JPH06195327A - 誤入力文字訂正装置および誤入力文字の訂正方法 - Google Patents

誤入力文字訂正装置および誤入力文字の訂正方法

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JPH06195327A
JPH06195327A JP4342921A JP34292192A JPH06195327A JP H06195327 A JPH06195327 A JP H06195327A JP 4342921 A JP4342921 A JP 4342921A JP 34292192 A JP34292192 A JP 34292192A JP H06195327 A JPH06195327 A JP H06195327A
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JP
Japan
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erroneous
character string
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Application number
JP4342921A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kato
達哉 加藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤入力検出及び訂正処理を高速で行うことが
可能な誤入力文字訂正装置を提供する。 【構成】 誤入力文字訂正装置は、文字列を入力するた
めのキーボード入力部1と、誤入力が頻発する文字列の
形態を格納した誤入力形態記憶部11と、入力された文
字列と、誤入力形態記憶部11に格納された誤入力形態
の文字列とを比較し、入力された文字列が誤入力である
か否かを判定する比較部7と、比較部7によって誤入力
であると判定された文字列を正しい文字列に訂正するア
ポストロフィー置換部8とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字入力装置の入力時
に、同一文字について頻発する入力ミスを検出して正し
い文字に自動的に訂正する誤入力文字訂正装置の構成及
びその誤入力文字の訂正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入力文字の誤り検出機能を備えた従来の
英文入力装置の例として、特開昭61−272866号
公報に記載されているものがある。図5は、この公報に
記載された従来の英文入力装置の構成を示すブロック図
である。図5を参照して、この英文入力装置は、キーボ
ード入力部15と、入力文字記憶部16と、比較部17
と、英単語辞書部18と、表示部19とによって構成さ
れている。
【0003】その動作において、キーボード入力部15
から入力された英語文字は、入力文字記憶部16に一時
記憶され、「ブランク」や「ピリオド」が入力される
と、それまでの記憶内容が一つの英単語として認識され
る。比較部17は、入力文字記憶部16に記憶された英
単語と一致する単語を英単語辞書部18に格納された英
単語の中から検索する。そして、一致する英単語がある
場合は、入力文字記憶部16の英単語を表示部19に表
示する。一致する英単語が英単語辞書部18中に存在し
ない場合には、英単語辞書部18中に格納された類似の
英単語を正しい単語の候補として表示部19に表示す
る。そして、使用者は、表示部19に表示された正しい
単語の候補を参照して入力文字を訂正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の英文入力装置は、入力した単語が英単語辞書部18
に登録されているか否かにより、単語入力の正誤を判定
している。したがって、単語入力の正誤判定を精度良く
行おうとすれば、英単語辞書部18に登録する単語の種
類や単語の活用形態等を網羅的に登録する必要がある。
しかし、英単語辞書部18の登録情報が膨大になると、
検索処理時間がかかり、入力作業を遅延させる結果とな
る。例えば、英文特有の「’s」や「’d」が含まれる
英単語の場合には、この文字列を誤って「`s」や「`
d」と入力する場合が多い。なお、「’」はアポストロ
フィー記号、「`」はアクサングラーブ記号である。そ
して、このような誤入力を検出するためには、「’s」
や「’d」を含んだ英単語を英単語辞書部18に登録し
ておく必要がある。しかし、このような単語を全て登録
