JPH06198476A - レーザスキャナ式穴明け加工機 - Google Patents
レーザスキャナ式穴明け加工機Info
- Publication number
- JPH06198476A JPH06198476A JP5001140A JP114093A JPH06198476A JP H06198476 A JPH06198476 A JP H06198476A JP 5001140 A JP5001140 A JP 5001140A JP 114093 A JP114093 A JP 114093A JP H06198476 A JPH06198476 A JP H06198476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanner
- laser beam
- wave signal
- laser
- laser scanner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工軌跡の演算を必要とすることなく、円形
状の穴明け加工を高速に実行可能とする。 【構成】 余弦波信号を記憶するROM4Aと、正弦波
信号を記憶するROM4Bとを設け、それぞれの内容
を、発振器1および分周器2により決まる周波数の信号
をカウントするカウンタ3にて読み出し、これに乗算器
6A,6Bにて穴径rを乗じ、基準位置信号X,Yを加
算してスキャナ12,14を駆動することにより、高速
に円形状の穴明け加工を実行し得るようにする。
状の穴明け加工を高速に実行可能とする。 【構成】 余弦波信号を記憶するROM4Aと、正弦波
信号を記憶するROM4Bとを設け、それぞれの内容
を、発振器1および分周器2により決まる周波数の信号
をカウントするカウンタ3にて読み出し、これに乗算器
6A,6Bにて穴径rを乗じ、基準位置信号X,Yを加
算してスキャナ12,14を駆動することにより、高速
に円形状の穴明け加工を実行し得るようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集光したレーザ光線
を被加工物に照射して穴明け加工を行なうレーザスキャ
ナ式穴明け加工機、特に円形状の微細穴を高速に形成す
ることが可能なレーザスキャナ式穴明け加工機に関す
る。
を被加工物に照射して穴明け加工を行なうレーザスキャ
ナ式穴明け加工機、特に円形状の微細穴を高速に形成す
ることが可能なレーザスキャナ式穴明け加工機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、任意の穴径を有する微細穴を加工
するには、穴間ピッチと穴径をプログラマブルに可変に
する必要があり、具体的には被加工物の方をX,Y(水
平,垂直)テーブル上で移動させる方法と、スキャナに
よりレーザ光をスキャンするもの、これらを組み合わせ
たものなど3通りの方法があるが、高速性を追求する場
合にはスキャナ方式が一番有効である。図3にこの種の
レーザスキャナ式穴明け加工機の一般的な例を示す。同
図において、11はシャッタ、12はX(水平方向)ス
キャナ、13はX偏向ミラー、14はY(垂直方向)ス
キャナ、15はY偏向ミラー、16は対物レンズ、17
は被加工物を示す。
するには、穴間ピッチと穴径をプログラマブルに可変に
する必要があり、具体的には被加工物の方をX,Y(水
平,垂直)テーブル上で移動させる方法と、スキャナに
よりレーザ光をスキャンするもの、これらを組み合わせ
たものなど3通りの方法があるが、高速性を追求する場
合にはスキャナ方式が一番有効である。図3にこの種の
レーザスキャナ式穴明け加工機の一般的な例を示す。同
図において、11はシャッタ、12はX(水平方向)ス
キャナ、13はX偏向ミラー、14はY(垂直方向)ス
キャナ、15はY偏向ミラー、16は対物レンズ、17
は被加工物を示す。
【0003】すなわち、シャッタ11は図示されない光
源からのレーザ光線を通過または遮断し、Xスキャナ1
2はX偏向ミラー13を、またYスキャナ14はY偏向
ミラー15をそれぞれ駆動する。Y偏向ミラー15を介
するレーザ光線は対物レンズ16を経て被加工物17に
与えられ、これによって被加工物17の穴明けが行なわ
れる。Xスキャナ12,Yスキャナ14は図示されない
コンピュータなどを介して駆動されるが、このコンピュ
ータでは或る点に移動する都度次の移動点の座標を演算
して求め、この座標データをスキャナに与えるようにし
ている。
源からのレーザ光線を通過または遮断し、Xスキャナ1
2はX偏向ミラー13を、またYスキャナ14はY偏向
ミラー15をそれぞれ駆動する。Y偏向ミラー15を介
するレーザ光線は対物レンズ16を経て被加工物17に
与えられ、これによって被加工物17の穴明けが行なわ
れる。Xスキャナ12,Yスキャナ14は図示されない
コンピュータなどを介して駆動されるが、このコンピュ
ータでは或る点に移動する都度次の移動点の座標を演算
して求め、この座標データをスキャナに与えるようにし
ている。
【0004】図4にこの場合の加工軌跡の例を示す。こ
の例では、例えば或る基準点から位置1への移動中に、
位置1から位置2までの補間データの演算を行ない、加
工スピードと同期して補間データの出力と移動を行な
う。以下同様に、常に、現在移動している線分の動作時
間内に次の移動線分の補間データの演算を完了させなが
ら、実線にて示すような円を点線で示すように近似して
加工を行なうものである。そして、位置12まで行った
ら13位置(位置1と同じ位置)に進み、次は位置14
へと進んで上記と同様の動作を繰り返し、位置26(位
置14と同じ位置)で一連の動作を終了する。なお、こ
こでは2つの穴(円軌跡)を加工するようにしている
が、3つ以上の場合も同様である。また、半径(穴径)
rは円の大きさを示し、θ(ピッチ)は円の分解能を与
