JPH06197803A - はきもの用品の中底 - Google Patents

はきもの用品の中底

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JPH06197803A
JPH06197803A JP5014434A JP1443493A JPH06197803A JP H06197803 A JPH06197803 A JP H06197803A JP 5014434 A JP5014434 A JP 5014434A JP 1443493 A JP1443493 A JP 1443493A JP H06197803 A JPH06197803 A JP H06197803A
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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    • A43B13/38Built-in insoles joined to uppers during the manufacturing process, e.g. structural insoles; Insoles glued to shoes during the manufacturing process
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B17/00Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined
    • A43B17/10Insoles for insertion, e.g. footbeds or inlays, for attachment to the shoe after the upper has been joined specially adapted for sweaty feet; waterproof
    • A43B17/102Moisture absorbing socks; Moisture dissipating socks

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴などのはきもの用品の内部における着用者
の足とソックスとの間の動きを抑制し、特に、せん断力
が付加された際の摩耗に耐え得る、足とはきものの底と
の間に熱的障壁を備えた活動用はきものの中底を提供す
ること。 【構成】 壁部分(30)、(32)を形成する複数の
開口(24)を有し、非吸収性にして熱的に非伝導性の
熱可塑性材料から成る開口付き上層(20)と、上層に
ちょう付された、不織材料から成る、壁部分の相対的な
動きの抑制に有効な安定化層(22)と、はきものの底
(12)へ載るようにされた緩衝層(36)と、緩衝層
の漏出防止に有効な、不浸透性材料から成る障壁層(4
0)とを主要構成要素とし、各々が適切に結合して中底
(34)を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連特許】本発明は、本発明の譲受人がその双方を所
有し且つそれらの開示がここに参考までに全て編入され
ている、ここに同時に提出された「耐スリップ性のシー
ト材料」と称する米国特許第4,893,418号およ
び米国特許第号に開示された主題に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、一般にはきもの用品の
中底に関し、特に、開口を形成された非吸収性にして熱
的に非伝導性の上層と、障壁層および/または緩衝層の
如き他の層の少なくとも一方にちょう付され得る安定化
層との積層品を含む中底に関する。
【0003】
【従来の技術】はきもの、特にスポーツまたはその他の
活動的着用を意図されたはきものの新しい設計は、足、
くるぶしおよびひざに対する受傷を低減すべく、支持
体、緩衝および安定性に改善をもたらした。但し、看過
された活動用はきもの設計の一態様は、はきもの用品の
中底または中敷の形態および表面特性であるが、これ
は、それらが、はきものの底から足とソックスとを分離
させたままに保つ中底の能力と、はきもの用品内で足と
ソックスとが動くことを許容される範囲とに関連するか
らである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】活動用はきものの数多
くの中底に関する一つの問題点に、中底と相対的な着用
者のソックスの動きおよび/またはソックスに対する着
用者の足の動きの抑制の仕損じが包含されている。靴の
快適性および性能の双方がこれに影響を及ぼされる。例
えばクレーコートでのテニスの競技や草地でのサッカー
のような、ある種の活動により、競技面に対する靴の可
成りの動きがもたらされる。これらの種類の活動に際し
ては、付加される快適さのためはきもの用品の中底に対
する足およびソックスの動きを限定し、はきもの性能を
最適化することが望ましい。他方、はきもの用品の快適
性と性能は、競技面と相対的なはきもの用品の限定され
た動きが許容され従ってはきものから足へ比較的に高い
せん断力が伝達される、ラッカーを塗布した堅木の床上
で一般にプレーされるバスケットボール、ラケットボー
ルおよびエアロビックスのような活動用に意図されたは
きもの内で足およびソックスがより一層の動きを許容さ
れることを求めている。
【0005】従来技術の中底は概ね2種類に分類できる
が、その何れもが、はきもの用品内での足および/また
