JPH06198207A - 攪拌製粉機 - Google Patents

攪拌製粉機

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JPH06198207A
JPH06198207A JP25079593A JP25079593A JPH06198207A JP H06198207 A JPH06198207 A JP H06198207A JP 25079593 A JP25079593 A JP 25079593A JP 25079593 A JP25079593 A JP 25079593A JP H06198207 A JPH06198207 A JP H06198207A
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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
    • B02C17/16Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
    • B02C17/166Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge of the annular gap type

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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の運転モードに対して粉砕原料21、ロー
タ3の外面、粉砕容器1の内壁6および分離装置11の
摩耗を最小にする円錐状攪拌製粉機を提供する。 【構成】製粉機の始動時の大きな摩耗を防止するため、
粉砕原料収容装置8を設ける。この収納装置には、各運
転期間の終わりで粉砕原料21を収容し、ロータ3が所
要の回転数に達したら、粉砕原料21を再度粉砕室7に
押し込む。周知の円錐状攪拌製粉機の運転期間中では、
粉砕原料21が製粉品の流れにより分離装置11に押し
付けられ、この流れの不均一の分布により分離装置11
の領域や、当然粉砕原料21自体にも著しい摩耗を生ず
る。粉砕室を特別な幾何学形状にすることにより、粉砕
原料の分布がほぼ粉砕室7の全域にわたって均一にな
り、運転時の摩耗が最小になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円錐状内部輪郭の粉
砕容器と、その中に配設された回転軸の周りを回転する
円錐状外部輪郭のロータとを備え、互いに対向する粉砕
原料導入口と製粉品排出口を設け、しかも粉砕原料を装
填して製粉品を処理するために使用される円錐状平均輪
郭のリング状粉砕室が粉砕容器とロータの間に形成され
ている攪拌製粉機に関する。
【0002】
【従来の技術】攪拌製粉機は既に数多く知られており、
例えば顔料の製造や食品加工の分野等を始め広い範囲で
使用されている。攪拌製粉機は、粉砕原料が製粉品の中
を移動し、ステータに対するロータの運動が製粉品に大
きな剪断応力を与えて、液体の中で製粉品である粒子や
凝集体を粉砕し、分散する。できる限り大きな剪断応力
を発生させるには、粉砕室の少なくともその一部にロー
タとステータの間で狭い幅の間隙がある。粉砕原料の運
動は往々粉砕室に突出したステータやロータの突起で強
化される。
【0003】ドイツ特許第 28 48 479号明細書によれ
ば、円錐状の粉砕容器と同じく円錐状のロータとを備え
た攪拌製粉機が知られている。回転軸は垂直で、製粉品
は攪拌製粉機を下から上に通過する。この製粉機の構造
からして粉砕原料の装填は運転中に限られる。粉砕原料
を取り出すには攪拌製粉機の解体が必要な筈である。解
体には大きな労力を必要とするので、その回数を減らせ
ば、避け難い運転休止の後に攪拌製粉機の運転を、場合
によっては、付着した粉砕原料を入れたまま再開するこ
とになり、運転休止の回数が増える程、磨耗部品に特に
大きな負担が掛かるので、粉砕原料や粉砕室の内壁が著
しく摩耗する。
【0004】ドイツ特許第 34 48 302号明細書によれ
ば、その攪拌用ロータと粉砕容器はその一端でテーパを
益々急にしている。モデル計算と実験の結果、このよう
なテーパ比の増加は決して磨耗の減少を保証するもので
はないことが判明した。反対に分離装置に向かってテー
パを緩やかにした場合には、一定のテーパの場合に比べ
て粉砕原料、粉砕室の内壁および分離装置の摩耗に関し
て不利な影響を与える可能性があり、その結果粉砕原料
の補給回数を増やすか、あるいは交換しなければならな
くなることが確認された。
【0005】一回の粉砕工程が終わった後では、ロータ
とステータとの間に粉砕原料だけでなく被粉砕物の一部
が残り、これが例えば塗料の場合のように乾燥すると、
そのため粉砕原料が互いに、また一部はステータやロー
タと粘着する。この状態で攪拌製粉機を始動しようとす
れば、この粘着した状態をほぐすために非常に大きな力
が必要となり、大きな磨耗を覚悟するか、あるいは先ず
分解掃除してからでなければ、製粉機が始動できない危
険が常に付きまとう。更に過負荷によって駆動モータ、
