色ガラス
用から透明ガラス用に変更することができる。
【0015】前記着色処理チャンバ8は耐熱ライニング
されていて、前述した投入端部5と、流出端部9のとこ
ろで一つの壁体によって接続された互いに対向する長手
側部7と、屋根部たるカバー屋根13とを備えると共
に、平面視において四角形状をなす。後に詳述するよう
に、この着色処理チャンバ8にカレットを投入するた
め、前記投入端部5の開口部には、投入手段たる往復移
動式のブランケット式投入装置30が配設されている。
この着色処理チャンバ8は、更に、高温着色ガラス浴を
熱処理及び均質化処理するため、図2に示すガラス収納
領域11を備える。
【0016】図2、3に一層詳細に示すように、ガラス
溶解炉4から高温透明ガラスは、ガラス搬送路18を通
って前炉隙間ブロック32の下方を流れ、着色剤添加チ
ャンバ34に流入する。この着色剤添加チャンバ34の
内部には、複数の加熱手段たるロッド状電気抵抗加熱部
材36が延出している。着色添加剤供給路38を介し
て、好ましくは原料状の特定の色の着色添加剤が溶解透
明ガラス流に流し込まれる。例えば、緑色のガラスを作
るためには、原料状の三二酸化クロムCr23や、三酸
化クロムCrO3等の周知の着色剤を使用し、青色のガ
ラスを作るためにはコバルト酸化物を使用し、更に、琥
珀色のガラスを作る為には炭素−硫黄化合物を使用する
ことができる。
【0017】着色剤添加チャンバ34は、小断面領域4
0によって形成された流速加速領域を有している。前記
小断面領域40により、高温ガラスと着色添加剤との混
合物は、最大前進速度に達し、着色添加剤が透明ガラス
搬送路18に逆流することが防止される。高温ガラスと
着色添加剤原料との混合物は、前記小断面領域40の流
速加速領域から降下流垂直上昇管42を通過し、更に、
水平延出スロート路44を介して着色処理チャンバ8の
ガラス収納領域11へと流入する。スロート管44は、
前記投入端部5の端部壁5’と、図3において着色処理
チャンバ8の幅方向を横切って延出している床堰46と
の間に位置している。
【0018】着色処理チャンバ8は、高温ガラス表面L
の上方に作用する燃焼加熱装置によって加熱される。こ
の加熱装置は、好ましくは、公知の再生式バーナ又は酸
素−ガス燃焼、あるいは従来技術の組合せを利用した低
NOx放出又はNOx放出無しタイプのシステムであ
る。閉鎖領域34の内部において粒子状の着色添加剤を
投入するという方法により、着色処理チャンバ8からの
有害放出物質をコントロールするための粒子収集装置は
不要である。
【0019】更に、着色処理チャンバ8内のガラス表面
Lよりも上方の空間がほぼ無塵状態になるので、単数又
は複数の連続読み取り式光高温計(パイロメータ)29
(図2)を使用して高温ガラスの温度をモニタすること
ができる。この高温計29は、周知の方法により、高温
ガラスから放出される放射赤外線を検出する。従来、大
気中の粒子レベルが高く、通常、ガラス溶解炉には光式
の高温計は使用されていなかった。
【0020】図4に示すように、着色処理チャンバ8の
投入端部5の、後端部壁5’の上方には従来式ブランケ
ット式投入装置30によるカレットの投入を可能にする
ための投入口領域15が設けられている。ガラス工業に
おいて、原料のバッチをガラス溶解炉に投入するため、
このタイプのブランケット式投入装置を使用することは
周知である。このブランケット式投入装置30は往復動
投入板31を有していて、これは前記投入口領域15を
横切って移動し、第1のホッパ手段33から供給される
カレットフィードストックを溶解ガラス浴の表面L上に
投下する。カレットは、前記通路44から導入される透
明溶解ガラスと着色添加物との混合物と共に、前記投入
端部5から着色処理チャンバ8に入る。これらのフィー
ドストック材は、次に、前記堰46を越えて着色処理チ
ャンバ8のガラス収納領域11へと移動し、ここでフィ
ードストック材の熱処理と均質化処理とが行われる。
【0021】前記ガラス収納領域11の床17に沿って
複数の開口部48が形成されていて、着色処理チャンバ
8の後方の2/3の領域において、第1混合領域50を
形成している。前記開口部48から高圧空気を導入し
て、溶解ガラス浴内に制御された状態のパルス状の発泡
状態を作りだし、これによって溶解ガラスを攪拌、混合
する。前記第1混合領域50のパルス状発泡により、ガ
ラスの下方部分が前記表面Lの方へと移動する。この攪
拌作用によって、溶解フィードストック材は化学的に
も、又熱的にも均質化される。この攪拌処理は、更に、
前記ガラス面の上方からの熱伝導も改善し、温度が均一
化される。処理されたガラスは徐々に着色処理チャンバ
8の流出端部9の方へと移動し、着色処理チャンバの長
手方向に沿って移動するに従い、その色と温度とは更に
均一化される。処理ガラスが前記流出端部9へと移動す
る時、空気発泡作用は、図1に示す第2混合領域52に
