JPH06193342A - 排煙窓の開放装置 - Google Patents

排煙窓の開放装置

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JPH06193342A
JPH06193342A JP4362002A JP36200292A JPH06193342A JP H06193342 A JPH06193342 A JP H06193342A JP 4362002 A JP4362002 A JP 4362002A JP 36200292 A JP36200292 A JP 36200292A JP H06193342 A JPH06193342 A JP H06193342A
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JP
Japan
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spring
opening
window
latch
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP4362002A
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English (en)
Inventor
Koji Kitagawa
功次 北川
Shunzo Takahashi
俊三 高橋
Yoshihiro Kitamura
良弘 北村
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】形状記憶合金の特性を利用し、即時に排煙窓の
開放ができ、また、部品点数が少なくてすむため施工も
簡単に行える排煙窓の開放装置を提供する。 【構成】窓1の開放装置4を、窓1に設けた係止部14
と、該係止部14を係止するラッチ42と、該ラッチ4
2を常に係止部14を係止する方向に付勢する係止スプ
リング43と、前記ラッチを開放する形状記憶合金で作
られた開放スプリング45とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災等の緊急時に窓を
開放し排煙するための、排煙窓の開放装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、排煙窓を火災等の緊急時に開放す
る装置は、常時排煙窓をガススプリングで常に開放方向
に付勢し、閉じた状態で施錠装置により施錠され、これ
を開放する場合は、施錠装置を操作ワイヤーやロッドに
より手動又は電動で遠隔操作をして解除するようにされ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように操作ワイヤーやロッドで施錠装置を手動により遠
隔操作する方法では、緊急時においては混乱した状況に
なるため満足に操作できないという問題がある。また、
部品点数も多く操作ワイヤーやロッドを室内に露出した
状態で施工するため、室内の美観を損なうだけでなく、
操作ワイヤーやロッドの部材を現場で加工して施工せね
ばならず、排煙窓の設置にはかなりの手間がかかってい
る。また、操作ワイヤやロッドで施錠装置を解除させ排
煙窓を開放するにはかなりの力を必要とするため、連続
して設けられた排煙窓を同時に開放させたり、遠隔操作
や火災報知器と連動して開放動作を行うためには電動機
等の補助動力が必要であり、そのための取付場所を別途
必要としているので、室内の美観を損なう場合がある。
本発明は、形状記憶合金の特性を利用し、火災等の緊急
時に容易に排煙窓の開放ができ、また、部品点数が少な
くてすむため施工も簡単に行える排煙窓の開放装置を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】このため本発明では、窓又は窓
枠のどちらか一方に設けた係止部と、その他方に設けら
れ該係止部を係止するためのラッチと、該ラッチに連結
され前記係止部を常に係止する方向に付勢する係止スプ
リングと、前記ラッチに連結され前記係止スプリングと
対抗して設けられ、前記係止部の係止を解除する方向に
ラッチを付勢する形状記憶合金で作られた開放スプリン
グとからなるようにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る排煙窓の開放装置の設置状
態を示す斜視図、図2は、本発明に係る排煙窓の係止部
の部分拡大図、図3は、本発明に係る開放装置の拡大断
面図、図4は、本発明に係る電気配線を示す配線図であ
る。図1に示すように、窓1は、窓枠2の上枠13と窓
1の上面とを蝶番(図示せず)によって、傾動自在に取
りつけられている。ガススプリング35は、その一端が
窓縦枠21のやや下方外側に回動自在に取りつけられて
おり、他端は窓1の縦枠11の上方内側に取りつけられ
ている。このガススプリング35により窓1は、常に開
方向に付勢されている。図2に示すように、金属等で略
コの字形に形成された係止部14は、プレート15に溶
接等で固着されており、該プレート15は窓1の窓下枠
24に固着されている。窓枠2の下枠12の室内側下端
部には開放装置4が設けられている。図3に示すよう
に、開放装置4のケース41にはラッチ42がラッチ受
具44に設けられたラッチ受ピン47を中心に回動自在
に設けられ、該ラッチ42により係止部14を係止でき
るように、係止スプリング43によって常にラッチ42
を係止する方向に付勢されている。また、ラッチ42の
係止スプリング43が設けられた反対側(対抗側)に
は、形状記憶合金で作られた開放スプリング45が設け
られており、該開放スプリング45はラッチ42の係止
方向に付勢する係止スプリング43によって通常は圧縮
された状態になっている。開放スプリング45は形状記
憶合金で作られており、通電による温度上昇が発生する
と、当初記憶された形状、この場合は直線に近い形状に
復帰するようになっており、その際の反発力は、係止ス
プリング43の係止方向への付勢力よりも強く設定され
ている。また、前記開放スプリング45は全面を絶縁材
49(本実施例では合成樹脂)で被覆されており、その