変速機、粉砕原料、あるいは取り付けてある攪拌機、ロ
ータやステータを損傷する恐れがある。
【0006】一定のテーパ比の粉砕室でも、また端部に
向かってテーパを急にした粉砕室の場合でも、粉砕原
料、粉砕室内壁および分離装置には、運転段階並びに運
転中断後の始動段階の両方に由来する大きな摩耗作用が
働くことが判明した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故、この発明の課
題は、運転中や始動段階での摩耗を最低に抑えて全体の
摩耗を減少することにある。その場合、粉砕効率、製粉
品の品質が変わらず、高い水準に維持されていなければ
ならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、冒頭に述べた種類の攪拌製粉機にあって、少な
くとも一つの製粉品導入口9を最大円周の粉砕室領域
に、また少なくとも一つの製粉品排出口10を最小円周
の粉砕室領域に配設し、下記構成 a) 最大円周のロータ底面4の直ぐ対向位置に粉砕室端
部にある調節可能の粉砕原料収容装置8、 b) 前記粉砕室輪郭29と前記回転軸2の間隔 rが前記
回転軸2に沿った座標 xの函数で実質上冪函数、 r = a・(x+c)b であり、b は 1より小さく 0より大きく、a とc とは運
転パラメータに依存し、製粉品排出口10のある粉砕室
端部から製粉品導入口9のある粉砕室端部に向けて減少
するテーパ比の粉砕室輪郭29、の少なくとも一方を備
えている攪拌製粉機によって解決されている。
【0009】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0010】
【作用】この発明による第一段階では、運転中の摩耗は
実質的に粉砕室の幾何学的形状ないしはリング状空間の
テーパ比を最適に形成することにより減少でき、また始
動時の摩耗の減少は実質的に粉砕原料を粉砕室から単に
取り除くだけで粉砕室の形状と除去装置との構造的共同
作用により達成されることが確かめられる。
【0011】この発明による第二段階では、モデル計算
と実験によって最適のテーパ比の形成と粉砕原料を排除
する装置の特性が定められる。最適のテーパ比または粉
砕原料の排除がどの程度摩耗の低減に寄与するかは、攪
拌製粉機の運転モードに依存する。中断回数の多い運転
では粉砕原料の除去が主として摩耗の低減に寄与し、一
方粉砕サイクルの長い場合には最適のテーパ比が重要に
なる。この発明の攪拌製粉機が実質的に両方の運転モー
ドの一方にのみ使用されるならば、その場合の磨耗低減
に支配的な特徴のみを備えれば十分であるが、全ての運
転モードに使用される攪拌製粉機では両方の特徴を具備
することが好ましい。
【0012】この発明による粉砕室は円錐状の外側部を
取り囲むリング状空間として形成され、回転軸との間隔
は回転軸に沿って減少する。製粉品は大きい半径の粉砕
室の端部から小さい半径の端部に向けて流れる。この粉
砕室の形状により、好ましい水平回転軸の場合でも、ロ
ータから粉砕原料に与える回転軸周りの回転運動または
これによる遠心力が、(例えば、粉砕室の外側の境界面
で)粉砕室の方向への運動の方向転換により、第一の力
でリング状の全空間の粉砕原料を大きい半径のリング状
空間の端部の方向に加速する。大きい半径の粉砕室の端
部から小さい半径の端部に向かう製粉品の流れは第二の
力として粉砕原料に反対方向に作用する。好ましくは、
粉砕室の幾何学形状(あるいはテーパ比の変化の様
式)、ロータの回転数、製粉品の装填量、製粉品の粘度
および粉砕原料の粒度を最適に選定して、合成された加
速度が平均して全粉砕室中で低減するように、互いに逆
方向の力を調節する。これは、回転軸に沿った粉砕粒の
圧力が一定であり、粉砕原料が全粉砕室に一様に分布す
ることを意味する。こうして、分離装置の前で粉砕原料
が集まることはない。
【0013】製粉品がその中を通過する、粉砕原料によ
って回転して流れる粉砕原料にほぼ作用する力に対する
釣合い条件から、微分方程式が、 G2・r2・r′- G1 = 0 が導かれる。 G1 と G2 の意味は後で説明する。解の函
数rとその空間的導函数r′の意味は以下に説明する解
法により明白になる。微分方程式の解の外に、非釣合い
状態の、つまり粉砕室の最適でない幾何学形状のモデル
計算を実施した。増加するテーパ比を正確に決めること
が決定的に重要であることは、計算の外に種々の形状の
粉砕室を用いた実験が示している。この発明による攪拌
製粉機と円筒形の攪拌製粉機を比較すると、同じ粉砕性
能の場合、粉砕原料の飛翔時間は円筒形製粉機に比べて
5倍も長くなり、それに応じて、粉砕室の内壁や分離装
置の摩耗がそれだけ減少する。目的とする最小の磨耗
は、粉砕室の平均輪郭または粉砕室の外側および主に内
側の境界と回転軸xとの間隔rが上記微分方程式の解と
して冪函数 r = a・(x+c)b の形で形成されるときに認められる。この場合、最大の
間隔が製粉品の導入口側で、また最小の間隔が製粉品の
排出口側にある。パラメータ bは 1より小さく 0より大
きく、好ましくは 0.25 〜0.4 の範囲であり、特によい
結果を得るには bをほぼ 1/3 に選定する。