はソックスの動きと、はきものが使用される面の種類と
に対する配慮に欠けている。若干の設計にあっては、中
底の上面が、粘着性もしくは固着性の材料または足から
の水分にさらされると比較的粘着性になる材料で形成さ
れている。この中底は、足の皮膚の摩擦係数よりも高い
摩擦係数を示す。その結果、ソックスと中底との間の摩
擦係合の大きさは、足とソックスとの間の摩擦係合より
も大となる。この種の中底を備えたはきもの用品は、せ
ん断力の付加、即ち前後および/または左右への足の動
きに応じ、ソックス内で足が動くことを許容される一
方、中底上の本質的に固定された位置にソックスが保持
されるので、使用中、足に水ほうを生じさせることが見
いだされている。ソックス内での足の摩擦運動は、特
に、堅木の床上でプレーされる、それに沿った限定され
た靴の動きを許容するバスケットボールなどのような活
動に際し、著しい水ほう発生や不快感を生起する可能性
がある。
【0006】別の一般的な中底設計の種類には、皮膚の
それに比しはるかに低い摩擦係数を備える比較的に滑り
易い、または滑らかな面を有する布または革で覆われた
ゴムまたは発泡体底層が含まれている。この種の中底
は、足がソックス内で動かずに、中底の滑り易い上層と
相対的に足とソックスとがユニットとして動き得るの
で、水ほう発生問題を回避するのに役立つ。しかし、こ
れらの中底についての問題点は、着用者の足とソックス
との動きがしばしば完全に無拘束となり、はきもの用品
の足指部分へ足指が激しく滑り込まされ、打撲や骨折さ
えも生ずることである。更に、足とソックスとの不適当
な動きは、特に着用者が競技面に沿って容易に滑る活動
の場合、はきものの制御の欠如という感じを着用者に与
える。
【0007】これらの問題は、本発明の譲受人が所有す
る米国特許第4,893,418号で扱われている。上
記の特許に開示された中底には、上面を有するゴムまた
は海綿状プラスチックのような緩衝材料で形成された底
層と、靴の如きはきもの用品の底へ載るようにされた下
面とが含まれている。中底には、熱可塑性のストランド
もしくは壁部分の交差する列および行を画定する複数の
開口を有する非吸収性にして熱的に非伝導性の熱可塑性
材料で形成された上層も包含されている。上層は、上層
の一部分が底層の上面の下方へ延び、底層を形成する緩
衝材料が上層内の開口へ少なくとも部分的に入り込むよ
うに、底部の緩衝層内へ少なくとも部分的に埋め込まれ
る。
【0008】特許第4,893,418号の中底の一つ
の利点は、そのために特定のはきもの用品が設計されて
いる活動と競技面との種類に応じて中底と相対的な足と
ソックスとの動きを制御すべく、上層の上面の摩擦特性
が変動自在となっていることである。例えば足の水ほう
発生を低減または防止するため、開口を有する上層の摩
擦係数は、所与の活動中の足とソックスとの間の摩擦係
合の大きさよりもソックスと上記上層との間の摩擦係数
の大きさが大となるように選択される。その結果とし
て、足とソックスとは、足がソックス内で滑る代りに、
足へのせん断力の付加に応じ中底の上層と相対的にユニ
ットとして一緒に動く。足がソックスに対して移動しな
いので、水ほうの発生や、はきもの内での滑り運動によ
り生成されるその他の諸問題から、足は可成り防護され
る。
【0009】特許第4,893,418号に開示された
中敷または中底によれば、他の中底に勝る数多くの利点
が得られるが、特にバスケットボール、ラケットボール
等のようなある形式の活発な活動について意図されたは
きもの用品の中底の使用に伴い、若干の潜在的な問題が
生起し得ることが見いだされている。上述の如く、中底
の上層内の開口は、正方形、三角形などのような、交差
する壁部分のマトリックスを形成する。これらの壁部分
はおおよそ、厚さが約0.6mm、幅が約0.5mmであ
る。この比較的に薄い開口付き上層を形成すべく使用さ
れる熱可塑性材料は、圧縮の際には可成りの強さを示す
が、せん断については比較的に弱い。その結果、開口付
き上層に沿ったソックスの前後および/または左右への
動きには、上層の壁部分を互いに相対的に張り、引き、
またはその他の方法で動く傾向がある。中に開口付き上
層が埋め込まれた弾力性の緩衝材料は上記せん断力の付
加に対する抵抗をほとんど全く示さず、従って上記の壁
部分の相対運動が容易に許容される。従って開口付き上
層はその壁部分の引裂きや切裂きをこうむり易く、真下
の緩衝材料は、開口付き上層がそれに沿って動くに従
い、摩耗し破損するに至る可能性がある。
【0010】ある種の用途における、特許第4,89
3,418号に開示された中底の使用に際しての別の潜
在的な問題点は、開口付き上層が緩衝層から離層される
に至る可能性がある、ということである。上記特許に開
示の如く、緩衝層が「海綿状の」、即ちそれが固形シー
トに硬化される前のホイップクリームなどのコンシステ
ンシーを材料が備えている、状態にある際、その上に開
口付き上層を導入することにより上層と緩衝層とが相互
連結される。あるいはまた、当初上層と結合された際に
液状であり、その後硬化して固形層を形成するポリウレ
タンのような緩衝材料に開口付き上層を成形することも
できる。何れの場合においても、開口付き上層と緩衝層
との間の唯一の連結部は、緩衝材料と開口付き上層の壁
部分の底部および側部との間の面接触の範囲である。こ
れは比較的に小さい表面積である。加えて、着用者の足
やソックスに接触される際に快適さをもたらすべく、壁
部分が比較的滑らかに作られており、それが、上層と緩
衝層との間の離層を回避するに足りる確実な接合を得る