おいて強化される。同様にこの第2混合領域52も、第
1混合領域50と同じ方法で浴中にパルス状発泡空気を
導入するため、前記ガラス収納領域11の床に形成され
た一連の互いに離間配置された開口部を有する。この第
2混合領域52における発泡は、移動するガラスに対し
て二次バリアとして作用し、均質化されていないフィー
ドストックが完全に混合されていない状態のままで通過
してしまう可能性を最小限にする。従って、この第2混
合領域52によって、着色ガラスは最大限に化学的及び
熱的に均質化されるのである。
【0022】図1に示すように、処理された着色ガラス
は、流出端部9のところに設けられた水平スロート及び
垂直上昇管54を介して着色処理チャンバ8から流出さ
れる。前記上昇管54の下流側にはガラス採集用のバイ
パス路56が設けられ、品質管理のためガラスをサンプ
リングすることができるように構成されている。着色処
理チャンバ8の前記流出スロートと上昇管54との間に
は、ガラス流出路60が前記一次分配路14へと延出し
ている。このガラス流出路60の端部には、板状の流れ
防止部材58、又は、他のバルブ手段35が設けられて
いる。これは、サンプリングが完了して製造工程を始め
る前の着色ガラスの品質が完全であることが判るまでは
着色ガラスが着色処理チャンバ8から流出しないように
するものである。着色ガラスのサンプリング中、好まし
くは、前記二次分配路16から供給されているガラス成
形装置において透明ガラスの製造が継続して行われる。
着色ガラスの製造が始められる時には、前記流れ防止部
材58が流出路60から取り除かれるか、あるいは前記
バルブ手段35が開放されて、高温着色ガラス流が分配
路14へと流れることが許容される。すると、この着色
ガラスは前記二次ガラス分配路26、28へと流れ、更
にこれに連通した適当なガラス成形装置に流入して、例
えば、着色ガラス容器が製造されるのである。
【0023】この発明の着色処理チャンバ8が着色ガラ
スの製造においてこれまでに無かった製造上の多様性を
もたらすものであることが、当業者には理解されるであ
ろう。この着色処理チャンバ8は、一つ、あるいは任意
の複数の溶解炉から高温透明ガラス又は高温着色ガラス
を受けるよう構成できる。図1に示した実施例において
は、着色処理チャンバ8は、溶解炉4及び6から高温ガ
ラス流を受け、これと同時に、これらの一次溶解炉は分
配路14、16から供給を受ける夫々の形成装置によっ
てガラス製品を作り出す。例えば、溶解炉4に透明ガラ
スを流し、その間、溶解炉6に着色ガラスを流すことが
可能である。このような場合、搬送路20を介して溶解
炉6から供給される高温着色ガラスに対して、前記搬送
路18から着色処理チャンバ8に流れ込む透明ガラスに
は、着色剤供給路38から更に別の着色添加剤が添加さ
れる。本発明によれば、様々なシェード又は色のフィー
ドストックを着色処理チャンバ8に投入して所望の色値
の処理を行うことができる。更に、前記投入装置30に
よって投入されるカレットは、着色又は透明の再生ガラ
スであってもよい。更に、このカレットは予熱処理され
たものでも、低温状態のものでもよい。従って、着色処
理チャンバ8に採集製品よりも薄い又は濃い色値のカレ
ット又は高温ガラスを投入して、この着色処理チャンバ
8内において着色添加物及び/又は着色カレットの投入
量をバランスさせることによって適当な色値を得ること
ができる。
【0024】前記両搬送路18、20のいずれか一方の
みが着色処理チャンバ8に高温ガラスを供給する場合に
は、図5及び図6に示す専用カレット投入装置30’を
使用することができる。このカレット投入装置30’
は、カレット・ホッパ33’の前方に配設された第2の
ホッパたる着色剤ホッパ62を有している。このホッパ
62は、枢動ジョイント66を備えた可動分配放出口6
4を有する。この分配放出口64は、図6において前記
投入板31’の幅方向を横切る横方向に回動し、着色処
理チャンバ8に供給されるカレット床の頂部に均等に着
色添加剤を分散する。
【0025】〔別実施例〕次に、別実施例について説明
する。この実施例は、上記実施例の方法及び装置の別態
様を示すものである。図1に示した2機の溶解炉を使用
した構成においては、着色処理チャンバ8から一日につ
き170トンの着色ガラスを作り出すことができる。そ
して、一日につき50トンの割合で前記投入装置30に
よって投入端部5から低温状態の緑色のカレットが投入
される。クロム酸化物としての緑色着色剤が、フィード
ストック流に対して3wt.%の混合割合で、かつ、一
日につき1.8トンの割合で着色剤供給路38から高温
透明ガラス流に投入される。これもクロム酸化物原料で
ある低温着色添加剤が、3wt.%の割合で、着色剤供
給路38’を介して通路20の高温透明ガラス流に導入
される。この場合、前記着色添加物は、一日につき1.