【0014】パラメータ aと cは攪拌製粉機の運転パラ
メータに依存する。これは、一定の寸法が実質上一定の
組の運転パラメータに対して最適であることを意味す
る。次の運転パラメータが寸法決定に影響を与える。
【0015】s 隙間の幅 ρk 粉砕原料の密度 dk 粉砕原料の直径 ρ 有効密度(ほぼ粉砕原料の密度、場合によって
は、製粉品の密度で補正) ρg 製粉品の密度 η 製粉品の動的な粘度 ω 粉砕原料の平均角速度(ロータの角速度のほぼ 1
/2)
【0016】
【外3】 ε 充填粒の多孔度(空体積/全体積) これ等の運転パラメータに対応する粉砕室の最適輪郭を
得るには、a と cを次のように選定する必要がある。つ
まり、 a = (3・G1/G2)1/3 および c = r0 3/a ここで、
【0017】
【外4】 パラメ cは更にもう一つの構造的境界条件、即ち製粉品
排出口の粉砕室端部の粉砕室半径 r0 3 にも依存する。
【0018】運転中断後の始動期間の摩耗を実質上減少
する、この発明による実施態様は、攪拌製粉機の大きい
底面、つまり製粉品導入口の側に配置された調節可能な
粉砕原料収容室を有する。粉砕工程の終わりに製粉品の
供給を止めると、粉砕室に沿った遠心力成分のため粉砕
原料に粉砕原料収容室に対する力が働く。この力は全体
の粉砕室の中で粉砕原料収容室の方向にのみ作用し、ロ
ータの回転軸に沿った特別な経過がないので、テーパ比
の種類についての特別な条件がない。従って、一定のテ
ーパ比でも、また粉砕室の一端に向けて増加するテーパ
比でもよい。粉砕原料収容室の体積は調節可能なピスト
ンによって変わる。ピストンの第一終端位置では、粉砕
原料収容室の体積は小さく、最大量の粉砕原料が粉砕室
内にある。ピストンの第二終端位置では、粉砕原料収容
室が主に粉砕原料の一部、場合によっては、全部を収容
する。ピストンを動作させるため、主に機械的な調節装
置、場合によっては、油圧または空圧の加圧装置を設け
る。
【0019】この粉砕原料収容装置は、粉砕原料収容
室、ピストンおよび調節装置で構成され、主に保持装置
で、粉砕原料収容装置を除去する時に重い部品を外して
運ぶ必要がなく、しかもロータに自由に接近できるよう
に攪拌製粉機に固定される。この保持装置は少なくとも
一個の案内部、場合によっては一個の直線案内部、好ま
しくは少なくとも三個の回転案内部、または、場合によ
っては、一個の直線案内部と一個の旋回案内部から成る
複合案内部を有する。この案内部は固定部品を外した後
で粉砕原料収容装置を回転軸の方向に製粉機から離し、
次いで好ましくは回転軸から離す運動を助ける。
【0020】この調節可能な粉砕原料収容室は一定のテ
ーパ比、従って最適でないテーパ比の場合にも、著しい
磨耗の低下を与えることが判る。これは、特に粉砕や分
散工程でしばしばこれ等の工程を中断させる。更に調節
装置、特に加圧装置の付加的な利点は、粉砕室中で粉砕
原料を密度を高めて、高い粉砕効率を得る可能性にあ
る。粉砕原料の高い密度にもかかわらず、粉砕原料の分
布が遠心力により一様にされるため、粉砕効率に対して
少ない摩耗が観察されている。この観察結果は一定のテ
ーパ比の場合にも認められるが、冪函数により変えたテ
ーパ比の場合に相当顕著になる。
【0021】間隙の幅が一定の粉砕室の形状は、リング
状空間の半径方向の全長にわたってほぼ同じような剪断
構造が存在し、粉砕原料が集まる死空間が生じないこと
を確実にする。間隙の幅が一定の円錐状粉砕室では、ロ
ータの周回速度がロータの半径の減少と共に低下するの
で、回転軸に沿った剪断力の勾配(粉砕室の内外界面の
速度差と間隙の幅の比)が変化する。粉砕室の全体にわ
たりほぼ一定の回転による剪断力の勾配を発生させるに
は、間隙の幅 sも回転軸に沿って大きい円周の粉砕室端
部から小さい円周の端部に減少させてもよい。ここで注
意すべきことは、間隙の幅をx軸に垂直ではなく、当該
個所のロータ外面や粉砕室の内面にそれぞれほぼ垂直に
測る必要がある。剪断力の勾配、 D =ω・r(x)/s を一定にするという要請を満たすには、間隙の幅 s(x)
は以下のように変化する必要がある。
【0022】s(x) = D・r(x)/g ここで、ωは粉砕原料の平均角速度である。このこと
は、間隙の幅も回転軸と粉砕室の間隔 r(x) と同じよう
に冪函数に従って減少するのが好ましいことを意味す
る。
【0023】粉砕工程が終ると粉砕原料をリング状空間
から除去するのに、大抵製粉品の流れを止めるので、遠
心力と重力だけが粉砕原料に働く。水平な回転軸の場合
には、粉砕室の方向の重力の成分が無視できる。垂直な
回転軸の場合には、粉砕原料収容装置を下に配置する必
要がある。場合によっては、ロータを止めた時、粉砕原
料が重力によらないで収容室から出るように、上置きの
粉砕原料収容装置にオーバーフローを設ける。粉砕原料
を粉砕原料収容装置に移動させるには、遠心力の作用を
下に向けるか、または重力を上回るように上方に向ける
必要がある。
【0024】
【実施例】次に、この発明による種々の実施態様を示す
図面に基づき、この発明をより詳しく説明する。
【0025】図1のこの発明による攪拌製粉機の実施例
