JPH061956U - 弁装置 - Google Patents
弁装置Info
- Publication number
- JPH061956U JPH061956U JP4763692U JP4763692U JPH061956U JP H061956 U JPH061956 U JP H061956U JP 4763692 U JP4763692 U JP 4763692U JP 4763692 U JP4763692 U JP 4763692U JP H061956 U JPH061956 U JP H061956U
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- valve
- supply
- casing
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- rods
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Abstract
(57)【要約】
【目的】第一、第二の弁体7、8を駆動する為の第一、
第二のロッド9、10の先端部と第一、第二のエアシリ
ンダ18、19との結合作業の容易化を図る。 【構成】圧縮ばね17、17の弾力により、第一、第二
のロッド9、10に、第一、第二の弁体7、8を第一、
第二の弁座5、6から離す方向の弾力を付与する。第
一、第二のロッド9、10の先端部を、第一、第二のピ
ストン20、21と共に変位する傾斜面24、24に突
き当てる。
第二のロッド9、10の先端部と第一、第二のエアシリ
ンダ18、19との結合作業の容易化を図る。 【構成】圧縮ばね17、17の弾力により、第一、第二
のロッド9、10に、第一、第二の弁体7、8を第一、
第二の弁座5、6から離す方向の弾力を付与する。第
一、第二のロッド9、10の先端部を、第一、第二のピ
ストン20、21と共に変位する傾斜面24、24に突
き当てる。
Description
【0001】
この考案に係る弁装置は、例えば培養装置に組み込み、培養槽中の培養液の給 排を制御する為の三方弁として利用する。
【0002】
各種微生物や植物細胞の培養作業を行なう為の培養槽に組み込み、培養槽中へ の培養液の給排を制御する三方弁には、培養液中への異物の混入防止を確実に図 る機能、培養液により内部を腐食されない機能、培養液の漏洩を確実に防止する 機能が要求される。この様な機能を有する三方弁として、図5に示す様な構造の ものが考えられている。
【0003】 この三方弁を構成するケーシング1の外面には、第一の給排口2と第二の給排 口3と第三の給排口4とが設けられている。又、上記ケーシング1の内側で、上 記第一の給排口2と第二の給排口3との間部分には第一の弁座5を、第一の給排 口2と第三の給排口4との間には第二の弁座6を、それぞれ設けている。又、上 記ケーシング1の内側には、第一、第二の弁体7、8を設け、各弁体7、8の片 面を、上記各弁座5、6に対向させている。
【0004】 上記各弁体7、8の他面には、それぞれ第一、第二のロッド9、10の基端部 を結合固定し、各ロッド9、10の先端部を、上記ケーシング1の端面から突出 させている。更に、上記ケーシング1の両外端面には、第一、第二のエアシリン ダ11、12を固定し、各エアシリンダ11、12の出力ロッド13、13と上 記各ロッド9、10の先端部とを結合している。
【0005】 例えば、第一、第二の給排口2、3同士を連通させる場合には、第一のエアシ リンダ11の出力ロッド13を引っ込め、第一のロッド9を介して第一の弁体7 を引っ張り、この第一の弁体7を第一の弁座5から離隔させる。この際、第二の エアシリンダ12の出力ロッド13は突き出した状態として、第二のロッド10 を介して第二の弁体8を押し、この第二の弁体8を第二の弁座6に押し付けてお く。第一、第三の給排口2、4同士を連通させる場合には、これとは逆に、第一 の弁体7を第一の弁座5に押し付け、第二の弁体8を第二の弁座6から引き離す 。
【0006】 尚、各弁体7、8とケーシング1を構成する端板14、14との間にはベロー ズ15、15を設け、上記各ロッド9、10の変位に拘らず、ケーシング1内に 存在する培養液等が外部に漏洩しない様にしている。各ベローズ15、15は、 ステンレス鋼等の金属板の表面に耐食性皮膜をコーティングしたものが、好まし く利用出来る。
【0007】
本考案の弁装置は、弁体を押し引きする為のロッドとエアシリンダとの結合作 業を容易に行なえる様にするものである。
【0008】 上記従来構造の場合、第一、第二のロッド9、10の先端部と、第一、第二の エアシリンダ11、12の出力ロッド13、13とを結合する作業を、一方に形 成した雄螺子と他方に形成した雌螺子とを螺合させる事により行なっていた。こ の為、上記各部材9、10、13同士の結合作業が面倒で、弁装置の組立作業に 時間を要する事が避けられなかった。
【0009】 本考案の弁装置は、上述の様な事情に鑑みて考案されたものである。
【0010】
本考案の弁装置は、ケーシングと、このケーシングの外面に開口した第一の給 排口及び第二の給排口と、上記ケーシングの内側で、第一の給排口と第二の給排 口との間部分に設けられた弁座と、片面をこの弁座に対向させた状態で、上記ケ ーシングの内側に変位自在に設けられた弁体と、この弁体の他面にその基端部を 結合固定され、その先端部を上記ケーシングの端面から突出させたロッドと、こ のロッドと上記ケーシングとの間に設けられ、上記弁体を上記弁座から引き離す 方向の弾力を、上記ロッドに付与するばねと、上記ケーシングの外端面に固定さ れたエアシリンダと、このエアシリンダに内蔵され、このエアシリンダへの圧縮 空気の給排に伴なって、上記ロッドと直角方向に変位するピストンと、このピス トンの中間部に設けられ、上記ロッドが先端を突き当てられる傾斜面とを備えて いる。