ことの困難さを更に増している。
【0011】
【課題を解決するための手段】従って、はきもの用品の
内部での足とソックスとの動きを制御し且つ特にせん断
力の付加の下で摩耗に耐える、足とはきものの底との間
の熱的障壁を付与する活動用はきものの中底を提供する
ことは、本発明の諸目的に属する。
【0012】これらの目的は、不織材料で形成された安
定化層にちょう付された、非吸収性にして熱的に非伝導
性の熱可塑性材料により形成された開口付き上層を含む
中底で達成される。別の代替実施例においては、順繰り
に、種々の活動用に意図された種々の形式のはきもの用
品の中底を形成すべく、障壁および/または緩衝層に安
定化層がちょう付されている。
【0013】はきもの用品の内部での足とソックスとの
動きを、摩耗と離層とに対し極めて耐性を有する中底に
よって抑制するという概念に関し、本発明の一態様が叙
述されている。中底の上層を形成する非吸収性にして熱
的に非伝導性の熱可塑性材料は、上層のストランドまた
は壁部分を開口間に画定する、隔置された複数の開口を
ここに包含している。望ましくは相互連結された正方
形、三角形などの形状のこれらの壁部分は比較的に小さ
く、換言すれば高さが約0.6mm、幅が約0.5mmであ
る。上記壁部分は圧縮には強いが、上層へのせん断力の
付加により壁部分が伸張して互いに相対的に動き、それ
が制限のない引裂きを生ずる可能性がある。開口付き上
層にちょう付される不織材料は、それが、せん断力の付
加の下での動きに抵抗すべき開口付き上層の寸法的安定
性の備えとなるので、「安定化層」と特性表示されてい
る。開口付き上層は、せん断力の付加の下での互いに相
対的な動きに開口付き上層の壁部分が充分拘束されるよ
う、望ましくは安定化不織層に接着され、もしくは他の
方法で恒久的にちょう付される。これは、特に、足の前
後および左右の動きが激化し得る活動的なスポーツ用に
意図されたはきもの用品内に中底が組み入れられた場
合、開口付き上層の寸法的な保全性および耐久性を大い
に高めるものである。
【0014】開口付き上層へ不織布の安定化層をちょう
付することによって得られる寸法的な安全性および耐久
性に加え、安定化層はまた、本発明の教示に従って作ら
れた多層中底の構造的保全性にも寄与する。ここでの代
替実施例においては、開口付き上層に対向する安定化層
の表面が、架橋ポリエチレン、フォームラバー、ポリウ
レタンフォームまたはその他の緩衝材料などの緩衝層へ
ちょう付される。ここに示す実施例の場合、安定化層を
形成する不織布は、ポリエステル100%の圧搾繊維、
レーヨンとポリエステルとの配合物、または木材パルプ
などのセルロース系材料とポリエステルとの配合物から
成っている。不織材料の不織繊維状成分により、上述の
種類の緩衝材料との極めて効果的な結合が生成されるこ
とが見いだされている。不織材料の繊維が緩衝材料と少
なくとも部分的にもつれまたはからみ合い、かくしてそ
れらの間に比較的大きな接触表面積が得られ、従って不
織布材料と緩衝層との間に極めて確実な結合が形成され
るものと考えられている。その結果、開口付き上層の積
層品と不織布の安定化層と緩衝層とにより形成される中
底は一緒に確実に保持され、3層の何れか一つの他から
の離層の機会はほとんどない。
【0015】本発明の別の態様においては、はきもの用
品が意図されている活動の特定の種類や着用者の好みに
応じてここに中底の緩衝層を形成する際、異なる種類の
材料が他よりも望ましいことが認識されている。中底の
形成の際、一般に使用されている材料の一つの種類は、
ポリウレタンである。輪郭を付した運動靴用中底の形成
に際しては、例えば、ワッフル焼き型に類似の「開放」
型、または射出成形型に類似の密閉型の何れかに液状の
ポリウレタンが導入される。開口付き上層の積層品と不
織布の安定化層とをポリウレタンにちょう付するために
は、上記積層品を液状ポリウレタンと共に型へ導入しな
ければならない。開放型の型の両半分を閉じる際、また
は液状ポリウレタンを密閉型へ導入する際には、不織布
の層を通し且つ開口付き上層の開口を通して液状ポリウ
レタンを押しやるに充分な圧力が発生することが見いだ
されている。これにより、ポリウレタンが硬化した後、
ポリウレタンの少なくとも一部分がビードの形で開口付
き上層の頂部に位置する「漏出」問題が生起される。
【0016】この漏出問題を回避するため、本発明の更
にほかの実施例が用意されている。この実施例において
は、開口付き上層に対向する不織布層の表面に「障壁
層」がちょう付される。これらの障壁層は、望ましく
は、充分に液体不浸透性のアクリル・ラテックス、ポリ
エチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ビニルまたは
類似の諸材料から成る薄層である。この障壁層は、上述
の何れかの形式の成形装置を用いる成形作業中、液状ポ
リウレタンの流れをふさぐのに効果的であり、従って仕
上がった中底において、不織布層内または開口付き上層
内へのポリウレタンの漏出は全くない。ラテックスフォ
ームや架橋ポリエチレンフォームは、開口付き上層や安
定化層と結合される際に、例えばホイップクリームの如
く、より固いコンシステンシーを有し、硬化に先立って
上記の諸層を漏出する傾向がないので、目下の処、これ
らの材料が不織層に付加される本発明に従った中底の形
成に上記障壁層は必要がないと予想される。
【0017】ここで上記に述べた中底の実施例の何れに
おいても、中底の開口付き上層の摩擦特性につき、本発