は、実質的に円錐状粉砕容器1、この中で回転軸2の周
りに回転可能に配設された広い底面4と狭い底面5を有
する円錐台形状のロータ3、粉砕容器内壁6とロータ3
の間にあるリング状粉砕室7、およびロータ3の広い底
面4に接続する粉砕原料収容装置8で構成されている。
製粉品は導入口9を経由して粉砕室7に、つまりロータ
の広い底面4のある粉砕室の端部のところに達する。粉
砕室7を通過した後、製粉品は、ロータの狭い底面のあ
る粉砕室端部のところの排出口10を経由して粉砕室7
を離れる。粉砕室7の中の粉砕原料21を粉砕室7から
排出しないため、排出口10のところに、主にステータ
分離リング12とロータ分離リング13から成る分離装
置11を設ける。
【0026】ロータ3は狭い底面5の側に取り付けた継
足軸14のところで軸受装置15により支承されている
だけである。これ反して、ロータの広い底面4の側は自
由である。ロータ3を駆動するために、動力伝達装置1
6を継足軸14に設ける。粉砕作用を、特に粉砕媒12
の激しい動きによるり強化するため、ロータ外面や粉砕
室の内面の少なくとも一部の領域に粉砕室7に向けて突
出する攪拌部材17を設ける。
【0027】粉砕原料収容装置8は、粉砕原料収容室1
8と、その中で移動可能なピストン19と、油圧、空圧
あるいは機械的な調節部材を備えた調節装置20で構成
されている。粉砕原料収容室18はロータの広い底面4
ところで粉砕室7に接続している。粉砕期間が初めで
は、粉砕原料21が主に粉砕原料収容室18の中にあ
る。その際、ピストン19は広い底面4とは反対の位置
にある。ロータを回転すると、ピストン19は粉砕室7
で粉砕原料21の所望の装填量に達するまで広い底面4
に向けて移動する。粉砕期間の終わりでは、製粉品の流
れが止まり、ロータを止める前に、ピストン19を広い
底面4とは反対の位置に移動させるので、粉砕原料が広
い底面4に対して粉砕室7に沿った遠心力の成分のた
め、従って粉砕原料収容室に排出される。何故なら、粉
砕原料は製粉品の流れによって排出口10に押されない
からである。
【0028】ピストン19と粉砕原料収容室18を囲む
円筒壁22との間には第一パッキン23を設ける。空圧
または油圧調節装置20の場合には、収容室18と調節
装置20の間に第二パッキン24を設ける。第一パッキ
ン23と第二パッキン24との間には、場合によって
は、円筒壁22に空気抜き25を設ける。ピストン19
をできる限り正確に位置決めするため、空圧または油圧
調整装置20の場合には、主に圧力室26を設置し、こ
の中に加圧ピストン27と、圧力室に通じる圧力媒体の
供給や排出配管28を設ける。機械的調節装置の場合に
は、ピストン19を任意の所望位置に調節できるよう
に、主に手動操作用の把手とネジユニットを設ける。
【0029】種々の粉砕期間の間で粉砕原料が常に粉砕
室7から除去されるので、粉砕原料21、ロータ3、粉
砕容器1、分離装置11および攪拌部材17の磨耗は粉
砕原料収容装置8により著しく減少することが判る。粉
砕原料を除去することによって、攪拌製粉機を再度始動
する際、製粉品の付着した粉砕原料と粉砕室の内壁の間
に異常に大きな力、そのため材料による極端な過負荷が
生じることが防止される。材料による負荷の極大値を下
げると攪拌製粉機の寿命を著しく伸ばすことができる。
この粉砕原料収容装置は収容装置に向かって大きくなる
円錐状の粉砕室の形状と共に、粉砕原料21を粉砕室7
から完全に除去できる可能性を初めて与える。
【0030】図2のこの発明による実施態様では、粉砕
室7のテーパ比が回転軸に沿って変化している。回転軸
に沿った粉砕室の平均輪郭29と座標軸 xの間隔 rは冪
函数 r = a・(x+c)b の形となる。x 軸の原点は最小間隔の粉砕室の端部、従
って分離装置11のところにある。正の x軸はロータの
広い底面に向かっている。パラメータ bは 1より小さく
0より大きく、好ましくは 0.25 〜0.4 の範囲にあり、
特によい結果を得るには bをほぼ 1/3 に選定する。
【0031】パラメータ aと cは攪拌製粉機の運転パラ
メータに依存する。これは、特定な寸法が実質上運転パ
ラメータの特定な組に対して最適であることを意味す
る。これ等の運転パラメータは主として実験した応用分
野に対して、ほぼ下記の限界の間にある。即ち、 間隙の幅 s : 0.01 - 0.05 m 粉砕原料の密度 ρk : 2500 - 5700 kg/m3 粉砕原料の直径 dk : 0.3 - 0.6 mm 有効密度(ほぼ粉砕原料の密度、場合によっては、製粉
品の密度で補正) ρ : 1500 - 5700 kg/m3 製粉品の密度 ρg : 800 - 1500 kg/m3 製粉品の動粘度 η : 0.2 - 0.8 kg/ms 粉砕原料の平均角速度(ロータの角速度のほぼ 1/2) ω : 50 - 110 s-1
【0032】
【外5】 充填粒の多孔度(空体積/全体積) ε : 0.3 - 0.6 これ等の運転パラメータの値から aと cとを次のように
計算する。
【0033】 a = (3・G1/G2)1/3 および c = r0 3/a 但し、
【0034】
【外6】 パラメータ cは更にもう一つの構造的境界条件、即ち製
