JPH06197131A - 通信回線選択装置 - Google Patents

通信回線選択装置

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JPH06197131A
JPH06197131A JP4346533A JP34653392A JPH06197131A JP H06197131 A JPH06197131 A JP H06197131A JP 4346533 A JP4346533 A JP 4346533A JP 34653392 A JP34653392 A JP 34653392A JP H06197131 A JPH06197131 A JP H06197131A
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JP
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isdn
adapter
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line selection
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JP4346533A
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Inventor
Katsumi Minegishi
克己 峯岸
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LANに接続するISDN回線の増設を容易
にすると共に、通信回線を冗長化して運用上の信頼性を
向上させる。 【構成】 通信を行うLAN上の端末に、LANとIS
DNを接続するアダプタ自身のハードウェアアドレスを
通知するARP(アドレス解決プロトコル)機能を、ル
ータとは別の回線選択装置に搭載し、更に、インタネッ
トアドレスとISDN加入番号の対応リストを一元管理
し、ルーティングを決定する機能を、この回線選択装置
に搭載して、ルーティング情報を選択したアダプタに通
知すると共に、該アダプタのハードウェアアドレスをL
AN上の該端末に通知する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル通信網を構成
するLAN(Local Area Network)やISDN(サービ
ス統合デジタル網)等のWAN(Wide Area Network )
を相互に接続する通信回線選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDN等のWANを介してLA
NとLANを接続する場合、ルータと呼ぶネットワーク
層のインタネットアドレスによりルーティングを行う接
続機能と、ISDNに接続するターミナル・アダプタ機
能とを有する装置により、LANとISDNを接続して
いた。又、インタネットアドレスとISDNの加入番号
との対応を事前に装置に登録していた。
【0003】このため、LANに複数のISDN回線を
接続するには、複数のルータ毎に接続するISDN回線
の全加入番号を登録するか、あるいは、データを送信す
るLAN上の端末が接続するルータを選択する必要があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、インタネットアドレスとISDN加入番号
の対応をルータ毎に有するため、番号の変更が生じた場
合には、個々のルータ毎に登録変更しなければならない
という問題がある。
【0005】又、ISDN回線を増設する場合、既設I
SDN回線とバランスをとる必要から、加入番号の登録
を見直す必要があり、簡単にISDN回線を増設できな
いという問題もあった。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、LANに接続するISDN回線の増
設を容易にし、加入番号の登録を一元管理する手段を提
供することを目的とする。
【0007】又、LANに接続する複数のISDN回線
を一元管理することにより、通信回線を冗長化して運用
上の信頼性を向上させる手段を提供することを他の目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、通信を行うLAN上の端末に、LANと
ISDNを接続するアダプタ自身のハードウェアアドレ
スを通知するARP(アドレス解決プロトコル)機能
を、ルータとは別の回線選択装置に搭載し、更に、イン
タネットアドレスとISDN加入番号の対応リストを一
元管理し、ルーティングを決定する機能を、この回線選