2トンの割合で通路20の高温透明ガラス流に導入され
る。
【0026】粒子状の着色添加剤は、重力によって着色
剤添加チャンバ34内のガラス流に滴下し、次に小断面
領域40へと移動する。高温透明ガラスと着色添加剤と
の流速は前記小断面領域40において加速され、これに
よって着色ガラス流が高温ガラス搬送路18及び20へ
と逆流することが防止される。前記着色領域に配設され
たヒータ36によって、着色添加剤と透明ガラスとのフ
ィードストックには更に熱が加えられてガラスの粘度が
低く保たれ、前記上昇管42及びスロート部44にスム
ースに流入するように構成されている。着色添加剤の投
入量を最大にし、更に、着色剤添加チャンバ34内に於
ける塵と汚染の発生を最小限にするために、前記搬送路
18、20の高温ガラスを加熱するためのガス燃焼チャ
ンバは、前記隙間ブロック32によって、前述の電気的
に加熱された着色領域34からは分離されている。この
ように着色領域34を搬送路18、20のガス燃焼領域
から分離することにより、前記着色領域34の上方の高
温ガスを排出する必要がなく、更に、空気が塵によって
汚れる問題もないのである。その結果、空気に捕らえら
れて損失してしまう着色添加物がないので、ガラスに投
入される着色添加剤の量を増加させることができる。こ
れによって本発明方法によれば、着色ガラスをより高効
率で、しかもより低原料コストで製造することができる
のである。尚、着色添加剤の形状及びその添加方法とし
ては、その他の従来式のものであってもよい。又、着色
添加剤が高温ガラス流により迅速に浸透するように専用
のガラス形成高密度化装置(densifier)を使
用してもよい。
【0027】上述の着色処理チャンバ8によれば、原料
として着色添加剤を使用して如何なる色のガラスをも製
造することができ、これによってフィードストック材の
コストを減少させることができる。本発明の着色処理チ
ャンバによれば、従来の着色装置によって作り出すこと
の出来なかった琥珀色等の色も容易に作り出すことがで
きる。更に、本発明の装置によれば、溶解炉4及び6か
らの透明ガラスの製造の障害とならずに、急速に着色工
程を行うことが可能である。
【0028】図1に示し、又、上記の実施例において説
明したように、現在において好ましいと考えられる構成
は、二つの着色剤供給路38、38’を使用して、二つ
のガラス溶解炉4、6から搬送路18、20を介して二
つの高温透明ガラス流を受ける構成である。再生カレッ
トと、高温ガラスと着色添加剤とは、それらの容量と温
度とが制御された状態で着色処理チャンバ8に投入され
る。最適な工程レベルを達成するためには、着色剤供給
路38、38’の所と、カレット投入装置30、更に、
前記ヒータ36及び着色処理チャンバ8の燃焼バーナの
入力部に制御装置(図示せず)が設けられる。これらの
制御装置は、プログラム可能なコントローラを介して、
ガラスレベルセンサと、ガラス溶解炉4、6の出力部と
に連動していることが好ましい。場合によっては、ガラ
ス溶解炉4、6を透明ガラス製造状態に維持して、溶解
炉の耐熱寿命を延ばし、溶解炉の燃料消費を減少させる
ことが望ましい。このような溶解炉の利用方法によれ
ば、特定の炉からのガラスの産出量を増加させることが
できる。というのは、従来技術のように、色変更のため
に必要な作業停止時間がないからである。更に、前記着
色処理チャンバ8を使用すれば、追加のカレットフィー
ドストックを利用して、ガラス工場全体の溶解能力を増
加させ、これによって全体のガラス産出量を増加させる
ことができる。又、本発明によれば、着色カレットを多
量に使用することができる。更に、従来技術では不可能
であった多様な色値のカレットを使用することができ
る。
【0029】図1に示したように、可動耐熱流れ防止部
材24および24’の位置に設けることにより、この装
置は防止部材24を防止部材24’の存在位置に設定し
た場合には、二次ガラス分配路26からの着色ガラスを
処理する一つのガラス成形装置のみによって作業するこ
とができる。一方、前記流れ防止部材が24の位置に移
動した時には、第2のガラス成形装置が直ちに二次ガラ
ス分配路28から着色ガラスの供給を受けるのである。
【0030】図7および図8は、本発明の着色処理チャ
ンバと流れ制御バルブとの更に別実施例を示す。この別
実施例において着色装置2’は、図1〜4に示した実施
例に対して、僅かに変更されたガラス処理チャンバ8’
と、流れ制御手段とを有する。着色処理チャンバ8’
は、耐熱材でライニングされた、側壁7’と、屋根1
3’と、底床17’とを備えると共に、その内部に、ガ
ラス収納領域11’を形成している。この収納領域1
1’内に収納される溶解ガラスのレベルは、上表面Lを
有する。
【0031】この実施例において床堰46’は、図2〜
図4に示した堰46よりも高いレベルに配置されてい
る。同様に、スロート通路44’の高さも高く、このス
ロート通路44’の頂部が床堰46’の上端部と同じ高
さにまで延出している。図8に最もよく示されているよ
うに、床堰46’と後炉壁5”とによってフィードスト
ックを受けるフィルポケット(fill pocke
t)21が形成されている。このフィルポケット21の