粉品排出口 x = 0の粉砕室端部の粉砕室半径 r0 にも依
存する。これは、製粉機の大きさが粉砕室端部の粉砕室
半径 r0 を介して粉砕室の輪郭に影響を与えることを意
味する。
【0035】粉砕室の幾何学的形状を上述のように選定
すると、粉砕原料21は大体製粉品と一緒に分離装置1
1の方に運ばれて、そこに停滞することがなく、遠心力
の粉砕室の方向の成分によって粉砕室7の中に保持され
ることになる。粉砕原料21を粉砕室7に保持すると、
粉砕原料が回転軸に沿って一様に分布する。
【0036】図2のこの発明による実施態様では、好ま
しくは特に円錐状のロータおよび粉砕容器に適した冷却
流路系が設けてある。この冷却系は、ロータ3や粉砕容
器1の場合、中間にある円錐状の冷却中空空間を備えた
二重壁を有する。従って、粉砕容器7は粉砕容器の内壁
30、粉砕容器の冷却室31および粉砕容器の外壁32
により取り囲まれている。同様に、ロータ3はロータの
内壁33、ロータの冷却室34およびロータの外壁35
を有する。この粉砕容器やロータの冷却室には、好まし
くは気密部材36が回転軸2の周りにらせん状に配置さ
れているので、らせん状の粉砕容器やロータの冷却流路
37,38が形成される。冷媒は分離装置のところの粉
砕容器の冷媒導入口39を経由して粉砕容器の冷却流路
37に達し、この流路の端部で粉砕容器の大きい端部の
粉砕容器の冷媒排出口40を経由して流出する。ロータ
の冷却流路38へ冷媒を供給したり排出するため、冷却
配管41と42に回転軸2を取り囲むロータの中心スピ
ンドル43が設けてある。ロータの内部には、冷媒の溜
め44があり、この溜めはロータの内壁33、ロータの
スピンドル43、およびロータの閉鎖蓋45によって囲
まれており、この閉鎖蓋はロータのスピンドル43に固
定され、ロータの広い底面4を形成する。
【0037】ロータの閉鎖蓋45はロータの内壁33と
外壁35を回転軸2に沿ってロータスピンドル43と分
離装置11にあるストッパに対して押し付ける。このス
トッパは、気密部材36がロータの内壁33と外壁35
との間に挟まれ、冷却流路のずれが防止されるように選
定される。冷媒の溜め44をロータの冷却流路38に対
して気密にするには、ロータシールリング48を設ける
のが好ましい。気密部材36は粉砕容器の内壁30と外
壁32との間に挟持される。この場合、粉砕容器の内壁
30はロータの閉鎖蓋45を囲む粉砕容器の大きいリン
グ46により粉砕容器の外壁32にボルト止めされるの
で、気密部材36が挟持される。粉砕容器の外壁32と
粉砕容器の大きいリング46との間には、粉砕容器のパ
ッキング47が使用されている。分離装置11のところ
には、粉砕容器の内壁30が分離装置11に当接するよ
うに、粉砕容器の小さいリング49が粉砕容器の外壁3
2に固定されている。
【0038】円錐状のリング空間を仕切る壁の間に気密
部材を挟持すると、形状が円錐状であるため、円錐ない
しは回転の軸に沿った力によって可能となり、この挟持
はこの発明としての全ての円錐状ロータと粉砕室に対す
る請求項1の構成に無関係に当てはまる。
【0039】製粉品は、好ましくは粉砕容器の大きいリ
ング46を経由して通じる少なくとも一つの導入流路5
0を通って、少なくとも一つの導入口9に達する。この
導入口9から、製粉品はロータにより攪拌された剪断流
の形になってリング状の粉砕室7を通過して分離装置1
1に流れる。この分離装置は実質上ロータに固定された
ロータの分離リング13、粉砕容器に固定されたステー
タの分離リング12およびその間に形成された分離隙間
で構成される。この分離装置に接続して製粉品のリング
状の溜め51が配設されている。製粉品はこの溜め51
から少なくとも一つの排出口10を経由して排出流路4
9に達する。この排出流路49は粉砕容器の小さいリン
グ46を通って通じている。
【0040】粉砕室7は最大円周の端部で粉砕容器の大
きいリング46に固定された粉砕容器の閉鎖蓋53によ
って遮断されている。この粉砕容器の閉鎖蓋53を外せ
ば、ロータの閉鎖蓋45に自由に接近できる。ロータの
閉鎖蓋45を外した後、ロータの内壁33、外壁35お
よびロータの分離リング13をロータスピンドル43か
ら引き抜くこともできる。
【0041】場合によっては、図3に示すように、ロー
タの閉鎖蓋45を取り外した後、この蓋を固定するボル
ト84を緩めて、ロータのスピンドル43の自由端にス
ピンドル延長部43′をネジ込む。ロータのスピンドル
43とスピンドル延長部43′は、ロータの内外壁33
と35がロータの両端にある案内部85, 85′を用い
てスピンドル延長部43′を通して分離装置11から離
し、粉砕容器1から引き出せるように形成する。スピン
ドル延長部43′の自由端には、必要があれば、ロータ
の内壁33と外壁35をスピンドル延長部43′から脱
落させないストッパ86を設ける。ロータの分離リング
13を外すには、好ましくはリング状の溝87をロータ
の分離リング13の内縁に接するスピンドルのところに
設ける。補助工具88を用いて、溝87のところで補助
工具88をロータの分離リング13の下に挿入し、この
分離リングを引き出すことができので、製粉品の溜め5
