JPH06193U - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH06193U JPH06193U JP4241592U JP4241592U JPH06193U JP H06193 U JPH06193 U JP H06193U JP 4241592 U JP4241592 U JP 4241592U JP 4241592 U JP4241592 U JP 4241592U JP H06193 U JPH06193 U JP H06193U
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- Japan
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- fragrance
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】人が着座していない時には芳香が放出されず、
人が着座した時にのみ芳香が発生するように構成された
車両用シートを提供する。 【構成】シートバック10に設けた凹部11に芳香剤収
納ケース20を取り外し可能に嵌合する。この芳香剤収
納ケース20にその内部と外部とが連通する穴26を設
けて、人が着座していない時にはこの穴26が閉塞し一
方着座時にはこの穴26が開放させる開閉手段27を設
けたことを特徴とする。
人が着座した時にのみ芳香が発生するように構成された
車両用シートを提供する。 【構成】シートバック10に設けた凹部11に芳香剤収
納ケース20を取り外し可能に嵌合する。この芳香剤収
納ケース20にその内部と外部とが連通する穴26を設
けて、人が着座していない時にはこの穴26が閉塞し一
方着座時にはこの穴26が開放させる開閉手段27を設
けたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、着座者の着座により芳香を発することのできる車両用シートに関す る。
【0002】
車内をさわやかにかつ心地よく保つために、従来は車内に芳香剤を内蔵した芳 香発生器を設置して、好みに応じて調節された一定量の芳香が常時放出され、車 内が芳香で包まれるように工夫されている。
【0003】
ところで、上記従来の芳香発生器は人が芳香の放出量を調節しない限り、車両 が長い間用いられない場合であっても、常時一定量で芳香が放出されて芳香剤が 消耗してしまう。 そこで本考案は、人が着座していない時には芳香が放出されず、人が着座した 時にのみ芳香が発生するように構成された車両用シートを提供することを目的と する。
【0004】
本考案の車両用シートは、シートクッションあるいはシートバックに設けた凹 部に芳香剤収納ケースを取り外し可能に嵌合し、この芳香剤収納ケースにその内 部と外部とが連通する孔部を設けて、非着座時にはこの孔部が閉塞しかつ着座時 にはこの孔部が開放させる開閉手段を設けたことを特徴とする。
【0005】 また、前記芳香剤収納ケースの前記凹部に当接していない一面に、この面方向 にかかる圧力によって可動してその可動により前記芳香剤収納ケースの内部と外 部とが連通する穴の閉塞及び開放を二者択一的に行う施蓋部を備えた可動部材を 設けたことを特徴とする。
【0006】 また、前記芳香剤収納ケースを前記凹部に当接していない一面の少なくとも一 部を弾性部材で構成し、かつ芳香剤収納ケースに前記弾性部材が内部に変形した 時の芳香剤収納ケース内部の圧力の増加により芳香剤収納ケースの内部と外部と が連通する開放弁を設けたことを特徴とする。
【0007】
このように構成すると、着座者が着座していないときには芳香剤収納ケースの 内部と外部とを連通させる孔部が孔部の開閉手段により閉塞して芳香は発生せず 、着座者が着座することによって芳香剤収納ケースに設けた孔部が開放して内部 から芳香が発生するため、着座時には芳香によるさわやかな心地よさが味わえ、 加えて着座していないときの芳香剤の消耗を防止することができる。また、芳香 剤収納ケースは取り外し可能にシートクッションあるいはシートバックに設けた 凹部に嵌合しているので、必要に応じて芳香剤の補充あるいは交換が簡単に行う ことができる。
【0008】
次に本考案を図面を用いて説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる車両用シートの斜視図であり、図2は図1の シートバック10に形成された芳香剤収納ケース20を嵌合するための凹部11 の中央横断平面図、図3は芳香剤収納ケース20の背面斜視図である。芳香剤収 納ケース20は凹部11の形状に適合する形状に形成されており、芳香剤収納ケ ース20の裏面と凹部11の底面の双方に設けられた一対の面接着感圧テープ2 1,12によってシートバック10内に脱着自在に嵌合して取り付けられている 。尚、芳香剤収納ケース20の裏面に設けた面接着テープ21は図3に示したよ うに上下二本に分離して貼着されており、この二本の面接着テープ21の中間部 に芳香剤の投入口が開口されて、芳香剤投入時以外は投入口が施蓋できるように 裏蓋22が設けられている。
【0009】 図4は図3の芳香剤収納ケース20の中央横断平面図である。芳香剤収納ケー ス20の外面であってシートバック10の凹部11に当接しない表側の面及び側 面は、芳香剤収納ケース20をシートバック10の凹部11にはめ込んだときに シート表面の一体感が損なわれないようにシートカバーと同じ材質のケースカバ ー23で形成されており、芳香剤24を内蔵する内容器25はこのケースカバー 23によって被覆されている。内容器25の表側の面25aには内容器25の内 部と外部とを連通する穴26が穿孔されており、また、この内容器25の表側の 面25aのほぼ中央部を貫通してシートバック表面に対して垂直方向に移動可能 な可動部材27が設けられている。
【0010】 この可動部材27を更に詳しく説明すると、可動部材27は内容器25を貫通 するロッド部27aと、このロッド部27aの一方の端部に一体形成されてケー スカバー23に当接する板状部27bと、ロッド部27aの他端に一体形成され て内容器25に穿孔した穴26を施蓋する施蓋部27cとを備え、内容器25の 外側と板状部27bの間のロッド部27aに嵌装された圧縮スプリング28によ って板状部27bがケースカバー23に押圧されている。内容器25の表側の面 25aとケースカバー23との間の可動部材27の周囲には、クッション性を損 なわないようにするためにシートパッド29が充填されいる。また、内容器25 の裏面には芳香剤24を追加したり、変更したりする際の芳香剤投入口30が設 けられており、裏蓋22がトーションスプリング31を用いて芳香剤投入口30 の閉塞方向に付勢されるように取り付けられている。芳香剤24の投入時には裏 蓋22を内容器25内に押して投入すればよい。