明の重要な態様が叙述されている。ここに示す実施例に
おいては、開口付き上層が、材料の摩擦係数を変動すべ
く、その酢酸ビニル含量を変化させ得るエチレン酢酸ビ
ニル共重合体で形成されている。酢酸ビニル含量や結果
的な摩擦係数にかかわらず、本発明の開口付き上層は同
じ湿潤または乾燥摩擦係数を呈示することが諸試験によ
り示されている。ここでの中底の開口付き上層のこの特
徴によれば、従来技術の中底により達成し得なかった官
能性の可成りの利益が得られる。
【0018】この開口付き上層の構成の一つの利点に、
ソックスに対する足の動きによって生ずる水ほう発生お
よびその他の不快感からの足の防護が包含される。ここ
での開口付き上層の摩擦係数は、開口付き上層とソック
スとの間の摩擦係合の量がソックスと足との間の摩擦係
合の量よりも少量であるように維持される。これは、開
口付き上層が湿潤または乾燥の何れの状態であろうと当
てはまることである。目的は、足が汗ばんでソックスを
湿らせる際のソックスに対する足の動きを防止すること
である。開口付き上層とソックスとの間の摩擦係合の量
をソックスと足との間のそれよりも少ないことを保証す
ることにより、ソックスと足とは中底に沿いユニットと
して動くようにされ、足はソックスに対しほぼ固定され
たままに保持される。かくして足がソックス内での滑動
をしないようにされるので、水ほうを生ずる恐れのある
摩擦運動は排除される。
【0019】
【実施例】本発明のここに示す実施例の構造、作動およ
び諸利点は、添付図面に関連してなされる次の説明を考
察すれば更に明白となる。
【0020】ここで図1および図2について説明する
と、靴10のようなはきもの用品の略図が示されてお
り、底12と、底12の頂部に位置する、以下に詳細に
説明する中底34とを備えている。中底34は、着用者
のソックス14と足16とを支えている。本発明は、靴
10のようなはきもの用品用の中底にして、靴10の快
適さと制御手段とをもたらし且つ、水ほう発生から、ま
た足の足指やその他の部分を損傷させ得る足指部分や甲
革(図示せず)との激しい衝突から足16を防護する中
底の各種の構成に指向されている。
【0021】図4について説明すると、同図は中底18
の一実施例を示し、それには安定化層22にちょう付さ
れた開口付き上層20が含まれている。ここに示す実施
例の場合、開口付き上層20は、登録商標名「アルトラ
シーン(ULTRATHENE)」の下にイリノイ州
(Illinois)州、タスコウラ(Tuscol
a)のユー・エス・インダストリアル・ケミカルズ・カ
ンパニー(U.S.Industrial Chemi
cals company)から商業的に入手可能なエ
チレン酢酸ビニル共重合体のような、非吸収性にして熱
的に非伝導性の熱可塑性材料で構成される。後段で更に
詳細に論議するが、アルトラシーン(ULTRATHE
NE)の酢酸ビニル含量は、開口付き上層(20)の摩
擦係数を望むままに変更すべく変動自在である。
【0022】このエチレン酢酸ビニル共重合体は、後段
で説明する形状のシートの形態で押出し成形され、次い
でそれが中底18の上層20を形成すべく切断される。
ここに示す実施例においては、シート材料が押出し成形
された後にそのしわ寄りを防止するのに有効な量だけ、
ある量の熱可塑性エラストマーがエチレン酢酸ビニル共
重合体に付加される。上層20の熱可塑性エラストマー
含量は、望ましくは重量で約20%から40%の範囲で
あり、更に望ましくは重量で約25%である。イリノイ
(Illinois)州、オーク・ブルック(Oak
Brook)のシェル・オイル・カンパニー(Shel
l Oil Company)から、商標名クレイトン
(KRATON)D3226の下に、一つの適当な種類
の熱可塑性エラストマーが商業的に入手可能である。
【0023】図1および図3に詳細に示す如く、開口付
き上層20は、互いに規則的な間隔で隔置された複数の
開口24を以て形成されている。並んで列26に配置さ
れた熱可塑性材料から成る隔置されたストランドまたは
壁部分30と、並んで行28に配置された熱可塑性材料
から成る隔置されたストランドまたは壁部分32とが、
これらの開口24により画定されている。
【0024】ここに示す一実施例においては、上層20
内の開口24が断面でほぼ正方形をなし、換言すれば、
そこではそれぞれ、壁部分30、32の列26および行
28が互いに直角に交差している。但し、開口24は、
三角形、八角形、六角形などのような別の形状に形成さ
れ得ることも予測される。開口付き上層20の表面積、
1cm2 につき約7から107個所の範囲の開口24が存
在することが望ましいが、開口24の寸法は決定的なも
のではない。正方形の開口24の場合、これにより、両
方向で直線cm当たり約1から14ストランドの範囲の
「ストランド数」が得られる。この範囲内においては、
cm当たり約8から9ストランドのストランド数が多くの
中底に受容可能であり、換言すれば、開口付き上層20
が、図3で視て右から左への方向に沿い1cm内に8から
9列26の壁部分30を、また図3で視て上から下への
方向の1cmに沿い8から9行28の壁部分32を有する
ことが見いだされている。このストランド数の範囲は上
層20の形状に対し限定であるべく意図されるものでは
ないが、上記形状により、良好な性能特性を示す上層2
0が生成されることが見いだされている。
【0025】開口付き層20を形成する壁部分30、3
2の厚さまたは高さ、即ち図4から図9で視て垂直面内
で測られたそれらの最大横断寸法は、望ましくは約0.