1にも接近できる。この簡単な解体により粉砕容器1の
全体、分離装置11およびロータ3を完全に清掃でき、
点検し、必要に応じて、一部を交換できる。この解体に
あっては、最も摩耗し易い部品、つまりロータ3とロー
タの分離リング13を直接取り外せる可能性がであると
有利である。更に、粉砕容器に比べてロータの方が軽
く、清掃のための取り外しの手間が少なくて済む。
【0042】図4の攪拌製粉機には、テーパ比の増加す
る粉砕室7と粉砕原料収容装置8が設けてある。この粉
砕原料収容装置8は、粉砕容器の閉鎖蓋の代わりに、粉
砕容器の大きいリング46に固定されている。粉砕原料
収容室18の中に移動可能に配設されたピストン19
は、主に手動で回転できる把手55付きの機械的調節装
置54により操作される。この場合、把手55による左
右の回転はネジ機構56によりピストン19の往復運動
に変換される。
【0043】粉砕室7の粉砕原料21の有効充填度は、
ピストン19の位置、使用される粉砕原料21の数、お
よび損傷状態に依存する。所望の充填度を調節し、場合
によっては、摩耗による粉砕原料の全容積の減少の確認
できるために、充填量表示装置57を設ける。この装置
は、実質的に目盛58と直線案内部59に沿って移動可
能な指針60から成る。目盛58と直線案内部59は調
節可能なピストン20と粉砕原料収容室18、ないしは
この室の壁の相対移動可能の部品にそれぞれ固定されて
いる。目盛58はピストン19に、直線案内部は粉砕原
料収容室18の壁に固定されているか、あるいはこれ等
の固定個所が入れ替わっている。ピストン19をできる
限りロータ3に近づけた時、粉砕室の充填度が 100%と
なる。このピストンの位置では、指針60が目盛58の
100%を示すように調整されている。ピストン19がで
きる限りロータ3に接近した時に指針60が常に 100%
を示すか否かを、時々再検査できる。ピストンが 100%
を超えて移動すれば、これは摩耗によって粉砕原料の全
容積が減少したことを意味する。指針60を新たに100
%に移動させて、粉砕原料の全容積が変化した場合で
も、改善された充填量表示を保証できる。
【0044】この充填量表示により製粉品の一定品質が
得られる。運転を止めた後では、少くない充填量で、あ
るいは粉砕室中の粉砕原料を減らしてロータ3を始動で
きる。次いで、丁度製粉品の品質に必要な充填量になる
ようにピストンを移動させる。このようにして、ほぼ運
転開始以降、所望の品質が得られ、製粉品の品質を監視
し、所望の品質が得られるまでピストンの位置を調節す
る必要がない。
【0045】この発明による攪拌製粉機は、図5によれ
ば、粉砕原料収容装置8用の案内装置61を有する。こ
の案内装置61は一方で第一固定点62で粉砕容器の大
きいリング46に、他方で第二固定点63で粉砕原料収
容装置8に固定されている。両方の固定点は主に回転可
能の固定部として構成されている。第一固定点62から
第一脚部64が回転リンク65まで伸び、そこから第二
脚部66が第二固定点63に達している。案内装置61
に所要の安定性を与えるために、固定点62,63、脚
部64,66および回転リンク65は、粉砕容器リング
46と収容装置8との対向する両側にそれぞれ配設さ
れ、連結部品67で互いに連結されている。この案内装
置61は、収容装置8を出し入れする保持装置として使
用される。外す場合には、収容装置8をほぼ回転方向に
粉砕容器1からずれ、次いで、ロータ3に自由に接近で
きるため、好ましくは回転軸2から離れるように旋回す
る。案内装置は、場合によっては、単に一つの直線案内
部のみで、あるいは一つの直線案内部と一つの回転ない
し旋回案内部で構成できる。この支持装置を使用する
と、解体が容易になり、解体した部品を落とす恐れもな
くなる。
【0046】図6の案内装置61の実施態様は、回転可
能な固定点62,63、脚部64,66および回転リン
ク65の外に、急速閉鎖機構68も備えている。この急
速閉鎖機構68は粉砕原料収容装置8を粉砕容器の大き
いリング46に連結する多数のボルトで代用できる。急
速閉鎖機構68は、場合によっては、二個または三個
の、好ましくは一個のロック装置を有し、これは粉砕容
器の大きいリング46に固定された固定部品69とこれ
に回転可能、あるいは場合によっては脱着可能に連結す
るクランプ脚部70とを備えている。ロック機構71は
クランプ脚部70に沿って、好ましくはネジにより案内
装置61の第二脚部66に加圧できる。第二脚部66に
より粉砕原料収容装置8は粉砕容器の大きいリング46
に押圧される。粉砕容器リング46と収容装置8の間の
接触領域73が好ましくは円錐状に形成してあるので、
押し込む時、合わの問題が生じない。収容装置8を解体
または旋回して開くには、ロック機構を弛める必要があ
り、そして好ましくはロック機構を第二脚部から離れる
ように外向きに回転させるか、あるいは、場合によって
は、粉砕容器の大きいリング46の脱着過程によりロッ
ク機構を外す必要がある。
【0047】図7の攪拌製粉機では、ロータ軸受装置1
5がロータ3の広い底面4に続くスピンドル延長部1
4′に配設されている。ロータ3とロータ軸受装置15
との間には軸封装置74が配設されている。攪拌製粉機