すると、英単語辞書部18のサイズが大きくなり、検索
処理時間の遅延による文字入力作業の効率が低下すると
いう問題が生じる。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、単語辞書の検索を行なうことな
く、誤入力文字の検出及び訂正処理の高速化が可能な誤
入力文字訂正装置及び誤入力文字の訂正方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る誤
入力文字訂正装置は、文字列を入力するための入力手段
と、誤入力が頻発する文字列の形態を格納した誤入力形
態格納手段と、入力された文字列と、誤入力形態格納手
段に格納された誤入力形態の文字列とを比較し、入力さ
れた文字列が誤入力であるか否かを判定する比較手段
と、比較手段によって誤入力であると判定された文字列
を正しい文字列に訂正する文字訂正手段とを備えてい
る。
【0007】また、請求項2の発明に係る誤入力訂正装
置の誤入力形態格納手段は、誤入力文字を含む単語単位
の誤入力形態情報を格納しており、比較手段は、入力さ
れた単語単位の文字列と、誤入力形態格納手段に格納さ
れた単語単位の誤入力形態の文字列とを逐次比較するこ
とによって誤入力か否かを判定する。さらに、請求項3
の発明にかかる誤入力訂正装置の入力手段は、英文字を
入力するためのキーボードを有しており、誤入力形態格
納手段は、キーボード入力時に頻発する誤入力文字を含
む誤入力形態情報が格納されている。
【0008】請求項4の発明に係る誤入力文字の訂正方
法は、文字列を入力するための入力ステップと、入力さ
れた文字列と、予め求められた誤入力形態の文字列とを
比較し、入力された文字列が誤入力であるか否かを判定
する比較ステップと、比較ステップにおいて誤入力であ
ると判定された文字列を正しい文字列に訂正する文字訂
正ステップとを備えている。
【0009】
【作用】本発明の誤入力訂正装置において、誤入力形態
格納手段は、誤入力が頻発する文字列の形態情報を格納
している。例えば、一実施例では、英文で所有格を表す
「・・’s」の様な単語入力時に頻発する誤入力文字列
「・・`s」の形態を格納している。そして、入力手段
から文字列が入力されると、比較手段が入力文字列が誤
入力形態格納手段に格納された誤入力文字に該当するか
否かを判定する。そして、比較手段によって誤入力と判
定されれば、文字訂正手段によって誤入力文字が正しい
文字に訂正される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例による誤入力文字訂
正装置の構成を示すブロック図である。図1を参照し
て、この誤入力訂正装置は、キーボード入力部1と、入
力文字一時記憶部2と、誤入力形態記憶部11と、比較
部7と、比較制御部8と、出力部9と、アポストロフィ
ー置換部10により構成されている。
【0011】キーボード入力部1は、使用者がキーボー
ドの英数文字キーを打鍵して文字列を入力するためのも
のである。入力文字一時記憶部2は、キーボード入力部
1から入力された文字列を記憶する。誤入力形態記憶部
11は、誤入力を判定するために予め設定された誤入力
文字の形態を格納する。図3は、本誤入力訂正装置が判
定する誤入力文字の形態と、この誤入力を検出するため
の誤入力規則記憶部11の構成との関係を示している。
図3に示されるように、本誤入力訂正装置は、英文文字
入力時に、「・・・’s」や「・・・’d」等の単語
が、頻繁に「・・・`s」や「・・・`d」に誤入力さ
れることを考慮し、誤入力形態として「アルファベット
文字+`+s+ブランク又はピリオド」からなる文字列
と、「アルファベット文字+`+d+ブランク」からな
る文字列とを処理対象としている。そして、この誤入力
形態に該当する入力単語を検出するために、誤入力形態
記憶部11の内部に、さらに誤記号候補記憶部3と、誤
記号後続文字記憶部4と、単語分割識別子記憶部5と、
アルファベット記憶部6とを備えている。これらの各記
憶部の動作については後述する。
【0012】比較制御部8は、入力された各文字と比較
すべき誤入力形態の各文字を誤入力形態記憶部11から
選択して比較部7に与える。比較部7は、比較制御部8
によって選択された誤入力形態の各文字と入力された各
文字とを比較し、両者が一致すると、入力文字が誤入力
文字であると判定し、その判定結果をアポストロフィー
置換部10に出力する。
【0013】アポストロフィー置換部10は、比較部7
から出力された判定結果を読み込み、誤入力された文字
を予め定められた正しい文字に訂正し、出力部9に出力
する。出力部9は、入力文字列及び訂正後の修正文字列