択装置に搭載して、ルーティング情報を選択したアダプ
タに通知すると共に、該アダプタのハードウェアアドレ
スをLAN上の該端末に通知する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、インタネットアドレスとI
SDN加入番号の対応リストを一元管理し、LANとI
SDNを接続するアダプタを決定して、該アダプタに該
ルーティング情報を通知すると共に、通信を行うLAN
上の端末に該アダプタのハードウェアアドレスを通知す
るようにしたので、LAN上の端末とアダプタを、任意
に且つダイナミックに論理的結合することが可能にな
り、複数のアダプタをダイナミックに増設でき、ISD
N加入番号を一元管理できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る通信回線選択装置の
実施例を用いたネットワークの構成例である。
【0012】本実施例の通信回線選択装置は、複数のI
SDNアダプタ101、101b 、101c と、このア
ダプタ群を一元管理する回線選択装置102から構成さ
れている。
【0013】まず、LAN110上の端末であるクライ
アント端末104は、サーバ109と通信する場合に
は、サーバ109のIPアドレス(インタネットアドレ
ス)のみを知っている。
【0014】回線選択装置102は、該クライアント端
末104からの問い合わせに対して、該IPアドレスを
検索キーにして、回線選択装置102自身が保有するI
PアドレスとISDN加入番号の対応リストの中から、
ISDNアダプタ108が接続されている加入番号を見
つける。この後、ISDNアダプタ101に該加入番号
等の情報を通知する。
【0015】一方、クライアント端末104には、選択
したISDNアダプタのハードウェア・アドレスを通知
する。これにより、クライアント端末104とISDN
アダプタ101間の通信パスを設定することができる。
【0016】更に、ISDNアダプタ101は、先に通
知された加入番号により、ISDNアダプタ108間
で、ISDN通信回線107を設定する。これにより、
クライアント端末104からのパケットは、ISDNア
ダプタ101を介しISDNアダプタ108に到達し
て、LAN111に出力され、サーバ109に送られ
る。
【0017】サーバ109からの応答パケットも、同様
にしてISDNアダプタ108とISDNアダプタ10
1を介してクライアント端末104に届けられ、クライ
アント端末104とサーバ109間の通信が行われる。
【0018】以下、前記通信回線選択装置を詳細に説明
する。
【0019】まず、図2にISDNアダプタ101、1
08のハードウェア構成を示す。
【0020】AUI(Attachment Unit Interface )イ
ンタフェース回路201は、例えばIEEE802.3
で規定されたLANのインタフェースを提供する。
【0021】LAN制御回路202は、宛先ハードウェ
ア・アドレスが自身のアドレスに合致するパケットをL
ANから受信して、メモリ204に格納したり、メモリ
204にプロセッサ203が設定したパケットをLAN
上に送信したりする。
【0022】プロセッサ203は、LAPD(Link Acc
ess Procedure on D channel)制御回路205を介して
ISDNと呼制御を行い、ISDN通信回線を設定す
る。
【0023】又、設定した回線がBチャネルの場合に
は、LAPB(Link Access ProtocolBalanced )制御
回路206又は207を介して、LANからのパケット
を送信したり、逆に回線から受信したパケットをLAN
側に送信したりする。Sインタフェース回路208は、
LAPD制御回路205のDチャネル上のデータやLA
PB制御回路206、207のBチャネル上のデータを
多重又は分離して、例えばCCITT I430に適合
したSインタフェースを提供する。
【0024】次に、図3に回線選択装置102のハード
ウェア構成を示す。
【0025】AUIインタフェース回路301は、例え
ばIEEE802.3で規定されたLANのインタフェ
ースを提供する。
【0026】LAN制御回路302は、宛先ハードウェ
ア・アドレスが自身のアドレスに合致するLAN上のパ
ケット309を受信して、メモリ305に格納したり、
メモリ305にプロセッサ306が設定したパケットを
LAN上に送信したりする。
【0027】又、プロセッサ306は、HDD(Hard
Disk Drive)制御回路304を介して、ISDNをル
ーティングするための情報をハードディスク303から
読み出す。このルーティングするための情報について
は、後述する。該プロセッサ306は、主にLANから