の導入口側で支承されているので、製粉品排出口10の
ところのロータの狭い底面5は自由面として形成されて
いる。従って、製粉品から粉砕原料21を分離するには
分離スリットを使用する必要がなく、ロータの狭い底面
5に直接対向する分離篩を用いる。解体や組立を容易に
するため、粉砕原料収容装置8用の案内装置61に似た
構造であるが、粉砕容器の大きいリング46と粉砕容器
の外壁32に固定された粉砕容器案内装置76が設けて
ある。
【0048】図7に示すように、軸受をロータの小さい
底面5の側に設けなければ、分離装置は図8のように、
粉砕原料が実質上遠心力と、場合によっては、篩により
製粉品から分離されるように構成できる。この場合、粉
砕室7の端部でロータ3に好ましくはリング状の通過室
77を設け、この室を経由して製粉品がほぼ半径方向の
内側に流れる。リング室77は回転軸2の方向の両側で
第一回転ディスク78と第二回転79により仕切られて
いる。第一回転ディスク78がロータのスピンドル43
に固定され、直接ロータの外壁35に接続する。第一回
転ディスク78と第二回転ディスク79の間に、少なく
とも二個、特に三個、好ましくは4個の保持部品80を
ディスクの周囲に沿ってほぼ同じ間隔で装着する。これ
等の保持部品80はディスクの縁から半径方向に円筒状
の分離篩81の外径の所まで延びている。円周方向に
は、保持部品80が短い長さを有するので、製粉品は妨
げられずにディスクの円周から円筒形の篩81に達す
る。粉砕原料21が通過室77に入ると、保持部品80
と一緒に回転し、遠心力により外に振り飛ばされる。粉
砕原料の一部が振り飛ばされなければ、円筒篩81の上
に残る。分離篩81の内部には製粉品の溜め82があ
り、製粉品はここから第二回転ディスク79にある排出
口10を通って排出管83に達する。排出管83のロー
タ3側の端面は第二回転ディスク79と摺動接触してい
る。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
攪拌製粉機は、運転中や始動段階での粉砕容器部品の摩
耗を最低に抑えて全体の摩耗を減少でき、しかも、粉砕
効率や製粉品の品質に変化が生じることなく、これ等を
高い水準に維持している。
【図面の簡単な説明】
【図1】一定のテーパ比と粉砕原料収容装置とを備えた
攪拌製粉機の縦断面図、
【図2】一端に向かってテーパ比が増大する攪拌製粉機
の縦断面図、
【図3】ロータを取り出した攪拌製粉機の半分を示す縦
断面図、
【図4】一端に向かって増大するテーパ比と粉砕原料収
容装置とを備えた攪拌製粉機の縦断面図、
【図5】粉砕原料収容装置用の保持装置の図、
【図6】急速閉鎖機構付きの保持装置の図、
【図7】分離篩と広い底面側で支持したロータとを備え
た攪拌製粉機の縦断面図、
【図8】円筒形の分離篩と遠心力分離範囲とを備えた分
離装置の図である。
【符号の説明】
1 粉砕容器 2 回転軸 3 ロータ 4 小さい底面 5 大きい底面 6 粉砕容器の内壁 7 粉砕室 8 粉砕原料収容装置 9 導入口 10 排出口 11 分離装置 12 ステータの分離リング 13 ロータの分離リング 14 継ぎ足し軸 15 軸受装置 16 動力伝達装置 17 攪拌突起 18 粉砕原料収容室 19 ピストン 20 調節装置 21 粉砕原料 22 円筒壁 23,24 パッキング 25 空気抜き 26 圧力室 27 加圧ピストン 28 排出用配管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状内部輪郭の粉砕容器と、その中に
    配設された回転軸の周りを回転する円錐状外部輪郭のロ
    ータとを備え、互いに対向する粉砕原料導入口と製粉品
    排出口を設け、しかも粉砕原料を装填して製粉品を処理
    するために使用される円錐状平均輪郭のリング状粉砕室
    が粉砕容器とロータの間に形成されている攪拌製粉機に
    おいて、少なくとも一つの製粉品導入口(9)を最大円
    周の粉砕室領域に、また少なくとも一つの製粉品排出口
    (10) を最小円周の粉砕室領域に配設し、下記構成 a) 最大円周のロータ底面(4)の直ぐ対向位置に粉砕
    室端部にある調節可能の粉砕原料収容装置(8)、 b) 前記粉砕室輪郭(29) と前記回転軸(2)の間隔
    rが前記回転軸(2)に沿った座標 xの函数で実質上冪
    函数 r = a・(x+c)b であり、b は 1より小さく 0より大きく、a とc とは運
    転パラメータに依存し、製粉品排出口(10) のある粉
    砕室端部から製粉品導入口(9)のある粉砕室端部に向
    けて減少するテーパ比の粉砕室輪郭(29) 、の少なく
    とも一方を備えていることを特徴とする攪拌製粉機。
  2. 【請求項2】 前記ロータ(3)の駆動装置(16)と
    軸受装置(15) を a) 最小ロータ円周のロータ端部(5)に設け、好まし
    くはスリット分離装置を設けるか、あるいは b) 最大ロータ円周のロータ端部(4)に設け、好まし
    くは篩分離装置や遠心力分離装置を備えており、 c) 軸受装置(15)の反対側のロータ端部が好ましく