えている。
の例では、例えば或る基準点から位置1への移動中に、
位置1から位置2までの補間データの演算を行ない、加
工スピードと同期して補間データの出力と移動を行な
う。以下同様に、常に、現在移動している線分の動作時
間内に次の移動線分の補間データの演算を完了させなが
ら、実線にて示すような円を点線で示すように近似して
加工を行なうものである。そして、位置12まで行った
ら13位置(位置1と同じ位置)に進み、次は位置14
へと進んで上記と同様の動作を繰り返し、位置26(位
置14と同じ位置)で一連の動作を終了する。なお、こ
こでは2つの穴(円軌跡)を加工するようにしている
が、3つ以上の場合も同様である。また、半径(穴径)
rは円の大きさを示し、θ(ピッチ)は円の分解能を与
えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような方式では、穴径200μm程度の微細穴を加工す
るときに、演算速度が加工速度に追従できなくなる場合
が生じ、その結果として演算待ち時間が発生して加工ス
ピードが低下するという問題がある。このため、加工穴
の真円度に対する要求がさほど厳しくない場合は、円を
直線近似するための分割数を減らし、穴形状を多少犠牲
にすることで高速化が可能であるが、最近の高速・高精
度の要求を満足するには至っていない。したがって、こ
の発明の課題は演算待ち時間が発生しないようにし、高
速かつ高精度の穴明け加工ができるようにすることにあ
る。
ような方式では、穴径200μm程度の微細穴を加工す
るときに、演算速度が加工速度に追従できなくなる場合
が生じ、その結果として演算待ち時間が発生して加工ス
ピードが低下するという問題がある。このため、加工穴
の真円度に対する要求がさほど厳しくない場合は、円を
直線近似するための分割数を減らし、穴形状を多少犠牲
にすることで高速化が可能であるが、最近の高速・高精
度の要求を満足するには至っていない。したがって、こ
の発明の課題は演算待ち時間が発生しないようにし、高
速かつ高精度の穴明け加工ができるようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、光源から照射されるレーザ光線
を水平方向に偏向させるための第1スキャナ手段と、同
じく垂直方向に偏向させるための第2スキャナ手段とを
備え、被加工物を水平,垂直方向にスキャンして所定形
状の穴を形成するレーザ式穴明け加工機において、前記
水平方向スキャナ手段には余弦波信号を与え、前記垂直
方向スキャナ手段には正弦波信号を与えることにより、
被加工物にレーザ光線を円状に照射して穴明けを行なう
ことを特徴としている。
るため、この発明では、光源から照射されるレーザ光線
を水平方向に偏向させるための第1スキャナ手段と、同
じく垂直方向に偏向させるための第2スキャナ手段とを
備え、被加工物を水平,垂直方向にスキャンして所定形
状の穴を形成するレーザ式穴明け加工機において、前記
水平方向スキャナ手段には余弦波信号を与え、前記垂直
方向スキャナ手段には正弦波信号を与えることにより、
被加工物にレーザ光線を円状に照射して穴明けを行なう
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】レーザ光線を水平方向に偏向させるための第1
スキャナ手段と、垂直方向に偏向させるための第2スキ
ャナ手段とを備えたレーザ式穴明け加工機の、前記水平
方向スキャナ手段には余弦波信号を与え、前記垂直方向
スキャナ手段には正弦波信号を与えることにより、加工
軌跡の演算をしなくても済むようにし、高速・高精度に
円形状の穴明け加工ができるようにする。
スキャナ手段と、垂直方向に偏向させるための第2スキ
ャナ手段とを備えたレーザ式穴明け加工機の、前記水平
方向スキャナ手段には余弦波信号を与え、前記垂直方向
スキャナ手段には正弦波信号を与えることにより、加工
軌跡の演算をしなくても済むようにし、高速・高精度に
円形状の穴明け加工ができるようにする。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すブロック図
で、1は発振器、2は分周器、3はカウンタ、4A,4
Bはリードオンリメモリ(ROM)、5A,5Bはラッ
チ回路、6A,6Bは乗算器、7A,7Bは加算器、8
A,8Bはディジタル/アナログ(D/A)変換器であ
る。すなわち、ROM4Aには例えば余弦関数を、また
ROM4Bには正弦関数をそれぞれ格納しておき、その
内容をカウンタ3により読み出すようにする。分周器2
は発振器1からの周波数信号をカウントするが、その分
周比が外部からコントロールされるようになっており、
これによってカウンタ3を介して読み出されるデータの
分解能が決められることになる。
で、1は発振器、2は分周器、3はカウンタ、4A,4
Bはリードオンリメモリ(ROM)、5A,5Bはラッ
チ回路、6A,6Bは乗算器、7A,7Bは加算器、8
A,8Bはディジタル/アナログ(D/A)変換器であ
る。すなわち、ROM4Aには例えば余弦関数を、また
ROM4Bには正弦関数をそれぞれ格納しておき、その
内容をカウンタ3により読み出すようにする。分周器2
は発振器1からの周波数信号をカウントするが、その分
周比が外部からコントロールされるようになっており、
これによってカウンタ3を介して読み出されるデータの
分解能が決められることになる。
【0009】さて、カウンタ3により読み出されるRO
M4A,4Bの内容は、ラッチ回路5A,5Bで一旦保
持されたのち乗算器6A,6Bにおいて穴径rとそれぞ
れ掛け合わされ、さらに加算器7A,7Bにて基準点の
座標X,Yとそれぞれ加算され、D/A変換器8A,8
Bでアナログ量に変換されてスキャナ12,14に与え
られる。つまり、スキャナ12にはrcosθ、スキャ