内部には、着色処理チャンバ8’の投入端部から導入さ
れるフィードストックに熱を追加供給するための電気抵
抗加熱部材であるモリブデン電極36が複数個設けられ
ている。前記床堰46’の高さは、これらモリブデン電
極36の上端部よりも高い。従って、着色処理チャンバ
8’のガラス収納領域11’がドレン処理される時に、
フィルポケット21内に溶解ガラスの保護浴が残り、こ
れら電極36を覆う。このように、モリブデン電極36
は、溶解ガラス浴によって完全に覆われ大気から保護さ
れるので、これらの電極が早期に酸化することはない。
このように、電極とこれら電極のベース部を包囲する耐
熱部との寿命が長くなり、ガラス製造コスト及びメイン
テナンス・コストを低くすることができる。前記フィル
ポケット21のドレン処理は、その底床部に形成された
ドレン用開口部25から選択的に可能である。ガラス収
納領域11’の床部17’には類似のドレン用開口部2
7が形成されている。例えば、色の変化が必要な場合
に、周期的にガラスのドレン処理ができるように構成さ
れている。
【0032】前記分配路18、20における高温ガラス
流の流速と、更に、ガラスレベルLとは、図7に示すバ
ルブ部材70によって制御される。このバルブ部材70
は、軸芯方向の貫通穴71を備えた筒状の耐熱材により
形成されている。バルブ70は、ガラス搬送路18’の
頂部に形成された開口部19の内部で上下移動及び回動
可能である。更に、このバルブ70は、上昇管53’の
上方流入部に設けられたリング状耐熱挿入部材74に接
当するように構成された下方着座縁部72を有する。挿
入部材74は、クロム−ジルコン耐熱混合材等のプレス
された耐摩耗耐熱材により形成されている。
【0033】前記バルブ部材70は、その上端部に外方
延出フランジ76を有することが好ましい。このフラン
ジ76は、バルブ70に回動及び縦往復移動力を与えて
このバルブ70の下方着座縁部72を、上昇管53’を
包囲する耐熱挿入部材74に対して選択的に上昇又は下
降移動させる縦移動可能駆動手段(図示せず)に係合可
能に構成されている。このように、バルブ70が挿入部
材74に対して制御された状態で上下移動することによ
って、上昇管53’、スロート通路44’、及び着色処
理チャンバ8’へのガラスの体積流速が選択的に規制さ
れるのである。バルブ70は、前記着座縁部72が挿入
部材74に接当して、通路18、20のいずれか一方、
又は両方から着色処理チャンバ8’へのガラス流が完全
に防がれる状態になる位置にまで下方に移動可能であ
る。このように、このバルブ70により、作業者は、例
えば色を変更する時などにおいて、着色処理チャンバ8
をドレン処理する際にガラス流を選択的に停止させるこ
とができる。
【0034】前記バルブ70は、着色処理チャンバ8’
のガラス収納領域11’へのガラス流が僅かに規制され
るような特定位置に設定されていることが好ましい。こ
のように、搬送路18’のガラスレベルL’は、着色処
理チャンバ8’のガラスレベルLよりも僅かに高い位置
にある。図7において、△Lとして示されたガラスのレ
ベル差により、着色ガラスが着色チャンバ8’から透明
ガラス搬送路18’へ逆流することが防止される。前記
バルブ70は、両ガラス搬送路18及び20の夫々に設
けられていて、これら搬送路におけるガラスレベルの所
望の差△Lを維持するように構成されることが好まし
い。通常の作業においては、溶解炉4及び6の夫々にお
けるガラスレベルは互いに異なっていることが観察され
る。従って、各搬送路においてバルブ70を使用して、
着色処理チャンバ8’内において、これらの異なったガ
ラス圧の差を補償して所望のレベルLに維持するのであ
る。従って、着色処理チャンバ8内のガラスレベルL
は、ガラス搬送路18及び20のガラスレベルL’より
も常に低く、これによって透明ガラスの逆流と色汚れと
が防止される。図7に示すように、バルブ70の貫通孔
71に着色通路68を形成して、上昇管53’に入る前
に粒子状着色添加剤が透明ガラスに導入されるように構
成してもよい。
【0035】図9、10及び11に示すように、透明ガ
ラス内への着色剤の移動を補助するためにバルブ70に
様々な変更を施すことができる。図9において、バルブ
部材70’は、その外周部の周りに外ネジ溝73を有す
る。通路68’から供給される好ましくは粒子状原料の
着色添加剤は、バルブ部材70’の回転によって、高温
ガラス中へと下方に移動されるようになっている。
【0036】図10において、バルブ部材70”は、軸
芯貫通孔71’内に形成された内ネジ溝75を有する。
通路68”から供給される着色添加剤は、バルブ部材7
0”と内ネジ溝75との回転移動によって高温ガラス中
へと下方に移動される。
【0037】図11は、着色装置の更に別の実施例を示
す。着色添加剤はホッパ62”から通路68”へと供給
される。可動ロッド101を有する油圧シリンダ100
がラム102を通路68”内において下方に駆動し、着
色添加剤を回転可能バルブ部材70’’の溝付貫通孔7
1’内に押し込む。このようにして着色添加剤の正確な
計量が達成される。
【0038】更に別の構成例として、着色添加剤を既設
のバッチ室で予め調合混合しておいて、これを例えば空
気力によって着色処理チャンバ8に送り込み、供給率も