38から3.8mmの範囲である。更に望ましくは、上記
壁部分30、32の厚さは約0.6mmである。図3で視
て水平面内で測られた壁部分30、32の幅は、約0.
38から3.8mmの範囲、望ましくは約0.5mmであ
る。壁部分30、32の高さもしくは厚さ寸法、および
幅寸法を、特定の用途に対し望むままに増大させ得るこ
とは予想される。従って壁部分30、32の上記範囲
は、限定的であるべく意図されてはいない。更に、図4
に示す中底18の実施例と、後段で論議されるその他の
諸実施例とにおいては、開口付き上層20を形成する壁
部分30、32が概ね円形または少なくともアーチ形の
横断面を備えている。但し、壁部分30、32の横断面
は、開口付き上面20を形成するために使用される押出
し成形装置の形状に応じ、形状が正方形や長方形であっ
ても良いことが予想される。
【0026】図4に示す中底18の実施例、および後段
で論議される本発明のその他の諸実施例においては、安
定化層22が、テネシー(Tennessee)州、ヒ
ッコリー(Hickory)のデュポン・サンタラ(D
uPont Sontara)から商標「サンタラ(S
ONTARA)」の下に商業的に入手可能なそれのよう
な不織材料で形成される。不織シート材料は一般に、石
油化学繊維、セルロース系繊維および/または上記諸繊
維の配合物で形成される。例えば、サンタラ(SONT
ARA)不織材料は、100%のポリエステル、70%
のレーヨンと30%のポリエステルとの配合物、および
木材パルプの如き55%のセルロース系繊維と45%の
ポリエステルとの配合物のシートとして入手可能であ
る。ここに示す一実施例の場合、安定化層22は、m2
当たり68gの単位重量と0.65mmの厚さとを有す
る、100%ポリエステルの不織材料であるサンタラ・
スタイル(SONTARA Style)8005とい
う不織シートから製作される。更にサンタラ・スタイル
(SONTARA Style)8801号が使用され
ているが、それは、m2 当たり68gの単位重量と0.
41mmの厚さとを有する、55%の木材パルプと45%
のポリエステルとの配合物である。
【0027】上記に述べた諸材料から成る開口付き上層
20と安定化層22とを以て製作された中底18は、図
1に描かれた如き足跡の概形に切断され、安定化層22
が底12と接触するよう、靴10の底12の上へ載るよ
うにされる。不織材料の安定化層22の目的は、開口付
き上層20へ寸法的な安定性を付与することであ。エチ
レン酢酸ビニル共重合体で形成された開口付き上層20
は圧縮の際に充分な強さを示すが、その壁部分30、3
2は、開口付き上層20へのせん断力、即ち、靴10内
の中底18上のソックス14と足16との前後、左右お
よび/またはねじり運動により課せられるそれらのよう
な水平面内に向けられる力、の付加の下に変形し、伸張
し、また、さもなければ互いに相対的に動く傾向を有す
る。安定化層22は加熱され、積層され、接合され、ま
た、さもなければ開口付き上層20へ恒久的にちょう付
される。安定化層22を形成する不織材料はせん断に比
較的強く、それは、開口付き上層20に対するせん断力
の付加に応答して上層20の壁部分30、32の互いに
相対的な動きを充分に抑制することによってそれらを安
定化させるのに効果的である。これにより、壁部分3
0、32に対する引裂きまたはその他の損傷が可成り低
減され、従って開口付き上層20の摩耗寿命が増大され
る。
【0028】中底34の代替実施例が図6に示されてい
るが、それには中底18の開口付き上層20と安定化層
22とが組み込まれており、更に緩衝層36が包含され
ている。図6に描かれている如く、安定化層22の底部
に緩衝層36がちょう付され、かくして、開口付き上層
20と緩衝層36との間に安定化層22がはさまれた三
層積層品を形成している。この緩衝層36は、望ましく
はラテックスフォームまたはその他の連続気泡フォーム
のような弾力性の緩衝材料で形成されるが、ポリ塩化ビ
ニルフォーム、ウレタンフォーム、ゴム、ポリエチレ
ン、架橋ポリエチレン等も使用することができる。上記
に論議された上層20と安定化層22との積層品によっ
て示される諸性質に加えて中底34は、緩衝層36によ
り、足16が接触した際に弾力的な緩衝感覚をもたらさ
れる。緩衝層36は靴10の底12の頂部に付着させま
たは載せ得る平たんなシートの形態であっても良く、ま
た、運動靴の場合には、靴10の底12やかかと部分に
合致する如く、輪郭を付した形状に緩衝層36を成形す
ることができる。図2を参照されたい。緩衝層36の厚
さは、個々のはきもの用品のデザイン、所望の緩衝感覚
の程度およびその他の諸因子に応じて変動自在である。
【0029】図5について説明すると、同図には、本発
明による中底38の更にそのほかの実施例が示されてい