一端には該開放スプリング45に通電するための電極4
6が接続され、他端は開放装置4のケース41にアース
されている。
【0006】図3、図4に示すように、商用電源60か
ら供給される交流電気は、アダプター61によって直流
電気に変換される。この直流電気は、スイッチボックス
62に供給される。該スイッチボックス62に設けられ
たスイッチ63は通常接点が接触しておらず、該スイッ
チを押し操作することにより接点が接続される構造にな
っており、直流電気の供給を制御する。スィッチボック
ス62から供給される直流電気は、一端が開放装置4の
形状記憶合金で作られた開放スプリング45に接続さ
れ、他端は、開放装置4のケース41にアースされてい
る。
【0007】次に本実施例の作用について説明する。図
1、図2、図3、図4に示すように、窓1を開放する必
要がある場合、スイッチボックス62のスイッチ63を
押し操作すると、接点が接続され直流電気が開放装置4
の開放スプリング45に通電される。開放スプリング4
5は形状記憶合金で作られており、通常の室内温度の上
昇等では変化はしないが、直流電気の通電により急激に
温度上昇が発生し、該開放スプリング45が任意に設定
した温度まで達すると、瞬間的に当初記憶した形状に戻
ろうとして、ラッチ42を係止部14を開放する方向に
付勢する。該ラッチ42は常に係止部14を保持する方
向に係止スプリングで付勢されているが、開放スプリン
グ45の反発力の方が強く設定してあるため、ラッチ4
2を開放方向に付勢し、係止部14を開放する。窓1
は、ガススプリング35によって常に窓の開放方向に付
勢されているので、前述の開放装置4の係止が解除され
ることにより、蝶番(図示せず)を傾動の中心として該
窓1全体が傾動し開放される。形状記憶合金の変態温度
は、形状記憶合金の組成、加工条件、熱処理条件を適当
に選択することにより任意に設定できるので、開放スプ
リング45の作動電圧は任意に設定することができる。
尚、上記実施例では押しボタンスイッチ操作の通電によ
り形状記憶合金を作動させるようにしているが、これに
限定されず、急激な温度上昇があった場合、形状記憶合
金が直接これを感知して自動的に作動するようにしても
良い。
【0008】
【発明の効果】本発明では、窓又は窓枠のどちらか一方
に設けた係止部と、その他方に設けられ該係止部を係止
するためのラッチと、該ラッチに連結され前記係止部を
常に係止する方向に付勢する係止スプリングと、前記ラ
ッチに連結され前記係止スプリングと対抗して設けら
れ、前記係止部の係止を解除する方向にラッチを付勢す
る形状記憶合金で作られた開放スプリングとからなるよ
うにしたので、火災等の緊急時にも容易に排煙窓の開放
ができ、また、部品点数が少なくてすむため施工も簡単
に行えるとともに、さらに、火災報知器と連動して排煙
窓の施錠装置を解除させ排煙窓を開放させる場合や、連
続して設けられた排煙窓を同時に開放させたりするため
に、電動機等の補助動力を設置する必要がないというす
ぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排煙窓の開放装置の設置状態を示
す斜視図である。
【図2】本発明に係る係止部の部分拡大図である。
【図3】本発明に係る排煙窓の開放装置の拡大断面図で
ある。
【図4】本発明に係る電気配線を示す配線図である。
【符号の説明】
1 窓 2 窓枠 4 施錠装置 5 ガラス 11 縦枠 12 窓下枠 13 窓上枠 14 係止部 15 プレート 21 窓縦枠 24 下枠 35 ガススプリング 41 ケース 42 ラッチ 43 係止スプリング 44 ラッチ受具 45 開放スプリング 46 電極 47 ラッチ受ピン 49 絶縁材 53 スイッチボックス 55 スイッチ 60 商用電源(交流100V) 61 アダプター 62 スイッチボックス 63 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 功次 宮崎県日南市戸高土地区画整理地内57街区 2画地 (72)発明者 高橋 俊三 宮崎県日南市岩崎3丁目18番1号 (72)発明者 北村 良弘 宮崎県日南市大字星倉3095番地56

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓又は窓枠のどちらか一方に設けた係止部
    と、その他方に設けられ該係止部を係止するためのラッ
    チと、該ラッチに連結され前記係止部を常に係止する方
    向に付勢する係止スプリングと、前記ラッチに連結され
    前記係止スプリングと対抗して設けられ、前記係止部の
    係止を解除する方向にラッチを付勢する形状記憶合金で
    作られた開放スプリングとからなることを特徴とする排
    煙窓の開放装置。
JP4362002A 1992-12-26 1992-12-26 排煙窓の開放装置 Pending JPH06193342A (ja)

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JP4362002A JPH06193342A (ja) 1992-12-26 1992-12-26 排煙窓の開放装置

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JP4362002A JPH06193342A (ja) 1992-12-26 1992-12-26 排煙窓の開放装置

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JPH06193342A true JPH06193342A (ja) 1994-07-12

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ID=18475576

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JP4362002A Pending JPH06193342A (ja) 1992-12-26 1992-12-26 排煙窓の開放装置

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