空気力によって制御するように構成してもよい。この構
成によれば、着色添加物が大気に触れることから生じる
空気汚染の問題を避けることができる。
【0039】上述した方法により、着色ガラスは着色処
理チャンバ8内において化学的かつ熱的に均質化された
後、この処理済みガラスは処理チャンバ8を出て、分配
路14に入り単数又は複数のガラス成形装置へと送られ
る。図12及び13は、図1の搬送路14に類似の典型
的なガラス搬送路78を示す。この典型的な従来式ガラ
ス搬送路において、高温ガラスはU字状収納領域78’
内を流れる。図13に示すように、ガラス流内部の温度
差により、高温ガラス流中において優先流が発生する。
ガラス流の中心部内において高粘度領域77が低粘度領
域79を包囲する。ガラス流中心部の低粘度領域79
は、その周りの高粘度低温領域77よりも、概して高温
であり、粘度が低くより高速で流れる。
【0040】図14に示す改良式搬送路は、桶領域8
0’内へ横方向に延出する複数の流れ偏向壁部材82を
設けることによって、上記した優先流が生じる不都合を
最小限に抑制するように構成されている。これらの流れ
偏向壁部材82は、前記桶領域80’内で一定距離延出
し、ガラス流の温度プロファイルを均一化する。このよ
うに、これら流れ偏向壁部材82は、高温ガス用の静止
式攪拌および均一化装置として作用する。ガラス搬送路
80は、好ましくは、図14に”W”によって示す約1
6〜20インチ(約41〜51cm)の内幅を有し、こ
れに対応して流れ偏向壁部材82の長さ”A”は約9〜
32インチ(約23〜81cm)である。従って、寸
法”A”は図14に示された寸法”W”の半分よりも僅
かに大きい。
【0041】図15は、本発明の更に別実施例を示す。
この実施例においては、投入装置30からのカレットと
共に、フィードホッパ62’から粒子状のガラス組成物
変性剤を添加することができる。このガラス組成物変性
剤は、図5及び図6に示した着色添加剤用ホッパに関し
て既に説明したように、横方向に移動可能な回動式分配
放出口によって、投入板31を横切ってカレット層の頂
部に堆積される。ガラス組成物変性剤は、所望の一つな
いし複数の化学反応を達成するためにカレットに添加さ
れる公知の化学試薬である。例えば、ガラス搬送路1
8、20からの酸化透明ガラスを、着色処理チャンバ8
内においてガラス製造技術の当業者によって容易に理解
される有る種の利点をもたらす還元ガラスに変換するの
に使用できる。図15に示すように、投入装置30によ
って着色処理チャンバ8には、予熱されたカレット又は
低温状態のカレット、もしくはこれらの混合物を投入す
ることができる。着色添加剤は、前述したように、夫々
着色剤供給路38、38’を介してガラス搬送路18、
20を流れる高温透明ガラス流に添加される。
【0042】図16は、更に本発明の別実施例を示す。
即ち、この実施例は、ガラスの着色処理チャンバ8にお
いて生成される排気熱を有効利用するものである。対向
配置された一対の従来式のリバーシブル式再生バーナ8
4、84’が、例えば天然ガスと空気との混合物を用い
て公知の方法により着色処理チャンバ8内で交互に燃焼
する。ガス状の燃焼物が非作動状態のバーナの夫々の再
生器を通過した後、冷却されたガス流は通路85から排
気される。ガスの投入量の約80〜95%が、この通路
85を冷却排気ガスとして通過する。燃焼物の約5〜2
0%は、通路86から圧力制御の目的で着色処理チャン
バ8から直接に排気される。従来、この圧力制御用の排
気流は、高温燃料ガスとして大気中に廃棄されていた。
しかし、この実施例においては、この高温圧力制御用排
気ガスに含まれる顕熱がフィードストック構成物を予熱
するのに利用される。通路86から出る圧力制御用排気
ガスの着色処理チャンバ8から出る時の温度は、約23
00゜F(約1260゜C)である。排気通路を通過す
るに従いこのガスの温度は徐々に約2000゜F(約1
093゜C)にまで下降し、混合領域88においてガス
温度を下げると同時にガスの容積を増加させるために冷
却空気が添加される。この希釈排気ガス流の温度は約6
00〜800゜F(約316〜427゜C)の範囲に制
御され、所望の、バッチ、カレット、着色添加剤、水、
及び/又はガラス組成物変性剤等のフィードストック構
成物を予熱するのに利用される。選択されたフィードス
トック構成物は、着色チャンバ8に投入される前に約4
00〜600゜F(約204〜316゜C)に予熱され
る。このように、通常は廃棄処分される排気ガスが、着
色処理チャンバ8内の圧力制御という第1の利用目的に
加えて、フィードストックの予熱用として二次利用され
るのである。
【0043】図1に略示されている、好ましいガラスレ
ベル制御および流量制御バルブ装置35は、図17〜図
19に一層詳細に示されている。図1に示すように、こ
のレベル制御および流量制御バルブ装置35は、ガラス
搬送路18及び20の夫々においてその第1流入端部の
近くに設けられていることが好ましい。このバルブ装置
35は、ガラス流を絞り制御し、溶解炉4と6とにおい
てガラスレベルが互いに異なっている場合においても、
ガラスレベルL’を所望のレベルに制御する。ガラス搬