る。中底38には、同じ中底18の開口付き上層20と
安定化層22とが含まれると同時に、約3mm程の厚さを
有する障壁層40が付加されている。この障壁層40
は、接着剤またはその他何れか適宜の装置により、開口
付き上層20と障壁層40との間に安定化層22がはさ
まれるよう、安定化層22の底部にちょう付される。こ
こに示す実施例においては、障壁層40を、アクリル・
ラテックス、ポリエチレン、ビニル、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体などのような、充分に水分不浸透性の様々な
材料で形成することができる。更に障壁層40は、なる
べくなら、静菌および静真菌特性を有する抗菌材料を包
含することが望ましい。カナダ(Canada)、トロ
ント(Toronto)のトムソン・リサーチ・アソシ
エーツ(Thomson Research Asso
ciates)により配給される商標アルトラフレッシ
ュ(ULTARAFRESH)DM50の下に、適当な
一つの抗菌材料が商業的に入手可能である。
【0030】緩衝がほとんどないし全く不要でありなが
ら、靴の内部での足の動きの制御が望ましい婦人用ハイ
ヒールのようなはきもの用品に、図5の中底38を効果
的に使用できることが予想される。上記の足の動きの制
御が達成される様態を後段に更に詳細に説明する。中底
38は、望ましくは、図1に概略的に描かれた如く足跡
の形状に切断され、障壁層40が底に接触するよう、接
着などによるなどしてハイヒールまたはその他の靴の底
にちょう付される。
【0031】図8について説明すると、同図には、中底
42のそのほかの実施例が示されており、それには中底
38の開口付き上層20、安定化層22および障壁層4
0が組み込まれると同時に、望ましくはポリウレタンで
形成された緩衝層44が付加されている。この緩衝層4
4は、図示の如く、障壁層40の底部にちょう付されて
いる。中底42は中底36と同じ形をとることができ、
換言すればそれを平たんなシートに切断して靴10の底
12の頂部に置き、または所望の輪郭を示された形状に
成形することができる。
【0032】緩衝層44を形成するポリウレタンは、開
放型または密閉型(図示せず)の中に液体の形態で導入
され、ここでそれが中底42の残部の諸層と結合され
る。この中底成形作業は商業的に実施されており、本発
明の何れの部分も形成していない。安定化層22を形成
する不織材料は多孔性であり、上層20には開口24が
形成されているので、成形作業中、緩衝層44を形成す
る液状ポリウレタンの安定化層22および/または開口
付き上層20内への漏出または通過を防止するために
は、水分不透過性障壁層40の存在が必要である。ポリ
ウレタンが開口付き上層20を通過することを許容さ
れ、その後硬化したとすると、仕上げられた中底42の
頂部にポリウレタンのビードや点が生ずる。従って障壁
層40の主要な目的は、上記の漏出を防止し、許容し得
る程に滑らかな開口付き上層20を備えた中底42の形
成を可能にさせることである。
【0033】中底成形作業中のポリウレタンの如き材料
の漏出の問題はまた、図7に示す形式の中底46によっ
ても解決することができる。中底46の場合には、開口
付き上層20と、ポリウレタンで形成された緩衝層50
との間に比較的厚い安定化層48が挿入される。なるべ
くなら安定化層48は、上述の中底形成作業中、ポリウ
レタンまたは類似の材料がそれを通過することを充分防
止するに足りる程に厚い不織材料で形成されることが望
ましい。
【0034】架橋ポリエチレンやラテックスフォームの
ような材料で緩衝層44が形成されるならば、障壁層4
0を省略し得ることが予想される。図6を参照された
い。これらの材料は、それらが開口付き上層20の積層
品および安定化層22と結合された場合、ホイップクリ
ームのそれと類似のコンシステンシーを有し、従って不
織層22および/または開口付き上層20を漏出すると
いう問題をほとんどないし全く生じない。
【0035】中底52の更にほかの実施例が図9に示さ
れているが、これには本質的に、図6に描かれた中底3
4に包含されたと同じ諸層が含まれると同時に、障壁層
40および第二緩衝層54が付加されている。この中底
52は、望ましくは図1および図3に描かれた中底34
と同じ概略形状に形成される。ここに示す実施例の場
合、中底52には、前の実施例の開口付き上層20と安
定化層22、望ましくは架橋ポリエチレンやラテックス
フォームのような材料で形成される第一緩衝層36、障
壁層40、およびポリエチレンで形成される第二緩衝層
54が包含されている。中底52は、良好な構造的完全
性を維持しながら、無類の弾力性と快適性とを示す。
【0036】図4から図9に描かれた中底の実施例の各