【0011】
上述の様に構成される本考案の弁装置の場合、エアシリンダへの圧縮空気の給 排に伴なってピストンが変位すると、ロッドが、その先端と傾斜面との摺接に伴 なって軸方向に変位する。この結果、上記ロッドの基端部を結合固定した弁体が 、弁座に対して遠近動し、第一、第二の給排口同士の連通状態が切り換えられる 。
【0012】
図1〜2は本考案の第一実施例を示している。尚、本考案の特徴は、第一、第 二のロッド9、10を介して第一、第二の弁体7、8を駆動する構造に特徴があ り、その他の部分の構成及び作用は、前述した従来構造と同様である為、同等部 分には同一符合を付して重複する説明を省略し、以下、本考案の特徴部分に就い て説明する。
【0013】 それぞれの片面を第一、第二の弁座5、6に対向させた、第一、第二の弁体7 、8の他面に、その基端部を結合固定された第一、第二のロッド9、10の先端 部は、端板14、14を貫通して、ケーシング1の端面から突出している。そし て、各ロッド9、10の先端部で、上記端板14、14から突出した部分にはス トッパリング16、16を係止し、各ストッパリング16、16と上記端板14 、14の外面との間に、それぞれ圧縮ばね17、17を設けている。この結果、 各ロッド9、10には、上記第一、第二の弁体7、8を上記第一、第二の弁座5 、6から引き離す方向の弾力が付与される。
【0014】 一方、上記ケーシング1を構成する端板14、14の外面には、第一、第二の エアシリンダ18、19を固定している。これら各エアシリンダ18、19の固 定方向は、前述した従来構造の場合とは異なり、上記第一、第二のロッド9、1 0と直交する方向としている。又、各エアシリンダ18、19には、それぞれ第 一、第二のピストン20、21を内蔵しており、これら各ピストン20、21を 、各エアシリンダ18、19への圧縮空気の給排に伴なって、上記各ロッド9、 10と直角方向に変位自在としている。
【0015】 更に、上記各ピストン20、21の中間部には、上記各ロッド9、10に対し て平行で、断面が矩形の係止孔22、22を形成し、各係止孔22、22内に、 押圧駒23、23を嵌合している。そして、各押圧駒23、23の一端面で、上 記各ロッド9、10の先端が突き当てられる部分を、各ピストン20、21の変 位方向に亙って傾斜する傾斜面24、24としている。
【0016】 上述の様に構成される本考案の弁装置の場合、各エアシリンダ18、19への 圧縮空気の給排に伴なって各ピストン20、21が変位すると、各ロッド9、1 0が、その先端と傾斜面24、24との摺接に伴なって軸方向(図1の左右方向 )に変位する。この結果、上記各ロッド9、10の基端部を結合固定した各弁体 7、8が、各弁座5、6に対して遠近動し、第一、第二、第三の給排口2、3、 4同士の連通状態が切り換えられる。
【0017】 例えば、第一のピストン20を図1の上方に変位させ、第二のピストン21を 同図の下方に変位させれば、第一のロッド9が圧縮ばね17の弾力に抗して同図 右方に押され、第一の弁体7が第一の弁座5に押圧されて、第一、第二の給排口 2、3同士の連通が断たれると同時に、第二のロッド10が圧縮ばね17の弾力 に基づいて同図右方に引かれ、第二の弁体8が第二の弁座6から離れて、第一、 第三の給排口2、4同士が連通する。第一、第二の給排口2、3同士を連通させ 、第一、第三の給排口2、4同士の連通を断つ場合には、逆に、第一のピストン 20を下方に変位させ、第二のピストン21を上方に変位させる。
【0018】 上述の様に構成される本考案の弁装置の場合、各弁体7、8に結合固定された 第一、第二のロッド9、10と第一、第二のエアシリンダ18、19とを連結す るのは、各ロッド9、10の先端部を傾斜面24、24に突き当てるのみで良い 。尚、本考案は、三方弁に限らず、単なる開閉弁にも適用出来る事は明らかであ る。
【0019】 更に本考案の弁装置を、図3に示す第二実施例、或は図4に示す第三実施例の 様に構成する事も出来る。この内、図3に示す第二実施例は、1個のエアシリン ダ18aの側面で、互いに直径方向反対側位置に、それぞれ第一、第二の弁装置 25、26を構成するケーシング1a、1bのそれぞれ外端面を固定すると共に 、押圧駒23aの、上記ケーシング1a、1bの外端開口に対向する両側面で、 各ロッド9、10の先端が突き当てられる部分を、ピストン20aの変位方向に 亙って互いに逆向きに変位する傾斜面24a、24aとしたものである。
【0020】 上述の様に構成される本実施例の場合、エアシリンダ18aへの圧縮空気の給 排に伴なってピストン20aが変位すると、各ロッド9、10が、その先端と傾 斜面24a、24aとの摺接に伴ない、軸方向で互いに逆向きに変位する。この 結果、第一の弁装置25を構成する第一、第二の給排口2a、3a、並びに第二 の弁装置26を構成する第一、第二の給排口2b、3bの連通状態が、それぞれ 開状態或は閉状態の何れか同じ状態に、同時に切り換わる。
【0021】 又、図4に示した第三実施例は、押圧駒23bの両側面で、各ロッド9、10 の先端が突き当てられる部分を、ピストン20aの変位方向に亙って、互いに同 じ向きに変位する傾斜面24b、24bとしたものである。この結果、エアシリ ンダ18aへの圧縮空気の給排に伴ないピストン20aが変位すると、各ロッド 9、10が、軸方向で互いに同じ向きに変位し、第一の弁装置25を構成する第 一、第二の給排口2a、3a、並びに第二の弁装置26を構成する第一、第二の 給排口2b、3b(図4には省略。図3参照。)の連通状態が、それぞれ互いに 異なる状態に、同時に切り換わる。その他の構成並びに作用は、上述の第二実施 例の場合と同様である。