受信したパケット309のデータと、このルーティング
情報により、LAN上のクライアント端末104と前述
のISDNアダプタ101を関係づけ、その情報をクラ
イアント端末104とISDNアダプタ101に通知す
る。
【0028】保守端末308は、主にプロセッサ306
に指示して、前述のルーティング情報をハードディスク
303に登録したり、更新する際に使用される。
【0029】保守端末制御回路307は、保守端末30
8との通信を、例えば、CCITTV24/V28で終
端する。
【0030】図4(アダプタ)及び図5(回線選択装
置)は、図2及び図3で示したハードウェアに搭載され
る機能構成を示したものである。又、図6は、クライア
ント端末104のプロトコル構成の一例である。図7
は、ARP(Address Resolutionprotocol )と呼ばれ
る、良く知られたメッセージ・フォーマットである。
又、図8は、LANで使用する一般的なパケット・フォ
ーマットである。図9、図10、図11、図12は、回
線選択装置102に実装されるテーブルの構成例であ
る。
【0031】以上示した図4から図12を参照して、本
実施例の作用を詳細に説明する。
【0032】回線選択装置102は、電源投入後、図5
に示すハードディスク513からハードディスク制御部
514を介して、図12に示すISDNアダプタ・IP
アドレス・テーブル、及び、図9に示すIP・ISDN
対応テーブルを、各々ISDNアダプタ・IPアドレス
・テーブル515とIP・ISDN対応テーブル516
に読み込む。
【0033】ISDNアダプタ制御部506は、ISD
Nアダプタ・IPアドレス・テーブル515とIP・I
SDN対応テーブル516を基に、図10に示すような
ISDN回線資源管理テーブル507、図11に示すよ
うなISDNアダプタ・ハードウェア・アドレス・キャ
ッシュ517を生成する。但し、初期状態では、図10
の状態1004は、全て空き状態であり、図11のハー
ドウェア・アドレス1102は、空白状態となってい
る。
【0034】又、保守端末制御部518を介して、コマ
ンド受信処理部505が、図3の保守端末308からI
SDNアダプタの追加及び削除コマンドを受信すると、
ISDNアダプタ制御部506を介してISDNアダプ
タ・IPアドレス・テーブル515に登録又は、削除す
ると共に、ISDNアダプタ・ハードウェア・アドレス
・キャッシュ517にも反映させる。又、IP・ISD
N対応テーブル516に登録又は、削除する場合も同様
である。
【0035】次に、ISDNアダプタのハードウェア・
アドレスをISDNアダプタ・ハードウェア・アドレス
・キャッシュ517に登録するため、ISDNアダプタ
制御部506は、ARP処理を起動する。
【0036】具体的には、ISDNアダプタ・ハードウ
ェア・アドレス・キャッシュ517から、図11に示し
たISDNアダプタのIPアドレス1103を取り出
し、ARP送信処理により図7のターゲット・プロトコ
ル・アドレス704に設定し、LAN110上にARP
パケット(要求)をブロードキャスト(フレームヘッダ
の宛先ハードウェア・アドレスを全て1に設定)する。
このARPパケット(要求)は、LAN110に接続さ
れている全てのISDNアダプタ101、101b 、1
01c に配送される。
【0037】ISDNアダプタは、図4に示すMACフ
レーム受信処理部401により、このARPパケット
(要求)を受信する。これは、ARPパケットであるた
め、ARP受信処理部403に送られる。
【0038】ARP受信処理部403は、図7に示した
ARPパケットのターゲット・プロトコル・アドレス7
04を参照し、この値が、自己IPアドレス設定スイッ
チ419と一致したときは、ARP送信処理部418に
応答を指示し、自分のハードウェア・アドレスをARP
パケット(応答)に設定すると共に、受信したARPパ
ケット(要求)に付いている回線選択装置102のハー
ドウェア・アドレスを宛先ハードウェア・アドレスに設
定して、LAN110に送出する。
【0039】図5において、回線選択装置102のIS
DNアダプタ制御部506は、該ARPパケット(応
答)をMACフレーム受信処理部501とARP受信処
理部520を介して受信する。
【0040】このようにして、ISDNアダプタ・ハー
ドウェア・アドレス・キャッシュ517に、ISDNア
ダプタのハードウェア・アドレスが登録される。同様に
して、全てのISDNアダプタのハードウェア・アドレ
スを登録することができる。又、ISDNアダプタ制御
部506は、新たにISDNアダプタが追加された場合
も同様の処理を行う。
【0041】次に、ISDNアダプタとISDNアダプ
タ制御部506間でコマンドの送受を行うためのセッシ