々にあって、それらの構成の重要な態様は、開口付き上
層20によって示される摩擦特性である。上述の如く、
開口付き上層20は、望ましくは、形成材料の摩擦係数
を変更すべくその酢酸ビニル含量を変動させ得るエチレ
ン酢酸ビニル共重合体のような、非吸収性にして熱的に
非伝導性の熱可塑性材料で形成される。ここに示す実施
例の場合、開口付き上層20の酢酸ビニル含量は、重量
で約3%から40%の範囲に維持され、開口付き上層2
0とソックスとの間の摩擦係合の大きさがソックス14
と足16との間の摩擦係合の大きさよりも小さく保たれ
るように摩擦係数を付与すべく選定される。本発明の主
要な目的は、足16がソックス14と相対的に動き得る
ように開口付き上層20へソックス14を粘着させるこ
となく、足16へのせん断力の付加に応じ、靴10の内
部で開口付き上層20に沿い足16とソックス14との
動きをユニットとして一緒に導くことである。ソックス
14内での足16の動きは、それにより足16に対する
水ほうの形成およびその他の損傷が誘発されるので、回
避されるべきである。開口付き上層20の摩擦特性を制
御することにより、足16とソックス14とが開口付き
上層20と相対的に一緒に動き、従ってソックス14に
より足16が防護される。
【0037】重要なことに、本発明の開口付き上層20
が湿潤または乾燥状態の何れであろうと、開口付き上層
20の摩擦係数はほぼ一定であることを諸試験が示して
いる。これは、エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニ
ル含量が変動されるので、開口付き上層20により付与
され得る種々の摩擦係数の全範囲にわたり真実である。
その結果、着用者が活動を始めた後に足が汗ばみ且つソ
ックス14が湿って来たとしても、開口付き上層20と
ソックス14との間の摩擦係合の大きさは依然ほとんど
同じであり、ソックス14と足16との間の摩擦係合の
大きさは、ソックス14が湿って来るにつれて増大す
る。上層20とソックス14との間の摩擦係合が依然ほ
ぼ一定であるため、それは常に、ソックス14と足16
との間の摩擦係合よりも少なく保たれる。従って足16
はソックス14に沿った滑り運動から防護され、ソック
ス14に沿った足16の摩擦によって生ずる水ほうの発
生およびその他の問題はほぼ除去される。
【0038】本発明の実施例の各々の中底の総合的な目
的はソックス14と相対的な足16の動きを充分に防止
することであるが、それにしても、中底18、34、3
8、42、46、52の開口付き上層20の摩擦係数を
変動させ、従って開口付き上層20とソックス14との
間の摩擦係合の強さを変動させることが望ましい。例え
ば、バスケットボール、ラケットボール、スカッシュテ
ニス、エアロビック体操などのような活動は一般に、ラ
ッカーを塗布した硬木の床にて、上記床と相対的なはき
もの用品の表底の動きをほとんどないし全く許容しない
床のような面上でプレーされる。「アストロターフ」も
しくはその他の形式の人工競技面についても同じことが
当てはまる。この種の面の比較的に高い摩擦係数、およ
び上記面上での使用を意図されたはきもの用品の表底の
デザインの故に、これらの面上での諸活動のプレー中、
比較的に高いせん断力がはきもの用品を介して足とソッ
クスとに加えられる。足への不当なせん断力の付加を回
避するためには、上述の中底の各々の開口付き上層20
と相対的な、足とソックスとのユニットとしての少なく
とも若干の滑り運動を許容することが望ましい。これ
は、例えば、開口付き上層20の摩擦係数が約0.4程
のレベルに低減されるよう、開口付き上層20の酢酸ビ
ニル含量を、例えば重量で約3から6%程低下させるこ
とにより達成される。これにより、そのせん断力の付加
に応じ、開口付き上層に沿った足とソックスとの若干の
滑り運動が許容される。しかし、上記摩擦係数はまた、
はきもの用品内での足とソックスとの無制限な動きを回
避し、従って「ターフ・トウ」ならびにその他の足の諸
問題を生じ得る靴のつま先またはその他の部分との足の
激しい接触を防止するため、開口付き上層とソックスと
の間のある程度の滑り止めの備えともなるものである。
【0039】その他の数多くの種類の活動は足への高い
せん断力の付加をもたらさず、靴の快適さ、「感触」お
よび制御などの諸配慮は最高である。例えば、クレーコ
ート上でのテニスのプレーや草地上でのサッカーのよう
な活動からは、競技面に対して容易に滑る靴がもたらさ
れる。ランニング、ウォーキング、ハイキングおよび類
似の諸活動も、比較的に高いせん断力の足への付加をも
たらさない。これらの種類の諸活動に適応するため、開
口付き上層20の酢酸ビニル含量を約12%以上程度の
レベルまで増大させることにより、ここでの中底の何れ
もの開口付き上層20の摩擦係数が約0.45から0.