ナ14にはrsinθの信号を与えられるので全体とし
てはこれらが合成され、その結果、例えば図2のような
加工軌跡を描くようになる。すなわち、基準となる座標
X,Yを与え、穴径rを指定するだけで穴明け加工が実
行されることになる。なお、図2は図4と同じく、2つ
の円状の穴明け加工を行なう例を示している。
M4A,4Bの内容は、ラッチ回路5A,5Bで一旦保
持されたのち乗算器6A,6Bにおいて穴径rとそれぞ
れ掛け合わされ、さらに加算器7A,7Bにて基準点の
座標X,Yとそれぞれ加算され、D/A変換器8A,8
Bでアナログ量に変換されてスキャナ12,14に与え
られる。つまり、スキャナ12にはrcosθ、スキャ
ナ14にはrsinθの信号を与えられるので全体とし
てはこれらが合成され、その結果、例えば図2のような
加工軌跡を描くようになる。すなわち、基準となる座標
X,Yを与え、穴径rを指定するだけで穴明け加工が実
行されることになる。なお、図2は図4と同じく、2つ
の円状の穴明け加工を行なう例を示している。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、Xスキャナ,Yスキ
ャナ専用の駆動装置を設け、その都度加工軌跡の演算を
しなくても済むようにしたので、高速かつ高精度に円形
状の穴明け加工が可能となる利点がもたらされる。
ャナ専用の駆動装置を設け、その都度加工軌跡の演算を
しなくても済むようにしたので、高速かつ高精度に円形
状の穴明け加工が可能となる利点がもたらされる。
【図1】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明による加工軌跡例を説明するための説
明図である。
明図である。
【図3】レーザ式穴明け加工機の一般的な例を示す概要
図である。
図である。
【図4】図3の場合の加工軌跡例を説明するための説明
図である。
図である。
1…発振器、2…分周器、3…カウンタ、4A,4B…
ROM、5A,5B…ラッチ回路、6A,6B…乗算
器、7A,7B…加算器、8A,8B…ディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器、9A,9B…スキャナ、11
…シャッタ、12…Xスキャナ、13…X偏向ミラー、
14…Yスキャナ、15…Y偏向ミラー、16…対物レ
ンズ、17…被加工物。
ROM、5A,5B…ラッチ回路、6A,6B…乗算
器、7A,7B…加算器、8A,8B…ディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器、9A,9B…スキャナ、11
…シャッタ、12…Xスキャナ、13…X偏向ミラー、
14…Yスキャナ、15…Y偏向ミラー、16…対物レ
ンズ、17…被加工物。
Claims (1)
- 【請求項1】 光源から照射されるレーザ光線を水平方
向に偏向させるための第1スキャナ手段と、同じく垂直
方向に偏向させるための第2スキャナ手段とを備え、被
加工物を水平,垂直方向にスキャンして所定形状の穴を
形成するレーザスキャナ式穴明け加工機において、 前記水平方向スキャナ手段には余弦波信号を与え、前記
垂直方向スキャナ手段には正弦波信号を与えることによ
り、被加工物にレーザ光線を円状に照射して穴明けを行
なうことを特徴とするレーザスキャナ式穴明け加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001140A JPH06198476A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | レーザスキャナ式穴明け加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5001140A JPH06198476A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | レーザスキャナ式穴明け加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06198476A true JPH06198476A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=11493146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5001140A Pending JPH06198476A (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | レーザスキャナ式穴明け加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06198476A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5698119A (en) * | 1994-12-16 | 1997-12-16 | Alza Corporation | Apparatus for forming dispenser delivery ports |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP5001140A patent/JPH06198476A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5698119A (en) * | 1994-12-16 | 1997-12-16 | Alza Corporation | Apparatus for forming dispenser delivery ports |
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