ョンを、各ISDNアダプタに設定する。ここでは、遠
隔ログインで良く知られたTELNETにより行ってい
る。
【0042】ISDNアダプタへのコマンドは、コマン
ド送信処理部508、TELNETプロトコル送信処理
部509、TCPプロトコル送信処理部510、IPプ
ロトコル送信処理部511、MACフレーム送信処理部
512により送信される。
【0043】逆に、ISDNアダプタからのコマンド
は、MACフレーム受信処理部501、IPプロトコル
受信処理部502、TCPプロトコル受信処理部50
3、TELNETプロトコル受信処理部504、コマン
ド受信処理部505により受信する。
【0044】次に、クライアント104とサーバ109
間で行うデータの送受信について説明する。
【0045】図6において、まずクライアント端末10
4が、TELNETプロトコル601によりサーバ10
9上のTELNETサーバに遠隔ログインする場合、T
CP(Transmission Control Protocol )602間でセ
ッションを開設するために、図8に示すようなパケット
をLAN607上に送出する。
【0046】IP(Internet Protocol )603は、自
分のIPアドレスを送信元IPアドレス803に設定す
ると共に、接続先のサーバ109のIPアドレスを宛先
IPアドレス804に設定する。
【0047】MAC・IP対応処理部604は、ARP
テーブル607を探索し、宛先IPアドレスが登録され
ていれば、テーブルより、IPアドレスと対になってい
るハードウェア・アドレスを、宛先ハードウェア・アド
レス801に設定する。
【0048】次にMAC生成部605は、自身のハード
ウェア・アドレスを送信元ハードウェア・アドレス80
2に設定すると共に、その他の要素を設定してパケット
を完成する。この後、送信処理部606を経てLAN6
07に送出する。
【0049】ARPテーブル607にIPアドレスが登
録されていない場合には、ARP送信部608は、図7
のARPパケット701をブロードキャストする。この
ARPパケット(要求)701は、回線選択装置102
及びISDNアダプタ101、101b 、101c に受
信される。
【0050】ISDNアダプタは、自身のIPアドレス
がARPパケット701のターゲット・プロトコル・ア
ドレス704と一致すれば応答するが、この場合は、サ
ーバ109宛のIPアドレスになっているので、応答し
ない。
【0051】回線選択装置102は、自身に搭載してい
るIP・ISDN対応テーブル516に設定されてい
る、図9の宛先IPアドレス902とARPパケット
(要求)701のターゲット・プロトコル・アドレス7
04と一致するものがあれば、その登録番号903を探
索キーにして、図10のISDN回線資源管理テーブル
1001の登録番号1002に一致するものがないか検
索する。一致するものがある場合には、そのアダプタ番
号1003から、ISDNアダプタ・ハードウェア・ア
ドレス・キャッシュ517より、回線を設定しているI
SDNアダプタ101のハードウェア・アドレスを取得
する。
【0052】回線選択装置102は、受信したARPパ
ケット(要求)の送信ハードウェア・アドレス705と
送信プロトコルアドス706をARPパケット(応答)
705の各々ターゲット・ハードウェア・アドレス70
2とターゲット・プロトコル・アドレス704に複写す
る。又、選択したISDNアダプタのハードウェア・ア
ドレスをARPパケット(応答)705の送信ハードウ
ェア・アドレス702に設定し、受信したARPパケッ
ト(要求)のターゲット・プロトコル・アドレス704
を、ARPパケット(応答)の送信プロトコル・アドレ
ス706に複写する。その他は、受信したARPパケッ
ト(要求)701のままとし、フレームヘッダ703の
宛先ハードウェア・アドレスを、クライアント端末10
4のハードウェア・アドレスに設定する。この後、LA
N110上に出力して、ISDNアダプタの代わりにA
RP応答する。
【0053】このARPパケットは、クライアント端末
104の受信処理部609により受信される。又、AR
Pパケット(応答)であるため、ARP受信処理部61
0により、ARPテーブル607に、サーバ109のI
Pアドレスの対として選択されたISDNアダプタ10
1のハードウェア・アドレスが登録される。
【0054】ハードウェア・アドレスが登録されると、
ARPテーブルクリア・タイマ611が起動し、一定時
間、登録されたIPアドレスとハードウェア・アドレス
の組が利用されないと、当該テーブルから消去される。
消去された後、再びそのIPアドレスが使用される場合
は、同様のARP処理を繰り返す。