を表示する。次に、本実施例の誤入力訂正装置の動作に
ついて図2のフローチャートを参照して説明する。な
お、説明の便宜上、使用者が図4に示す誤った単語を入
力し、本装置により文字訂正が行われる過程を例に説明
する。
【0014】先ず、使用者がキーボード入力部1から図
4に示す文字列を入力する(ステップS20)。なお、
図4の例2において、記号「*」は任意の文字列を表わ
している。従って、例2は、文字列「I`d」の後に
「ブランク」があり、さらにその後に任意の文字列が続
くことを示している。入力された文字列は、入力文字一
時記憶部2に順次格納される。
【0015】次に、第1文字が入力文字一時記憶部2か
ら読み出され、比較部7に出力されるとともに、出力部
9に出力される(ステップ22)。例えば、例1の場合
は、まず文字fが出力され、例2の場合は文字Iが出力
される。なお、以下の動作で順次読み出される各入力文
字は、同様に比較部7と出力部9とに出力される。最初
の文字が読み出されると、比較制御部8は、図3に示す
誤入力形態に従って誤入力規則記憶部11中から先ずア
ルファベット記憶部6を選択し、アルファベットの文字
情報を取り出して比較部7に出力する。
【0016】比較部7は、第1入力文字と、比較制御部
8から与えられたアルファベットの文字情報とを比較
し、第1入力文字がアルファベットか否かを判定する
(ステップ24)。もし、第1入力文字がアルファベッ
トでなければ、この誤入力形態の判定対象外と判断し
て、次の単語入力文字列の処理に移行する(ステップS
38)。
【0017】第1入力文字列がアルファベット文字であ
ると判定されれば、入力文字一時記憶部2から第2入力
文字を読み出し(ステップS26)、次の誤入力文字判
定動作(N=1)に移行する(ステップS28、S3
0)。すなわち、図4の例2では、第2文字目に誤入力
文字「`」が入力されるからである。しかし、例1で
は、なおアルファベット文字が連続するため、その間に
読み出されるアルファベット文字は読み飛ばされる。さ
らに具体的に説明すると、第2文字が読み出されると、
比較制御部8は、誤入力形態記憶部11中から誤記号候
補記憶部3を選択し、誤記号候補、本例の場合「`」を
抽出して比較部7に出力する。そして、比較部7は、第
2文字が「`」であるか否かを判定する(ステップS3
0)。ここで、上記のように、例1の場合には、第2文
字が「`」に一致しないため、さらに次の文字を読み出
し、誤記号との判定動作を繰り返す(ステップS26、
S28、S30)。そして、第7文字目の判定動作で誤
記号と入力文字が一致し、第8文字目から次の判定動作
に移行する。なお、例2の場合には、第3文字目から次
の判定動作に移行する。
【0018】誤入力文字との一致が判定されると、次は
この誤入力文字に続く文字についての判定動作に移行す
る。入力文字一時記憶部2からは誤入力文字の次の文字
が読み出され(ステップS26)、後続文字判定処理
(N=2)が選択される(ステップS28)。比較制御
部8は、誤入力形態記憶部11中から誤記号後続文字記
憶部4を選択し、後続文字情報「s」、「d」を抽出し
て比較部7に出力する。比較部7は、誤入力文字に続く
入力文字と後続文字情報(「s」、「d」)とを比較す
る(ステップS34)。もし、両者が一致しなければ、
この誤入力形態の判定対象外として、次の入力単語文字
列の処理に移行する(ステップS38)。また、両者が
一致すると、さらに次の判定動作に移行する。
【0019】誤入力文字に後続する後続文字が判定され
ると、単語単位の識別動作に移行する。入力文字一時記
憶部2からは、後続文字の次の文字が読み出され(ステ
ップS26)、単語識別処理(N=3)が選択される
(ステップS28)。比較制御部8は、誤入力形態記憶
部11中から単語分割識別子記憶部5を選択し、単語分
割識別子「ブランク」、「. (ピリオド)」を抽出して
比較部7に出力する。比較部7は、後続文字の次の入力
文字と、単語分割識別子とを比較する(ステップS3
2)。もし、両者が一致しなければ、この誤入力形態の
判定対象外として、次の入力単語文字列の処理に移行す
る(ステップS38)。また、両者が一致すれば、比較
部7は、これまでの入力文字列を1つの単語とみし、か
つこの入力単語が、本来「’」が入力されるべき場所に
「`」が誤入力された単語であると判定する。そして、
アポストロフィー置換部10に、その判定結果を出力す
る。
【0020】この判定結果を受け取り、アポストロフィ
ー置換部10は、出力部9に出力された入力文字列中の
誤入力文字「`」を正しい文字「’」に訂正する(ステ
ップS36)。訂正した結果の単語が図4に示されてい