送路18及び20においてガラスレベルと流量を制御す
ることは、着色添加物、カレット、及びその他のフィー
ドストックを適切な混合率で混合して適切なガラスの品
質と色とを得るためと、更に、着色ガラス流が透明ガラ
ス流に逆流することを確実に防止するために重要であ
る。
【0044】更に、このバルブ装置35は、その下流側
においてメインテナンス作業が必要な場合、あるいは、
透明ガラス流を選択的に搬送路18及び20のいずれか
一方、または両方から、二次ガラス分配路16、26、
28のいずれか一つまたは複数に分岐させるために、特
定のガラス流を完全に遮る作用も有する。前述したよう
に、排出ガス流を絞り制御したり、あるいはその流れを
完全に遮断するために、着色処理チャンバ8の流出路6
0に、バルブ装置35が配設されることが好ましい。後
に詳述するように、これらのバルブ装置35は、そのバ
ルブをほぼ瞬間的に開放及び閉鎖できるように外部的に
加熱される。この構成によれば、従来のダム式耐熱板に
おいて一般的に発生する比較的長い作業停止時間の問題
を解決することができ、作業の融通性と能率とが一層向
上する。
【0045】図17に示すように、前記ガラスレベル制
御および流量制御バルブ装置35は、耐熱材から形成さ
れた縦方向に移動可能な筒状部材37を有する。この筒
状部材37は、フランジ付き上端部39と、リング状シ
ーリング縁部41と、筒状部材を貫通する軸芯孔43と
を備え、上部耐熱部材47の孔45内に配置されてバル
ブブロック49を形成する下部耐熱部材にまで延出して
いる。前記バルブブロック49は上部フレア通路51を
有していて、この通路51は孔55を介してバルブブロ
ック49の下部フレア通路51’と連通している。前記
孔55は、リング状シーリングシート又は挿入部材57
として形成された耐食耐摩耗性耐熱材によって形成され
ている。図18の平面図に示すように、バルブブロック
49の上部フレア通路51は、搬送路18の側壁から内
方に延出し前記耐摩耗リング状挿入部材57の孔55の
方に向かって収束している。この通路51の収束構造及
びそれに伴って容積が減少する構成により、通路18か
らのガラス流が、通路51を横切って孔55を通過する
時に加速される。この流速の増加によって腐食摩耗が生
じ、この理由により時々交換することのできる耐熱挿入
部材57を使用することが必要となる。ガラス流は、上
部通路51から、孔55を通って下部フレア通路51’
へと向かうほぼS字状に移動する。この幾分曲がりくね
ったルートは、静止攪拌手段としての作用も有し、ガラ
ス流における不都合な熱の傾きの発生を防止する。
【0046】図17に示すように、前記バルブ装置35
は、一対の可動板状耐熱ゲート99を備えていることが
好ましく、これらゲート99は、筒状部材37及び耐熱
部材47、49の上流及び下流近郊部に設けられる。こ
れら両部材は、例えばリング状挿入部材57の周期的交
換などのためにメイテナンスが必要な場合に互いに分離
されるものである。
【0047】一端部をフランジ39に取り付け、他端部
をインバータ駆動装置61に取り付けられたアーム59
によって、前記筒状部材37は上下移動される。このア
ーム59には中間支持ロッド63が取り付けられてい
て、これはベアリングスリーブ65と共に上下移動す
る。前記ロッド63は、アーム59にかかる筒状部材3
7の重量によって発生する曲げモーメントに耐えられる
ように構成されている。ガスバーナ67のリングが筒状
部材37の周りに取り付けられていて、上部耐熱部材4
7の孔45内で燃焼する。更に、筒状部材37の軸芯孔
43内で燃焼するガスバーナ69が設けられている。こ
のように、前記バルブ装置35は、ガラスと更に耐熱性
筒状部材37とを、高い温度に維持し、バルブが開かれ
た時にはいつでも瞬時にガラスの通過を許容するように
構成されている。
【0048】図17に示すように、筒状部材37の軸芯
孔43は、バルブブロック49の孔55と軸芯方向に位
置合わせされている。駆動装置61によって選択的に下
降移動された時、筒状部材37のリング状シーリング縁
部41は、リング状挿入部材57に直接接当して搬送路
18内におけるガラス流を完全に遮断する着座位置にま
で移動する。この搬送路18内のガラス流の流速を制御
するためには、駆動装置61によって筒状部材37を選
択された位置にまで上方又は下方移動させ、定量のガラ
ス流がバルブブロック49の孔55を通過するようにす
る。ガラスレベルセンサ(図示せず)が、着色処理チャ
ンバ8及び搬送路18、20内の夫々のガラスのレベル
をモニタする。これらセンサからレベル制御信号が、公
知の信号発生装置へと送られ、インバータ駆動装置61
を駆動して筒状部材37を上方又は下方移動させ、これ
によって夫々の搬送路18、20内におけるガラスレベ
ルを所望のレベルに制御する。
【0049】図1及び図20は、本発明の着色添加及び
流速制御システムの更に別の好適実施例を示す。図20
に示すこの着色添加及び流速制御システム90は、ガラ
ス分配路18の頂部を介して取り付けられた回転可能筒
状バルブ部材81を有する。この回転バルブ部材81は
耐熱材により形成されていて、フランジ付き頂部83
と、軸芯貫通孔87と、リング状下方縁部89とを有す
る。更に、このバルブ部材81の下端部には、外方に突