【0055】ISDNアダプタ101のハードウェア・
アドレスが以上により入手できたので、MAC生成部6
05は、このハードウェア・アドレスをパケットに設定
し、選択されたISDNアダプタ101にパケットを送
ることができる。
【0056】一方、回線選択装置102は、クライアン
ト端末104にARPパケットを代理応答すると同時
に、TELNETセッションにより、IP・ISDN対
応テーブル516の中の選択したエントリを、選択した
ISDNアダプタ101に送信する。又、図10に示し
たISDN回線資源管理テーブル507中の発着欄10
05に「発信」を、登録番号欄1002に選択したエン
トリの登録番号903を、アダプタ番号欄1003に選
択したISDNアダプタの番号を、アダプタ内チャネル
番号欄1006にISDNアダプタ内の論理チャネル番
号を設定し、状態欄1004を「塞」にする。
【0057】又、ISDNアダプタ101は、回線選択
装置102が送信したエントリを、図4のMACフレー
ム受信処理部401、IPルーティング部405、TE
LNETプロトコル受信部420を介して、コマンド実
行処理部421が受信し、IPアドレスをIPルートテ
ーブル406に登録すると共に、IP・ISDN対応リ
スト・キャッシュ408にエントリを登録する。登録さ
れると、このエントリは、ISDNルーティング部40
7を介して呼制御部411に送られる。
【0058】呼制御部411は、該エントリの内容を基
にISDNアダプタ108間でISDN回線を設定する
ため、例えばCCITT Q931やX31、X25に
より呼設定を行う。呼設定に関しては、標準化されてい
るので、これ以上説明を要しない。又、ISDNアダプ
タ101は、TELNETセッションにより、回線選択
装置102に登録完了のコマンドを通知する。
【0059】着信側のISDNアダプタ108の呼制御
部411は、送信/受信処理部412と多重/分離処理
部410を介して、ISDNから呼設定を受信する。こ
の情報を着呼コマンドとして、TELNETセッション
により回線選択装置112に通知する。
【0060】回線選択装置112は、自分が保持してい
るIP・ISDN対応テーブル516を探索して、エン
トリされているか調べ、エントリされていると、TEL
NETセッションによりISDNアダプタ108に着呼
許可コマンドを送る。
【0061】ISDNアダプタ108のコマンド実行処
理部421は、該着呼許可コマンドを受信すると、呼制
御部411に指示してISDN回線107を設定する。
この後、呼制御部411は、接続完了コマンドを回線選
択装置112に送る。
【0062】これにより回線選択装置112は、回線選
択装置102と同様にISDN回線資源管理テーブル5
07を設定し、ISDN回線設定処理が完了する。
【0063】次にISDNアダプタ101のパケット送
受信処理について説明する。
【0064】前述のパケットは、図4のMACフレーム
受信処理部401により受信され、自身のハードウェア
・アドレスを保持している自己ハードウェア・アドレス
402と比較され、一致すれば自分宛と認識される。こ
れと同時に、ARP受信処理部403により、パケット
に含まれる送信元IPアドレスとハードウェア・アドレ
スの対をARPテーブル404に登録する。
【0065】一方、受信されたパケットは、MACフレ
ーム受信処理部401によりヘッダ及びトレイラが取り
除かれ、図8のIPデータグラム805が生成され、I
Pルーティング部405に入力される。
【0066】IPルーティング部405は、IPルート
テーブル406を探索して、IPデータグラム805の
出力先を決定する。ISDN側であると判断すると、I
Pデータグラム805は、ISDNルーティング部40
7に送り込まれる。
【0067】ISDNルーティング部407は、IP・
ISDN対応リスト・キャッシュ408を探索し、IP
データグラム805の宛先IPアドレスに対して回線選
択装置102により選択された、図9のIP・ISDN
対応テーブル901のエントリが、ISDNアダプタ1
01に登録されているか探索する。
【0068】登録されており、既にISDN回線が設定
されている場合は、論理チャネルプロトコル処理部40
9に送られ、指定されたプロトコルによりカプセル化さ
れ、多重/分離処理部410に送られる。逆に、ISD
N回線が未設定の場合は、呼制御部411に命令(設定
要求)414を送り、回線を設定させる。回線の設定後
は、同様にして論理チャネルプロトコル処理部409に
送られる。
【0069】呼制御部411は、CCITT Q931
やX25及びX31等、又論理チャネルプロトコルは、
CCITT Q921やX25及びX31等により標準
化されているので、これ以上説明を要しない。又、多重