る。以上の動作により、1つの入力単語に対する訂正処
理が終了する。そして、次の処理に移行する(ステップ
S38)。
【0021】このように、本誤入力訂正装置におい
て「’s」や「’d」が含まれる英単語の当該箇所を
「`s」や「`d」と誤って入力した場合には、誤入力
規則記憶部11の情報を利用して、誤入力を検出して正
しい文字列に訂正するため、単語辞書の検索動作を省略
し、高速の訂正処理を行うことができる。なお、上記実
施例では、「’s」を含む英単語入力時に頻発する誤入
力文字「`」の例について説明したが、本発明はこのよ
うな場合に限定されるものではない。この発明の趣旨
は、一定の形態で頻発する誤入力文字を予め装置の内部
に格納し、入力文字とこの誤入力文字の形態とを比較す
ることにより、誤入力を効率よく検出し、さらにこの誤
入力文字に対して予め用意された訂正文字を用いて入力
文字を自動的に訂正することである。したがって、英数
文字のみならず、他の言語、記号等に対しても適用する
ことができる。また、各々適用される言語等に応じて誤
入力形態記憶部11の格納情報を適宜変更することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】このように、本発明においては、誤入力
が頻発する文字列の形態を格納し、入力された文字列
と、予め格納した誤入力形態の文字列とを比較、判定
し、誤入力であると判定した文字列を正しい文字列に自
動的に訂正するように構成したので、誤入力検出のため
の単語辞書検索を省略し、正しい文字への訂正処理を高
速で行うことができる。これにより、正確な文字入力が
短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による誤入力文字訂正装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す誤入力文字訂正装置の動作手順を示
すフローチャートである。
【図3】図1に示す誤入力文字訂正装置の誤入力形態記
憶部の構成を説明するための説明図である。
【図4】図1に示す誤入力文字訂正装置の入出力例を示
す図である。
【図5】従来の文字入力装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 キーボード入力部 3 誤記号候補文字記憶部 4 誤記号後続文字記憶部 5 単語分割識別子記憶部 6 アルファベット記憶部 7 比較部 8 比較制御部 9 出力部 10 アポストロフィー置換部 11 誤入力形態記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頻繁に起こる同一文字の誤入力を検出し
    て訂正するための誤入力文字訂正装置であって、 文字列を入力するための入力手段と、 誤入力が頻発する文字列の形態を格納した誤入力形態格
    納手段と、 入力された文字列と、前記誤入力形態格納手段に格納さ
    れた誤入力形態の文字列とを比較し、入力された文字列
    が誤入力であるか否かを判定する比較手段と、 前記比較手段によって誤入力であると判定された文字列
    を正しい文字列に訂正する文字訂正手段とを備えた、誤
    入力文字訂正装置。
  2. 【請求項2】 前記誤入力形態格納手段は、誤入力文字
    を含む単語単位の誤入力形態情報を格納しており、 前記比較手段は、入力された単語単位の文字列と、前記
    誤入力形態格納手段に格納された単語単位の誤入力形態
    の文字列とを逐次比較することによって誤入力か否かを
    判定することを特徴とする、請求項1記載の誤入力文字
    訂正装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、英文字を入力するため
    のキーボードを有しており、 前記誤入力形態格納手段は、キーボード入力時に頻発す
    る誤入力文字を含む誤入力形態情報が格納されているこ
    とを特徴とする、請求項2記載の誤入力文字訂正装置。
  4. 【請求項4】 頻繁に起こる同一文字の誤入力を検出し
    て訂正するための誤入力文字の訂正方法であって、 文字列を入力するための入力ステップと、 入力された文字列と、予め求められた誤入力形態の文字
    列とを比較し、入力された文字列が誤入力であるか否か
    を判定する比較ステップと、 前記比較ステップにおいて誤入力であると判定された文
    字列を正しい文字列に訂正する文字訂正ステップとを備
    えた、誤入力文字の訂正方法。
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