出した螺旋形状の溝部91が取り付けられ、これはバル
ブ部材81が回転する時に粒子状の着色添加剤がガラス
流に沈み込むのを補助する作用を有する。駆動モータ9
2が駆動アーム93を縦方向に移動するとともに、これ
に取り付けられた駆動チエンを回転させてバルブと溝部
91の回転に伴って筒状バルブ81を上下に移動させ
る。閉鎖型ネジ投入装置94が、定量の粒子状着色添加
剤を、バルブ81の一定距離離れた上流側から通路18
の溶解ガラスに供給することが好ましい。搬送路18内
には複数のガスバーナ95が設けられていて、これらは
ガラス流を維持すると共に、着色添加剤に熱を追加供給
してこの添加剤を溶解し添加剤とガラス流との混合作業
を始めさせる。更に、上述の着色添加及び流速制御シス
テム90内のなんらかの部材にメインテナンスが必要な
場合のため、前記バルブ81を着色処理チャンバ8及び
搬送路18から分離させる一対の板状ゲート96が設け
られている。更に、バルブ部材81の周囲及び内部に
は、着色添加剤の冷却作用に打ち勝つための熱を追加供
給するためバーナリング97及び軸芯バーナ98が設け
られている。このような追加加熱構成によって、搬送路
18のガラス流が挿入部材74の開口部を通って上昇管
53、スロート通路44、更に着色処理チャンバ8へと
確実に流れるのである。
【0050】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二台のガラス溶解炉とガラス着色装置の使用状
態を示す部分平面図
【図2】着色処理チャンバの流入端部の部分断面正面図
【図3】図2の装置の部分断面平面図
【図4】カレット投入装置を備えた着色処理チャンバの
流入端部を示す部分断面正面図
【図5】着色添加剤ホッパと可動分配機構とが取り付け
られたカレット投入装置の部分正面図
【図6】図5の投入装置と着色添加剤ホッパを示す側面
【図7】別実施例の着色処理チャンバの投入端部を示す
図2に類似の部分断面正面図
【図8】カレット投入装置を備えた図7の着色処理チャ
ンバの部分断面正面図
【図9】透明ガラス流に着色添加剤を注入するための外
ネジ部を備えた回転バルブ部材を示す部分正面図
【図10】更に別実施例のバルブ部材を示す断面正面図
【図11】更に別実施例の着色添加装置を示す部分断面
正面図
【図12】ガラス搬送路の部分断面平面図
【図13】図12のXI−XI線に沿ったガラス搬送路
の断面図
【図14】ガラス流偏向装置を備えたガラス搬送路の平
面図
【図15】着色処理チャンバの投入端部の概略部分平面
【図16】着色処理チャンバと予熱装置を示す概略平面
【図17】ガラスレベル制御および流量制御バルブの部
分断面正面図
【図18】図17の制御バルブのバルブブロックを示す
平面図
【図19】図18のXVII−XVII線に沿ったバル
ブブロックの部分断面正面図
【図20】着色手段と流量制御バルブとの更に別実施例
を示す部分断面正面図
【符号の説明】
4、6 ガラス溶解炉 5 投入端部 8、8’ 着色処理チャンバ 9 流出端部 11、11’ ガラス収納領域 16、26、28 分配路 18、18’、20 ガラス搬送路 30、30’ 投入手段 31 往復動投入板 32 隙間ブロック 33、33’ 第1ホッパ 34 着色剤添加チャンバ 36、95 加熱手段 38、38’ 着色添加剤供給路 42、53 上昇管 44 水平スロート路 60 流出路 62 第2ホッパ 70、70’、70’’ バルブ手段 73、75 ネジ溝手段 L、L’ ガラスレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・エイ・ボリン アメリカ合衆国 オクラホマ 74137 タ ルサ サウス・サンダスキー 9634

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス成形品の製造においてガラスを着
    色するための装置であって、 ガラス溶解炉(4)、
    (6)から高温ガラスを受け取るように構成された少な
    くとも一つのガラス搬送路(18)、(18’)、(2
    0)と、 屋根部(13)によって覆われ対向する横壁によって接
    続されている、投入端部(5)と流出端部(9)とを備
    えると共に、その内部に水平方向に延出するガラス収納
    領域(11)、(11’)を形成する着色処理チャンバ
    (8)、(8’)と、 上昇管(42)、(53)と水平スロート路(44)と
    を備え、上昇管側端部において前記ガラス搬送路(1
    8)、(18’)、(20)と、スロート側端部におい
    て前記着色処理チャンバ(8)、(8’)の前記ガラス
    収納領域(11)、(11’)と夫々連通して、高温ガ
    ラス流が前記ガラス搬送路(18)、(18’)、(2
    0)から前記着色処理チャンバ(8)、(8’)へと流
    入することを許容する通路と、 一端部において着色添加剤源と、他端において前記上昇
    管(42)、(53)の近傍で前記ガラス搬送路(1
    8)、(18’)、(20)と夫々連通し、その内側
    に、制御された量の前記高温ガラスとの混合用の着色添