50程度のレベルまで増大される。これが、順に続いて
中底とソックスとの間の摩擦係合の大きさを増大させ
る。より高い摩擦係数を有する上述の本発明の中底の何
れもが、それに沿ったソックスの比較的に少ない滑り運
動がはきもの用品の制御の高められた感覚を付与するこ
とを可能にさせているが、それにも拘らず、ソックスと
中底との間の摩擦係合の強さは、ソックスと足との間の
それよりも少なく保たれている。
【0040】本発明を好適な実施例について説明した
が、本発明の範囲から逸脱することなく、その構成諸要
素につき各種の変更がなし得られ且つ同等物を置換し得
ることは、当業者には理解されるはずである。更に、特
定の状況または材料を本発明の教示に、その本質的な範
囲から逸脱することなく適応させるため、数多くの修正
を行うことができる。従って、本発明は、本発明を実施
すべく予想される最良の形態として開示された特定の実
施例に限定されるものではなく、本発明には、添付クレ
イムの範囲に属する全ての実施例が包含されるものとす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中底の一実施例の平面図。
【図2】本発明の中底の一実施例と一体をなす靴の部分
断面図。
【図3】図1および図2に示す中底の開口付き上層の拡
大平面図。
【図4】ここでの中底の一実施例の一部分の断面図。
【図5】ここでの中底の別の実施例の一部分の断面図。
【図6】緩衝層を付加した、図4の構成と一体をなす、
ここでの中底の断面図。
【図7】本発明の中底の更にほかの実施例の一部分の断
面図。
【図8】緩衝層を付加した、図5の構成と一体をなす、
本発明による中底の断面図。
【図9】本発明の中底の更にほかの実施例の一部分の断
面図。
【符号の説明】 12 底 14 ソックス 16 足 20 第一層 22 安定化層 24 開口 26 列 28 行 30 第一壁部分 32 第二壁部分 34 中底 36 緩衝層 38 中底 40 障壁層 42 中底 44 緩衝層 52 中底 54 第二緩衝層

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はきもの用品の中底にして、 複数の開口を形成された、滑り抵抗性を有し非吸収性に
    して熱的に非伝導性の第一層を含み、前記開口がそれら
    の間で前記第一層に壁部分を形成し、 前記第一層にちょう付された安定化層を含み、前記第一
    層へのせん断力の付加に応じた前記第一層の前記壁部分
    の互いに相対的な動きを可成り減少させるのに前記安定
    化層が効果的であり、はきもの用品の底の上に前記安定
    化層が載るようにされた中底。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中底において、前記第
    一層がエチレン酢酸ビニル共重合体で形成されるように
    した中底。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の中底において、前記エ
    チレン酢酸ビニル共重合体が、重量で約3%から40%
    の範囲の酢酸ビニル含量を有するようにした中底。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の中底において、前記第
    1層が更に、熱可塑性エラストマーを包括するようにし
    た中底。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の中底において、前記第
    1層が、cm2 当たり約7から107個所の範囲の開口を
    備えるようにした中底。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の中底において、前記開
    口が正方形の形状をなし、第一壁部分の隔置された列
    と、前記第一壁部分に交差する第二壁部分の隔置された
    行とを前記開口が形成し、直線cm当り約8から9列の第
    一壁部分と、直線cm当り約8から9行の第二壁部分とを
    前記第一層が備えるようにした中底。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の中底において、各々が
    約0.38から3.8mmの範囲の高さ寸法および幅寸法
    を前記第一層の前記壁部分が備えるようにした中底。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の中底において、前記安
    定化層が不織材料で形成されるようにした中底。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の中底において、ポリエ
    ステル、ポリエステルとレーヨンとの配合物およびセル
    ロース系繊維とポリエステルとの配合物の群から前記不
    織材料が選択されるようにした中底。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の中底において、はき
    ものの着用者のソックスと接触するようにされた前記安
    定化層に対向する面を前記第一層が備え、前記第一層が
    湿っていようと乾いていようと、前記第一層の前記面と
    ソックスとの間の摩擦係合の大きさが着用者のソックス
    と足との間の摩擦係合の大きさよりも小さく保たれるよ
    うな摩擦特性を前記第一層が備え、それにより、足をソ
    ックス内にほぼ固定されたままに保ちながら、前記第一
    層の前記面に対し足とソックスとが一つのユニットとし
    て動き得るようにした中底。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の中底にして、前記安
    定化層にちょう付された障壁層を包含し、はきもの用品
    の底の上に前記障壁層が載るようにされた中底。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の中底において、前
    記障壁層がほぼ液状の不浸透性材料で形成されるように
    した中底。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の中底において、前
    記障壁層を形成する前記のほぼ液状の不浸透性材料が、
    アクリル・ラテックス、ポリエチレン、ビニルおよびエ
    チレン酢酸ビニル共重合体の群から選択されるようにし
    た中底。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の中底において、静
    菌および静真菌特性を有する抗菌材料を前記障壁層が包
    含するようにした中底。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の中底にして、前記安
    定化層にちょう付された緩衝層を包含し、はきもの用品
    の底の上に前記緩衝層が載るようにされた中底。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の中底において、前
    記緩衝層が、フォームラバー、ウレタンフォームおよび
    架橋ポリエチレンの群から選択された材料で形成される
    ようにした中底。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の中底にして、 前記安定化層にちょう付された障壁層と、 前記障壁層にちょう付された緩衝層とを包含し、前記第
    一層内への前記緩衝層の漏出を可成り防止するのに前記
    障壁層が効果的であり、はきもの用品の底の上に前記緩
    衝層が載るようにされた中底。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の中底にして、 前記安定化層にちょう付された第一面と、第二面とを有
    する第一緩衝層と、 前記第一緩衝層の前記第二面にちょう付された第一面
    と、第二面とを有する障壁層と、 前記障壁層の第二面にちょう付された第二緩衝層とを包
    含し、前記第二緩衝層の漏出を可成り防止するのに前記
    障壁層が効果的であり、はきもの用品の底の上に前記第
    二緩衝層が載るようにされた中底。
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