【0022】 前述した第二実施例、並びに上述した第三実施例に於いても、前記第一実施例 と同様、第一、第二のロッド9、10とエアシリンダ18aとを連結するのは、 各ロッド9、10の先端部を傾斜面24a、24bに突き当てるのみで良い為、 組立作業が簡略化出来る。しかも、これら第二、第三実施例に於いては、単一の エアシリンダ18aで、複数の弁装置を同時に、しかも互いに同じ状態(第二実 施例の場合)、或は互いに異なる状態(第三実施例の場合)に切り換えられる為 、消費エネルギを無駄にする事なく、種々の用途への応用が可能となる。
【0023】
本考案の弁装置は、以上に述べた通り構成され作用する為、ロッドとエアシリ ンダとを結合する作業を容易に行なえて、構成各部材の組立作業の簡略化を図れ る。
【図1】本考案の第一実施例を示す断面図。
【図2】図1の左方から見た図。
【図3】本考案の第二実施例を示す断面図。
【図4】同第三実施例を示す要部断面図。
【図5】従来構造の1例を示す断面図。
1、1a、1b ケーシング 2、2a、2b 第一の給排口 3、3a、3b 第二の給排口 4 第三の給排口 5 第一の弁座 6 第二の弁座 7 第一の弁体 8 第二の弁体 9 第一のロッド 10 第二のロッド 11 第一のエアシリンダ 12 第二のエアシリンダ 13 出力ロッド 14 端板 15 ベローズ 16 ストッパリング 17 圧縮ばね 18、18a 第一のエアシリンダ 19 第二のエアシリンダ 20、20a 第一のピストン 21 第二のピストン 22 係止孔 23、23a、23b 押圧駒 24、24a、24b 傾斜面 25 第一の弁装置 26 第二の弁装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングと、このケーシングの外面に
開口した第一の給排口及び第二の給排口と、上記ケーシ
ングの内側で、第一の給排口と第二の給排口との間部分
に設けられた弁座と、片面をこの弁座に対向させた状態
で、上記ケーシングの内側に変位自在に設けられた弁体
と、この弁体の他面にその基端部を結合固定され、その
先端部を上記ケーシングの端面から突出させたロッド
と、このロッドと上記ケーシングとの間に設けられ、上
記弁体を上記弁座から引き離す方向の弾力を、上記ロッ
ドに付与するばねと、上記ケーシングの外端面に固定さ
れたエアシリンダと、このエアシリンダに内蔵され、こ
のエアシリンダへの圧縮空気の給排に伴なって、上記ロ
ッドと直角方向に変位するピストンと、このピストンの
中間部に設けられ、上記ロッドが先端を突き当てられる
傾斜面とを備えた弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047636U JP2597592Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 複合弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992047636U JP2597592Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 複合弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061956U true JPH061956U (ja) | 1994-01-14 |
JP2597592Y2 JP2597592Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12780725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992047636U Expired - Lifetime JP2597592Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 複合弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597592Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101294673B1 (ko) * | 2010-08-16 | 2013-08-09 | 국방과학연구소 | 자동 밀폐형 급속 유로전환 밸브 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49150925U (ja) * | 1973-04-25 | 1974-12-27 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP1992047636U patent/JP2597592Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49150925U (ja) * | 1973-04-25 | 1974-12-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101294673B1 (ko) * | 2010-08-16 | 2013-08-09 | 국방과학연구소 | 자동 밀폐형 급속 유로전환 밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597592Y2 (ja) | 1999-07-05 |
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