    加剤を受けるように構成された着色剤添加チャンバ(3
    4)を形成する着色添加剤供給路(38)、(38’)
    と、 前記着色剤添加チャンバ(34)内に設けられた加熱手
    段(36)、(95)と、 前記着色処理チャンバ(8)、(8’)の前記投入端部
    (5)に設けられ、前記着色処理チャンバ(8)、
    (8’)の前記ガラス収納領域(11)、(11’)に
    カレットを導入するための投入手段(30)、(3
    0’)と、 カレットを溶解すると共に、溶解混合物を形成すべく高
    温ガラスと着色添加剤とを加熱するため前記着色処理チ
    ャンバ(8)、(8’)に設けられている加熱装置と、 前記着色処理チャンバ(8)、(8’)の前記ガラス収
    納領域(11)、(11’)内に設けられ、カレットや
    高温ガラスや着色添加剤等の溶解混合物の色と温度とを
    均一化する攪拌手段と、 前記着色処理チャンバ(8)、(8’)の前記ガラス収
    納領域(11)、(11’)と分配路(16)、(2
    6)、(28)とに連通し、少なくとも一つの遠隔配置
    されたガラス成形装置に着色ガラスを搬送する流出路
    (60)とを有するガラス着色装置。
  2. 【請求項2】 前記着色添加剤チャンバ(34)内の前
    記ガラス搬送路(18)、(18’)、(20)は、通
    過する高温ガラス流の流速を加速し、これによって高温
    ガラスと着色添加剤との逆流を防止するように構成され
    た小断面領域(40)を有する請求項1に記載のガラス
    着色装置。
  3. 【請求項3】 前記攪拌手段は、前記溶解混合物に空気
    泡を導入する手段(48)を有する請求項1に記載のガ
    ラス着色装置。
  4. 【請求項4】 前記ガラス搬送路(18)、(1
    8’)、(20)の上部において前記着色添加剤チャン
    バ(34)の近傍に配設されて、この着色添加剤チャン
    バ(34)にガス流が流入することを防止する隙間ブロ
    ック(32)を有する請求項1に記載のガラス着色装
    置。
  5. 【請求項5】 前記投入手段(30)、(30’)は、
    往復動投入板(31)と、この投入板(31)上にカレ
    ットを供給する第1ホッパ(33)、(33’)と、着
    色添加剤を前記着色処理チャンバ(8)、(8’)に投
    入するべく前記投入板(31)に供給する第2ホッパ
    (62)とを有する請求項1に記載のガラス着色装置。
  6. 【請求項6】 前記ガラス搬送路(18)、(1
    8’)、(20)内に設けられて前記上昇管(53)へ
    の高温ガラス流を選択的に規制するバルブ手段(7
    0)、(70’)、(70’’)を有する請求項1に記
    載のガラス着色装置。
  7. 【請求項7】 前記バルブ手段(70)、(70’)、
    (70’’)は筒状の耐熱性部材であり、これは、前記
    上昇管(53)に対して回転可能かつ上下移動可能に構
    成された下方着座縁部(72)と、前記筒状部材の筒状
    面に形成されたネジ溝手段(73)、(75)とを備
    え、前記筒状部材の回転に伴い粒子状着色添加剤を引き
    入れて、この添加剤を前記溶解ガラスに沈降させるよう
    に構成されている請求項6に記載のガラス着色装置。
  8. 【請求項8】 着色ガラスを製造する方法であって、 着色処理チャンバ(8)、(8’)を提供する工程と、 少なくとも一つのガラス溶解炉(4)、(6)から少な
    くとも一つの高温ガラス流を提供する工程と、 前記高温ガラス流に着色添加剤を導入する工程と、 前記高温ガラスと着色添加剤との混合物を前記着色処理
    チャンバ(8)、(8’)に投入する工程と、 前記着色処理チャンバ(8)、(8’)にカレットを投
    入して、カレットと高温ガラスと着色添加剤との混合物
    を形成する工程と、 前記混合物を前記着色処理チャンバ(8)、(8’)内
    にて加熱し、着色ガラスの溶解浴を形成する工程と、 前記溶解浴を前記着色処理チャンバ(8)、(8’)内
    にて攪拌し、この溶解着色ガラス浴の色と温度とを均質
    化する工程と、 前記溶解着色ガラスを少なくとも一つのガラス成形装置
    に搬送し、着色ガラス形成品を製造する工程とを有する
    着色ガラスの製法。
  9. 【請求項9】 少なくとも二つのガラス溶解炉(4)、
    (6)から少なくとも二つのガラス流が、前記着色処理
    チャンバ(8)、(8’)に透明高温ガラスを供給する
    請求項8に記載の着色ガラスの製法。
  10. 【請求項10】前記着色処理チャンバ(8)、(8’)
    内のガラスレベル(L)を前記ガラス流のレベル
    (L’)よりも低いレベルに維持するべく前記ガラス流
    の流速を規制する工程を有する請求項9に記載の着色ガ
    ラスの製法。
JP5293051A 1992-11-24 1993-11-24 ガラス着色装置及び着色ガラスの製法 Pending JPH06199527A (ja)

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