【0011】 このように形成された芳香剤収納ケース20をシートバック10の凹部11に 嵌合して取り付けた場合、人が着座していない時には内容器25の穴26は可動 部材の施蓋部27cによって閉塞されているが、人が着座するとケースカバー2 3を介して板状部27bが押圧されて可動部材27が内容器25の内部方向に動 き、同時に施蓋部27cが穴26から離れて穴26を開放して芳香がこの穴26 から発生する。
【0012】 図5は本発明にかかる車両用シートの芳香剤収納ケースの他の実施例を示し、 図4に相当する横断平面図である。内容器41はシートカバーと同一材質のケー スカバー42で被覆されている。内容器41の表側の面41aには環状の空気口 43が穿孔され、環状のベローズ44がこの空気口43に気密に取り付けられて いる。ベローズ44はケースカバー42に当接しておりケースカバー42を押圧 することで伸縮し、空気口43を経てベローズ44内の空気が内容器41の内部 に流出あるいは内容器41の内部から流入するようになっている。更に環状ベロ ーズ44の中央部付近の内容器41の表側の面41aには穴45が設けられ、こ の穴45の一箇所の端縁部45aに、内容器41の内部の空気圧力の上昇により 外側方向に開いて内容器41の内部と外部とを導通する開放弁46が取り付けら れている。
【0013】 このように形成された芳香剤収納ケース40をシートバック10の凹部11に 嵌合して取り付けた場合、人が着座していない時にはベローズ44は伸びた状態 で開放弁46は閉じられており、人が着座するとケースカバー42を介してベロ ーズ44が押圧されて縮み、ベローズ44内の空気が内容器41の内部に流出さ れて内容器41内が一次的に加圧となるため、開放弁46が開いて芳香が外部に 放出される。そして内容器41の内部圧力が減少するにつれて開放弁46は次第 に閉じる。その後、着座者による芳香剤収納ケース40への加圧が解除されると ベローズ44は伸びる方向に復元し、同時に内容器41の隙間から内容器41の 内部に空気が侵入して芳香剤収納ケース40は元の状態に戻る。尚、内容器41 の一部に内容器41内への空気の侵入方向のみに開く弁体を設けておけばベロー ズの復元はスムースに行える。
【図1】 本考案の一実施例にかかる車両用シートの斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1の車両用シートを構成するシートバック
に形成された芳香剤収納ケースを嵌合するための凹部を
中心とする横断平面図である。
に形成された芳香剤収納ケースを嵌合するための凹部を
中心とする横断平面図である。
【図3】 図1の車両用シートに採用した芳香剤収納ケ
ースの背面斜視図である。
ースの背面斜視図である。
【図4】 図3の芳香剤収納ケースの中央横断平面図で
ある。
ある。
【図5】 芳香剤収納ケースの変形例を示す中央横断平
面図である。
面図である。
10…シートバック、11…凹部、20,40…芳香剤
収納ケース、22…裏蓋、23,42…ケースカバー、
24…芳香剤、25,41…内容器、26…穴、27…
可動部材、27c…施蓋部、28…圧縮スプリング、2
9…シートパッド、45…穴、44…ベローズ、46…
開放弁。
収納ケース、22…裏蓋、23,42…ケースカバー、
24…芳香剤、25,41…内容器、26…穴、27…
可動部材、27c…施蓋部、28…圧縮スプリング、2
9…シートパッド、45…穴、44…ベローズ、46…
開放弁。
Claims (3)
- 【請求項1】シートクッションあるいはシートバックに
設けた凹部に芳香剤収納ケースを取り外し可能に嵌合
し、この芳香剤収納ケースにその内部と外部とが連通す
る孔部を設けて、非着座時にはこの孔部が閉塞しかつ着
座時にはこの孔部が開放させる開閉手段を設けたことを
特徴とする車両用シート。 - 【請求項2】シートクッションあるいはシートバックに
設けた凹部に芳香剤収納ケースを取り外し可能に嵌合し
た車両用シートであって、前記芳香剤収納ケースには前
記凹部に当接していない一面に、この面方向にかかる圧
力によって可動してその可動により前記芳香剤収納ケー
スの内部と外部とが連通する穴の閉塞及び開放を二者択
一的に行う施蓋部を備えた可動部材が設けられているこ
とを特徴とする車両用シート。 - 【請求項3】シートクッションあるいはシートバックに
設けた凹部に芳香剤収納ケースを取り外し可能に嵌合し
た車両用シートであって、前記芳香剤収納ケースは前記
凹部に当接していない一面の少なくとも一部が弾性部材
で構成され、かつ前記芳香剤収納ケースには前記弾性部
材が内部に変形した時の芳香剤収納ケース内部の圧力の
増加により芳香剤収納ケースの内部と外部とを連通させ
る開放弁が設けられていることを特徴とする車両用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042415U JP2574855Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042415U JP2574855Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06193U true JPH06193U (ja) | 1994-01-11 |
JP2574855Y2 JP2574855Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12635440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042415U Expired - Lifetime JP2574855Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574855Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101515884B1 (ko) * | 2014-04-22 | 2015-05-04 | 자동차부품연구원 | 차량용 향기 발산장치 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP1992042415U patent/JP2574855Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101515884B1 (ko) * | 2014-04-22 | 2015-05-04 | 자동차부품연구원 | 차량용 향기 발산장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574855Y2 (ja) | 1998-06-18 |
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