/分離処理部410や発信/受信処理部412も、例え
ばCCITT I430で標準化されているので、同様
に説明を要しない。
【0070】以上によりIPデータグラム805は、図
1のISDN回線107を通して、通信側のISDNア
ダプタ108に伝送される。
【0071】ISDNアダプタ108では、カプセル化
されたIPデータグラム805が、送信/受信処理部4
21及び多重/分離処理部410により、論理チャネル
プトコル処理部409に送り込まれ、デカプセル化さ
れ、IPデータグラムのみの形になる。この後、IPル
ーティング部405に送り込まれ、IPデータグラム8
05の宛先が、IPルートテーブル406の探索によ
り、LAN111側であると判定されると、MACフレ
ーム送信処理部413に送られる。
【0072】MACフレーム送信処理部413は、サー
バ109への宛先IPアドレスに対応するハードウェア
・アドレスを得るため、ARPテーブル404を探索
し、登録されていれば、そのアドレス値を使用する。
又、登録されていない場合は、ARP送信処理部418
により前述のARPパケット701を生成し、LAN1
11に送信することにより、サーバ109のハードウェ
ア・アドレスを得ることができる。
【0073】ARPテーブル404に登録されたハード
ウェア・アドレスは、一定時間使用されないと消去され
る。
【0074】以上により、完全なパケット805が生成
されて、LAN111に出力され、サーバ109に到達
することができる。
【0075】サーバ109がクライアント端末104に
応答する場合、サーバ109は、ISDNアダプタ10
8のハードウェア・アドレスを、前述の受信したパケッ
トから知ることができるので、直接ISDNアダプタ1
08にパケットを送信することができる。ISDNアダ
プタ108は、前述のプロトコル処理(409)を行
い、既に設定してあるISDN回線107を使用して、
ISDNアダプタ101に伝送する。ISDNアダプタ
101は、前述のプロトコル処理(409)を行い、
又、クライアント端末104のハードウェア・アドレス
も既にARPテーブル404に登録されているので、そ
のまま完全なパケットを作成し、クライアント端末10
4に、LAN110を通してパケットを送信することが
できる。
【0076】クライアント端末104は、送信とは逆
に、図6のMAC処理部612、IP613、TCP6
14、TELNET615によりセッションを開設し、
データを受信することができる。
【0077】図13は、以上の回線設定のシーケンスの
概略を示したものである。
【0078】次に、設定したISDN回線107を切断
する時の手順を示す。
【0079】ISDN回線の切断は、図4のISDNア
ダプタの無通信監視部415により行われる。
【0080】無通信監視部415は、呼制御部411に
より論理チャネルが設定されると、監視を開始する。一
定時間後、ISDN回線からパケットを受信したり、I
SDN回線に送信しない場合には、無通信監視部415
が、呼制御部411に論理チャネルの切断要求を送る。
【0081】呼制御部411は、例えばCCITT Q
931やX31のプロトコルに従って、ISDN回線1
07を解放する。更に、IP・ISDN対応リスト・キ
ャッシュ408から、切断したISDN回線107のエ
ントリを削除し、この削除したエントリの内容をコマン
ド送信処理部416に送る。
【0082】コマンド送信処理部416は、回線選択装
置102にDISCONNECT命令を送るために、該
命令を生成し、TELNET送信プロトコル処理部41
7を通して、TELNETセッションにより回線選択装
置102に送る。
【0083】回線選択装置102は、MACフレーム受
信処理部501、IPプロトコル受信処理部502、T
CPプロトコル受信処理部503、TELNETプロト
コル受信処理部504を通して、コマンド受信処理部5
05にて、DISCONNECT命令を受信する。
【0084】コマンド受信処理部505は、該命令をI
SDNアダプタ制御部506に送る。
【0085】ISDNアダプタ制御部506は、該エン
トリをISDN回線資源管理テーブル507から探索
し、空きとする。この後、RELEASE命令を該IS
DNアダプタ101に送るため、コマンド送信処理部5
08に指示する。
【0086】この結果、RELEASE命令が、TEL
NETプロトコル送信処理部509、TCPプロトコル
送信処理部510、IPプロトコル送信処理部511、
MACフレーム送信処理部512を通じて、該ISDN
アダプタ101に送られて、ISDN回線107の切断
処理が完了する。
【0087】図14は、以上の回線切断シーケンスの概
要を示したものである。