    は連結なしに構成されている、ことを特徴とする請求項
    1に記載の攪拌製粉機。
  3. 【請求項3】 粉砕室(7)の間隙の幅はほぼ一定であ
    るが、場合によっては、小さい円周の粉砕室端部に向け
    て減少し、ロータの周回速度が遅くてもほぼ一定の剪断
    応力を保証することを特徴とする請求項1または2に記
    載の攪拌製粉機。
  4. 【請求項4】 粉砕容器の閉鎖面(53)が最大内径の
    側で少なくとも一部を取り外しでき、好ましくはロータ
    (3,33,35)と、場合によっては、ロータの分離
    リング(13)も脱着可能で、粉砕容器(1)を外さな
    くともこの容器から取り出せることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の攪拌製粉機。
  5. 【請求項5】 攪拌部材(17)をロータ(3)の外側
    面と、場合によっては、この面に対向する粉砕容器
    (1)の内面に設けていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の攪拌製粉機。
  6. 【請求項6】 ロータ(3)の回転軸(2)は好ましく
    はほぼ水平であるか、場合によっては、ほぼ垂直である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    攪拌製粉機。
  7. 【請求項7】 ロータ(3)や粉砕容器(1)には、リ
    ング状粉砕室(7)に隣接する領域の少なくとも一部に
    冷却または加熱媒体用の流路系(38,37) が設けて
    あり、これ等の領域をそれぞれ二重壁に形成され、好ま
    しくはせん状の流路(37,38)が回転軸(2)の周
    りにらせん状に配設された機密部材(36)に当たり、
    この機密部材が円錐状二重壁(30,32,33,3
    5)の間で二重壁を回転軸(2)に沿って互いに押し付
    けて挟持されていることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか1項に記載の攪拌製粉機。
  8. 【請求項8】 粉砕室(1)の最大内径の底部の側に粉
    砕原料収容装置(8)を設け、この装置が調節可能な体
    積の粉砕原料収容室(18)と体積調節装置、好ましく
    は主に機械的、場合によっては、油圧または空圧の駆動
    装置(54,20)を有する、粉砕原料収容室で案内部
    に沿って調節可能なピストンを具備していることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の攪拌製粉
    機。
  9. 【請求項9】a) 粉砕原料収容装置(8)用に攪拌製粉
    機に連結する一個の案内装置(61)を設け、該案内装
    置(61)は少なくとも一つの案内部、場合によって
    は、 直線案内部、好ましくは少なくとも三つの回転案内部
    (62,63,65)または、場合によっては、一つの
    直線案内部と一つの旋回案内部から成る複合案内部を有
    し、粉砕原料収容装置(8)を離れるとロータ(3)に
    自由に接近でき、場合によっては、 b) 大きい粉砕室リング(46)と前記案内装置(4
    1)の間に急速閉鎖機構(68)を設けていることを特
    徴とする請求項8に記載の攪拌製粉機。
  10. 【請求項10】 粉砕原料収容装置(8)は目盛(5
    8)と直線案内部(59)に沿って調節可能な指針(6
    0)を備えた充填量表示装置(57)を有し、目盛(5
    8)と指針案内部(59)は制御可能なピストン(1
    9)と粉砕原料収容室(8)の相互移動可能の部品にそ
    れぞれ固定してあり、どのピストン位置にも対応する目
    盛表示部が割り当ててあることを特徴とする請求項8に
    記載の攪拌製粉機。
  11. 【請求項11】 テーパ比は冪函数で変化し、パラメー
    タ bは 1より小さく0 より大きく、場合によっては 0.2
    5 〜 0.4の範囲にあり、好ましくはほぼ 1/3であり、ま
    たパラメータ aと cは以下の運転パラメータ、 s 間隙の幅 ρk 粉砕原料の密度 dk 粉砕原料の直径 ρ 有効密度(実質的に粉砕原料の密度、場合によっ
    ては製粉品の密度で補正) ρg 製粉品の密度 η 製粉品の動的な粘度 ω 粉砕原料の平均角速度(ロータ角速度のほぼ 1/
    2) 【外1】 ε 充填粒の多孔度(空体積/全体積) に依存し、この依存性は好ましくは次のように、 a = (3・G1/G2)1/3 および c = r0 3/a ここで、 【外2】 であり、 r0 3 は一つの構造的境界条件を介して、製粉
    品排出口の粉砕室端部での粉砕室半径として粉砕室の輪
    郭に影響する、に選定することを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の攪拌製粉機。
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