【0088】以上、説明してきたように、回線選択装置
102で、ISDNアダプタのIPアドレスとISDN
回線のエントリを一括管理登録しているので、ISDN
回線の増設や障害時に、該ISDNアダプタの使用規制
等に柔軟に対応することができるようになる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、インタ
ネットアドレスとISDN加入番号の対応リストを一元
管理し、LANとISDNを接続するアダプタを決定し
て、該アダプタに該ルーティング情報を通知すると共
に、通信を行うLAN上の端末に該アダプタのハードウ
ェアアドレスを通知するようにしたので、LAN上の端
末とアダプタを、任意に且つダイナミックに論理的結合
することが可能になり、複数のアダプタをダイナミック
に増設でき、ISDN加入番号を一元管理できるように
なる。
【0090】又、複数のISDN回線を一元管理できる
ことになるから、ISDN回線を効率良く割り当てるこ
とができ、又通信回線を冗長構成とすることができるた
め、運用上の信頼性を向上させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を用いたネットワーク構成の例
を示すネットワーク構成図
【図2】前記実施例で用いられているISDNアダプタ
のハードウェア構成図
【図3】同じく回線選択装置のハードウェア構成図
【図4】同じくISDNアダプタの機能構成図
【図5】同じく回線選択装置の機能構成図
【図6】同じくクライアント端末のプロトコル構成例を
示すブロック線図
【図7】同じくARPメッセージのフォーマットを示す
線図
【図8】同じくIPデータグラムのフォーマットを示す
線図
【図9】同じくIP・ISDN対応テーブルの構成例を
示す線図
【図10】同じくISDN回線資源管理テーブルの構成
例を示す線図
【図11】同じくISDNアダプタ・ハードウェア・ア
ドレス・キャッシュの構成例を示す線図
【図12】同じくISDNアダプタ・IPアドレス・テ
ーブルの構成例を示す線図
【図13】前記実施例における、通信回線選択装置の回
線設定時の動作シーケンスを示す図
【図14】同じく回線切断時の動作シーケンスを示す図
【符号の説明】
101、108…ISDNアダプタ 102、112…回線選択装置 104…クライアント端末 105…トランシーバ 106…デジタル宅内終端装置 109…サーバ 110、111…LAN
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 3/00 B 8426−5K 11/00 303 7470−5K 8732−5K H04L 11/02 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN(サービス統合デジタル網)ある
    いは公衆網を介して、ローカルエリアネットワークとロ
    ーカルエリアネットワーク、及びローカルエリアネット
    ワークと端末とを相互接続するネットワークにおいて、 該ISDNや公衆網をローカルエリアネットワークに接
    続する複数のアダプタと、 該アダプタ群を統合管理する回線選択装置とを備えるこ
    とにより、 回線の増設を容易にし、更に回線接続を冗長化すること
    を特徴とする通信回線選択装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ローカルエリアネ
    ットワークに接続されたクライアント端末が、前記アダ
    プタにフレームを送信する際に、アダプタのハードウェ
    ア・アドレスをアダプタに代わって代理応答する回線選
    択装置を、アダプタとは別に有することを特徴とする通
    信回線選択装置。
  3. 【請求項3】ローカルエリアネットワークのインタネッ
    トアドレスとISDNや公衆網の加入者番号の対応をア
    ダプタに通知する回線選択装置と、 通知された情報によりクライアント端末から受信したフ
    レームのインタネットアドレスにより、自律的に回線接
    続を行うアダプタを備え、 該回線選択装置が該アダプタに回線の加入番号の対応を
    通知することにより、加入番号を一元管理することを特
    徴とする通信回線選択装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記回線選択装置が、
    複数の前記アダプタを監視することにより通信回線を選
    択して、ネットワークの信頼性を向上させることを特徴
    とする通信回線選択装置。
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